先日、桜の咲き始め、三分咲きくらいの時に行った横濱三渓園、
もうすっかり桜は散っているだろな・・・。私は葉桜が一番好きで、「ああ、今年も桜が観られたな・・・、来年の桜も観られるのかな(それまで生きていられるのかな)」などと思いを巡らすのが好き。
ほとんど散ってしまった花の後ろに新緑が見えていて、散りゆく桜を惜しむ風情、というものは日本人にしか解からない感覚。子供の頃は全く意識していなかったけど、そういう思いは「鬼平犯科帳」に出会ってから。池波正太郎先生に感謝。「鬼平犯科帳」全巻は家と店に置いてある。「人を動かす」と並んで私のバイブル。
で、国指定名勝である横濱三渓園、これが一人の篤志家(絹によって財を成した原善三郎氏)によって横浜市に寄贈されたもの、というのだから驚き。今までに日本三名園と呼ばれる金沢の兼六園、岡山の後楽園、水戸の偕楽園も観てきたし、それ以外の名だたる庭園も観てきたけど・・・、私は横濱三渓園が一番大好き。
そうだ・・・、島根の足立美術館の日本庭園はまだ観ていないや・・・。でも、女性と同じで、完璧な美女と一緒にいたのでは(男は)落ち着かないと思う。適度な美しさで十分。もちろん三渓園はよく手入れや管理がされているけど、庭園として完成度が高いかどうかで言えば日本三大名園に負けていたとしても、横濱三渓園は心にスッと入ってくる優しさがある。
なんていうんだろ・・・、気持ちが落ち着く。気取ってなくて、とても居心地がいい場所である。
三渓園入口、Tさんは市民でシルバーだから200円、私は市民じゃないから700円で、Tさんの奢り
で、三渓園は外苑と内苑があって、先ずは外苑から、
奥に旧燈明寺三重塔が見える
ここで挙式してるのかな・・・、単に披露宴用の撮影なのか、新郎新婦3組の撮影に遭遇
「どいてください」とは言われなかったので新郎新婦の後ろを歩いていて、もしかすると一生、私の姿が背後霊のように付き纏ったりして・・・。こんな縁起の悪い話はないから直ぐ別れるかもね (ごめん
出世観音なんだと・・・、しっかり拝んできた (手遅れ)
詳細は忘れたけど、100年以上も前に全国から移築した建物が並んでいる
こういう移築、日本の木造建築だからこそ、じゃないかな。欧米の建物じゃ無理だろう。
室町時代(西暦1457年)に建てられた旧燈明寺三重塔、移築は大正3年
旧東慶寺仏殿
三渓園から離れて、オマケに山下公園
パノラマ画像
私は勘違いしていて、山下公園も「みなとみらい」の一部だと思ってたけど違うみたい。
つづく
2019年04月13日
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