2020年12月14日

こういう葉書は嬉しい

2ヶ月ほど前に、うちののメガネを新調したメガネ屋さんから挨拶状(葉書)が届いた。

良い実例なので店名を出して書きたい。

昨年の今ごろ、私が立川市の森山眼科クリニックで両眼とも白内障手術を受け、メガネの処方を出してもらい、提携しているメガネ屋さんのリストを見たら、見覚えのある店名があった。私が高校を卒業して最初に就職した眼鏡光学器の卸会社のお得意様だった「くにたちメガネ」さんである。

今から50年前、私はいつも便利屋さんに「くにたちメガネ」さん宛ての荷物を出していて、50年後の今もそのまま営業している・・・、それは凄いこと。あ、当時の便利屋さんは今の「何でも屋」と違って、各卸会社が午前中に注文を受けたレンズやフレームを昼過ぎに集配に来て、その日のうちに顧客に配達する業者のこと。それが便利だから「便利屋」と呼ばれていた。当時、1個の配達料は100円。それぞれ中央線、横浜、横須賀などと専門の地域(方面)があって、互いの領域は侵さない。

懐かしいし、せっかくならご縁があるお店で作ろうと思い、昨年は私のメガネを、そして今年はうちのの運転免許更新用のメガネを作りに行ってきた。短焦点だけど、私のメガネは9万くらい、うちののメガネは10万。うちののフレームは宝飾ブランドのショパールの製品。本当はもっと高かったけど、私が「50年前に清川商店にいて、くにたちメガネさん宛ての便利屋さんの荷物を出していました」と言うと驚いて、黙って値引きしてくださった。卸値を知っている相手との商売はやりにくいと思う。

立川にも眼鏡屋さんはあるけど、目に付くのは「メガネ市場」とか「メガネスーパー」といった安売り店ばかり。洋服ならそういう店でもいいけど、メガネは安売り店では買いたくない。

とても丁寧に接客して頂いたので、帰り際に、たまたま私のバッグに入っていたお菓子を「一口ずつにしかなりませんけど、これ、美味しいですよ。皆さんでどうぞ」と差し上げたのだが・・・、うちのに届いた挨拶状には、印刷された定文にキレイな手書きの文字で「先日頂いたお菓子、すごく美味しかったです」と添えられていた。へえ・・・、そんなこと覚えていてくださったんだ、と感激。直ぐに電話して、「またお届けしますね」と約束して、一昨日、仕事で近所まで行った際に届けてきた。残念ながら一昨日は担当者のKさんはお休みだったが、昨日、ご丁寧にお礼の電話を頂いた。それもまた嬉しい。

我々の不動産業界でも、そういう葉書の活用を以前から実践している会社もあると思う。もしかすると、この先は大手しか生き残れないことになるかも知れないから、適当な頃合いを測って、手書きで「何かお困りのことがありましたらご遠慮なくどうぞ」などとアナログ的な気遣いを示すことで生き残りが果たせるかも。ただし、メガネ屋さんが「具合が悪いところがありましたら・・・」と送るのと、不動産屋が「具合が悪いことがありましたらご遠慮なく」と言うのとでは物凄い開きがある。

クレームが来ても、メガネ屋さんは少しの手間だけで済むが不動産屋は「ご遠慮なく」と言おうものなら藪蛇になりかねない。それに、生来の悪筆だったりすると気後れする。ただ言えるのは、印刷された定文だけで送るなら送らないほうが良い、ということ。う〜ん、悩むなあ。

さて、Kさんが辞めたりしなければ、うちはこれからも「くにたちメガネ」さんを使わせて頂くと思う。

posted by poohpapa at 06:11| Comment(6) | プライベート | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
poohpapaさんおはようございます。

