ちょっと前に「少々落ち込む」出来事があって、気持ちが沈んでいたところに、大きなミカン箱を抱えた青年が、「佐賀のミカンなんですけど、買ってもらえませんか?」、と入ってきました。
なかなかの好青年だった、ということもあって、大玉6個入り300円のミカンを3袋買いました。重そうに抱えて入ってくるのがミソだったのでしょうが、ふだんならアッサリ断ってしまうのに、なぜ買ったか、というと・・・、
「自分が落ち込んでいるから人には優しくしたかった」だけ、です。
そういう気持ち、お解かりになりますか?
ま、どちらかですね、八つ当たりするか優しくするか。どっちになるかは僅かな気分の違いで変わってきたりするもの、だと思います。
青年が「美味しくなかったりしたら言ってください」と領収証を渡したので、「全部で900円のミカンが一つ二つ不味かったからといって文句など言わないよ。次から買わなくなるだけのことだよ」と言うと笑ってました。
900円で、ミカンを買ったのでなく、立ち直らせて頂きました
