今日は本来の「悪徳」に戻って、
ふざけるな馬鹿野郎!
ぶっ殺すぞ!
というお話
昨日と同じく、生活保護受給者に関連した内容になる。ただし、相手は生活保護者でなく、市の担当職員である。
うちの管理物件を退去した身障者の方の原状回復の件で、某市役所の生活福祉課職員を電話で怒鳴りつけた。
その部屋は、以前も車椅子の人が入居していて、その後をそのまま引き継いで入居してもらっていたのだが、契約する際には「退去時に原状回復する(身障者向けに改造した箇所を元に戻す)義務も引き継ぐことになる」と話してあって、退去時の精算で敷金では足りない額の約9万5千円と日割り賃料分を足した12万4千円を請求することになった。もちろん、家主さんの負担分も有るし、本人も私の説明を納得していたのだが、本人が(後で納得いかなくなって)市の福祉課の担当者のところに相談に行って精算書を見せたら、その市職員が「生活相談センターに一緒に行ってくれた」んだとか。
すると、生活相談センターの職員は、私の作成した精算書を見て、前後の事情も分からないまま「これとこれが不当な請求になりますから再度交渉してみてください」、と東京ルール(東京都賃貸住宅紛争防止条例)の冊子のコピーを渡して言ったんだとか。
「生活相談センター」というのは元々消費者側の目線で相談に乗る所だから、相談員がそう言ったのは或る意味仕方ないこととは思う。
問題は、市の担当職員が私に説明を求めることなくいきなり「生活相談センター」に連れて行った、ということである。それでは私のことを「悪質な不動産業者」と問答無用で決め付けていたことになる。
もう一つ、身障者が入居する際には「必要な改造費用」を福祉センターで負担してくれるが、退去する際の原状回復費用は全て本人負担となる、ということで、それがトラブルの元になる。ま、何度も引っ越されたら困るだろうが、そんなのは一定の制限を付ければ済む。
で、本人が昨日、「東京ルール」の小冊子を持ってやってきた。
再検討して欲しい、というのだ。だが、私は家主さんに退去者が負担すべき分を既に立替えて払ってある。なぜか、というと、退去者は「4月から隔月で3回の分割でしか払えない」とのことで、それでは家主さんに迷惑が掛かるから、そのあたりの事情を退去者に説明したうえで個人的に立替えて振り込んだのだ。
もちろん、立替はしないほうが良いに決まっているが、家主さんとお客さんの間に入って、仕方ない時もある。ましてや、退去後4ヶ月にもなるが次の入居者は決まっていない。回収が遅れると、その分のリフォーム代は家主さんの肩に重く圧し掛かってくる。この場合、その程度の金額で家主さんに「隔月の3回の分割で送金してきますのでご了承ください」と言ったなら私の信用問題にもなる。どの家主さんも「有り余る資金で悠々とアパート経営している」ワケでもない。
もちろん生活保護者である退去者には一括での支払いは無理だ。
ならば、本人には無理のないペースで支払ってもらうしかない。
私からの抗議に、市の担当職員は「私は○○さんから『納得がいかない』と相談を持ち掛けられたから『ならば生活相談センターに相談しましょう』と言っただけで、当然のことをしたまで」と開き直る。
だとすると、これからは、生活保護の人の部屋探しなど出来ない。或いは、「市の担当者」が誰であるか聞いてから、でなければ怖くて紹介など出来ないことになる。一生懸命やっていても、トラブれば最後は(直ぐに)「生活相談センター」に持ち込まれるんじゃ堪らない。
ふだん、生活保護の人が来店すると、元付業者や家主さんに理解を求めたり、保護の限度額に合わせるべく家賃交渉など努力していたが、もう止めようと思う。
約束を守る、適正な負担をする、ということに、健常者も身障者も生活保護者も無い。私も最後まで約束は守り、相手にも守ってもらう。
それだけのことだ。役所ぐるみで約束を反故にするなら、こちらも同業者に「○○市の生活保護の客は要注意です。担当が○○だった場合にはとくに注意が必要です」とお触れを回すことになる。
夕方、退去者に電話して、「納得いかなければもう一度説明するから担当者と一緒に来店してもらいたい」と伝えると、「担当者と相談してみます」と言ったきり連絡が無かったので、少し時間を置いて再び電話すると・・・、市の担当者はこう言ったという。
「後はそっちで何とかしてくれ」
無責任極まりない。
月曜日、市役所には更にキツイ電話を入れることにしている。
【関連する記事】
もうお前はアホかと・・・言うしかない・・・
クーリングオフ云々言ってくる輩もいますが、あんたがネット上で勝手に見つけて買ったんですから〜(笑)
消費者を守るのも大事だけど売主もしっかり守ってよって行政には言いたい。。。年に数回ですけど本当に気が滅入ります。
お疲れ様です。同業者のプリン体です。
『生活保護受給者』の問題は尽きないですよね、本当に。
