2020年02月27日

政府批判の的外れ

武漢肺炎で、「政府の対応があ」だの「安倍総理の指導力があ」だの「外国はこうしてんのにい」だのと批判している人たちは多い。挙句に自国籍の船から感染者が出ているのに「東京五輪、ロンドンが引き受けます」などと能天気なことをロンドン市長が言い出して・・・。

この新型疫病、最初の一人が世間に出てしまった時点で完全に防ぐなんてこと絶対に無理だと思う。あとはネズミ算式に増えるのみ。潜伏期間というものが無くて発病したら即死、というなら話は別だけど。交通違反の罰則や取り締まりをどんなに強化しても「死亡者0」にするなんてことはできないのと同じ。ま、以前は1万人を超えていた年間交通事故死亡者が現在は3000人くらいにはなっているけど。

あの時どうしたら良かったか、どうすべきだったか、は、結果を見てからしか判断できない。それを、したり顔で政権批判に結び付け、いまだに「モリカケだ」 「桜だ」 「今度は新型肺炎だ」と政権潰しに絡めて、マスコミは「もう安倍さんではダメだ、完全に詰んだ」と世論をミスリードしている。何が何でも憲法改正阻止のマスコミと野党が連携して安倍さんの念願成就を困難にしていることを差し引いても、私から見ても今の安倍さんは迫力に欠けるから心からの支持ができないでいるんだけどね。

周りが安倍さんに忖度しているんじゃなくて、今は安倍さんが周りに忖度しすぎている感じ。野党が政権の足を引っ張るならともかく、与党の中にも「隙あらば」と政権の足を引っ張る奴がいて情けない。あるアンケート調査で、石破が次期総理候補で安倍さんを抜いてトップに立った、というけど噴飯もの。私みたいなズブの素人でも「石破が総理になったら日本の国益は大きく損なわれる」のが解かるのに、何を考えているのやら。

それにしても、テレビのコメンテイターやMCの発言内容のお粗末なこと。馬がゴールしてから馬券を買うが如しで結果が判ってから当てるなら誰にでもできる。レベルが低すぎる。

私からすると、政府の対応に初動ミスがあったとしたなら原因は「人権に配慮しすぎた結果」だと思う。ダイヤモンド・プリンセス号の乗客乗員を強制的に隔離したなら「人権無視だ」とマスコミは一斉に批判しただろうに、陽性患者が出た途端に「どうしてあの時に・・・」などと言い出す。だったら最初に言えよ、である。極めて一部の人たちの人権に配慮した結果が多くの人たちの人権を損なっている。

ダイ・プリ号が横浜に寄港した初期のころ、横浜のTさんと話していたら、「オリンピックの選手村が完成しているのだから、乗客乗員を全部そこに隔離すればいいんだよ」と言っていて、私も同感。政府の中に誰かそう提言する人はいなかったものかねえ。Tさんなら優秀な総理補佐官になれそうだわ。
 
最近はうちの地元選出の自民党代議士の政策第一秘書のYさんと親しくなっちゃったから、今度、事務所に行って意見してこよう(^◇^)

posted by poohpapa at 07:18| Comment(6) | ニュース | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
poohpapaさんおはようございます。

後出しじゃんけんはだれでも勝ちます。テレビの番組は視聴率をとるのが目的ですから、バカなMCとピントはずれの自称専門家が丁度いいのかもしれませんね。

これだけ、北海道から熊本まで感染者が続出しておれば、コロナウイルスの隠れ感染者がpoohpapaさんの廻りにいっぱいいるんでしょうね。

このコロナウイルスの検査って面倒で時間がかかるみたい。検査時に陰性でも後で発病して陽性に変わるなどやっかいなもののようです。

インフルエンザのように鼻や喉の粘膜を綿棒で取ってすぐ判明というわけにはいかないようです。簡単に調べることができる装置を日本のメーカーが開発したそうで、早く増産してもらいたいものです。

今後、感染者がでたら、オリンピックの選手村に強制的に移すことにします。と中国共産党ならいうだろうな。
Posted by たか at 2020年02月27日 08:06
たかさん、おはようございます

そうですね、隠れ陽性の私の周りにも・・・、って、まだ罹ってねえよ <`ヘ´>

昨日、伊勢丹の北海道展の初日に行ったのですが、その7階だけでなく地下まで客の入りが悪くて驚きました。みんな気になってるんですね。そこまで神経質にならなくても・・・、と思いますが。

コロッケ屋さんが一店、出店を取りやめてました。今朝のニュースで今回の新型肺炎による集客不良で経営破綻したとか・・・。エスカレーターの裏側のお菓子のブースはそこそこ混んでいましたが。

横浜のTさんの話では、「みなとみらい」の煉瓦館なんかもほとんど人がいないとか。うちらの空室案内も、内見後には案内した業者に消毒を義務付けるとか・・・、そんなことしたら誰も案内してくれなくなりますけど。飲食や観光業界のダメージが大きいかな。こんな時こそ積極的に応援したいと思います。

でも、いつかは、と言いますか、そんなに遠くない将来収束するとは思います。私は楽観視してます。
Posted by poohpapa at 2020年02月27日 08:51
フランスの首都パリで、新型コロナウイルスにより60歳のフランス人男性が死亡
着実に拡散してますね。。。
EUから日本への乗り入れも禁止にすべきかもしれません。
Posted by たか at 2020年02月27日 08:58
そうなんだ・・・。欧州では中国人に対する差別から発展して日本や他のアジア人に対する差別も激しくなっているとか。今のところ北欧ではノルウェーは感染者が出ていませんが、それも時間の問題でしょうね。ほんと、EUから日本への乗り入れも禁止にすべき時期に来ているかもしれませんね。

実は数年前に私もダイヤモンド・プリンセス号に乗船していまして・・・、ただ見学しただけですけど。

Posted by poohpapa at 2020年02月27日 09:35
日本の検疫法においては、隔離のハードルがものすごい高いですからね。
致死率30%オーバーの感染症の時にだけ、初めて適用できるくらいのものです。

今回の新型コロナ感染症くらいのことでは、隔離が適用できる法的根拠が何もありません。
人権擁護派とも調整をして、そのように法整備を進めてきたのです。

それでも、厚生労働省は2月13日に「検疫法第34条」という伝家の宝刀を抜いてきました。
検疫法の緊急事態条項とも言えるべきもので、検疫法上の制約をとっぱらえるような強権的な法律です。
これによって、陽性者はもとより、疑陽性者、無症状病原体保持者の隔離・停留も可能になりました。

新型コロナウイルスが、検疫法で想定外のことであったとしても、本来であればこの程度のことで適用して良いような法律ではないのです。
橋下さんも1月31日の時点で指摘していましたが、隔離には「検疫法第34条」の適用が必要で、そのためには重大性の認定が必須、政治判断が求められるものだと。

誰かが腹を括って断行したのですよ。
ここに触れない報道機関は、怒りよりも悲しさを覚えます。

人権擁護派も情けない。
「検疫法第34条」の適用には反対するべき立場のはず。

・この程度のことで適用して大丈夫なのか
(新型コロナウイルスが驚異ではないと言っているのではなく、国内感染者1万人致死率30%レベルの、そういう事態を想定して用意した法律ではないのか)
・伝家の宝刀をスパスパ抜いて問題ないのか
(次から簡単に抜けるものになってしまう)

私ですら、そのように考えてしまいます。


結果から見れば、いろいろ言われるところでありますが、その時々の判断としては間違っていないと思いますね。
何度繰り返しても、同じ状況であれば同じ判断をするしかない、と言えるでしょうから。
「検疫法第34条」の適用以外は、迷うところはなかったような気がします。


今度の見通しですが、あまり楽観的ではないようです。

気温が高いシンガポールでも蔓延していることから、インフルエンザのように暖かくなれば収束してことも期待できません。

中国では完治と見られていた患者さんが再発(もしくは再感染)したという話が出ていましたし、日本でも大阪でその事例が出てしまいました。
検査体制の不備が原因であれば良いのですが、そうでない場合はなかなか大変です。

もし再発であれば、簡単には完治しない、ヘルペスウイルスのように一旦潜んではまた出てくるということが考えられます。

もし再感染で同じウイルスに感染ということでしたら、ウイルスへの抗体が獲得できない(すぐに失われしまう)ことを意味します。
別の新型コロナウイルス(亜種)に感染ということであれば、ウイルスが変異する速さが予想以上ということなってしまいます。

どのルートであっても、収束までは決して簡単な道のりではありません。
ウイルスの全容解明ができるまで、問題が長期化することはほぼ確定的になりましたし、それに応じて社会変革も起きてくるかと思います。
Posted by AK at 2020年02月27日 19:29
AK さん、おはようございます

けっして持ち上げるのでなく、AK さんは、業界の会長どころか政府の中枢にいてもおかしくないほどに冷静かつ公正に物事を俯瞰して見られる方でいらっしゃいますね。逆に言えば、私の「底の浅さ」が次々に露呈されてしまうくらいに博識でいらっしゃって・・・。

私は「梅雨前には収束しているんじゃないか」と思っていましたが、そういうものでもなさそうなんですね。たしかに、シンガポールでも感染が拡大しているとしたなら、暖かくなれば、という期待は吹っ飛びますね。一度陰性になっても再び陽性になることもある・・・、抗体ができにくいウィルス、ということになってしまいますね。そんなウィルスが突然変異的に急に生まれる、なんてことがあるのでしょうか。

昨日でしたか、この期に及んでWHOは「まだパンデミックではない」と言っていますが、世界中がパニックにならないよう配慮したものでなく、中国に対してのみ気を遣っているような。

つい今さっき入ってきたニュースでは、

「中国の国家衛生委員会が1月3日、湖北省武漢市で発生した新型コロナウィルスによる肺炎に関し、いかなる組織も個人も、無断で検査結果などの情報を外部に公表してはならない」との通知を出していたと伝えた。通知は医療機関などに対し、新型肺炎に関する情報や検体を、許可を得ずに別の組織や個人に対して提供してはならないと規定。検査機関などが検体の提供を受けていた場合、廃棄するか、国指定の機関に送るよう要求した。武漢では昨年12月上旬に原因不明の肺炎が発生。早期に情報発信した一部の医師らは摘発された」

とのこと。今の世の中、どんなに隠そうとしても情報は必ず漏れてしまうものですから、中国政府が隠蔽しようとしたのなら、それは自己保身でしかなく、世界を敵に回すようなものですね。ただ、今までは無かった病気が発生した、というならとくに隠すことではなく、プライドは捨てて世界に協力を呼びかければいい話。そうしなかった、ということは、知られたくない裏があるのかも、と勘繰ってしまいます。

フェイクかも知れませんが、それらの医師はすでに処刑されている、とも聞きます。中国ですもんね。

ところで、

<<誰かが腹を括って断行したのですよ。
ここに触れない報道機関は、怒りよりも悲しさを覚えます。

AK さんからこのご指摘を受けるまで、日本では隔離のハードルが高いとしても、臨機応変ということも必要なんだから、「何かあったら私が責任を持つ」と言えるような人物がいないのがいけない、今回のケースでもそう、だと思い込んでいました。

劇的な特効薬が開発されるまでは騒ぎは収束しないでしょうから、だとすると、2年くらいは掛かるかも知れませんね。いや、もっとかなあ・・・。

政府は「ここ1〜2週間が山」と言っていますが、そこが山でも、ずっと尾根伝いに歩かされるような・・・。

Posted by poohpapa at 2020年02月28日 07:29
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