南青山法律事務所は不動産取引、とくに賃貸でのトラブルに特化(専門化)している法律事務所で、我々不動産会社で賃貸を主に扱っている業者なら是非知っておくといい法律事務所と思われる。何故か、と言うと、我々が受ける研修では、何かと言えば不動産会社に対し(悪質な滞納者に対しても)「あれをやっちゃいけない、これをやったら人権違反になる」といった内容ばかりで、ハッキリ言ってクソの役にも立たないものばかり。具体的に「どう対応したら良いか」などという話はなくて、後で裁判にでもなった時に負けないよう忠告するような内容ばかり。それでは悪質な滞納者を助長するばかりで、貸主側の人権には全く配慮がされていないもの。ま、それも大切ではあるが、何度も同じ内容で研修するのは如何なものか

ところが、南青山法律事務所の青木弁護士の話は公正に貸主側に配慮した具体的な内容で、非常に役に立つもの。貸主や不動産会社が何かの賃貸トラブルに見舞われて弁護士に相談する必要が生じた時に「南青山法律事務所」の名前は覚えておいて損はない、と思う。少なくとも、HPくらいは「お気に入り」に入れておくとよいだろう。HPでは、そこまで解説してしまったら手品のタネをばらすようなものでは、というくらい丁寧に「よくある相談」について解説している

で、南青山法律事務所、メールマガジンも発行していて、これがまたとても参考になる。希望すれば無料の小冊子もお送り頂けるのだが、小冊子などでなく立派な副読本くらいの内容。アドレスを載せてしまうとイタズラがあるといけないので、必要な方はHPの中で探して頂きたい。けっこう辿り着くのは大変だが。
一言で言えば、非常に良心的な弁護士さん。都宅協の顧問法律事務所「深沢綜合法律事務所」所属の高川佳子弁護士と、この青木龍一弁護士の二人を知っていれば東京の不動産業者は安泰、と言ってしまってもいいくらい。高川弁護士については、私だけでなく、研修を受けた不動産会社の方たちが自身のブログで絶賛しているほどで、実に理路整然としていて頼り甲斐がある。ただし・・・、
深沢綜合法律事務所からは他の弁護士も研修の講師をしに来るが、彼らは全くダメ。話はつまらないし「だからナンなの!?」と言いたくなるくらい。私からすれば「無駄飯喰らいの役立たず」である。「都宅建から多額の顧問料を取っているならもう少し現実を勉強しろ!」と心の中ではいつも叫んでいる。
さて、今月15日(木)の13時から、立川支部主催で研修が開かれる。「東京都人権啓発センター」から講師が来ることになっていて、人権問題や個人情報保護に関する話をするようだ。ハッキリ言って、どうせ「いつもと同じ」で碌な内容ではないだろう。出席はするが、今から憂鬱である。