美空ひばり「愛燦燦」ルーマニア女性が美しい日本語で清らかに歌いあげる
今まで特別「好きな歌」ではなかったけど、このルーマニア人女性の歌唱を聴いて大好きになった。流暢な日本語で、人柄の良さが滲み出ていて、日本人以上に歌詞の意味を理解しているように思う。
いちおう、この「愛燦燦」の歌詞を下記に、
作詞:小椋佳
作曲:小椋佳
雨 潸々と この身に落ちて
わずかばかりの運の悪さを 恨んだりして
人は哀しい 哀しいものですね
それでも過去達は 優しく睫毛に憩う
人生って 不思議なものですね
風 散々と この身に荒れて
思いどおりにならない夢を 失なくしたりして
人はかよわい かよわいものですね
それでも未来達は 人待ち顔して微笑む
人生って 嬉しいものですね
愛 燦々と この身に降って
心秘そかな嬉し涙を 流したりして
人はかわいい かわいいものですね
ああ 過去達は 優しく睫毛に憩う
人生って 不思議なものですね
ああ 未来達は 人待ち顔して微笑む
人生って 嬉しいものですね
歌詞を読むと胸に沁みるわあ・・・。「わずかばかりの運の悪さを 恨んだりして」 「思いどおりにならない夢を 失なくしたりして」 「心秘そかな嬉し涙を 流したりして」・・・、うん、あるある、ですね。
そして、今まで、いや今も、この曲が一番の最高傑作かな、と思っている曲が、谷村新司の「昴」
歌詞は、
作詞:谷村新司
作曲:谷村新司
目を閉じて 何も見えず 哀しくて目を開ければ
荒野に向かう道より 他に見えるものはなし
嗚ゝ 砕け散る宿命の星たちよ
せめて密やかに この身を照せよ
我は行く 蒼白き頬のままで
我は行く さらば昴よ
呼吸をすれば胸の中 こがらしは吠き続ける
されど我が胸は熱く 夢を追い続けるなり
嗚ゝ さんざめく 名も無き星たちよ
せめて鮮やかに その身を終われよ
我も行く 心の命ずるままに
我も行く さらば昴よ
嗚ゝ いつの日か誰かがこの道を
嗚ゝ いつの日か誰かがこの道を
我は行く 蒼白き頬のままで
我は行く さらば昴よ
我は行く さらば昴よ
そうそう、もう一曲、曲の雰囲気で、なんだか懐かしさが込み上げてくるこの曲もけっこう好き。
「思えば遠くへ来たもんだ」
まあ、こちらの歌詞は省略、
それにしても、こんな素晴らしい歌がある日本に生まれたことに、ただただ感謝。
ルーマニア人の女性(アマリアさん)は、元オペラ歌手で、20年前に来日して、新潟を中心に活動しているようです。キリスト教(カトリック)の布教を歌を通じて行っているとのこと。動画は10年前のもので、場所は新潟市の古町のようです。他にもいくつかの日本の歌の動画がYouTubeにあります(アマリア ルーマニアで検索)。
小椋佳さん(78歳)は今年で歌手活動を終えるそうです。1970年前後の名曲、歌詞が心にしみてくるのは何故なんでしょう。メロディが日本的で、詞が乗りやすいからでしょうか。
最近は歌の発表の場が変わってきた(YouTubeなど)ので、若いシンガーソングライターが増えてきました。良い曲が続々と生まれてきていますが、多くの世代にアピールできる雰囲気ではありません。大人数のアイドルグループが目立ってしまうため、耳にする機会が減ってしまっているのが残念です。
有り難うございます。他の動画があったら見たいな、と思っていたので助かります。でも、「涙そうそう」なんかも良かったですが、やはり、一番は「愛燦燦」でしたね。
彼女、プロのオペラ歌手なんですか・・・、どおりで音を外したりしないワケだ・・・(あたりまえ)
布教の為に日本に来た・・・、10年で、ここまで綺麗な日本語で歌いあげる・・・、信仰の力は凄い!
いや、宣教師であって、目的が布教だと、その国の言葉を覚えるのが早いですよね。
ところで、小椋佳さん、今年で歌手活動を終えるんですか。残念ではありますが、いい潮時なのかも知れませんね。歌手活動は終えても、これからも名曲を生み出して頂けたら、と思います。
この頃は歳の所為か、詞の内容がストレートな最近の若者の曲には付いていけません。情緒がありませんもん。だいたいが覚えにくいですよね、覚える気も有りませんけど。
紅白歌合戦の出場者を見ても、「これ、誰?」ばっかりで半分は知らない歌手やグループ。韓国のグループなんか出すなよ、と言いたくなったりして。紅白・・・、もう40年は観てないですね。
「紅白が年末の風物詩、出場することが歌手の目標」だったのは過去の話、今はタダの歌番組ですね。