昨日は、年に何度も無い「楽しい仕事」だった一日。
うちの管理物件の店舗を契約なさっているお客様から数ヶ月前に電話を頂いて、「実は、嫁さんが創作活動(彫刻など)に使えるような別荘を探しています。私が見つけた物件を坂口さんのお店から申し込みさせて頂くことは出来ますか?」とのこと。つまり、「どうせ手数料を払うならオタクに」という有り難いお申し出である。もちろん、物件によって、であることを伝えたが、そういうのは涙が出るくらい嬉しい。
しばらくして、「ネットでこんな感じの物を見つけましたが、これ、どうでしょう?」と3件の URL を送ってきた。そのうちの1件は既に無くなっていたが、他の2件は有る。ただし、そのうちの1件は私からするとあまりお勧めできない。他に何かないかな・・・、と探していて、面白そうな物件を見つけたので、それと併せて2件を見て頂くことにした。それで、昨日の「甲斐駒ケ岳行き」となった。
本来は私が車を出して案内すべきものだが、「例の気違い」に車を傷つけられて手放していて社用車は無いので、お客様の車で案内することに。なので「高速代とガソリン代はこちらで持ちますから」とお伝えして、お客様のご自宅の最寄りの拝島駅の北口ロータリーで朝10時にピックアップして頂いたのだが・・・、ガソリンは満タンだった。「先に入れるなら領収証を頂ければ私が現金でお支払いします」と言ってあったんだけど。
ご夫婦して、そういう人である。なるだけ私に負担を掛けさせないよう気遣ってくださる。高速代の支払いもご自分で出そうとするので、そこは勘弁して頂いて助手席から私が支払わせて頂いた。後部座席の奥様は彫刻や工芸の分野で何度も賞を受けていらっしゃる「その世界では名の知れた方」ではあるが、ご主人同様に気さくで、店舗を借りて頂いて直ぐの頃、都内で個展が開かれたので、うちのと一緒に観に行かせて頂いた。
昼過ぎに元付業者さんに到着し、その業者さんの車で2件の別荘を案内して頂いたが、もの凄く助かった。土地勘が無ければナビが付いていても探せない。物件の特定などできなかったことだろう。2件目なんか、「これ、道?。ここ、入っていっちゃっていいの?」という感じだったから。それでも、どちらの物件も「そこそこ」だったので、お帰りになってからゆっくり検討して頂くことにした。
業者の社長が1時半に次の予定が入っていて、事務所に戻ると次のお客さんが予定より早く到着して待っていたので、我々はそこでお暇。せっかくなので地元の名物を食べて帰ろう、ということになって、案内の途中で目にしていた「卵かけご飯」の店に。
私なら「もう一回その店まで行け」と言われても無理だが、ご主人は「大丈夫、行けます」とのこと。お任せして走ること15分くらい。さっき見た「おっぽに亭こっこ」に到着。
数少ないメニューの中から、私は「卵かけご飯」の味噌汁定食、ご夫妻は「卵かけご飯」の鶏汁定食を注文。それに、玉子焼きを付けた。テーブルには鰹節も置いてあって、卵かけご飯に盛ると格段に美味しくなる。こんど家でもやってみよう。そのランチ、ご主人が「ご馳走させてもらいますから」と仰っていたが、ガソリン代まで出させているので、(幸い私は食べるのが早いので)お二人がまだ食事中に先に清算を済ませておいた。
このお店、ご飯の大盛りは + 100円だが、卵のお代わりは無料、面白いシステムだ。
ショップもあったので、「平飼い玉子」やら「卵かけご飯のお醤油 かつおだし」「酵母パン」を購入。で、こちらの玉子は黄身の色が薄い。黄身の色と味は(与える餌によるもので)関係ないのだが、なんか「殻が茶色で黄身の色が濃いほうが美味しい卵」と思い込んでいて、それは間違いだとよく解かった。
この店の名前は、「おっぽに亭こっこ」であって「おっぱい ここ」ではないので念のため。「おっぽ」はいろんな地域の方言で「尾」のことであったり「お婆ちゃん」という意味になったりするらしい。
ちなみに、「おっぽに亭こっこ」については、こちらのサイト ↓ の記事が解かりやすい。
あかめ女子の WEB メモ
再び、別荘探しで甲斐駒ケ岳に行くことになるかも知れない。その際はまた訪れよう。
それにしても、お客様の気遣いで楽しい案内(と言うか、同行)になった。途中、賃貸の問い合わせも3件ほど入ったが、こういう売買の仕事も楽しい。ストレスも発散できて、お客様に感謝 (^◇^)
※ 昨日の朝、大阪方面を襲った地震のお見舞いを心から申し上げます。甲斐駒ケ岳の業者の社長も、我々が到着して直ぐ開口一番「大阪のほうで今朝大きな地震があったみたいですねえ、大丈夫かなあ・・・」と仰っていて、こういうのは他人事ではないので本当に心配です。このブログを通じて知り合った方、何か必要なものがあれば直ぐに用意して東京からお送りしますのでご遠慮なく連絡ください。
阪神淡路大震災の時よりも怖かった、今日も深夜から余震が続いています。
ところで、高槻市の小学校でプール目隠しブロックが倒壊し、9歳の女児が被害に遭いました。とても痛ましい事故です。
被災写真を見て違法建築だと私は直感しました。その後、市長の謝罪会見が早かったので救われるかと・・・。
しかし親御さんの心痛はいかほどのことか、せめて賠償金を高く請求し満額獲得されんことを望みます。
もし別荘を通年で使われるとしたら、冬場には一度行っておいたほうが良いかと思います。
山梨県や長野県は、アクセス経路や設備の維持管理も含めて、冬場が一番辛い時期ですから。
大阪にお住いだったんですね。さぞかし驚かれたことと思います。犠牲者も出てしまって、それもご高齢者だけでなく9歳の娘さんも、とのことで、悲しいですね。
こういうことでもなければ強度不足とかの違法建築が暴かれないのは困ったものです。とくに大阪は阪神淡路大震災を経験しているのに・・・。
今も余震が続いているとのこと、私も田舎で経験していますが、怖いですし気持ち悪いものですよね。落ち着くまでにしばらく掛かるものでしょうけど、どうぞくれぐれもお気を付けくださいね。
実は、私もその業者さんを訪ねるまで、「リゾート地で別荘専門に扱っているような会社だから、もしかすると海千山千の会社なのかな・・・」と警戒していましたが、伺ってみたら、とても人間味に溢れた業者さんでした。打ち明けてはいませんが、たいへん失礼をしてしまいました。
とても丁寧に物件の利点と欠点を紹介してくれまして助かりました。お客様に購入して頂くとしたら、その業者さんからであれば、今後も何かの相談に親身になって乗って頂けそうです。
<<もし別荘を通年で使われるとしたら、冬場には一度行っておいたほうが良いかと思います。
有り難うございます。そうですよね。冬場の道や積雪の状況なども丁寧に説明して頂きましたが、実際に雨の日や降雪の状況を見て頂くのが一番でしょう。その前に決めてしまうかもですけど。
それにしても、いい業者さんに当たりました。そのことにも感謝しています。まだ決まったワケではありませんが、いいお客様と業者さんに出会えて幸せです。