うちも古い業者なので、古めのアパートの仲介を結構やっています。
それだけに高齢者や生活保護受給者の方からも部屋探しの相談を受けます。
しかし入居者本人の質の悪さ(勝手にペットを飼う・同類人の溜まり場にする)が続いたことと、市担当者の不親切極まりない対応に、うちは生活保護受給者の紹介は止めました。
この3/8の記事を読むと、自分のことのようにムカムカしてきます。
その光景がリアルに目に浮かびます。
はあ。
だから公務員は○○!ということも言われてしまうんでしょうね。
はあ、ムカツク。
って、人のブログですいませんww
これは民間の不動産屋さんである『悪徳』さんが、半ば慈善事業に近いことをしている例だと思うんですが、お客さんが筋を通さないのだから商売になるわけがなくて。このようなお客さんを受け入れるメリットが皆無で、ただただ面倒を引き受けるだけに見えるんですが・・・。
こういうエピソードを読むと、不動産業にはあきらかに適正というものがあるなぁと。オイラは不動産業みたいなのは向いていないと感じた次第です。この場面に居合わせたら「この無礼者がーっ!」と、二人とも日本刀で叩き切ってしまうでしょうから(^^)
これね、本人に店まで来てもらい、1項目ずつ説明して、その時は何も異論無く納得してもらってたんですよ。
もちろん、後で納得いかなくなるのはOKですが、だからと言って、私に質問するでもなく市役所に相談に行って、その担当者が生活相談センターに連れてって、というプロセスが不快なんです。
一番赦せないのは、市の担当者が最後は投げ出している、ということです。首を突っ込んだのなら最後まで面倒みろよ、ということです。
なので、明日は市役所に行ってきます。
生活保護の方、最近は家賃が役所から家主さん宛てに直接振り込まれるようになりましたので、家賃的には問題ありませんが、高齢であったり、身寄りがなかったり、連帯保証人が付いても同様に補償能力が無かったり、で、家主さんからはあまり歓迎されません。
それをご理解頂けるよう説得したりするのも我々の仕事ですが、退去時などに当たり前の原状回復の負担をしてくれなければ、家主さんは再び生活保護者の入居を認めてくれなくなります。
なので、自分が幾ら負担させられるか、だけの問題ではなくなります。そのことは解かっていて欲しいものですが、人間、いざとなると自分の目先の損得しか考えないものですね。
ほんと、もう相談に乗るの止めようかな、と思ってしまいます。
コメント、有り難うございます。
私からすれば健常者も障害者も高齢者も生活保護者も有りません。約束を守るかどうか、だけが問題なのです。よしんば、どうしても約束を守れなくなった時であっても、約束を誠実に守ろうとしてくれているかどうか、が問題で、そうであればうるさくは言いません。
今回の場合は、最初に改造の申し出があって、退去時に原状回復してくれる約束で家主さんが許可しているワケで、後でゴチャゴチャ言ってはならないのです。と言いますのも、普通は引越し立会い時に一通りの説明をしてありますので精算書を送るだけで済んでまして(ペットを飼っていた入居者の3例くらいを除き)今までは何のトラブルも起きていなかったのですが、この退去者に関しては目の前で1項目ずつ説明もしています。
「だから言いにくかった」ということもあるかも知れませんが、権威のありそうな人に先に相談して「市役所の担当者も生活相談センターも不当だと言っていた」とやる手法が姑息で赦せません。
それでも、「隔月の分割でいいから」と言いましたが、「一括で払え」と言っても良かったかな、と思うくらいに腹が立ってます(ふ〜)
これね、家主さんに「隔月の分割で、と言っていますが」とお伺いを立てたなら「結構ですよ」と仰ったかも知れませんが、それだと次に生活保護の人が申し込んできた時に審査を通してもらえるか解かりません。それもあって立て替えてるんですけどねえ・・・。
再三言ってますが、これは自分だけの問題ではなくなりますから、こういうトラブルはとても残念なんです。何より、市役所の生活福祉課の職員が、生活保護者の立場を悪くするのに一役買っているようなもんですし。
でね、私でも18年も続いてますから、コロラドさんにも出来ますよ〜、この商売(*^^)v
市役所の担当者を起こる理由がないのでは??
契約をしたのは、本人である。納得いかない請求を市役所の担当者に相談した。
市役所の担当者は、敷金などの知識がないので、生活相談センターに行くように指示した。
納得できなかったから再度相談に来た。
これは、「約束を反故にする」とは違います。
ずいぶんと長い間、詳しく説明したほうが良いかどうか悩んでいましたが、こう書かせてもらいます。
記事をよくお読みになれば、私がなぜ怒ったのか誰でも解かると思います。「約束を反故にされた」という理由から、だけではありません。