2010年06月01日

20年間で初めての珍事

当社の管理物件に申し込みが入り、お客さんが契約に来てくれた。

申込者は新婚さんだが契約に来たのは本人(ご主人)と父親。いい大人が親と一緒に契約しに来たから珍事、というのではない。

説明も進み、本人と連帯保証人(父親)の署名捺印をもらう段になって、「せっかく来て頂いているので、連帯保証人さんの欄はお父さんが直接ご記入ください」と言うと、「それは出来ない」と断る。

「どうしてですか?、お父さんですよね。でしたら署名捺印できますでしょう?。申込書の連帯保証人さんの欄にはお父さんの名前が書いて有りますが・・・」と言うと、「だって、私は連帯保証人じゃないから」と言う。

え?、なに!?、申込書に自分の名前を書いておきながら、審査が通った後で勝手に降りちゃったのかよ、そんなの聞いてねえよ!、と思っていると、本人が、

「連帯保証人は私の父親で、こちらは女房のお父さんですから・・・」と言う。父親は父親でも義父だったのだが、さっき私が「◎◎さん」と名前で話しかけても否定してなかったのだし・・・。混乱している私を見て、義父さんは笑う。

「いや同じ◎◎姓同士が結婚したんだよ。だから連帯保証人も私も苗字は同じ◎◎なんだよ。最初娘から話を聞いた時には私も驚いたよ」とのこと。これが佐藤さん同士、鈴木さん同士の結婚というなら私も何度か遭遇しているが、そう滅多にある苗字ではなかったのだ。しかも契約にまで同行しているのだから、まさか義父とは思わなかった。後で客付け業者さんから伺ったところでは、たまたまその日は横浜から娘のところに遊びに来ていたので車で送ってきただけのことらしい。

たしかに、人様に対して娘婿のことを「息子」とか嫁のことを「娘」と紹介することはよくあるし、それは「家族の一員として迎え入れている証」にもなってとても良いことではあるが、時として相手に実際の関係を明確に伝えるほうがよいケースもある。

まあ、勝手に「実の父親」(連帯保証人)と思い込んだのは私なんだが・・・、そうであるなら最初に名刺を渡した際に、「私は義父です」と本人との関係を話しておいてくれたら有り難かったかも(*^^)v
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2010年05月27日

我が街の商店街にある怖いお店

うちの管理物件に住む若い女性の入居者さんが更新契約に来てくれたのだが、後で、こんな怖い話を聞いた。


当社からの帰り道、たまたま見かけた「風水の店」のウインドウを覗いていたら、店員が出てきて「ご興味がおありですか?」と訊く。

元々そういうのに興味があったので、店員に勧められるまま店内に入ると、ひととおり風水に関する説明が始まり、近く開かれる講習会に参加するよう勧められ、それは「時間がない」と断ったのだが、話の流れで「家系図」を作ることになった。何か買わないと店を出にくい雰囲気になっていたので注文してしまったとのこと。

代金は5万円、店に入ったのは自分の責任だから・・・、と諦めていたが、話がおかしいことに気付いた。どう考えても「ただの風水の店」とは思えず、「こちらは何かの宗教団体ですか?」と訊くと・・・、

「はい、いずれ分かることなので申し上げますが、統一教会です」とのこと。統一教会といえば、霊感商法や合同結婚式、有名人の脱退問題などで日本でも何かと問題になった韓国の宗教団体である。

風水は中国発祥ではなかったのか。いや韓国がやってもいいのだが、宗教団体がやると俄かに怪しくなってくる。しかも最初から堂々と統一教会を名乗っているならともかく、風水を隠れ蓑にしているのは明白である。だいたいが、そういう店を訪ねてくる人なら、何かと縁起を担いだり、何かに不安を感じて誰かにすがりたい、という願望というか素養がある人だから、宗教への勧誘もしやすいだろう。不動産屋に引越し業者がパンフレットを置くようなものだ(違うか^_^;)

それで、お客さんから私に相談があった。「代金は支払済みで、『出来上がったから取りに来てくれ』と言うのですが、もう行きたくありません。どうしたらいいでしょう?」という話だ。

「商談の進め方が正当ではありませんので、消費者センターに相談するのがいいでしょう。多分、それでおカネは返りますよ」と言うと、

「私の住所も電話番号も教えてしまっているので『来られなければ家まで届ける』と言うと思います。それは怖いので絶対に嫌なんです」とのこと。何度も電話が入っているらしい。

「だったら5万は諦めて徹底的に無視するか、もしくは『知り合いの不動産屋に預けておいてくれ』と言ったらどうでしょう」と提案したら、しばらく考えて、「もう家系図もおカネも諦めます」と言う。

数日して再び電話があり、結局は消費者センターに電話したようで、相談員からは「おカネを取り返したければ方法はあります。ただ、後のことが怖いというのであれば、おカネも家系図も諦めたほうがいいでしょう」と、私の意見とほぼ同じことを言われたようだ。

最近の新興宗教は「あの手この手」で巧妙に信者を募っている。というか、募っているのは信者ではなく信者の(持っている)おカネだ。海底の提灯鮟鱇(ちょうちんあんこう)の生態のように、何も知らない小魚が餌だと思って近づくとアッと言う間に飲み込まれてしまう。

その風水の店舗の管理会社とは昔から付き合いがあるから、(了解事項かも知れないが)その実態を伝えておくべきか思案中である。
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2010年05月25日

税務署からの差し押さえ通知

ある家主さんから電話が入った。

「税務署から、うちのアパートに入居しているAさんの敷金を差し押さえます、って通知が来たんだけど、どういうことなんだろ」と不安そうに言う。それで、届いた書類をFAXして頂いた。

どれくらいかは不明だが、どうも税金を滞納しているらしく、「敷金が差し押さえ対象になっていて返還請求権は税務署にありますので、退去時には本人でなく税務署に返還してください」、とある。

家主さんに「今すぐこっちに引き渡せということでも、退去時に何も引かずに全額返せということでもなく、通常通り、家賃の滞納分とか原状回復費用を差し引いた残りを税務署に渡して欲しい、ということだと思いますよ」と伝えたが、それでも不安そうなので翌日私が税務署の担当者に問い合わせると、やはり私の説明で正しかった。

