2020年07月06日

とても幸せな時間

もう四半世紀の付き合いになるMちゃんが9月に挙式するお相手を紹介しに遠路はるばる千葉から来てくれた。事前に「何が食べたいか」伺ったら中華とのことだったのでバーミヤンになった。ま、私のことだから、洋食と言われたら Jonathan's で、和食と言われたら藍屋とか、昨日の場合はガストは無いけど、だいたいが「すかいらーく」系のファミレスになる。他にもいろんな店があっても選択肢は限られる。

初めてお会いする彼氏は失礼ながらイケメンとは言えないけど素晴らしい人柄。家柄も良いようだが、それでいて(私がよく言う)苦労もしていて身についている人で、職業は歯科医・・・。Mちゃんには「よくこんないい男を見つけたなあ」と、彼氏には「つまんない女に引っ掛かったなあ」と言ってしまった。

実は、お相手の写真も見ていなかったので、どんな彼氏を連れてくるのかな、といろいろ想像していて、私の予想では「サラリーマン然」とした男性なのかな、と思っていたのだが、適当に野性味もあって素敵な男性。写真を撮らせてもらい、帰宅してうちのに見せたら「いい人オーラ全開だね、この人が悪い人なワケないよね」と言っていて、私も同感。Mちゃんもいろいろ苦労しているから幸せになってほしい。

メインの食事を終えてデザートを勧めると(Mちゃんはいつものことだが)気持ち良く受けてくれた。そういうのも嬉しい。中途半端に遠慮されるのが一番辛いから。元々私も「さあ殺せ!」のつもりだったし。

Mちゃんに、「これから伊勢丹に寄ろうか、ワインでも持って帰んなよ」と誘うと、「はい」との返事。今時、小学生でもあんな素直な返事は返ってこない。そりゃあそうだろう (^◇^)

伊勢丹に向かうと、いつものソムリエールさんはいなかったが、馴染みのTさんに「今度結婚するお二人に、いいワインを選んであげて」とお願いした。以前に差し上げたワインも「凄く美味しかったですよ」と言っていて、それより下げるワケにはいかない。選択肢は6600円か11000円のワインの二択。

そこに、男性のソムリエさんが寄ってきて、「こちらのワインは一級畑の更に上の畑から収穫したブドウから作られているのでこの値段になります」と高いほうのワインをプッシュする。Mちゃんの顔を見ると表情が綻んでいて、もう「高いほうのワインを買ってもらえるもの」と確信しているようだった・・・。

チッ、高くつく女だ (爆

ソムリエさんに「余計な説明をしなくていい。説明されたら私は『安いほうでいいよね』とは言えなくなるんだから」と文句を言いつつ高いほうをお買い上げ、トホホ。「持ってけ、泥棒!」の心境ではある。

レジで清算と包装を済ませてもらう際、怒っているフリをして「これ、要らないからゴミ箱に捨てといて」と結婚式の招待状の封筒を渡すとMちゃんも伊勢丹のスタッフも大笑い。ほとんど本音ではある(おい

立川駅の改札まで送る際、「坂口さんは(数年前に亡くなられた)母の友人ということで参列して頂いて宜しいですか?」と訊かれたが、それはとても光栄なこと、もちろん異存はない。どのみちスピーチで「不動産屋とお客様」という関係であることは判ってしまうが、それでかまわない、とのこと。

招待客は75名くらいになるそうで、新郎新婦に恥をかかせないように、しっかり内容を吟味しなければ・・・。私のことだから、気を付けていても、「あ、言っちゃった・・・」なんてこともあるだろな。

それにしても、昨日のランチは久しぶりに「とても幸せな時間」だった。お二人に心から感謝 (^^♪



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2020年07月05日

昨日おみえになった更新のお客様

コロナでの特別給付金10万円の申請をしなかった、とのこと。

「自分はそれほど困っていないし、自分より困っている人に廻るよう生かして頂けたら」と仰る。

「いやあ、私もそうなんだけど、と言うか、楽ではないけど、私が辞退したからと言って、そのおカネを有効に使ってもらえる保証が無いのですから、申請して受け取って、ご自身で有意義に使えばいいのでは」と言ったのだが、自身のポリシーで「そうはしない」とのこと。正直、うちら夫婦も「申請しないでおこうか」と考えたことはあるが、公務員や生活保護受給者、果ては死刑囚にまで給付されるのだから止めた。お上に任せるのでなく自分で「世の中にカネが廻るよう」有意義に使ったほうがいい、と思ったから。

で、ご主人は辞退したけど奥様は給付を受けたとのことで、それもアリだと思う。

話題は今日が投票日の都知事選に移った。私が「営業マンは原則的に『政治と野球と宗教の話はしてはならない』ことになっているんですよ」と言って、その理由を告げると「なるほど」と笑っていたが、話の中で軽く探りを入れて「大丈夫そうだ」と思えたのでその話題に。

「22人も立っていて、ろくな候補者がいませんね」と言うと同意してくださった。今回の都知事選、立川に候補者本人が来ていたのは3人くらい。本人不在の選挙カーだけが廻っていて。東京は23区だけでなく広いから、たった17日間で Google のストリートビュー撮影車みたいに全てを網羅するようなワケにはいかないだろうけど、本人が来ないとなると、当選しても都下のことなど考えないかも、と思ってしまう。

本人が来て「よろしくお願いします」と両手で握手でもしたなら、誰でも変わりが無いならコイツでもいいか、と思ったりもするけど。ま、今はコロナでそれもできないだろう。

都内の陽性者がここ数日100人超えになっていて、一週間早くそうなっていたら、日に日に化粧が濃くなっていく小池百合子も顔面蒼白になっただろうな、と思う。それでも結果は見えているけど。

お客様から、「何処からかは不明ですが、夜中に若い女性の大きな笑い声が聞こえてくるんですよ」との相談を受けた。そのマンションの住人でなら隣の部屋の女子大生しかいない。だが、目の前のマンションから、ということも考えられるから、「今度その笑い声が聞こえたら、そっと廊下に出て確認してみてください。台所の灯りが点いているかどうかとか・・・。特定できれば私から注意します」と伝えた。

ちなみに、言うまでも無いことだが、どうして「営業マンは原則的に、政治と野球と宗教の話はしてはならないのか」と言うと、例えば野球、「ここは大阪だからみんなタイガースファンのハズ」などと決めつけて話したりすると相手は熱烈な巨人ファンだったりすることがあるし、そうなると、せっかく契約直前まで行っていた商談が破談になったりすることもあるから。政治や宗教も同じことが言える。

さて、特別給付金の10万はもう使ってしまったし期日前投票にも行ったので今日はヒマ。いつもそうだが、選挙の投票日にはほとんど来客は無いから。今日入っている予定は1件だけ。3歳の時から当社に年に一度は更新で(お母さんと一緒に)来てくださっていて、9月の結婚披露宴に私を招待してくださっているMちゃんが彼氏を紹介しに来てくれるので3人で一緒に食事することになっていて、それだけ。

披露宴でスピーチをさせて頂けることになっているので、その打ち合わせも兼ねている。

ちなみに、Mちゃんは今は千葉県民 (^◇^)

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2020年06月21日

いいお客さんだったなあ・・・

多摩郊外のテラスハウスにお申し込みを頂いたお客様、昨日契約に来てくださったのだが、とても人柄が良くて嬉しかった。入居されるのは、大学生の兄妹と伯母さん。田舎を離れて兄妹で暮らすのを心配して伯母さんが同居してくれることになったようだが、そういうケースは珍しい。

物件と同じ敷地に家主さんも住んでいて、面倒見は良いし、入居者のプライバシーに干渉することもない人だから、安全を見届けたら伯母さんは田舎に戻るかも知れない。

昨日の契約には、(お兄さんは授業が始まっていて来られないので)妹さんと父親、伯母さんのご主人、の3人で来た。実際には母親も来ていたのだが、4人で押し掛けても、と遠慮してコインパーキングの(エンジンを切った)車の中でお待ちになってるとのこと。「契約、1時間は掛かりますから熱中症になるといけないのでお呼びください」と言ったのだが、「窓を開けてあるし大丈夫ですよ」とのこと。「では飲み物を持って行ってあげて」とお茶を渡そうとしたが、「持ってるから大丈夫」と言う・・・。

まあ、私もそこまで言ったのだから後は自己責任ではある。だが、万一の場合はワイドショーのネタになるだろうから辛い。亡くなったのが乳幼児かオバサンかの違いだけである (おい

3人とも人柄が良く理解力もあるから、雑談を交えながら契約はスムーズに進行した。


ここで、僭越ながら、同業者さんにアドバイスを・・・、

私は契約する際に、お客様に最初に必ず伝えることがある。それは、

「私はプロですから年中こんなこと(契約)をしています。30年もやってますから重要事項説明書も契約書も見なくても説明できます。ですが、お客様は、言わば素人で、不動産の契約の体験なんて初めてだったりすることでしょう。大学の法学部を出ていたとしても、私から一通り説明を受けただけで全てちゃんと理解できる人などいないと思います。なので、今は理解したつもりで署名と押印したとしても、帰宅してから『あれはどういう意味だったんだろ』とか『これを聞き忘れたな』なんて思うこともあるでしょう。そんな時は遠慮なくお問い合わせくださいね。間違っても『私はちゃんと説明してあなたも納得して署名して判子を押したでしょ』なんてことは言いませんから。何度でもご説明いたします。馬鹿にしているのでなく、解からなくて当たり前だと思っていますから気にせずお問い合わせくださいね」

もちろん、本当にそう思っている。最初にこのように言うことで、お客様は安心してくださるし管理会社を信頼してくださるもの。まあ、中には「署名と判子を貰ったからこっちのもの」と考える業者もいるけど。例えば、礼金ゼロ敷金ゼロで募集をしておいて、重説と契約書を一通り説明して署名と捺印を頂いた後で(ほぼ入居者負担になる内容の)「原状回復費用の負担割合の説明書」なるものを出してきて、署名と捺印をさせて、それを根拠に「契約時に同意していた」と主張する業者もいて・・・。

自社の内容に合うようアレンジして頂き、そう伝えることで、逆に今後の管理が楽になると思う。根底に信頼関係や敬意があれば、何かのトラブルが発生した時でも対応がしやすくなるもの。

ぜひ試して頂きたい。


さて、また新しいご縁を頂いた。若い人がその住居を起点にして豊かな人生を築いてくれたなら嬉しい。

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2020年06月07日

季節限定「かもめの玉子 ブルーベリー夏」とお煎餅がドーン!と届いた

1月の「みかん」、3月の「苺」に続いて、季節限定の「かもめの玉子 ブルーベリー夏」、が届いた。

それも14箱も。更に、お煎餅が大箱2箱と小箱2箱も。送り主はいつもの「たぁ」さん。退去して何年も経つのに、「かもたま」の季節限定バージョンが出ると、その都度ドーン!と送ってくれる。しかも、うちが食べる分だけでなく、私があちこちにバラ撒くのを前提に「これでもか!」というくらいに。季節ごとに物凄いおカネを使わせていることになるから本当に申し訳ない。と言いつつ辞退はしないけど (こら

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でっかーい段ボールにギッシリ・・・、これ、岩手からなので送料だけでも凄いことになる。

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こちらはお煎餅。と言っても、ピーナッツ煎餅みたいにクッキー味(3種類)で、私もうちのも大好き。

かもめの玉子をうちのと私の分として1箱ずつと、お煎餅も、中身が少し違うので大箱と小箱は一箱ずつうちの分にして、あとは配る。今回のブルーベリー味、もちろん地元でしか販売されなくて、一昨日が発売初日。それを直ぐに購入しに行って送ってくれたので昨日の午前中にはもう届いた。午後一番で何箱かはお世話になっている人たちに配った。みんな満面の笑みだった。そりゃあそうだろう。

うちは、季節限定の「かもめの玉子」を一人一箱ずつ独占して食べられる・・・、なんという贅沢 (^^♪

当社は退去後も交流させて頂いているお客様が何人もいる。退去したら縁が切れる、というんじゃ寂しいから、嬉しい。たぁさんは特別なんだけど、そんなふうにしてもらえる不動産屋、そうはないと思う。

たぁさんとは「お客様と不動産屋」という関係から始まっているけど今は親友付き合い。ブログ関連、同級生や昔の職場仲間、旅仲間などなど、私は多くの友人知人に恵まれて、人生が充実している。

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2020年06月02日

耳が遠い入居者さんから受けた依頼

朝一番で携帯に電話が掛かってきた。相手は生活保護の老婦人。私がちょっと何か手助けしただけで、和牛の霜降りステーキ肉とかすき焼き肉、本マグロの刺身だのドーンとくれる人。ほんと、勘弁してもらいたいと思っている。どうして私が生活保護の上前を撥ねなきゃいけないんだ!?、という話で。

「頼みたいことがあるから10時に行くから」とのことで、またもや嫌な予感しかしない・・・。

10時少し前に店に行くと、直ぐやってきた。「ちょっと、これ見てくれる?」と言って封筒を差し出す。見覚えがある色合いの封筒だ。うちにもようやく届いたコロナ給付金10万円の申請書類の封筒だ。

封筒は乱暴に破って開けられていて、「これ、どんなふうに書いたらいいの?」と訊くが、丁寧に「書き方や必要な書類」などが書いてあるのだから、それで解からないなら「もう諦めなよ」と言いたいけど、みてあげた。「ここに名前を書いて」 「判子は持ってる?」と言っても、「え?、なに?、もう一度言ってよ、私は耳が遠いんだから」と、何度も同じことを言わされる。もう、根気よく説明するしかない。

「本人確認の免許証なんかは無いよね」と訊いても、「え、なに?」と訊き返す。補聴器は点けているが調子が悪いらしい。大きな声で「め・ん・き・ょ・し・ょ・う」と訊くと、「そんなモンないよ」と言う。「じゃあ、健康保険証は?、ほ・け・ん・し・ょ・う」と訊けば、「生活保護だよ、なモン無いよ」だと。

「年金手帳は?、それも無い?、ね・ん・き・ん・て・ち・ょ・う」と訊いたら、「それならあるよ。今から荻窪のサウナに行って夕方まで帰らないから明日持ってくるよ」と言う・・・。いいご身分である。

大声で話していたから店の外まで話し声が聞こえていたと思う。それで、小さな声で、「通帳かカードのコピーも要るみたいだけど振込先は私の口座を書いとくから気にしなくていいよ」と言ったら、

「なんで社長の通帳よ!?、アタシの口座でなきゃダメでしょ!?」だと。

なんだよ、聞こえてんじゃねえか、である <`ヘ´>

そう言えば、私のお袋も晩年は耳が遠くなったけど、都合のいい話だけは聞こえていたような・・・。おならの音なんか、「どうせ聞こえやしないだろ」とプッとすかすと、「今、屁、こかなかった?」と言うし、無音の屁をすると、新しい電池に交換したばかりのガス漏れ警報器が作動したかのように誰より早く「臭い、臭い」と騒ぎだしていたっけ・・・。それくらいだから、お袋の前で他の家族と内緒話もできなかった。

ちっ、ドサクサに紛れて10万円懐に入れようと思ったけど、儲けそこなったよ、もお (^◇^)

ま、仕方ない、昨日もブラックチェリーやお煎餅を持ってきてくれたし、それで「良し」とするか (こら


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2020年04月05日

ある退去者さんからの気遣い

我が家に、全国的に品薄で入手困難な「マスク」が届いた。送り主さんは、数年前に当社の管理物件を退去なさったご家族の奥様。今回のマスクだけでなく、毎年末、ご主人の勤め先の(マニア垂涎の)カレンダーを何本も送ってくださったり、やはり非売品のストラップを2本頂いて愛用させて頂いている。

たいていは、引っ越してしまうと「それっきり」になることが多いし、もちろんそれで構わないが、お付き合いが残るのは凄く嬉しいこと。ただ単に相性の問題なのかな、とは思う。

で、最初の便で30枚、追加で15枚と、他に「携帯するだけで身の回りの空間を除菌消臭」する効果がある「キープバリア」なるものも同封してくださった。うちのマスクの在庫が10枚であると知って、「うちは少し余裕があるし、それじゃ心細いだろうから」と送ってくださったもの。

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箱のがダイソーの商品。「ダイソーのだから薄いですよ」と仰っているが、この際そんなことは気にしていられない。生地が厚いか薄いかでなく、街に出たらマスクをしているかどうかが重要なんだから。そもそも生地が厚かろうが薄かろうが、布製だろうが紙製だろうが、手作りだろうが量産品だろうがどうでもいい。それでウイルスが防げるなどと思ってないし。マスクをしていないと白い目で見られる、それが辛い。

追加で送って頂いたのがダイソーの10枚とカインズホームの5枚。4人家族でいらっしゃるから「残っている在庫で十分」てことはないだろうに・・・。他に困っている人もいるだろうからと考えて、行きつけの理容院のお兄さんに声を掛けると「有り難いです、助かります」とのことで10枚差し上げた。送り主さんは「なんだよ、うちも大変なのに送ったのに」とは言わないお方。それに、もうすぐ布製が2枚届くし (おい

そのお兄さん、定期的に献血に行っていて、それで頂けるマスクもあるが、不足していたようだ。

あとお一人、声をかけたい人がいる。後でメールしてみよう。もしかしたらお困りかも。

お互いを気遣いあえる友人知人や仲間がいる、ということは本当に有り難いことで幸せである。

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2020年03月28日

ある引越しの立ち会いにて

この仕事をして30年、今までに3度ほど引越し立ち会いで無性に感傷的な気分になったことがある。

引越し業者によって家具などが全て持ち出されてガラ〜ンとなった部屋を見ていて、「この入居者さんは、この部屋で大変な苦労をして慎ましく生活していたんだな・・・」と、つい感情移入して胸が締め付けられるようになるのだ。それは、性別や年齢に関係ない。私が何かの相談を受けたりして、暮らしぶりをよく知っていたり、いろいろ理不尽な仕打ちを受けながら頑張っているのを見てきたからに他ならない。

「まだ弟もいるから」と、仕送りを辞退して風呂無しの部屋に住み、学業とバイトを両立させて卒業した一橋大の苦学生(男子)の立ち会いでは涙が零れた。彼はどんな仕事に就いても成功するだろう。

学友は皆、立派なマンションに住んでいるのに、風呂こそ付いているが安いアパートに入居して頑張っていた音大生(女子)の引っ越し立ち合いでも、しばらく作業に入れず立ちつくしていたなあ・・・。

音大を卒業後、フランス歌曲の勉強をするためにフランスに留学することになり、「もしフランスにおみえになることがあったら是非声を掛けてください、案内させて頂きます」と言われて、私の田舎の兄貴と本当に訪れてしまった。その際には、お返しにミシュランの三ツ星レストラン(当時)「タイユバン」にご招待させて頂いた。そんな「入居者さんと不動産屋の関係」も珍しいと思う。普通は行かないだろうし。

タイユバン・・・、創業オーナーだったブリュナ氏が亡くなり、総料理長が代って、今は一ツ星になっているのが残念。後年、三ツ星時代に、うちのとも訪れている。最高のレストランで、「アンタが今までに食べた物の中で一番美味しかったのは何か?」と訊かれたなら、迷うことなく「パリ8区のタイユバンで食べたブルターニュ産オマール海老のプータン」と答える。気取っているのでなく本当に美味しかったから。

さて、空っぽになった部屋を見ていて寂しい気分になったのは昨日が4度目かなあ・・・。

母子家庭で3人のお子さんがいて、お一人は重い障害をお持ちで、2階の部屋ではいろいろ困難なことがあるので別のアパートの1階の部屋に移ることになったのだが、何も無くなった部屋を見ていてジーンときた。プライベートなことでも相談を受けていたりしていたから余計に、なんだろうな。

その入居者さん、「お世話になったから」と、菓子折と猫柄のタオルとバスタオルをくださった。家計も楽ではないだろうに・・・、なんか申し訳なく思う。後で別の美味しいお菓子をお子さんに送ってあげよう。

ちなみに、頂いた「アップルバターフィナンシェ」、もの凄く美味しかった。初めて食べたんだけど、仄かな林檎の風味と甘さで衝撃的な美味しさ。いろいろ送って差し上げたい人がいるから、今調べている。

帰りに、近所にお住いの家主さんのお宅に伺って、さらにお菓子を頂いた・・・。うちの在庫のお菓子だけでも三日くらいはゆうに食い繋げることだろうから、この週末、全ての店が閉まっても困らない。

で、いろいろ思い出して感傷的な気分になってしまった・・・。ま、時に不動産屋にはそういう日もある。


ところで、高島屋立川店は今日も営業するみたい。臨時休業するのは日本橋本店のみのようだ。うちの店も今日と明日はお休みしよう。不要不急な用件以外での外出は控えるように、とのことだが、街の様子は見てみたい。こんなことでもなければ二度と見ることができない景色だろうから。




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2020年01月31日

契約に掛かった時間が当店史上2番目の長さ

通常、契約に掛かる時間は、丁寧に説明しても1時間あまり。だが、今までの最長記録は、他社からお申し込みを頂いたお客様に夕方ご来店頂いて契約が終わったのは日付が変わってから・・・、つまり、午前様になっていたから8時間くらい。厳密に言えば、契約そのものに8時間も掛かったのでなく、契約を終えてからも話し込んでいた、ということ。その間、晩飯も食べていないのだからお客様もさぞかし空腹だったことだろう。そんなことができるのは私が自営業であるからこそ。人に使われていたら無理。

昨日は、3時に約束していた新規契約のお客様が2時半にご来店。契約を終えたのが7時過ぎなので所要時間は4時間半。8時間に次いで2番目の長さ・・・。なぜ、そんな長時間になったかと言うと・・・、

お客様がいろんな問題を抱えていらっしゃって、「このお客様には、とくに借主と管理会社との間の信頼関係を築いておく必要があるだろうな。そのためには一般的なお客様より丁寧な説明をしなければならないだろうな」と思ったから。べつに、お客様の理解力が足りなさそうとか、そういうことではない。

壮絶な苦労をなさっていて、賃貸生活で考えられる(起こり得る)トラブルの説明などをしていても、当たり前の価値観をお持ちなので理解が早い。いろんな世間話をしていてもスンナリ素直に受け止めてくださるから、話をしていて私のほうが気が楽になったほど。

と言うのも、「一般的なお客様より丁寧な説明を・・・」と思いつつ、契約書の内容、保険の適用範囲、東京都の紛争防止条例などは要点だけを伝えて端折る(はしょる)ことができたから。それでいての4時間半だから、まあ世間話が9割。今後、快適な賃貸住宅生活を送って頂く為に、入居者と管理会社の間で信頼関係が築けているかどうかは契約書の内容なんかより大切になってくる。世間話は信頼関係を築くための重要なツールになる。逆に、もし無駄話もせず淡々と契約だけを事務的に済ませていたならお客様との距離は縮まらないし信頼関係など築けないもの。というのは「話が長い」年寄りの言い訳だが。

ま、私なんか、ディズニーランドに一緒に行く入居者さんとか、海外旅行にご一緒する入居者さんもいるくらいで、良し悪しは別にして、そういう不動産屋は全国的に見ても珍しいだろうな、と思う。

で、帰りがけに「いい不動産屋さんに当たって良かったです」と笑顔で仰っていたが、私のほうこそ「いいお客様に出会えて幸せです」と言いたい。これから何かのトラブルが起きたとしても、可能な限りお役に立ちたいと思う。今までにお客様が背負ってきた苦労を無駄にさせないためにも、である。

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2020年01月19日

事情が有って、しばらく更新を休ませて頂くかも

当社の管理物件に入居している高齢女性が、自殺ではないのだが、絶食して死のうとしている。

昨日、荒天の中、1時間かけて訪問した。たぁさんから頂いた「かもめの玉子」を持って・・・。

私とはご縁が深いお客様で、今から14年前、私が出版した時に、朝日新聞の書評を読んで購入してくださって、「今、立退き移転を迫られていることでの部屋探しを是非この不動産屋にお願いしよう」と決め、出版社の五月書房に電話して「どこの不動産屋か」を訊いたら「個人情報なので・・・」と教えてもらえず、ふつうはそこで諦めるものだろうけど、「ならば手紙を書いてそちらに送りますから転送してください」と食い下がり、それで私が武蔵小金井のご自宅を訪問して相談に乗ることに。

それも、ただ紹介したのでなく、当時たまたま入居者を募集していた物件の家主さんを訪問して、「こういうことで移転先を探している人がいるのですが、今11万で募集している部屋を9万に値下げして頂けないでしょうか」と、ダメ元でめちゃくちゃなお願いをしたら・・・、家主さんは「いいですよ、これも人助けだろうから」と快諾。だから、というワケではないが、その家主さんは当社でお付き合いさせて頂いている家主さんの中でも最高の人格者でいらっしゃる。もちろん、他の入居者さんには内緒の話。

あれから14年・・・。

とても仲の良い老姉妹で、お姉さんが病床につくと妹さんが「神様が私に姉の介護をさせてくれたんだ、と思って感謝しています。姉は本当に優しい人で、ヒドイ苛めにあっても恨むこともせず、逆にその人たちが困っていた時には援けてあげていたくらいなんです。だから私は姉が大好きなんです」と仰っていて、昨年末に電話があり、「姉はあと数日の命だと思います。姉が死んだら私も死ぬことでしょう。自死はしないけど私も心臓が悪いのでショック死するかも、それくらい姉が大好きなんです」と仰る・・・。

「自分が死んだ後のことはケアマネさんやヘルパーさんに細かく頼んであるから何も心配しないで」とも言うが、そういう問題ではない。荷物さえ片付けてくれれば良い、という話ではないのだから。

木曜日に家主さんから電話があって、「ずっとお部屋のシャッターが下りたままになっているんですけど大丈夫なんでしょうか?」と心配していらっしゃって、家主さん宅から徒歩で50mくらいのアパートに行ってインターホンを押してみて頂くようお願いしたら妹さんが応答したので生存していることだけは確認できた。ただし、「体調が悪いので出ていけなくてごめんなさい」と言って顔は出さなかったとか。

私が電話しても出なかったが、後で電話が掛かってきて話をすると、お姉さんが亡くなったのは7日で、9日には荼毘に付したとのことで、家主さんは、7日にお姉さんが亡くなったことも9日に荼毘に付したことも全くご存知なかったようだ。

思ったとおり、その後は一切の食事をしていないと言う・・・。たしかに、今は自分で調理して食べる気力は無いだろうけど、このままでは衰弱死するのは必定。それで「お菓子なら食べられるかも」と思い、昨日、ちょうど良い大きさでもある「かもめの玉子」とチョコレートを持参した次第。

チャイムを押したら応答はしてくれたが出ては来なくて、インターホンで「食事してないって言うから、それじゃ弱っていってしまうから、お菓子を届けに来たんですよ」と言うと、「お菓子も食べられません。ヘルパーさんも来てくれているので心配しないでください。もう、そっとしておいてください」とのこと。「じゃあ、お菓子、ドアノブに掛けておくから後で回収してね」と言うと、「食べられないから持って帰ってください、すみません」と言う・・・。せめてお菓子で栄養を補給してほしかったんだけど、万事休す。

ヘルパーさんが来ていたとしても毎日ではないだろうし、お菓子も食べられない人が、食事が喉を通るハズも無い。最愛のお姉さんが亡くなって生きる希望が無くなって「このまま死んでもいい、死にたい」と思っていると解かる。だが、「そっとしておいて」と言われても、そういうワケにもいかないもの。それに、何かあれば14年前に無理をお願いして聞き入れてくださった家主さんに申し訳ないことになる。持ち家ならともかく、アパートでは発見が遅れたら事件モノ物件になってしまうし。

ドアを開けてくれないことを想定して手紙を準備してあったので、それをドアポストに入れて帰ってきたが、明日は市役所に相談に行く。まだ早いのかも知れないが、場合によっては警察にも行って話しておいたほうが良いかも。いずれにしても家主さんに多大なご迷惑をお掛けしてしまった。

連帯保証人であるお兄さんは、今は酸素吸入を受けている身で、都内ではあるけど遠方にいらっしゃって、何かの時に飛んでくることはできないみたい。私があれこれ動くと、妹さんからすれば逆に「そっとしておいて、と言ったのに、裏切られた」と思うだろうな・・・。管理会社として、どこまで立ち入って良いものやら。事情を知っていながら「じゃあ好きにすれば」と投げ出すワケにもいかないもの。

妹さんは、私に「そっとしておいて」と頼めば、ちゃんと解かってくれて「そうしてくれるもの」と思い込んでいるみたい。個人としての私は「本人が希望しているんだからそれもアリかも」と思うが、管理会社としての私は「知っていて知らなかった」ことにはできない。裏で走り回ることになる。市役所も「まだ起きてないこと」に対してどこまで相談に乗ってくれることやら、ま、当てには出来ないだろうな。

そんなワケで、他にも、間近に迫った25ヶ月滞納老夫婦の強制執行の件もあるし、店舗の滞納処理、明け渡し、なんかもあって、今年の当社の命運は昨日の天気のように吹雪いているかも。

ちなみに、妹さんへの手紙の内容、「続きを読む」に貼ったけど、この内容じゃマズかったかなあ。


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2020年01月09日

ちょっと強硬に出たら更新することに

当社管理のマンションを事務所の支社として借りて頂いている会社、12月20日に更新期限を過ぎていて、その2ヶ月前に更新通知を送っていたのだが、更新するともしないとも何も連絡が無い。

事務所の責任者は無責任な人ではなく、とにかく忙しく、「会社に扱き使われている」ようで、同じマンションに住んでいる家主さんも「あれじゃ過労死するのでは」と心配しているほどだから送付した更新通知も見ていないかも。とりあえず当社で立替えて保険だけは繋いでおいて、年明けに電話すると・・・、

「そんなもの(更新通知の封書)届いていたかなあ・・・。社判は持ち出せないし本社にあるからそっちから契約書を先に届けに来てくれる?」とのこと。届けた数日後に電話があって、「2年前は多摩方面の仕事が多かったからこの場所は都合良かったけど、今は都内の仕事が多くて、社長からは『更新せずに解約しろ』って言われたんだけど、どうしたらいい?」と言う。いや、それはそっちで判断すること。

「更新通知は10月末に送っていますし、更新の1ヶ月前の11月20日までに連絡が無かったので、更新するもの、と判断して保険も当社で繋いでいます。今この時点で解約を決断したとしても家賃は2月6日まで発生しますし、それだと一旦更新をしてからの解約になります」と伝えると、「ああ、そうなの・・・?」と落胆している様子。家主さんは「過労死しないで済むなら」と急な解約も受け入れてくださるのは解かっているが、それだと私の仕事にならない。私は一定の基準を設けていて、家主さんの了解の下、更新期限を過ぎて1ヶ月以内なら更新せずに、つまり更新料を払わなくて良いことにしていて、ま、個人経営だからできること。大手だったら1日でも過ぎたら問答無用で更新させられるだろう。うちも、1ヶ月の猶予期間を1日でも過ぎるなら更新して頂いている。

本社とよく相談するように伝えると、昨日電話があって、「更新します」とのこと。もし私が「更新しなくていいです、家賃も明け渡す日まででいいです」と言っていたなら「更新しません」と言ったと思う。とにかく、遅れはしたが更新して頂けることになって家主さんも私も安堵した。


一方で、別のアパートの高齢男性、膵臓癌で入院していて、国分寺市の包括支援センターの担当者から11月の末に「来月の頭くらいにはお亡くなりになるかも」と言われていたのだが、その後の連絡が無いので、一昨日、担当者に電話すると、「何かあったら病院から連絡が入ることになっていますが、何も言ってこないので、後で確認してみます」とのことで、待つことしばし、電話があった。

「病院の話では、小平の病院に転院していて、既に住民票も移しているので国分寺市の住民ではなくなっているようです。そうなると、我々がこれ以上お世話させて頂くことは出来ないですね」とのこと。亡くなっていないにしても、それならそれで病院から担当者に電話があっても良さそうなもの。

その高齢男性のケースでは、家主さんと相談して家賃発生は11月末までということにして頂いているが、家財道具は部屋に残ったまま。年内にお兄さんが片付けてくれる約束にはなっていたが、今のところその気配はない。家財道具は、布団や一般的でない家具は処分してもらい、電気製品なんかはそのまま置いていってもらい、次の入居者に使ってもらう方向で検討している。つまりは身寄りのいない生活保護の人とかホームレスで何も持っていない人に入って頂く方向で家主さんと相談している。場所も不便で築年数も相当に古いから、ワケありの人しか入らない。今も4部屋全てがワケありの人。

ただ、12月上旬が山、と言われていたご本人の体調が奇跡的に回復しているらしく、おそらくは一時的なものだろうけど、それだけは良かった。後は私が管理会社としての働きをすれば良いだけの話。

お客さんの状況を見て柔軟に対応したり厳しく当たったり、と、私もしんどい (*´з`)

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2020年01月01日

明けましておめでとうございます

本年も何卒よろしくお付き合いのほど お願い申し上げます。

と、ご挨拶だけのつもりでいたんだけど・・・、


新年まで残り6時間を切った昨晩の18時05分頃のこと、生活保護の高齢女性から電話があって、何事かと思ったら、「ねえ、来年のカレンダー無い?」とのこと。先日何部か頂いた際、どこからも頂ける当てはないだろな、と思っていたので「要りませんか?」と訊いたら「要らない」と言ってたんだけど・・・。「今、家なの?」と訊かれて、大晦日のそんな時間にどこにも行っているハズもなく、「そうですよ」と言ったら「ちょっと来てよ」だと。また何かくれるんだ・・・、と嫌な予感がしていて、それが的中。

もうパジャマに着替えていて、寒いし、出かけるのは嫌だったんだけど行くことに。そしたら案の定、国産霜降りステーキ肉と、同じくすき焼き用の肉、それにマグロの刺身を用意して待っていた。

DSC09161.JPG

「お肉、(すき焼き用とステーキの)どちらがいい?」と訊くので、「それじゃステーキのほうを頂きます。実は、すき焼き用のは今日買ってしまっているので」と言うと、「こないだあげたのアメリカ産だったから美味しくなかったでしょ?。友だちにもあげたんだけど、そう言われたから買い直したんだよ」とのこと。

値段が付いていて、牛肉はg=1380円で一枚3500円ほど、マグロも自分では決して買わない代物。

カレンダーは店にもう一部あったので、店まで取りに行って届けた。高いカレンダーにさせてしまったよ。


で、これで終わりだと思ったんだけど・・・、21時35分に、ある入居者さんが「あぱれいゆ」を届けてくれた。大きいの1個でなく個別包装の15個入りで、そのほうが助かる。切るのは大変だし、切ったら早めに食べないといけないから。でもって、なんで「あぱれいゆ」が届いたかと言うと・・・、

三が日、そのお客さんが田舎に帰っている間、うちのが飼猫のお世話をするから。つまりは、私がお零れに与るのだ。お客さんは私が洋菓子の中で「あぱれいゆ」が最も好き、と知っているので、そういう場合、いつも「あぱれいゆ」を静岡から取り寄せて届けてくださる。何やかやで良い正月が迎えられそう。

posted by poohpapa at 05:49| Comment(6) | お客さん(入居者) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年12月29日

すわ!、孤独死か・・・??

昨日の夕方、ある入居者(一人暮らしの高齢男性)の連帯保証人さんから電話があった。

「本人に何度電話しても繋がらないので、合鍵をお持ちなら確認して頂けないか」とのこと。

何度も書いているが、もしもの場合、第一発見者にはなりたくない。連帯保証人と警察官の同行を求め、警察官に一番先に入ってもらわなければ・・・、と思ったが、念のため私から電話すると、しばらく呼び出し音が鳴った後で留守電になる。メッセージを残しておいたら・・・、10分ほどして本人から電話があった。「すみません、寝てました」だと (脱力

良かった・・・。昨日、もし孤独死していたのが発見されたなら正月休みは吹っ飛ぶ。しかも、無償の仕事になる。そのアパートの家主は管理会社の苦労なんて気にも掛けない人。孤独死ではなかったが、以前も似たようなことがあっていろいろ尽力したけど、ついに「ご苦労さまでした」の一言も無かった。自分の損得しか眼中に無いのだ。「人間、そんなもの」ではあるが、お互いビジネスだし相手のあることなのに。

これが、(モノとかカネということでなく)普段から管理会社の苦労や努力を理解してくださっているのが伝わってくる家主さんであれば、「こちらで全部やりますから大丈夫ですよ、終わりましたらご報告いたしますね」と私も言うし、無報酬で、なおかつ正月休みが潰れたとしても全然かまわない。

つまりは、相手によりけり、ということ。本音で言えば、もう管理を降りたい家主は何人かいる。当たり前と言えば当たり前だが、私が「報酬は一切要りません、気にしないでください」と強く辞退している家主さんに限っておカネとか商品券とか送ってきてくださる・・・、私の思いとは逆になるから辛い。

「この家主さんの為なら何でもお役に立ちたい」と管理会社に思わせるような家主さんが得をするものなんだけど、「不動産屋を何だと思ってるんだ!?、自分でやれよ、それは家主の仕事だろ!」と言いたくなる家主がいるのも現実。長い目で見たらそういう家主は損しているんだけど、無頓着で気付かない。

ま、とにかく、無事で良かった、お互いにとって (^◇^)

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2019年12月25日

今日は令和元年「最後の定休日」で・・・

二度寝してしまいました・・・、トホホ 💧

4時前に尿意で目覚め、トイレに行って、寒かったので布団に逆戻り、で7時過ぎまで布団の中。

一昨日の真夜中、入居者の若い女性からメールがあって、「ここ数日部屋を空けて出かけているのですが、鍵をかけたかどうか心配になりまして・・・、大家さんの電話番号を教えてください」とのこと。

私もこの歳なので、家や店を出てから「あれ、鍵をかけたっけかなあ・・・」と不安になって戻って確認することはよくあるが・・・、「かけてなかったわ、良かったわあ、戻ってきて」ということは一度も無い。

「アンタ幾つだよ、まだ20代の前半じゃねえか、呆けるには早いだろ!?」と思ったが、仕方ないので「家主さんは遠方にお住まいですから、電話しても見に行ってもらうことは難しいし、頼まないほうがいいです。隣の部屋の方は信用できる方なので、鍵がかかっているかどうか確認してもらって、後でメールします」と送信して隣の住人に確認してもらうと、「大丈夫でした、ちゃんと鍵かかってました」との連絡。

当社からも遠くて、行けば半日仕事になるから私も見に行けない。入居者と仲良くしていると、こういう時に助かる。依頼者が安心してくれると思って直ぐに結果を送信したが返信がない・・・。「助かりました」くらい言ってきても罰は当たらないだろ、だが「何か変だな」と悶々としていて、ハタと気が付いた。

私は、たまたま同じ時期に入居した別の女性と勘違いしていて、全く関係ないアパートの部屋の施錠を確認してもらっていたのだ。依頼者の家主さんは遠方どころか真下に住んでいる。「大家さんの電話番号を教えて」と言うのは当たり前の話だった。依頼を受けた隣人が確認のためドアノブをガチャガチャやってて中から住人が出てきたなら大変なことになっていたかも。つまりその・・・、呆けていたのは私のほうだったわ(滝汗

あさイチで家主さんに電話して確認して頂いたら「鍵、かかっていました」とのことで安堵。


さて、今日こそは年賀状を作ろう (*´з`)

posted by poohpapa at 09:35| Comment(2) | お客さん(入居者) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年12月22日

なんというタイミング・・・

昨日、久しぶりに不動産屋ネタの記事を書いたのだが、その後日談、と言うか、当日談、

昨日の午後、スナックのママに店舗を貸している家主さんの妹さんが当社を訪れて、「これ、姉から預かっていますので」と封筒を差し出す・・・。中身は現金だと直ぐ判った。まるで、昨日の記事をお読みになったのかな、というタイミングである・・・。PCもスマホもお持ちでないし、そんなハズ無いんだけど。

私のほうこそ、その家主さんには日ごろからお世話になっていて、私が力になれるのならそんな嬉しいことはない。30年ほど前に他の不動産業者が仲介してスナックのママと契約していて管理もその業者がしていたのだが、どういうワケか、家主さんは何かあれば私に相談してくださる。

良好な関係を保っているし、昨日の記事の当日に謝礼が届くのは、たとえ昨日の記事(私が無報酬でやっている、という下り)と無関係であったとしても、バツが悪い。固く辞退したが、「それだと私が叱られます」とのことで頂戴した。この件をしっかり片付けるとか、何か別の形でお返ししよう。

ちなみに、そういう臨時収入があると、私はうちのに「お母ちゃんのお小遣いにしなよ、欲しいものがあれば好きに買えばいい」と言って、そのまま渡すことにしている。私の稼ぎが悪いし、専業主婦がヘソクリを作るのは困難だから。ま、罪滅ぼしのつもり。他人の褌で相撲を取る、とも言うが 💧


で、30年ほどして、ママが高齢になり店も開けなくなって、カラオケの機器のリース料も滞っていたようで、機器は1年ほど前に撤去されている。その際、ママが「店のカラオケの機器が無くなっている。私の知らない間に誰か店に入ったんじゃないか」と言い出して騒ぎになったが、家主さんは鍵を持っていないし、リース会社が鍵業者を呼んで無断で持ち去るなんてことをするワケが無いのだから、自分か代理人が立ち会っているハズ。そのあたりで、家主さんも私も「認知症が入ってきたかも」と疑っていた。

そうなると厄介である。連帯保証人は「私は引き受けた覚えはない」と言っているし、頼れるのはママの同居人男性のみ。幸い、その都度ちゃんと連絡をくれる誠実な人なので、家主さんや当社は関与せず、その男性に片付けて頂くつもり。家主さんも私も、原状回復がどうの日割り賃料がどうの、などと細かなことを言うつもりはない。片付けてさえくれれば御の字だから。長く不動産屋をやっているけど、そういうケースは少ない。

今日は家主さんにしっかりお礼を言わなければ・・・。あと、記事を読まれたかどうかも確認しよう (汗
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2019年12月21日

久しぶりの不動産屋ネタのような・・・

当社で管理しているワケではないが、店を借りたままで長く営業していないスナックがある。

ママは高齢で現在入院中。認知症も入っているようで、「家賃は払っているし、営業もしている」と本人は思い込んでいるようだが、今年の4月分から家賃が払われていないし、1年以上も営業していない。

当社で入れたワケではないが、家主さんから相談を受けて、私が対応することになった。最初の契約書を見せてもらい、申込書に書かれていた電話番号に電話してみたが(ベルは鳴っているのに)出ない。たまたま、うちのお客さんが同業者であることからそのママを知っていて、「あんたから電話してあげなよ」と伝えてくれて電話をくれたことがあるから電話は生きているのは間違いない。

隣町(と言ってもかなり遠いのだが)に住む姉である連帯保証人と話すべく出掛けて行って家を探したが、番地が飛び地になっていてなかなか見つからず、近所の人に訊いたりしてようやく探し当てたが留守。名刺に用件を書いてドアに挟んできたら、後日、怒ったような口調で電話してきた。「何なんですか、私は30年前に勝手に連帯保証人にさせられただけで、関係ないんですよ」とのこと。

そんなことは私は知らない。連帯保証人のほうで「自分が連帯保証人になっている」のを忘れていたり、滞納が発生して請求されたことでそう言い出す人は多い。自分で印鑑証明を出していても、である。

それとは別に、一月ほど前の夜、申込書に書かれていたママのアパートを訪ねると、人の気配が無く、というか生活感が無く、「もうここには住んでいないのかな」と思いはしたが、念のため名刺に「連絡ください」と書いてドアに挟んできたら、数日後、見知らぬ男性が私の店を訪ねてきた。何十年も前から(入籍していないが)ママと一緒に暮らしているとか。話していて、とても誠実な人柄だと判った。

「あの人はもう生きて病院から出られないかも」とのことで、最近はそんなのばっかである。だが、そんな話にいちいち同情していたら不動産屋は仕事にならない。「実は、数ヶ月前に『長く営業してないみたいだけど、こちらの店が空いているなら借りたい』というお客さんがいたんですよ。早く連絡してくれていたら家主さんも助かったんですけど」と言うと恐縮して、「11月いっぱいで解約します」とのこと。と言っても11月末まであと3日という時点・・・。本来は解約予告は1ヶ月前だが、事情が事情だけに、私の独断で、滞納家賃を清算してくれるなら11月末の解約を認めることにして、家主さんから事後承諾を頂いた。まだ清算はされていないが、まあ、あの男性なら自身が連帯保証人でなくても清算してくれるだろう。

それより、明け渡しをどうするかが問題である。今日に至るまで荷物は何も運び出されていない。「年内に片付けてほしい」と男性に電話すると、「ここの内装を頼んだ大工さんに片付けを頼もうと思うんだけど、そっちから連絡して頂けないか」と言う・・・。それは危ない。何故なら、私や家主さんから依頼したなら発注者は当方になって、もし代金が支払われない場合は当方が責任を取らされることになる。

信用はできそうな人だが、そういうリスクは負いたくない。それで、大工さんの電話番号を伝えて「直接やりとりしてください」と言って、向こうから連絡してもらうことにした。事前の大工さんとの話で「年内は無理」と聞いていて、年越しは避けられないが、借主側で片付けてくれるなら良しとしよう。

あとは滞納家賃の清算である。実は、ここまでやっていて、無償である。その家主さんにはお世話になっているから、おカネにならなくてもかまわない。「遠慮なく仰ってください、ちゃんと経費も手間賃も支払いますから」と言って頂いているが、私としては、喜んで頂ければそれで良い。それに、非弁行為になっている部分もあるから報酬は頂けない。もちろん、報酬ゼロでも非弁行為になることもあるので慎重に話を進めることになる。そこは家主さんにお話しして理解して頂くようにした。

こっちの滞納はキレイに片付くとは思う。だが、まだ何件も年を越しそうな案件がある・・・。

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2019年11月03日

心ばかりのプレゼント

先日記事にした当社管理アパート入居者のアフリカ出身のご家族の話、その続編。

前回の更新時の更新料の不足分2000円を届けに来てくれたのだが、父親に連れられてお店にやってきたお子さん二人の行儀があまりに良く、感動して、よほどその2000円を千円ずつ「これ、オジサンからのお小遣いね」と渡しそうになったが思いとどまっていて、それでも「お子さんに何かして差し上げられないか」と考えていたのだが・・・、いいことを思いついた。

メルカリで(雑誌の付録の)ミッキーマウスの腕時計を二つ購入して届けたのだ。上のお姉ちゃんが小学3年生か4年生くらい、弟が1年生くらいで、「きっと喜ぶだろうな」と勝手に決め込んで、在宅であることを確認して届けると、もの凄い喜びよう。価格は二つで送料込み620円。雑誌の付録といっても作りは本格的。ミッキーが嫌いでなければ、腕時計をはめることで「大人に近づいた気分」になって子供は喜ぶもの。だが、その反応は私の想像以上で嬉しい誤算。

先日来店した時に、お父さんが雑誌の付録のミッキーのバッグを提げていたので、「まあ、お子さんも嫌いではないんだろうな」と思っていたのだが、まさかこれほどとは (^◇^)

何度も飛び上がって喜んでいたが、二人とも気分が落ち着くと、丁寧に私に頭を下げてお礼を言う。親に促されて、ではない。今時、日本人の子供でもそんなに礼儀正しくはない。またまた感動してしまった。お姉ちゃんが(肌の色は違っていても)クラスの仲間から学級委員に選ばれたのがよく解かる。

家主さんのお姉さんがアパートの隣に住んでいて、子供たちが学校から帰ってくると家に入るより先に「おばちゃ〜ん」と声を掛けて上がっていろんな話をしていて、家主さんのお姉さんも喜んでいるとか。

実は、先述の更新料2000円不足の件は私の勘違いで、先日、台帳を確認していたら3ヶ月ほど前に届けてくれていたのが判明。慌ててお詫びの電話を入れて返却しに訪れたら留守。仕方なく帰ろうとしたところに買い物から帰ってきた。お姉ちゃんは私の姿を見ると「うわあ、こないだはありがとう」と私の胸に飛び込んできた。まるで久しぶりに再会した恋人の胸に飛び込むような感じ、ほんと。

ちなみに、お父さんが提げていたバッグ、同じ物を先日、やはりメルカリで購入して、別の母子家庭の入居者さんに(お母さんとお子さんに)二つお揃いで届けている。もちろん、凄く喜んでくれた。たいそうな物でなく、安価な物でも喜んで頂けると嬉しい。人柄の良いお客さんはこちらも応援したくなる。

さて、またメルカリなんかで何か面白い物を見つけたら購入して届けて差し上げよう (^^♪

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2019年10月22日

まじめな外国人入居者

家賃が半年ほど遅れている外国人の家族がいる。4人家族で出身はアフリカ、なので肌の色は黒いが私は気にしない。21年前に来日しているので子供二人は日本で生まれている。更新に子供二人を連れて来店。

べつにそれを狙ったワケではないだろうけど、滞納家賃の話はとくにしなかった。子供の前で親に恥をかかせたくはない。これが無責任に逃げ回って開き直っている滞納者ならこちらも容赦はしないんだけど。電話で「どうやって追いつかせるか」は話しているので、その場で話さなくてもいいし。

二人の子供がまた実に礼儀正しい。店に入ってくる時から、椅子に座る際、出ていく時も大人のように挨拶して出ていく。まだ小学校の低学年だと思うが、今時、日本人の子供でもそうはいない。親の躾なんだろうな。帰っていく後姿を見ていたら、父親と手を繋いで仲良く楽しそうに歩いていた。

日本に来た当初は清掃の仕事をしていて、会社も興してしばらくは順調に行っていたが、今は全く違う職種の仕事をしていて、正社員であってもパート勤めくらいの収入にしかならないみたい。それだと家賃は追いつかない。「私は元々掃除の仕事をしてきたので、休みの日なんかに清掃の仕事もしたいので、そういう話があったら声を掛けてください」と言う。「タダでもいいです、私の仕事の内容を見て今後も使えるかどうか決めてください」とも。生活を支え、家賃を追いつかせるために休みなく働こうとしている。

去年の1月から22ヶ月も家賃を払わずにいて開き直っている糞ジジイとはえらい違いである。こういう人なら応援してやりたいが、いろいろトラブルはあっても20年以上つきあっている業者もいるし、最初だけとはいえタダというワケにはいかないから、「いちおう頭に入れておきますね」と言ってお帰り頂いた。

うちで使っている業者に「普通の給料で雇ってもらえるか」を先ず訊いてみよう。それならどちらにも不義理をしないで済む。日本語はペラペラだし、何より(家賃は遅れていても)誠実な人柄だから信用している。うるさく催促するより、いい就職口を探してやるほうが理に適っている相手もいる。以前も一度、家賃の遅れている誠実な人柄の入居者に就職口を世話して家賃を追いつかせてもらったことがある。

実は、ちょっと迷ったことがあって、更新料は先に支払ってもらっていたが2千円不足していて、昨日それも届けてくれたのだが、子供たちのあまりの行儀の良さに感動して、その2千円をそのまま二人の子供に千円ずつ「これ、オジサンからのお駄賃ね」と言って渡してあげようかと思ったのだ。

それがクセになるような人ではないし、久しぶりに見た「躾の行き届いた子供たち」に感動していたが、やはり「それはそれ」と分けて考えたほうがいいかも、と思い直した。ま、他で何か考えよう。

相手によりけりではあるけど、滞納者に就職の世話をしようとする不動産屋なんてそうはないだろうな、と自画自賛した次第。あの子供たちが日本で平穏に暮らして行けたなら嬉しいと思う。

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2019年10月04日

心根の優しい妹さん

今から10年以上前に、面白いキッカケでうちの管理物件に入居して頂いた老姉妹がいらっしゃる。

昨日、妹さんから「契約書って、どのくらい前までの分を保存しておけばいいでしょう?」との問い合わせの電話があった。私が「前回の更新の分と一番最初のを保存しておけば大丈夫ですし、なんてことになれば全部なくなっちゃっても心配は要りません。うちにも家主さんにも控えはありますから」と言うと、安心したように「じゃあ、その言葉を信じて全部処分してしまいます」とのこと。それは信用しすぎだが。

その老姉妹、以前に住んでいた武蔵小金井の貸家が老朽化して立ち退くことになったのだが、家主からの補償がなく、一面識もない私に相談してきた。朝日新聞に私の本の書評が載っていて、興味を持ったとかで買ってきて、読みながら笑い転げていて、「移転先はこの人に相談しよう」と決めたんだとか。出版社の五月書房さんに「どこの不動産屋か」問い合わせたが教えてもらえず、そこで引き下がらず「手紙を転送してくれるよう」依頼して、私のほうから連絡して訪問し、会うことになった。ふつうは「教えられない」と言われた時点で諦めるものだろう。歳に似合わず、その行動力は凄いし、これもご縁である。

移転先は・・・、「ここしかない」と私が思っていたアパートがあって、1階だし、場所も間取りもちょうど良く、家賃以外はドンぴしゃりの部屋。募集中の家賃は10万8千円、共益費が3千円だったが、私が直接家主さんのお宅に出向いて、「こういう状況の老姉妹がいます。生活保護ではありませんが家賃の支払いは貯えがあるので心配は要りません。ただ、今の家賃だと将来的に厳しくなりますので、9万円なら助かります。いかがでしょう、値下げして頂くワケにはいかないでしょうか?」と伺うと、笑いながら「これも人助け、一部屋ぐらいそうやって貸すのもいいんじゃないかな」と、快くOKしてくださった。

ずいぶん滅茶苦茶なお願いをする不動産屋もあったものだが、私には「きっとOKしてくださる」との確証があった。今までも、常に「家主として自分がどうすれば入居者の方たちに快適に暮らして頂くことができるか」を考えていらっしゃって、必要な出費を惜しまない、そういう家主さんだから。

別の、同居しているお母さんが亡くなった娘さんには「来月分の家賃は払わなくていいのと、来月から1万値下げします」と言ったり、敷地内で野良猫の世話をしている女性に、「それだとあなたの生活費が圧迫されて家賃の支払いにも難儀するだろうから」と、奥様の同意の下 餌代として5万円を支援したこともあるとか。私はミスった・・・。私も生活苦であることを家主さんに伝えておくべきだった (^◇^)

その老姉妹の妹さん、昨日の朝一度電話してきて、夕方また電話してきた。「朝は言わなかったんですけど、坂口さんの声が小さくて、体調が悪いんじゃないかと心配になって・・・」とのこと。そして、こんなことも言う。「姉は寝たきりですけど、私は姉の介護ができることを本当に幸せに思います。姉は明るくて優しくて、私は何度も助けられました。こんな状況でも笑って暮らせるのは姉のおかげです」と。

そんな人柄なので、私が家主さんのお宅に伺う際は声掛けしたり、たまにはお菓子をお持ちする。部屋の外回りに常にお花を飾っていて、家主さんも「いい方に入って頂いて・・・」と喜んでくださっている。大幅に値下げして頂いた家賃も、他の部屋を徐々に値下げしたことで今はだいたい同等になった。

このアパートはきっと老姉妹の終の棲家になってくれるだろう。

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2019年10月02日

この1週間はキツかったなあ・・・

親しくさせて頂いている営業マンの機転や、苦労人の優しい家主さんのご配慮のおかげで、ここ数日で店はいっぺんに黒字転換したけど、先週の水曜日からの1週間は精神的にキツかった。

実は、Yさんだけでなく、ご高齢で一人暮らししている入居者のFさん(男性)が膵臓ガンで大変な状況のよう。隣の部屋の(やはり一人暮らししている)老婦人がメールで知らせてくれた。本人からは半年ほど前に「膵臓ガンになっちゃって、今度手術します」という連絡があったが、身寄りはいないし誰も見舞いに行っていないと思う。別れた奥さんとは今も友達付き合いをしているから、私が「連絡しておこうか?」と訊いたのだが、「心配かけるだけだから言わなくていいよ」とのこと、それで伝えてはいない。

スーパーへの買い出しにも難儀しているようで、隣の老婦人がお使いを買って出て、いろいろ世話してくれているみたい。元気な頃は、アパートの草取りもしてくれていた。「そんなのは家主さんに言うから」と言えば、「いいよいいよ、お世話になっているんだから」と笑って断るような人。生活保護ではなく、おカネの心配はしなくていい人。何が大切って、健康ほど大切なものは無い、と思えた。

今度、田舎の親友に「きしめん」とか「守口漬」とか送ってもらおうと思っているので、お裾分けをお届けしよう。まあ、届けるのはいいんだけど、辺鄙な場所にあるから届けるだけでも大変なんだけど、何と言ってもFさんは人柄が良いので、こっちも「お力になりたい」と思える。現状で家賃を22ヶ月滞納して開き直っていて現在裁判待ちの90歳のジジイとはえらい違い、真逆の人柄で、真面目に生きている。

そのアパートの家主さんもまた90歳で、Fさん、身寄りもいなくて生活保護でもない、となると、何かあったら私が片付けをするようかな。家主さんも人柄が良く不動産屋の苦労をよく理解してくださる人。場所も辺鄙で古い(1K4部屋の)アパートだが満室。しかも入居者は4人とも訳アリの人。家主さんのご主人が自宅以外に唯一残してくれた財産ということで、とにかく満室でないと困るので「何かあったら私が責任を取りますので」と伝えて全て任せて頂いて、どうにか回している状況。

「何かあったら私が責任を・・・」なんてことは全部の家主さんには言えない話。そうでなくても家賃の立替えや生活費の貸し出しまでしているから、全部にそんなこと言っていたらうちの会社はもたない。うちの管理物件の家主さん、半分は「この家主さんのためなら頑張ろう」と思える家主さんで、私は恵まれている。

それにしても疲れたかな・・・。私自身もいろんな人に支えられているけど、人間、誰かのお役に立てるうちが華。うちのの名前で組んでいる住宅ローンも完済しておきたいし、もう少し頑張らなければ・・・。

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2019年08月18日

ちょっとホッコリする電話

隣町のうちの管理物件の入居者さん(独身男性)から電話があった。

「実は、私が草取りをしに行ってるお宅のお婆ちゃんから西瓜を頂いたんですが・・・」とのこと。

へ?、これから当社に届けたい・・・、ってこと??

と思っていたら、

「このアパートの近所に西瓜を喜んで貰ってくださる人、知りませんか?」と言う。

良かった・・・、夏休み中だし暑いし、これから店まで出ていくのは辛い。さっきは別の入居者さんから「こないだ借りたおカネを返しに行きたいんですが・・・」と電話を頂いたけど断ったほどだし。

「ならば、お隣に住んでる大家さんちに届けるといいよ。大家族だから」と伝えると喜んでくれた。一人では持て余すんだろな。でも、そういう話は心が和むから嬉しい。どちらも幸せになる話である。

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