昨日の災害医療センターでの診察、10時の予約で、診察室に入ったのが10時40分・・・。若いけどとても丁寧な対応をしてくださる先生で、MRI 検査の画像を通しで見て、こんなことを・・・。
「馬尾(腰椎での脊髄)に、わかるだけで2ヶ所、腫瘍性病変があります。良性なものか悪性なものか、先ず調べましょう。今日は採血をしてください」だと。「今日は時間が無くて、いろいろお話しすることができなくて申し訳ないのですが、次回の診療では30分ほど時間をとりますので」とのこと。「良性なものであれば経過観察で済みますが、悪性のものであったなら(途中省略)こちらでは手術をしていませんので別の病院を紹介します」とのことで、「悪性の場合、元の癌の悪化や進行性の腫瘍増大で、正直、転移の場合、原発巣の悪性度によりますが、いずれにしても寿命は長くありません」とのこと。ま、そうだろな。
採血をして、腫瘍マーカーの確認をするのだけど、他の臓器に癌がある可能性があるなら、次回水曜日の診察時にある程度は解かるようだ。ただし、腎臓が片方ダメになっているので「造影剤を用いての検査」が難しいらしい。ジタバタしても始まらない、遅かれ早かれ死ぬのは間違いないのだから。個人差があってもたかだか100年、もう71年も生きてきて、50歳から後の今は「オマケ」の人生だと思っている。
家に帰って、うちのに話したら、全く動じない。あたふたすることなく冷静であった。それは凄く有り難い。私も、現時点では実感が湧かないから慌てることも無い。ただ、私がいなくなった後のうちののことが心配。住宅ローンはうちのの名義になっているし、私が死んでも一銭も遺らない、それだけが気掛かりだ。
お店のことは引き継いでくれる人の当ては有るから何とかなるだろう。この冬休みは終活をしなければ。
それにしても、夜中にトイレに行こうとして、滑って転んで背中や胸や腰を痛めていなければ MRI 検査も受けていなかった訳で、知らないうちに病気が進行していて、気付いた時には完全に手遅れだったかも。
中学時代からの友人も癌で、今年になっておよそ半世紀ぶりに旧交を温めている高校時代の同級生も現在肺癌の治療で入院中。中学時代からの友人は昨年の7月に胃癌が見つかり、その時はステージ4だと言われたが、後で調べたら初期の癌とのこと。もう十分に人生を楽しんだからと、癌の治療(手術による切除とか抗がん剤投与とか放射線治療)は断って、終末医療だけお願いしているとか。医師は「そのままでも2〜3年は生きられますよ」と言っているとか。いろんな考え方があって良いものだけど、ご家族がいるのだから初期の頃に手術を受ければ良かったのに・・・、と思ってしまう。ま、明日は我が身だけどね。
私も、他の同級生と比べても「圧倒的に人生を楽しんだ」ほうだと思う。誰よりも、伴侶や友人知人、先輩後輩、恩師、仕事仲間に恵まれていて。個人的には悔いは無いけど、とにかくうちののことだけが心配。
ところで、先日の私の誕生日のことを書いた記事で、たかさん宛てにピンポイントで「ところで、いつもコメントで悪態をついている『たか』さん、何かお祝いを送ってよ。現金でも商品券でもお菓子でも何でもいいよ。本日の消印まで有効、宅急便の集配所に持ち込む場合は本日の日付が入っていればOK」、と書いていたら、数日前、たかさんから高級な京和菓子が届いた。へえ・・・、何でも言ってみるもんだね(^^♪
でもなあ、きっと誕生祝ではなく、日ごろの悪態への贖罪のつもりかも。いずれにしても有り難く頂こう。
たかさん、これ、香典ではないからね。私が死んだら香典は香典としてちゃんと送ってくださいね (^◇^)
2022年12月17日
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MRIの検査結果が思わぬ事になりそうです。
とにかく精密検査の結果を見ないとダメですね。
どうも、気持ち悪い症状は重症前の予兆だったのかも?
手術すれば治れば良いのですけど。
もう十分お菓子を配り歩いてから心残りがないとは、まだまだですよ。
香典は大丈夫です。最近は辞退する人が多くて、袋はいっぱい余ってます。お金は入れてないけど。
癌でも脳腫瘍でも、何でもきやがれ!?、であります。うちの家系は癌の家系ではないのですがねえ、日頃の不摂生が祟ったのかも。
香典は、余ってる一つ一つの香典袋に1万円札を入れて、束にして送ってください。うちのには、たかさんから宅急便で香典が届くから、と言っておきます。お別れ会に関しては後日うちのから連絡いたします。
お菓子もねえ、まだまだ配りたいですね。素敵な笑顔が返ってくるので病みつきになっております。
発見から手術まで、家族は死ぬの前提で覚悟してたみたいでしたが、終わってみればなんてことなかったです。
おでこの頭蓋骨はちょっと歪ですけど…術後すぐは腫れてたのか目立たなかったのに(´・ω・`)
良い結果であることを願っています。
たしかに、脳腫瘍の手術ではハリケーンさんは先輩ですね。手術痕がまるで分からなくて、そういう意味でも大成功でしたね。ご家族が最悪の事態を想定して心の備えをしていらっしゃったのはよく解かります。うちのなんか、全然気にしていません。「おとうちゃん、後のことは何も心配しなくていいからね」と言い切っておりまして。冷たいのか、いい女房なのか分かりませんね。
私は後者だと信じています、いや、そう思いたいですね。
ご心配を頂き有り難うございます。てつさんのケース、酷いですね。まあ悪性でなくて良かったですが。そりゃあ「もう行かなくなる」のは当然ですね。
水曜日の午前中にある程度は判るかと思います。また記事時の中でご報告させて頂きます。
お気遣い、有り難うございます。心強いです。