いかに税務署と言えども、賃貸借契約の約定に割り込んで優先的に債権を行使する、なんてことが許されるハズもないのだから。

家主さんにその旨を連絡するとようやく安心してくれた。だが、こういう通知が来ること自体、とても恥ずかしいことである。税務署の担当者に「今後本人との何かの話の中で、この件を持ち出すことはマズイですか?」と訊くと「同じ通知が当然に本人にも送られていて、家主さんにも送られていることは本人も分かっているのでかまいません。滞納すればそうなる、ということなんですね」とのこと。

Aさんは人柄は悪くない。今は何をやっても上手くいかない流れの中にいる。いわば、バイオリズムが狂っているのだ。しばらく家賃も遅れ気味だったがこの半年で追いつかせてくれた。

早く今の流れから脱却して欲しい、と願っている。
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2010年03月23日

たかが5千円、されど5千円

うちの管理物件を借りてくれたカップルが駐車場を探していたのだが引越しまではまだ1ヶ月以上もあるので「駐車場はアパートと違って申し込みをすると比較的早く日割りが発生するのでまだ探さないほうがいいよ。期日が近づいてきたらちゃんと探し始めるから、心配せずに待ってなよ」と伝え、お客さんは「必ず見つかるから」という私の言葉を信じて待つことに・・・、と言いたいところだが、最初は私の言葉を信用せず、近所の不動産屋を当たっていたようだ。だが相場が高くて断念し、仕方なく私に任せることに(^^ゞ

ひと月ほどして二人で「ぼちぼち探してください」と来店したので、近隣で駐車場をたくさん管理しているA不動産に問い合わせすると、思ったとおり、空きがたくさんある。お客さんは「とにかく安いほうがいい」とのことなので、近隣相場の15000円〜17000円のものでなく、若干歩くものの1万円の駐車場を徒歩で案内した。

A不動産に帰ると別の社員が、「もっと近くに他にも1万円の駐車場があるよ」と言う。そこはさっきの駐車場に行く途中にあるので、「そういうのは先に言ってくれよ」とは思ったが、再び徒歩で案内することに。お客さんの車は3ナンバーで大きめだが、らくらく入れられそう、とのことでそちらに申し込むことになった。

1万の駐車場なら客付けしても手数料は5千円にしかならない。案内の手間は貸室も駐車場も大して変わりないが手間賃は1割以下だ。それでも、案内で二度も往復して約束どおり見つけてあげられたし、日割り発生でも得させたことで私の信用度はアップした。

手間賃は5千円だが、お客さんが喜ぶ顔も見られたし、今後は私の言うことを素直に聞くことになるだろうから、ま、万々歳であるわーい(嬉しい顔)

posted by poohpapa at 06:01| Comment(10) | お客さん(入居者) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年03月22日

この人にこそ借りて頂きたい、と思えたお客さん

もう1年以上も借り手がつかなかった店舗がある。

そこに1ヶ月ほど前、「インターネットで見た」という青年から広告会社に問い合わせが入った。うちはインターネット広告は毎速を使っていて、問い合わせ内容は毎速からFAXで流れてくる。お客さんの希望連絡方法は「電話」とあったので早速電話してみると・・・、

めっぽう感じの良い青年であった。何より、頗る腰が低い。

現地を一度見て頂いたが、まだ探し始めたばかり、ということで即答は頂けない。ま、それは当然だと思う。だが、何といっても感じいい青年なので、焦らず慌てずお客さんの都合に合わせることにした。その間もいろんな世間話をして人間関係を作っていたので、「仮にあの物件で決めなかったとしても、こちらの店でお世話になりたいです」と仰って頂けたのだが、私としては時間が掛かってもその物件で決めて頂くつもりでいた。

と言うのも、家主さんもとても人柄が良いので、この青年が借りてくれたならどちらにも喜んで頂けるもの、と確信していたからである。青年は「私が迷っている間に他から問い合わせが入ったなら遠慮なく決めちゃってください」とも言うが、私に「そんな気」はなかった。

1年間定期的に広告を打ち続けていても決まらなかったのだし、近日中に他から申し込みが入るとも思えなかった。何より、必ずこの青年が決めてくれる、と初めて会った時から解かっていた。

で、先日、「彼女にも見てもらってそれから決めたいのですが・・・。他にも気になる物件が一つあって、それと比較して決めようと思っています」との連絡があった。

それで、その資料も持参してもらい、二人と現地で落ち合った。

私がその時初めて会った青年の彼女というのが、これまた実に感じの良い女性で、「なるほど、この青年が選ぶだけの事はあるな」と感心してしまったくらいの人で、尚のこと、この物件を借りて頂きたい、と思えたので、まだ迷っている青年にこう提案してみた。

「元々の予算が8万で、ここの賃料が9万なのですから、家主さんに『賃料を8万5千円にして頂けないか』交渉してみましょうか?。もちろん、家主さんがOKしたなら後になって『やっぱ止めた』はご容赦頂きたいものですが、ダメ元でやってみる価値はあるでしょう」、と。

彼女も気に入ってくれたので、それで「別の物件の話」は吹っ飛んでしまい、後は「値段交渉の結果待ち」ということになった。

家主さんには最初から「青年の人柄や商談の経緯」を伝えてあったので快く値下げに応じて頂け、夕方、青年に伝えると凄く喜んでくれた。私も、三者全員にとって「いい仕事」ができて嬉しかった。


で、つくづく思う。人柄がいい人は結局得をするもの、と。不動産屋に好かれるお客さん(入居者)であるだけで、年間で数万もの差が出ることもあるのだ。借りている期間が長ければこの差は大きい。

自分のことしか考えない客や横柄な態度の客は、それだけで「カネをバラ撒きながら生きているようなもの」、と私には思える。
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2010年03月20日

いいえ、只者ですけど(*^^)v

先日、当社の管理物件に申し込みを入れて契約してくださった大学生さんのお母様に用があって電話をすると・・・、


「本、出してらっしゃるでしょう?、どおりで話していて只者じゃないと思ったわ」、と言われてしまった(*^^)v

内心「ヤバイ!」と焦ったが、まあバレてしまえば弁天小僧菊之助、であるわーい(嬉しい顔)

実は私よりそのお母様のほうこそ只者ではない、と私は思っている。ハッキリ言って、女性というのはけっこう浅はかだったりするものだが、全くそういうことはないし、聡明で理解力も相当にある。下手な男性など足元にも及ばないくらいで、もしご主人が会社経営者だったなら、内助の功で相当に事業を発展させていたものと推察できる。私より一回りも年下だが、私なんかよりずっと大人だと思えた。

