うちの店から立川駅に向かう途中にあった多摩信本店が、立川市の新しい商業施設「グリーンスプリングス」に移り、その後、外装工事が始まり、便宜的にビルの裏側のATM2台だけ残して1階フロアも大々的に工事が始まっていた。単なる外装工事なら一月もあれば終わりそうなもの、と思っていたら、なかなか終わらない。そのうち、残したATM2台も撤去してしまい、利用者からすれば不便この上ないことに・・・。
ATMだけで言えば、駅ビル「ルミネ」の地下にも伊勢丹の2Fにも駅前にもあるのだが、わざわざ寄るにはちょっとだけ不便。それより、元本店をどうやって再利用するのか、何ができるのか、に興味があった。
で、ようやく全貌が見えてきた。外装工事のシートが透けて中の様子が見えていて、何かの広〜いホールか超高級レストランって感じだったが、こんなもの、だった。me : rise立川(ミライズタチカワ)、だと。
HPには、「me : rise立川(ミライズタチカワ)は、立川に本店を置く地域金融機関、多摩信用金庫が開設するコワーキングスペース・インキュベーションオフィス・サテライトオフィスの機能を持つ事業・地域支援のための交流拠点」とある。コワーキングスペース・インキュベーションオフィス・サテライトオフィスって何よ。ワーキングスペースの前に「コ」が付くと何が変わるの?、インキュベーションなんて初めて聞く単語。
何でも横文字にすればいい、てモンじゃなし。ネットで調べたら、「コワーキングとは、個人事業者や起業家、在宅勤務が許可されている会社員、ノマドワーカーといったように、場所の縛りがない環境で働いている人たちによるワークスタイルです」とあった。え?、ノマドワーカー?、また知らない単語が出てきた。
その程度の英単語が理解できない客なら使ってくれなくていい、と思っているのが透けて見えている。
ふーん、「多摩信は時代の最先端を行ってますよ〜」と言いたいんだろうな。利用者を最初から振り分けていて、僻むワケではないけど、HPからも傲慢さが滲み出ている。フン!、誰が使うかそんなもん!!。多摩信は「地元に根付いた金融機関」と言っていながら損得だけしか見ないで冷淡だし、私は大嫌いだ。
2023年01月19日
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>>コワーキングスペース
コインパーキングかと思った。でも中をみると室内スペースの部分貸し切りで喫茶店でパソコンを操作して長く居座ると嫌われるから、その代わりみたいなもんやね。
これって、ソフトバンクが大損した”WeWork”と同じ。これは失敗するでしょうね。
poohpapaさんもあのボロ事務所をコワーキングスペースにして収益を改善しましょう。普段あんまり使ってなさそうだし。
<<これって、ソフトバンクが大損した”WeWork”と同じ。これは失敗するでしょうね。
ソフトバンクの話は存じ上げませんでした。と言うか、興味が無くて気にしていませんでした。多摩信、相当に設備投資していますが、私も失敗しそうな気がしています。敷居が高そうですし。
うちのボロ事務所、建て替えたらコワーキングスペースに、って、大きなお世話です、自分で使うわ!
おっしゃる通り、そのカタカナが理解できない人には関係ない施設ということですね。日本語にすると、悪徳不動産グループ共同作業所、悪徳不動産新規事業連絡所、悪徳不動産駅前事務所ですかね。都心では、レンタルオフィス・コワーキングスペースが多くあり、私の取引先も利用しています。メリットは、複合機・会議室・コンシェルジェ(受付や荷物の受け取り)が共同で利用でき、かつ個室も借りれるので会社としても機能できる。社員が少なく、終始そこにいなくても大丈夫なような仕事ならば、事務所を借りるより固定費や維持費が安くなります。
コロナ禍でリモートワークが一般化しましたが、多くの企業が出社を求めるようになりました(日本だけじゃなく米国でも)。オンライン(テレビ会議)は便利ですが、リアルな会話と打ち合わせ、作業状況の監視は、プロジェクトの進捗には欠かせないということです。当たり前ですね。
多摩信のその施設、一時的には話題になると思うけど、定着しないと思うな。そもそもノートパソコンひとつでできる仕事は限られるし、喫茶店でも良いのではとなりそう。まあ、ドトールのようなカフェやファミレスだと長時間の利用はご遠慮くださいと言われるけどね。
ノマド(放牧民)ワーカーとは、フーテンの寅さんみたいな仕事をする人のことです。カバンひとつで全国を渡り歩き、その土地で働くのです。実際には、フリーランスのライターが旅行をしながら記事を投稿するとか、モラトリアムな若者が夏は沖縄でサトウキビ収穫、冬は北海道の鮭の加工工場で働くとか。伊豆や越後湯沢の温泉で執筆活動を行なった、川端康成もノマドなのかもしれませんね。
私はねえ、多摩信の本店、移転しないほうが良かったと思うのです。もちろん、利用者の便宜の上で。まあ客は近くにATMさえあれば本店の場所など気にしないでしょうけど。元々が銀行であるので、1階を別の用途に作り替えるのは大変だったと思いますね。防空壕にも使えるくらいの金庫だってあったでしょうから。
うちの店、建て替えるとしたら他に店舗を探さなければなりませんが、ちょっと、多摩信元本店のスペースは借りないかな。個室でなくオープンになっていますから。個室スペースもあるのかな・・・。立川の駅前にはレンタルオフィスの個室があります、安いです。
うちの長男の印刷会社も、今はリモートじゃなくなったみたい。やはり顔を合わせて打ち合わせしないと、作業の効率は落ちますよね。
以前はファミレスに行くと、ノートパソコンと睨めっこしてドリンクバーで粘っている客をよく見かけました。最近は席のコンセントに蓋がしてあって「自由にお使いください」ではなくなっています。
そっか、ノマドは放牧民、なんですね。フーテンの寅さんは時代の最先端を行っていたワケですね。たしかに、川端康成はノマドかも。凄くスケベだったとかで、今ならあちこちでセクハラ訴訟を起こされていたかも知れません。文豪も、一皮剥けば、ですね。
話し戻して、私も、多摩信の試みは、時代の先を行っていたとしても、失敗しそうに思います。「さらにその先」を読んでいませんから。計画をスタートした頃と社会も変わりつつありますもんね。