昨日はリクルート社についてキツい記事を書いたが、その続編。
ただし、文句を言い足りなくて、ではない。まあ、多少は文句も言うが・・・。
我々は「人を評価する時」に、どこを見て判断するんだろうか。その人の言動や人柄といったものは相性や思想などが絡んでくるので評価が分かれたりする。一方で、学歴や年収、就いているポストなんかは具体的な判断材料にはなるだろう。だが、もし、一度も会ったことや話したことが無く、プロフィールも紹介されていなければ判断しようがない。知人からの伝聞や巷の評判、ネットでの(信憑性に欠ける)情報で判断することが多いのではなかろうか。もちろん、当たっていたりもするけど。
私がこのブログで何度も書いているが、亡くなった伊丹十三さんの、「人間の本当の価値は、いかに苦労をして、その苦労が身に着いているかどうか。苦労が身に着いている、ということは、人の痛みが解かってあげられる、ということ」、その言葉で、進学校に進んだが為にコンプレックスを背負っていた私は救われている。
ただ、「人間は、学歴や年収、肩書だけでは価値が決まらない」と言っても、そして、たとえ性格が悪かったとしても、超一流大学に進んで大企業に勤めていたりキャリア官僚になっている人は、それなりに努力した結果であるのだから、その部分は正当に評価しなければならないと思う。問題は、学校で学んだことを社会でどう活かしていくか、そして、どう社会に貢献するか、ではあるけど、就職先の事情や方針もあるから難しい。
もし婚活パーティーなんかで男性陣のプロフィールを全て隠していたなら、女性陣は何を根拠にして相手を選ぶんだろうか・・・。そもそも、プロフィールを秘密にする婚活パーティーなど有り得ないが、もし有ったとしたならの話、やはり先ず「見た目」が一番の判断材料になるだろう。最後まで一切のプロフィールを伝えないルールになっていたら相手を選びようがないだろう。
これ、逆に、女性のプロフィールなんかは一切不要。女性は「見た目」が一番。性格が悪くても私が付き合っていく中で修正していくからかまわない。普段「歳相応の分別と教養が内面から滲み出ている女性が一番美しい」とは言っているが、最初からキレイであるに越したことはない。稀に、根本的に性格が悪い女もいて、どうにも直せないこともあるけど。顔は整形できても心は整形できないもんな・・・、ほんと。
それはともかく、私がもし女性であって、普通に婚活パーティーに参加したなら、一番優先する(相手に求める)のは経済力。単純に「年収が幾らか」ではなく、その経済力をどう築いてきたか、を訊き出して判断する。それでどういう人物か、どんな人柄かが判るから。次が家庭環境。将来的に巻き込まれることになるから。
では、企業が一流であるかどうか、は、どこで決まるのか。
上場企業かどうか、非上場でもテレビでCMを流しているか、資本金が幾らで売り上げがどれだけ、従業員数が何人、という資料は判断材料にはなるけど、事業を通して正当に社会に貢献しているかどうかが大切。その部分が、個人での「いかに苦労をして、その苦労がちゃんと身に着いているか。人の痛みが解かってあげられるか」と重なると思う。
さて、リクルート社、プロフィール無しの状態で「うちの会社を審査して判断した」ワケで、言わば「ルックスだけで相手を選んだ女性」みたいなもの。たまたま、その判断が的中することもあるだろうけど、本質は全く見ていない。30年前にリクルート社が主催する(ホテルで2泊3日にわたって開かれる)研修を受けて、今もその時に学んだことは生きているけど、26年前の仕打ちは赦してはいない。なので「お付き合いしたい」とは願っていなかったのだが、それにしても、向こうから声を掛けておいて落とす・・・、しかも、配達証明の文面は通り一遍で誠実さの欠片も無い空虚なもの・・・。どんなに会社が大きくても、やはりクズ企業だと思う。
昨日の記事へのたかさんのコメントにもあったが、リクルートもまた、私の審査は通らない。
うん、一晩おいたけど、やっぱり昨日と同じ結論になったわ (^◇^)
企業の調査なんて帝国データバンク企業情報サービスに依頼すれば、すぐに得られまますね。リクルートなどの大手では年間契約しているでしょうし。
ここって、表のデータも裏のデータも一杯抱えてますから、株式会社ならなおさら、個人商店だって秘密の資料をもってますね。
昔、どこかの会社が、債務超過で危険だから、取引を中止しろ、なんて総務からの通達があったりしてましたので、定期的に帝国データバンクから情報がはいっていたのでしょう。
勿論、その会社倒産しましたけどね。正解でした。
なるほど・・・、それで言うと、うちの店も間もなく倒産することになりますね (*´з`)
