2025年10月04日

郷里の(亡くなられた)恩師の奥様からお電話を頂いた

立川の伊勢丹で京都展が開かれている。京都展は北海道展と並ぶ人気で、私も楽しみにしている。私の大好きなお菓子の店が必ず出店するし、売り場のスタッフとは顔馴染みだから、会うのも楽しみなのだ。

私が特に好きなのは「ジュヴァンセル」という菓子舗。そこの「竹取物語」は絶品、京菓子の極み。他にも美味しいお菓子があるので、何種類かのお菓子を取り合わせて今回は数人の方に送らせて頂いた。そのうちのお一人が、今年の5月に亡くなられた、私の中学1年と2年時の担任の先生、恩師の奥様。ただ、奥様のお名前が分からなかったので、大変失礼ながら、宛名に先生のお名前を書いて送らせて頂いた。伊勢丹で配送伝票に記入する際、ご自宅にお電話して奥様のお名前を伺おうとしたけどご不在で💦

2日後には届いたみたいで、奥様からお礼の電話を頂いた。奥様もご病気をお持ちだが、お声は元気そうで安堵。お子様と同居していらっしゃるので、皆さんでお召し上がり頂けたら嬉しい。夏日が続く中でも(クール便ではなく)常温で送れて日持ちするお菓子を選ばせて頂いた。少し長くお楽しみ頂けたら幸せ。

恩師はお亡くなりになっているのだが、私がどうしてお菓子を送らせて頂いたか、と言うと・・・、

教え子の皆が皆「先生が亡くなったからもう縁が切れた。この先はお付き合いしなくていい」と考えて音信不通になったなら、そんな寂しい話は無い、と思うから。奥様に、「先生はお亡くなりになりましたが、先生の教えはずっと私の心の中に生きていますし、私の子供たちにも、目に見える形でなくても受け継がれています。また帰省した際にお邪魔させて頂いても宜しいですか?」と伺ったら、とても喜んでくださった。

善人ぶるワケではないけど、そういう教え子が一人くらいいてもいいんじゃないかと思う。恩師にも生前、私がまだ若かった頃、「僕の体の中に流れている血は、半分は両親から、半分は先生から頂いたもの、くらいに思っています」とお伝えしたことがある。生物学的にそんなことは有り得ないけど、気持ちの問題。

私みたいな教え子がいれば先生の奥様も少しは寂しさを紛らわすことができるかも、と思っている次第。

今も私の心にはポッカリ穴が開いていて塞がることは無いから、奥様にはいつまでもお元気でいて欲しい。先生の奥様と私のどちらかが死んだなら、その時にご縁が切れることになるのかな、と思っている。

posted by poohpapa at 06:10| Comment(0) | TrackBack(0) | プライベート | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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