恩師の告別式の後、直ぐに帰京するつもりでいたけど、一緒に参列した平野君から、「この後、1時半に、同級生の村瀬君を誘って魚太郎で食事することになってんだけど、一緒にどう?」、と誘われた。充宏君も参加することになって、ついでと言ってはナンだけど、その日の午前中は癌検診で、告別式には参列できなかった近藤君にも充宏君から電話してもらい参加することに。そうなると、まるで中学のプチ同窓会。
その前に、1時半までにはまだ時間があったので、中学と高校の同級生の加藤君(60歳でスッパリ引退したけど元歯科医)の息子さんの奥さんが今年の1月に自宅の横にオープンしたばかりのカフェ「ルナール」(フランス語の狐・・・、新見南吉記念館の向かいにあるからかな)に寄ることに。東京にもあんなオシャレなカフェは無いよな、と思えるほどに素晴らしい雰囲気。場所は、交通量も少なくて不便な立地だし、まだ認知されてなくて広い店内に他の客はおらず、利益なんか度外視で、赤字覚悟、ほとんど趣味なんだろうな。レモンティーを注文したら、その出し方が独特。カップの上に、一体化したポットが乗っていて。
帰省したらまた連れて行ってもらおう。あんなカフェが近くにあったらいいのに、半田市民が羨ましいよ。
同級生の加藤君、東京の歯科大学に通っていて、50年以上前、私がJR中央線の、ある駅から乗ろうとしたらドア付近に立っていて偶然にバッタリ。25年くらい前には、当時野村證券にいた同級生の山口君にも立川駅北口の交差点の横断歩道でバッタリ。田舎で、でなく東京でだから不思議なご縁を感じる。
カフェを出て魚太郎に向かう。最近はTV-CMを流していたりして地元では有名な回転寿司。でも、普通にイメージする回転寿司とはだいぶ違う。注文をタブレットでするのは一緒だが、レーンの構造が違うような。届いた料理はどれも絶品、しかも値段がリーズナブル。そしてスタッフが誰も感じいい。あれならそりゃあ繁盛するよなあ。はま寿司もスシローも、あんな店が近くにあったら直ぐに撤退してしまうことだろう。
5人でしこたま食べたと思うんだけど、会計は8千円ほど。平野君が「一人1500円でいいよ」とのことで、「いや、たぶん私が一番食べていると思うから」と余分に払おうとしたけど強く辞退されて、おまけに、地元の若松軒という老舗和菓子店の水羊羹と果物羊羹(フルーツゼリーとは違うもの)を渡されてしまった。なんだか申し訳ない。帰宅して、翌日、冷やして食べたらめっぽう美味しかった。職人さん、凄い!
平野君に電話して、「うちのに、『あの男が何の理由もなく手土産を持たせてくれるワケが無い、きっと何か仕込んであるハズ。安全が確認できるまで食べないように』と言っておいたよ」と言うと大笑い。さらに「僕が先に食べて、5分くらいしても僕が苦しまなかったら食べても大丈夫だろうね」と伝えた、と言ったので、もう帰省しても手ぶらで帰されるだろうな。でも若松軒、逆に、私の帰省土産で使えそう、と思った。
しんどい思いをしたけど、不義理をしないで済んだし旧交も温められて、実に有意義な帰省になった (^^♪
2025年06月10日
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ヨーロッパでもほとんど見かけなくなった車です。
カフェのオーナーが持っているのであれば、かなりのマニアですね。
シトロエンのバン、カフェ・ルナールのオーナーの持ち物だと思います。もしかして、出張販売もしているのかなあ、料理も美味しそうですね。シトロエン・・・、懐かしい車ですね、エンジン音が独特だったような・・・。しかも(感覚的に)車体が沈むように走るんじゃなかったかな。
自宅の隣とは言え、あの喫茶店をあの場所にオープンしただけで、拘りが強くてマニアだと解かります。次に行った時には料理とデザートも頂きたい、と思っています。
加藤君の息子さん夫婦、アラフォーで夢を実現させたのですから凄いし、幸せですね。
ところで、中学の学年同窓会、一昨年11月に、年々出席者も減少しているので「これで最後にしよう」と学年同窓会ファイナルが開催されましたが、万年幹事の平野君が、「だからこそ毎年開こうかな」と思い直してくれて、例年4月29日に開催されていて中止が決まった学年同窓会を来年の4月29日に再び開催することを決意したようで、私も、生きていれば参加します。
一学年381人でしたが、出席者、今は50人ほどかなあ。それでも、よく集まるほうかと・・・。
平野君がそんなふうに思い直してくれたのも、今回、恩師がお亡くなりになって告別式に参列したことから、かも知れませんね。周りが、一人、また一人、と消えていって、だんだんと寂しくなります。