昨晩、私の出身高校の前校長先生からお電話を頂いた。前校長のS先生は年次で言えば私の7年後輩。伺えば、作家の家田荘子氏と同級生で、なおかつ、一緒に生徒会の役員をしていた間柄とか。
私がゴルフ会員権の営業をしていた頃、仕事をサボって同僚と有楽町マリオンに映画「極道の妻たち」を観に行ったことがあって、まさかその原作者の家田荘子氏が母校の後輩だとは思いもしなかった。
で、お電話を頂いたワケは、私がS先生の定年退任をお祝いして心ばかりの品をお送りしていたお礼であった。今年の春、S先生が定年で退任なさると伺って、「誰か一人くらい、今までのご苦労を労ってお祝いするOBがいてもいいのでは・・・」と考えて、予め「S先生がアルコールを嗜まれるかどうか」事務局にリサーチして、伊勢丹のソムリエールさんに選んで頂いたワイン「ボーヌ・ロマネ」とおつまみと、(食べ物ではない)もう一品をお送りさせて頂いていて、そのお礼のお電話であった。
当然に、私が現役高校生の頃、S先生との接点は無く、昨年母校の創立百周年の文化祭を見る為に帰省して、その際に校長室に招き入れて歓待してくださったことに感激していて、お会いしたのはその時一度だけ。S先生は私にお礼状を送ろうとなさったようで、柊会(同窓会)の会員名簿など調べられたようだが記載がなく、電話番号が分かったので電話を掛けてくださったもの。会員名簿に記載がないのは当たり前で、私は卒業生ではあるけど柊会の会員にはなっていない。加入は半強制だったが、私は卒業時に拒否しているから。
ま、それはともかく、期せずしてS先生の携帯の番号が判ったので、「これからたまに何か思うところがありましたらお電話させて頂いて宜しいですか?」と伺うと、「けっこうですよ」とのこと。定年で退任したとはいえお忙しいであろうから、年一くらいで思い出したらお電話しよう。そうだ、そのうちご住所も伺おう。
私が「今年、我々の生徒会執行部の同窓会を開いて、9人全員が集まるんですよ」とお話しすると、「それはいいですねえ。ぜひ、七中記念館もご覧になってください」とのこと。七中記念館は半田高校創立百周年の記念に校内に創られた資料館。もちろん、久しぶり(47年ぶり)に全員が会うのだから母校も訪問したい。
「ご縁は有り難いし大切なもの、人生の良きスパイスにもなる」、と、つくづく思う。
いえいえ、眼鏡光学器卸に5年、眼鏡専門店に6年)、その後に11回転職して不動産屋は30年です。