>目に付くのは「メガネ市場」とか
あら、私はずっと、「メガネ市場」で買ってる。2,3年に1回くらい。しかも遠近両用。
Posted by たか at 2020年12月14日 07:47
今なら、駅にあるJINSとかが主流なのかも。
あとZoffとか…?
とりあえず激安ですからね。
学生向き、といいつつ自分の眼鏡もJINSだったりする…(´・ω・`)
Posted by ハリケーン at 2020年12月14日 08:27
たかさん、おはようございます

<<あら、私はずっと、「メガネ市場」で買ってる。

なるほど・・・、それで人相が悪いんですね(ぷっ

「くにたちメガネ」さんは、安売り店とは真逆の商売(売り方)をしていますね。つまり、客層が違います。安売り店ではない普通のメガネ専門店よりさらに一段上、という感じです。なんせ、値引きしてもらって、私の単焦点で9万、うちののが10万ですから。

ま、大阪の人は合理的で、ただ安く買えればいい、というのでなく「いい物をいかに安く買ったか」を自慢する府民性ですからね、たかさんのメガネもバッタモンではないと思いますが。

ガングロギャルのホステスしかいない場末のキャバクラと銀座のクラブと、どちらに行くかは客の好みと予算で選択すればいいだけのことで、もちろん、私は銀座のクラブを選択しますが。ま、行かないけど。
Posted by poohpapa at 2020年12月15日 04:53
ハリケーンさん、おはようございます

ほんと、どういうワケか、立川には安売り店でないメガネ専門店が無いんですよ。高島屋や伊勢丹には入っていますが、そこで買おうとは思わないですね。少人数でやっていて、たまに行っても顔を覚えていてくれる店のほうがいいですね。ホッとしますもん。

今から50年ほど前に「メガネ・ドラッグ」なんて安売り店が登場しましたが、今もあるのかなあ・・・。メガネ市場なんか、あれだけテレビCМを流していて安く売れるのですから典型的な薄利多売で、メガネを買うのは怖いですね。購入金額の半分はCМ代でしょうし。

もしも悪魔から、「目と口(モノが言えなくなる)と耳、どれか一つだけ機能を残してやる、あとは奪う」と言われたなら100%の人が目を選ぶと思います。人間は目から得られる情報がほとんどですもんね。

痛い時に痛いと言えないのも、好きな音楽を聴けないのも辛いですが、目が見えないことほど不自由で難儀なことはありませんから。

だから、メガネに出すカネは惜しみません。ハリケーンさんは視力はいいんですよね。でも、そろそろ老眼が入る頃でしょうかね、もう入っているのかなあ・・・(失礼
Posted by poohpapa at 2020年12月15日 05:10
私は勉強のし過ぎだと思います(嘘〜(*´σー`)エヘヘ)が、視力がとても悪いです。
左右の焦点もズレているので、光学顕微鏡を覗く仕事の時には甚だ不自由です。
既に老眼も進んでいるので、暗くなるとサッパリ見えません。
夜間の車の運転では、暗い色の服を着ている老人に、人格を疑われるような暴言を吐いてます。
レーシックしたいけど、もう老眼だし、ビビりなので…(´・ω・`)
Posted by ハリケーン at 2020年12月15日 07:53
ハリケーンさん、再び、おはようございます

勉強のし過ぎ、というのは嘘ではないと思いますが。ただ、勉強は元々お好きでなかったのでは?

私も、両眼で左右にプリズム5、上下にプリズム3、入っています。プリズム1は、1m離れたところにある1点が1cm離れて2点に見える、ということで、プリズム5は、5m離れた視力表の上の1点が25cm離れて見えるということですね。さらに上下にもプリズム2が入っているので、左右で25cm、上下に10cm離れて見えて、まあ、ロンパリですね。

なので、双眼鏡はしんどいです。像が一つになりません。仕方なく利き目だけで見ています。

お仲間がいて良かった・・・(こら

レーシック・・・、どうなんでしょうね。技術のしっかりした病院でないと怖いですね。
Posted by poohpapa at 2020年12月15日 09:13
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