2008年04月28日

申し込みの決め手になったものは意外なモノ

先日、同業者さんの客付けによるお客さんが契約に来てくれた。

1時間半ほどかけて、電気、ガス、水道などの手続き方法や近隣および家主さんへの挨拶の仕方なども説明させて頂いたのだが、お客さんから「何度か部屋を借りて、その都度、別の不動産屋さんに伺ってましたが、今までこんなに丁寧な説明を受けたのは初めてです」、と仰って頂いた。それはとても嬉しいのだが・・・、私のことだから実際には1時間半のうちの半分は世間話であった^_^;

で、お客様からは、こんな話も伺った。

「今回、部屋探しをしていて、この物件で決めようと思ったのは、こちらの会社から○○○ネット(客付け業者)さんにFAXで送られた図面のコメントを見たから、なんです」

その図面は同業者向けに配布していた広告で、月並みな「買物至便」「日当たり良好」「美築」とかいった謳い文句に足して「物件の近隣の更に詳しい様子」を、私が手書きで書き加えたものだった。

それはとても嬉しいことだが、まあ滅多にあることではない。何かがお客さんの琴線に触れたんだと思う。

私が手書きで情報を書き加えるのは、広告のスペースには限りがあるのと、「不動産広告に適さない表現」というものがあって広告業者から「訂正の指示」を受けることもあるからで、仕方なく一旦はルールに則って製作し、後で手書きで加えたりしていたのだ。残念ながら常に有効ではないし、今までは目に見えた効果は表れていない。

それでも、少しでも業者さんやお客さんの目に留まって欲しいから、各募集物件に、こんなコメントを添えたりもしていた。

「(国立の)百恵ちゃんちの隣組です」
「家主さんの人柄は最高です」
「桜の季節には部屋の窓から花見が出来ます」
「隣室とは押入れで仕切られているのでプライバシーも護れます」
「窓から隣家の和風の庭が見下ろせます」
「窓を開けると、ほとんど緑、という環境で癒されます」
「1階ですが、目の前は駐車場なので日当たり抜群です」
「階下も隣の入居者も、とても人柄が良いです」(本当の場合のみ)

なんだか、書けば書くほど怪しくなってくるかも知れないが・・・たらーっ(汗)

とはいえ一つの成果が出たのだから、これからも、業配広告への「手書きコメント」は続けていこうと思う。

posted by poohpapa at 06:41| Comment(4) | お客さん(入居者) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
おはようございます。

人柄が出てますね、私もお近くなら
迷わずに悪徳さんに申込みするでしょうね!
 『いつも、勉強になります』
Posted by お人好し! at 2008年04月28日 10:34
poohpapaさん、こんにちは。

 はるか十数年昔、新卒で就職活動をしていたとき、本命ではなかった会社に就職を決めました。
 正式に就職する直前に、本命の新聞社から欠員が出たとかで繰り上げ採用の連絡を頂いたのですが、それを断って入社したのには理由があります。
 それは、資料請求で届いた会社のパンフレットと一緒に「手書き」での会社紹介文を頂いたからでした。

 毎年、膨大に来る資料請求の返信に、人事課の女性二人が手書きで文書を書いていたそうです。入社して人事課の女性と仲良くなり、その話を聞いたときに素直に感動したのを覚えています。

 実家に戻るためにその会社は3年ほどで退職しましたが、今まで勤めた中でやはり一番いい思い出が残る会社です。

 ワープロからパソコンと、人は文章を「手書き」する機会が少なくなりました。大学の卒論も「ワープロ・パソコンを使用すること」なんて条件を出されることもあるくらいです。
 そういうご時勢だからこそ、「肉声」ともとれる手書きの文に、人は親しみや生きている人間の姿を思い描くのかもしれませんね。
Posted by らみ at 2008年04月28日 17:58
お人好し!さん、おはようございます

いえいえ、勉強なんてとんでもないこと^_^;

それにね、私は「富士山」と同じで、遠くから眺めていたほうがいいのかも知れませんよ(爆)

でも、褒めて頂くのはとても嬉しいことなので感謝しております。
有り難うございます。
Posted by poohpapa at 2008年04月30日 08:01
らみさん、おはようございます

それ、実に良く解かります。らみさんの選択が間違ってなかったのも当然ですね。これでもし、就職してみたら実際の中身はグダグダだった、というなら詐欺ですしね(*^^)v

最近、うちのが通販で愛知県蒲郡市三谷町にある小さな会社から「ペットの毛が着きにくい座布団カバー」を購入したのですが、送られてきた商品には手書きの手紙(メモ)が添えられていました。

そういうのは感動しますね。字の上手い下手は関係ないですね。

私の仕事でも、入居後1ヶ月くらい経ったところで、手書きで「住み心地は如何でしょうか?、何かありましたらご遠慮なくお声を掛けてください」、と葉書でも出したら喜ばれるのでしょうが、なかなか踏み切れないでいます。

その・・・、本当に些細なことで連絡してこられそうで^_^;

でも、最後は「ハート」ですよね。

いつも温かな応援を頂きまして有り難うございます。

Posted by poohpapa at 2008年04月30日 09:41
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