「家賃100万円タダに 新家賃のカラクリ」 ※AERA 2019年4月15日号より抜粋
これが全て、最高のシステム、ということではないけど、我々のような従前の形態の不動産会社からすれば、研究しておくに越したことはない、と思う。以前に立川支部の役員にも「ネットを利用して貸主と借主を直接結び付ける新しいやり方で賃貸の仲介をする不動産屋が出てきていて、やがて業界を席巻するだろうから、備えておいたほうが良い」と話したのだが・・・、危機感が希薄な役員には理解できなかったみたい。
「備える」というのは、我々のほうも「食っていけている現状」に胡坐をかいているのでなく対応力や適応力をもって「改めるべきは改めなければならない」「柔軟な姿勢でなければならない」、ということ。
役員でさえ、「その時が来れば、上(協会本部とか監督官庁)が何とかしてくれる」、くらいに思っているか、あるいは何も考えていないか、おそらく後者だと思うけど。南の海上で発生した低気圧が勢力を増し史上最大の台風となって日本列島に近付いていて、気象予報士が「今晩から明日の朝に掛けて首都圏は暴風域に入ります。交通網が遮断されることも予想されます」と呼び掛けているのに「まさか、ここは通らないだろ」と何も備えないようなもの。無知無関心ほど怖いものは無い、という典型。
何度も書いているけど、うちの全宅立川支部は無能でポンコツな役員ばかり。一部の実力者で私物化されていて、会員の為、業界の為、消費者の為に何ができるか、何をしなければならないのか、ということなど全く考えていない。志のある役員も過去にはいたけど、役員を降りてしまっている。残っているのは「何かのお零れに与りたい」「そろそろ自分に支部長の椅子が廻ってこないかな・・・」と期待している奴だけで嘆かわしい。
一人だけ、役員の中に「この人なら・・・」と思える人がいるけど、支部長職は引き受けない(立候補はしない)だろうな・・・。今、私が具体的に名を挙げれば他の役員から反感を持たれて逆に支部長の目は無くなるし、迷惑を掛けることになるから言えないけど。志はあっても、あの中にポンと放り込まれたら何も出来ないかな・・・。とにかく、今の立川支部の役員は上から下まで腐っていて異臭が漂っている。
再三言っているけど、それは我々会員業者も悪い。1000万円を供託するところを協会に加入すれば60万で済むんで、とりあえず入るけど、あとは勝手にやってくれ、と無関心でいるのだから。見て見ぬフリ、おかしいと思っても声を上げない、そういう無関心がやがて自分たちの首を締めることに気付いていない。学校のイジメと同じ、事実から目を背けていた例の野田市教育委員会や学校と同じである。
などと批判していると、「じゃあオマエがやってみろ!」と言う奴もいるだろうけど、うん、いいよ、今の無能な役員が全員辞任して二度と役職に就かない、と約束してくれるなら置き土産代わりに私がドブ掃除をしてもかまわない。上から下りてきた案件を追認するだけなら馬鹿でも出来るしね (^◇^)
で、こういう会社がある。
ウチコミ
我々不動産屋はこの会社(のシステム)を十分に研究したほうがいい。
非常に目の付け所が良くて、これから益々伸びていくことだろう。逆に、旧態依然とした業態の不動産屋はシェアを奪われることになると思う。ここの社長、以前にマツコさんのトーク番組の収録でご一緒していて面識がある。とても有能な社長である。
「OYO」も「ウチコミ」も、我々は危機感を持って研究すべきだろう。
これからは、ネットの時代でしょう。借りたいと思っている人は、不動産屋には行きません。まず、スマホで地域と間取りなどを検索すれば、ズラリと出てきます。スマホがあればパソコンもいりませんから。
そこで、一人で建物の外観や環境(スーパーや学校など)をチェックしてから、不動産屋に行くのが普通になってきてますね。最近の若い人達は、煩わしい不動産屋に食いつかれるのを嫌いますからね。
この「ウチコミ」さんも大家が自分で登録して入居希望者と直接やりとりができるところが画期的なんでしょうか。全国に水平展開して大規模になれば今までの不動産屋には脅威でしょうね。
あら、これって大家が自分で登録するから、poohpapaさんの大好きな「AD」がありませんね。
さて、この「ウチコミ」さん、地域の不動産会社「エージェント」となるにはどうしたらいいのでしょう?
