2018年06月03日

売却してはならないのなら・・・、タダでも要らない

約170億円のモディリアニの裸婦画も! これまでに売買された、世界で最も高額な絵画トップ15


15位 ジャクソン・ポロック『No. 5, 1948』 −− 1億4000万ドル
うちの店の床を見ているようなもの

11位 アメデオ・モディリアニ『(体の左側を下にして)横たわる裸婦(Nu couché (sur le côté gauche))』 −− 1億5720万ドル
そこいらの美大生でも描けそう

10位 ロイ・リキテンスタイン『マスターピース(Masterpiece)』 −− 1億6500万ドル
ただの漫画の一コマじゃん!

9位 アメデオ・モディリアニ『横たわる裸婦(Nu Couché)』 −− 1億7040万ドル
こういうのは写実的な絵でないと・・・

7位 レンブラント『Pendant portraits of Maerten Soolmans and Oopjen Coppit』 −− 1億8000万ドル
ようやく「これなら飾れるかも」という絵が出た

6位 マーク・ロスコ『No. 6 (Violet, Green and Red)』 −− 1億8600万ドル
退去後の原状回復前のキッチンのタイルだったりして

5位 ジャクソン・ポロック『Number 17A』 −− 〜2億ドル
こんなのに2億ドルも払うなんて、頭おかしい

4位 ポール・ゴーギャン 『いつ結婚するの(Nafea Faa Ipoipo)』 −− 2億1000万ドル
画商だったゴーギャンは、持ち込まれる絵を見て「こんななら私でも描けそう」と考えて画家になったそうだが、今、ゴーギャンの絵を見てそう思っている人も多いハズ。

2位 ウィレム・デ・クーニング『インターチェンジ(Interchange)』 −− 〜3億ドル
こんなのを部屋に飾って安らげる人、いるかなあ・・・、330億円だよ

1位 レオナルド・ダ・ヴィンチが描いたとされる『サルバトール・ムンディ(救世主)(Salvator Mundi)』 −− 4億5030万ドル
本当にダ・ヴィンチが描いたのなら歴史的な価値も加味してそれくらいするか・・・


いずれにしても、飾りたいとは思えない絵ばかり。投機目的でなければ要らない。




posted by poohpapa at 05:47| Comment(4) | 文化・芸術 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
こうしてみるとモダンアートって不思議な世界ですね。
クリムトがまともに見える。
いきなり作品をクソだと評価されて、紙くずになっても全く驚かない。
いちびった画家の自己満足にしか見えない…

しかし、ロイ・リヒテンシュタインの絵がこんなに高いなんて…(´・ω・`)
キース・ヘリングとか如何ほどなんでしょうね。
Posted by ハリケーン at 2018年06月03日 19:44
ハリケーンさん、おはようございます

こういう抽象的な絵画・・・、モダンアートっていうんですか・・・。それすら知りませんでした。単に「抽象派」としか思ってなくて。まあ、私は価値を見出しませんね。そういう面では頭が固いので。

私なんかは「1万円でも高い、タダでも要らない、あっても部屋に飾らない」と思います。私の机の前には、さいとうたかを氏の直筆サイン入りゴルゴ13の額や佐々木希ちゃんのクリアファイルと直筆サイン入りポスター、手塚治虫氏の色紙、それに、自分が撮ってきたマチュピチュのA3サイズの写真が飾ってあって、どれも解かりやすいモノばかり。そういうのをボーっと眺めていると落ち着くんですよ。

絵画って、カメラが無かった時代に「如何に在りのままの姿を永遠に残すか」ということで発展してきたものだと思うので、何が書かれているか判らない絵には価値を見出しません。私にとっては、まるで写真のような写実的な絵こそが絵画です。音楽も同じです。音(音響効果)だけで聴かせるものや不協和音で構成されている音楽は聴いていて不快になってくるので受け付けません。

芸術って、ある意味、自己満足の世界なんでしょうね。
Posted by poohpapa at 2018年06月04日 04:16
現代美術は、作品単体で見てもあまり意味をなさないものが多いですね。
作者がどういったことを意図して表現しようとしたかということをその手法とともに鑑賞するという、美術史やら何やらの知識を前提にしたものになってしまっています。

「頭で考える芸術」として実験的な試みだと考えれば面白いことは面白いのですが、人間の感覚に直接訴えかけてくるようなメッセージ性は乏しい気がします。


欧米人からは、日本人は現代美術を理解しない・金を出さないとよく批判されています。
しかし、漢字文化圏の人間にとっては、既に「書」という芸術分野が確立されてしまっているので「頭で考える芸術」はさほど物珍しいものではないのかなと。



もし売りに出たらすごい価格になるであろう日本の西洋絵画ランキング!(2018年AK版)

1.「ひまわり」 フィンセント・ファン・ゴッホ 損保ジャパン日本興亜美術館
2.「種をまく人」 ジャン・フランソワ・ミレー 山梨県立美術館
3.「受胎告知」 エル・グレコ 大原美術館

Posted by AK at 2018年06月04日 06:18
AK さん、おはようございます

どんな事柄にも造詣が深くていらっしゃるのはさすがですね、本当に凄いと思います。

私なんかは、現代美術は「頭で考える芸術」として実験的な試みだと考えたとしても、ちっとも「面白い」と考えられなくて、ダメですね。そもそも「頭で考える芸術として実験的な試み」という発想に至りませんので。実験的な試みであるならそれは未完成な芸術、と思ってしまいます。

「日本人は現代美術を理解しない、金を出さない」との欧米人からの批判は私も訊いたことがあります。ですが、侘び寂びを理解しえない欧米人から言われたくはない、かと・・・。

日本にある「もし売りに出たらすごい価格になるであろう日本の西洋絵画ランキング!(2018年AK版)」、ん?、AK版??、ま、いいや(^◇^)

その中では、「種をまく人」だけ直で鑑賞したことがありません。「ひまわり」と「受胎告知」は直に観ました。でも、好みの問題でしょうけど、「受胎告知」は小説の挿絵程度のレベル、といった印象でした。日本の時代小説の挿絵で、これとよく似た絵を描く人がいたような・・・。

ルーブルは3度、オルセーも2度訪れていて、歴史的な名画を観て感動するより「ここにある絵画を全部売ったらどこかの国の国家予算くらいになるだろうな・・・、などと不謹慎にも考えてしまって・・・。

夏にイタリアに行くので、また名画と接する機会はありそうです。カネのことは考えないようにします。

 
Posted by poohpapa at 2018年06月04日 06:52
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