昨日、家の郵便受けを見たら、ついさっき郵便局から配達されたばかりと思われる年賀状が20枚ほど。昨年、「年賀状仕舞い」することは最後の年賀状で伝えてはいるけど、うっかりとか、返信無用で送ってくださる方もいて、なんだか申し訳ない。一件ずつお電話やメールをさせて頂き、お詫びした。会社に届いた仕事関係の年賀状には6日以降「お詫びの電話」をさせて頂こう。そんな中で印象深い年賀状が・・・。
もう30年以上前、雑誌の企画で「ある女性の部屋探しのドキュメント」に協力させて頂いたのだが、その時に部屋探しをしていた方が、東大の大学院を出て理研にお勤めだった方。結婚式にもご招待を頂き、お相手は灘高校から東大に現役合格した「絵に描いた」ような秀才。旧財閥の豪邸で開かれた披露宴のテーブル、周りはみんな東大卒。居心地悪い、ったらありゃしない。あんな肩身の狭い思いは人生で一度だけ。でも、人柄は皆さん素晴らしかったけど。全然お高く留まってなくって、今もお付き合いを頂いている。
のだが・・・、その肩書が、京都大学・・・・・神経〇〇疾患研究部長。私にはよく解からないのだけど、アルツハイマーの専門家、と聞いたことがある。女性だし、ゆくゆくは5千円札の顔になったりしてね。私は生きてないけど。それより、私もそろそろ認知症が入り始めているから、近々お世話になったりしてね💧
で、そういう年賀状を抜きにして、一番嬉しかった年賀状が、
近所に住む男の子(5歳)からのもの。字が書けるようになったから、ということで、宛先の住所は書いてなかったから、自分で我が家の郵便受けに入れに来てくれたんだろな。ひらがなで「ふどうさんやのおじさんへ」「だいすき」と書かれていた。いつも、100mくらい離れた所から私を見掛けると、「ふどうさんやのおじさ〜ん」と手を振ってくれるし、振り向くと、後ろ姿が消えるまで手を振っていてくれるのが嬉しい。
その年賀状を見る前に、入居者さんから頂いた「私が一番好きなお菓子、あぱれいゆ」をポケットに4個(4人家族)入れて、お店に届いた年賀状を取りに行く途中でお声を掛けて渡そう、と思っていたら、たまたまご家族が外にいらっしゃったので、インターホンを押すことなく渡せて、新年の挨拶も済ますことができた。その男の子には妹がいて、彼女も可愛い。どういうワケかお兄ちゃん同様、私に懐いてくれている。
歳を取ると、そういう他愛も無いことに感動して幸せを感じる。そういうのを大切に、今年も生きていこう。
2025年01月02日
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