2021年05月02日

悲劇の鳩

朝から少々グロテスクな話で恐縮だが・・・、

先日、伊勢丹立川店のコロナ対応について、支配人と直接お話しすべく10時前に2階正面入口に行き、意見を申し伝えて帰宅する途中、ファーレ立川北の交差点でハトが車に轢かれて死んでいた。片側2車線のバイパスの横断歩道のほぼ中央、遠目に見て「子猫かな」と思ったが鳩だった。

伊勢丹に向かう時も同じ横断歩道を渡っているが、その時には無かったから、その小一時間ほどの間の出来事なんだろう。横断歩道を渡り切ったものの、「あれじゃ、次々に他の車に轢かれそう・・・」と気になって、次の青信号で戻って両手で抱えると、まだ温かかったし、流れている血液も固まっていない。だから「轢かれて10分とは経っていなかった」と思われる。写真も撮ったが、ここには貼らない。

ビニール袋を持っていなくて、私には「抱えて道路脇まで移動させる」ことしかできない。市役所の清掃課(衛生課?)に連絡すべきか迷ったが、しなかった。ガードレールの下にそっと置いて両手を合わせて帰ってきて、うちのに状況を話して直ぐに手を洗った。カラスの餌にならなければいいが・・・。

夕方、再びファーレ立川北の交差点を通ったら、私が置いた場所に鳩の死骸は無く、道路に流れていた血もほとんど目立たなくなっていた。もしかすると、一番近い中華料理店が片付けてくださったのかも。

ん?、中華料理店・・・。もしかすると、「限定一名様 鳩胸肉の油淋鶏」なんて看板が出てたりして。

まあ、それは悪い冗談だけど、どなたかが綺麗にしてくださったのには心から感謝。

立川駅周辺では、コンコースに出た時から半径数百メートルの範囲で、ハトが夢中になって地面の餌をついばんでいる。蹴飛ばしそうになるくらいだし、素手で掴まえられそうな気もする。鳩も餌が無くて飢えているんだろう、だから車が接近して危険が迫っていても目の前の餌に注意が行ってしまう。

野良猫もそうなんだけど、「餌は与えないように」と言うのはどうなんだろうか・・・。糞害も多く発生しているけど、鳥や動物にだって生きる権利はあるような・・・。私には人間のご都合(エゴ)としか思えない。

あ、それを言ったら、カラスにも生きる権利はあるか・・・。

posted by poohpapa at 05:53| Comment(2) | 私の街 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
餌やりについては、地元の方のご苦労も分かるので、
一応慎重論ですが……。

実は、箱根駅伝ランナーも通る広い国道で、
鳩が逃げ遅れて、飛び立とうとしたものの、
車に衝突した現場を目撃したことがあります。
車はそのまま走り去りました。
羽が飛び散り、それまで生きていた鳩が
うって変わって死骸になりました。
生と死のはざまを見た気がしました。

それから、最寄りの某駅ホーム上に、何か落ちていて
「雀のぬいぐるみか?」と思ったら、本物の雀でした。
多分逃げ遅れて、通過電車にぶつかったのかと。
こういう犠牲の上で、私たちの生活は成り立っているわけですね。
Posted by yoshi2 at 2021年05月04日 09:29
yoshi2 さん、こんにちは

yoshi2 さんは同じような現場を目撃していらっしゃるのですね。いつでも空を飛べる鳩が、地上の餌に気を取られて車に轢かれてしまう・・・、辛いですね。

私の場合は、さっき轢かれたばかりで、もう命は無くなっている鳩ですが、さらに何台もの車に撥ねられてペッシャンコになっていくのを想像したら放置できませんでした。まだ轢かれただけで後続の車にさらに轢かれてはいませんでしたので、それだけが救いです。首の骨は折れていましたけど。

雀の話も、感電したワケではないでしょうから、きっと何かの事故ですね。人間は、車を運転していて人身事故だけでなく、小動物にも気を配らないとダメですね。地球という惑星の上で共存しないとね。
Posted by poohpapa at 2021年05月04日 16:22
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