私は過去ログで、ゼレンスキー大統領のことを高く評価していたけど、今は「見誤ったか」と思っている。
ロシアがウクライナに侵攻(侵略)し始めた当初、欧米が用意した亡命の道を辞退(拒否)して、「自分はウクライナ国民と共に戦う」と宣言して留まったのだから「立派な国家元首」と思っていたのだが、違うかも。そりゃあ「売られた喧嘩」なんだから簡単に白旗を上げるなんてできないものだろうけど、戦争が長引くことによって世界中に悪影響を及ぼしている。ま、言うなれば(露ウとも)「多大な迷惑」を掛けている。
それでいて、ゼレンスキー大統領は各国に武器や弾薬、食糧や資金の援助を求めている。西側諸国も、「勝手にどうぞ」とは言えず協力せざるを得ない状況なのだが、私なんかからすれば「体(てい)の良い強請りタカリ」に思える。初期の頃、橋下徹が「ウクライナは早く降参してこの戦争を終結させるべき」と言っていた時には、「そんなことしたらロシア人からどんな目に遭うか、大東亜戦争末期と同じことが起きる」と思って憤慨したけど、コロナ同様、悪影響をもたらされた他国からすれば、長引けば迷惑でしかない。
一番の問題は、国連(とくに安保理)が全く機能していない、ということではなかろうか。国連の無力さが露呈してしまっていて信用が地に落ちている。立川の駅頭でも、ユニセフの旗を立てて「ウクライナの人たちに支援を!」と募金を呼び掛けているが、私は協力しない。してもウクライナには届かないだろうしね。
日本は、戦勝国連合である国連から脱退して、考えを同じくする国々と新しい国連を造るべきだ。もちろん、容易なことではないが、10年、20年、と地道な活動を続けて行けば多くの国から評価されると思う。中には、両方に加盟する国も出てきたりしてね。岸田さんあたりが提唱すればノーベル平和賞モノだよ。
ゼレンスキー大統領、ここんところにきて「メッキが剥がれてきた」ような、私はそんな気がしてならない。
2022年08月05日
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メッキが剥げてきているのはEUの結束とドイツのエネルギー事情だと思います。
今年の年末で原発がすべて停止する予定ですが、現状では厳しいので延長する動きがあるみたいです。
昔マリーアントワネットが言ったといわれる台詞が再現されそうな雰囲気です。
「ガスが送られてこなければ、電気を使って暖を取ればいいでしょう。」
あれだけ日本を攻める理由になっていた石炭火力発電所の稼動をドイツはやり始めているようです。
今年の冬にドイツでブラックアウトが起きない事を祈っています。
<<守るためにできる手をやっているだけだと思います。
元々「(一人では)勝ち目のない者」が徒党を組むのは仕方ないとして、喧嘩も戦争も「助っ人を当てにしてやるものではない」と私なんかは思ってしまいます。臨機応変、と言えば聞こえはいいですが。
たしかに、「EUの結束って、この程度のものだったの!?」と言いたくなりますね。アメリカも軍は送らず兵器や弾薬だけ支援して、国内の軍需産業の利益しか考えていないような・・・。
「アメリカは、自らの国を自ら守ろうとしない国を護ることは無い」と言っているけど、ウクライナは自らの血を流していますし、それでも助けない・・・。今のウクライナは将来の日本ですね。
元々ロシアは北方領土を日本に還す気などサラサラないでしょうけど、日本が西側の一員としてウクライナに支援をしたことで、ロシアに「いい口実」を与えてしまったし、農作物や天然ガスが入りにくくなって物価の高騰を招いているし、日本だけでなく世界中がこの戦争に振り回されていますね。
<<「ガスが送られてこなければ、電気を使って暖を取ればいいでしょう。」
その電気も、「原発反対」で十分に稼働させてもらえません。反対している人たち、大規模停電になっても受け入れるのかなあ。
日本人は「豊かさの味」を知ってしまったので、もうエアコンもガスも無い生活に戻れないでしょうね。私の子供の頃は冷蔵庫もエアコンも無くて、家にある電気製品は裸電球2個と扇風機一台だけで、トイレも家の外で照明も無く夜は真っ暗でしたから、もう昔の生活には戻りたくはありません。
ドイツの現状はそうなんですね。人間、とことん追い詰められて「いよいよ」となったら何かの知恵が出るものでしょうし、嫌味でなくドイツ人は優秀(二枚舌とも言う)ですから、その時が来れば何とかすることでしょうね。ドイツ人の友人が二人いるので今度会ったら訊いてみます。
ところで、元東大教授が書いた何かの本で「2010年頃には原子力発電が水素発電に替わっているだろう」という予測を読みましたが、そんな気配は全くありませんね。日本を取り囲む海の(無尽蔵にある)海水、たった1トンで2年分の国内消費電力が賄える、とのことでしたが。
水爆は原爆の50倍の威力があるとかで、水素発電のほうが危険、ということなんでしょうかね。そうしたら「水素発電はやめろ!、原発に戻せ!」とかの反対運動が起きたりしてね。
話が飛びましたが、ゼレンスキーは失礼ながら「あまり知恵が回らない」大統領、だと今は思ってます。
>>コロナ同様、悪影響をもたらされた他国からすれば、長引けば迷惑でしかない。
この言葉はゼレンスキー大統領ではなく、プーチン大統領に言うべきものでしょう。
すぐにでもウクライナから出て行くべきで、現在のロシアが侵略し占領した状態で停戦すれば
侵略したもの勝ちとなり戦争で領土を奪い合うのを認めることになります。
欧米のウクライナ疲れとか、マスコミは報道するが、ガス欲しさのドイツやフランスが言って
いるだけで、隣国のポーランドはウクライナに耐えてもらわないと、次に侵略される運命にあるのでドイツやフランスと違って、国家をあげて支援しています。
あの戦場カメラマンの渡部陽一が、ウクライナに行ってTwitterで報告してます。ロシア軍は占領したウクライナの都市を完全破壊して進行し、ウクライナ人を大量虐殺しています。勝手に他国に侵略し破壊、虐殺をするのを黙ってみている大統領はいないでしょう。
Twitterより一部
焼け崩れたその場所には、従来の爆撃の痕跡とは異なる、最新兵器による傷痕が残っていたという。
「ここは、ブチャとホストメルのちょうど重なる地域です。攻撃によってじわじわ燃えたというよりも、兵器そのものが発する強い熱によって溶かされた、そんな状況なんですね。
ロシア軍が持つ最新兵器、最前線で使われる機動性の高い兵器、それらを使った戦い方。
現地入りから撤退までのスピード性。それは『ジェノサイド』と発言させるほどの壊滅的な“面”の攻撃。面で捉えて、面で殺戮を広げていく。こんな状況を、イルピン、ブチャ、ホストメル、さらにその広いエリアで確認してきました」
日本のマスコミも現地に行って取材をすべきでしょう。
<<この言葉はゼレンスキー大統領ではなく、プーチン大統領に言うべきものでしょう。
もちろん、それはそうなんですが、日本のマスコミや世論が「プーチン悪」「ゼレンスキー善」一辺倒なので、もしかすると「それは違うかも」、と、疑いを持っています。なんかねえ、ゼレンスキー・・・、大統領と言うより、町内会長くらいの器かも、とさえ思いますね。
ロシアから仕掛けられた侵略に対して、どう対処すべきか、どこかで判断を誤っていなかったか、気になります。アメリカにも利用されていたりしてね。新しい兵器がどの程度有効なのかを実験するには実際に戦闘している現場で実験して確かめるのが一番ですし。それでも、兵器を支援してもらえたらウクライナにとっては有り難いことには違いないでしょうけど。
<<焼け崩れたその場所には、従来の爆撃の痕跡とは異なる、最新兵器による傷痕が残っていた
<<攻撃によってじわじわ燃えたというよりも、兵器そのものが発する強い熱によって溶かされた
まあ、そういうことでしょうね。ロシアが攻め込んできた時に即行で白旗を上げたなら大バカ者で、国家の存亡を懸けて反撃するのが当たり前ですが。ゼレンスキーの誤りというより、ロシアに唆されて核兵器を放棄したことからして間違いだったのですが。当時の大統領、誰だったのかなあ。
ポーランドからしてみれば「他人事」ではないのは解かります。第二次大戦ではドイツの脅威に晒されて、今はロシアからの脅威・・・、日本は島国で幸せですね。
日本のマスコミは「安全な対岸」にいて無責任なことしか言いません。命を懸けてウクライナに飛んで自分の目で見たことを正確に報道する、しっかり使命を果たすマスコミなど皆無ですね。渡部陽一さん、久しぶりに名前を聞きましたが、よくウクライナに入国できましたね。
ロシアを支持する国もあるし、国連も安保理も機能していなくて、ウクライナにとっての選択肢は「受けて立つ」しか無かったのでしょうが。なんか、もやもやしています。
ゼレンスキー不信、と言うより、マスコミ不信なんでしょうけど。私は、100人いて95人までが「こっちが悪い」と言っている時は、「もしかすると違うのでは?」と疑うことにしていますので。100人いて96人以上が「こっちが悪い」と言ってる時は「そのとおりかも」と思うようにしていますが。
もちろん、ロシアやプーチンを支持しているワケではありませんので、念のため。
ところが、欧州のリーダー格のドイツが、武器供給は約束したものの、のらりくらりと言い訳ばっかりで、供給し始めたのは、イギリス、ポーランド、オランダなどの国々で、榴弾砲10数台を供給しただけで、ずっと以前から約束していた対空戦車に至っては、先日やっと3台だけを提供した。小生は、「ショルツ首相のやるやる詐欺」と呼んでいます。
「こっちは必死になって多数の死傷者を出しているのに・・・・」という気持ちは絶対にあるでしょう。
ウクライナが降参したら、その次はモルドバになるのは必至。
何とかロシアを撤退させないと。
一番いいのは、ロシアでクーデターが起きて、プーチンを失脚させることでしょうが、もっとロシアが泥沼にはまらないと無理かもしれません。
なるほど・・・、西側諸国も支援は約束したものの二の足を踏んでいる、というところなんですね。
でも、国が約束したのなら、何が何でも守らなければ、と思いますね。一番ヒドイのがドイツだなんて、信じられませんね。約束したことは一番守りそうなイメージがありますが。
韓国なんかは(おそらく使い物にならない旧式の)戦車を売りつけていますが。ウクライナからすればそれでも欲しいところでしょう。だから「資金援助も求めている」ということですね。
私なんかは「プーチン、暗殺されるかも」と、ずっと思っています。国民は長引く戦争で疲弊していますから、クーデターを待たずに誰かが行動を起こすかも。ただし、混乱も起きるでしょうから、ロシアも西側諸国も、どちらにとっても、それで「プラスに作用する」とは限りませんが。
この期に及んでもロシアは核を使いませんから、アメリカもドイツもビビらなくて良かったかもね。
ほんと、ゴルゴ13が実在していればなあ、と思ってしまいます。そしたら、私が不動産売買の仲介料で1億円稼いだら、アメリカの刑務所に服役中のマーカス・モンゴメリーに手紙を書くか、ラジオの宗教番組に「讃美歌13番」をリクエストしてゴルゴに接触して仕事を依頼するのですがねえ・・・。