2019年10月25日

節税と脱税は紙一重

チュートリアルの徳井の申告漏れ(?)、私は「脱税とまで言えなくとも限りなくクロに近い脱法行為」だと思っている。我々の業界で既定ルール化しているAD(業法で定められた仲介料の上限を超えて、広告料だの業務委託料だのと、こじつけの名目で受け取る、言わば営業担当者ボーナス)と根っこは同じ。

法に違反していないとしたなら「脱税だ!」と非難してはならないんだろうけど、いろんな使用用途のカネを経費で落としたりして「いかに、払わなければならない税金を少なくするか」というのを目的に会社を設立している時点で、どんな言い訳をしてもアウト。税理士の責任も重い。うちの税理士さん、ハッキリ「ここまでしか経費としては認められません」と指摘してくださるタイプの方だから私は信用している。

ま、以前、税務署出身の税理士にお願いしていて、二言目には「それじゃ税務署は納得しませんよ」と言っていて、私が「脱税を指南しろとは言っていない。節税したいだけなんだから、それを伝授するのもアンタの仕事だろ!?」と怒って大喧嘩したことがあるから徳井のことばかり責められないけど(滝汗

徳井の一件なんか小さな話で、こんな記事を見た。事実かどうかは確認しようがないので不明だが、

純益2兆円なのに。トヨタが5年も法人税を免れた税法のカラクリ

事実なら国民に対する背信行為で、トヨタは「あいちトリエンナーレ」のスポンサーにもなっているが、「そんなモンにカネを出すなら税金逃れなどしてないでちゃんと納税しろよ」と言いたい。トヨタがちゃんと納税していれば、あと何年かは消費税を上げなくても済んでいたかも知れない、それくらいの話。

当ブログでよく書いているけど、「法に違反していなければ何をやってもいい」 「間違っていなければ正しい、とは限らない」と私は思っていて、企業が巨大化してグローバル企業になってしまうと、他人を思いやる日本的精神なんかは吹っ飛んでしまうものか。そりゃあ何かの際のために内部留保しておく必要も当然にあるとは思うけど、程度問題。内部留保から各被災地に「これをお役立てください」と1000億くらいずつ寄付しても罰は当たらないだろうに、と思う。というのは零細企業経営者の発想だろうけど。

徳井の件は、爽やかなイメージで「きっと悪意はなくて知らなかっただけだろう」と国民は赦してしまいそうだが、同じことを小沢仁志がやったらどうなるか・・・。「ああ、アイツならやりかねないよね、悪そうな顔してるもん。そんなの脱税に決まってる」と赦さないに違いない。人間なんてそんなものだと思う。

それにしても、あの吉本興業で徳井はそんなに貰ってたんだ・・・、と驚き (^◇^)

posted by poohpapa at 05:17| Comment(8) | ニュース | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
poohpapaさんおはようございます。

poohpapaさんところは、いつも赤字だから、税金は払ってないんでしょうね。
しかし、きっと内部留保はいっぱい持っているに違いないと思われますね。

チュートリアルの徳井が東京国税局から約1億を申告漏れと指摘。すごいもらっていたんだ、何か冠番組ってあったけ?まあ顔が売れてるから吉本も高給を払ってたんだろうけど、
まあ、同じことを悪徳不動産屋がやったら、あたり前すぎて記事にならないなぁ。
Posted by たか at 2019年10月25日 08:09
たかさん、三たび、おはようございます

<<しかし、きっと内部留保はいっぱい持っているに違いないと思われますね。

余計な事言わないでくれよ、国税から目を付けられたらどうすんだよ!? ( `ー´)ノ

徳井クラスでも数年で一億2千万、ですか、それは申告してなかった分で、他にも収入があったでしょうから、倍の収入はあったと思われますね。吉本興業・・・、闇営業しなくても食べていけそう。

ま、テレビによく出ている一部のタレントだけであって、大半はバイトしながら食べているんでしょうけど。ほんと、徳井は冠番組なんか持ってませんよね、不思議ですね。

こういう時にいつも思うのですが、相方が気の毒ですね。

Posted by poohpapa at 2019年10月25日 08:55
poohpapaさんへ
おはようございます。

>それにしても、あの吉本興業で徳井はそんなに貰ってたんだ・・・、と驚き (^◇^)
これって全て企業の広告宣伝費が原資です、それにしてもお笑い芸人にまでそれだけの金額が流れると言う事は如何に膨大な額になるか想像できます。ここに改善の手を入れることがマスコミ改革に繋がります。

どうせ経費で落とすのでしょうが、法人税を上げるより、ここにもっと課税すればいいのです。
ここに手を入れるのがマスコミ改革に繋がります、マスコミの横暴は全てお金です。

企業の節税の厚かましさで思い出すことがあります。
僕が上京したのは今から50年も前ですが、当時西武鉄道がご多分に漏れず税金を納めていないうえに、更に環八の高架工事を税金でやらそうと延び延びにしていると聞いた事があります。
最近はどうなっているか不明ですが、国税庁の役人を大企業が節税目的で天下りを受け入れていると説もあります、国税庁役人も企業に天下った先輩OBの手前、余り文句言えないでしょうね。
日本には、相変わらず利益まみれの岩盤規制が隠れています。
根源は役人の国益そっちのけの省益を優先させ身勝手さです、ここを直す手はないものかと思います。
Posted by ボース at 2019年10月25日 09:13
私の見方はpoohpapaさんとはちょっと違いますかねー。毎年申告をしていて脱税をしていたのならまっくろだけどこの人3年間申告してなかったんでしょ?テレビに出ていて収入がないわけないんだから収入がないと言い切れるものでもないし、そもそも収入がない人もないなりの申告をしなきゃいけないわけですよねw
税金を払うということに対しての真面目な姿勢の無さは擁護出来ないけれどありとあらゆる知恵を絞って脱税していた人と同じには私には思えないです (≧∇≦)ノ彡バンバン!

同じことを小沢仁志さんがしても私は同じように思ったと思います(笑)

本当に脱税する人は税務署に目を付けられない様しっかり申告してると思います
Posted by はなくろ at 2019年10月25日 09:36
ボースさん、こんにちは

吉本でも、中堅の売れっ子になるとCMの出演料だけでも凄い収入になるでしょうね。徳井が出ているCMは関東では見かけませんけど・・・。

普段着なんかも「衣装だ」として経費で落としたり、私的な旅行なんかでも「ネタを仕入れるため」とか言って必要経費として認めさせようとしていたのですから、徳井一人の知恵でなく、誰か知恵を付ける先輩とかがいるんでしょうね。毎年しっかり申告させなかった税理士も懲罰の対象にしていいくらいの話ですね。追徴課税分の半分は税理士が払ってもいいくらいでしょう。

それにしても、大企業のやり口は酷いですね。トヨタなんか、税金くらい普通に納めろよ、と言いたいです。法人税、23%くらいでしたでしょうか・・・。私は税理士さんに任せてあるので知りませんけど(おい

国税から大企業に天下りする奴、何もしなくても年間で1000万くらい給料を出してもお釣りがくるんでしょうね。でなきゃ招きませんよね。

などと考えていたら腹が立ってきました、ハァ <`ヘ´>





Posted by poohpapa at 2019年10月25日 11:10
はなくろさん、こんにちは

いやあ、例えば学歴が無くて社会経験や常識が欠如していたとしても、何年も申告をしないでいて大丈夫、と思い込んでいたなら、よほどのアホか悪意ですよ。そもそも、吉本からの給料(出来高)は本来は個人に支払われるもので、徳井が別に興した会社に振り込まれるのが不思議です。吉本ではタレントは個人事業主という扱いで、所得税とか健康保険とか天引きしてなかったと思われますが、会社を興して諸々を経費で落とそう、と考える時点で意識は節税というより脱税かと思いますね。

税金は申告の仕方によって100万になったり10万になったりするもの、それで10万になるよう対策を練るなら節税ですけど、ハナから払わないで済むように講じていたなら、申告漏れではなく脱税かと思いますね。重加算税を課されて支払い済みとのことなので、税務署も本人も「そういうもの」と認めたことになりますね。もちろん、税務署相手に闘える人などそうはいないでしょうけど。

ま、税務署が、上がってきた申告書を見て「これは経費として認められません」と指導や指摘をすればいいだけの話ですけど。

で、税理士がおかしいですね。当然に毎年「申告の時期が近づいていますから、こういう(領収書とかの)資料を用意してください」と言うハズで、申告してないのが判っていて黙っている・・・、考えられません。

「今年は忙しくてできなかったから来年纏めてでいいや」 「今年もできなかったから3年分纏めてでいいや」という発想になること自体が、「世の中を舐めるなよ!」であります。

もっと言うなら、脱税という認識が無いままの脱税、と言えるでしょう。

Posted by poohpapa at 2019年10月25日 11:30
徳井さんの会社の設立については何も思わないのですが、芸能人は給与所得者ではなくて個人事業主のはずですから、それまでの確定申告はどうしていたんだろうと疑問がわきます。
税理士さんがついていれば、会社設立前後での徳井さんの作業自体はさほど変わらないとは思いますので。
表に出ていないだけで、裏の事情が色々とあるのかもしれませんね。
(というか芸能人は裏事情だらけのような気も)


トヨタの件で大村さんに悪意があると思える点は
「トヨタグループ世界全体の利益2兆円を日本に全部集めてくるべきで、そこに課税されることが当然だ」
とミスリードを誘っていることです。

グローバル企業は、どの国に資金(利益分)を置いておいても税制面以外では大きな影響がないために、無駄な課税をされてまで日本に資金を集めてくる必要がそもそもありません。
何をするにも税金が高い日本では、資金を集めてくることがデメリットですらあります。
(だから本社の海外移転がさかんに議論されることになります。)

基本的に海外子会社というものは、その国ごとに収益が出てその国ごとに課税されていく存在です。
日本国から海外子会社に直接課税することはできません。
トヨタの海外子会社はそれぞれの国で税金を納めていますので、本来はその国ごとの収益と課税というように、国別で見なければならないところですが、
大村さんの主張は
「どの国で利益が出ていようが、合算して日本で全部税金を払え」
に近いものになってしまっている。

日本に資金を集めてくることが、トヨタにとってすごく得なことだという間違った(ミスリードを狙った)前提を軸にして論理を展開しています。

企業からすれば日本に資金を移す必要性が薄いため、海外子会社からの配当課税は、税収面からはあまり意味のないものになってしまっています。
国のほうでもそういう実情をよく分かっていますので
「税金をあまりかけないので資金を日本に移動してください」
とお願いをしていることになります。
日本に資金が集まってくることは、国内経済の活性化につながりますので、とれるはずもない税金に期待するよりは、税制を変えてでも頭を下げてでもお願いに回ったほうが日本経済のためになるということです。

そういう制度を作ってはいるのですが、他の企業で積極的に使っているとはあまり聞きませんね。
先日の記事に登場していたユニクロの柳井さんでしたら、絶対に使わないかと思います 笑
中国で生み出した利益は、中国で再投資したほうが圧倒的に得をすると考えることでしょう。
(こちらのほうが利益を求める経営者としては正しい考え方です。)
この制度を使っている企業があるとすれば、叩かれる対象ではなくて、むしろ称賛されるべきだと私は思います。

大村さんも全て分かって言っているのだとは思いますけどね。
「大企業は税金を払わないためにずるいことをしている、だから庶民もやるべきだ」
という結論あきりの主張で、自身の本を売るためのポジショントークです。

彼の著書を何冊か読みましたが、極論すぎて首をかしげることが多かったと記憶してます。
Posted by AK at 2019年10月25日 14:56
AK さん、おはようございます

いつも詳細に教えてくださって有り難うございます。

この、トヨタの法人税に関する元の記事、元国税調査官で60冊以上の著書がある人物が書いているので、ある程度は信憑性が高い、とは思っていましたが、私も自信がなく、「事実かどうかは確認しようがないので不明だが」と逃げを打っておいて正解でした。

元通産官僚の古賀茂明なんかが退職して政府を批判しているのと似ているのかも知れませんね。私は、元官僚が現政権を批判するコメントを発しているのを見ると、いつも「結局は己の能力不足で弾き飛ばされた役人が政権批判をすることでマスコミに受け入れられているだけで見っとも無い」と思っていて、その類なんでしょうか。

なんか「私は他の奴らより能力があるのに上司や周りは認めない。こんな組織は腐っている。政権が間違っているせいだ」と責任転嫁して左に寄っただけで、建設的な提言は何もしていませんし。

もっとも、昨今は事務次官までなった前川喜平なんかも政権批判をしていますけど。

<<「大企業は税金を払わないためにずるいことをしている、だから庶民もやるべきだ」
という結論あきりの主張で、自身の本を売るためのポジショントークです。

私は「だから庶民もやるべきだ」と言っている、とまでは思いませんでしたが、本の宣伝、というのは解かるような気がします。言っていることそのものは衝撃的で、私なんかも「事実なら、トヨタはとんでもない企業」だと思ってしまいましたから。

私は単純に、「日本の法人税は安すぎる。とくに巨額の利益を上げている大企業には累進課税的に徴収しても良いのでは」と思っていましたが、それだと大企業は海外に拠点を移してしまって当たり前。国税庁も、そうならないギリギリのところで調整しているワケですね。

そういうのは、企業の考えに対して「当然のことで、脱税行為ではない」、と私も思います。ただ、企業倫理として、日本の企業が利益を日本に還元するのが当たり前、と思うのですが・・・。海外との法人税の誤差、10%くらいまでなら日本で納税すべきかな、と思います。もちろん、その10%は膨大な額になりますけど、損得だけで考えてほしくないかな、と・・・。

大村氏の記事にある、政治家と大企業の癒着、政治献金がらみの話は、そういう側面があるにしても眉唾くらいに思っていたほうがいいのでしょうね。前述の古賀茂明にしても、一部分だけを捉えて「全て間違い」だと常に政権を攻撃していて、それじゃいかな反日のマスコミもコメンテイターとして使えなくなりますね。

それにしても、大村氏の本までも何冊もお読みになっている、というのは凄いですね。

以前も書かせて頂きましたが、AK さん、我々の業界にいらっしゃっるのなら、協会のトップになって頂けないものか、と切望します。この業界は、あと数年で何割かの業者の経営が立ち行かなくなると思っています。業態が変わるのと国交省の意図的な政策のせいですね。零細企業も同じ会員、仲間です。私はたぶん、あと数年で廃業して転職すると思いますが、30年もいた業界ですから何かのお役に立って、それから離れたい、とは思っています。

大袈裟な話でなく、この業界が健全な形で存続できるために私に何ができるか、よく考えたり、同じような危惧の念を持っている仲間と話しています。今の協会のトップ、末端会員のことや業界の将来について何も考えていないように思えます。いつか貰えるであろう勲章のことしか考えていないような・・・。

自分が業界を離れてしまえば後はどうなろうと知ったことではない、とは思わないのです。業界のトップには、物事を俯瞰して公正に見られる人が就くべき、と思います。私は役職など要りません。どうせ暇な店ですから、要請があれば使い走りでも何でもします。何かで功績が生じたなら、美味しいところは全て役員さんたちが持って行って頂いてかまいません。私が欲しいのは、自己の満足感だけです。

勝手な話であることは承知していますが、ぜひご一考頂きたく存じます。

Posted by poohpapa at 2019年10月26日 07:10
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