賃貸住宅に入居する際には賃貸住宅総合保険もしくは共済に加入することを義務付けられているケースが殆ど、だと思うが、今年の4月1日から「共済会社の整理統合」がされることになって、その為のトラブルが発生し始めている。
と言っても、1年前に2年間の掛け捨てで住宅共済に加入したとしてその共済会社が4月1日には消えて無くなり、残りの期間の補償が受けられなくなる、という話ではないので心配は無用なのだが・・・、
問題は、共済会社と代理店である不動産業者の関係、である。
私も、昨年の6月15日、突然の解雇を受けた際、「今までの業務は引き継いで独立して良い」と専務(社長の長男)から言われていたので共済会社に事業継続を申し出たのだが、杉並店に共済会社の担当者が専務を訪ねて関係書類への調印を依頼したら、専務は自らの言葉を覆し「判は押さない」と拒絶したんだとか。嫌がらせ、である。表向きは「格好のいいこと」を言っておきながら、裏では「足を引っ張ろうとしていた」と判る。というか、後で直ぐバレることだが(*^^)v
それはさておき、継続が出来ないなら新規に代理店契約を結べば良いワケで、その旨を担当者に提案すると、妙なことを言う。
「オタクの会社はノルマを達成できそうもないので新規契約は結べません」、と言うのだ。そんなワケはない。私の独立に際しては家主さんは誰一人離れていかなかったのだから管理物件はそのまま引き継ぐのだし、今までどおり年間平均150万くらいの保険料にはなる。過去10年の付き合いで1千万以上の利益を提供しているのだ。それをどう説明しても、代理店契約は出来ない、と頑なに拒否する。
納得いかないので担当者に理由を問い質したが、ただ「代理店契約は結べません」と拒否する。最初のうちは「専務が有ること無いこと話していたのかな」と思っていたのだが、「そうではない」とのこと。
訳も解からず「私の力不足で代理店になれない」との理由が一方的に確定されてしまったのだが、半年経ってようやく真相が判った。
その理由というのが、冒頭の「共済会社の統廃合」である。自分の会社が共済事業廃止業者になる可能性がある場合、残務処理の負担を軽くする為に新規の代理店契約は取らないほうが得策なものだから、適当な(?)理由を付けて拒否していた、というのが実情のようだ。これは、全く別の業種の営業マンから聞かされた情報である。
関係書類に専務が判を押したなら仕方なく代理店契約を継続し、押さなければ押さないで代理店を削減するつもりだったのだろう。
最近になって、同じ共済の代理店をしていた立川の同業者さんの店に担当者がやってきて、私への説明と全く同じ理由、つまり「オタクはノルマの達成が出来ないから」と契約の解除を通達していった、とのこと。非常に憤慨していたが、その気持ちは実によく解かる。
本来なら「私どもの力が至らず業務を廃止する(他社に統合される)ことになりました。代理店さんには多大なご迷惑とご心配をお掛けいたしますが、何卒ご了承くださいますようお願いします。長らくお世話になりました」、と挨拶するのがスジである。
それを「オタクはノルマが達成できないだろうから」、と、あろうことか代理店に責任転嫁するとは以ての外であろう。
正直に話してくれれば、首尾よく統廃合を免れた場合には再び代理店になることも有り得たが、そんなんでは共済会社が存続になっても、こちらのほうで代理店契約は願い下げである。
担当者も苦しかったと思うが、企業として「あまりに遣り方が稚拙」でこれっぽっちもハートが無く、情けない思いでいた。
で、先日、別の同業者さんから「オタクが代理店をしていた○○共済会、大手に身売りしたようだね」、との情報を頂いた。少しでも多くの代理店契約を持って吸収されたほうが幾らかでも有利に身売り話を進められたもの、と思われるが、そうしなかった理由が「代理店さんに迷惑をお掛けすることになったら申し訳ないので」などという理由では無かった、と私は確信している。
社員も苦しんでいるだろうが同情はしない。ハートが無ければ企業も人も生き残ることは難しい。有っても存続が困難な世の中だから。
うちの県でも同様に宅建協会が独自に共済をやってましたが、この問題で小額短期保険会社への移行を断念しました。
そこである保険会社と協会が提携しました。
会員全体がひとつのかたまりになるので手数料は上級並みにくれますし、ノルマも一切ありません。
2年の更新も協会がやってくれて更改すれば手数料だけが振り込まれます。
コンプライアンスはわかるのですが、私たちにとってはサブビジネスなのであまり手がかかると嫌ですね。
<<2年の更新も協会がやってくれて更改すれば手数料だけが振り込まれます。
うわあ、それ、いいなあ〜(*^^)v
どこの県だろ・・・??
東京も宅建協会がやってたりしますが、私は、千葉県の業者さん経由で申し込んでいます。もちろん、免許は下りてますし小額保険の資格も持ってますので、自分で代理店になれますが、昨年、私が解雇された直後からいろんな便宜を図ってくださった千葉の業者さんがいらっしゃって、どちらかが倒産するまでは「その業者さん経由」で申し込んで、僅かですが手数料を分けさせて頂くことにしてます。
「そんなことしなくていい」と仰ってくださるのですが(*^^)v
以前、逆の立場で嫌な思いをしたことがあるもんですから。
前会社の杉並支店で保険が扱えなくて、うち経由で申し込みして手数料は全額送金していたのですが、数ヶ月して「○京海上で出来るようになったからもういいわ〜」と言われて、共済会社に対する私の面子は丸潰れになりまして・・・。だから、自分はそうしたくないのです。
ですが、「更新は協会がやってくれて手数料が振り込まれる」、と聞いたら考えちゃいますね(ウソ^_^;)
<<コンプライアンスはわかるのですが、私たちにとってはサブビジネスなのであまり手がかかると嫌ですね。
これもmalloryさんの仰るとおりですね。あくまで、保険はサブでしかありませんもんね。
よ〜し、後で都宅建に電話して訊いてみよっと・・・(オイオイ)