2005年10月18日

昨日の記事とは好対照な家主さん

調布にお住まいの家主さんから、貸家2棟とテラスハウス1棟、アパート2棟の管理を任せて頂いている。今、そのうちの賃料21万の貸家1棟と、賃料10万6千円のアパート1室が既に4ヶ月空いてしまっている。近隣相場からして適正な賃料設定ではあるし、広告も継続的に打ってはいて、反響もそこそこ来るが決まるところまでは行っていない。市場環境の悪化が影響しているのだろうが、業者としては言い訳にはならない。

私としても悩んでいたが、先日家主さんからこんな電話を頂いた。
「家賃をそれぞれ18万と10万に下げましょう」、と仰るのだ。
激安、なんてものじゃない。それでもってペット可、でもある。

この家主さん、アパートを建て替える時、どういうアパートを建てたら入居者が喜んでくださるか、私の店までわざわざ意見を聴きにきてくださった方である。「こちらから出向きます」と申し出たが、「いやいや、私の用なんだから、こちらから伺います」とも仰っている。

今は退任していらっしゃるが、当時、大企業の取締役でもあって、会社に行けば秘書が2人もいるような方なのに、「管理させてあげるんだから、アンタのほうから来てくれる?」などとは仰らないのだ。

「○○さんの責任ではないから気にしなくていいよ」とも仰る。

昨日の記事の物件とは場所も条件も違うが、何かあれば私が「どちらの家主さんの便宜を図ろうとするか」は明白だろう。

私には「この家主さんから『管理業者を替える』と言われたなら不動産業からキッパリ足を洗おう」と決めている家主さんが3人いらっしゃるが、もちろん、そのうちのお一人の家主さんである。
posted by poohpapa at 06:05| Comment(0) | 家主さん | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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