3月8日付けの記事で書いた件にて、市役所の生活福祉課に行ってきました。最初は電話で済ますつもりでしたが、それだと私の言い分は聞こえないワケで、電話を受けた人間が都合よく脚色する可能性も有りますので出向くことに。
以下は、その時の顛末です(
登場人物は仮称、だと思ってください)
都下某市の市役所の生活福祉課、でのお話です。
午前中に家主さんのお宅に立ち寄り、その足で、と思っていましたが時計を見ると役所に着くのが12時ちょっと前、というタイミング。
午後から出直そうかと思いましたが、嫌がらせではなく「さあ昼飯」という頃合のほうがインパクトが有るもの、と考えて、行くことに。
受付で生活福祉課の場所を訊き行ってみると、何とまあ広い広い。
「生活福祉課の職員て、こんなに頭数そろえてるの!?」と驚くほどでした。しかも、昼飯までカウントダウンに入ってるから、誰もが仕事らしい仕事はしていないふう。さすが公務員ですね。
で、カウンターに行って、大声で叫びました。呼び捨てです。
「ここに斉藤という職員は居る
か!?」すると、職員全員が一斉に私に注目し、割と近いデスクから、本人が飛んできました。
「私が斉藤ですが・・・」
ハッキリ言って、風采が上がらない、というか見るからに(先入観ではなく)ヤル気の無さそうな40歳くらいの男でした。この男が、7日の電話では「私は○○さんから相談を受けたから生活相談センターに連れて行っただけ。それが何か?(悪いのですか?)」と開き直った強気の男には見えませんでした。別人かと思ったのですが・・・、
真正面から睨み付けて「坂口です」と言ったら、「ああ、ああ、金曜日に電話を頂いた・・・」と惚けて答えたから本人でしたね。先日、劇場で観てきた映画「
歓喜の歌」に出てくる(小林薫が演じた)飯塚主任みたいな男でした。まさに「THE地方公務員」てな感じで。
さすがに、まさか役所まで怒鳴り込んでくるとは思わなかったでしょうから内心では動揺しているのが瞬時に見て取れます。私が斉藤職員の言葉が全部終わらないうちに、再び大声で、
「お前が斉藤か!?お前の上司
を出せ!」と言ったものですから、上司の小林さんて方が飛んできて、「ま、こちらへどうぞ」と相談室のようなところに通されました。時間が時間なので市民の来訪者はいませんでしたが、人には聞かれたくない話なんでしょう。その小林さん、斉藤職員とは少ししか歳が違わないようでしたが、実に有能な方でした。対応の仕方で直ぐ判りました。
一通りこちらの言い分を伝え、とくに「斉藤職員のようにマズイ対応をしたり言ったりしていると、不動産業者を敵に回したり家主さんの理解が得られなくなって、今後ますます生活保護者の方の部屋探しが困難になるから気を付けるよう」進言し、トラブっている生活保護者の件での今後の対応についても話し合いました。
私としては、お客さんが「その時は納得していても、後になって疑問に思うことがあって当然」だから、説明を求められたら再び説明するのは構いません。ただし、内容に関しては妥当なものと思っているので、こちらに事実誤認が無い限り、譲歩することはありません。
小林さんは「再度説明する機会がありましたら、担当の斉藤を立ち会わせます。精算書の個々の案件に関しましては我々は口を挿める立場にはありませんから口出しはしませんが」、と言うのですが、斉藤職員は最後には「自分で何とかしてくれ」と投げ出しています。
なので「斉藤職員の立ち会いは固くお断りします」と拒否しました。小林さんは「そんなこと言わないでください。私の立場としては部下を育てなければなりませんので」と言っていて、それは向こうの都合。だいいち斉藤職員は「育ててもらう」ような年齢ではありません。入庁したての新人じゃあるまいし、です。
私が拒否したのは、単に嫌いだから、ということだけでなく、斉藤職員では生活保護者の力にはなり得ない、という理由からです。
ここが重要なのですが、
せめて私を論破する程度の能力があって、最後まで責任感を持って対応できる職員が付いてくれなければ、付き添う意味がありません。私が簡単に押さえ込めるような職員では公平公正な話し合いにはなりません。私は「自分の言い分が通ることだけ」を期待しているのではありません。
小林さんには、こんな話もしました。
「ご本人の○○さん、ご存知かとは思いますが、障害者とか生活保護者とかいうだけでなく、若干の知恵遅れがあります。その○○さんに『後は自分で何とかしろ』と言って斉藤職員は投げ出しています。『自分では解からないからと言って生活相談センターに連れて行きトラブれば最後は投げ出す』、そんな無責任な話ありますか?」
小林さん、ずっと私の話をメモしていらっしゃいました。でもって、「私から斉藤にはよく話しておきますので」とのことで、斉藤職員が理解できるとは思いませんが、その件に関しては小林さんに託すことにしました。
これね、私の素性も市役所には判っているワケで、本音ではトラブりたくはないのです。どっちが正しいかに関係なく、商売やっていて「あそこの不動産屋はヤクザみたいに市役所に怒鳴り込んでくるよ」などと評判が立ったなら辛いモンがあります。でも、私は一生懸命に生活保護者の方の相談に乗っているんですよ、いつも。こんなことで協力してくださる業者さんや理解してくださる家主さんを減らしてしまったら、
「本当に困る」のは誰か、ということなんです。
一歩間違えば威力業務妨害で警察を呼ばれる可能性もありましたが、穏やかに話し合いに行ったなら何ら効果は望めませんし・・・。
疲れました。こんな「つまらない苦労」はしたくないものです。これじゃ、小林さんが部下を育てているのでなく、私が育ててるようなものです。嫌われるの承知で体を張って、しかも育つワケないし(爆)
ま、特定の相手からなら、私は嫌われても構いませんが

市がしっかりしてくれないと、これからは生活保護のお客さん、考えないといけなくなりますね・・・。
posted by poohpapa at 08:24|
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