私がいつも批判している「生活保護を受けている在日朝鮮人」の一人であるHさん(男性)からで、よく意味が解からない用件だった。
Hさんは結婚していて60代半ば、奥さんもまた在日の人である。
「お店にいらっしゃれば、ちょっと伺っていいですか?」とのことで、「ヒマしてますからどうぞ」と言うと、私にこんなことを頼む。
「迷惑でなかったら、手を握らせてください」
ほえ?、俺、そういう趣味ないんだけど、と思っていたら、「実は定期検査で腫瘍が見つかって精密検査を受けたんだけど、どうも手術する必要がありそうなんです。それで、入院する前に、坂口さんに手を握ってもらったら心安らかに手術が受けられると思って」とのこと。
私は、好かれればトコトン好かれるが、嫌われると破滅的に嫌われるタイプの人間だし、この歳まで「そんなふうに言ってもらったことは無い」から光栄ではあってもこそばゆかった。だいいちHさんは私が「在日の人を好きでない」とは知らないから後ろめたくもあった。
30分ほどでやってくると、店に入るなり私の手を両手で握り、「これで安心して入院できます。有り難う」と涙を流している・・・。
半島の人は「義理堅い人は徹底して義理堅い」とは知っているが、在日嫌いの私としては、正直、何とも複雑な心境だった。
しばらく世間話をした後、「ところで、こっちのほうは好きですか?」と小指を立ててニッコリ笑う。もちろん嫌いなワケがない。
「ええ、好きですよ」と答えると、「友人がAVの製作会社をやっていて何枚かもらったんで、これ、奥さんに内緒で後で観てください」、と満足そうに笑いながらカバンの中からDVDを3枚出して私にくれる。
Hさんは大手術で入院するのである。興味が無くても「大好きです」と言って気持ちよく受けてやるのが「人助け」というものであろう

「これ、凄いのを選んで持ってきたんですよ」とも言う。いい入居者である。在日の人って「意外といい人たち」なのかも知れない(爆)
ま、これが「形見分け」にならなければよいが・・・、ホント。
再び私の手を握って喜んで帰って行く後姿を見送りながら、つくづく考えた。以前に何をして喜んでくれたのか、信頼を頂いているのか、サッパリ解からないが、それでも私を慕って喜んでくださっている。「不動産屋冥利に尽きる」、と感激してもいたのだが・・・、
待てよ・・・、
私は、こんなことで喜んでいる場合ではない。私ももう56歳だ。残りの人生など長くない。命の灯などアッと言う間に消えてしまうだろう。そんなふうに喜んでくれる人がいるのだから今のうちに「やってしまわなければならないこと」があるではないか。そうだ!
急いで宗教法人を設立しなければ・・・

私の仕事は大家です。
まだよく読んでいませんが面白そうなブログですね。
では宜しくお願いします。
礼金0、敷金0・・・、一般の大家さんは悩みますよね。でも、カラクリがあるものでして、世の中、そんなに甘くないものなので、消費者は直ぐ気づくと思います。果たして、得かどうか。
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