先日、引越しの立ち会いに行って、入居者さんから面白い話を聞いた。
私が、「Kさんに引っ越されるのは凄く辛いのですよ。出られたら次がなかなか決まらないから、という理由でなく、Kさんは一度も遅れることなく月末までに必ず翌月分を振り込んでくださる超優良客でしたから」、と言うと・・・、面白い話をしてくれた。
聞いて私が「なるほど・・・、その手があったか」と感心してしまうような「必ず前月末に家賃を振り込んでこさせる方法」を管理会社(と家主)がとっていたのである。一般的には、銀行で自動振替手続きをさせるとか、カード支払いを認めるとか、保証会社を必須にするとか、そういうことしか思い浮かばないだろうけど、それにしたって、通帳残高が足りなければ落ちないし、カードでの支払いもやがて止まる。保証会社に代理弁済を依頼するにしても日数が掛かるもの。もっと「いいアイデア」だったのだ。
「実は、こちらでお世話になる前のアパートで、管理会社から『毎月、前月末までに翌月の家賃を振り込んでくれるなら、決められた家賃より3000円少ない額でOKです』と言われていて、以来、必ずちゃんと月末までに翌月分を払っていました。それが習慣になっていたんですね」とのこと。うちはそんなシステムにしていないが、以前の部屋の管理会社のお陰で家賃がキッチリ振り込まれていたようだ。
もちろん、その3000円は「織り込み済み」であったとしても、入居者からすれば「得した気分」になるもの。簡単に真似できないが方法としては面白い。「今月分まだだけど、いつ振り込んでくれるの?」とうるさく電話で督促するより、相手に「どっちが得か」考えさせるほうが遥かに効果的と思われる。
これ、3000円、と聞くと大した額ではないように思われるが、何かのポイントで3000Pを稼ごうと思ったら大変なこと。だいいち、年間36000円、2年で72000円・・・、次の更新料くらいにはなるかも。
家賃は、カネが有るから払える、無いから払えない、というものでなく、有っても約定を守らない奴もいるし、無くても何としてでも払ってくる人もいる・・・。有っても払わない奴には特に効果的であろう。
ではあるが、「家賃くらい約束どおり振り込んできなさいよ」と全入居者に私は言いたい、それが本音。
それでも、滞納する輩は多いんでしょうね。
半額にするから!とかではちょっと、家主さんも厳しいでしょうしね。
払わなければ全額浮くし。でも、そのうち追い出されるか。。。。
うちは管理家賃を前月の末か翌月のはじめには全額送金してしまいます。空室の家賃保証はしませんが、入居者がいる限り、振り込みが遅れている入居者がいても当社で立て替えて払ってしまいます。
他の業者さんのことは判りませんが、たいていは管理家賃は翌月の10日までに管理料を差し引いて振り込めばいいことになっているかと思いますね。支払いが早いのも信用のうちなので、うちは早めに振り込みます。同じアパートを2社で家賃管理してたりすることもあって、他社の様子が気になります。
でね、遅れる人はたいてい決まっています。皆さん月末までに振り込んでくれれば立て替える必要もないのですが、毎月、概ね80万から120万くらいの立て替え額になっています。
遅れる際は、せめて事前に連絡をくれると有り難いんですけどねえ・・・、連絡してきませんね。
例えば、「月末までに振り込めば3000円少なくて・・・」と言ったとしても、遅れる人は遅れてくるかもですね。そういうのは普通の神経の人にだけ有効、てことなんでしょうか。でも妙案ですね。
これが普通であって普通のことに対して割引をするって言ったら「え?払うのが普通だと思っていたけどもしかして払わない人もいるの?」って思われそうで私なら言いたくないかな(笑)
家賃くらいちゃんと払えって思うけど家賃を払わなかったら光熱費を全てまかなえてなんなら携帯代まで払えると思うと後回しにされてしまうのもわからんでもない気がします・・・・
私も・・・、やりませんけどね。でも、試みとしては面白いですね。誰が考えたんだろ (^◇^)
<<家賃を払わなかったら光熱費を全てまかなえてなんなら携帯代まで払えると思うと後回しにされてしまうのもわからんでもない気がします・・・・
こら!、そこは「解かっちゃいけないところ」でありますよ。いえね、家賃(うちの場合は住宅ローン)を後回しにしていいなら誰でもそうしますよね。家賃は給料が入ったら直ぐによけとくものです。昔の人は皆さんそうしてたと思うのですよ。今の若い人は自分の趣味や遊びを最優先して、残ったら家賃に回す、足りなくなったら払わない、になってしまうんですね。親がどんな躾をしたことやら。