2012年04月07日

人は見かけによらぬもの

うちの管理物件に入居しているお母さんと高1の娘さんが、転居することになった。

以前から「適当な物件を紹介してもらえないか」と頼まれてはいたが、ペットもいるし、母子家庭でお母さんは無職。それでも今まで家賃を滞納したことは一度も無かったが、通常は「はい、結構ですよ」と審査は通らないもの。事情を説明しても、よほど仲良くしている業者さんでなければ受けてはくれないもの。

で、この地域で「ワケありのお客さん」に特化した不動産屋があるのを思い出した。私とも頗る仲が良い。

向かいのDホームである。そこなら何とかしてもらえる。いや、何とかさせるわーい(嬉しい顔)

ちょうど3Kでペット可物件があったので紹介すると、気に入って申し込みをしてくれることになった。問題は審査である。親族は既に誰もこの世に無く、連帯保証人を頼める身内がいない。友だちも専業主婦だったりして連帯保証人には不適格。それだと保証協会を使うことも難しくなる・・・。

すっかり気落ちして諦めかかったその時であった。

「でも、貯金ならありますから、通帳のコピーを保証協会に見せれば審査は通りますよね」と言う。

「貯金、と言っても、ある程度まとまった額でないとねえ・・・。いくらあるの?」と訊くと、

「通帳には600万くらいしか入れてませんが、他に現金で1千万あります。通帳に入っていたほうが良ければ今から銀行に入れて、通帳をコピーして持ってきますけど・・・」

ハッキリ言って、そんな大金を持っているようにはとても見えなかった。暮らしぶりも質素だったし、むしろ「生活に困窮しているような雰囲気」さえ漂っていたくらいなのだから。なんでも、親の遺産なんだとか。

1600万・・・、私の住宅ローンを一括返済してもお釣りがきてニコンの新製品D800Eも買える額だたらーっ(汗)

「それなら保証会社の審査も通ると思います。でしたら、コピーはこちらで取りますから通帳をそのままお持ちください」と言う前に、思わずこう言ってしまった。


「結婚してください」ふらふら


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2012年03月14日

頂き過ぎた手数料

過去ログで触れているが、先日都内のあるマンションを紹介して契約が決まった。家賃は127000円。ではあるが、ナンとその家賃でワンルーム。

昨日、その手数料がお客様から振り込まれたのだが、通帳をよく見ると請求額より多い???

請求額は133350円、振り込まれた額は133500円で150円多いのだ。

直ぐに、お客様の福岡のご実家に電話するとお母様が出た。その旨を伝え、こう言った。

「手数料をお振込み頂き有り難うございます。ですが150円多いのです。同じ数字が並んでたりするとよくある間違いかと存じます。この150円、ありがたく頂戴させて頂きますが宜しいでしょうか?」と。

お母様は「ああ結構ですよ」と笑って仰る。これが「150円足りない」というなら直ぐに文句を言うところだが多い分には異存ない。だいいち、お客様はそんな細かいことで「それじゃオタクの信用が・・・」などと言わないのは分かっている。もちろん、普通ならちゃんとお返しするところだが振込料で足が出るし。

それに、23日が引越しで、25日の夕方には私の店までお寄り頂けるとのことで、今は長崎にお住まいのご紹介者(10年前までうちの管理物件の入居者)を含め、引越しの手伝いで上京する6名全員を飲み会にご招待することになっているから、まあお赦し頂けることだろうわーい(嬉しい顔)

聞くところによれば、ほぼ全員が底なしの飲兵衛とのこと。仲介料の半分くらいは吹っ飛ぶかも知れないが、ご紹介頂いてなければ元々うちの会社には一銭も入らないワケだから、そんなの安いもの(*^^)v

さて、と・・・、一番安い飲み放題の店、これから探さないと・・・たらーっ(汗)
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2012年03月12日

高齢者の携帯電話

見知らぬ年配の女性が店に飛び込んできた。

昨日は3月の半ばなのにヒマでヒマで、折り良く私は店にいたのだが・・・、その女性が言うには、


「私はそこの貸家に住むTさんの向かいの家の者です。Tさんから『不動産屋さんに持って行って携帯の(警報)音を止めてもらってきてくれ』と頼まれちゃって・・・。『不動産屋さんに持って行けばこの音を止めてもらえるから』と言われたんだけど・・・」とのこと。私は電話屋じゃないんだけど・・・(爆)

以前も一度、Tさんが「地震の警報音を止めてくれ」と店に持ってきたことがある。その時、「たぶん初期設定のまま(自分では暗証番号を変更してない)だろうな」と思って、1、2、3、4、OKと押して止めたことがある。今回も「そのままだろう」と思って試したら、ピタッと止まった。教えといたのに・・・、と思っていると、

「なんだ・・・、私は、1、2、3、OKとやるように言われてやったんだけど、4が抜けてたのね」と笑う。

頼んだのも高齢者、頼まれたのも高齢者、ということであろうわーい(嬉しい顔)

実は今回、Tさんが自分で持ってこなかったのにはワケがある。Tさんは昨日の朝「退院してきたばかり」であって、うちの店までの数百mさえ歩けなかったのだ。それで向かいの家の奥さんに頼んだのだろう。

礼を言い、「紙に大きく『1、2、3、4、OK』と書いて壁に貼っとくよう言っとこ」と言い残して出て行った。


今の携帯電話は高齢者には機能過多である。私も、機能のうち1割も使っていない。携帯では写真も撮らないし、電話とメールだけ、である。かと言って、仕事で使うのだから「かんたん携帯」では困るし・・・。

無理とは解かっているが、機能を選択してトッピングできたなら、利用者としては非常に助かるのだがたらーっ(汗)
posted by poohpapa at 06:30| Comment(4) | お客さん(入居者) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年03月06日

だからあれほど言ったのに・・・

昨日の夕方、去年の暮れまで当社の管理物件に入居して頂いていたOLさんから電話があった。

とても感じのいいお客様で、私としても長く入居して頂ければ有り難かったのだが、いろんな事情で仕方ない。年末には「もう少し安いところに引っ越そうかと思っています」とのことで部屋探しを依頼されたが、「それなら家主さんに値下げをお願いしてみましょうか。契約途中ではあるし、今の家賃でも相場と比べて高くはありませんが、家主さんとしても出て行かれるよりいいと思うのですよ。家主さんも理解のある方なので交渉してみる価値はあるでしょう」と話すと、「ではお願いしても宜しいですか?」とのこと。

