2022年04月12日

立川市民にとっては大きなニュース

高島屋立川店が来年1月に閉店するらしい。

まだ9ヶ月も先の話だが、その時が来れば「アッと言う間」の話だろうな・・・。

いつも、うちのと「お客さんが入ってないね」「このままじゃもたないだろうね」「そのうち店仕舞いするかもね」などと話していて、いよいよその時がくるのか、という思い。これで、立川のデパートは伊勢丹だけになる。ま、どういう契約とか仕組みになっているのか知らないが、ニトリとかジュンク堂書店などの大型のテナントは残るとのこと。以前は大塚家具やユニクロも入っていたけど撤退している・・・。

それぞれののテナント料(賃料)が幾らかは知らないが、もの凄い賃料を取られていたんだろうな。

そもそもJR立川駅北口の再開発前は、駅前が高島屋で、伊勢丹は現在のビックカメラのビルで、当時は(デパートにしては間口が狭くて)入りにくく、ほとんど行ったことがない。今でこそ通い詰めているが(^^♪

再開発で、(駅前にあった)高島屋と、駅から少し離れた伊勢丹が、ほぼ逆になったのだ。

立川駅北口には伊勢丹、高島屋、ビックカメラ、ドンキホーテもあるし、南口にはヤマダ電機もある。北口を出て伊勢丹までは屋根があって雨が降っても濡れることなく行ける。買い物客は駅ビルのルミネやグランデュオ、伊勢丹で用を済ませて、奥にある高島屋まではなかなか行かない。立地の差は大きい。

ドンキは高島屋より場所が良くないけど、みんな「安ければどこまででも行く」客層だから安泰。

私は「商売は場所が8割」と思っていて、さほど美味しくないラーメン屋でも場所さえ良ければ繁盛するし、けっこう美味しいラーメン屋でも場所が悪ければ繁盛しない。賃料の差は(逆に)そのまま収益の差になる。ただし、テーブルと椅子がいくつあって、常にフルに客がいて何十分で回転するかを計算して、賃料や人件費や仕入れ等の経費を差し引いて、最大でいくらの収益が見込めるか、の問題ではあるけど。薄利多売になって「忙しいだけでトントンくらい」にしかならないならやらないほうが良い。以前に、駅ビルに有名な美容院が進出しようとしたけど、駅ビル側に ↑ のような計算をされて断られたことがあるとか。

実は数年前に高島屋立川店の総支配人(店長)のYさんとお話しさせて頂いたことがある。率直に「今の店舗は場所が悪いから、どうしても客足が伸びないので、恒常的に客が呼べるよう、定期的に物産展を開くのでなく、全国の都道府県のアンテナショップを一堂に集めて、ワンフロア全部をアンテナショップにしてはどうでしょう」と提案したことがある。それでかどうかは不明だが、後に、そういう催事が開かれた。

立川店ではコロナの前から、伊勢丹では常に大混雑の北海道展や京都展なども開かなくなっていたな。

まあ、場所の良い伊勢丹に対抗するためには、何か特色を出さないと、ね。うん、高島屋の店長になった気分だわ (爆

高島屋の後にどんな大型店舗が来るんだろな・・・。楽しみではあるけど、立川市民の特性として、新しい店に最初は行列を作るけど直ぐに飽きて行かなくなって店が撤退するから、あの場所だと難しいかもな。

来年の1月、立川の歴史ある灯が一つ消える・・・。

posted by poohpapa at 06:36| Comment(4) | TrackBack(0) | 私の街 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
poohpapaさん、おはようございます。

私の記憶では、多摩地方では吉祥寺(近鉄)、府中(伊勢丹)、多摩センター(三越)、八王子(そごう)が閉店しました。立川の高島屋がなくなると、残るは、吉祥寺(東急)、聖蹟桜ヶ丘(京王)、立川(伊勢丹)だけとなります。聖蹟桜ヶ丘は京王電鉄の本社があるので、大丈夫でしょう。吉祥寺の東急は老朽化していて、いつかは無くなりそうです。