以前に帝国データバンクから「何かの照会」があって、「答えて(協力して)当たり前」という横柄な言い回しだったので回答を断ったことがあります。その件は当時記事にもしていますが・・・。そういう記録が残っていたりしてね。「チンケな不動産屋のくせに我が帝国データバンクの依頼を断った」と・・・。
帝国データバンクとは別の(数字とは一切関係ない)理由で、私も「潰れる会社」は当てますけどね。
それにしても、個人商店のデータまで持っているとしたら、「さすが帝国データバンク」と言えますが、リクルートは帝国データバンクから当社の情報を得ていたんでしょうかねえ・・・。
うちは売り上げこそ少ないですけど内容的には超優良企業ですよ。数字だけで判断できるなら、合コンでは女性は相手の年収だけを気にしていればいいことになりますけど・・・。ま、いいや(^◇^)
とは言ってもお会いしていきなり貯金いくらですか?なんて聞けないから何度かデートを重ねて金銭感覚を見るしかないんでしょうけども。
ただそれはあくまでも婚活をいう場においての条件であって、普通に恋愛をするなら惚れる方が先に来てしまうのであまり気にしないかもしれません。
・・・・いやこの歳になるとやっぱり気にするわww
なるほど・・・、そういう「経済力の見方」もあるんですね。
私の場合は、何をして今の年収や貯蓄を築いたか、という(入るほうの)過程と、貯えをどのようにして使うか、という「出るほう」の中身、カネの出し方を重視しますね。
カネの使い道で、その人の人格は判りますから。何億と蓄財していても、震災の際なんかに一銭も寄付しない有名人もいて、そういう人は入るほうは関心があっても出すことには関心が無いんですよね。
見ていると、数億の貯金がある人より何百万しかない人のほうが豊かだったりします。何をもって幸せと思うか、の差でしょうし、人に喜んでもらうことを自分の喜びと思える人は、カネの廻し方を知っていたりするから、活きた経済力を身に着けていると言えますね。
などと、貧乏人の僻みですね。はなくろさんの本音、正しいと思いますよ。気になって当たり前です。
日本では、文化・福祉・慈善事業を過大評価しすぎているような気がします。
確かに、納税は「義務」である反面、過大評価の事業は「義務」ではありません。
「義務でないことをしていることは素晴らしい」という論理は分かりますが、多く納税している企業や人に対して、「義務であるから当然のこと」と一切の感謝を持たないことには違和感を覚えます。
もう4年も前になりますが、トヨタ自動車の豊田章男さんが
「社長になって国内で一度も税金を払っていなかった。企業は税金を払うのが使命。納税ができる会社としてスタートラインに立てたことを素直に嬉しく思う」
と仰っていたことが心に残っています。
そういう心持ちになりたいと思っていますが、現実はなかなか難しいです 苦笑
<<企業評価の三大原則としては雇用・納税・国内原価比率でしょうか。
なるほど・・・、でも、納税と雇用は解かりますが、国内原価比率が企業の評価とどう繋がっているかが私にはよく解かりません。そういうのがパッと出るのが凄いと思います。経済を勉強した人なら常識かも知れませんし、規模の大小に関係なく経営者なら知っていなければならないことだったりして。
どれくらいの期間か不明ですが、トヨタほどの会社が国内で一度も税金を払っていなかった、というのは初めて知りました。うちの店も法人としての住民税は払っていますが法人税を納めた年度は少なく、それは率直に恥じ入らなければならないことですね。ま、トヨタは雇用という面で国や地域に貢献しているのは間違いありませんが、大切なのはバランスでしょうか。
たしかに、私なんかも「いくら寄付をした」ということで人や企業を評価することはあっても「いくら納税したか」ということで評価することはありませんでしたね。ま、義務の無いところで私財を投げ打つ、というのは尊敬の対象にはなるのですが、どうも金持ちは好きじゃない、という貧乏人根性が染みついていて、そういうことで公正に評価する習慣はありませんでした。そこは素直に反省します。
節税することは間違いではありませんが、程度問題なんでしょうね。勉強になります、有り難うございます。
ちなみに、大企業であるリクルート社が事務的な対応をせざるを得ないのは私にも解かります。個別に全てに対して親身に対応していたら効率も悪くなって企業として成り立たないものでしょう。ただし、それは向こうの事情であって、物事には相手のあること。個人も企業も、最低限の気配りは必要かと思います。根底に「人や物事に対する優しさ」の無い企業は、どれだけ納税していても一流企業とは言えないように思います。世間ではこういうのを負け惜しみ、とも言いますが。