宅建試験は10月18日に行われる一度だけ、と思っていたけど、今年はコロナ騒動でソーシャル・ディスタンスを考慮しなければならず、そうなると例年の2倍の会場を手配しなければならなくて、主催側が「どうしても今年でなければ、という人以外は今年は受験しないでほしい」とお願いしていたものの、誰だって早く受かって済ませたいのだから、一生懸命勉強してきた受験者が「そうだね、来年にするよ」などと諦めてくれるハズもなく、追加試験が12月27日に実施されることになった。
実は、今週号の住宅新報を読むまで私も知らなかった。それで、不動産適正取引推進機構に電話したら、上記のような事情を説明してくれたもの。ただし、2度目の(追加試験)は一度目と同じ会場を借りるとしても、試験問題は一度目の問題をそのまま使うことはできない。既に解答速報が流れているし、以前は宅建講座を開いている○○学院が何人ものスタッフを担当ジャンルに分けて受験させて、問題を記憶したものをその日の夜のうちに解答速報として流していたこともある。同じ問題を使ったなら追加試験の受験者のほうが有利になるもの。主催側も試験問題を二つ作成するのは大変だと思う。
一度目の試験は例年より簡単で、合格ラインは37点くらいになるのでは、と言われている。一度目の問題で受けたか追加試験のほうで受けたか、で、一度目(あるいは追加試験)なら受かっていたのに、という人も結構いそう。「運も実力のうち」とは言うけど、ボーダーラインあたりにいて運で落ちたら堪らない。もっとも、運に左右されない、つまり運の分を上乗せした点数を取ればいいだけのことなんだけど。
よく言われることだけど、「試験は家を出たところから始まっている」ので、早めに家を出たのに会場に向かう為のバスが渋滞していた、電車が人身事故で止まっていた、そういうのも運不運のうち。自分がしっかり勉強していたところがたまたま試験に出た、なんてことだけでは運不運は語れない。
さて、一度目の試験の合格発表は12月2日、追加試験のほうは当然に来年になる。
私も、今年の問題に挑戦してみたけど、今年受けたら落ちてたかもなあ・・・(汗
ところで、昨日のYさんの一周忌法要、親族以外で招かれたのは4人、全部で8人。親族も、Yさんに本当に近い方のみ。八王子駅まで迎えに来て頂いて、遠方からお越しのご親族の方を除いて一旦Yさんのご自宅に集合。それから府中の多摩墓地に。墓前で坊さんにお経を唱えて頂き無事終了。それから八王子まで戻り、奥様がご用意してくださった昼食を頂いた。
お店は打越町の「浜寿司」で、ワケあって全員が鰻。本当は私以外はお寿司を用意するハズだったが、今は古代米(茶色味がかったお米)を使っていて、白米でのお寿司をリクエストしたけど「できない」とのことで、全員が鰻になった次第。その鰻がめっぽう美味しかった。
少人数だったので和気藹々とした雰囲気。食事を終える頃には数年来の知人みたいな感じ。中には、Yさんが「祖母に打ってあげよう」と鍼を勉強していた時の鍼の先生とお仲間さんがいて、その先生、15年ほど前、「世界一受けたい授業」で講師を務めていたとか。水を張った桶にリンゴを浮かべて、一滴の水も零さずにリンゴに鍼を打てるかどうか、プロの技を披露なさったとか。制作側がいろいろ当たったものの、みんな「無理」だと辞退されて、最後に「できますよ」と引き受けたのがU先生。
15年前なら、私も日テレの「馬鹿なフリして聞いてみた」に出てたけど、向こうは「世界一受けたい授業」の講師だし、張り合うみたいになって場がシラケるだろうから黙っていた (滝汗
新しい出会いもあって、とても良い一周忌法要だった。Yさんも天から笑ってご覧になっていたと思う。