一昨日の朝、私が店に行こうとして大通りに出る角で、「鍵貸して男」とバッタリ会った。
私が店に出るのを待ちかねて「たしか、アイツの家はこっちのほうだったハズ・・・」という感じで私の家の方向に向かおうとしていたみたい。顔を合わせると悪びれる様子もなく「鍵貸してよ。店にあるんでしょ?」と言う。そんな態度では、例え店にあっても「はい、どうぞ」とは貸せない。
「無いよ。どうしても鍵屋さんを呼びたくないなら五日市の大家さんのお宅まで取りに行って来るけど。ちょうど東中神の家主さん宅に伺うんで足を延ばして行ってくるから、12時半に店に来なよ」と言うと、「じゃあ俺が自分で行ってくるよ」と言う。「家主さんはアンタの顔を知らないから、突然訪ねてこられても鍵を貸せるワケがないじゃん。いいよ、私が行ってくるから」と断って、私が行くことにした。さて、気になったのは「昨晩、この男が家に入れなくてどうしていたか」ということ。
訊けば、「一晩中ホームレスをしていたよ」という。酒臭かったし、そんなワケがない。どこか友だちのところに泊めてもらって酒盛りでもしてたんだろう。立川にも何人か連れがいるのは知っているし。私が対応しなかったことで一晩中寒空の下で凍えて震えていたなら、もっと表情に怒りが出ているもの。
「じゃあ、それまで競輪場で待ってるよ。あそこなら暖かいから」とのこと。てことは、普段から競輪場に行っている、と判る。普通は思い浮かばないし、競輪をやらない人なら「行きたくない場所」だから。
男は1時過ぎに店にやってきた。「これ、失くしたらもうアウトだからね」と伝えて鍵を渡した。部屋に入りさえすれば予備の鍵が部屋の中にあるらしい。「オタクで鍵を預かればいいじゃん」と言うが、「アンタみたいなノがいるから預かりたくないんだよ」、である。何かの時に、こちらの都合には配慮せず自分の都合だけで「直ぐ届けてくれて当たり前」と考えるような入居者の合鍵は預かりたくないから。
鍵を預かると「有り難う」でも「すみませんでした」でもなく直ぐ帰ろうとするので、「東中神から五日市までの交通費、払いなさいよ、人件費はいいから」と言うと、「いくら?」と訊く。「310円の往復で620円。それに家主さんに鍵を送り返す費用とで千円ちょうど」と言うと、スンナリ支払った。財布を覗きこんだらお札がいっぱいある・・・。普通なら生活費が切れる月末なのに、なんで??、である。
はは〜ん、待ってる間に競輪で儲けたな・・・、と思った。ならば手間賃も請求すれば良かったか。「管理会社は何でもタダでやってくれて当たり前」という勢いだったのでスンナリ出したのは意外だった。
ここまで邪険にしてボロクソ言っても、険悪な関係にはならない・・・、そこが不思議である。言葉を選んで選んで柔らかく慎重かつ穏やかに諭すように話しても壊れてしまう関係もある。人間て面白い。
てなワケで、「そうだ・・・、後でカレンダーを届けてあげよう」と思い立ち、電話して昨日届けてきた。懇意にしているお仲間さんが保険会社のカレンダーを10部届けてくれて少し余っていたからである。
見てもらって、「ビックカメラの一枚のカレンダーより面積を取らないし、毎月写真が変わるからこういうカレンダーのほうがいいんじゃないかなあ」と言うと、「うん」と言い、「どうする?、使う?」と訊くと、「ふん」との返事。渡して帰ってきたけど、「有り難う」という言葉は出なかった。普通、モノをもらったら「有り難う」くらい言うだろうに。「うん」と「ふん」だけしか言わないから会話が成り立たない。要らない、ということではなく使うんだろうけど、今回の鍵の件でも3年前のお騒がせの時も、この男から「有り難う」とか「すみませんでした」という言葉は全く出ない。薄ら笑いはするけど笑顔は見たことが無い。
年齢は50歳を過ぎているが、もしかすると発達障害なのかなあ・・・。入居者だから関わらないワケにもいかないが、同じ仕事をしても(させられても)気分が良くないからあまり関わりたくないもの。霜降り牛肉など届けてくれなくていいけど、打てども響かない相手のために尽くすのは虚しいし疲れる。
>>スンナリ支払った。
あら、ごねたりしなかったのですね。
こんなのに霜降り牛肉など届けてくれたら怖くてたべられませんよ。
まあ、カレンダーも素直に受け取ったから根は悪くはないのかもしれませんね。
poohpapaさんみたいに世渡りがうまくないだけでしょう。
<<poohpapaさんみたいに世渡りがうまくないだけでしょう。
何を仰いますやら・・・、私ほど不器用に生きている人間はいないかと・・・。
「テメエ、ふざけるな、馬鹿野郎!」と言っても怒らないのは、この男とたかさんくらいで・・・、うん、やはり発達障害ですね、間違いありません。
そういうのを飲み込んで付き合わないとダメなんでしょうね、不愉快ですが。
お疲れ様でした。
そいつはまともな人間扱いする必要ないですよ。
気づかいが無駄になってむなしいだけですよ。
この男、「自分の都合」だけしか頭にないのですよ。完全に自分中心で世の中が廻っているようです。「鍵を失くしたら自分が困るから管理会社が合鍵を持っていて当たり前」という思考回路ですね。
お仲間さんから頂いたカレンダー・・・、例年10部ほど頂いていまして、損保会社のものなので写真がキレイなんですね。それを、私の判断で、「この人はカレンダーをもらうことは無いだろうな・・・」という入居者さんに届けています。毎年、あてにしてくださってる人もいるみたいで、来なくなったら困りますね。今年は2部ほど余裕がありました。
この後、年明けになるでしょうけど、JRにお勤めのお客様から何部か届きます。JRのカレンダーはなかなかです。鉄オタの垂涎の的、ですね。お子さんがいらっしゃる家庭にお届けしています。
こんなこと言ってはナンですが、不動産屋(管理会社)とは仲良くしていたほうがいいですね。カレンダーだけでなく、そういう時に真っ先に顔を思い浮かべてもらえるかどうか で差が出ますもん (^◇^)