危機しかないわ(笑)
おい、あたしゃADは大嫌いですよ、ほんと。でも、内容的にはたかさんの仰るとおりです。
家主さんからすれば空室が早く決まりますし、客からすれば仲介料が掛からない、家主が登録している物件に申込みが入ると各市町に一社あるエージェント(不動産会社)に連絡してそちらて契約してもらい、仲介料は家主が支払いますから家主からすればADを付けているのと同じですね。ウチコミは貸主借主双方から事務手数料1万円もらい、エージェントからは毎月5万円の会費をもらいます。
会員数が増えていけば安定経営になります。実は、問い合わせてみましたら・・・、立川には既にエージェントがありました。「原則的に同一地域でエージェントは一社ですが、けっこうですよ、坂口さんは特別に立川でのエージェントになってもらっても・・・」と言われまして、辞退しました。それだと先にエージェントになっていた会社に入る契約が半分になります。ウチコミは立川で10万の収入になるでしょうけど。
いずれにしても、家主や消費者の心を掴んでいます。ただ、契約上発生した何かのトラブルは、エージェントが対処することになりそうです。先に考え出した者が勝ちですね。ノーパン喫茶と同じです。
長短あるでしょうから、どう対処すべきか、既存の不動産屋が生き残る道はあるのか、協会としても知恵を絞るべきですが、ほんと、役立たずなんですよ、立川支部 <`ヘ´>
本当にそうなりますね、5年とは掛からないでしょう。「OYO」も「ウチコミ」も違法なやり方ではなく、脱法行為をしているワケでもありません。我々が今までやってきたやり方が正当、ということでもありませんが、双方に長所と短所がありますから、どうしたら皆が生き延びられるのか、どこをどう改善したらいいのか、協会のトップや役員なら常に考えていなければなりません。それで飯を食っている会員、仲間なのですから。
脱線しますが、
うちの立川支部なんか、「何が正しいか」ではなく、「アイツは気に入らない」「アイツの言うことなんか聞くものか」ですもん。前支部長のF氏なんかお粗末この上なかったです。だいたいが5年間で不動産の仲介管理収入が12600円、というのですから、推されても断れよ、という話です。業者登録していても実質的には不動産屋じゃないのですから。前々支部長のY氏はそういう人を後継に指名したのですから、これが私物化でなくて何なのか、という話で・・・。
以前はウチコミを真似して「当社は借主からの仲介料は頂きません」という方針のウチミルという会社の社長(当時30歳)が支部の役員になっていたので「それはおかしいでしょ!?」と私が抗議して役員を辞めさせましたが、彼を擁護していた現在の副支部長からは相当に非難されましたね、私が。めちゃくちゃ頭が悪いんですよ、情けないくらいに。
それとは別に、国交省が不動産業者に様々な規制を課して、不動産業者の数を半減させようと目論んでいる、という話もあります。どちらもあと5年が勝負どころ。立派な指導者が出ることが望まれます。
今の全宅の本部の会長、自分から何か提案する人ではないそうです。てことは、何も手を打たないで座視している、ということになります。危機感も持ち合わせていないでしょう。
すみません、愚痴になってしまいました <m(__)m>
調べてみると、30日以上90日未満の期間で、建物を「一時使用」として貸すことを目的としたビジネスモデルですね。
30日未満だと旅館業法にひっかかり、90日以上だと宅建業法(賃貸借)にひっかかると。
どちらの責務も負わないことで、クリアしなければならない法律や面倒な手続きが不要になり、コストカットが可能になります。
規制の網をかいくぐるような方法ですから、いかにも孫さんが好みそうなビジネスモデルです。
「ウチコミ」の欠点は、貸主さん側が元付業者さんを選べないところにありますね。
そのうちに好きなエージェント(元付業者)で登録できるようになるでしょう。
最終的には、客付業者さんを排除した不動産物件検索サイトになると思います。
日本の不動産業界は、20年遅れで米国型の不動産取引に進んでいくような気がしています。
宅建協会が動けば動くほど、一般消費者さんが気づいていない不都合な真実が露見してしまうことになり、客付業の命運が尽きることになりますので、意図があるなしは別にして座視していることはそれほど間違った戦略ではなかと。
皆が食べていける(客付業を残していく)ことは、どの角度から考えても無理がある話で、残念ながら夢物語であると言えます。
もしpoohpapaさんが画期的な腹案をお持ちでしたら、ここで示されれば反響があって未来につながると思いますよ。
この記事には必ず AK さんからコメントを頂けると思っていました。有り難うございます。
私も、この AERA の記事を読んで初めて「OYO」の存在とシステムを知りました。違法ではないとしても、そして家主や借主の需要や希望と合っているとしても、法の抜け道を探して抜け駆けするようなシステムは賛成しかねますね。我々みたいな従前の不動産業者が全て「清く正しく」営業しているとは思いませんが、それら全てを、まるで「智恵が無いのがいけないんだろ」と見下しているかのようで。たしかに、孫さんが好みそうな形態の会社ですね。
「ウチコミ」は、例えば立川にある当社が「吉祥寺駅のある武蔵野市のエージェントになりたい」と希望して、エージェントが決まっていなければ武蔵野市のエージェントになることが出来ます。ただし、その地域で何軒の家主が登録しているか、家賃の地域差、というもので不公平が生じますね。
電話で説明を聞いて、私が立川で2社目のエージェントにならなかったのは、既にエージェントになっている会社が立川で独占できるハズの契約事務が、半分になってしまうのは申し訳ないし、もしそうするならエージェントとしての会費が(半分の)月額25000円でなければおかしいし、「ウチコミ」の担当者との相性とかで、仕事が公平に半分ずつ来るかどうか分からないから、でありました。
最終的に客付業者を排除した不動産物件検索サイトになるかどうかはどうでしょう・・・。一社月額5万は数が纏まれば馬鹿にならないですもんね。今のシステムなら直接取引させる口利き料以外に固定収入として入ってくるのですから、放棄しないように思うのですが。
今現在、「ウチコミ」のように家主と借主を直接結ぶ不動産会社は4社あるそうですが、これからはそういうシステムが主流になりそうですね。早く空室を埋めたい家主と、初期費用を抑えたい借主の需要が一致しているのですから。仕方ないことではありますが、それぞれ「自分が得すること」しか考えませんので。
長く試行錯誤して培ってきたノウハウの上でほぼ完成している業界のシステムを蔑ろにして、「アイデアを出したほうが勝ち、思いつかなかった奴が馬鹿」と、言われてはいませんが、そう言っているような(目先の損得だけを餌にする)営業手法は感心しません。
不動産協会が戦略的な意図があって騒がずに座視している、であるのなら良いのですが、危機感が無くて見えていないだけ、だと私は思います。その裏でしっかり先を見て研究し、対策を講じているのなら問題ありませんが、そんなふうには見えません。
<<皆が食べていける(客付業を残していく)ことは、どの角度から考えても無理がある話で、残念ながら夢物語であると言えます。
企業努力や経営者の才覚、資金力などに差があるワケですから、私も、全部が生き残るのは無理、現実的ではない、と思いますが、最初から「残れない業者は消えて良い、消えるべくして消えただけ」というスタンスであるなら業協会の存在意義がありません。健全に努力している会社が少しでも存続できるよう、知恵を出し合わなければなりません。みんな生活を賭けているのですから。
今の役員たち、口にこそ出しませんが「自分の会社が安泰なら良し」くらいにしか思っていないのは明白です。協会として正しく方向性を示してフォローして、それでも潰れる会社があったならそれは仕方がないことですが。
私に画期的な腹案・・・、ありません。あるとするなら、「こんな業界に見切りを付けてみんな早く抜けたほうがいいですよ」ということでしょう。
以前、支部にも具体的に10項目あまりにわたって改善提案をしましたが、まあ「アイツは気に入らないから無視しよう」ということなんでしょうか「理事の総意として回答いたしません」とのFAXが一枚流れてきただけでしたし、このブログで何か提案したとしても影響力も反響もないことでしょう。未来に繋がることもないかと思います。所詮は私一人ですから。
協会が会員のことを思っていてくれている、と思えるのと、会員のことなど何も考えてなんかいない、と感じるのとでは大きな差があります。業協会の役員に決定的に欠けているもの、それは、ハートです。ハートが無ければ何も、そして人も動きません。つまり、「ウチコミ」みたいな業者に飲まれてしまって将来はありません。本部や支部の役員だけでなく、皆で考える必要があると思うのですがねえ・・・。