2018年07月31日

昨日、八王子で開かれた「本部主催研修会」

一月ほど前に支部から送られてきていた「本部主催研修会」の案内、内容は、


テーマ1 「東京都の不動産行政最近の傾向と宅地建物取引における人権の尊重・個情報保護」
講師 :平松紀晴 氏(東京都土地整備局住宅政策推進部不動産業課長 )

テーマ2 「我が家の 空き家問題 」〜家を空きに しないため〜
講師 :牧野知弘 氏 (オラガ総研株式会社 代表取締役 )

テーマ3 「境界紛争・隣人トラブル対応について」
講師: 江口正夫 氏 (海谷・江口・池田法律事務所 弁護士 )



案内には、

尚、「オリンパスホール」では立川支部受付が無い為、「他支部受付」にて対応致しますのでご了承ください。
※どちらの会場も受講カードは不要ですが、受付にて受付名簿へのご記入をお願いいたします。


とあって、受付で名刺を渡すかカードに記入すると今回の研修の資料が貰える。

名刺を渡して資料を貰い、パラパラと内容を見てみたら・・・、

テーマ1 「東京都の不動産行政最近の傾向と宅地建物取引における人権の尊重・個情報保護」では、以前に東京都の人権啓発センターの奴が講師で来た講演内容と一緒で、「外国人の客が来ても国籍は訊くな」 「客の本籍地は訊くな」、とある・・・。以前このブログでも書いたが、現実や現状を全く解かっていない内容。

「外国人客の国籍は訊くな」ということは、「外国人客から申し込みが入ったら審査で落とすな、審査などするな」と言っているのに等しい。どうして外国に対してそんなに腰が引けるのか。日本人が海外で部屋を借りられなかったら抗議してくれるのか、という話である。日本人は概ね歓迎されるようだが、審査はされるだろう。

以前の研修の際には私が挙手をして「それはおかしい」と意見を述べていて、その時の講師の回答は、「国籍を訊くと差別に繋がる恐れがある」 「本籍地を記入させると、例えば福岡と書かれていたら『ああ、福岡は、昔は炭鉱の町で部落差別があった所だな』と考えて差別に繋がるかも知れない」という的外れなもの。だったら「車を運転すると事故に繋がる恐れがあるから運転しないように」との指導があってもおかしくない。

要するに、不動産屋を信用していないんだろう。研修担当が「我々の会員業者にはそんな差別をする業者はいません。そんな内容の研修ならお断りします」くらい言えばいいのに・・・。東京で部落差別の恐れって??

今回はいろんな支部からお仲間さんが参加しているから、そこで再び「なぜ外国人の客に国籍を訊いてはならないのか」 「(日本人の)客に本籍地を訊いてはならないのか」、改めて質そうかとも思ったが、どうせみんな「おかしい」と思っても「事なかれ」で自分では意見を言わず黙っている奴らばかり、そんな奴らの為に、目を付けられるのを承知で犠牲的精神で私が動くのも馬鹿らしく思えて、そのまま帰ってきた。どうせ誰も何も言わずに静かに研修が終わったことだろう。

テーマ2、テーマ3は役に立つ話だったかも知れないけど、時間の無駄である。昨日は、研修の前、ゴミ屋敷状態になっていた某アパートの片付けに立ち会っている。いつか記事にしたいと思っているが、精神的に相当に疲れてもいたし、あえて講師に立ち向かうだけの気力が無かった。あまり体調も良くなかったし・・・。

テーマ1 に関しては、上から「この内容で、この講師で研修をするよう」押し付けられたんだろうけど、「現実に即していない内容」であることは判っているのだから、拒否すべきだと思う。担当者(役員)も使えないや。

ま、その研修を受けたからと言って、会員業者が外国人客に国籍を訊かなくなる、なんてことは有り得ない。国籍を訊いていけないくらいなら日本での勤務先や収入なんかも訊けないことになるし、もし保証会社を使うなら外国人登録証のコピーも添付しなければならないのだから嫌でも国籍は判るもの。「外国人客が来たなら日本人客と同じように審査をしてください」と指導するだけで事足りる。それで外国人の人権は護られるし、日本人への逆差別も避けられる。1時間も掛けて講演する必要は無い。

講師も協会の役員も知恵が足りない。むしろ、存在が害にしかならない、と思う。


posted by poohpapa at 06:00| Comment(8) | 不動産業界(全般) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
poohpapaさんおはようございます。

>>講師 :平松紀晴 氏 講師 :牧野知弘 氏 講師: 江口正夫 氏 「オリンパスホール」
講師達、いったい、いくら講演料をもらったのでしょうか?有名人になると100万円
まあ、彼らは10万円くらいかな、内容なんてなんでもいいんでしょうけど。いい小遣い稼ぎなんでしょうね。「オリンパスホール」も1日の借り賃、いい値段なんでしょうね。

外国人が部屋を借りにきて国籍を聞かない、なんて有り得ないでしょうね。今時、日本人でも保証会社を通すときには、本籍どころか、勤めている会社や給料などみっちり調べられるのに。
Posted by たか at 2018年07月31日 07:43
たかさん、おはようございます

講師と言っても、一部の平松氏は公務員なので原則無料かと思われます。弁護士は最低でも50万でしょうね。以前、リフォーム(リノベーション?)会社の社長が呼ばれた時は50万だったとか。

私も、「講師、私がやりましょうか?、私の話のほうが役に立つし面白いかと思いますよ」と申し出ましたが、冷たい反応で・・・。申し出た、というのは、「講演料、30万ください。そのまま各支部に寄付しますから。そうすれば、公益法人になって以降、各社に一冊支給されていた不動産手帳が今は支給されなくなっているけど支給できますよね」ということでして、まあ、住宅新報紙に10年ちかくコラムを連載しているし、全く不適格、ということもないかな、と思っていますので。

立川支部は・・・、役員、器が小さい連中ばかりなので意地でも私には依頼しないでしょうけど(^◇^)

「外国人に国籍を訊くな」・・・、自分で話していて「おかしい」と思わないものか、不思議ですね。勤務先や年収は国籍なんかよりずっと細かな個人情報なので、国籍が訊けないなら何も訊けないことになります。そういうのを協会幹部が指摘しないのが情けないですね。
Posted by poohpapa at 2018年07月31日 08:19
今は外国人登録証ではありません。「在留カード」「特別永住者証明書」または「住民票」で確認することになります。もちろん通常の書類に加えてです。
これらをお持ちでない短期滞在の方に貸すことはまず無いと思われますが、その場合は「パスポート」だけしか持っていません。
Posted by 陸の孤島 at 2018年07月31日 09:24
陸の孤島さん、こんにちは

保証会社に問い合わせたところ、必須なのは「在留カード」とか「特別永住者証明書」で、「外国人登録証」に関しては、「必須ではありませんが、送ってもらえれば審査がしやすい(通りやすい)」とのことでした。いずれにしても、それらの書類で遅かれ早かれ国籍は知れてしまいますよね。

貸す側からしたら、国籍を知ることができなければ「お断わりします」になるもの。そんなところで「人権があ」 「差別があ」などと言わずに、訊かれるままに答えたほうがいいし、人権団体が余計な(逆)アシストをするのはマズイでしょう。私たちは、外国人を排除したいのでなく、不良外国人に部屋を貸したくないだけなのですから。



Posted by poohpapa at 2018年07月31日 10:42
外国人が敬遠されていまう理由は、借地借家法や民法にいたるまで、日本人同士で契約をする前提でしか論理が組み立てられていないことにありますね。
日本人同士ならば、このくらいのことは前提知識として持っていて問題が起きたとしてもそのくらいで収まるだろう、という「暗黙の了解」を軸にしている部分が多すぎるのです。

そのため、現在の不動産賃貸借契約の慣習では、「暗黙の了解」の範囲外の外国人に全く対応できていません。
例えば、契約書への記名押印は、日本語の契約書式を読み、日本語で説明を受け、理解し納得したことを示すものですが、外国人の場合はその前提からして怪しくなってきます。
債権にしても、最悪の場合は踏み倒して国に帰ってしまうという暴挙が可能ですから、日本人との契約と比較してリスクが飛躍的に増えます。

「暗黙の了解」の範囲外のリスクが多いにも関わらず、リスクヘッジの方法が少ないことが問題の根幹です。
人を見てから賃料を決める・保証金を決めるということも許されていませんから。

物件の貸主さんからすれば、外国人を差別しているわけではなく、リスクに見合った収益を得られていないというだけのことですね。


物件を借りにくい外国人のことを真剣に思って「差別」だ「人権」だと喚きたてている方はまだ立派ですが(お門違いも甚だしいですが)、大半は在日朝鮮人に日本人以上の特権を保持させようと暗躍している方ではないかと思います。
外国人差別などを建前として、不動産賃貸借契約の際に在日朝鮮人と特定できるような提示物をなくしていくことが目的でしょう。
在日朝鮮人が日本人に成りすまして、「暗黙の了解」の範囲内に潜り込むことさえできれば、他の外国人が門前払いされようが犠牲になろうが一切構わないと露骨に言っているようなものですね。


研修会のテーマとしては、くだらない「人権(在日朝鮮人特権)」などより、今であれば「民泊」のほうがよほど皆さんの関心が高いと思いますよ。
Posted by AK at 2018年08月01日 06:16
AK さん、おはようございます

実は、このテーマに関しては、AK さんから必ずコメントを頂けるもの、とお待ちしていました。

いつもながらに私なんかより深く掘り下げて考えていらっしゃって、尊敬いたします。

私も「外国人の国籍を訊くな」というのは「いろんな国籍の人『全部を保護しよう』としているのでなく本当は在日の保護だけが目的」だと思いますね。「在日の保護」だけを主張したなら騒ぎになるので、全ての外国人を対象にしている話だと装っているのでは、と思わざるを得ません。

<<外国人差別などを建前として、不動産賃貸借契約の際に在日朝鮮人と特定できるような提示物をなくしていくことが目的でしょう。

なるほど、そうでしょうね。

貸室賃貸借における外国人保護を本当に考えるなら、契約書の理解の為のサポート、そして、しっかりと日本の法律や慣習やマナーというものを教えて契約内容を正しく守らせるよう伝えることのほうが大切ですね。それができない国の人たちがいるから敬遠されるワケで・・・。

今時、外国人だから、というそれだけの理由で断る不動産屋はいないと思います。もし日本語が話せないなら、どうやってコミュニケーションをとるのか、どうサポートしていったら良いのか、がテーマになるべきですね。日本で部屋を借りるためにクリアしなければならない問題は何か、不動産会社として何が出来るか、などを纏めて不動産業者に配布する必要もあるでしょう。

こないだまで流暢な日本語を喋っていたのに、いざトラブルが発生した途端に日本語が解からなくなったりする国の人がいますしね。家賃を踏み倒されて夜逃げされたことも2度あります。

私の場合は、肌の色や国籍で判断することは一部の例外を除いてしません。一部の例外・・・、世界200ヶ国以上の国や地域の中で、たった2ヶ国です。その2ヶ国の人でも、内容が良ければ家主さんに審査を通してくださるようお願いします。まあ、ほとんどの不動産屋がそうだと思います。

契約後には「困ったことがあったら何でも相談してくださいね」とも必ず伝えます。むしろ、「国籍は訊くな」より、「何かの際には行政と一体となって、なるだけ力になってあげるよう」指導するほうが理に適っているかと思います。入り口からして間違っていますね。

<<研修会のテーマとしては、くだらない「人権(在日朝鮮人特権)」などより、今であれば「民泊」のほうがよほど皆さんの関心が高いと思いますよ。

たしかに、そうですね。今回の研修は一般市民も参加して良いもの(公益法人となってからはほとんど市民参加型セミナー)でしたから、そういうテーマのほうが人も集まったかも知れませんね。

たぶん、こういう研修は今後も繰り返されるでしょうから、AK さんのお話を参考にさせて頂きます。

Posted by poohpapa at 2018年08月01日 07:24
外国人登録制度は無くなりましたので、現在有効な登録証を持っている方はいません。
本筋とはズレますが念のため。
Posted by 陸の孤島 at 2018年08月01日 08:54
陸の孤島さん、おはようございます

ずいぶん前に「外国人登録証」という制度はなくなっているんですね・・・。だとすると、保証会社の社員も知らなかったワケですから、そこが不思議です。業協会からも「制度が変わっていますので気を付けてください」という連絡はありませんでしたね。

話かわって印紙税に関しても、印紙を貼る必要が「領収金額3万以上」から「5万以上」に替わった時も一般には周知されませんでしたし協会からの連絡もありませんでした。

日常業務に関することであれば「知ってて当たり前」でなく、協会から通知したほうがいいように思います。「外国人登録証」で覚えていても特に不都合は起きませんけど、知ってたほうがいいですもんね。

情報、有り難うございます。
Posted by poohpapa at 2018年08月02日 06:42
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