2024年06月12日

何というタイミング・・・、生き延びてくれよ

保護猫(野良猫)の話ではない、たぶんヒヨドリだと思うのだが・・・、

昨日の夕方、駅前の銀行に行こうとして、店の前の歩行者用信号機がある横断歩道を渡らず、うちの店から100mくらい駅方向にある(歩行者用信号機の無い)横断歩道を渡ろうとしたら、道路に黒い塊が。

いつも店を出てバス通りの向かい側に渡るのだが、どういうワケか歩行者用信号が赤であることが多く、だいたい「水廻りのホームドクター」がキャッチフレーズの小川屋商店さんの前の(信号の無い)横断歩道を渡っていて、たまたま車の流れが途切れていたので近寄って、見たらヒヨドリで、まだ生きている・・・。

後で図鑑で調べたら、成鳥より一回り小さかったので、もしかして群れとはぐれてしまった幼鳥か。私が掴もうとしたら飛び立って逃げるかな、と思ったのだが、その元気は無かったみたい。それと、アスファルトのヒビ割れの隙間に細い足の先が挟まってしまっていたので逃げられなかったみたい。餌を求めて道路に下りて足が挟まったものか、とにかく助けなければ直ぐに車に轢かれそう。何というタイミングの良さ。

両手で包んで小川屋さんの事務所に入ると、社長の奥様が黒っぽい塊を見て「キャア!」と悲鳴を上げる。「今、お店の前の横断歩道に落ちていたんですよ。相当に弱っていますがまだ生きているみたいなので動物病院に連れていきたいのですが、鳥を診てくれる動物病院を調べて頂けませんか?」とお願いすると快く協力してくださったのだが・・・、鳥を診る動物病院は見つからない。あっても「院長が不在で今は無理」とか、けっこう遠くてタクシーでないと行けない距離だったり・・・。店に車が無いことで物件の案内で困ったことは無いが、こういうことで困るとは思わなかったな・・・。ま、タクシー代の負担は覚悟した。

そんなやりとりをしていたら、さっきまで瀕死の状態だったハズの鳥が事務所の対角線の角まで飛んでいった。飛び立てるほど回復したワケでなく、最後の力を振り絞って、という感じ。床に下りたので、また両手で包んで、社長の奥様に「もしかすると水が飲みたいのかも」と言うと、皿に水をいれて出してくれた。嘴を近づけると、小さく「ドクン、ドクン」と水を飲む感触が伝わってきた。あ、飲んでる、ちょっと安心した。

「外の植木に掴らせてみましょうか。回復したら仲間のところに飛び立つかも」と言って、そっと木に掴らせると、木にはとまらず草の中に消えた。「あとは自身の生命力、生きようとする意志がどれだけあるか、かも知れませんね」と言ってヒヨドリの保護はお終い。営業中に快く協力してくださった小川屋さんに感謝。

それにしても、落ちていた場所から考えると、ものの数秒から数十秒、私の保護が遅れていたら、間違いなく車に轢かれていただろう。「今日一番のいい仕事」だったと思う。せっかく助かった命、大切にしろよ。

野良猫のみーちゃんの保護をするようになって、猫以外の動物の生命も慈しむようになったのは小さな進歩かな。以前はバイパスの横断歩道の真ん中で、車に撥ねられて死んだばかりの鳩を拾い上げて道路の脇に運んだことがある。立川は、鳩が人を恐れずに道路に落ちている餌を夢中で食べていて危ない。

でも、あの様子では長く生き延びることはできないだろうな。私がしたことは「大きなお世話」だったかも。


 これから定休日恒例 Jonathan's のモーニングに行きます。コメントの返信しばらくお待ちください。

posted by poohpapa at 06:30| Comment(2) | TrackBack(0) | 私の街 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
popさんおはようございます。
落ちたムクドリ たぶん生き延びられないだろうな。
餌が自分で確保できないでしょうし、天敵のカラスも狙ってるでしょうから、群れから離れたら生存は無理でしょう。
それに野生ですから人間の保護も無理でしょう。
Posted by たか at 2024年06月12日 07:30
たかさん、再び、おはようございます

<<落ちたムクドリ たぶん生き延びられないだろうな。

あ、ムクドリでなくヒヨドリね。それはともかく、たかさんのご指摘通り、長くは生きられないでしょうね。仲間からもはぐれて、餌の確保が難しいでしょうから。それに、この地域はカラスも多いですし。

かと言って安楽死もさせられず、そのまま道路に置いておくワケにも行かず・・・。ほんと、辛いですね。
Posted by poohpapa at 2024年06月12日 10:23
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