このOLさんは「駆け引きを使う人」ではない。むしろ「それでは家主さんにご迷惑では」と気にするくらいの人で、値下げ交渉の話は私が勧めたものである。私としても他の部屋を紹介したほうが利益になるが、「部屋が気に入らない」というのでなければ、お客さんにとってはそのほうが負担が軽くていいだろう。これがもし「駆け引きを使ってきたな」と感じられたなら意地でも私から値下げ交渉の話は持ち掛けない。

家主さんにご相談すると6万の家賃を5万5千円に下げてくれることを了解してくださった。

そう本人に伝えるととても喜んでくれたのだが・・・、しばらくして電話があった。

「近所に親戚の家があって、事情を話したら『それなら、うちから通えばいいじゃない。家賃も掛からないし』と言われたのですが・・・」と言う。

私は「親戚の家なら家賃は掛からないかも知れないけど、それはそれで気詰まりになったりするんじゃないかな。やめたほうがいいと思うよ。どんなに人柄が良い親族でも、一緒に暮らしているうちに互いに不満が出てくるもの。その時に『出て行く』のはアパートを退去するより遥かにキツイと思うよ」と反対した。

家主さんもご厚意で値下げに応じてくださったが、結局は親戚の家を間借りすることになり退去した。

そして、昨日の「大至急、直ぐ入れる部屋を紹介してください」との電話である。訊けば「居辛くなったのではなく、自分が仕事で遅く帰ったりするので親戚と生活のリズムが合わなくて迷惑を掛けてしまっているようで・・・」とのこと。私が危惧していた内容とは少し違って、相手(親戚の家の人たち)を気遣っての結論ではあったのだが、結果は同じことである。引越し費用も再び掛かるのだし負担はかえって大きい。

昨今の賃貸市場の動向ならば、OLさんが以前借りていた部屋はまだ空いていたりするものだが、直ぐに決まったので今は塞がっている。仮に空いていたとしても、一度値下げに応じたのに「親戚の家に」と言って退去した人に「(値下げした)5万5千円で再び貸してあげて」と家主さんには言いにくいものだが。

そのOLさんのお人柄もご事情もよく承知しているので、なるだけ早く部屋を見つけてあげよう。ただし、犬も飼っているので相当に難しいのだが・・・。ま、お説教は部屋が決まってからにしようわーい(嬉しい顔)
posted by poohpapa at 06:40| Comment(0) | お客さん(入居者) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年02月05日

一攫千金の夢

風呂無しで家賃3万の部屋に入居していて、家賃を5ヶ月滞納している青年がいる。

間もなく更新期限を迎えるのだが、このままでは更新できない。本人も「出なくちゃ」とは思っていて、店まで来てもらって話し合うことにした。

「今月末からであれば2ヶ月分ずつ払える」とのことで、家主さんの了解の下、更新することになった。

その際、こんな話が出た。

「10年くらい前、僕が17歳の時に父親が死んで生命保険が5千万入ってきたんですが、父親の会社を受け継いだKさんが後見人として管理することになって、その会社の経営が傾いてほとんど遣ってしまったんですよ。納得がいかないので取り返したいんですが・・・」とのこと。3万の家賃を5ヶ月も滞らせている入居者が5千万の話をする・・・、なんか奇妙な感じもするが、彼はホラを吹くような人物ではない。

ただ、彼は「Kさんから返還してもらおう」とは思っていない。彼が父親の遺産を取り返したい相手は父親の後妻(継母)である。複雑な事情があるのでワケは割愛するが、私にこんな話を持ちかけた。

「僕はおカネが欲しいんではありません。もし協力してくれて取り返すことが出来たなら、本当に半分さしあげます」、と言うのだ。当然に弁護士に依頼することになるのだが、仮に3千万も回収できたなら私の報酬は1千万くらいにはなる。ということは・・・、住宅ローンがいっぺんに片付く(*^^)v

2月3月はバタバタしていて忙しいのでGW明けくらいから考えよう、と思っていたが、時効まで4ヶ月だと言う。仕方が無いので先ず法律相談だけ受けに行くことにした。だが、彼には相談料が払えない。着手金も払えないから、(成功報酬でOKなのだが)立替が発生するようなら私は降りるしかない。青年は今のところ「その費用を貸してください」とは言ってない。弁護士さんが「これ、絶対に勝てますよ」と言ったら考えよう。仮に裁判に勝っても「相手に支払い能力があるかどうか」は別の問題ではあるのだが。

そういえば、その昔「(かなりの不動産を持っている)母親が死んで自分が相続したら、その時は相談に乗ってほしい」と言っていた男がいたっけ・・・。まだ母親はピンピンしているようだけど^_^;

ただ相談に乗るだけで巨額の報酬が手に入る・・・、そんな美味い話はそうは無いもの。だが、個人でも仕事でも、今までいろんな相談に見返りを求めず無償で乗ってきていたのだから、一生に一回くらい「本当に美味しい話」があってもいいもの、と思う。

今、いつになく欲をかいている自分がいるわーい(嬉しい顔)るんるん






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2011年12月21日

これも、実に妙な気分に・・・(R16指定くらい)

先日、独身の女性が更新契約で来店した。以前、リフォーム業者が「あそこの部屋はもう行きたくない」と私に嘆いていた相手である。その理由というのが・・・、

トイレの修理に行ったら、トイレの床にパ◎ティが落ちていたりして、なんだか誘われてるような妙な気分がしたから、というもの。業者は「頭がおかしいんじゃないですかね。普通は業者が修理に来るのが分かっていたらトイレの中を掃除したりチェックもするものでしょうけど、あれじゃ、誘ってると思われても仕方ないですよね」と言っていて、それは全く同感である。何かあって訴えても勝てないものだろう。

市原悦子の「家政婦は見た」ではないが、「あらいやだ」と言って慌てて片付けたというが、見てしまったものはもう記憶から消せない。それが可愛い女の子だったら「ラッキー!」だろうけど、そうではないし。


更新の清算は振込みで済んでいるので、契約書に署名捺印を頂くだけだったが、女性は近況を話し始めた。そこから発展して趣味の旅行の話、果ては世相の話題に及び、TPPや北朝鮮問題(金正日が死去する前)を話し込んだ。時間にして約1時間。話の内容も受け答えも極めてマトモであった。頭脳は明晰なようだ。

だが、その間、私の頭の中ではずっと「その女性が頭からパ◎ティを被っている姿」を思い浮かべていた。私がスケベだからではないし、その女性とイヤらしい関係に発展するのを期待していたワケでもない。

私の頭の中で、そういうイメージが出来上がってしまっている、というだけのことなのだ。向こうは私に話が伝わっている、とは夢にも思ってないだろうけど、そういう話は確実に伝わるし、しかも早いもの。

その女性、よほどのことがない限り、アパートを出て行かないことだろう。それはそれで有り難いのだが、私にとって、2年に一度の更新でお目にかかることは非常に苦痛である。

ま、これも商売、しかたない、我慢するしかないか・・・あせあせ(飛び散る汗)


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2011年06月17日

業者さんにせっかく案内して頂いたのだが・・・

当社で管理させて頂いていて長く空室になっている物件に、ある業者さんがお客さんを案内してくれた。部屋は2DKで家賃も手頃だが、建物の築年数が古いこともあって当節なかなか決まらない。

案内してくださったのは普段から仲良くしている業者さん。鍵は現地対応になっていて、業者さんがお客さんをお連れすると・・・、


アパートが物凄いことになっていたようだ。後で電話を頂き「いちおうお知らせしておいたほうが良いかと思うので・・・」と遠慮がちに話し始める。「隣の部屋のドアの前に生ゴミが散乱していて、部屋は気に入ってもらえたのですが断られてしまいました。あれは注意してもらったほうがいいと思います」とのこと。

隣人は母親と子供二人。私がアパートに行った時は、いつも自転車が隣の部屋の前までハミ出して置かれているが、ゴミの散乱は無かった。直ぐに隣人に電話して確認すると、「ここはカラスや猫がいるから・・・」との言い訳。「それはゴミ出しのルールを守らないのがいけないのであって、曜日に関係なく外にゴミを出しっ放しにしていれば、そりゃあカラスや猫がゴミを漁るのは当然でしょう」と言うと、素直に非は認めてくれたものの逃がしたお客さんは帰らない。

お客さんの言う「部屋は気に入ったけど・・・」との断り文句が本音かどうかは解からない。ゴミが散乱していたのを理由にすれば断りやすい、ということもあるだろうから。ただ、今後のこともあるので隣人には「こういうのは立派な営業妨害、本来なら損害賠償モノですよ。入居者の注意義務違反にもなりますから」ときつく注意した。隣人は悪い人ではないが少しだらしない人ではある。

以前、隣地の駐車場に生ゴミが散乱していたことがあって、隣接した敷地に住む家主さんが掃除していらっしゃったが、今思えば、あの時も隣人が出したゴミだったのかも知れない。


うちは諦めがつくけど、こういうのは案内してくださった業者さんに申し訳ない。大変なご迷惑をお掛けしてしまった。
posted by poohpapa at 05:46| Comment(4) | お客さん(入居者) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年06月11日

とんでもない置き土産(*^^)v

あるマンションの引越し立会いがあった。

「した」のでなく「あった」である。事情があって、どうしても立ち会ってもらえなかったので、退去後に私一人で中をチェックしたのだから厳密に言うと「立会い」ではないのだが・・・、

部屋は予想以上に汚れていて、そこそこの原状回復費が必要と思われた。だが、私がもっと驚いたものがある。それは・・・、

退去者の「置き土産」、であった。


あらかた部屋のチェックが終わり、水周りのチェックをすべくトイレのドアを開けると、そこに貼られていたのは・・・、

外人のカップルが素っ裸で絡み合っている写真のポスターだった。

入居者は独身男性で、そんなものがトイレの壁に貼ってある、ということは、トイレでいったい何をしていたものやら・・・(爆)

本人がトイレのドアも開けてチェックしているハズだが、側面の壁だったから(日頃お世話になっていても)見落としたんだろう。まさかに「トイレにポスターが残ってたんだけど送りましょうか?」とも訊けない。訊いたなら嫌味にしかならないし。



以前は、やはり本人不在の引越し立会いで、押入れから大金(たぶんヘソクリ)が出てきたことがある。直ぐ本人に連絡して返却したがそれでも、荒らし放題だった部屋の敷金精算ではモメた。亡くなった奥さんは、私が葬儀に出席したくらいに「とてもいい人」だったが、後添えが「間違った知恵をつける」女で、本人が納得していた話をことごとく蒸し返してきたりした。敷金の清算時に組み込めば良かったか、と後悔もしたが、「それはそれ」だから・・・。

旦那は、前の奥さんと暮らしたアパートに奥さんが亡くなった後も一人で(奥さんが可愛がっていた)猫とともに暮らしていたが、ほどなく今の奥さんと知り合い、別の部屋で新しい生活を送ることになった。ま、その気持ちは解かる。

隣町に引っ越したのだから立会いに同席できないワケがなく、猫による損傷について、目の前で費用負担への回答を求められるのが嫌だったんだろう。それも後添えの入れ知恵と思われた。

今頃は別れているかも知れない・・・、そんな気がする。



で、その時のトイレのポスターは現在、うちのトイレに貼って・・・、

あるワケないっしょ!!わーい(嬉しい顔)

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2011年05月11日

沖縄県人の県民性は・・・

かなり前のことになるが、「秘密のケンミンSHOW」というテレビ番組で、沖縄県では「ボンカレーGOLD」ではなく、(芸能界をとっくの昔に引退した松山容子さんがパッケージに印刷されている)昔の「ボンカレー」のほうが圧倒的に売れている、と言っていた。

以前、当サイトで、沖縄県人の県民性について私は「東北や九州の頑固さとは違う『信じて疑わない』というタイプの頑固さ」と書いているが、まさに、それを証明しているような内容であった。東北と九州の頑固さは「言い出したら聞かない(曲げない)」というもので、沖縄とは微妙に違っている。私自身も沖縄の頑固さに近い。

なぜ、新しい製品であるボンカレーGOLDではなくボンカレーが沖縄で売れ続けているのか、製造元の大塚食品によれば、沖縄県人は「最初に手にしたものをいつまでも買い続ける」とのことで、だから昔のパッケージのままのボンカレーをずっと売り続けているとか。

ボンカレーが改良されてGOLDになっていることも沖縄県人からすれば関係ないことで、大袈裟に言えば、「ボンカレーだからこそ安心できる、変えたりしたら精神がもたない」くらいの話だろう。

それは人間関係でも同様なんだと思う。「知り合って最初に信用すれば、多少のトラブルがあったとしてもずっと信用し続けてその人と友だちでいる」に違いない。それは階下の住人(沖縄出身の)Mさんを見ていると、というか付き合っていると実によく解かる。

Mさんは、一旦信用すればとことん信用してくれる。だから腹の中を探る必要が無くて、付き合っていて非常に楽である。その沖縄県人の「最初に手にしたものをいつまでも買い続ける」県民性というものは、「鮭が生まれた川に帰ってくる」本能に似ているように思う。あるいは、鳥が孵化して最初に目にした動く物体を「自分の母親」と認識してしまうようなものかも知れない。沖縄県人は、その「ブレない県民性」ゆえに細く長く栄えてきたんだろう。


ところで、民主党政権は基地問題でその沖縄県人から信用を失っている。信用したらとことん信用する沖縄県人が一旦不信感を持ったなら誰が党首になってももう信用回復は不可能と思われる。

本当に怒らせたら逆に最も根が深くなるのは沖縄県人だから。
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2011年04月28日

猫に好かれる??階上のHさん

うちのマンションは我が家はもちろん、階下のMさんも階上のHさんも皆猫を飼っている。さらに、野良猫が出入りしているのだが、以前は数匹の猫を見かけたが、最近は1匹だけになっている。

その1匹が、野良でありながらうちのにはよく懐く。時に喉をゴロゴロ鳴らして纏わり付いてくるようだ。だが、苛めた覚えは無いが、私には時折り「シャー」をする。それをHさんに話すと、

「へえ、そうですか。私は一度もされたことないですよ」と笑う。

その勝ち誇ったような笑いが気に入らない(^^ゞ

数日後、屋上に出ようとして、3階まで上がったところで踊り場に何やら赤く乾燥した餌らしきものを発見。うちのに「おかあちゃん、野良にジャーキーあげた?」と訊くと「あげてない」とのこと。

だとすると、犯人はHさん、ということになる。Mさんは屋上には行かないし、野良が自分で咥えてどこかから運んできた、なんてことはないだろうから、まず間違いない。とすると、あの野郎・・・、


餌で釣ってただけじゃねえか、馬鹿野郎!

である爆弾

よし、今度の更新の時には家賃を値上げしてやれわーい(嬉しい顔)


だが、それはそれとしてその前に・・・、Hさんにこう言った。

「GW、どこも行かないんだったら一緒に食事にでも行こうよ?」と。そう、階下のMさんも誘って、である。うちのマンション、猫繋がりというワケでもないが、1階3階の2人とも穏やかな人柄で阿吽の呼吸で仲良く出来て実に有り難い。こんなマンションは珍しいだろう。

ずっと入れ替わり無くこのままだったならとても嬉しい。




posted by poohpapa at 06:00| Comment(6) | お客さん(入居者) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年04月08日

かっこ良く奢るつもりが・・・

先日、千葉在住のNさんのお嬢さんの部屋探しの記事を書いたが、

その時こちらでランチをご馳走するつもりが逆にご馳走になってしまったので、今度は私が、と思っていて、直ぐその機会がやってきた。

と言っても、お茶に誘われたのでNさんご夫妻とお嬢さんと私とで喫茶店に入っただけなのだが、前回は私が気付かないうちに清算されてしまったので、今回はそうさせないよう、「あ、今日は私が出しますから」と、レジでJCBカードを出すと・・・、




「恐れ入りますが、当店はカードは扱っておりません」だと!

以前のルノワールの時はカードOKだったが、造りはほとんど同じでも名前はルーヴルになっているから経営が替わったんだろ、と納得し、財布は持ち歩かないが「こんなこともあろうか」とスイカカードのケースに常に2千円入れてあるのでそれを出した。すると、

「代金は2120円になります」と言う。あ、そ・・・ふらふら

ヤベっ、足りないじゃねえか・・・、である。

仕方なく、Nさんに「ごめん、120円頂戴」と頼んで出してもらった。カッコ悪いったらないものだが仕方ない。相手がNさんだから「恥をかいた」とも思わない。そういうのは気楽で有り難い。

家に帰って、うちのに話すと「だから財布を持ち歩きなさいよ」と説教された。私は財布は持ち歩かない。持ってないことの不安より、落としたり掏られることの不安のほうが強いからだ。だいいち、とくに決まった出費の予定が無いなら現金を持ち歩く必要は無いし、財布は嵩張る。何かあればカードで何とかなるし。でもって、現金を持ち歩く時も財布は使わないで銀行の紙封筒を使ったりする。

では、財布を持っていないのか、と言えば、印傳(いんでん)の長財布やブランド物の二つ折り財布も持っている。ただ持ち歩きたくないだけのことだ。

長財布をジャケットの内ポケットに入れたり、二つ折り財布をジャケットの前サイドやズボンのポケットに入れてみたり、財布を使わずに現金のままポケットに入れて直に出したり、と、いろいろ試したが、最終的に「必要な分を銀行の紙封筒に入れて胸の内ポケットに入れ、(カードは常にスイカカード入れに一枚入れているが)必要でない時は現金を持ち歩かない」というスタイルに落ち着いた。

恥はかいても、その習慣はもう変わらないだろう。
posted by poohpapa at 07:56| Comment(2) | お客さん(入居者) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年04月01日

携帯の地震警報音が止まなくて・・・

先日、店を開けて直ぐ、近所のアパートのお年寄りがやってきた。

ドアを開けて入ってくる前から「ピーーー!」というケタタマしい連続音が鳴りっ放しで、近づいてきてうちの店に入ってきたのでTさんの携帯と判った次第だが・・・、Tさんは子供たちと離れて一人暮らし。

子供たちが心配し携帯を持たされているのだが、警報音の止め方が解からない。昨日の夜から鳴りっ放しで、「そうだ、不動産屋さんに訊いてみよう」と開店を待って痛む足を引き摺ってやって来た。

携帯を預かり開いてみると、「解除するにはロックナンバーを押してください」とある。私はTさんの暗証番号は知らないが、「たぶん初期設定のままだろう」と考えて、1、2、3、4と押し、OKを押すと警報音は鳴り止んだ。思ったとおりだった。ま、放っておいてもバッテリー切れでそのうち止まっただろうけど。

Tさんに、「今度また警報が鳴ったら、1、2、3、4と押して、その後で、このOKボタンを押してくださいね」と言うと、恥ずかしそうに笑っていた。「こんなもん、要らないって言ってんのに子供が『持ってなさい』って言うから」と嘆くので、「Tさんね、お子さんはお母さんのことを心配してるんですよ。そんなこと言わないで持ってたほうがいいですよ。東京だって、いつ大地震が来るか知れないんだから、持ってればご家族も安心でしょ」と諭した。

Tさんの子供たちが薄情で「親と暮らすのを嫌がっている」のでなく、むしろ逆、と聞いている。子供たちのほうから「一緒に暮らそう」と言っているのに、「元気なうちはオマエたちの世話になりたくない」とTさんが意地を張って辞退しているのだ。

ひと月ほど前も店に寄り、何を思ったか「不動産屋をやめないでよ〜、頼りにしてるんだから」と涙ぐんでいたから、何かの事情で心細くなっているのかも知れない。その日は生活保護の入居者も2人、相次いでやってきて同じように「やめないでね」と言い残していった。福祉の担当者から何かキツイことでも言われたのかなあ・・・。

地震で私はアパートそのもの(建物)のことを先ず心配したが、高齢の入居者の安否も気に掛けていなければ・・・、と反省させられた。
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2011年03月24日

「家賃、遅れてもいい?」「ダメ!」

「お客さん(入居者)」のカテゴリではあるが、うちの長男の話。


先日、電話してきて、「今月の家賃、遅れても平気?」と訊く。

「ダメに決まってんじゃん。どうしたんだよ、金欠か?」と訊くと、「そうじゃなくって、うちの会社の給料、みずほの口座に振り込まれることになってるから、今、みずほのATMが使えないんでおカネが下ろせないんだよ」とのこと。ああ、そういうことね、と思ったが、だからと言って家賃の支払いが遅れていい理由にはならない。親父が管理会社であるなら尚のことだ。

「じゃあ、最悪の場合お父さんが立て替えるから」と言ったのだが、待てよ・・・、そう言えば、明日引っ越してくる女子大生さんのお母さんが「みずほ銀行に勤めてる」って言ってたっけ、と思い出した。

「明日、みずほに勤めてるお客さんと会うから、いつ頃復旧しそうか聞いておくよ」と話し、翌日、訊いてみると「全く復旧の目途が立ってません」とのこと。何でも、第一勧銀と富士銀行が合併した際、システム的に上だった富士銀行に合わせるのでなく、下の第一勧銀に合わせたのが間違いだったとか。だが、そんなことは消費者に関係ない。「どう落とし前をつけてくれんだよ!」と文句を言いたい気持ちをグッと抑えて「みずほさんも大変ですねえ」と労った(オイ^_^;)

昨日になって、「当面必要な費用だけ現金で支給されることになったから立て替えてもらわなくてよくなった」との電話があった。

そういえば、昔は社長から手渡しで現金が入った給料袋を並んで受け取っていたっけ。「ご苦労さま」「有り難うございます」と言葉を交わしていた頃が懐かしく思われる。振り込みは便利だが、味気ないし、ひと度システム障害が生じると不便この上ない。結局は現金での「手渡し」が一番進んだシステムなのかも知れないわーい(嬉しい顔)
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2011年03月07日

お客さんの代理で確定申告してきたお駄賃は・・・

以前、「この記事」で紹介した自衛官の方のお話。

先日、「確定申告したいんだけど、税務署が空いてる時間に行けなくて、どうしたらいいですかねえ」と相談に来た。そう話しながら私に小さなビニール袋を渡す。中にはメロンパンが2個。

「はは〜ん、私にお使いを頼みたいんだな」と直ぐ解かったので、「だったら私が税務署に行って書類をもらってきましょうか?」と言うと、「そうしてもらえると助かります」と喜ぶ。

税務署は私のマンションと店の真ん中にあって毎日前を通っているから、翌日書類をもらってきて、その日の夕方取りに来てくれたのだが、3日ほどして「こういう書類が足りないみたいなんで・・・」と再び私に使いを頼む。不足していた書類を再び取りに行って渡し、申告はお客さんが行くことになっていたのだが・・・、

翌日の夕方またやってきて、「税務署が閉まっちゃってて申告に行けないんだけど・・・」とのこと。「ああ、いいですよ。私が出してきて控えをもらってきますから」と言うと喜んで帰っていった。

ここまで読むと、私が「面倒くさがっている」と思われる方もいらっしゃるだろうけど、全くそんなふうには思っていない。というのも、このお客さん、頗る気のいいお客さんだから、である。

それと、そのメロンパン、近所のちっちゃなパン屋さんのものなのだが、そのパン屋さんは午前中の10時半には「本日のパンは全て売り切れました」と貼紙されることもあるくらいの人気店で、逆に私はその時間帯だと、行けなくはないが行きにくい。以前から気になっていたが、こういう形で食べられるとは思わなかった。

朝食に頂いたのでガッついて食べてしまい、写真は無したらーっ(汗)


ちなみに、頂いたメロンパン、今まで食べたメロンパンの中で最高の味だった。普通、メロンパンといえば、外側の甘いカサカサの部分が厚くていっぱい付いているほうが美味しかったりするが、そのメロンパンの外側は薄い。断面を見た時は「え?、こんだけしか付いてないの?」と思ったくらいだが、食べてみると実に上手くパンとの調和が取れている。常識の逆を行って「美味しい」と思わせるのだから、パン職人さんの技術は相当なものだと解かる。一般的なメロンパンは「お菓子」のようなものだが、その店のメロンパンは紛れもなく「パン」なのだ。


値段の問題じゃなく、このお客さん、そういうお駄賃さり気なく渡してくれるのも嬉しい。こんな美味しいメロンパンを持ってきてくれるなら、どこまででもお使いに行かせて頂くと思う(*^^)v

で、私が税務署まで出向いて申告を済ませ、数日後当社まで控えの書類を取りに来てもらい、確定申告は無事完了。と言っても・・・、私も不在がちなので書類の受け渡しは店の前の小さな郵便受けを使用。相手が自衛官だけに、ちょっとしたスパイ気分であった(爆)


と・・・、記事の下書きを書いていたら、一昨日、ミスドのドーナツを持ってきてくれた。自衛隊では「情報収集」の仕事をしていると聞いている。我が家の情報も捕捉されているかも知れないわーい(嬉しい顔)
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2011年02月05日

本日は、ちと辛い一日

前々から仕事の日程を調整していて、本日は入居者さんへのアフターサービスをすることに決まっていた日、である。

実は、私が賃借しているマンションの3階の入居者Hさん(苗字はMだが、それだと階下の住人Mさんと混同してしまうので名前のほうで^_^;)の飼い猫のシオンちゃん(スコティッシュフォールド)を去勢のため動物病院に連れて行く日、である。連れていく手間が辛いのでなく、シオンちゃんに手術を受けさせるのが辛いのだ。

うちのマンションは全員が猫を1匹ずつ飼っていて、現在、入居者同士の人間関係は頗る良い。世帯数が少ないとはいえ、こんな例は珍しいと思う。それくらい気持ち良く付き合える間柄である。

私はたまたま管理会社の人間だが、それでも、昔から言う「大家といえば親も同然、店子といえば子も同然」というつもりで接していて、Hさんは隣町の動物病院まで私に車で送迎してもらうことになって恐縮しているが、私からすればどれほどのことでもない。

それより、人間の事情で去勢しなければならないワケで、シオンちゃんには申し訳なく思っている。昨晩8時からは餌はあげられないし、きっとお腹も空かせているだろうから、今日はこれから支度して早めに病院に連れて行こうと思っている。幸い、男の子なので日帰りできるから、お迎えも事情が許す限り早めに行ってあげよう。

今回は私が手助けする番だが、何かで私がお世話になることも当然に有り得る。以前、私が自律神経失調症を患った際、階下のMさんの肩を借りて病院まで行ったこともあるし。困った時など互いに遠慮も躊躇もすることなく「お願いします」と言える関係は何よりだ。

「隣が何をやっているか分からない都会」でのこういう入居者同士の人間関係はこれからも大切にしたいと思う。お互いが快適だからるんるん
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2011年02月02日

泣く泣く、他社に直接行ってもらうことに^_^;

再び、たなぼたさんを悩ませることになりそうだが、一昨日の「今は買わないほうがいい」と勧めたのと違うケースで、こんなことも・・・。


昨年の暮れのこと、部屋探しの青年が飛び込みで来店した。

礼儀正しく、わりと感じが良い青年で、予算は駐車場込み9万まで。一人暮らしだから1DKくらいの間取りで良く、物件そのものは直ぐ見つかるものと思われたが、職業がパブ勤め、水商売である。いつも明け方4時頃に帰るとのことで、おそらく審査は通らない。他の入居者との間で生活音でのトラブルが発生する可能性が高いからだ。水商売は一般的にはそういう理由で敬遠されてしまう。

私は今まで、何人か水商売の人に入居してもらったが、私が直接会って「この人なら大丈夫」と判断して審査を通した人が音の問題や家賃滞納などでトラブルを起こしたことは一度もない。家主さんに相談して断られたこともない。ま、家主さんとしては「何かあれば私が責任を取るもの」と安心してくださっているだろうし。

だが、直接顔を合わせていたなら「この人なら大丈夫」と思ってもらえる人でも、他社から入居申込書が送信されてきたら書かれている内容だけで判断することになる。そうすると、どんなに良い人であってもなかなか審査は通らない。お客さんも大変である。

そこで、どこの業者が希望条件に該当する物件を持っていそうか教えて、直接行くよう勧めてみた。直接の客であって仲介業者の眼鏡に適えば、家主さんに交渉して審査を通してもらえたりするから。

一人でもお客さんを手放したくはないが、私が自分の利益に拘るとお客さんの部屋探しはその分困難になる。喜んでお礼を言って出て行こうとする青年に、もう一つアドバイスした。

「さっき言ってた現在免停中ってこと、他の不動産屋さんでは話さないほうがいいよ。それも審査に影響するだろうし、部屋探しとは関係ないことだから」と。青年は違反点数が重なって免停中だったのだ。私には正直に話してくれたが不必要な情報は出さないほうがいい。

この青年、たぶんどこかで部屋は見つかったであろうが、残念ながらご報告は頂けなかった。私も少しは心配していたので気になっていたから、本音では、それはちょっと寂しく思った。
posted by poohpapa at 06:51| Comment(4) | お客さん(入居者) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年12月06日

やっと、抱えているトラブルのうちの一件が一段落

現在、4件の大きなトラブルを抱えていて、そのうちの一件がようやく解決。と言っても、解決に至ったのは、入居者さんの忍耐力と人柄の賜物であって、私は丁寧にメールの返信をしただけだが。


あるマンションの302号室(2DK)にお住まいの独身女性Mさんが、203号室(3DK)に移ることになったのが始まりで、契約自体はとてもスムーズに進んでいた。203号室が空いた際に、Mさんには「どこまでやったら家賃は幾らにする」という一覧を家主さんから提示してもらい、三者で打ち合わせして家賃を決め、シンクも洗面台も新品に取替え、収納もクローゼットに変更し、木部の塗装もすることになった。それにより、室内は「ほぼ新築同様」になるハズであったのだが・・・、

入居して直ぐ、塗装の不具合が見つかった。至るところ、ちょっと触ると剥がれて下地が出てくるのだ。既に荷物を入れているから「やり直す」のも容易ではない。荷物の養生もしなければならないし、その間は部屋を使えない。しかも、見ず知らずの職人も出入りする。

リフォーム業者は、今回から家主さんが直接依頼することになったH社で、元々が塗装が専門である。そのH社が言うには「以前の下地の塗装が強すぎて、上から塗ったのを弾いてしまう」とのこと。「そんなのは言い訳にならないだろう。元の下地を丁寧に剥がして塗り直せば良かっただけのことじゃないか」と言いたいのをグッと抑え、やり直しすることでMさんに納得して頂いたのだが・・・、

やり直した塗装が再び剥がれた。しかも簡単に、である。家主さんも来て、ちょっと擦ったら剥がれ始めた。そうなると家主さんも納得がいかない。Mさんも年末は忙しく、簡単に休みは取れない。そこを何とか調整して頂いて、昨日、全部やり直ししてもらったのだが、H社の社長が顔を出して、「そりゃあ、爪で引っ掻けば剥がれますよ」と言ったんだと!。それだと「アンタが引っ掻いたのが悪い」と言ってるようなもので、温厚なMさんもさすがに切れたそうだ。「私が悪かったんですか?、そう聞こえますが」と言うと、社長は「いやいや」とだけ言って後をはぐらかしたそうだ。

まったくもって勘弁してほしい。業者が言うべきことではないし、責任の所在がどこにあるのかは明白なのだから。私にとっては「うちの下請け業者でなかったことだけが救い」であったのだが・・・。後で家主さんに伝えると驚いていた。そりゃあそうだろう。


心機一転、広めの新しい部屋に移って快適な生活が始まるハズだったMさんを待っていたのが「二度にわたる入居中での塗装のやり直し」である。私にも「仕事から帰って部屋に入って泣きたくなりました」とのメールが入っている。この件でのメールの遣り取りは60通にもなっていた。その度に、Mさんの心情や家主さんの立場に配慮しながら慎重に返信をさせて頂いていたつもりである。それが、業者の無造作な発言で吹っ飛びかねなかった。そうならずに済んだのは、やはりMさんの人柄によるところが大きい。

Mさんとはこんなこともあった。私としては「302を普通に清算して、203を新規に契約すればよい」と簡単に、というか事務的に考えていたのだが、家主さんから「同じマンション内の移動なので、ひょっとするとMさんは差額の清算で済む、とお考えかも知れませんよ」とご指摘があって、焦ってMさんにメールしたのだが、Mさんからは「302を普通に解約して203を新規に契約するものと思っていたのでかまいませんよ。気にしないでちゃんと請求してください」との返信があった。それにより当社は普通に手数料を頂戴したのである。

家主さんも、302号室の敷金精算に対しては最大限の配慮をしてくださった。経年変化とは言えない「傷み」も何箇所かあったが、少額のクリーニング代金の請求のみで返還してくださっている。

昨日、作業中のMさんの部屋を訪問した。管理会社としては電話やメールだけで済ませるワケにはいかない。それだと電話やメールの言葉がウソになってしまう。業者は管理会社のことなど意に介していないだろうが、迷惑を掛ける相手は当事者だけとは限らない。

業者は作業が終わると「どうもすみませんでした」と言い残して帰っていったが、Mさんはその後で部屋中の掃除をしなければならない。元々Mさんは自分で掃除するつもりであったのだが、仕事は塗装だけで終わるハズもなく、女性のスタッフもいたのに最後まで気配りに欠けている。

私はどうしたかと言えば・・・、掃除を手伝ったり・・・はしないで早々にお暇した。妙齢の独身女性の部屋に長居は禁物なので^_^;

Mさんは昨晩は部屋が使えないので仕方なくご実家に避難なさるとか。ま、それやこれやで、Mさんのテンションはすっかり下がってしまった。戻るのには相当な時間が掛かるかも知れない。


ようやくに、ほんと、ようやくに一件だけ、とりあえず落着した。


posted by poohpapa at 08:56| Comment(10) | お客さん(入居者) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年11月10日

昔気質の親父の気骨

カテゴリは「お客さん(入居者)」だが、連帯保証人のお話。

家賃を既に3ヶ月滞納している入居者がいる。以前、「遅れる時はちゃんと連絡ぐらいしなさいよ」と私から叱られた際、「アンタ頭わるいねえ。よくそれで商売してるねえ」と開き直った男である。

3ヶ月で21万、家主さんには私が立替えて支払っていたが、21万となるとさすがにキツイ。本人にも先月半ばに電話したが、「今、小松(石川県)にいるんで24日には行きますから」と言っていて、案の定すっぽかされている。月初めに電話したが出ないし折り返しても来ない。仕方ないので連帯保証人である父親に電話すると、

「それはたいへん申し訳ない。直ぐ支払いますから」とのこと。振込先口座を教えたが、しばらくして電話をしてきた。

「これから現金で届けます」と言う。店で待っていると15分ほどして年老いた父親が自転車でやってきた。「この度は息子がご迷惑をお掛けして本当にすみません」と平謝りであった。

連帯保証人に督促しても直ぐ払ってくれることなど皆無に近い。それが、催促の電話から3時間後には全額入金になったのだ。奇跡に近いくらいの話である。父親はしみじみ話す。

「あんな息子を持ってお恥ずかしい。間違っている時はどうぞ叱ってやってください」と言うが、その息子は40歳である。そんな歳にもなって、親に恥をかかせている。他人事ながら情けない。

「あたしの親父は国鉄マンで、そりゃあ怖かったもんです。怒る時は小言より先に拳骨が飛んできて・・・。人様には絶対に迷惑を掛けないようキツク言われてたし、息子にもしっかり言い聞かせていたのに、こんな子供になっちまって・・・」と後の言葉を飲み込む。

7年前、心臓のバイパス手術を受けて入院している時に、「車を買い換えたから」と300万も無心して帰って行ったとか。「アタシが怒り出せないのが解かってたんでしょう」と嘆く。最近も、家賃を滞納していながら車を買い換えているから、それはよく解かる。

その時は、家主さんに車庫証明を貰いに行って、当社に連絡されたものだから発覚してしまったが、「まだ買うかどうか決めてない」などと言い訳していて、私に「買うかどうか決めてないのに車庫証明だけ先に取る人はいない」と窘められている。最悪である。

直ぐ飛んできた父親には申し訳ないが、「お父さんね、これからも、私は息子さんをキツク叱りますよ」と言うと、「どうぞ引っ叩くなり、好きにしてやってくださいまし」と頭を下げる。

最近ついぞ見てなかった「昔気質の男の気骨」を見たように思う。
posted by poohpapa at 04:56| Comment(12) | お客さん(入居者) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年09月08日

立派な親族 2

幸い、万一のことにはなってなかったが、本人と連絡が取れたワケではない。

さあ、どうしたものか、と思っていたら、数日して本人から電話があった。実家が方々手を尽くして連絡してくれたようだ。

「私、どれだけ滞納してたかしらねえ・・・」
「半年以上だと思うよ。それより、なんで連絡してこないの!?」

「しづらくてさあ、しなくちゃ、とは思ったんだけど・・・」
「でも、実家の皆にも迷惑掛けてるんだよ」

「解かってるわよ〜。でも、おカネないし・・・」
「それでも、半年も音信不通にしちゃマズイでしょうよ」

「そうなんだけどねえ・・・。9月1日って、店にいる?」
「水曜日じゃん、定休日だからいないよ」

「家賃、とりあえず半年分だけでも持って行きたいんだけど・・・。他の日は都合悪いって言うからさあ」
「え?、誰がよ??」

「兄(連帯保証人)が一緒に行ってお詫びしたいと言ってるのよ。おカネも用意してくれるって言うから・・・、お店に出られない?」
「出たくないよ、休んだ気がしなくなるから。だったら仕方ない、時間を決めといてアパートに直接来てよ。まだそのほうがいいから」

ま、ナンと言うか、どこまでもマイペースであるちっ(怒った顔)

待ち合わせは3時、ということにして電話を切ろうとすると、

「家賃、6ヶ月分じゃなかったっけ?」と訊く。
「9月分も発生するから、たぶん8ヶ月分だよ」

「1ヶ月分くらいマケてくれてもいいじゃない?」
「は!?、まかるワケないでしょ!?、何バカなこと言ってるの!」

とことん疲れる入居者であるパンチ爆弾


1階に住む家主さんにも連絡して、当日立ち会ってもらうことにした。

水曜日、3時にアパートに出向くと、連帯保証人である兄と、本人の母親の妹の息子(従兄弟)と3人でやってきた。本人以外の2人は宮城県の岩手寄りの町から新幹線で来てくれたのである。そこまでしてくれなくても電話と振込みでかまわなかったのだが、田舎の人の律儀さなんだろう。本人だけが解かってないのが残念だが、こんなことは10年に一度のことだ。

傍からすると、「なんだ、当たり前のことじゃん!、それのどこが10年に一度の出来事なんだよ」と思うだろうけど、これが隣町から、というなら解かる。こんな連帯保証人など滅多ににいるものではない。たいていは気まずいものだから電話と振込みで済ます。ちなみに、別のあと1件は「アルコール依存症になってしまった入居者」のお姉さんがとても誠実に対応してくださったケース、であった。後にも先にも、その2件だけで、私は賃貸仲介管理歴21年だから、10年に一度、ということになる。

そして今回、私も家主さんも有り難かったのは、支払いを9月分まで清算してくれたことよりも、手ぶらで来てくださったことだ。お詫びに伺う際にはどうしても菓子折りなど持参したくなるものだが、本当にお詫びの気持ちを表すなら手ぶらが鉄則である。菓子折りなど持ってこられると、こちらも率直な話がしにくくなるし、そういうケースで手土産を頂くのは嫌なものなのだ。

家主さんのお宅に上がって、今後のことについてゆっくりお話をしたのだが、後で家主さんから伺った話では、私が話している間、お兄さんの腕がずっと震えていたとか。もちろん、家主さんや私に対する怒りでなく、とことん面倒を掛けさせられ、恥もかかされている妹(と言っても60代半ば)への怒りであろう。

9月分までは入れてもらったが、そこから先は解からない。家主さんは「溜まった家賃はいいから、出て行ってもらうようオタクから話してもらえないか」と言っていたが、それは私が納得しなかった。滞納した家賃は当然に払ってもらわねばならないのと、そのアパートを追い出したら他に行くところが無くて困るのは目に見えていたからだ。

そしてもう一つ理由が・・・、

私はかつてそのアパートで、半年分滞納されて逃げられたことがあるから、である。父親である連帯保証人は「必ず払う」と言っていたが、ついに責任を果たしてくれることは無かった。


話し合いで、私はお兄さんにこうも話した。「もし、連帯保証人を降りたければ結構ですよ。もちろん、その場合は新たな連帯保証人を立てて頂く必要があります。滞納が発生している今となっては保証協会も使えませんので、この後、3人でどうなさるかよく話し合ってみてください。私も家主さんも、率直に話してくだされば相談に乗らせてもらいますので」、と。

お兄さんはほとんど何も仰らなくて、代表して話していたのは従兄弟の方だったが、お兄さんの心情は痛いほど解かる。自分では上手く話す自信が無くて従兄弟に同行をお願いしたのだろう。

嫌な用件だし、従兄弟の方にとっては無関係の話である。なのに遠方からわざわざお詫びに来てくれたのだから「とても立派な親族」だと思う。本人・・・、こういう親族に囲まれて育っていながらどうしてこんなになってしまったものか。


翌日、家主さんの義妹さんからお電話を頂いた。「昨日は本当はお休みだったんですよね、申し訳ないことしました」とのこと。

本人に対しては「休みを潰しゃがって、この野郎!」だが、家主さんのことは何とも思っていない。そういうことに気が付いて電話を頂けるだけでも充分に嬉しい。そういうことも、10年に一度、とは言わないが、滅多にあることではないし(*^^)v

ま、管理会社としての最低限の責任を果たせてホッとしたわーい(嬉しい顔)





posted by poohpapa at 05:46| Comment(11) | お客さん(入居者) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年09月07日

立派な親族 1

当社管理物件に家賃を半年以上滞納してほとんど行方不明になっていた入居者がいる。家主さんも大らかな人柄で、一月ほど前初めて当社に相談があった。私が入居者本人に連絡を取ろうとしても携帯が止められていて、連絡先と聞いていた息子さんも電話番号が使われておらず、仕方なく連帯保証人のSさん(宮城県在住の実兄)に連絡したのだが「最近は音信普通になっている」とのこと。

私が「家賃はなるだけなら本人にお支払い頂きたいので、なんとか本人と連絡を取って、当社宛に連絡くださるように伝えてください」とお願いすると、「心配なので、部屋の中がどうなっているか、大家さんに見てもらって頂けないか」と言う。だが、基本的に本人の了解なく勝手に部屋の中には入れないので、やんわりとお断りした。事故があっては困るが、プライバシー侵害で訴えられるのも辛い。

翌日、見慣れない電話番号から電話があった。宮城県の地元警察の生活安全課の警察官からであった。

「実は、Sさんという方から相談がありまして、そちらのアパートを借りている妹Aさんについて、『Aが家賃を滞納しているので連帯保証人である私に払って欲しいと不動産屋から連絡があったんですが、私は連帯保証人になった覚えはないし、部屋の中を見て欲しいとお願いしたけど断られてしまったので、どうしたらいいでしょう』との相談を受けたんですが・・・」とのこと。

実兄であるSさんは連帯保証人引受承諾書も印鑑証明も出しているので、引き受けた覚えは無くても連帯保証人であることは間違いない。もし本当に引き受けたつもりがないとしたら、Aさんが勝手に書類を出したことになって、そのほうがマズイ。滞納家賃を請求されると「私は引き受けた覚えは無い」とか「息子に頼まれただけ」(意味不明な言い訳)などと言う人がいるが、それは連帯保証人の責任の重さを理解せずに簡単に引き受けたからに他ならない。

私は、昨日の時点では「あなたが連帯保証人なんだから直ぐ払ってくれ」とは言ってないし、法的な手続きを踏まずに部屋に入ることは出来ないのだから「それは出来ません」と言っているだけである。弁護士に相談した、というなら解かるが、「いきなり警察かよ!」と思っていると、「どうでしょうね、ご実家も心配しているようなので、そちらの警察官に立ち会ってもらって、室内を改めて頂いて、結果を連絡してやってもらえませんか」とのこと。実に穏やかな物言いだし、それなら致し方ない。

こちらの地元の警察官と中に入ることになった。連日の猛暑であるから、もし室内で変死していたなら近所から「臭い!」と苦情が来るハズである。騒ぎにもなってないし、3ヶ月前にちょっとした連絡事項があって、私がドアに挟んできたメモも落ちずにそのままになっていたので、ま、部屋にはいないと解かっていたのだが、それでも、万一のことがあるといけないので警察官に先に入ってもらおうとしたのだが、どっこい、警察官は先に入らない。よく解かっている(*^^)v

私も第一発見者にはなりたくない(万一の場合、事情聴取で半日潰れる)ので、のらりくらりやっていたら、警察官が先に入ってくれた。

ドアを開けてみると、本人の姿は無い。まったく人騒がせであるちっ(怒った顔)

いちおう、実家に連絡すると安心していた。

ここから、10年に一度、という出来事になる。

                                 続く

posted by poohpapa at 05:00| Comment(6) | お客さん(入居者) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする