今後、貸室を法人で借りて頂いているケースでの税金の問題で、不動産屋はもちろん、家主さんや借主さんにも影響が出てくるもの、と思ったし、税務署主催の講習だから「解かりやすく解説してくれるだろうな」と期待して受けたのだが、あんな講習会ならやらないほうがマシ、と思えた、ほんと。
「先ず税務署から課税業者であることの登録を受けて取引の相手方にも通知して・・・」とか、講師が資料を読み上げるだけ。「これから請求書等に税務署から交付された番号を記入する必要があって・・・」とか言うけど、どうしてそうなるのかの説明が無い。ルールを改正することのメリット・(有っても言わないだろうけど)デメリットの説明も無い。二度、モニターに映された動画を見ても意味不明。
要は、税務署は「非課税業者を無くしたい」と考えているだけなんだろな、ということは解かる。ただし、それなら、課税業者と非課税業者の区別を廃止すれば済むこと。零細企業を保護するためであってもおかしな話。どんな制度を作っても「取りやすいところから取りやすい方法で取る」基本方針は変わらない。
ま、文句ばっかり言っていても始まらない。近々改めて税務署に行って、インボイス制度が不動産屋に関わってくるケースについて詳しく説明を受けてこよう。
それはともかく、午後には昨日で退去する入居者さんの生活保護申請のために調布市役所まで行ってきた。一月ほど前に社会福祉協議会の担当者Hさんと地域包括支援センターの担当者Tさんと本人、そして私、の4人でいろいろ話し合って、Hさんが役所の担当者に話を通してくれていたので話はスムーズに進むかと思われた。ところが、2時間も丁寧に説明してくれたのに本人が即答できず昨日は申請せず。
私が立川に移転先を用意していたが、それだと立川市で生活保護申請をしなければならなくなる。本人は事情があってどうしても調布に住みたいとのことなので、それなら立川に転居しないほうが良い。住宅に困窮した人が入居するためのマンションが東京都にも埼玉県にも神奈川県にも有って、申請すれば(およそ15時前なら)その日のうちに迎えに来てくれる、とのことだが、東京都も埼玉も空きが無く、受け入れられるのは神奈川県の川崎のみ。それでも、当日に迎えに来てくれるとか。
そこに移転するなら生活保護申請は調布市でもできるとのこと。ならばすぐに申請すれば良さそうなものだが、この後で引越しの立ち合いをするのに、まだ自分の荷物(要る物と要らない物)の仕分けができていないから、いきなり川崎に連れて行かれるのも困るから、即断できなかったのは仕方ない。
結局、4時半にアパートに戻り、立ち会いで鍵を回収して、(家主さんの了解の下)1本だけ本人に渡し、「明日の朝、家主さん宅の郵便受けに入れておいてください」と伝えた。たぶん(二日続きの)徹夜の作業になるだろう。「今夜はネットカフェで」と言っていたけど、結果的にそうならずに済んで良かったかも。
今日、本人だけで再び市役所に行くことになっている。担当のSさんが非常に親身になって相談に乗ってくれているし、今日は川崎行きを決断してくれると思う。ただねえ、その施設の話、酷い裏がありそう。施設に入るのもタダではなく、家賃53700円、朝夕の食事代が2万円、光熱費が〇〇円、等々、生活保護費として支給される額がほぼ消えてしまう計算。私の見立てからすれば「この場所で家賃53700円は無いでしょう、いいとこ4万だよ」と思えるから、福祉に名を借りた貧困ビジネスでしかないような・・・。
夕方6時半に調布市の社会福祉協議会から電話があった。心配してくれているのが伝わってくる。
不満は有っても、施設に入れば食と住は確保できてホームレスにはならずに済む。その間に生活と人生を立て直す準備をしてほしい。冷たいようだけど、それでも決断しないなら、後は好きにしてくれ、と思う。自分が置かれている立場や相手の気持ちが解からないなら、私も、後は知らない。
※ 済みません、コメントの返信少々お待ちください、水曜日恒例のモーニングに行ってきますので。
2022年04月27日
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もうね、「自分は解かっているのだから相手も解かっていて当然」とでも思っているのかな、と・・・。
定員20名で、一緒に参加していた人たちも、たぶん何も理解できていないのでは、と思います。会場の後ろで他の職員も講習会の様子を見ているのですからね「こんなんじゃ解かってもらえない」と考えないものかなあ、と思ってしまいました。
うち(税務署)はちゃんと講習会も開きましたからね、というアリバイ作りだけのような・・・。