2005年10月08日

そうか、慰謝料か・・・

紀宮に結婚一時金1億5250万円(上限いっぱい、かつ非課税)を支給することを政府決定したとのこと。「世の中の不条理の極み」だと思う。2チャンネルなどを見ると、「反対」「当然」という意見に混じって、「少な過ぎるくらい」という皇室に好意的な意見もあった。

「都心に一戸建ても買えないような金額では・・・」という声もあるが、旦那は公務員だし、ローンだって問題なく組めるだろうに。国民は皆んな苦労してローンを払っている。「皇族はそんなことを知る必要も無い」(くらいに思っている)かも知れないが、そういう認識くらいはしていなければならない。警備の問題等もあるから「中古の一戸建」という訳にもいかないだろうが、庶民感覚からすれば「全額を出す必要は無い」だろうし賃貸でも良い。少しは苦労もさせた方が良い。
何より、「民間人に嫁ぐ」、ということはそういうことだと思う。

で、私は極貧層の出だから、どうしても納得がいかない思いである。
どういう理由を付けたら「当然」とか「皇室だから」ということになるのか。原資は不足している税金である。紀宮が、国家に対して、それだけの結婚一時金に見合う「どんな貢献」をしたと言うのか。

私は、生まれながらに貧富の差が有るのは仕方ない、と思うが、生まれながらにして身分の差があったり、一生が保証されている人間がいる、ということは納得できない。繰り返すが、百歩譲って、その一時金が「仕方ないもの」だとしても、それだけの額を「国民の血税から頂いている」、ということは忘れて欲しくない。

私は、子供の頃から強く疑問に思っていたことがある。
「どうして東京の真ん中に、天皇陛下というだけであんなに広い場所を使っているんだろう。もっと狭くてもよいし、公園にして国民に開放すべきではないか」ということで、その疑問は今も変わらない。

そして、もう一つ思い続けてきたこと。
「天皇皇后両陛下が何度福祉施設や被災地を慰問に訪れて、どんなお声を掛けようが、皇居に帰れば自分は最上級の食材で作られた料理を毎日食べているのは間違いなく、それでは庶民の苦労を解かることはない」、ということ。天皇家の一人分の一日の食費は、私とさとひろ二人分の1ヶ月の夕食代より多い。当然、とは思わない。

諸外国の皇室と比べて恥ずかしくないよう、ということなど私の価値観からすれば理由にはならない。皇室の責任ではないにしても、日本は未曾有の財政難である。少しは解かっていて欲しい、と思う。

辞退する自由も無いのだろうが、「辞退する」という選択肢があっても良いのではないか、とも思う。辞退することで国民の範にもなる。
そのうえで改めて検討して支給が決められたなら、国民としては嬉しいし、支給に対して反対意見の人も納得しやすいものだろう。

互いにご奇特な心掛け」の二人が、「二人で相談した結果、これからは自分達の足で立ちたいので、一切の援助を辞退したい」、と申し出たなら、国民の皇室離れにも歯止めが掛・か・・る・・・、ン?
黒田氏からすればそれくらい出して貰わないと合わない、か(爆)
posted by poohpapa at 08:11| 皇室 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする