2011年02月02日

泣く泣く、他社に直接行ってもらうことに^_^;

再び、たなぼたさんを悩ませることになりそうだが、一昨日の「今は買わないほうがいい」と勧めたのと違うケースで、こんなことも・・・。


昨年の暮れのこと、部屋探しの青年が飛び込みで来店した。

礼儀正しく、わりと感じが良い青年で、予算は駐車場込み9万まで。一人暮らしだから1DKくらいの間取りで良く、物件そのものは直ぐ見つかるものと思われたが、職業がパブ勤め、水商売である。いつも明け方4時頃に帰るとのことで、おそらく審査は通らない。他の入居者との間で生活音でのトラブルが発生する可能性が高いからだ。水商売は一般的にはそういう理由で敬遠されてしまう。

私は今まで、何人か水商売の人に入居してもらったが、私が直接会って「この人なら大丈夫」と判断して審査を通した人が音の問題や家賃滞納などでトラブルを起こしたことは一度もない。家主さんに相談して断られたこともない。ま、家主さんとしては「何かあれば私が責任を取るもの」と安心してくださっているだろうし。

だが、直接顔を合わせていたなら「この人なら大丈夫」と思ってもらえる人でも、他社から入居申込書が送信されてきたら書かれている内容だけで判断することになる。そうすると、どんなに良い人であってもなかなか審査は通らない。お客さんも大変である。

そこで、どこの業者が希望条件に該当する物件を持っていそうか教えて、直接行くよう勧めてみた。直接の客であって仲介業者の眼鏡に適えば、家主さんに交渉して審査を通してもらえたりするから。

一人でもお客さんを手放したくはないが、私が自分の利益に拘るとお客さんの部屋探しはその分困難になる。喜んでお礼を言って出て行こうとする青年に、もう一つアドバイスした。

「さっき言ってた現在免停中ってこと、他の不動産屋さんでは話さないほうがいいよ。それも審査に影響するだろうし、部屋探しとは関係ないことだから」と。青年は違反点数が重なって免停中だったのだ。私には正直に話してくれたが不必要な情報は出さないほうがいい。

この青年、たぶんどこかで部屋は見つかったであろうが、残念ながらご報告は頂けなかった。私も少しは心配していたので気になっていたから、本音では、それはちょっと寂しく思った。
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2010年12月06日

やっと、抱えているトラブルのうちの一件が一段落

現在、4件の大きなトラブルを抱えていて、そのうちの一件がようやく解決。と言っても、解決に至ったのは、入居者さんの忍耐力と人柄の賜物であって、私は丁寧にメールの返信をしただけだが。


あるマンションの302号室(2DK)にお住まいの独身女性Mさんが、203号室(3DK)に移ることになったのが始まりで、契約自体はとてもスムーズに進んでいた。203号室が空いた際に、Mさんには「どこまでやったら家賃は幾らにする」という一覧を家主さんから提示してもらい、三者で打ち合わせして家賃を決め、シンクも洗面台も新品に取替え、収納もクローゼットに変更し、木部の塗装もすることになった。それにより、室内は「ほぼ新築同様」になるハズであったのだが・・・、

入居して直ぐ、塗装の不具合が見つかった。至るところ、ちょっと触ると剥がれて下地が出てくるのだ。既に荷物を入れているから「やり直す」のも容易ではない。荷物の養生もしなければならないし、その間は部屋を使えない。しかも、見ず知らずの職人も出入りする。

リフォーム業者は、今回から家主さんが直接依頼することになったH社で、元々が塗装が専門である。そのH社が言うには「以前の下地の塗装が強すぎて、上から塗ったのを弾いてしまう」とのこと。「そんなのは言い訳にならないだろう。元の下地を丁寧に剥がして塗り直せば良かっただけのことじゃないか」と言いたいのをグッと抑え、やり直しすることでMさんに納得して頂いたのだが・・・、

やり直した塗装が再び剥がれた。しかも簡単に、である。家主さんも来て、ちょっと擦ったら剥がれ始めた。そうなると家主さんも納得がいかない。Mさんも年末は忙しく、簡単に休みは取れない。そこを何とか調整して頂いて、昨日、全部やり直ししてもらったのだが、H社の社長が顔を出して、「そりゃあ、爪で引っ掻けば剥がれますよ」と言ったんだと!。それだと「アンタが引っ掻いたのが悪い」と言ってるようなもので、温厚なMさんもさすがに切れたそうだ。「私が悪かったんですか?、そう聞こえますが」と言うと、社長は「いやいや」とだけ言って後をはぐらかしたそうだ。

まったくもって勘弁してほしい。業者が言うべきことではないし、責任の所在がどこにあるのかは明白なのだから。私にとっては「うちの下請け業者でなかったことだけが救い」であったのだが・・・。後で家主さんに伝えると驚いていた。そりゃあそうだろう。


心機一転、広めの新しい部屋に移って快適な生活が始まるハズだったMさんを待っていたのが「二度にわたる入居中での塗装のやり直し」である。私にも「仕事から帰って部屋に入って泣きたくなりました」とのメールが入っている。この件でのメールの遣り取りは60通にもなっていた。その度に、Mさんの心情や家主さんの立場に配慮しながら慎重に返信をさせて頂いていたつもりである。それが、業者の無造作な発言で吹っ飛びかねなかった。そうならずに済んだのは、やはりMさんの人柄によるところが大きい。

Mさんとはこんなこともあった。私としては「302を普通に清算して、203を新規に契約すればよい」と簡単に、というか事務的に考えていたのだが、家主さんから「同じマンション内の移動なので、ひょっとするとMさんは差額の清算で済む、とお考えかも知れませんよ」とご指摘があって、焦ってMさんにメールしたのだが、Mさんからは「302を普通に解約して203を新規に契約するものと思っていたのでかまいませんよ。気にしないでちゃんと請求してください」との返信があった。それにより当社は普通に手数料を頂戴したのである。

家主さんも、302号室の敷金精算に対しては最大限の配慮をしてくださった。経年変化とは言えない「傷み」も何箇所かあったが、少額のクリーニング代金の請求のみで返還してくださっている。

昨日、作業中のMさんの部屋を訪問した。管理会社としては電話やメールだけで済ませるワケにはいかない。それだと電話やメールの言葉がウソになってしまう。業者は管理会社のことなど意に介していないだろうが、迷惑を掛ける相手は当事者だけとは限らない。

業者は作業が終わると「どうもすみませんでした」と言い残して帰っていったが、Mさんはその後で部屋中の掃除をしなければならない。元々Mさんは自分で掃除するつもりであったのだが、仕事は塗装だけで終わるハズもなく、女性のスタッフもいたのに最後まで気配りに欠けている。

私はどうしたかと言えば・・・、掃除を手伝ったり・・・はしないで早々にお暇した。妙齢の独身女性の部屋に長居は禁物なので^_^;

Mさんは昨晩は部屋が使えないので仕方なくご実家に避難なさるとか。ま、それやこれやで、Mさんのテンションはすっかり下がってしまった。戻るのには相当な時間が掛かるかも知れない。


ようやくに、ほんと、ようやくに一件だけ、とりあえず落着した。


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2010年11月10日

昔気質の親父の気骨

カテゴリは「お客さん(入居者)」だが、連帯保証人のお話。

家賃を既に3ヶ月滞納している入居者がいる。以前、「遅れる時はちゃんと連絡ぐらいしなさいよ」と私から叱られた際、「アンタ頭わるいねえ。よくそれで商売してるねえ」と開き直った男である。

3ヶ月で21万、家主さんには私が立替えて支払っていたが、21万となるとさすがにキツイ。本人にも先月半ばに電話したが、「今、小松(石川県)にいるんで24日には行きますから」と言っていて、案の定すっぽかされている。月初めに電話したが出ないし折り返しても来ない。仕方ないので連帯保証人である父親に電話すると、

「それはたいへん申し訳ない。直ぐ支払いますから」とのこと。振込先口座を教えたが、しばらくして電話をしてきた。

「これから現金で届けます」と言う。店で待っていると15分ほどして年老いた父親が自転車でやってきた。「この度は息子がご迷惑をお掛けして本当にすみません」と平謝りであった。

連帯保証人に督促しても直ぐ払ってくれることなど皆無に近い。それが、催促の電話から3時間後には全額入金になったのだ。奇跡に近いくらいの話である。父親はしみじみ話す。

「あんな息子を持ってお恥ずかしい。間違っている時はどうぞ叱ってやってください」と言うが、その息子は40歳である。そんな歳にもなって、親に恥をかかせている。他人事ながら情けない。

「あたしの親父は国鉄マンで、そりゃあ怖かったもんです。怒る時は小言より先に拳骨が飛んできて・・・。人様には絶対に迷惑を掛けないようキツク言われてたし、息子にもしっかり言い聞かせていたのに、こんな子供になっちまって・・・」と後の言葉を飲み込む。

7年前、心臓のバイパス手術を受けて入院している時に、「車を買い換えたから」と300万も無心して帰って行ったとか。「アタシが怒り出せないのが解かってたんでしょう」と嘆く。最近も、家賃を滞納していながら車を買い換えているから、それはよく解かる。

その時は、家主さんに車庫証明を貰いに行って、当社に連絡されたものだから発覚してしまったが、「まだ買うかどうか決めてない」などと言い訳していて、私に「買うかどうか決めてないのに車庫証明だけ先に取る人はいない」と窘められている。最悪である。

直ぐ飛んできた父親には申し訳ないが、「お父さんね、これからも、私は息子さんをキツク叱りますよ」と言うと、「どうぞ引っ叩くなり、好きにしてやってくださいまし」と頭を下げる。

最近ついぞ見てなかった「昔気質の男の気骨」を見たように思う。
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2010年09月08日

立派な親族 2

幸い、万一のことにはなってなかったが、本人と連絡が取れたワケではない。

さあ、どうしたものか、と思っていたら、数日して本人から電話があった。実家が方々手を尽くして連絡してくれたようだ。

「私、どれだけ滞納してたかしらねえ・・・」
「半年以上だと思うよ。それより、なんで連絡してこないの!?」

「しづらくてさあ、しなくちゃ、とは思ったんだけど・・・」
「でも、実家の皆にも迷惑掛けてるんだよ」

「解かってるわよ〜。でも、おカネないし・・・」
「それでも、半年も音信不通にしちゃマズイでしょうよ」

「そうなんだけどねえ・・・。9月1日って、店にいる?」
「水曜日じゃん、定休日だからいないよ」

「家賃、とりあえず半年分だけでも持って行きたいんだけど・・・。他の日は都合悪いって言うからさあ」
「え?、誰がよ??」

「兄(連帯保証人)が一緒に行ってお詫びしたいと言ってるのよ。おカネも用意してくれるって言うから・・・、お店に出られない?」
「出たくないよ、休んだ気がしなくなるから。だったら仕方ない、時間を決めといてアパートに直接来てよ。まだそのほうがいいから」

ま、ナンと言うか、どこまでもマイペースであるちっ(怒った顔)

待ち合わせは3時、ということにして電話を切ろうとすると、

「家賃、6ヶ月分じゃなかったっけ?」と訊く。
「9月分も発生するから、たぶん8ヶ月分だよ」

「1ヶ月分くらいマケてくれてもいいじゃない?」
「は!?、まかるワケないでしょ!?、何バカなこと言ってるの!」

とことん疲れる入居者であるパンチ爆弾


1階に住む家主さんにも連絡して、当日立ち会ってもらうことにした。

水曜日、3時にアパートに出向くと、連帯保証人である兄と、本人の母親の妹の息子(従兄弟)と3人でやってきた。本人以外の2人は宮城県の岩手寄りの町から新幹線で来てくれたのである。そこまでしてくれなくても電話と振込みでかまわなかったのだが、田舎の人の律儀さなんだろう。本人だけが解かってないのが残念だが、こんなことは10年に一度のことだ。

傍からすると、「なんだ、当たり前のことじゃん!、それのどこが10年に一度の出来事なんだよ」と思うだろうけど、これが隣町から、というなら解かる。こんな連帯保証人など滅多ににいるものではない。たいていは気まずいものだから電話と振込みで済ます。ちなみに、別のあと1件は「アルコール依存症になってしまった入居者」のお姉さんがとても誠実に対応してくださったケース、であった。後にも先にも、その2件だけで、私は賃貸仲介管理歴21年だから、10年に一度、ということになる。

そして今回、私も家主さんも有り難かったのは、支払いを9月分まで清算してくれたことよりも、手ぶらで来てくださったことだ。お詫びに伺う際にはどうしても菓子折りなど持参したくなるものだが、本当にお詫びの気持ちを表すなら手ぶらが鉄則である。菓子折りなど持ってこられると、こちらも率直な話がしにくくなるし、そういうケースで手土産を頂くのは嫌なものなのだ。

家主さんのお宅に上がって、今後のことについてゆっくりお話をしたのだが、後で家主さんから伺った話では、私が話している間、お兄さんの腕がずっと震えていたとか。もちろん、家主さんや私に対する怒りでなく、とことん面倒を掛けさせられ、恥もかかされている妹(と言っても60代半ば)への怒りであろう。

9月分までは入れてもらったが、そこから先は解からない。家主さんは「溜まった家賃はいいから、出て行ってもらうようオタクから話してもらえないか」と言っていたが、それは私が納得しなかった。滞納した家賃は当然に払ってもらわねばならないのと、そのアパートを追い出したら他に行くところが無くて困るのは目に見えていたからだ。

そしてもう一つ理由が・・・、

私はかつてそのアパートで、半年分滞納されて逃げられたことがあるから、である。父親である連帯保証人は「必ず払う」と言っていたが、ついに責任を果たしてくれることは無かった。


話し合いで、私はお兄さんにこうも話した。「もし、連帯保証人を降りたければ結構ですよ。もちろん、その場合は新たな連帯保証人を立てて頂く必要があります。滞納が発生している今となっては保証協会も使えませんので、この後、3人でどうなさるかよく話し合ってみてください。私も家主さんも、率直に話してくだされば相談に乗らせてもらいますので」、と。

お兄さんはほとんど何も仰らなくて、代表して話していたのは従兄弟の方だったが、お兄さんの心情は痛いほど解かる。自分では上手く話す自信が無くて従兄弟に同行をお願いしたのだろう。

嫌な用件だし、従兄弟の方にとっては無関係の話である。なのに遠方からわざわざお詫びに来てくれたのだから「とても立派な親族」だと思う。本人・・・、こういう親族に囲まれて育っていながらどうしてこんなになってしまったものか。


翌日、家主さんの義妹さんからお電話を頂いた。「昨日は本当はお休みだったんですよね、申し訳ないことしました」とのこと。

本人に対しては「休みを潰しゃがって、この野郎!」だが、家主さんのことは何とも思っていない。そういうことに気が付いて電話を頂けるだけでも充分に嬉しい。そういうことも、10年に一度、とは言わないが、滅多にあることではないし(*^^)v

ま、管理会社としての最低限の責任を果たせてホッとしたわーい(嬉しい顔)





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2010年09月07日

立派な親族 1

当社管理物件に家賃を半年以上滞納してほとんど行方不明になっていた入居者がいる。家主さんも大らかな人柄で、一月ほど前初めて当社に相談があった。私が入居者本人に連絡を取ろうとしても携帯が止められていて、連絡先と聞いていた息子さんも電話番号が使われておらず、仕方なく連帯保証人のSさん(宮城県在住の実兄)に連絡したのだが「最近は音信普通になっている」とのこと。

私が「家賃はなるだけなら本人にお支払い頂きたいので、なんとか本人と連絡を取って、当社宛に連絡くださるように伝えてください」とお願いすると、「心配なので、部屋の中がどうなっているか、大家さんに見てもらって頂けないか」と言う。だが、基本的に本人の了解なく勝手に部屋の中には入れないので、やんわりとお断りした。事故があっては困るが、プライバシー侵害で訴えられるのも辛い。

翌日、見慣れない電話番号から電話があった。宮城県の地元警察の生活安全課の警察官からであった。

「実は、Sさんという方から相談がありまして、そちらのアパートを借りている妹Aさんについて、『Aが家賃を滞納しているので連帯保証人である私に払って欲しいと不動産屋から連絡があったんですが、私は連帯保証人になった覚えはないし、部屋の中を見て欲しいとお願いしたけど断られてしまったので、どうしたらいいでしょう』との相談を受けたんですが・・・」とのこと。

実兄であるSさんは連帯保証人引受承諾書も印鑑証明も出しているので、引き受けた覚えは無くても連帯保証人であることは間違いない。もし本当に引き受けたつもりがないとしたら、Aさんが勝手に書類を出したことになって、そのほうがマズイ。滞納家賃を請求されると「私は引き受けた覚えは無い」とか「息子に頼まれただけ」(意味不明な言い訳)などと言う人がいるが、それは連帯保証人の責任の重さを理解せずに簡単に引き受けたからに他ならない。

私は、昨日の時点では「あなたが連帯保証人なんだから直ぐ払ってくれ」とは言ってないし、法的な手続きを踏まずに部屋に入ることは出来ないのだから「それは出来ません」と言っているだけである。弁護士に相談した、というなら解かるが、「いきなり警察かよ!」と思っていると、「どうでしょうね、ご実家も心配しているようなので、そちらの警察官に立ち会ってもらって、室内を改めて頂いて、結果を連絡してやってもらえませんか」とのこと。実に穏やかな物言いだし、それなら致し方ない。

こちらの地元の警察官と中に入ることになった。連日の猛暑であるから、もし室内で変死していたなら近所から「臭い!」と苦情が来るハズである。騒ぎにもなってないし、3ヶ月前にちょっとした連絡事項があって、私がドアに挟んできたメモも落ちずにそのままになっていたので、ま、部屋にはいないと解かっていたのだが、それでも、万一のことがあるといけないので警察官に先に入ってもらおうとしたのだが、どっこい、警察官は先に入らない。よく解かっている(*^^)v

私も第一発見者にはなりたくない(万一の場合、事情聴取で半日潰れる)ので、のらりくらりやっていたら、警察官が先に入ってくれた。

ドアを開けてみると、本人の姿は無い。まったく人騒がせであるちっ(怒った顔)

いちおう、実家に連絡すると安心していた。

ここから、10年に一度、という出来事になる。

                                 続く

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2010年09月04日

ルールに反していなくても・・・、ダメなケース

貸室賃貸借契約書では賃料は翌月分を前月の末までに振り込む約定になっている。当社で家賃管理をしている物件に、「ちゃんと家賃支払いのルールを守っているけどダメ」というケースがある。

仮にMさんとする。Mさんは入居当初は家賃が遅れ気味であったが2年ほどすると追いついてもくれたし、早めに振り込んでくれるようになった。だが、少々面倒なことがあった。

Mさんは、家賃を1ヶ月分ピッタリでなく、少しずつ何回かに分けて振り込んできて、月末までには常に、全額を通り越して余分が発生するのだ。そうすると、管理をする私としては非常に面倒なことになる。

8月上旬に「9月分のうち3万5千円受領していて残りは4万3千円」と記録していると、しばらくして2万振り込んできて、また数日後に3万5千円振り込まれたりする。そうすると「9月分までと、10月分のうちの1万2千円を先に受領している」と記録しなければならない。

そんなことが10年ほど続いたのだが、Mさんは、嫌がらせでそうしているワケではない。かつて家賃が遅れて私に迷惑を掛けたと認識しているので、迷惑を掛けないよう、おカネが入る度に、その都度振り込んでくるのだ。けっして悪意ではないし、契約上も問題は無い。どんな賃貸借契約書にも、「賃料は翌月分を前月の末までに振り込むこと」とはあるが、「一括でなければならない」とは書いてない。

私も、更新契約の度に「管理がし辛いので、月末までに一括で振り込んで頂けると有り難いんだけど・・・。そのほうがMさんも余分に振込料が掛からなくてよいのでは」とヤンワリ言うのだが、「あ、はい、解かりました」と言いながら一向に改まる気配が無い。

Mさんの支払い方で契約上の間違いは一切ない。ただ、私が面倒というだけのことである。だから、お願いは出来ても文句は言えない。それでまた賃料が遅れるようになったらそのほうがもっと辛いし。

今のところ、そういう払い方をするのはMさんだけで、もし当社で家賃管理している約40人全員がこういう支払い方をしていたなら私はパニックになるであろう。

一方、別のアパートで、11月分まで家賃を払ってくれている入居者の方がいて、こちらは1ヶ月単位だから問題は無い。それどころか、滞納による立替え分が毎月発生しているので凄く有り難い。今月分の家賃立替えは現時点で100万を超えているし。

私は、べつに早めでなくても約定どおりに翌月分を前月の末までに振り込んでくれれば良いのだが、入居者の足並は揃わない。いや、揃った例がない。

ルールは、守っているだけでなく、どう守っているかも重要だと思う。
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2010年07月26日

お客さんから頼まれなくてもしたこと

夕方、自転車に乗ってやってきたお客さん(中年男性)が、

「この辺で安いワンルームないですかねえ」と言う。貼り紙広告も見ずに飛び込んできたので、「どなたかのご紹介ですか?」と訊くと、「地方から単身赴任で来たんだけど、大手の不動産屋さんよりこういう小さな店のほうが親切に相談に乗ってくれそうなんで、銭湯の帰りにたまたまお店を見かけたので入っちゃいました」とのこと。

小さな店で悪かったなあパンチ

だが、「小さな店は親切」と言われたら親切にせざるを得ない^_^;

いくつか物件を紹介すると、そのうちの1件を見せてほしいと言う。

案内すると一発で気に入り申し込みを頂いたのだが、その物件は値段こそ安いが、いろいろな費用が乗っていて、どうも業者の信用度に問題があった。鍵交換で1万5千円、部屋消毒費1万2千円、文書作成費5千円(全て税別)更新料は新賃料の1.5か月分などなど。

それでもランニングコストが安いので決めはしたが、お客さんから要望が出た。「共益費込みの家賃で契約できないか」と言うのだ。なんでも、会社から家賃補助が出るのだが、元々の家賃と、共益費を足したのが家賃になるのとでは補助の額が大きく違ってくるらしい。

「たぶん、受けてくれるでしょうけど、当然に礼金や敷金は契約書上の家賃が基準になるのでその分高くなりますが・・・」と言うと、「それでもかまわないから」とのこと。それでお客さんにこう話した。

「当社の手数料は元々の家賃で計算した額でけっこうですから」と。僅かな金額だがそれでも喜んでくれた。

このお客さん、私が「他のお店にも行ってみたほうがいいですよ」と勧めていたのに、どいうワケか「いや、他に行く気はないから」とキッパリ断り、「こういう小さな店がいいんだよ」と浮気しなかった。だから、とくに言われてなかったが部屋の消毒も管理会社に「しないでいいからその分を引けないか」と交渉してゼロにさせ、更新料も1ヶ月分になるよう交渉して了解を取っておいた。

後日必要書類を届けてくれた時に伝えると感激していた。

私も、正直、誰にでも至れり尽くせりの対応をするワケではない。私にそうさせたのはお客さんの人徳なんだろう。

お客さんの要望に先回りして、お客さんが望むであろうことを言われる前に解決しておいて、表情を変えずに「これとこれ(交渉して)済ませておきましたので」とサラッと言う・・・、あゝ快感!わーい(嬉しい顔)

このお客さん、逆に、私が何も言わなくても同僚が部屋探しをする時にはきっと当社を紹介してくれるに違いない。


「小さな店だけど親切だから」、と言って・・・(爆)

posted by poohpapa at 04:44| Comment(6) | お客さん(入居者) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年07月04日

滞納苦学生にハッキリと意見した

以前記事にしていた苦学生の滞納兄弟の話の続編。

「親に負担を掛けたくないので学費も生活費も自分たちでバイトして払いたい」と言う兄弟に、「家賃が払えなくなったら必ず連絡しなさいよ。連絡してくれさえすれば私のほうで立て替えておくから」と言ってあったので、当初は遅れる度に電話をくれていたが、やがて連絡せずに遅れるようになり、そのうち2ヶ月遅れになっていた。

何度か携帯に電話をするが出ないし、留守電にメッセージを残しておいても折り返してもこない。

1ヶ月ほど前、仕方なく連帯保証人である父親に電話すると「いつ頃までに払えばいいの?」などと惚けたことを言う。「既に2ヶ月遅れているので、いつまでに、ということでなく、お子さんに事実かどうか確認して頂いたうえで早急に振り込んでください。遅くとも今週中にお願いします」と言うと、なんだか口ごもっている。

案の定、翌週明けに確認したが振込みもないし連絡もしてこない。

「この親にしてこの子あり」なんだろう。

先週の火曜日、弟のほうの携帯に電話して「お兄さんに必ず電話するように伝えてください。私から何度も電話しているのに折り返してもこないというのは不誠実です。お父さんも同じです。ふつうなら『息子がご迷惑をお掛けしています』と謝罪して直ぐ振り込んでくるものです。連絡さえ寄こさないのだから私としても立て替える意味はなくなります。それなら契約を解除することになります」と強く言うと、水曜日、兄のほうからようやく電話が掛かってきた。

しっかりしている、と思っていたのだが、善意に甘えてしまうところは「まだまだ子供」である。このまま社会人になったら碌な人間にならない。そうなったら私が助長させたことにもなる。

平謝りではあったが、どこまで解かっているものやら・・・。


ところで昨日、別の女性入居者から「今月分の家賃、来月まで待って頂けないでしょうか?」と電話があった。当社の家賃管理物件なので、家賃の遅れはそのまま当社の立て替えになるのだが・・・、

私は快くOKした。できれば先月末までに連絡を欲しかったが、ま、許容誤差の範疇だし、その入居者のことは信用している。ちゃんと連絡をくれるのだから、こちらも安心して待つことが出来る。

「了解です。心配しなくていいし無理しないようにね。◎◎さんのことは信用してるから大丈夫ですよ」と言うと喜んでいた。彼女は大人だから、この先、妙な裏切り方もしないだろう。


皆いろんな状況を抱えている。「相手のあること」だから杓子定規に対応したりはしない。ごく当たり前の誠実さがあればそれでいい。
posted by poohpapa at 07:49| Comment(2) | お客さん(入居者) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年06月26日

お客さんから持ちかけられた相談事

銀行からの帰り、お客さん(店舗賃借者)から呼び止められた。

うちの近所でお店を経営していて、招き入れられるまま店内に入ると若者がいた。友だちのようだった。

「ちょっと相談があるんですけど・・・、Kさんて知ってます?」と訊く。

「ああ、この辺りの大地主だよね。うちのが以前借りていたアパートの大家さんでもあるよ。Kさんがどうかしたの?」と言うと、若者が話し始めた。

「実は、昨日の夜10時ごろKさんから電話が掛かってきて、『3年前の家賃が2ヶ月分未払いになっているから払って欲しい』と言われたんですよ。僕としては未納分は無いと思っているので、そういう場合どうしたらいいでしょう?」、と言うのだ。

家賃は大家に届けているのでもなく自動引き落としでもない。入居当初から毎月末に翌月分をATMで振り込んでいたと言う。

「あなたは『未納分は無い』と認識しているんだよね。振込票の控えはとってないよね。そうすると、あなたのほうでは証明できないことになるよね。もし未納分があったとしたら払う気はあるの?」と訊くと、「もちろんです」とのこと。それで、こうアドバイスした。

「未納分があるならちゃんと払うつもりでいますが、私のほうは3年も前の振込票なんて保存していません。私は未納分は無いと思っていますが、今となっては証明しようがありません。大家さんのほうで銀行から通帳の入出金一覧をもらって照らし合わせて頂けないでしょうか?。他の方の家賃も振り込まれているでしょうから、その際、他の方の金額欄は塗り潰して頂いてかまいませんが、私の名前と金額欄は分かるようにしておいてください」、と言うようにと。

ポイントは、

「未納分があれば払う意思がある」
「こちらでは証明しようが無い」(証明する義務は家主側にある)
「よって、家主側で未納の証明をして欲しい」

という流れにすること。間違っても「もう時効だ」とか「絶対に支払い済みだ」と主張しないこと。そして、通帳のコピーでなく、銀行による入出金記録を取ってもらうよう管理会社を通じて依頼すること。

もし家主が拒否したり、提供された資料に不明朗な点があるなら、当然に支払いに応じなくていいことになる。

だいたいが大地主なんだから顧問税理士もついてるだろうし、3年前の未払い家賃の請求を今頃になって、しかも夜10時に電話でしてくるのは常識外でもあるから、間違いは家主側にある気がする。

結果は報告してくれることになっているので、今から楽しみだ。

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2010年06月03日

とても優しいお姉さんだったが・・・

当社の管理物件に、障害を持つ男性が一人で入居している。男性は引き篭もりでもあるので、弟さんに代わって一番上のお姉さんが申込人になり、二番目のお姉さん(以下、妹さん)が連帯保証人になっていた。申込人宛に更新通知を送ると妹さんから電話があった。これは、妹さんから聞いた悲しくもホッとする話。

妹さんが仰るには、「実は、姉は3ヶ月前に亡くなりました」とのこと。実は、前回(2年前)の更新の際、ご本人から癌であることは聞いていた。「手術を受けたが、その後転移もしているので再手術するかも知れない」とも伺っていた。だから、今回、更新通知をお送りする際も、「無事でいらっしゃるだろうか・・・」と心配はしていたのだが、やはりお亡くなりになっていたようだ。

1週間ほどして、妹さんが更新手続きに来てくださり、詳しく話しを伺うと、こんな話も出た。

「亡くなる半年前に、お医者様から『余命半年』と診断されていて、保険金の半額を生前に受け取れる生命保険に入っていたので、あちこち旅行をしたり、好きだった歌手のコンサートを聴きに札幌まで出かけてました。そこで知り合った方たちとも交流を持っていたようです。贅沢なレストランにも行ったりしてましたね」、とのこと。

控えめで優しい人だったが、覚悟を決めて、そこからは積極的に生きようとしていたようだ。命の期限を切られる、ということがどれほどのものか、私も含めて(直ちに命の危険が無い)健康な人間にはよく解からないが、「充分に満足して旅立ったと思います」との妹さんの言葉に少しだけ安堵できた。

もし自分が余命半年と宣告されたならどうするであろうか・・・。体が動くうちにどうしても行きたい所(マチュピチュ遺跡とかハロン湾)を旅したり、美味しさが感じられるうちに好きなものを食べたり、とかするかも知れない。この世に悔いが残らないように・・・。だが、思い出はカネと同じく「あの世」には持って行けない。亡くなる時に「ああ、楽しい人生だった」と思えたとしても自己満足でしかない。だいいち、「あの世がある」なんて信じてないし。そうでなくても「うちのにまとまったカネを遺せない」のだから、自分だけ贅沢しないで少しでも多く遺しておいてあげようと、かえって倹約するかも。


亡くなったお姉さんは独身だった。だから自分が掛けていた保険で好きにして良かったんだろう。うちのは「私に遺せるかどうかは気にしないで出掛けなよ」と言うのは解かっているが、そうもいかない。ま、事故で急に死なないとも限らないから準備だけはしておこう。


思えば、前回の更新の際も、自分の体よりむしろ私の健康を心配してくださったお姉さんで、そういう優しい方が亡くなるのは辛い。

posted by poohpapa at 07:31| Comment(5) | お客さん(入居者) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年06月01日

20年間で初めての珍事

当社の管理物件に申し込みが入り、お客さんが契約に来てくれた。

申込者は新婚さんだが契約に来たのは本人(ご主人)と父親。いい大人が親と一緒に契約しに来たから珍事、というのではない。

説明も進み、本人と連帯保証人(父親)の署名捺印をもらう段になって、「せっかく来て頂いているので、連帯保証人さんの欄はお父さんが直接ご記入ください」と言うと、「それは出来ない」と断る。

「どうしてですか?、お父さんですよね。でしたら署名捺印できますでしょう?。申込書の連帯保証人さんの欄にはお父さんの名前が書いて有りますが・・・」と言うと、「だって、私は連帯保証人じゃないから」と言う。

え?、なに!?、申込書に自分の名前を書いておきながら、審査が通った後で勝手に降りちゃったのかよ、そんなの聞いてねえよ!、と思っていると、本人が、

「連帯保証人は私の父親で、こちらは女房のお父さんですから・・・」と言う。父親は父親でも義父だったのだが、さっき私が「◎◎さん」と名前で話しかけても否定してなかったのだし・・・。混乱している私を見て、義父さんは笑う。

「いや同じ◎◎姓同士が結婚したんだよ。だから連帯保証人も私も苗字は同じ◎◎なんだよ。最初娘から話を聞いた時には私も驚いたよ」とのこと。これが佐藤さん同士、鈴木さん同士の結婚というなら私も何度か遭遇しているが、そう滅多にある苗字ではなかったのだ。しかも契約にまで同行しているのだから、まさか義父とは思わなかった。後で客付け業者さんから伺ったところでは、たまたまその日は横浜から娘のところに遊びに来ていたので車で送ってきただけのことらしい。

たしかに、人様に対して娘婿のことを「息子」とか嫁のことを「娘」と紹介することはよくあるし、それは「家族の一員として迎え入れている証」にもなってとても良いことではあるが、時として相手に実際の関係を明確に伝えるほうがよいケースもある。

まあ、勝手に「実の父親」(連帯保証人)と思い込んだのは私なんだが・・・、そうであるなら最初に名刺を渡した際に、「私は義父です」と本人との関係を話しておいてくれたら有り難かったかも(*^^)v
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2010年05月27日

我が街の商店街にある怖いお店

うちの管理物件に住む若い女性の入居者さんが更新契約に来てくれたのだが、後で、こんな怖い話を聞いた。


当社からの帰り道、たまたま見かけた「風水の店」のウインドウを覗いていたら、店員が出てきて「ご興味がおありですか?」と訊く。

元々そういうのに興味があったので、店員に勧められるまま店内に入ると、ひととおり風水に関する説明が始まり、近く開かれる講習会に参加するよう勧められ、それは「時間がない」と断ったのだが、話の流れで「家系図」を作ることになった。何か買わないと店を出にくい雰囲気になっていたので注文してしまったとのこと。

代金は5万円、店に入ったのは自分の責任だから・・・、と諦めていたが、話がおかしいことに気付いた。どう考えても「ただの風水の店」とは思えず、「こちらは何かの宗教団体ですか?」と訊くと・・・、

「はい、いずれ分かることなので申し上げますが、統一教会です」とのこと。統一教会といえば、霊感商法や合同結婚式、有名人の脱退問題などで日本でも何かと問題になった韓国の宗教団体である。

風水は中国発祥ではなかったのか。いや韓国がやってもいいのだが、宗教団体がやると俄かに怪しくなってくる。しかも最初から堂々と統一教会を名乗っているならともかく、風水を隠れ蓑にしているのは明白である。だいたいが、そういう店を訪ねてくる人なら、何かと縁起を担いだり、何かに不安を感じて誰かにすがりたい、という願望というか素養がある人だから、宗教への勧誘もしやすいだろう。不動産屋に引越し業者がパンフレットを置くようなものだ(違うか^_^;)

それで、お客さんから私に相談があった。「代金は支払済みで、『出来上がったから取りに来てくれ』と言うのですが、もう行きたくありません。どうしたらいいでしょう?」という話だ。

「商談の進め方が正当ではありませんので、消費者センターに相談するのがいいでしょう。多分、それでおカネは返りますよ」と言うと、

「私の住所も電話番号も教えてしまっているので『来られなければ家まで届ける』と言うと思います。それは怖いので絶対に嫌なんです」とのこと。何度も電話が入っているらしい。

「だったら5万は諦めて徹底的に無視するか、もしくは『知り合いの不動産屋に預けておいてくれ』と言ったらどうでしょう」と提案したら、しばらく考えて、「もう家系図もおカネも諦めます」と言う。

数日して再び電話があり、結局は消費者センターに電話したようで、相談員からは「おカネを取り返したければ方法はあります。ただ、後のことが怖いというのであれば、おカネも家系図も諦めたほうがいいでしょう」と、私の意見とほぼ同じことを言われたようだ。

最近の新興宗教は「あの手この手」で巧妙に信者を募っている。というか、募っているのは信者ではなく信者の(持っている)おカネだ。海底の提灯鮟鱇(ちょうちんあんこう)の生態のように、何も知らない小魚が餌だと思って近づくとアッと言う間に飲み込まれてしまう。

その風水の店舗の管理会社とは昔から付き合いがあるから、(了解事項かも知れないが)その実態を伝えておくべきか思案中である。
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2010年05月25日

税務署からの差し押さえ通知

ある家主さんから電話が入った。

「税務署から、うちのアパートに入居しているAさんの敷金を差し押さえます、って通知が来たんだけど、どういうことなんだろ」と不安そうに言う。それで、届いた書類をFAXして頂いた。

どれくらいかは不明だが、どうも税金を滞納しているらしく、「敷金が差し押さえ対象になっていて返還請求権は税務署にありますので、退去時には本人でなく税務署に返還してください」、とある。

家主さんに「今すぐこっちに引き渡せということでも、退去時に何も引かずに全額返せということでもなく、通常通り、家賃の滞納分とか原状回復費用を差し引いた残りを税務署に渡して欲しい、ということだと思いますよ」と伝えたが、それでも不安そうなので翌日私が税務署の担当者に問い合わせると、やはり私の説明で正しかった。

いかに税務署と言えども、賃貸借契約の約定に割り込んで優先的に債権を行使する、なんてことが許されるハズもないのだから。

家主さんにその旨を連絡するとようやく安心してくれた。だが、こういう通知が来ること自体、とても恥ずかしいことである。税務署の担当者に「今後本人との何かの話の中で、この件を持ち出すことはマズイですか?」と訊くと「同じ通知が当然に本人にも送られていて、家主さんにも送られていることは本人も分かっているのでかまいません。滞納すればそうなる、ということなんですね」とのこと。

Aさんは人柄は悪くない。今は何をやっても上手くいかない流れの中にいる。いわば、バイオリズムが狂っているのだ。しばらく家賃も遅れ気味だったがこの半年で追いつかせてくれた。

早く今の流れから脱却して欲しい、と願っている。
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2010年03月23日

たかが5千円、されど5千円

うちの管理物件を借りてくれたカップルが駐車場を探していたのだが引越しまではまだ1ヶ月以上もあるので「駐車場はアパートと違って申し込みをすると比較的早く日割りが発生するのでまだ探さないほうがいいよ。期日が近づいてきたらちゃんと探し始めるから、心配せずに待ってなよ」と伝え、お客さんは「必ず見つかるから」という私の言葉を信じて待つことに・・・、と言いたいところだが、最初は私の言葉を信用せず、近所の不動産屋を当たっていたようだ。だが相場が高くて断念し、仕方なく私に任せることに(^^ゞ

ひと月ほどして二人で「ぼちぼち探してください」と来店したので、近隣で駐車場をたくさん管理しているA不動産に問い合わせすると、思ったとおり、空きがたくさんある。お客さんは「とにかく安いほうがいい」とのことなので、近隣相場の15000円〜17000円のものでなく、若干歩くものの1万円の駐車場を徒歩で案内した。

A不動産に帰ると別の社員が、「もっと近くに他にも1万円の駐車場があるよ」と言う。そこはさっきの駐車場に行く途中にあるので、「そういうのは先に言ってくれよ」とは思ったが、再び徒歩で案内することに。お客さんの車は3ナンバーで大きめだが、らくらく入れられそう、とのことでそちらに申し込むことになった。

1万の駐車場なら客付けしても手数料は5千円にしかならない。案内の手間は貸室も駐車場も大して変わりないが手間賃は1割以下だ。それでも、案内で二度も往復して約束どおり見つけてあげられたし、日割り発生でも得させたことで私の信用度はアップした。

手間賃は5千円だが、お客さんが喜ぶ顔も見られたし、今後は私の言うことを素直に聞くことになるだろうから、ま、万々歳であるわーい(嬉しい顔)

posted by poohpapa at 06:01| Comment(10) | お客さん(入居者) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年03月22日

この人にこそ借りて頂きたい、と思えたお客さん

もう1年以上も借り手がつかなかった店舗がある。

そこに1ヶ月ほど前、「インターネットで見た」という青年から広告会社に問い合わせが入った。うちはインターネット広告は毎速を使っていて、問い合わせ内容は毎速からFAXで流れてくる。お客さんの希望連絡方法は「電話」とあったので早速電話してみると・・・、

めっぽう感じの良い青年であった。何より、頗る腰が低い。

現地を一度見て頂いたが、まだ探し始めたばかり、ということで即答は頂けない。ま、それは当然だと思う。だが、何といっても感じいい青年なので、焦らず慌てずお客さんの都合に合わせることにした。その間もいろんな世間話をして人間関係を作っていたので、「仮にあの物件で決めなかったとしても、こちらの店でお世話になりたいです」と仰って頂けたのだが、私としては時間が掛かってもその物件で決めて頂くつもりでいた。

と言うのも、家主さんもとても人柄が良いので、この青年が借りてくれたならどちらにも喜んで頂けるもの、と確信していたからである。青年は「私が迷っている間に他から問い合わせが入ったなら遠慮なく決めちゃってください」とも言うが、私に「そんな気」はなかった。

1年間定期的に広告を打ち続けていても決まらなかったのだし、近日中に他から申し込みが入るとも思えなかった。何より、必ずこの青年が決めてくれる、と初めて会った時から解かっていた。

で、先日、「彼女にも見てもらってそれから決めたいのですが・・・。他にも気になる物件が一つあって、それと比較して決めようと思っています」との連絡があった。

それで、その資料も持参してもらい、二人と現地で落ち合った。

私がその時初めて会った青年の彼女というのが、これまた実に感じの良い女性で、「なるほど、この青年が選ぶだけの事はあるな」と感心してしまったくらいの人で、尚のこと、この物件を借りて頂きたい、と思えたので、まだ迷っている青年にこう提案してみた。

「元々の予算が8万で、ここの賃料が9万なのですから、家主さんに『賃料を8万5千円にして頂けないか』交渉してみましょうか?。もちろん、家主さんがOKしたなら後になって『やっぱ止めた』はご容赦頂きたいものですが、ダメ元でやってみる価値はあるでしょう」、と。

彼女も気に入ってくれたので、それで「別の物件の話」は吹っ飛んでしまい、後は「値段交渉の結果待ち」ということになった。

家主さんには最初から「青年の人柄や商談の経緯」を伝えてあったので快く値下げに応じて頂け、夕方、青年に伝えると凄く喜んでくれた。私も、三者全員にとって「いい仕事」ができて嬉しかった。


で、つくづく思う。人柄がいい人は結局得をするもの、と。不動産屋に好かれるお客さん(入居者)であるだけで、年間で数万もの差が出ることもあるのだ。借りている期間が長ければこの差は大きい。

自分のことしか考えない客や横柄な態度の客は、それだけで「カネをバラ撒きながら生きているようなもの」、と私には思える。
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2010年03月20日

いいえ、只者ですけど(*^^)v

先日、当社の管理物件に申し込みを入れて契約してくださった大学生さんのお母様に用があって電話をすると・・・、


「本、出してらっしゃるでしょう?、どおりで話していて只者じゃないと思ったわ」、と言われてしまった(*^^)v

内心「ヤバイ!」と焦ったが、まあバレてしまえば弁天小僧菊之助、であるわーい(嬉しい顔)

実は私よりそのお母様のほうこそ只者ではない、と私は思っている。ハッキリ言って、女性というのはけっこう浅はかだったりするものだが、全くそういうことはないし、聡明で理解力も相当にある。下手な男性など足元にも及ばないくらいで、もしご主人が会社経営者だったなら、内助の功で相当に事業を発展させていたものと推察できる。私より一回りも年下だが、私なんかよりずっと大人だと思えた。

私が気付かないだけで、世の中には素敵な女性がいるものだるんるん


でもって、同じ日に、こんな出来事もあった。そのお客様を紹介してくださった業者さんに挨拶の電話をすると・・・、

「悪徳さんですよね、いつもブログを拝見しています」と言われて、ここんとこ「住宅新報の記事、いつも読んでますよ」と何人かの業者さんから言われているもので、そのこと自体は少し恥ずかしいくらいだったのだが、その業者さんから、「実は私、『不動産屋たちのココだけのハナシ』を書いている一人なんです」、と打ち明けられたのだ。それには本当にビックリした。

たぶん多摩地区の業者さんであろうと当たりはつけていたが、まさかここで名乗りを上げてくださるとは予想してなかったもので(*^^)v

しかも本当にお仲間さん5人で書かれているとか。同じようなテーマを記事にしていても、私の記事のように毒が無く、紳士的で優しい文章なので「私には真似できないや。お客さんが10人いて、両方のブログを読ませて『どっちの不動産屋に部屋探しを依頼したいか』と訊いたなら、おそらく10人が10人とも向こうだろう」、と私は思っていて、私でさえ向こうに頼みたいくらいだ(オイオイ^_^;)


素敵な巡りあわせが二つもあったので、その日はとても気分が良かった。これからも良い付き合いを続けられたら、と願っている。




 弁天小僧菊之助
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2010年03月09日

ある慢性滞納者の条件反射??

何年も続けて家賃が遅れている入居者がいる。当社で家賃管理しているので、その都度、立替えて家主さんに送金していたが、いつも連絡を寄こさず知らん顔をしている誠にもって不誠実な男である。

以前書いたが、「ちゃんと連絡を寄こしなさいよ。こちらから連絡するまで知らん顔してんじゃないよ」と叱ったら、「アンタ頭悪いねえ、僕が(そのうち)払うって言ってるんだから待ってくれたっていいでしょ。よくそれで商売してるねえ」と怒った男が、その人物である。

その後も月末までに払ったことはなく、だいたい翌月の半ばになるし、「振り込んでくれ」と言っているのに「職場の近くに銀行が無い」と言って現金で持ってくる。40歳くらいだが、たぶんATMが苦手で使えないんだろう。来ると必ず、テーブルの上のキャンディボックスの飴を「これ、貰ってっていいですか」と幾つか持っていく。飴玉の5つや6つ毎回持って行ったからといって別にどうということはない。元々がお客様用に置いてあるのだし。だが、私を「馬鹿」だと罵った奴に食わせる飴は無い。それじゃ飴が生きない。

男にとっては「家賃を払わされる」→「ついでにテーブルの上を見る」→「(反射的に)飴玉を掴む」、という一種の条件反射の図式が出来上がっているように思えた。条件反射、と言うより、「家賃を払いに行ったら今日も飴玉を貰おう」と心に決めて来ているのかも。

それで、男が来る頃合にはキャンディボックスを隠すようにしたわーい(嬉しい顔)

2回続けて成功し、3回目、男は以前テーブルのキャンディボックスがあった辺りを大げさに覗き込んでいたが、私は知らん顔をしていた。そして昨日、いつもより3日早く(と言っても8日遅れで)来た。

ヤバイ!、今月はまだ隠してなかったよふらふら

と、内心、慌てていたのだが、男はキャンディボックスが直ぐ目の前にあるのに気付かなかった。今日は立ち話だったし、3回続けて隠していたから、「飴玉がいつもの場所に無い」→「続けて無い」→「もう置いてない」と勝手に決めていたのだろう。見つけていたなら絶対に「飴、いいですか?」と言うハズである。


何億、何千万の取引をする可能性もある不動産屋が「飴玉」くらいでセコイ攻防をしているのも情けないが、何万円もする料理を奢っても少しも惜しくない相手もいれば、飴玉一個でも惜しい相手もいる


よし、来月は早めに隠しておこう(*^^)v
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2010年03月07日

以前の記事の女子高生さんと会食

しばらく前になりますが、以前の記事で書いた女子高生さんと祖母さんを食事に招待しました。駐車場の仲介料5250円に対して1万円札を出して「照明器具を2個も頂いたからお釣りは受け取れません」と釣銭の受け取りを固辞されたもので、お返しの招待です。

郷里を離れて一人暮らしを始める高校生の生活費の上前を撥ねるワケにも、相手の厚意を拒絶するワケにもいきませんもんね。

いくつかの候補のうち、ご本人の希望で「インド料理」の店に行くことになりました。その日はちょうど彼女の16歳の誕生日でした。私は申し込み時点で16歳だと勘違いしてましたが、その時点では15歳でありました。顔立ちは幼くても精神面では非常にしっかりしているのと、この春で高2ということだったので間違えてしまいました。

嬉しいことに、彼女、初めて食べたナンを「こんな美味しいもの食べたことがありません」と喜んでくれました。男は、いえ私は単純ですから、そんなふうに喜んでもらえるとまたご馳走したくなります。

会話の中で彼女に、「PC、持ってる?」と訊くと、「いいえ、持ってません」とのこと。それで「私が使ってないPCがあるんだけど、使うかなあ」と言うと、「はい、頂きます」と満面の笑顔(*^^)v

実は今のPCの前に使っていたもので、数時間使うとピーポーと警報音が鳴り出すので故障したと思っていて、裏側を清掃したら何てことはない、故障でもなんでもなくまだまだ使えるのが解かった代物。勿体ないから保管していましたが、使わないのはもっと勿体ないので使って頂くことに。後日ちゃんと整備してお渡ししました。

その時も、ドーナツをくださるんですよね、まだ高校生なのに。涙が出ました。たかだか16歳で、こんなにも相手に気を遣う子がいるものなんですね。改めて、祖母さんのご苦労が偲ばれました。

食事の後、私は祖母さんの前で、彼女にこう言いました。

「これから、東京での一人暮らしが始まって、あなたにはきっと良い友だちがたくさんできるでしょう。でも、あなたが本当に最後まで信用できるのは祖母さんだけなんだと思います。私だって、他の人より多少は親切に接していたとしても、いつ裏切らないとも限りません。人を疑ってかかるのは辛いことですが、人は変わるし、人は裏切ります。そう思っていれば間違いはありませんし、何かあってもショックは少ないものでしょう。最後まで裏切られなかったなら、ただ幸運だっただけです。そう言っていても、私は、先ず信用してかかりますけどね。裏切られたらその時はいつも『そうだ、人は変わるし裏切るものなんだ』って自分に言い聞かせています。私には、たぶん互いに生涯裏切ることがない友だちもたくさんいますが、仮に裏切られることがあっても納得はできると思います。そういう付き合いをしてきてますし」

祖母さんは涙を浮かべて「有り難うございます」と仰ってくれました。16歳の少女にはまだ難しい話だったかも知れません。でも、苦労人ですから、きっと私の「言葉の意味」を解かってくれたと思います。もちろん私は裏切るつもりはありません。彼女がこちらの生活に慣れたのを見届けたら祖母さんは山陰の家に戻ります。そうしたら本格的に一人暮らしが始まります。その前に、ちょっとだけ厳しい現実を教えておきたい、と思っただけのことで、いつものお節介でしたたらーっ(汗)


いい歳をしていても自分のことしか考えない大人はたくさんいます。私には彼女が眩しいくらいに輝いて見えます。
posted by poohpapa at 06:34| Comment(6) | お客さん(入居者) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年02月08日

私の賃貸仲介生活20年間で初めてのお客様

当社の管理物件に都内の業者さんから申し込みが入った。

申込書の内容を見て驚いた。

山陰の田舎町から一人だけで転居してくる16歳の女子高生だったのだ。連帯保証人は祖母、といっても私と同じくらいの年齢である。

東京には、その祖母が運転するワゴン車で既に何度も往復していた。地元の高校に通い始めていたが、2年生になる学年の区切りでこちらの高校に転入することにしたようだ。

大学入学を期に東京で一人暮らしを始めるというなら解かるが、16歳で、というのは珍しいし、何かよほどの事情があるものと思われたので連帯保証人に話を伺うべく電話してみると、「近々また東京に行きますので、その時に詳しくお話しします」とのこと。だが、事情を先に伺えなければ審査できない。正直なところ、郷里で問題を起こして退学処分になったとか、非行が原因で郷里にいられなくなっとかだったら困る。それが後から判ったなら当方の信用問題にもなるし。

申込書からは両親の存在が全く見えてこない。それも気になった。

やむなく、家主さんと相談して、私が本人や連帯保証人と話をした時の印象を伝え、申し込みを受けることにした。契約は郵送で済ませており、一昨日、本人と連帯保証人が来店した。

本人に会ってみた印象は、どんなものだったかというと・・・、


今時こんな16歳がいるのか、と感動するくらい素直で、しかも自分というものをしっかり見据えていて、先の成人式で荒れ狂っていた全国の20歳が恥ずかしく思えるほどに大人だった。

「自分にはやりたいことがあって、その為には郷里にいてはダメだから、少しでも早く東京に出たい」という強い意思を持っていて、祖母を説得しての一人暮らしである。目標に到達できるかどうかは別にして、彼女なら16歳での一人暮らしも心配は要らないし、幸いなことに家主さんも同じ敷地に住んでいらっしゃる。

彼女は或る事情で、祖母以外に身寄りはいない。もし祖母が亡くなれば天涯孤独になる。その歳で私なんかより壮絶な生き方をしていた。通常ならグレるか真っ当に育つかの両極端であろうが、良い友だちにも恵まれて横道に逸れることもなく育ったようだ。

祖母の前で、私は娘さんに言った。

「困ったことがあったらいつでも言っておいで。家主さんもとても人柄がいいから何でも相談に乗ってくれると思うし、あなたはけっして一人じゃないからね。生活費が心細くなったら、飯くらい何度でも奢るから遠慮なくここに来なさいよ」、と。祖母と私の年恰好が近いのなら私が祖父代わりになればいい。そう思える娘さんでもある。

ただし一つだけ条件をつけた。いつものように、「その代わり、あなたが目標を達成して有名になったら、たとえ一回しか飯を奢ってなかったとしても、私はいろんな人に『俺はずいぶんアイツの面倒をみてやったもんだよ』と言わせてもらうけどいいかなあ」、と。そう言うことで相手は気が楽になるし、私も先の楽しみが増える。もちろん、彼女は笑って快諾してくれた(*^^)v

私がふと思い出して「ここの2階に使ってない照明器具があるけど、
良かったら使う?」と訊くと、見て使ってくれることになった。しかも、祖母が契約した駐車場の仲介料の釣銭4750円を用意していたのだが、「照明器具を2個も頂いたのだし、それは頂けません」と受け取りを拒否する。

「それ、別の退去者がキレイな状態で残していったものを保管していて、誰か使ってくれる人がいたらあげようと思ってて、おカネかかってないから気にしなくていいよ」と言ったのだが二人して引かない。祖母も「この子の気持ちですから取っといてやってください」と言う。何と言うか、これではまるで逆援助交際、である^_^;

それで、後日、改めて二人を食事にお誘いすることにした。

それにしても、「若い時に苦労はしておくもの」、とつくづく思った。
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2010年02月06日

逆Uターンの娘さん

東北の片田舎の出身の娘さんが当社管理の古いアパートに入居していたのだが、「田舎に帰ってしばらく実家で暮らすことにしました」ということで退去の連絡があった。

実家と言っても、ご両親は既に他界していらっしゃって唯一の兄弟である兄(独身)が家を護っている。その兄から「帰って来いよ」と言われて「都会暮らしに見切りをつけてもいいか」、と思ったようだ。

娘さんはとても性格がいいし優しい人である。東京に出てきてから雑種の捨て猫を拾って大切に飼っている。立会いに行くと、どこも傷んでいなかったし、まあ几帳面な性格である。気持ちよくお見送りして清算もスムーズに終了しのだが・・・、数ヶ月して電話があった。

「私がお借りしていた部屋、まだ空いてますか?」と訊く???

「え、どうしたの、お兄さんと折り合いが悪かったの?」と訊くと、

「ええ、なんか違和感があって以前のように心が通じないんです」と言う。それでまた東京に出ようと思ったようだ。ただ、兄から言われて帰ったのに直ぐ家を出たのでは再び実家に入ることは難しくなるものだろうから、「あの部屋はまだありますし、またうちで部屋を借りてくださるのは有り難いんだけど、それで(東京に出てきてしまって)本当にいいの?。今度はそれなりの覚悟が要るものだろうから、よくよく考えて行動してね」、と言ったのだが、決心は固かった。

彼女は内心「早く部屋を決めて安心したい」と思っていたこともあって「以前借りていた部屋がまだあるか」訊いてきたのだろう。「家賃をあと2千円上乗せ出来るなら、以前の部屋より交通便が少し良くなって1DKでバス・トイレ別でエアコン付きの部屋もあるよ。気分転換も図れるし、この際、別の部屋にしたらどうかな」と伝えた。

以前の部屋も今回お奨めした部屋も、どちらも家主さんの人柄は最高に良い。どちらも私にとっては大切な家主さんではある。だが、今回は彼女のことだけを考えてアドバイスさせてもらった。

1週間ほどして彼女が上京したので、部屋を案内すると気に入ってくれて直ぐ契約となり、ほどなく引っ越してきたのだが・・・、

1ヵ月後、彼女から電話があった。「やっと、いい給料を貰える仕事が見つかりました」、と言う。え?、このご時勢に、いい給料・・・??

「ん?、もしかして、夜のお仕事?」と訊くと、「はい、まあそんなトコです」と笑う。それ以上は詳しく訊かなかった。私がそういう店に行くことは無いから、店でバッタリ、なんて心配もないし(*^^)v

「家主さんには報告しないでおきますね。言えば(水商売だからと)余計な心配を掛けることになるし、私はFさんを信じてますから」と言うと喜んでいた。何かあれば私が責任を取れば済む話である。

だが、世の中、どこでどんな偶然や奇跡が起きるか分からない。

先日の記事の「相談の報酬」でおっぱいパブに連れて行ってもらったなら、そこで働いているかも知れないではないか。そんなところで顔を合わせたなら家賃の催促など出来なくなるたらーっ(汗)

やっぱり、「おっぱいパブ」は諦めよう・・・ふらふらバッド(下向き矢印)
posted by poohpapa at 07:38| Comment(6) | お客さん(入居者) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする