2005年11月24日

不可解な訴訟

大阪で、何とも不可解な訴訟が起こされている。

外国(韓国)人であることを理由に入居申し込みを断られた在日韓国人2世の弁護士が、家主と大阪市を相手に550万円の損害賠償を求めたものだが、私からすれば「どういうつもりで訴えたのか」、以下の3点がサッパリ解からない。

一、仲介した不動産屋を訴訟の対象から外している不可思議
一、勝っても負けても逆の効果しか生じない訴訟を起こした訳
  (同胞をかえって苦境に陥らせることになる)
一、受けたとされる「精神的苦痛」が550万という根拠

先ず、どうして仲介した不動産屋が被告に名を連ねていないのか。
家主から断りが入ったとしても、それを伝えたのは家主直接ではなく、不動産屋であったハズである。その場合、怒りの対象は不動産屋にも及ぶものだろう。不動産屋は「私は強く審査を通してくれるよう説得したが家主が首を縦に振らなかった」とでも言ったのだろうか。
そんなことは有り得ない、と思う。もし仮にそうだとするなら、不動産屋として失格である。各監督官庁から「国籍等で差別することが無いよう」通達が出されているのは業者なら承知していなければならないし、国籍を理由に拒否すればどうなるか、充分承知していたであろう。ましてやその客が在日韓国人弁護士であったなら、結果は分かりきっていたハズである。ならば何故訴えられなかったのか。考えられるのは一つである。原告と取引した、要するに「家主を売った」ということだ。「オタクは訴えないから本当のところを言いなさい」とでも言われたのではないか。私にはそれしか考えられない。なぜなら、これが不当だとするなら不動産屋も同罪なのだから。

次に、この裁判に勝っても負けても日本での韓国人の部屋探しはより困難になる、ということに何故思い至らないのか、ということである。原告勝訴となった場合、日本中の家主は「これからは韓国人から申し込みがあったら断らないようにしよう」と思うだろうか。
答えは「否」である。「それじゃ怖くて貸せるものではないし、面倒に巻き込まれるのは嫌だから他の理由をくっつけて体よく断った方が無難」と判断することになる。敗訴になれば「国籍を理由に断る」ことが正当化される。つまり、どっち転んでも同胞の部屋探しは困難になるから、日本で真面目に暮らす同胞からしてみれば「迷惑この上ない訴訟」ということになる。

世の中には「自分の利益にさえなれば」とか「自分さえ納得いけば良い」というこのテの人間は多い。だいいち、外国人、という理由で入居を断られる国は、実は限られている。ということは、それなりの訳がある、ということだが、そんなことは考えもしないだろう。実際に、「韓国人お断り」としている国は日本だけではないようだから、他の国でも同じように思われているのだろう。

最後に、「精神的苦痛の対価」とした(呆れた)額である。

550万という賠償請求額は、私の給料の1年8ヶ月分にあたる。私がそれだけの間に、どれだけ家主と客、入居者、同業者などとの間に入って大変な思いをしているか、ということを考えたら、一度入居を断られただけで550万も得られるなら、私なら3億ぐらいはもらえそうである。少なくとも、そのうちの2億くらいは中国人と南北朝鮮人から取れる計算になるだろう。噴飯モノである。何を考えてんだか。

この弁護士、かつて「公務員の外国人の管理職一律禁止でも合憲」という敗訴の判決を受けて、会見で「世界中に言いたい。日本に来るな。日本で働くことはロボットになることだ」と言ったそうだが、だったら自分が先ず日本から出て行けば良いではないか。

今回、大阪市をも訴えているのはその敗訴の腹いせなんだろうか。

「韓国人がなかなか入居させてもらえない」のは、日本の家主や不動産屋や、ましてや行政の所為ではない。韓国人自身に原因があるのではないか。こんな訴訟を起こされたのでは、訴えられた日本人より、(数少ないであろうが)日本の慣習や法律を守って穏やかに生活している在日の人たちが堪らないだろう。

少なくともこの弁護士には「自分が在日(韓国)を代表している一人」という自覚と認識が著しく欠如している、と言わざるを得ない。

それより何より、原告が本気で部屋探しをしていたとは思えない。部屋探しは口実であって、原告が探していたのは部屋ではなく実際は「日本にダメージを与えるべく恰好の標的」ではなかっただろうか。

先日、ネットを巡回していて、ある記事で知ったフィリピンのセブ市議会議員の或る韓国人に対する言葉を紹介したい。

「この国に外国人が滞在することは恩恵であって権利ではない

真理である。自らは相手の気持ちを慮ったり反省することなく、権利ばかり主張したり、要求だけを突き付ける(おカネに汚い)国民性の韓国人が入居を断られるのは当然だと思う。
人権以前の人としての品性の問題である。

郷に入りても郷に従う気が無いなら、退場願うしかない。
posted by poohpapa at 06:40| ニュース | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする