2021年04月20日

昨日の歩数、22302歩

ある土地家屋調査士事務所から電話があった。

当社で管理させて頂いている国分寺市西町のアパートの敷地と隣地との境界を確定したいので立ち会って頂けないか、という用件であった。なんでも、隣地の地主さん宅で相続が発生したとのこと。

本来ならばアパートの家主さん本人が立ち会わなければならないが、家主さんは90歳を超えていて、先月、施設にお入りになっているし、ご自宅は川崎の麻生区、お迎えの車を差し向けたとしても来て頂くことは無理。介護をしていらっしゃった娘さんもいらっしゃるが、現在は体調不良。

長男は千葉にいて、連絡が取れないことは無いが、連絡したら、たぶん「そちらで代理して済ませてくれ」と言うだろう。土地家屋調査士事務所の代表者のお話では、最終的には千葉の長男の印鑑も必要になるみたい。本音で言えば、私はその長男とは関わりたくない。もしも相続が発生して長男が貸主になったなら当社は管理を降りる。

以前に、アパートの前まで本下水の管が通ることになった際、初めて長男から電話があって、「アパートを生放流にしたいので、どこか設備屋を紹介してもらって見積もりを取ってくれないか」と依頼され、これ以上良心的な業者はいない、と私が思っているO商店に見積もりをお願いしたのだが・・・、

「高いんじゃないの?、私は以前そういう仕事をしていたから知り合いは何人もいるから、そっちに訊くからもういいよ」と言う。馬鹿野郎!、である。だったら最初からそっちに頼めばいい。そっちで相みつを取って一番安い会社に頼めばいいじゃねえか、である。見積書を作成するのにも経費も手間もかかるんだし。

家主さん(お母様)と娘さんは全く逆のタイプの方。不動産屋の苦労をよく解かっていてくださって、いつもお気遣いを頂いている。だから私も、「この家主さんの為ならできる限りお役に立ちたい」と思っている。

だいいち、O商店は、私が台所設備やトイレの不具合の修理を依頼した際に、「いくらなんでも出張費が安すぎます。普通は倍するでしょう。これじゃ赤字でしょう」と、毎度言っている業者さん。部品交換で直るものを「新品交換しましょう」とは決して言わないし。

ところで、依頼してきた土地家屋調査士事務所のスタッフ、所長以下3人いて、3人ともとても人柄が良く、何かにつけて行き届いていた。もちろん、相手にゴネられたら面倒、ということがあるとしても、それにしても腰が低い。なので、「これからも私に協力できることがあれば仰ってください」と伝えて帰ってきた。
長い目で見れば、横柄な人は損をするし、謙虚な人は得をする、世の中はそういうふうにできている。

昨日、現地まで(車が無いから)徒歩で行った。バス停からも遠いし、健康のためにも、歩いたほうがいい。で、昨日一日の歩数が、他の用事でも歩いているけど22302歩になった。距離にすると、2歩で1mとして、約11km・・・。今まで(仕事で)一番歩いた一日じゃないかな。もう古希だけど、足は丈夫。

その後、ランチでバーミヤンに行ったら、お目当ての美人マネージャーさんはお休み。疲れがドッと出たが、家主さんの代理の仕事は無事に果たせたし、安堵した。



 まことにすみません、コメントの返信、明日までご猶予ください。


posted by poohpapa at 07:26| Comment(15) | うちの店 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2021年04月17日

凄く嬉しいお客様のご来店

昨日の夕方、閉店時間より少し早いけど「もう帰ろうかな」と思っていたところでドアが開く気配。「何かの営業だったら適当に相手して帰ってもらえばいいから嬉しいな」と思ったのだが、違っていた。

「私、以前にこちらで部屋探しをして頂いたKです」と仰る。マスクをしていたから直ぐには分からなかったが、忘れるワケが無い。凄い美人のお客様で、部屋探し以降は音信不通になっていたが、「大和撫子」を絵に描いたように人柄も素晴らしいから私の携帯にはずっと番号を登録してある。

あれから6年くらいだろうか、もしかして、もう引っ越していらっしゃるのかな、と思っていたがまだ私が紹介したマンションに住んでいて、「あの時、とてもお世話になりましたから、今度もお願いしようと思いまして・・・」だと。そういうのは凄く嬉しい。だいたいが、うちの部屋探しのお客様は、8割が(他のお客様の)ご紹介かリピーターである。ネットで部屋が探せる時代、飛び込みは少ない。今回もそうなんだけど、とくに嬉しい。前回、お部屋の契約が終わった後で果物を届けてくださったりして印象深かったし。

料理を本格的に始めたいので、ということでキッチンの設備が充実していることと、お風呂の蛇口に関するご希望があった。今はユニットバスのワンルームだから使い勝手は悪かったと思う。幸い、更新を迎える9月までに見つかれば良いので、ゆっくり探せる。うん、頑張ろう。

それにしても、一昨日は、やはり「もう店を閉めようかな」と思っていたところにご婦人のお客様。結局6時半まで商談やら世間話をしていて、二日続けて同じパターン。てことは、「サボろうとせず定時までしっかり働け!」ということなんだろう。やらなければならない仕事は溜まっているけど体力がついていかない。そろそろ限界なのかなあ・・・、あと10年は頑張って住宅ローンを完済して死にたいのだが。


posted by poohpapa at 06:31| Comment(2) | うちの店 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2021年02月23日

Jonathan's での楽しいランチ

昨日のランチは、先月末で(夢に向かって転職するために) Jonathan's を辞めた元スタッフのNさんと、その勤め先だったJonathan'sで待ち合わせて3人でのランチ。先に到着したのはNさん。若い男性スタッフが「いらっしゃいませ、おひとり様ですか?」と声を掛けて、「あれ??」と驚いていたとか。まあ、私服姿のNさんはあまり目にしていないだろうから、客として訪れたNさんを見てさぞかし驚いたことだろう。

その後に我々が到着したものだから、他のスタッフも驚いていた。ベテランのS2さんからは「(辞めたスタッフと一緒に)うちに来てくださって有り難うございます」と丁寧にお礼を言われた。もう一人のSさんからは「今度私も誘ってくださいよ」と言われたが、考えておこう (^◇^)

まだ現役ではあるけど、他の店に誘うならギリギリOKだろうから、そのうちSさんだけでなくS2さんも誘ってランチしようと思う。違う業界の人の話は参考になることも多いから。

ま、いろいろ(楽しい)裏話を聞けて面白かった。ランチの後で、並びにあるグリーンスプリングスの信州物産専門店フェイバーズに連れて行き、お菓子をご主人への手土産にしてもらった。

ランチ中に、電話が2件入ったが、1件は物件の問い合わせ。大手法人(一部上場企業)が社宅専門の不動産業者を通して当社管理の物件を借りたい、という話だったけど、仕方がないとはいえ、すべて先方のルールにこちらが従わなければならない仕組みなので断った。当社で提携している住宅総合保険も保証会社も無しにして、向こうが用意している包括契約で、契約書も先方の書式を使うことになるようだ。

家主さんからすれば「早く決まってほしい」とお思いだろうけど、大手法人であっても倒産しない保証は無い。逆に個人や小さな会社であっても、私が会ってみて「この人は信用できる」と判断すれば審査を通してくださるよう家主さんにお願いすることもある。法人契約は固いかも知れないが、入居者の顔が見えない分だけ怖いものがある。家主さんは日頃から私の判断に任せてくださる方だから、私の一存で断った。

もう1件の電話は、ある家主さんと一緒に法律相談を受けに行く打ち合わせ。

今、15万と25万の予算の物件探しと、新入社員向けの社宅探し(2件)の依頼を受けていて、今日のランチはちょうどいい息抜きになった。よし、今日も頑張ろう。

posted by poohpapa at 06:49| Comment(2) | うちの店 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2021年02月21日

国分寺市環境対策課と入居者さんのご厚意

出先に、国分寺市の環境対策課のHさんという方から電話があった。

「オタクで管理しているメゾンK、ゴミ置き場に不法投棄されたゴミがそのままになっていたので片付けておきました。今のゴミ置き場は通りに面しているので投げ込みしやすいんだと思いますよ。閉鎖して、敷地内の別の場所に移動しては如何でしょう。どこに移動したかご連絡頂ければちゃんとゴミを回収しますので。その際に、以前のゴミ置き場に斜めに板を貼るとかして、投げたゴミが落ちてくるようにするといいですよ、そうすれば投げ込まなくなりますから。あるいは、お花を置くとか。人間、綺麗な花が置いてあるのにゴミなんか投げられないものです」とのアドバイスを頂いた。

植木鉢やプランターを置くのはいいが、年中花が咲いているワケではないし、誰が手入れするのか、という問題もある。うちの店も家主さんのお宅も物件からは遠いし。なので、家主さんと相談して、懇意にしている大工さんにお願いして板を貼ってもらうことにした。

それとは別に、ホームセンターで大きなゴミ箱を二つ買ってきたが、どうも強風の日には飛ばされそうな感じ。一階を使って頂いている事務所の方が「うちの前に置いてもいいですよ」と仰ってくださったが、底に穴が開いていないので雨水も溜まりそう。失敗した・・・。

本当はスーパーの買い物籠みたいなのをイメージしていたのだが、行ったホームセンターに適当な籠が無く、「ま、いいか」と買ってきたが使えそうもない。それで、駅前の百均「ダイソー」に行ったら、400円でちょうどいい籠があって4個購入。最初からダイソーに行けば良かった。

家主さんが前の箱の代金を菓子折りと一緒にわざわざ調布から届けてくださっていたので直ぐに家主さんのご口座に差額を返金させて頂いた。前に買った大きな箱は他で使えるだろう。それまでは当社で保管して、他のアパートで使うことになったら(そちらの家主さんに)実費を請求すればいい。

その家主さんは大変な苦労人で、もの凄く人柄が良く、「そんなの返さなくてもいいわよ、手間賃だって掛かるのだし、実費だけなんて言わずにちゃんと請求してください」と仰るが、そういう家主さんだからこそ実費だけしか頂きたくない。どれほどの手間でもないし、管理会社の仕事だから。それに、この後、大工さんに払う分も発生するし。

籠を置く場所を決めて、4個の籠にそれぞれアパート名と「缶」「ビン」「ペットボトル」「生ゴミ」と書いて現地に置こうとしたら、地面がデコボコで籠が傾いてしまう・・・。そうしたら、一階の事務所のOさんが「後でうちの若いモンに言って整地させますよ」と言ってくださって、翌日にはキレイに整地が完了していた。普通は「なんで事務所の前にゴミの籠を置くんだよ!?」とクレームが来るケースだが。

そうこうしているうちに、また不法投棄が・・・。他にも、ブロックで囲まれているゴミ置き場の裏の雑草の中に、何年前から投棄されているか判らないペットボトルやレジ袋に入ったゴミがいっぱい捨てられていた。そこで、私がそれをゴミ置き場に移し、国分寺市の環境対策課のHさんに「またゴミ置き場が凄いことになっているので、申し訳ありませんが片付けて頂けないでしょうか?」と電話した。すると、「もう2度も回収しているので本当は次は無いのですが・・・、今度だけですよ」とのこと。

実は、3度目の時、アパートの入口にガラスの破片が大量に捨てられていて、このままでは危険、ということでHさんが気を遣ってキレイに掃除しておいてくださった。後で菓子折りでも届けよう。

今回は、理解のある家主さん、国分寺市役所環境対策課のHさん、一階の事務所の方たちに助けられた感じ。まだ終わっていないけど、自分でも「いい仕事ができたかな」と思う。


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2021年01月25日

あるアパートへのゴミ不法投棄に対する警告

立川競輪の正面入口へと続く道(競輪客の帰り道でもある)に面して当社管理のアパートがある。

そこに、ペットボトルやら空き缶などが投げ入れられていて、いつも住人からクレームが寄せられていた。主催者側は開催終了後の夕方、競輪客の通り道のゴミ拾いをしているが、建物の敷地の中に投げ入れられた物を敷地に入って拾ってくれることは無い。だいいち、競輪客が捨てたものかどうか定かではない。それでも、そんなことは言わずに「競輪客が捨てたもの」として拾ってくれるが、見えていても、アパートの敷地にまでは入らない。それは仕方ないと思う。

駅から送迎バスも出ているが、歩いて帰る人も多い。儲けた人が送迎バスを使うのか、損した人が使うのかは不明。儲けたなら競輪場の近くにある飲み屋に寄るような気もするから、帰りのバスに乗る人は損した人なのかな、と思う。どっちにしても、そんなバスには私は乗りたくない。

夕方、銀行に記帳しに行こうとして、競輪場から駅に向かうグループに混ざってしまうと、傍目からは私が競輪客と思われかねないから記帳しに行くのを諦めることもある。競輪場に来ている奴、みんな私と同年代だから。ハッキリ言うと、競輪は客層が悪い。競艇も同じ。人生に疲れて表情に虚無感が漂っている。競輪が開催されていない日はパチンコ屋に入り浸っているんだろうな、と思う。偏見ではないだろう。

それはさておき、ゴミの話。先日も入居者の方から、「アパートのゴミが凄いことになっているんですが、何とかなりませんかねえ」とのご相談があった。私は、当初は「また競輪の客が投げ込んでいるんだろ」と思っていたが、見に行くと、いつもの投げ込みと様子が違う・・・。

投げ込みならバラバラに捨てられているのだろうけど、市指定のゴミ袋でないビニール袋にいろんなゴミが入っていて、収集日とは関係なく捨てられている。収集日まで自分の家に置いておきたくないから、よそのアパートに夜中のうちに置いていった感じ。おそらく近所の奴だろう。いや、もしかすると、入居者かも知れない。そう疑りたくなる入居者がいる。ま、訊いても白状はしないだろうけど。

家主さんに現地から電話して「汚いし、このままだと入居者が出て行ってしまうことも考えられますから、ダミーでもいいので監視カメラを設置しては如何でしょう?」と進言したが、とりあえず、業者に片付けてもらって、警告の貼り紙をすることになった。私が何往復かすれば片付けられないこともないが、この時期、たとえビニール手袋をしていても、誰が捨てたか判らないものを触る勇気はない。

そのアパートの家主さん、飛び切り人柄が良い。「この家主さんのためなら(何か仕事しても)手間賃は要らない」と私が思える人。失礼ながら、特別裕福ということはないと思うのだが、「おカネが掛かる相談」でも、一度も嫌な顔をされたことは無い。それどころか、「全てお任せします。掛かった費用があったら遠慮なく請求してくださいね」と仰る。だからこそ請求したくない、私はヘソ曲がりなので。

昨年だったか、その家主さん宅を訪問して、お暇して駅に向かって歩いていると、もうほとんど駅に着くあたりで後ろから私を呼ぶ声がする。家主さんの娘さんだった。「たまたま実家に帰ってきたんですが、母が『さっきまで坂口さんが来ていらっしゃって・・・、あの後姿がそう』と言うものですから、私もご挨拶しないと、と思って・・・」と仰る。そのために追いかけて走ってきてくださったのだ。そういうことで、聞かなくてもふだんから娘さんに私のことをどう話していらっしゃるかが解かる。

で、とりあえず、警告文を書いたA4の紙をクリアファイルに入れて、雨水が浸み込まないようセロテープを貼り、アパートのフェンスに貼ってきた。これでしばらく様子を見たいと思う。


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アップで

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一枚は強めの警告文、一枚は川柳ふう。強い調子で「警察に通報するぞ!」だけでは相手の心に響かずに、「知らねえよ、警察に通報してみろよ」で終わってしまうもの。私は日頃から、そういうことを平気でする奴こそがゴミみたいな人間、と思っているので、砕けた調子のも並べて貼ってみた。

で、出来は良くない、と自分でも思っている。どなたか、「こんなのは如何?」と自信作を送って頂けると嬉しい。直ぐに作り直して貼り替えてきたい、と思う。その・・・、恥ずかしいので ^-^;



posted by poohpapa at 06:35| Comment(8) | うちの店 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2021年01月01日

新年のご挨拶と愚痴

明けましておめでとうございます。

本年も何卒宜しくお付き合いのほど、お願い申し上げます。

今年が昨年より良い年になる、などと楽観的な予測はできませんが、とにかく、マスコミに氾濫する不確かな情報(嘘)に振り回されることなく、(誰が正しいか、でなく)何が正しいか、物事を俯瞰して見て、判断を誤ることが無いよう生きていきたい(生き延びたい)ものですね。

さて、不動産屋の「年末あるある」ですが、年の初めから愚痴を零させて頂きます。



30日の朝7時半に、当社管理の平屋の連棟式貸家に入っている高齢男性の連帯保証人からメールがあった。「玄関の鍵が具合が悪くて、内側から施錠できない、見てやってもらえないか」というもの。

その連帯保証人は元市議会議員で、私が「市長選に出てもらいたい」と思っていたほどの人。私財を投げうって市内に中古の一軒家を購入し、ホームレスの人たちにお風呂や食事を提供したり、「住民票が無いと部屋が借りられなかったり、就職するにも面接が受けられないから」と、いろいろ尽力している。口先だけで「弱者の味方」を装う共産党や立憲民主の議員とは全く違う。

任期を満了すると70歳になるからと前回から不出馬。一期だけでも市長をやってほしかったが、市議会は保守(自民と公明)の会派が強くて無理だとか。どの党にも所属してなくて無所属だから。

入居している爺さんは、もう認知症が入っているようで、道で私の顔を見ると大声で文句を言う。「隣のババアがごちゃごちやがらがらがったん」と、途中から何を言ってるか解からない。「隣のババアが夜中に壁を叩くから何とかしろ!」と言いたいようだが、隣の住人からは逆に「夜中の3時や明け方に何かを落としているんだかドカーンと大きな音を立てるので寝られない」との苦情が入っている。

老婦人、大きな音がした時に壁を叩いていて、爺さんはそう認識していない。鍵の件も、壊れたんだか壊したんだか・・・。だいいち、12月30日になって急に壊れたものか怪しい。以前から具合が悪くなっていたなら早く言ってくれれば良さそうなものだし、冬休みに入っていると解かりそうなもの。おかけで、家主さんも私も、そして鍵屋さんも、大晦日に仕事するハメになった。

家主さんは私に気を遣ってくださり、自分で何とかすべく大晦日でも鍵交換してくれる大手業者に問い合わせると、料金は6万円くらいと言われたようだ。それで、「私がいつもお願いしている業者に訊いてみましょうか?」と言って、連絡すると「大晦日でも行きますよ、3万はしません」だと。

電話で業者に「大晦日まで仕事させてしまうのだから特別料金を上乗せしてもいいと思いますよ。家主さんは他から6万と言われてますから」と言ったのだが、25000円と消費税にしてくれた。

作業時間は2時間ほど、立ち会っている私に爺さん、いや、ジジイが「隣のババアがごちゃごちやがらがらがったん」と文句を言う。家主さんも笑っていらっしゃった。大みそかに業者や家主さんに来てもらって、しっかり直してくれても「有り難う」でも「ご苦労様」でもない。

以前は、トイレが詰まった、と呼び出されて、「何か詰まるようなものを流しませんでしたか?」と訊くと、「何も流してないよ。流れねえから公民館までトイレを借りに行ってるんだよ、どうしてくれんだよ」と怒っていて、設備屋さんに行ってもらったらジジイのタオルが詰まっていた。

今年はこの一件だけだったからマシだった。例年、大晦日や30日に「トイレの水が止まらない」「洗面所の水が溢れてる」「通路の電球が切れてる」「上の住人の音がうるさい」というクレームが入る。どれも「直ぐ何とかしろ」「直ぐ来てくれ」と要求。本音では「もう大晦日だよ」と言いたい。なので、排水の詰まりに関しては設備の老朽化によるもの以外は入居者の責任、と契約書に謳うようにした。

その家主さん、週に一回は所有しているアパートを回って「何か不都合が無いかチェックしている」とのこと、頭が下がる。同じ敷地に住んでいても、空気を入れ替えたり、DМが郵便受けやドアポストに投げ込まれていないかチェックしない家主もいる。せっかく業者が案内してくれても、ドアを開けたらDМや郵便物が玄関に溢れていたら不調に終わるもの。せめて空気くらい入れ替えてほしい。

大手はともかく、小さな不動産屋はどこも管理料や他の諸費用の実費さえ頂いていないと思う。正直、「この家主さんのためなら管理料なんて要らない」と思える家主さんもいらっしゃれば、「タダでなんかやっていられない」と思える家主もいる。不動産屋も人間だから、怒らせたら怖いよ、ほんと。


ところで、大阪在住のブログ仲間さんが一昨日ドカーンと未使用の靴下を送ってくださった。

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kotakoさん靴下2 - コピー.JPG

百足くらいはあったかなあ・・・。私とうちのと、親しくしている床屋さんのお兄さんと、喜んでくれるであろう何人かの知人に届けて、まあ、半分くらいはうち関連で頂いて、残りは、このジジイの連帯保証人さんに託した。連帯保証人さんが支援しているホームレスの人たちが使ってくれたら嬉しい。

今年の冬はとくに寒いから、足元だけでも温まってもらいたいと思う。





posted by poohpapa at 12:34| Comment(6) | うちの店 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年12月29日

今年を象徴するような「仕事納めの日」の最後の客

他社同様、うちも昨日が仕事納め。うちに出入りしている営業さんのうち、二大美女が年末の挨拶に訪問してくれることになっていて、今年は「目の保養」で一年を終えるつもりだったのだが・・・、

一人目の訪問を受けた直後、見るからに「ホームレス」という男が店に入ってきた。無精髭は伸び放題、髪もボサボサ、衣服は「もう何ヶ月も換えていないだろう」というくらいに汚れていて、顎の下までおろしたマスクは(本来は真っ白だったハズだが)限りなく黒に近いグレー。何より、全身から漂う異臭である。私がマスクをしていても遠慮容赦なく漂ってくる。これでコロナをうつされたら堪らない。

私は立川市と武蔵村山市の新規の生活保護受給者の部屋探しはしないが、ホームレスの部屋探しはする。その後に両市で生活保護を受けることになるだろうけど、それはかまわない。ただし、年末に来店して「直ぐ入れる部屋は無いか?」と頼まれても部屋探しはしない。危ないから。

そんなことを考えていたら、思いもよらないような話が出た。

「所沢に131坪の土地があって、親から相続したんだけど、それを売ってもらいたい。大手の〇〇ハウスと〇〇建設工業に声を掛けたけど、町の個人経営みたいな不動産屋のほうがいいかな、と思って・・・」と言う。だったら、立川の駅から徒歩9分の不動産屋に飛び込むのでなく所沢の不動産屋に頼むべき。そう言うと、「所沢の駅前の〇〇という不動産屋にも依頼している」とのこと。

そこが実家で、父親の介護を妹がしていて「まもなく相続が発生する」とのことだが、どこまで本当の話やら・・・。ただし、見た目で「嘘」だと決めつけるのは良くない。今日あたり家の固定電話に電話して妹さんが出たなら状況を訊いてみよう。ただし、私一人で扱うには荷が重そう。

とにかく、もう一人の美人営業さんが来る前に出て行ってほしいもの、と私は内心焦っていた。帰りがけに、「お茶か缶コーヒーでもくれる?」と言う。もしかすると、飲み物をねだるために相続の作り話をしていたものか。ま、それが嘘でもかまわない。目の前の人が喉が渇いていて、それで一息つけるなら、うまく騙されてあげればいいだけのこと。缶コーヒーを一本渡すと、さらにこう言う。

「私は今までに二度、警察のお世話になっている」と。「何をやったの?」と訊くと、パンチを繰り出す格好をして「相手をボコボコにしちゃったから」だと。缶コーヒーをねだったことと、その話で、今までの話はきっと作り話なんだろな、と思った。ただし、不動産に関する専門知識はあるから、100%嘘とは決めつけられないが・・・、相続の話が本当の話であっても、うちではやりたくないな。

だいたいが、その格好で大手業者を訪問しても相手にされないと思う。出て行った後で椅子やボールペンまで消毒した。ファブリーズもタップリ散布して。年末の掃除をした後だよ、チクショウ <`〜´>


仕事を終えて、伊勢丹に行き、年末恒例の「菊水の濁り酒」を売っているマネキン(販売員)のUさんのところに行き、愚痴を零したら、面白い話を聞かせてくれた。Uさん、「人は見た目で判断しちゃいけないよね、私もこの仕事をしていて似たような体験をしてるよ」、と言う。

10年ほど前、銀座のデパートでマネキンをしていた時、みすぼらしい身なりの老婆がやってきたんだと。その格好を見て、他のマネキンがみんな引いてしまって知らん顔をしていた時に、Uさんが「何かお困りのことがありますか?、何でも申し付けてください」と声を掛けたんだと。

すると、老婆は用意していたメモをUさんに渡して「これだけのものを買いたいんだけど揃えてもらえるか」と頼んだとか。「でしたら、こちらでお待ちください、私が手配して、ここまでお持ちしますから」と言って椅子を用意して待たせておいて、各売り場に連絡して全部揃えてあげると・・・、

世話になったから、と、小さな一瓶で400円もするジャムを10個追加で取り寄せて、「あなたにあげる」と事も無げに言ったとか。それで「何者なんだろ?」と思って訊いたら、銀座にいくつもビルを持っているオーナーなんだとか。「私はこの歳だから着るものになんかカネは掛けない。美味しいものを食べるのだけが楽しみ。財産も、自分の子供には一切残さない。そんなことをしたら子供がダメになるから。私が死んだら全て寄付することになっている」と言ったそうだ。

お気持ちはよく解かるし、実に立派な心掛けだと思う。これ、Uさんだからこそ得られた逸話だろう。

何度も書いているが、私は(女性では)Uさんと、岩手に転居した「たぁさん」の二人から「あの男はもうダメだよ」と思われるようになったら人として本当にダメになったということだろな、と思っている。それくらいに、お二人の「人を見る目」に全幅の信頼を寄せている。

あ・・・、昨日、たぁさんを怒らせたわ・・・、半分「ダメ人間」になってるかも。

昨日、たぁさんから LINE で、「今、スーパーに買い物に来て、帰りのバスを待ってるところだけど、じいさんばあさんが並んでて、小さなバスだから乗れるか心配」と言ってきたので、「そうだよね、アンタ一人で幅をとるからね」と返信したら怒りのスタンプが届いたんだった、忘れてた。

ちっ、これじゃ年明け早々からたぁさんのご機嫌取りしなくちゃならないのかよ・・・、憂鬱 (汗


てなワケで、私らしい記事になったので、これで年内はお休みさせて頂いて、年明けは・・・、いつからになるか分からない。突発的に「気になるニュース」が飛び込んできたら記事を書くかも。皆さんも、どうぞくれぐれもコロナとお体に気を付けて、どうぞ良い年をお迎えくださいね。今年もお付き合いくださいまして本当に有り難うございました。政治家など当てにせず、そして、マスコミに騙されることなく、来年こそは、みんなで良い年にしましょう。自分の身は自分で護りましょうね。

posted by poohpapa at 07:45| Comment(2) | うちの店 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年11月24日

給料日に給料を持って帰れない・・・

うちは、世の中の給料日である25日の前日(25日が土曜日の場合は世の中は24日が給料日になるので23日)を給料日としていて、それは、25日は銀行のATMが混雑するからなんだけど、それでいて、当社で家賃管理している物件の家賃は月末までに概ね家主さんに送金している。当然に24日までに翌月の家賃が振り込まれることはほとんどないから、私が24日に給料を持って帰っても月末までに家賃を振り込めるかどうか予測して給料日を変えていて、ここ半年くらいは翌月にずれ込んでいる。

空室保証はしないが、入居者がいる限り家賃が振り込まれたものとして立て替えて全額を家主さんに振り込んでいる。家賃は月末までに翌月分を振り込む約定になっているので管理家賃の振り込みは翌月の5日くらいまでに済ませれば問題は無いのだが、当社に家賃管理を委託せず自分で直接受け取っていたなら本来は月末までに家賃が入っているものだし、振り込みは早いに越したことは無いから。

以前も書いているけど、うちは5%の家賃管理料を頂いていて、「201号室の人の分は遅れている、いつ、どう催促したら良いものか」などと悩むのが嫌で私に任せているのだろうから、当社で「決まった額」を振り込んで、後で個別に催促している。毎月の立て替え額は80万〜120万くらい。コロナ禍でもそれは変わらない。苦しくてもちゃんと払ってくる人は払ってくるし、払わない奴は払わない。

こちらが何度か催促しないと常に家賃を振り込んでこない入居者がいて、いずれも不動産屋に勤めている。何とも不思議である。普通は面子にかけても遅れないようにすると思うんだけど。

それやこれやで、この半年くらい、とくにコロナの所為でなく、給料を持って帰るのはずっと翌月。月末になるとATMも混むし、ならばいっそ月初めにしよう、と思ってしまう。

当社で家賃管理してない物件でも、家賃が1年以上遅れていて、催促のメールを送っても電話をしても無視、という入居者が3人。裁判してほしいけど、家主さんにも事情がおありだし。

同居していた母親が亡くなって、「大変だろうから」と家主さんが翌月の家賃の支払いを免除して、さらに家賃を1万下げてくれていたのに、室内がゴミ屋敷になっている入居者がいたり、隣の部屋は真夜中に物音を立てる人ではないのに深夜に壁を叩いたり大きな物音を立てる高齢者がいたり・・・。

不動産の賃貸管理業は毎日が人生の縮図、いろんな人生や人格を見られて楽しい。それは入居者(慢性的な滞納者)だけではないけど。ま、そうとでも思ってなければやっていられない。

それにしても、私の給料は翌月になってもかまわないんだけど、せめてメールの返信くらい寄こせよ、と言いたい。用件が解かっているから電話も折り返して来ないんだろうけど。事前に相談してくれたなら、家主さんも私も鬼にはならないのに、自分のことしか考えられない・・・、悲しいよね。

苦しい時にこそ「その人の本当の人格」が表れるもの。解かってないんだよな・・・。



posted by poohpapa at 06:45| うちの店 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年11月22日

そろそろ缶コーヒーを注文しなければ・・・

うちの店にはガスが通っていない。お湯が必要なら電気ポットでも足りるが、ホットコーヒーなんかを入れるスペースも流し台も無い。だからお客さんが来店しても、真冬でもペットボトルの冷たいお茶や缶コーヒーしか出せない。「すみません、冷たいものしか無いのですが・・・」と謝りながら出している。

と言っても、飛び込みのお客さんは年間で4〜5人しかいないし、新規の契約や更新契約も年間100人に満たないほど。それでも半年おきくらいに缶コーヒーを6ケース(180本)購入している。「コーヒーは飲まない」という人もいるからお茶も用意していて・・・。なぜそんなに要るのか、と言えば・・・、

荷物を届けてくださった宅配便のお兄さんや郵便配達のお兄さん(オジサン)にも差し上げているから。幸い、宅配のお兄さんたちは「いや、冷たいほうが助かります」と喜んでくださる。コロナ禍で、ひと頃、宅配便の会社や配達員さんにも理不尽な批判が寄せられていたことがあって、そういう「現場で物流を支えてくださる人たちがいて日本の経済が廻っているのに」と悲しくなったので、「いつもご苦労さま、有り難う。一息ついてください」という感謝の言葉を添えて必ず手渡している。それは以前からだけど。

他にも、飛び込みでやってきた異業種の営業マンにも「うちは買えないけど、どうぞ」とか「廻っていてメゲるようなことがあったらいつでも寄ってもらって愚痴を零していいよ。いない時もあるけど、いれば缶コーヒーくらい出すから」と言って渡している。飛び込み営業の辛さは私も体験しているから。

比率は・・・、いろんな宅配便さんや郵便配達員さんが5割以上、お客さんが3割、残りが飛び込み営業マン、てところ。一箱は家にも置いていて、どちらに届けてくれてもなるだけ渡すようにしている。だから、店が不在の時には自宅に届けてくれたり、道ですれ違うと車の中から会釈して手を挙げてくれる。

昨日、新規の契約をしていて、たまたま宅配便のお兄さんが荷物を届けてくれたので、いつものように声を掛けて缶コーヒーを渡したのだが、私としてはいつものことなんだけど、お客さん、私に対して少し好印象を持ってくれたのではないかな、と思う。缶コーヒーは時としてそういう効用もある。

ちなみに、用意している缶コーヒーは何人かが口を揃えて「缶コーヒーならそれが一番」と言っているキリンの「ファイヤー微糖」で、それなら「ブラックしか飲まない人」にもどうにか飲んで頂ける。以前はファイヤーのブラックも用意していたが、箱買いすると消費期限までに消化しきれないからやめた。

半年前に6箱買った在庫もそろそろ尽きそうだから近いうちに注文しなければ・・・。

そうそう、うちの入居者さんが、お隣の元スナックで来月から珈琲豆を販売するが、コーヒーも淹れてくれるようだから、これからは温かいコーヒーも提供できるかも。宅配便さんには無理だけど。

ところで、今朝起きて、こんな記事を見掛けた。

「アマゾンのロゴを見るだけで吐き気が…」需要が増え続ける宅配業界の悲惨な実情とは
文春オンライン  刈屋 大輔  2020/11/21

「どんな仕事にも苦労は付き物、それが仕事だろ」と言ってしまえばそれまでのこと。例えそれが相手の方の仕事であっても、相手に対する心からの感謝や敬意は忘れてはならない、と私は思っている。

posted by poohpapa at 05:55| うちの店 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年11月20日

なんて日だ!?

最近のお客さんの傾向として、先ずネットで物件を探して目星を付けてから不動産会社に問い合わせて決める、という流れがほとんどで、当社の管理物件に直接客付けした、なんてことはほとんど無く、この1年間で、1年間で、だよ、4〜5人しか飛び込みのお客さんが来店していないのに、昨日は2人も、そして、有り難いことにリピーターのお客さんから部屋探しを依頼されて、契約も1件こなし、その他の雑用や事務仕事を片付けたりしたので、半年分の仕事を一日でこなした気分。休む間もなかった。

毎日これなら蔵が建つけど過労でダウンするだろな、と思う。先週もそこそこ忙しく動き回っていたけど、昨日(木曜日)から始まった不動産屋にとっての今週一週間も忙しくなりそう。あ、年賀状も作らなければ・・・。歳を取ると疲れが残って回復が遅い。今から正月休みが待ち遠しい思い。明日からの(世の中の)3連休なんて不動産屋には関係ないし。

それにしても、立川駅周辺の混雑ぶり(人出)は凄い。コロナの第三波じゃなかったのかい!?

「東京だけで一日のコロナ発生数1000人超え」も時間の問題。GO TO トラベルで旅行者を支援するのでなく、人の往来を止めて、観光地のお店、ホテルなんかを直接支援したほうが良かったのでは?

自分のことだけ考えるなら、コロナ禍でも新しい出会いや(トラブルも含めて)再発見があったりして毎日が楽しい。まだ死にたくはないけど、このままポックリ逝けたら(結果的に)幸せな生涯になると思う。

posted by poohpapa at 05:34| うちの店 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年09月10日

一人の日本国民として、やっと少しだけ恩返しができそう

うちの店頭には「当社はトルコと台湾のお客様からは仲介手数料は頂きません」と、それぞれの国の言語で貼り出していて、半年前に来店したトルコ人のお客様の物件購入の話がようやく動き出した。

仲介手数料を頂かない理由に関しては6年前の記事をご参照頂けたらと思う。 ↓ にも書くけど。

キッカケになったのは、台湾の人が東日本大震災(3.11)の後に北海道を旅していてラーメン店に入り、中国語で話していたら店主から「中国人か」と訊かれ、「台湾人です」と答えたら、「震災の際にいち早く多額の義援金を送ってくれた台湾の人からお代を頂くワケにはいかない」と店主がラーメン代を受け取らなかったという話を聞いて、私も自分の仕事を通じて何か恩返しができないか、と思った次第。

ま、ラーメン代と不動産の仲介手数料では桁が違うけど、私は全然かまわない。で、今、進んでいる話が7500万円くらいの物件の購入。手数料は税込みで250万ちょっと。もう1件同じような話があるとのことで、2件分だと仲介料は500万くらいになりそう。それを辞退する。1円も頂かない。

単に、当社を通して申し込みをすることで当社の仲介料がタダになる、というだけの話でなく、物件の案内もするし、必要に応じて調査や価格交渉もする。もしかすると私の「独り善がり」かも知れないけど、誰かに迷惑を掛けるワケじゃなし、問題は無いだろう。少なくとも、賃貸で(ADを当てにして)「当社は仲介手数料を頂きません。ゼロにできない物件は60%引きにします」と謳っているのとは違う。

おそらくは、一番難しいのは、キャッシュで買うのでなくローンを組む場合の手続き。別件で、ご主人がアメリカ人でアメリカ政府から給料を頂いているお客さんのケースでローンを組めなかったりしたから、そこは心配。現金で購入するのかローンを組むのかはまだ訊いていない。

景気は悪くて売り上げも低調、本年度は赤字続きだけど、日本人の矜持を示したい。トルコでは、江戸時代末期に和歌山沖で遭難した軍艦エルトゥールル号の乗員を村人が命懸けで救助してくれたことを今も忘れず教科書に載せて子供たちに教えていて、やせ我慢でなく、私も倣いたい思い。

トルコで大地震が起きて消防署が倒壊し、日本からの支援で建て直された消防署にはトルコ国旗と日の丸が並んで掲揚されていると聞く。トルコと日本が互いに真の友好国たる所以である。トルコが日本からの恩を仇で返すことは決して無い。どこぞの国とは大違い。どんなにカネを貰ってもやりたくない仕事(相手)もあれば、(宣伝の為とかでなく)一銭にもならなくてもやらせて頂きたい仕事(相手)もある。

だいたいが、その商談も、元々が当社に来ることになった話かどうかで言えば、きっと、どこか他の業者で決まっていたであろう話。だが、他の業者の利益を横取りしたワケではないのだし、トルコの人に喜んでもらえたなら凄く嬉しい。どんなに苦しくても「今、あの仲介料さえあれば・・・」などとは思わない。

こういうのも民間外交と言えるかな。少なくとも、日本から膨大な支援を受けながら事実と異なる話で反日教育を続ける国とは差を付けたいのが本音。早くトルコ人のお客さんの笑顔が見たいと思う。

posted by poohpapa at 05:26| Comment(10) | うちの店 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年09月02日

心が折れた一日

昨日、うちの店の近所のアパートのゴミの片付けに行ってきた。

入居者から「フェンスの中の入居者用のゴミ置場に大量のペットボトルや空き缶が棄てられていて美観を損ねているし衛生上も良くないのでは?」とクレームがあったから。それともう一つ、そのアパートの家主さんは普段から不動産屋(管理会社)の苦労というものを実によく解かっていてくださるから、少しでもお役に立ちたい、負担を掛けたくない(業者に頼まず自分がやればタダ)と思っているから。

我が家にある45 ℓ のゴミ袋と、それとは別にキャップやラベルを入れるビニール袋を用意したが、ビニール手袋は持って行かなかった。ラベルを剥がすのに、いちいち外していたのでは面倒だから。

行ってみると、ペットボトルだけではない、市の指定のゴミ袋でなくレジ袋に分別せずに入れてあるゴミや空き缶、マスク、なぜかリポビタンDなんかの瓶までが大量に棄てられている。実は、目の前は立川競輪への通り道で、競輪場まで100mほどの距離であるから、しばらく開催されていなかったけど競輪場の客が「ここにゴミが溜まっているからかまわないだろ」と投げ込んでいての悪循環かも知れない。

2階の某住人によれば、「ゴミの一部はここの入居者かも知れませんよ。たぶん、アイツらじゃないかな、と思ってる奴がいます」とのこと。私もそれは疑っている。全員の入居者に注意するふうを装って電話して訊いてみたが否定していた。そりゃあ「はい、私がやりました」とは言わないだろうけど、生活が乱れていそうだし家賃も慢性的に遅れたりして私が何度も注意しているから嫌がらせだったりして。

片付け始めたものの私も直ぐに限界、申し訳ないが家主さんにお願いして業者に依頼させてもらおう、と思うに至った。私も体調が万全ではなかったので、家主さんの了解を頂いて数週間前に業者に草取りを依頼していたが、そのフェンスの内側の草は残されたままだった。業者はゴミの片付けもやるが、コロナのこともあって手を付けたくなかったのだろう。本来なら現地から「ゴミはどうしますか?」と問い合わせてくるべきだが。

正直、私も「無責任な奴の所為でコロナに罹ったんじゃ堪らないなあ・・・」と思っていた。心配は要らないのかも知れないが、不衛生な状況を見たらそう思ってしまうもの。家主さんは快く了解してくださったが、先日の業者に連絡すると・・・、「やっぱりうちがやるんですか」と言う。業者は「それが仕事」なのに手を付けずに残したんだから、よほどやりたくなかったんだろう。でも、やってもらうしかない。

そのアパートはドクダミが凄くて前回草取りした時には防草シートを張って、その上から砂利を敷いているが、ドクダミは隙間から物凄い勢いで伸びてくる・・・。近々、私が隙間とか両端に除草剤を撒きに行く。それくらいは当社の負担でして差し上げよう。たぶん効果は無いと思うけど。

いちおう言っておくが、当社はどのアパートも管理料を頂いていない。家賃管理をしている場合は5%の管理料を頂いているが、それは家賃管理の対価。数年前に、協会(立川支部)に「不動産屋はタダの仕事が多すぎる。ちゃんとルールを作って管理料などを頂いて、ADなどの不透明なおカネは頂かなくても経営が成り立つようにすべきではないか。そういうのを支部から本部に提案してはどうか」と、他の何項目かの質問や提案と一緒に伝えたが、当時の福本支部長から「理事の総意としてお答えいたしません」との回答拒否のFAXが一枚流れてきてお仕舞い。支部の総会でもマトモな回答は頂けなかった。

で、話を戻して、昨日私が片付けた分は階段の下に置いてあるから、入居者が帰宅したなら「ああ、やっと片付け始めてくれたみたいだな、残りはいつやってくれるんだろ?」と思うだろうな。業者・・・、直ぐには行ってくれないだろな、まあ気持ちは解かるけど。


もう一つ、心が折れた出来事、

近々結婚する娘さんと、同居するお母さんの部屋探しを依頼されていた件、(他の不動産業者の店頭から)娘さんから電話があって、「部屋が見つかったのですが、親族はいないし他に頼める人はいないので緊急連絡先になってもらえませんか?」、とのこと。当社の利益にならなくても、いい部屋が見つかれば結構なことだし、緊急連絡先になることもかまわないのだが・・・、ショックなことがあった。

当然に、私も検索して、今回その母娘が決めた部屋の資料を見ているが、私が却下した物件なのだ。新婚さんとお母さんが一緒に暮らすための2DKだが、その物件は部屋が縦に繋がっていて、一つの部屋を通らないともう一つの部屋に行けない造り。私は、振り分けタイプで尚且つ隣室との境が(なるだけ)襖でなく壁になっているもので探していたのだが・・・、まさか、私が却下した物件で決めるとは・・・。

よく知っている業者さんの店頭だし、話を潰すワケにもいかないもの。ましてや、決めるのは本人なのだから・・・。いちおう、お二人に「既に〇〇ホームさんに案内されているのですから、お互い様と言っても今後私が部屋を紹介することはありません。こちらの話を潰しておいて客を取ったみたいになりますから。ただし、緊急連絡先にはなりますから心配しないで」と伝えておいた。

帰宅して、うちのに事の経緯を話すと、「おとうちゃんは人が好いね」と馬鹿にして笑っていた。目の前に困っている人がいるなら、それがもし韓国人であっても手は差し伸べる、それが私の主義だから。

ポケットティッシュと「かもめの玉子」が結んだ縁、と喜んでいたけど、現実は「かもめの玉子」ほどは甘くなかった。新婚さんと母親が同居するのにその間取り、(部屋を見ていない)彼は「気にしないよ」と言ってくれているそうだが、私は心配している。先々「だからあれほど言ったのに・・・」にならなければ良いのだが・・・。とにかく、今まで苦労をしてきた母娘には幸せになってもらいたい。

でも、この二つの件で心が折れたのは間違いない。今日が定休日で良かった。

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2020年08月27日

寂しくて辛い定休日・・・

うちの管理物件のマンションにルームシェアで入居している娘さん二人組、ルームシェアを解消することになった。春に入居したばかりで、まだ5ヶ月・・・、喧嘩したワケではないそうだが、寂しいなあ。

以前も書いているけど、

私も、上京して直ぐの頃、会社の寮生活に耐えきれず、池袋に住んでいた高校時代の先輩が「だったら俺のアパートに来ればいい」と言ってくれて、4畳半、風呂無し、トイレ共同、というアパートに転がり込んだけど、向こうは学生(早稲田の応用物理)、私は社会人、いくら仲が良くても生活様式やリズムが合うワケがない。夏休みになって帰省した先輩が東京に戻ると、直ぐにアパートを出て行った・・・。

その年の9月の末に会社に電話があって、「坂口よ、いくらなんでも寒くてかなわんで、掛布団、返してもらっていいかなあ・・・」とのこと。掛布団が借り物だったことをすっかり忘れていて、次の休みに池袋から西荻窪まで、電車を乗り継いで担いで返しに行った。一番お世話になった先輩である。

その先輩、後に郷里のロータリークラブの会長や市の教育長にまでなっていて、今も親しくお付き合いをさせて頂いている。先日も超高級葡萄を送ってくださったりして。私が送ったのはお煎餅だけど (汗

そういう体験をしているから、ルームシェアをしようとする若者には自分の体験談を話して、免疫をつけるようにしている。ちなみに、男女で言えば、女同士のルームシェアのほうが上手く行く。

まあそれでも、私がどう話しても二人の意志は変わらないだろうな。家主さんにお話しすると残念がっておられたが、私を責めることなく「大丈夫ですよ、仕方ないことです。こういうご時世なので次の入居者探しも時間が掛かるでしょう、承知していますから気にしないで。お二人の退去に関してはお二人にとっていいようにして差し上げてください」とのお言葉。嬉しくて涙が出た。そんな家主さんばかりじゃないから。

で、二人のうちのお一人が30日(日)に当社に部屋探しの相談におみえになる。精一杯頑張ろう。


あと一件の辛い話は・・・、

「それは無いでしょ!?」と腹立たしく思った法人のキャンセルの話、ここには書かないで住宅新報版ブログに書こう。本当は、法人名を(再び部屋探しをするであろう)地域の同業者に「こういうことがあったので気を付けて」と注意喚起したいくらい。キャンセル理由や経緯が無責任の極みだから。

はあ・・・、一人でやってると、定休日であっても(心は)なかなか休ませてもらえないなあ。

昨晩は6時に就寝して、12時頃トイレに行って、それから4時まで寝ていた。晩飯も食べていないし、風呂も入っていないや。うちのが「寝てたら起こさないからね」と言って配慮してくれたので。今朝、シャワーを浴びて店に出よう。また憂鬱な一週間が始まる。月末月初はいつもそうだけど、今週は忙しい。

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2020年06月17日

不思議な現象・・・、3件も

かつて経験したことのない現象が起きている・・・。

うちの入居者さん三人が(家主さんや当社へ)振り込んだ家賃がそれぞれ行方不明になっているのだ。

一人目が、郵便局。お客さんの通帳には先月28日に家主さんに振り込んだ記録が残っているのだが、家主さんの通帳には昨日現在「入金の記録」が無い。家賃が今もどこかを彷徨っている・・・。

二人目が、みずほ銀行。やはり先月28日に当社宛に振り込んでいて、振込票の写真を LINE で送ってもらったので、振り込んでいるのは間違いないが当社の口座には入金されていない。それで、行方不明になっている分は金融機関で調べてもらい返金してくれるよう手続きしなければならないが、改めて当社に振り込んでくれるようお願いしたら再度振り込んでくれ、今度は翌日に入金になった。ただ、それが先月28日に振り込んだ分なのか二度目に振り込んだ分なのかは不明。たぶん後者だとは思う。

入居者さんもダブルで振り込むのは辛いだろうけど、当社に届いていないのも事実だから、既に当社で立替えて家主さんに振り込んでいるし、金融機関の調査の結果を待ってなどいられない。先ず再度振り込んで頂き、金融機関にはそれから調査と返金を(入居者さんから)依頼して頂くことになる。

三人目が、三菱UFJ銀行。その入居者さんは今までに家賃の遅れなど無い人。「たしかに先月末までに振り込んでいます」とのこと。嘘をつくような人ではないから間違いなく振り込んでいると思う。ただし、通帳に記録がなく、ATMから現金で振り込んだ場合、振込票を保管してなければ返金は難しくなる。その場合でも、何日の何時ごろ何番のATMで、ということが判っていれば調べようがあるのだろうけど。

こんなことは今までに一度も無かったこと。しかも別々の金融機関で、であるから、コロナ問題などが原因でシステムに混乱が起きているのかも。でもなあ、人間が手動でやってることならともかく機械(ATM)でしているのに、そんなことが起こり得るものなんだろうか・・・。事実起きているんだけど。

いずれのケースも、当社で金融機関にお願いして調べたり確認を取ることはできない。入居者さん自身が窓口に出向いて「いついつ振り込んだこの分が相手に届いていないのですが」と問い合わせて頂くしかない。もちろん、当社も「通帳を持参して見て頂く」などの協力はしなければならないだろう。

振込票や通帳で、振り込んだ記録があるのに届いていない場合、入居者さんが振り込みをした(ATMがある)銀行に弁償してもらうことになると思う。しかし、ハードルが高そう。銀行がスンナリ弁償してくれるとは思えない。面子にかけて間違いを認めたくないだろうし調査などに時間も掛かることだろう。

他の入居者さんからはいつもどおり入金になっているが、今月、当社だけでも不着が三件もあったのだから全国のいろんなところで何万件も起きていて不思議は無い。他からはそういう苦情が寄せられていないものだろうか・・・。それもまた有り得ないと思うのだが・・・。

家賃に限らず、何かの代金の支払いで「もう振り込んだから」と安心せずに、当面(3ヶ月くらい)は振込票を保管して不測の事態に備える必要がある。銀行だからといってハナから信用してはならない。

posted by poohpapa at 04:39| Comment(4) | うちの店 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年06月14日

3時前に目が覚めてしもうた・・・

二度寝ができない性分なので、トイレに行って、そのまま起きてしまった、トホホ。

今日は11時に立川駅から電車で4駅の昭島まで出かけて貸家の案内。不動産広告媒体のアットホームに一般消費者から問い合わせの電話が入ると管理会社に転送してくれるサービスがあって、直接お客様と打ち合わせさせて頂いて、今日の11時に現地で待ち合わせ、ということに。

車があれば車で行くんだけど、「例の気違い」に車体を傷つけられて車を処分してしまっているので電車と徒歩で行くことになる。それはいいんだけど、今日も本降りになりそうな天気・・・。

以前も書いたけど、半年ほど前、同じ現場に6棟ある別の貸家に問い合わせが入った時には、やはり現地での待ち合わせを約束して、私が立川駅の改札を入ったところで「今日の案内は中止してください」とのメールが入った。あと10秒早ければ改札の中に入らなくて済んだのに・・・。

まるで私の動きを監視していたかのようなタイミングで、そうであるなら悪質なイタズラ、業務妨害だと言える。キャンセル自体は仕方が無いことで、それに対しては文句は言わないが、その案内のキャンセルはメールしてきた時ギリギリで決めたワケではないだろうし、私が電車で行くのも知っていたのだから、もっと早くに連絡してくるべきである。それを穏やかな言葉でメールしたが詫びの言葉は無かった。

声の印象からは今日のお客様と同じくらいの若い男性だったから、そこが気になるけど・・・。

考えようによっては現地まで行ってスッぽかされるよりマシだし、そんな奴を入居させることにならなくて良かったとも言えるが、実に虚しいもの。それで、今日のお客様に以前の出来事を話して、「もしキャンセルされるなら10時20分までにご連絡を頂けると助かります」とお願いした。ま、大丈夫だろう。

改札を入る前なら、駅まで歩いてズボンがびしょ濡れになろうがかまわない。この時期、1本の反響でも大切にして、お世話になっている家主さんに恩返ししたい、という思いである。もちろん、今日の案内で決まるかどうかも分からないけど、わずかな可能性でも潰したくない。

それと、もう一つ大事なことがある。今日のお客様は当社の直のお客様なので、もし決まれば家主さんの負担も軽くなる。他社からの申し込みだと仲介料は客付業者さんに全部行ってしまうので、当社は「広告代」という名目で賃料の1ヶ月分を家主さんから頂いている。直のお客様で決まれば、その必要はなくなる、ということ。礼金0敷金0の物件だし、家主さんにとってその差は大きいと思う。

靴の中もびしょびしょになるだろな・・・。もし決まったならそういう不快さも吹っ飛ぶんだけど・・・。

それにしても、雨も適度に降らないと困るけど、梅雨時はテンションが下がる (*´з`)

posted by poohpapa at 04:30| Comment(4) | うちの店 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年04月25日

世の中に漂っている閉塞感で息が詰まりそう・・・

私なんかよりもっともっと厳しい状況に置かれている方たちもいらっしゃるワケで、それを思ったら贅沢は言っていられないけど、気分が滅入る。コロナの特効薬を開発した人にはぜひノーベル賞を授与してほしい。生理学・医学賞と経済学賞と平和賞をいっぺんに三つとも与えてもいいくらい、ほんと。

昨日、私がマスクの直送を依頼していた送り先の元入居者のYさんから「届きました」との連絡があった。退去なさっているのに、いつも私のほうがお世話になっていて、「気にしないで、地方だと入手できなくて困っている物があったら何でも言って。ただし、現金と有価証券以外で」、とメールしたら・・・、

「チッ、現金ダメか、次の手、考えないとな」との返事。それで・・・、

「わかりました、じゃ、安倍さんに私のほうから連絡して現金10万円を届けるように言っておきます。でも今回だけですよ」と送ったら、

「ありがてえ(絵文字入り)」だと・・・。単純 (^◇^)

「安倍さんを説得するの大変だったんだから。裏で、頼みたくない公明党まで使って脅したりして、こっちも危ない橋を渡ったんだから10万円届いたら5万はこっちに振り込んでよね」と送ると、

「やだ」とアッサリ却下・・・。まったくもって「食えない女」だ (爆

でも、「〇〇が入手できない」という連絡をもらったなら出来る限りお役に立ちたい。直接声が届かなくても、誰かから「いい友達を持ったもの、助かった。ああいう知り合いが一人いると便利だよねえ」と言ってもらえたなら私にとって最高の褒め言葉。どこぞの議員と違って「変態」と言われても喜ばない。

で、昨日、とても嬉しい電話があった。うちに出入りしている営業マン(と言っても女性)から、「坂口さんには感謝してもしきれません」と仰って頂いたのだ。私が先方の苦労をちゃんと理解して、時に労いの言葉を掛けたり励ましたり、自分の経験上からのアドバイスをしているからだろうか。一昨日、営業で出向いた先で、私とは全く逆の言葉を投げかけられたようで、それでそう思ったみたい。

以前も書いたけど、店や家に宅配便を届けてもらったりすると、私は缶コーヒーを渡すようにしている。想像以上の笑顔が返ってくるのが嬉しい。べつに、コロナ以降の話でなく、ずっと以前からそうしているのだが、大袈裟な話でなく今は宅配のスタッフも命懸け。缶コーヒーなんかじゃ申し訳ないほど。

こういう時は、ちょっとした思い遣りでもいつもより嬉しく思えるもの。ふだんより更に心を込めて「ご苦労さまです」 「有り難う」と声を掛けたいと思う。


posted by poohpapa at 07:05| Comment(2) | うちの店 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年03月21日

人柄それぞれ

鬱なのかな・・・、と言っていながら、いつものように早起きして記事を書いているのだから、なんとか大丈夫そうかな。でも、気力は無く、何かするにもいつもよりしんどくはあるんだけど・・・。と言いつつ、不本意ながら、コメントの返信はできないかも。あいすみませんがどうぞご了承を m(___)m


さて、昨日は、長く閉まっていた店舗の片づけに、借主の娘さんご夫妻とお孫さん、借主の同居人さん、の4人で来てくださった。何度も書いているけど、私は「皆さんには法的には何ら責任はありません」とお伝えしていて、滞納していた賃料も払う義務はないことも伝えてあるのだが、それでも「人様に迷惑は掛けられませんから」と、取らなくてよい責任を取ってくださる・・・。それは実に有り難いこと。

本当に、私の賃貸仲介管理生活31年で初めてのことで、こんな人たちばかりなら私もストレスフリーの生活ができるんだろな、と思う。逆に言えば、そうでないからこそ私は給料を頂くことができる。日々いろんなトラブルが起きて嫌な思いをして、それを解決していくから、だから給料を頂ける、ということ。

実は、昨日は嫌なこともあった。「モノは言いよう」という話、

トラックで来ていたので、最初は貸主さんの敷地延長になっているところに停めて頂いていたが、横幅が狭く荷物の積み下ろしには不向きなので、隣の駐車場を借りるべく管理会社の社長に電話すると快く了解してくれて、トラックに「作業中 管理会社の了承済み 何かありましたら連絡ください」とA4の紙に書いて貼っておいて、家に昼食を食べに帰っていたら、その駐車場の奥の駐車スペースを借りている人から電話が入った。

「その駐車場を借りてる者なんだけど、車、停められないんだよね」とご立腹の様子。「申し訳ありません、すぐに連絡して移動させます」と伝えると、よほど怒っていたのか「お願いします」も無く電話を切る。作業中の同居人さんの携帯に電話するも出ず、娘さんのご主人に電話すると「今、叱られているところです」とのこと。後で伺えば「私はカネを払ってこの駐車場を借りているんだよ」と言われたらしい。

ふつう、そんなふうに言うかねえ・・・、である。たとえ邪魔だったとしても、「すみません、そこに車を停めたいので少し移動して頂けますか?」と言うものだろう。管理会社の許可を得て停めていたんだし・・・。ま、それはともかく、今日にも管理会社の社長に電話して謝罪と報告をしておかなければ。

話変わって、

朝から来てもらっていて、当然に一日がかりの作業になるだろうし、貸主さんから先日「いろいろとお世話になったから」と謝礼を頂いていたので、お弁当を差し入れさせてもらうことにした。最初は遠慮なさっていたが受けて頂いた。その店舗の管理会社は当社ではないが、責任は無いのに片づけてくださっているのだから、私も何かしないと気が済まない。かと言って、作業をお手伝いすることはできないし。

それで、先に「好き嫌いが無いか」確認して、伊勢丹の米八のおこわ弁当を4つ差し入れさせて頂いた。米八のおこわ弁当は私も今ハマっていて凄く美味しい。後で「凄く美味しかったですよ」と笑顔でお礼を言われて安心したし嬉しかった。

それにしても、借主の娘さんご夫妻と同居人さんだけでなく、お孫さん(お嬢さん)まで手伝いに来てくださっていたのは驚き。今時、親から言われても、「知らないわよ、そんなの。私も友達と約束してて出掛けるから」と断られて当たり前。拝見していると「嫌々手伝っている」のでなく「快く手伝っている」と判る。あの娘さんなら「手伝ってもいいけどバイト料くれる?」などと絶対に言っていないだろう。

あのご両親だからこういう娘さんに育つ、ということなんだろうな。世の中は、その逆の意味で「あの親にしてこの子あり」がほとんどだけど。こういう人たちだからこそ差し入れしようと思い立った次第。貸主さんからの謝礼を自分の懐に入れて喜ぶのでなく、少しは世の中に回せて満足。

ま、その謝礼、自分の懐には入れていないんだけどね。不動産屋は臨時収入がよくある職業。私は、そういうのはうちのに「あなたのお小遣いにして」と全て渡している。専業主婦はヘソクリを作るのは難しいし、何か欲しいものがあっても家計を工面して、後ろめたさを感じながらようやく買えるものなんだと思う。だから臨時収入は私の懐には入れない。うちのはカネに対して凄くキレイだから私もそうなる。

そうだ、忘れてた・・・、

連帯保証人になっていて、「私は勝手に名前を使われただけ」と主張している(借主の)妹は片づけに参加していない。借主の同居人さんより若いし、その気があれば手伝えるハズ。本当に「妹が言っているとおり」だとしても、この差って何?、と言いたくなる。結局は「人柄の差」なんだろな。

作業は昨日だけで終わりそうもないからまたいらっしゃるだろう。今度はどんな弁当を差し入れして差し上げようかな、それも楽しみ。貸主さんと(借主の)ご親族のご恩に少しでも報いたい、と思う。



 
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2020年03月11日

昨日の「嫌〜な仕事」の結末・・・

普通なら凄く「嫌〜な仕事」になるハズが、実に楽しかった。あんなに楽しい仕事は久しぶりかも。何が楽しいって、初対面の相手(3人のうちの一人)に本音がぶつけられたから。情け容赦もなく、である。それでいて、互いに何のシコリも残っていない、たぶん。だから楽しかった。

一昨日の記事で書いた、1年ほど営業していない店の滞納家賃のことで、あくまで「自分は保証人を引き受けた覚えはない」と主張する連帯保証人の妹(75歳)と、借主の娘さん夫妻が来店して今後のことを相談したのだが、あんな楽しい仕事は私の賃貸仲介管理生活31年の中で他になく、最高に面白かった。言うまでもなく、私が本音をぶつけたのは「連帯保証人である妹」に対して。それでも、最後は笑顔で帰って行った。

結果的に、たぁさんの「青酸カリ入り(?)自家製なめ茸」の毒見をさせないで良かったよ (^◇^)

私も不動産屋として「いい働きができた」と思うが、それはひとえに娘さん夫妻の人柄によるもの。

ただ、詳細は、今、不特定多数の方にご覧頂いているこのブログで書くと支障があるかも知れないので、先ずは住宅新報さんのブログのほうに書こう。落ち着いたら、こちらに書きたい。


さて、武漢肺炎、中国がWHOに21億円を寄付したことで、あの役立たずの世界的(非国民ならぬ)非地球人、テドロス事務局長が、まあ中国をヨイショすること <`ヘ´>

韓国も中国ほどの額ではないが、心細い財布の中から億という額を寄付していて、やはりテドロスが「韓国の防疫体制は上手くいっている」などと発言する始末。テドロスという馬鹿、実に解かりやすい。

諸悪の根源、世界的規模で混乱と恐怖を巻き起こしている大元はテドロス率いるWHO。だいたいが、中国も韓国も、寄付する相手を間違っている。中国がWHOに寄付するのは良し悪しは別にして目的が明確だけど、韓国がWHOに寄付する意味が解からない。ほんと、金の活かし方を知らない民族だ。

昨日、東急ストアに行くと、トイレットペーパー売り場に今まで無かった「トイレットペーパーはお一人さま1個まで」との貼り紙が・・・。てことは、少しは入荷するようになっているんだろうけど、サービスカウンターのFさんに訊くと、「朝、並べるとアッと言う間に無くなるよ」とのこと。ま、その時も棚は空っぽ。気になって、後でFさんに電話して「Fさんちは足りてるの?、必要ならうちの在庫から届けるよ」と言うと・・・、

「大丈夫、昨日、主人と買い物していてたまたま通りかかった店で『お一人様一個』で並んでたんで2個買ったから」とのこと。偉いなあ、と思った。自身は責任とか権限のある立場だから、売り場に並ぶ前に自分たちの分をカッピすることだってできるだろうに、そういうズルはしないのだから。

立川支部の役員たちにFさんの爪の垢でも飲ませたいもの。って、話は常にそこに行き着く 😃

posted by poohpapa at 05:08| Comment(6) | うちの店 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年03月10日

今日は、嫌〜な仕事が待っていて憂鬱・・・

大喧嘩になるだろうな・・・、という話。私が相手を「てめえ、ふざけるな!」と罵ったりして。

詳細は全て片付いたら書かせて頂くが、人間て汚いなあ・・・、と思ってしまう話。似たような話は、つい最近別の物件でもあった。嫌な仕事ではあるけど面白い仕事でもあるし、生き方の参考にはなる。

嫌なことばかりでなく、昨日は、当社で6回も部屋探しをしてくださって、今は郷里の岩手に引っ越した「たぁさん」から、「かもめの玉子の苺バージョンと、ばっけ(ふきのとう)と、自家製生姜入りなめ茸を一瓶送ったから、水曜日の午前中に届くよ」とメールがあった。岩手に引っ越した後、年に数回かもめの玉子季節限定バージョンが売り出される度に、私のバラ撒き癖を考慮してドーンと送ってくださる。

さらに、「粒栗羊羹は要る?」とも訊いてくれたけど、さすがにそれは辞退。そんなお客さんが5〜6人いたら非常事態でも年金が少なくても食うには困らない。今のところ3人いて、目標はあと二人・・・(おい

その「かもめの玉子」季節限定バージョンというのは地元でしか販売されておらず、東京では普通に入手できないからとても有り難い。うちのお客さんで母子家庭で頑張ってるご家族とか、いつも気持ちよく接してくださる郵便局や伊勢丹や東急ストアやファミレスのスタッフに配っていて常に大好評。

ではあるが・・・、「自家製生姜入りなめ茸」というのが気になる・・・。先日、たぁさんの要望で「東京独活」(うど)を送っているから、そろそろ私のことを「用済み」として青酸カリでも入れられているかも知れない。先ずは誰かに毒見させてからでないと怖くて食べられないかもね。

一日早ければ、今日の客で試せたんだけど・・・(^◇^)



posted by poohpapa at 04:58| Comment(2) | うちの店 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年02月20日

やはり一日おきだった・・・

今日は手短に、

「気分の悪い一日」 「気分の良い一日」と来て・・・、やはり昨日は、それほどでもないけど「良い日」ではなかった。どうしてかと言うと・・・、

定休日で家にいても、家賃滞納者への連絡や対応などで半日つぶれてしまったから、である。しかも、そういう連絡で気分がウキウキするハズもなく、ドヨーンとした気分で精神を消耗させられた一日だった。無茶苦茶無責任な連帯保証人と話していると、殺意さえ覚えるほど。実行はしないけど。

今日は、一昨日当社で申し込みしてくださったお客さんとか、かつてのお客さんに立川で一番美味しいフェルマータの食パンを届けてあげるつもり。10斤も予約してある。焼き立ての食パンは重いけどね。

行く時は徒歩で行って、帰りはバスを使おう、片道3kmもあるから。

posted by poohpapa at 04:28| Comment(0) | うちの店 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする