安定的高視聴率バラエティ番組、日テレの「イッテQ!」の人気コーナーである「世界で一番盛り上がるのは何祭り?」で、《 やらせ 》が発覚した、ということで大騒ぎになっているが・・・、
ウォッホン!、日テレとTBSとテレ朝のバラエティ番組に延べ4度お招き頂いた私からすれば、「何を今さら」という感じ。それを、「イッテQ!」の高視聴率を嫉む他局が「この時」とばかり叩きまくっているのが笑える。だいたいが、バラエティ番組なんか《 やらせ 》無しで成り立つワケがない。
「どんな番組でも《 やらせ 》が有ってはならない、《 やらせ 》なんて無いもの」、と信じている人は、「政治家はみんな清廉潔白」「ご教祖様は人ではなく神」と信じ込んでいるのに等しいくらい愚かなこと。
私が最初に出させて頂いた日テレの「バカなフリして聞いてみた」なんか、予めトークの内容が書かれた分厚い台本を渡されていて、雛段から前に出てくる際の立ち位置まで決められていた。打ち合わせと《 やらせ 》では違う、とも言えるが、出演者にアドリブで発言させないのなら、私は一種の《 やらせ 》だと思っている。
とくに「イッテQ!」叩きに躍起なのがフジテレビで、午後の「直撃ライブグッディ」では大半の時間を割いていて、「視聴者に対して他に伝えなきゃならないことは無いのか!?」と訊きたくなる。だいたいがフジテレビも以前は《 やらせ 》で叩かれていたことは有ったし、どの局も叩けば埃が出るものだろう。
所詮はバラエティである。《 やらせ 》であろうがなかろうが、観ていて面白ければそれでいい。腹を抱えて笑って、一日の憂さを吹き飛ばしてくれるなら目くじら立てる必要など無いもの。報道番組なんかで、意識操作するために街頭インタビューの内容を意図的に選別や編集をするほうが罪深くて問題であって、そんなのはどの局でも、あの某国営放送でもやっていたりして。誰に迷惑を掛けているワケでなし、バラエティ番組は視聴者を楽しませてナンボなのだが・・・、なんか、打ち切りの話まで噂されている。
これで「イッテQ!」を打ち切りに追い込んだとしても明日は我が身だし、自分たちの番組の視聴率が上がるワケでもない。「サラっと流して静観してればいいものを、馬鹿だね、こいつら」と、私は思っている。
2018年11月10日
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