立川の高島屋は、婦人服等の百貨店部分を閉店し、高島屋の名前を残してテナントビルになるようですね。ルイ・ヴィトン等のブランドは残るんじゃないでしょうか。立川は駅前が再開発され、モノレール沿いにも商業施設が増えました。百貨店で買いましたということに価値を持たせたい人は減っていると思うので、業態を変えるのは時代の流れなんでしょう。

先日の私のコメントですが、IKEAの件、すみませんでした。IKEAは店内に在庫があり、自動車で行って持ち帰るのが基本なので、配送の場合は時間がかかることを失念していました。配送料は昔より安くなったのですが。それと、ハリケーンさんが指摘してくれた組み立ての難易度。世界中の誰でも理解できるようなイラストで、大きなものでなければ簡単なのですが、専用の電動ドライバーが店内で安価で販売されているので、購入を推奨します。ネジの規格もグローバルなので、日本のドライバーだと締めづらいことがあります。

家具って、実物を見ないと買いづらいのですが、家具屋って減りましたよね。私の近所だと、ニトリしか選択肢はありません。大塚家具を吸収したヤマダデンキってどうなんでしょうね、近くだと府中しかないけど。
Posted by バラキ at 2022年04月12日 09:14
バラキさん、おはようございます

IKEA 、配送は最短で26日、とのことでベッドの購入は諦めましたが、でもとても参考になりました。だいいち、徒歩で行ける所に住んでいても、行ったことがなかったのです。商品の陳列は2階だけなのに、まるで迷路のような売り場で、IKEA はハマりますね。首都圏に2店舗しかない、そのうちの1店舗が立川、というのは嬉しいですね。あとは、Costco が来てくれたらなあ。

そうそう、ベッドなんかの組み立ても800円でしてくれるそうです。ただし、配送スタッフとは別の人が来るんだとか。なので、配送と組み立てを同じ日に合わせる必要があって、それで配送の日にちが遅れたりすることもあるそうです。

そう言えば、デパートの閉店ラッシュも続きましたね。バラキさんの記憶、凄いです、ほんと。

<<百貨店で買いましたということに価値を持たせたい人は減っていると思うので、業態を変えるのは時代の流れなんでしょう。

仰るとおりかと思います。ただ、高島屋に超高級ブランドを残したとしても、伊勢丹にもありますから、残ったところでテナントからすれば何も変わらないかと・・・。高島屋の看板は外して、実態はほぼ同じ、というのでは、「まだ高島屋のままのほうが良い」と思えてしまいます。客からすれば、何も変わらず、何のメリットも無いような・・・。

昨日、伊勢丹のスタッフと話していて、「地下の食料品売り場がどうなるか気になります。明治屋とか紀伊国屋とかの高級スーパーが入るんじゃないか、という話もありますね」とのこと。

まあ、高級スーパーが入っても、100mくらい離れた並びにドンキもあるし、最初だけ客が入って、そのうち撤退するような・・・。フロム中武のマルエツも早々に撤退したくらいで。

家具屋さん、減りましたね。スペースが必要なのに、毎月買ってくれる商品ではないから、テナントで入るのはキツイでしょうね。大塚家具が父娘喧嘩してなければ今頃はどうなっていたか。

それにしても、立川はまだまだ発展途上で、どこが着地点、いつ落ち着くんだろ、と思います。
Posted by poohpapa at 2022年04月13日 06:21
高島屋立川店の閉店の理由は、立地というよりも、百貨店という業態が大都市の中心部以外では成り立たなくなってしまったことが原因ですね。

百貨店と駅ビルなどの商業施設では何が違うのか。
どちらもテナント貸し商売のようで同じに見えてしまうのですが、商品に対して「誰が責任を負っているか」の部分が異なります。
百貨店は、百貨店内のテナントの商品であっても、その全責任を百貨店が負っています。
そのため、百貨店はテナントに対してかなりの管理コストが発生していることになります。
(一般的な商業施設は、場所貸しだけなので、各テナントが商品に責任を負っています。)

この手法が通用したのは、百貨店が全責任を負うことが求められた時代。
つまり、粗悪品がちまたに溢れていた昭和時代になります。

消費者は、百貨店が全責任を負ってくれているので安心して買える。
テナントは、百貨店の信頼(のれん)を利用できて売上が見込める。
百貨店は、テナントの売上の一部を徴収できる。
(私が知っている20年前の数字では、伊勢丹新宿店の例で、40%弱が百貨店の取り分でした。)

しかし、今はもう商品の質が、中国製であろうともかつてに比べて格段に上がってしまっている。
専門店の登場で、百貨店よりも質が高い商品を扱う店舗も出てきてしまっている。

消費者にとってもテナントにとっても、商品を保証するビジネスモデルとして、百貨店が存在する意味がなくなってしまっているのですね。
今の商品保証と過剰サービスを維持するためには、客側に商品代金の2〜3割を余計に負担してもらわないと、商売が成り立たなくなっている。
それを負担しても良いと考える人達が集まるのは、大都市の中心部となり、対象となるものは超高額商品(やはり保証が欲しい)ということになります。

地方都市では商売が全く成り立ちませんので、大変残念なことですが、5年後には伊勢丹立川店も閉店しているかと思います。
Posted by AK at 2022年04月15日 14:09
AK さん、おはようございます

<<地方都市では商売が全く成り立ちませんので、大変残念なことですが、5年後には伊勢丹立川店も閉店しているかと思います。

うわあ・・・、AK さんから言われると、信憑性が高くなるので、そうなったら辛いですね。私が息抜きする場所が無くなりますから。と、言いますか、たぶん、それまで生きていないとは思いますけど。

AK さんが仰るように、百貨店の役割はもう終わっているのかも知れませんね。昔は「このエルメスのバッグ、三越で買ったのよ」、つまり、「本物よ」と言えましたが、今はどこでも本物がデパート価格(定価)より安く買えますもんね。デパートのタグ(正札)を着けたまま使うワケにはいきませんから、持っている分にはどこで買ったかは関係ないし、みんな、安く買えるほうを選択しますよね。私なら、ブランド品を買うなら、通販とかでなく質屋さんで(ほぼ新品を)買います。鑑定付きで安いのですから。

ただ、一定数の割合で「百貨店ブランド」を有難がる人は残っているかと思います。その「一定数」が、どれくらいデパートの存続を支えるか、は不明ですが。

実は伊勢丹立川店が入っているビルは地元企業「岩崎倉庫」から賃借しているものですが、高島屋立川店は自社ビルなんだそうです。したがって、高島屋は「撤退して現テナントへの賃貸料収入にシフトする」だけみたいですね。

「百貨店は、テナントの売上の一部を徴収」というのは、私が気にしていることでもあります。物産展なんかを覗いて商品を物色していると、ふだん他の所で売られている価格より高いので、うちのと「場所代が相当に乗ってるよね」とか「この値段で売ってたんじゃ赤字じゃないかなあ」と話しています。デパートに出店することのメリット、今はあまり感じられませんが。

立川に関して言えば、場所(立地)は大きいと思います。地元の人間、北口に住む人間からすれば、高島屋は(ほんの少し回り道、寄り道をすれば)通り道なので、伊勢丹やルミネに行く途中で立ち寄れますが、隣町から電車やバスでやってくるお客さんからすれば、駅ビルのルミネや駅近の伊勢丹で用が足りれば高島屋まで足を運ばないと思うのですよ。

それと、高島屋は、いつ行っても空いていて閑散としていて、そのことも高島屋まで足を延ばす気になれない一因になっていそうです。デパートは雰囲気も楽しむものだと思いますので。

個人的には伊勢丹立川店が閉店すること自体は私たちの暮らしにあまり影響ないとは思いますが、せっかく親しくなれたスタッフの方たちと会えなくなるのが辛いです。ま、私が先に死んだなら、「えっ?、お菓子のオジサン、死んだの!?」と悲しんで頂けるかな、と期待しています。

誰も悲しんでくれなかったりして・・・。有り得ますね。お菓子のバラ撒き、うん、ちょっと考えます(汗



Posted by poohpapa at 2022年04月17日 06:53
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