2018年09月30日

おカネ、有るところには有る、の続編

こんな記事があった。

【関西の議論】私財200億円超…日本電産創業者の永守重信氏、相次ぎ寄付する理由
株式会社 産経デジタル   2018/09/27 06:32

青森でも、ある資産家が億単位で県や町に寄付をしている話もある。ほとんどが企業でなく個人。日本はアメリカなどと違って、事業で成功して財を成した人が社会に寄付する、という話はあまり聞かない。アメリカなんかだと、大学や病院、公共施設の名前に寄付した個人名が付けられて半永久的に名前が残るようになっていたりするが、そういうのは日本ではあまり聞かない。日本人はそういうのは好まないからだろうか。

ただし、ふだん施設や社会福祉団体に寄付したりしなくても、災害が起きた際には著名人の多くが寄付しているけど。えへん、私も東日本大震災の際には月給の1.5倍くらいを義援金として送らせて頂いた。貯金の中から、でなく、消えた年金に抗議する意味で年金の支払いをとめていて、差し押さえになる直前くらいの限界まで粘って、その時が来たら一括で払えばいいか、と貯めていたカネで、そんなの支払っても受け取る年金額が千円くらい増えるだけだろうから、それなら義援金として送ったほうがカネが生きる、と判断したから。

うちのにそう話したら快く賛成してくれたから、ということもある。うちのは私以上にカネに綺麗で、そういうことで反対されたことは一度もない。返ってこないことが判っていても、である。それは嬉しい。カネに関しては私同様、「無ければ無いで生きていける」と思っているから。ま、楽天的なのだ。

で、今回は永守氏の寄付により新しく建てられる(成人式もできる)会館に氏の名前が付けられるが、ご本人は不本意だったよう。だが、年齢的に言っても、これから何かの選挙に立候補したり、事業での取引に利用したり、という意図は全く無いのだから構わないと思う。売名行為、なんて非難する奴がいたとしたら、「自分も同じように寄付してから、自分が態度で示せ」と言いたい。そんなのは僻みでしかない。

家族に対して遺す分は別に確保してあるんだろうけど、これだけいろいろ寄付をしても、永守氏のご家族は反対なさらないだろうな、と思う。ある記事で読んだが、遺産相続で揉めるケースは、ほとんど一人当たりの取り分300万以下のケースであって、億単位で遺してもらった遺族が揉めることは少ないらしい。

私も100億の案件が両手数で纏まったなら、6億のうちから立川市に3億くらいは・・・、絶対に寄付しない。1円たりとも、である。それなら隣町に寄付したほうがマシだし。

カネの使い方、カネに対する考え方、価値観なんかで、その人の本質がよく判る。大金を手にして人が変わって浪費して、アッと言う間にドン底に落ちたりすると「カネは怖い」と言われるが、本質を見抜かれる、という意味でもカネは怖い、と思う。私は「カネに汚い人間」とは付き合わない。それは親父の教えでもある。永守氏のような奇特な住民がいる自治体は幸せだが、永守氏のご家族もお幸せだろう。

クロアチアに旅行した時、聖人の巨大な銅像の足を触ると金持ちになれる(幸せになれる)と言われて、並んで触って真鍮磨きをして喜んでいたが、そんなでは永遠に永守氏の域には達しないことだろう。

posted by poohpapa at 05:41| Comment(2) | 経済・政治・国際 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
poohpapaさんおはようございます。

>>億単位で遺してもらった遺族が揉めることは少ない
平尾昌晃氏の遺産約60億の相続で遺族がもめてまっせ。

>>聖人の巨大な銅像の足を触ると金持ちになれる
これってクロアチアのグルグール・ニンスキ像の足のことです。
金持ちになれるには、世界でもう一つの像の足を触らないといけないのです。
それは、日本にあります。
大阪の通天閣にあるビリケンさんの足に触らないといけないのです。
この2つの像の足を触ると大金もちになれます。

>私も100億の案件
何か、今年中に決まりそうな予感がしてきましたね。
10億でも6000万、いや1億でも600万、、いきそうな感じ。。。

Posted by たか at 2018年09月30日 07:52
たかさん、おはようございます

<<平尾昌晃氏の遺産約60億の相続で遺族がもめてまっせ。

故平尾昌晃氏のケースは・・・、当たりません。後妻が相手ですから。平尾氏が再婚していなければ、揉めなかったのでは、と思いますが・・・、あの三男を見てると、そうとも言えないか・・・。

<<金持ちになれるには、世界でもう一つの像の足を触らないといけないのです。
それは、日本にあります。

おお、ならば、たかさんは両方の足を触ってますから億万長者まっしぐらですね。今度、大坂に行ったら、ビリケンさんのとこに連れて行ってください。私もあやかりたいので (^◇^)

でもね、本当にそうなら、40万近い旅費を払ってでも、皆、触りに行きますよね。

100億の話も3億の話も、纏まらないんじゃないでしょうか。弱気になっているのでなく、冷静に客観的に見れば、そういう結論に行き着きます。むしろ細かな土地の話が決まる可能性が高いかも。

先日も、あるお客様に、「持ち込まれた土地、先物物件でレインズにも登録が無いので、本当に有るのか囮物件なのか不明です。うちは間に入れませんが、本当に有って、希望条件に適うなら、直接その広告の業者に問い合わせてください。物件の下見には付き合いますよ」と声を掛けています。うちの手数料にならなくても、お客さんが喜んでくれればいつか収益に繋がりますから。まあ、うちが潰れる前だったら嬉しいのですが、間に合うかなあ・・・。

もしも大きな手数料が入ったら、ビジネスクラスで旅しましょうね、ほんと。

Posted by poohpapa at 2018年09月30日 08:23
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