2018年11月10日

「イッテQ!」、やらせ疑惑の不思議

安定的高視聴率バラエティ番組、日テレの「イッテQ!」の人気コーナーである「世界で一番盛り上がるのは何祭り?」で、《 やらせ 》が発覚した、ということで大騒ぎになっているが・・・、

ウォッホン!、日テレとTBSとテレ朝のバラエティ番組に延べ4度お招き頂いた私からすれば、「何を今さら」という感じ。それを、「イッテQ!」の高視聴率を嫉む他局が「この時」とばかり叩きまくっているのが笑える。だいたいが、バラエティ番組なんか《 やらせ 》無しで成り立つワケがない。

「どんな番組でも《 やらせ 》が有ってはならない、《 やらせ 》なんて無いもの」、と信じている人は、「政治家はみんな清廉潔白」「ご教祖様は人ではなく神」と信じ込んでいるのに等しいくらい愚かなこと。

私が最初に出させて頂いた日テレの「バカなフリして聞いてみた」なんか、予めトークの内容が書かれた分厚い台本を渡されていて、雛段から前に出てくる際の立ち位置まで決められていた。打ち合わせと《 やらせ 》では違う、とも言えるが、出演者にアドリブで発言させないのなら、私は一種の《 やらせ 》だと思っている。

とくに「イッテQ!」叩きに躍起なのがフジテレビで、午後の「直撃ライブグッディ」では大半の時間を割いていて、「視聴者に対して他に伝えなきゃならないことは無いのか!?」と訊きたくなる。だいたいがフジテレビも以前は《 やらせ 》で叩かれていたことは有ったし、どの局も叩けば埃が出るものだろう。

所詮はバラエティである。《 やらせ 》であろうがなかろうが、観ていて面白ければそれでいい。腹を抱えて笑って、一日の憂さを吹き飛ばしてくれるなら目くじら立てる必要など無いもの。報道番組なんかで、意識操作するために街頭インタビューの内容を意図的に選別や編集をするほうが罪深くて問題であって、そんなのはどの局でも、あの某国営放送でもやっていたりして。誰に迷惑を掛けているワケでなし、バラエティ番組は視聴者を楽しませてナンボなのだが・・・、なんか、打ち切りの話まで噂されている。

これで「イッテQ!」を打ち切りに追い込んだとしても明日は我が身だし、自分たちの番組の視聴率が上がるワケでもない。「サラっと流して静観してればいいものを、馬鹿だね、こいつら」と、私は思っている。


posted by poohpapa at 06:22| Comment(2) | 芸能・アイドル | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
papaさん、こんばんわ。

今回のイッテQ、無いものをあるとして放送しちゃったのがまずかったのかな、と個人的に思います。だからと言って誰かが傷つく訳でも無いんですけどね。
どこかでイモトさんの山登りなどもヤラセだと思われるのは気の毒だ、という意見も聞きましたが、確認のしようが無い以上、自分が感じたように信じれば良いのでは?と思います。

とは言え、そもそも流行だって人気だからテレビで取り上げるのではなく、人気を出したいからテレビで取り上げるのであって。
そうした行為も結局は無いものをあると言ってる訳であって。
そうした行為はテレビに限ったことではなく、ネットや雑誌、あちこちで当たり前のように行われているので、やはり何を今更、としか感じないです。

もっとも自分はテレビは朝のニュースくらいしか見ないので、対岸の火事だと思ってるでしょ?と言われたらその通りだとしか言えなかったりします。(^^;
Posted by 一条 at 2018年11月10日 19:10
一条さん、おはようございます

まあね、他局が日テレの番組を批判しているのは、「目糞、鼻糞を笑う」的なところが有りますね。

なんでも、番組MCの内村氏が今回の騒動に激怒していて、番組を降板して日テレとの絶縁も辞さない構え、との報道もありますが、それもおかしな話です。長く業界にいたなら、バラエティ番組がどのように作られているか知らないハズがありません。知っていて「怒る」のは他の意図がありそうです。本当に降板するのかなあ・・・。交番や絶縁をしたら内村氏の思惑とは逆の効果が生じそうに思います。

一条さんは、テレビは朝のニュースしかご覧にならないんですね・・・。私はニュースも視ません。ニュースはネットで視ていて・・・。とくに、NHKは視ないです。テレビは、録画したバラエティかバラエティ的な報道番組を、文句を言いつつ、と言いますか、突っ込みを入れながら視ています。私がPCをやってる横で、うちのがバラエティを視ていて大笑いしてたりして、そういうことで幸せを感じています。

仰るように、流行だって、巷で流行っているから流行、でなく、テレビが創り出しているもので、それは世論や内閣支持率も同じですね。なので、我々はテレビで流れているニュースでさえ「何が真実なのか」を自分の頭で考えながら生活しなければならないものと思います。「先ず疑って掛かる」慎重さが大切かと・・・。それは、長谷川マチ子さんの「意地悪ばあさん」という漫画で教わりました。

ただねえ、イモトの山登りまで疑うのはどうかと思いますね。それは、一条さんが仰るように、見たままを自分が感じたように信じればいい、と思います。一条さん、素晴らしい感性ですね、ほんと。

Posted by poohpapa at 2018年11月11日 05:03
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