私が気付かないだけで、世の中には素敵な女性がいるものだるんるん


でもって、同じ日に、こんな出来事もあった。そのお客様を紹介してくださった業者さんに挨拶の電話をすると・・・、

「悪徳さんですよね、いつもブログを拝見しています」と言われて、ここんとこ「住宅新報の記事、いつも読んでますよ」と何人かの業者さんから言われているもので、そのこと自体は少し恥ずかしいくらいだったのだが、その業者さんから、「実は私、『不動産屋たちのココだけのハナシ』を書いている一人なんです」、と打ち明けられたのだ。それには本当にビックリした。

たぶん多摩地区の業者さんであろうと当たりはつけていたが、まさかここで名乗りを上げてくださるとは予想してなかったもので(*^^)v

しかも本当にお仲間さん5人で書かれているとか。同じようなテーマを記事にしていても、私の記事のように毒が無く、紳士的で優しい文章なので「私には真似できないや。お客さんが10人いて、両方のブログを読ませて『どっちの不動産屋に部屋探しを依頼したいか』と訊いたなら、おそらく10人が10人とも向こうだろう」、と私は思っていて、私でさえ向こうに頼みたいくらいだ(オイオイ^_^;)


素敵な巡りあわせが二つもあったので、その日はとても気分が良かった。これからも良い付き合いを続けられたら、と願っている。




 弁天小僧菊之助
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2010年03月09日

ある慢性滞納者の条件反射??

何年も続けて家賃が遅れている入居者がいる。当社で家賃管理しているので、その都度、立替えて家主さんに送金していたが、いつも連絡を寄こさず知らん顔をしている誠にもって不誠実な男である。

以前書いたが、「ちゃんと連絡を寄こしなさいよ。こちらから連絡するまで知らん顔してんじゃないよ」と叱ったら、「アンタ頭悪いねえ、僕が(そのうち)払うって言ってるんだから待ってくれたっていいでしょ。よくそれで商売してるねえ」と怒った男が、その人物である。

その後も月末までに払ったことはなく、だいたい翌月の半ばになるし、「振り込んでくれ」と言っているのに「職場の近くに銀行が無い」と言って現金で持ってくる。40歳くらいだが、たぶんATMが苦手で使えないんだろう。来ると必ず、テーブルの上のキャンディボックスの飴を「これ、貰ってっていいですか」と幾つか持っていく。飴玉の5つや6つ毎回持って行ったからといって別にどうということはない。元々がお客様用に置いてあるのだし。だが、私を「馬鹿」だと罵った奴に食わせる飴は無い。それじゃ飴が生きない。

男にとっては「家賃を払わされる」→「ついでにテーブルの上を見る」→「(反射的に)飴玉を掴む」、という一種の条件反射の図式が出来上がっているように思えた。条件反射、と言うより、「家賃を払いに行ったら今日も飴玉を貰おう」と心に決めて来ているのかも。

それで、男が来る頃合にはキャンディボックスを隠すようにしたわーい(嬉しい顔)

2回続けて成功し、3回目、男は以前テーブルのキャンディボックスがあった辺りを大げさに覗き込んでいたが、私は知らん顔をしていた。そして昨日、いつもより3日早く(と言っても8日遅れで)来た。

ヤバイ!、今月はまだ隠してなかったよふらふら

と、内心、慌てていたのだが、男はキャンディボックスが直ぐ目の前にあるのに気付かなかった。今日は立ち話だったし、3回続けて隠していたから、「飴玉がいつもの場所に無い」→「続けて無い」→「もう置いてない」と勝手に決めていたのだろう。見つけていたなら絶対に「飴、いいですか?」と言うハズである。


何億、何千万の取引をする可能性もある不動産屋が「飴玉」くらいでセコイ攻防をしているのも情けないが、何万円もする料理を奢っても少しも惜しくない相手もいれば、飴玉一個でも惜しい相手もいる


よし、来月は早めに隠しておこう(*^^)v
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2010年03月07日

以前の記事の女子高生さんと会食

しばらく前になりますが、以前の記事で書いた女子高生さんと祖母さんを食事に招待しました。駐車場の仲介料5250円に対して1万円札を出して「照明器具を2個も頂いたからお釣りは受け取れません」と釣銭の受け取りを固辞されたもので、お返しの招待です。

郷里を離れて一人暮らしを始める高校生の生活費の上前を撥ねるワケにも、相手の厚意を拒絶するワケにもいきませんもんね。

いくつかの候補のうち、ご本人の希望で「インド料理」の店に行くことになりました。その日はちょうど彼女の16歳の誕生日でした。私は申し込み時点で16歳だと勘違いしてましたが、その時点では15歳でありました。顔立ちは幼くても精神面では非常にしっかりしているのと、この春で高2ということだったので間違えてしまいました。

嬉しいことに、彼女、初めて食べたナンを「こんな美味しいもの食べたことがありません」と喜んでくれました。男は、いえ私は単純ですから、そんなふうに喜んでもらえるとまたご馳走したくなります。

会話の中で彼女に、「PC、持ってる?」と訊くと、「いいえ、持ってません」とのこと。それで「私が使ってないPCがあるんだけど、使うかなあ」と言うと、「はい、頂きます」と満面の笑顔(*^^)v

実は今のPCの前に使っていたもので、数時間使うとピーポーと警報音が鳴り出すので故障したと思っていて、裏側を清掃したら何てことはない、故障でもなんでもなくまだまだ使えるのが解かった代物。勿体ないから保管していましたが、使わないのはもっと勿体ないので使って頂くことに。後日ちゃんと整備してお渡ししました。

その時も、ドーナツをくださるんですよね、まだ高校生なのに。涙が出ました。たかだか16歳で、こんなにも相手に気を遣う子がいるものなんですね。改めて、祖母さんのご苦労が偲ばれました。

食事の後、私は祖母さんの前で、彼女にこう言いました。

「これから、東京での一人暮らしが始まって、あなたにはきっと良い友だちがたくさんできるでしょう。でも、あなたが本当に最後まで信用できるのは祖母さんだけなんだと思います。私だって、他の人より多少は親切に接していたとしても、いつ裏切らないとも限りません。人を疑ってかかるのは辛いことですが、人は変わるし、人は裏切ります。そう思っていれば間違いはありませんし、何かあってもショックは少ないものでしょう。最後まで裏切られなかったなら、ただ幸運だっただけです。そう言っていても、私は、先ず信用してかかりますけどね。裏切られたらその時はいつも『そうだ、人は変わるし裏切るものなんだ』って自分に言い聞かせています。私には、たぶん互いに生涯裏切ることがない友だちもたくさんいますが、仮に裏切られることがあっても納得はできると思います。そういう付き合いをしてきてますし」

祖母さんは涙を浮かべて「有り難うございます」と仰ってくれました。16歳の少女にはまだ難しい話だったかも知れません。でも、苦労人ですから、きっと私の「言葉の意味」を解かってくれたと思います。もちろん私は裏切るつもりはありません。彼女がこちらの生活に慣れたのを見届けたら祖母さんは山陰の家に戻ります。そうしたら本格的に一人暮らしが始まります。その前に、ちょっとだけ厳しい現実を教えておきたい、と思っただけのことで、いつものお節介でしたたらーっ(汗)


いい歳をしていても自分のことしか考えない大人はたくさんいます。私には彼女が眩しいくらいに輝いて見えます。
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2010年02月08日

私の賃貸仲介生活20年間で初めてのお客様

当社の管理物件に都内の業者さんから申し込みが入った。

申込書の内容を見て驚いた。

山陰の田舎町から一人だけで転居してくる16歳の女子高生だったのだ。連帯保証人は祖母、といっても私と同じくらいの年齢である。

東京には、その祖母が運転するワゴン車で既に何度も往復していた。地元の高校に通い始めていたが、2年生になる学年の区切りでこちらの高校に転入することにしたようだ。

大学入学を期に東京で一人暮らしを始めるというなら解かるが、16歳で、というのは珍しいし、何かよほどの事情があるものと思われたので連帯保証人に話を伺うべく電話してみると、「近々また東京に行きますので、その時に詳しくお話しします」とのこと。だが、事情を先に伺えなければ審査できない。正直なところ、郷里で問題を起こして退学処分になったとか、非行が原因で郷里にいられなくなっとかだったら困る。それが後から判ったなら当方の信用問題にもなるし。

申込書からは両親の存在が全く見えてこない。それも気になった。

やむなく、家主さんと相談して、私が本人や連帯保証人と話をした時の印象を伝え、申し込みを受けることにした。契約は郵送で済ませており、一昨日、本人と連帯保証人が来店した。

本人に会ってみた印象は、どんなものだったかというと・・・、


今時こんな16歳がいるのか、と感動するくらい素直で、しかも自分というものをしっかり見据えていて、先の成人式で荒れ狂っていた全国の20歳が恥ずかしく思えるほどに大人だった。

「自分にはやりたいことがあって、その為には郷里にいてはダメだから、少しでも早く東京に出たい」という強い意思を持っていて、祖母を説得しての一人暮らしである。目標に到達できるかどうかは別にして、彼女なら16歳での一人暮らしも心配は要らないし、幸いなことに家主さんも同じ敷地に住んでいらっしゃる。

彼女は或る事情で、祖母以外に身寄りはいない。もし祖母が亡くなれば天涯孤独になる。その歳で私なんかより壮絶な生き方をしていた。通常ならグレるか真っ当に育つかの両極端であろうが、良い友だちにも恵まれて横道に逸れることもなく育ったようだ。

祖母の前で、私は娘さんに言った。

「困ったことがあったらいつでも言っておいで。家主さんもとても人柄がいいから何でも相談に乗ってくれると思うし、あなたはけっして一人じゃないからね。生活費が心細くなったら、飯くらい何度でも奢るから遠慮なくここに来なさいよ」、と。祖母と私の年恰好が近いのなら私が祖父代わりになればいい。そう思える娘さんでもある。

ただし一つだけ条件をつけた。いつものように、「その代わり、あなたが目標を達成して有名になったら、たとえ一回しか飯を奢ってなかったとしても、私はいろんな人に『俺はずいぶんアイツの面倒をみてやったもんだよ』と言わせてもらうけどいいかなあ」、と。そう言うことで相手は気が楽になるし、私も先の楽しみが増える。もちろん、彼女は笑って快諾してくれた(*^^)v

私がふと思い出して「ここの2階に使ってない照明器具があるけど、
良かったら使う?」と訊くと、見て使ってくれることになった。しかも、祖母が契約した駐車場の仲介料の釣銭4750円を用意していたのだが、「照明器具を2個も頂いたのだし、それは頂けません」と受け取りを拒否する。

「それ、別の退去者がキレイな状態で残していったものを保管していて、誰か使ってくれる人がいたらあげようと思ってて、おカネかかってないから気にしなくていいよ」と言ったのだが二人して引かない。祖母も「この子の気持ちですから取っといてやってください」と言う。何と言うか、これではまるで逆援助交際、である^_^;

それで、後日、改めて二人を食事にお誘いすることにした。

それにしても、「若い時に苦労はしておくもの」、とつくづく思った。
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2010年02月06日

逆Uターンの娘さん

東北の片田舎の出身の娘さんが当社管理の古いアパートに入居していたのだが、「田舎に帰ってしばらく実家で暮らすことにしました」ということで退去の連絡があった。

実家と言っても、ご両親は既に他界していらっしゃって唯一の兄弟である兄(独身)が家を護っている。その兄から「帰って来いよ」と言われて「都会暮らしに見切りをつけてもいいか」、と思ったようだ。

娘さんはとても性格がいいし優しい人である。東京に出てきてから雑種の捨て猫を拾って大切に飼っている。立会いに行くと、どこも傷んでいなかったし、まあ几帳面な性格である。気持ちよくお見送りして清算もスムーズに終了しのだが・・・、数ヶ月して電話があった。

「私がお借りしていた部屋、まだ空いてますか?」と訊く???

「え、どうしたの、お兄さんと折り合いが悪かったの?」と訊くと、

「ええ、なんか違和感があって以前のように心が通じないんです」と言う。それでまた東京に出ようと思ったようだ。ただ、兄から言われて帰ったのに直ぐ家を出たのでは再び実家に入ることは難しくなるものだろうから、「あの部屋はまだありますし、またうちで部屋を借りてくださるのは有り難いんだけど、それで(東京に出てきてしまって)本当にいいの?。今度はそれなりの覚悟が要るものだろうから、よくよく考えて行動してね」、と言ったのだが、決心は固かった。

彼女は内心「早く部屋を決めて安心したい」と思っていたこともあって「以前借りていた部屋がまだあるか」訊いてきたのだろう。「家賃をあと2千円上乗せ出来るなら、以前の部屋より交通便が少し良くなって1DKでバス・トイレ別でエアコン付きの部屋もあるよ。気分転換も図れるし、この際、別の部屋にしたらどうかな」と伝えた。

以前の部屋も今回お奨めした部屋も、どちらも家主さんの人柄は最高に良い。どちらも私にとっては大切な家主さんではある。だが、今回は彼女のことだけを考えてアドバイスさせてもらった。

1週間ほどして彼女が上京したので、部屋を案内すると気に入ってくれて直ぐ契約となり、ほどなく引っ越してきたのだが・・・、

1ヵ月後、彼女から電話があった。「やっと、いい給料を貰える仕事が見つかりました」、と言う。え?、このご時勢に、いい給料・・・??

「ん?、もしかして、夜のお仕事?」と訊くと、「はい、まあそんなトコです」と笑う。それ以上は詳しく訊かなかった。私がそういう店に行くことは無いから、店でバッタリ、なんて心配もないし(*^^)v

「家主さんには報告しないでおきますね。言えば(水商売だからと)余計な心配を掛けることになるし、私はFさんを信じてますから」と言うと喜んでいた。何かあれば私が責任を取れば済む話である。

だが、世の中、どこでどんな偶然や奇跡が起きるか分からない。

先日の記事の「相談の報酬」でおっぱいパブに連れて行ってもらったなら、そこで働いているかも知れないではないか。そんなところで顔を合わせたなら家賃の催促など出来なくなるたらーっ(汗)

やっぱり、「おっぱいパブ」は諦めよう・・・ふらふらバッド(下向き矢印)
posted by poohpapa at 07:38| Comment(6) | お客さん(入居者) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年01月30日

誘っていたのかも(^^ゞ

当社がいつも仕事を頼んでいるリフォーム業者から電話が入った。

私がいつものように「修理依頼のFAX」を流していたのだが・・・、

「あそこの部屋、行きたくないんですよ。中、見たことありますか?」と訊く。以前も換気扇の交換で行ってもらったことがある。

女性入居者から「便座にヒビが入ったから交換してほしい」との連絡があったのでリフォーム業者を向かわせたのだが、愚痴の電話であった。業者によれば、中はほとんどゴミ屋敷で、足の踏み場も無く、それも問題なのだが、それよりもっと大きな問題がある、とのこと。

洗ってあるのかないのかは不明だが、一人暮らしの部屋には下着も散乱していて、トイレのドアを開けると床にパンティーが2枚とブラジャーが転がっていたとかで、「あら、いけない、ごめんなさいね」と本人が慌てて拾い上げたものの、見るつもりは無くても当然に目に入るし、気まずい空気が流れて辛かった、と言うのだ。

女性は30代後半、普通なら女盛りの年頃だが色気はないし、男にとって、「見たくないものを見せられる」のは拷問みたいなものだ。

これから業者(異性)が修理のために部屋に来る、というのに部屋の掃除も片付けもしていないし、それどころか下着が散乱しているというのでは単に「だらしない」というより異常である。

万一、何か事件になっても、それじゃあ「無理やり襲われました」などという言い訳も通用しないであろう。実質的には自分が誘っているようなものである。それより何より、大和撫子なら、せめて「恥じらいの心」くらい持っていてほしいものだちっ(怒った顔)


たいていのことには驚かない「プロのリフォーム業者」でさえ尻込みする部屋・・・、実は他にもある。それはまたいずれ(*^^)v
posted by poohpapa at 06:28| Comment(2) | お客さん(入居者) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年12月30日

昨日の話に動きが・・・

昨日の昼頃、昨日の記事のお客さん(以降女)から電話があった。

「心配をお掛けしましたが、日曜の夜遅くに旦那が帰って来ました」

ほえ!?、どういうこと?、と思っていると、

「飲みに行った店で他の客と喧嘩になって、相手ともども今までブタ箱に入れられてたんですって。勤め先に警察から電話が行ったので、本社の判断で解雇ということになった、と言うんだけど・・・」

なんでも、体中傷だらけで帰ってきたとか。相手は暴力団組員で、勤務先に組織の者が押しかけたりしたらしい。女からの問い合わせに対して「辞表が出されて退職した」と説明したのは、女が本妻ではないからのようで、勤務先もそれなりに気を遣っているのが分かる。

先日はあれほど「方南町の女のところに行ったに違いない」と息巻いていたのに、「他の女とは全部手を切った。そんなに俺のことが信用できないのか」と怒られて、すっかり信用しているフシもある。ま、信用しないと自分が持たないのだろうが、私は信用できないと思う。

ただ、帰ってきて話し合いをした際に今までの借用証は書いたとか。

私が「結局、方南町の駅前でビラ撒きしなかったんでしょ?、浦和の親戚の家にも訪ねなかったんだよね」と訊くと、「うん」と言う。

本命と見られた方南町の女のところに行ってなかった、ということで女のプライドは保たれたワケだが、だったら私も「マラの大きさなど訊くこともなかった」ではないかちっ(怒った顔)

寂しく新年を迎えずに済んだのは良かったが、旦那が返ってきたからといって幸せになれるとは限らない。それは不幸の「第二章」の始まりでしかない。互いに浮気性なんだから来年内は持たないだろう。

ま、年の瀬に殺生沙汰が起きずに良かった、と思うことにしようわーい(嬉しい顔)
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2009年12月29日

年の瀬を迎えて寂しい話

一昨日、駅方面に向かって歩いていると、向こうから70歳くらいのお婆ちゃんがゆっくり歩いてきて、私の手前で何やら拾う。

誰かが少しだけ吸って捨てたタバコだった。近くには根元まで吸ったタバコも落ちていたが、そっちは見向きもしなかったのでゴミ拾いをしていたワケではなさそうだ。人に踏まれてペチャンコになっていたのを指先で元の円筒形に戻すようにしてポケットに入れていた。

どんな人が吸ったものか、は勿論、銘柄などは関係ないんだろう。

ああいう光景を見るのは切なくて辛いものがある・・・、が、今日の話はそれとは別で、或る意味、もっと辛いお話。


先日、当社で(他社管理の)3DKのマンションを借りてくれたばかりの「ワケあり」のお客さん(以降は女と表現)から電話が入った。

「たいへんなことが起きちゃって、旦那が失踪ちゃって・・・」

入居したのは1ヶ月前、旦那が消えたのが10日ほど前のこと。朝、普通に出勤したきり帰宅せず、会社に問い合わせると「突然辞表を出して(その日に)退職している」とのこと。

相手の男は大手タクシー会社勤務。人当たりも柔らかく女性にも優しそうな感じの62歳。女は50歳で小奇麗な感じ、ではあった。

男はまだ離婚が成立しておらず、言わば不倫の関係。その男女のところに身重で離婚した女の娘が戻ってきて新居の3DKで一緒に暮らすことになった。春には、不倫関係の二人と、女の20代半ばの娘(次女)と、生まれてくる赤ちゃんと一緒に4人で暮らすことになっていたのだが、それ自体、複雑で奇妙な組み合わせでもある。

電話してきた当日の夕方、女は私の店に飛んできた。

何でも、旦那には今まで750万も貸していたとか。それは全て自分のカネでなく、女の長女から130万、伯母から270万、そして本人が250万である。一回の最高額は60万、その都度「とりあえず出しといて」という出させ方。女の親族の法事にも出て「今度入籍します」と挨拶しているから、当の本人だけでなく伯母も信用していたようだ。だから、その都度「借用書」など書いていないし、現金で渡している。ということは貸し借りの証拠が残っていない。

警察に相談したが、「それでは結婚詐欺を立証するのは困難」と言われたようだ。それは私もそう思う。男が結婚を餌にカネをせびったワケでなく、女のほうから積極的に貢いでいたような感があるし。

本人には申し訳ないが、いろいろ詳しく聞くとボロボロ出てきて、もう笑うしかないような話である。このお客さんのことを「女性」と書かずに「女」と書いているのは、私も呆れているから、である。

旦那には他に「切れたハズの女」が何人もいるようだ。今回の失踪で「まだ切れてなかった」と判ったのであるが、内容が凄い。

杉並の方南町に分譲マンションを持っている大企業勤務の43歳の女性、どうもその女性が本命のようだが、27歳の時から6年かけて(あっちのほうも)自分好みの女に作り上げたとかで、旦那が転がり込めば喜んで受け入れるに違いないそうだ。

次に都心のAクリニックに勤める看護士。こちらも同じく6年かけて自分好みの女に作り上げたんだとか。もちろん、私は又聞きだが。

そして、外資系企業に勤めるキャリアウーマン。更に◎生堂化粧品で開発を担当しているOL・・・。

なんで??、である。見た目は風采が上がらないし、さほど話術に長けているとも思えない。しかもタクシーの乗務員なんだから、何処で知り合うのかも不思議だったのだが・・・、女の話では、

「タクシーに乗ってきて、降りるまでの間に口説いてるのよ。バックミラーで、好みのタイプと思ったらアタックするみたい。私もそうだったから」とのこと・・・、なるほどね(*^^)v

私はどうしても気になることがあったので単刀直入に訊いてみた。

「旦那さん、テクニックが凄いとか、ナニが大きかったの?」

すると、「ナニは普通。だけど他の人よりカリは大きめかも」だと。その程度だと、そこまで女性が惹かれる理由がイマイチ分からない。しかも相手はほとんどが「れっきとした職業」に就いているんだし。

一年前、「家賃は俺が払うから」と転がり込んできた家賃13万9千円のマンションは結局一度も男が家賃を払うことなく退去している。

今回、うちから申し込みを入れたマンションの契約金40万も、当日の朝、私に電話があって「姉から一時的に借りる約束をしていたんだけど、姉が間違って今日ゴルフに行っちゃって連絡つかないから貸してくれないか」と頼んできたが、きっぱり断った。大正解だったようだ。後で判ったことだが、契約金は女の伯母から借りている。


「きっと方南町にいるだろうし、旦那の写真があるから印刷して駅前で配ろうと思う。私の分はともかく伯母や長女が出してくれた分だけでも返させたいから」と言う女に、「無駄だと思うよ。例え本人を捕まえても絶対に返ってはこないから、嫌な思いをするだけだよ。伯母さんや娘さんには今後あなたが返すしかないよ」と言ってやった。

ただ、問題が一つある。この女、血が上ると刃物を振り回しかねない性分らしい。過去には元旦那のお腹に出刃包丁を突きつけて「動くと刺さるよ」とやったことがあるとか。その時は、元旦那が動いたので刺さったようだ。自身もあちこち切って救急車を呼んでいる。

ワケあり紹介者に話すと、「旦那の過去の行状が判っていて付き合ってんだから、自分もそういう目に遭うかも知れない、ってことくらい判りそうなものじゃんね。要は、これ以上は搾り取れないと見切りをつけられて他の女のところに行かれちゃっただけだよね」と言っていて、私もまったく同感である。

ただし、この女の良いところは「家賃はきっちり払う」ということで、そういう面では心配していない。私も何かあれば客付け業者として責任もあるので、「今後どうするのか」女の方針が固まり次第、管理会社に報告しようと思っている。

この旦那も旦那だが、私は旦那が発見されないことを願っている。

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2009年11月18日

見た目で騙されていた(?)気のいい家主さん

多摩郊外の古い2DKのアパートに14年前、カップルが入居した。

二人とも公務員で、真面目な好人物だった。彼氏のほうは一見して気の弱そうな引っ込み思案タイプ。見るからに「ひ弱」そうな感じ。

公務員、と言っても、配属の違いから休日は同じでなく、すれ違いの日々が続き、1年半ほどして彼女はアパートを出て行った。

すると、同じ敷地に住む家主さん(奥様)からこんな電話があった。

「Nさん(彼氏のほう)ねえ、奥さんに逃げられちゃったみたいで、気の毒で見てられないのよ。もうじき更新でしょう。うちの分はいいから更新料はオタクの分だけもらってください」

「へ??、Nさん、公務員で収入は安定してるし、あれで見かけによらず芯は強い人ですよ。生活苦かどうかで言えば、Nさん以外の入居者のほうが遥かに苦しいんじゃないでしょうか。現に家賃が遅れてる人もいるし。それで本当にいいんですか?」

と訊きそうになったが止めた。傍で見守っていて家主さんなりに何か感じるものがあったんだろう。だが見かけに騙されている感はある。

Nさんに話すと喜んでいたが、家主さんのご厚意を辞退はしなかった。以来、6回の更新での更新料はずっと半額であった。

そのNさんが先月退去した。退去理由は「結婚を機に調布にマンションを購入したから」、というものである。家主さんが「気の毒だから」と家主さんの分の更新料を免除していた裏側で、せっせと頭金を貯めこんでいたのである。カッコウの托卵もどき、とまでは言わないが、ま、したたかではある(^^ゞ

引越しの立会いに行くと、14年も入居していたとは思えないくらいキレイで、クリーニング代だけの負担で敷金との差額は返金する、という精算で何の問題も無いように思われたが、私はNさんに言った。

「家主さんはNさんの生活が大変だろうからと、今まで更新料を免除してくださっていました。それだけでも他の入居者より20万以上も得をしています。敷金は2ヶ月分14万預かっていて、そこからクリーニング代を引けば残りは10万くらい返金することが可能ですが・・・、どうでしょう、放棄して頂けませんか?」、と。

もちろん、Nさんが「納得いきません」と言えば普通に清算するつもりだったし、家主さんも「なんで?」とは仰らないと解かっていたが、このまま普通に清算したのでは不公平ではないか、と思ったのだ。

Nさんは予想通り「ああ、結構ですよ。家主さんにはとてもお世話になったし、長く住ませてもらったんで敷金が返るとも思っていませんので」、と快く受けてくださった。私としても有り難かった。

自分で汚したり傷めたりしておきながら「敷金はいくら返してもらえるんですか?」とうるさく訊いてくる人のほうが多いものだし。


不動産屋はとくに依頼が無くても、どちらかが一方的に損をしないよう気を遣ったりするものである。何も私だけに限った話ではない。

それにしても、家主さんが同じ敷地に住んでいる場合は、なるだけ生活苦とか気弱な性格を装ったほうが得なんだ、としみじみ思った。
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2009年11月06日

約束のお米

以前、記事にさせて頂いた生活保護の老婦人Tさんに関するお話。

入居中からいろんなお気遣いを頂き、退去する時も「お世話になったから」と、僅かな保護費の中から工面して商品券などくれたりしたので、「うちの女房の岩手の実家で細々とお米を作っているんで、秋になって新米が届いたらお裾分けしますね」、と約束をしていた。

入居中、当方に管理上の手違いなどあってもけっして責めるではなく、感謝の言葉だけしか頂かなかった。そういう入居者は珍しい。

で、今月の初め、実家から待望の新米が届いた。天候不順を心配していたが例年並みの収穫だったようだ。気候や虫の発生、稲の病気などで作柄も収穫量も影響を受けるので、簡単に約束してはならないものだが、ダメだった時は何か他で考えるつもりでいた。

実家に「分けてもらえるか」問い合わせると、「大丈夫」とのことなので、お裾分けでなく30kgでお願いした。以前、「月末になると塩むすびだけで空腹をしのいでいたりする」と聞いてはいたが、まあ、たしかにお年寄りの一人暮らしには多すぎる量かも知れない。

Tさんに電話して「30kgで頼んでおいたからね」と言うと、案の定「ダメダメ、食べ切れないから5kgにしてよ」とのこと。実のところ当初は私も、うちに届いた分からお裾分けすればいいかな、と思っていたが、Tさんは自分で食べ切れない分は友だちに分ける人である。間違っても自分だけで抱え込んで食べる人ではない。なので当然に、仲良くしている友だち何人かに分けてあげることになる。

それが私の狙いであった。どういうことかと言うと、聞けばTさんの友だちもまた義理堅い人ばかりであって、お米を分けてもらったなら、それが何らかの形でTさんに返ってくることになる、と容易に解かる。ということは、多めに送っても無駄にはならずに生きてくるのだ。

電話でしきりに「多すぎるよ」と遠慮するTさんに私の意図を伝えると、何度も「図々しくてごめんね」と謝って泣いていた。「また何か持って挨拶に行くね」と言うので、「嫌だよ、来なくていいよ。俺は生活保護の上前なんかハネたくないよ」と憎まれ口を叩くと、「お茶菓子くらいならいいだろ?」と訊く。「それも嫌だね。手ブラなら来てもいいよ」と言うと、ようやく「分かった、じゃあそうするよ」とのこと。

私は「年寄りいじめ」「恩の押し売り」をしているだけかも知れないたらーっ(汗)

電話では「4年前に手術した癌が転移したんだか、最近は背中が痛くて寝られないことがある」とも言っていて、ちょっと心配だ。来年も元気でいてくれたら、また新米を(今度はお裾分けで)届けてあげたいと思う。それなら、余計な気を遣わせなくても済みそうだし(^^ゞ
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2009年10月24日

忙しい夜

昨晩、夜8時半頃から紳助の番組「本音の殿堂」を追っかけ再生機能で観ていたら、家電にNYの大家さんからお電話を頂いた。打ち合わせをしているところに長男から携帯に電話が入る。

長男の用件は「友達が結婚するんで、ピン札があったら3枚交換してくれない?」ということで、昼間のうちに電話があって「夜遅くなるけど行くから、近所まで行ったら電話するね」ということになっていたのでベルが鳴った瞬間に長男からだと直ぐ分かったんで放置。

失礼ながら家主さんと会話しながらCメールで「今、電話中。マンションの下まで着いたらインターホン鳴らして」と伝えるが・・・、何度か来ているのに「場所が分からない」と言ってきた。DNA鑑定などしなくても間違いなく私の子だと判る。私以上に方向音痴だふらふら

他にも用があったから家まで来たのだが、ピン札が必要ならATMで何度か出し入れしてキレイなお札だけ抜いていけば集まる。と言うか10万くらい引き出せば3枚くらいは入っている。これが千円札だとピン札が出てくることはほとんどないのだが(余計な薀蓄たらーっ(汗)

まあ、どうにか辿り着いた時には私はまだ電話中で、玄関先でおカネを交換して帰ってもらった。一段落したので録画の残りを、と思っていると、9時45分に携帯が鳴る。物産展で買ったパンを少し持たせたので長男からのお礼の電話かと思ったら、先日、当社管理のアパートに入居したばかりのKさんだった。

「うちの子が2階のバルコニーから転落してグッタリして鼻血を出しているんですけど、病院を紹介してください」、とのこと。

「だったら私に電話するより救急車でしょ!?」と思ったが、「待てよ、たしか独身で子供はいなかったハズでは・・・」と思い出して、よく聞くと「仔猫」だった。

猫なら(本能的にも能力的にも)バルコニーから転落しても怪我はしないものだろうが、仔猫だし、慣れない家で勝手が違ったのかも。

直ぐに、うちのノルンがお世話になっている国立のH動物病院の院長先生の携帯に電話すると、そんな時間でも快く診てくださるとのこと。Kさんに伝えると喜んでいたが、Kさんのアパートは日野である。二つ隣の市だし、足が無いかも知れない。タクシーでは大変だから状況によっては私が行かなければ・・・、と思って訊くと・・・、

「さっきまで父が(車で)来ていて、財布を忘れていったから直ぐ引き返してくるハズですから、そうしたら乗っけていってもらいます」とのこと。ちょっとおかしかった(^^ゞ

で、心配なことがあった。飼主は、当初は動転しているものだが、落ち着いてきて「大丈夫そう」と解かると、中にはすっぽかす人もいるらしい。Kさんはそういう人ではないが、先生が病院の照明を点け診療機械も直ぐ作動できるよう準備を整え、夏場なら冷房、冬場なら暖房も入れて万全の体制で待っていても、いつも通ってきている飼主さんでない場合は何の連絡もなく放置されることもあるとか。

以前、新聞の投書欄で読んだが、個人診療所の医師が、電話で「直ぐ診てほしい」と言ってきた急患の患者のために、診察室にストーブを入れ準備万端整えて待っていたが、何時間待っても来なかったとか。いたずら、ではなく、症状が落ち着いたのだろうが、迷惑な話だ。電話番号を伺っていてもそれでも平気ですっぽかす人がいるそうで、そういう精神は全く理解できない。その辛さは、我々不動産会社が約束を破られる比ではないと思う。深夜だったりもするし。

そういう無責任な飼主が何人もいると夜間診療を受けてもらえなくなって、助かる命が助からなくなる可能性もある。自分だけのことではない、と理解しなければならない。我々の業界で言うなら、せっかくペットの飼育を認めていても、退去時にペットによる損傷の原状回復費用の負担を拒否されるようなもので、そんなことがあるとペット不可物件になったりもする。現に当社の管理物件でもペット可からペット不可になった物件がある。ちゃんとルールを守っているペット愛好家に迷惑が掛かるのだが、自分のことしか考えない人がいる。


幸いにも、仔猫の怪我は大したことがなさそうだった。先生からもKさんからも連絡を頂けてホッとした。

結局、一時間番組の「本音の殿堂」だったが、CMを飛ばしていても観終えるのに2時間半もかかってしまった。ハードディスク付きのDVDレコーダーを買っておいて良かった(そういう問題ではないわーい(嬉しい顔)

posted by poohpapa at 07:53| Comment(0) | お客さん(入居者) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年10月13日

対照的な二人の生活保護受給者

当社管理のアパートに入居していて最近退去した二人の生活保護受給者の、これは対照的な人柄の話。

一方は、契約規約に反して猫を飼っていて、退去の際に、壁紙に爪とぎの痕があるのに「猫なんて飼ってない」と主張していた入居者。

実際には婚姻が継続しているのに偽装離婚している母子家庭で、しかも軽自動車を所有している。明らかな不正受給である。

退去の連絡を寄こした際に「敷金を戻す時に、市役所には内緒にして私の口座に返してください」と言っていた。どの生活保護者も敷金は個人口座に返還するが、いちおう市役所に問い合わせてみた。

市役所は「個人の口座に返してもらってかまいません」とのこと。どうも「後で回収するからどっちでも同じ」ということでなく「一旦は契約金分として支給したものだから返さなくてよい」ということらしい。おかしな話である。市の財政はどこも逼迫しているハズで、そういうのは「元々市のおカネ」、つまり原資は税金だから返してもらうべきだと思うが、ま、市が「要らない」と言うんだからしょうがない。

不正に生活保護を受けていて敷金も自分に返せ、と言うんだから呆れるが、正直、家主さんも当社も、その入居者が他の入居者と度々トラブルを起こしていたので出ていってくれるのは有りがたかった。

入居期間は3年弱で、契約に違反して猫を飼い、2DKの全部の部屋の壁紙を傷めているのだから、結果的に敷金6万8千円では足りなくて敷金から返す分など無かった。爪とぎの痕が無ければ敷金はクリーニング代を差し引いて半分くらいは返せそうだったが、本来なら追加負担が発生するケースである。だが、この30代半ばの女が払ってくれるワケがなく、家主さんは敷金放棄だけで諦めざるをえなかった。


一方、東京郊外のアパートに入居していた70歳の老婦人のケースは、前者とは真逆であった。最近、市役所から都営住宅に移るよう言われて退去したのだが・・・。

以前は亡夫と都内で酒屋を経営していて裕福な暮らしぶりだったようだが、数年前一人娘を病気で亡くし、以来一人で質素に、そして持ち前の明るさで前向きに暮らしていた。生活保護を受けることになった時、預金通帳は役所に全部渡していて蓄えは全く無い。それでも本人は「福祉のお世話になるんだから当然です」と気にしていない。

で、その老婦人が退去するに当たって、私は敷金清算に最大限の配慮をした。壁紙はタバコで茶色くなっていたが家主さんの気持ちも考えながら上手く折り合いをつけた。敷金は1ヶ月分だが、間違って翌月の家賃まで先に振り込まれていたので、敷金分だけクリーニングと原状回復費に充当し、過払い家賃はそっくり戻すことにした。家主さんも好意的で、不足分は快く負担してくださることになった。

老婦人は「戻った分は市役所に返す」と言うが、生活保護費は家賃込み7万7千円で、そこから都営住宅の家賃2万や公共料金などを引くと一日の生活費(食費)は実質的に千円以下とのこと。それでは旅行どころか日帰り温泉にも行けない。もちろん小遣いなどない。

私は振込みでなく現金で返すことにした。通帳は役所が管理しているから振込めば役所に没収されるだけのことだ。福祉のお世話になっていると言ってもそれくらいの余禄は生きていくのに必要である。

先日「駅前に引っ越して交通の便が良くなったから」と返還分を当社まで取りに来てくれたのだが手土産を頂戴してしまった。いつも月末はおかずが買えず、塩おにぎりだけで空腹をしのいでいるというのに、私の為に少ない保護費の中から工面してくれたのであろう。

そこで「11月上旬に女房の実家から新米が送られてくるので届いたらお裾分けしますね」と言うと涙ぐんでいたが、これも、たまたま当社のアパートに入居して頂いた良きご縁、それだけのことである。

30代半ばの女と70歳の老婦人・・・、ちょうど2倍の年齢差で、生きてきた時代の違いと親の教育や躾の違い、それに生活環境の違いなどが影響しているのだろうが、一方は「こんな奴のために配慮なんかしたくない」相手で、一方は「この人のためなら最大限の配慮をさせてもらおう」と思える相手である。この違いはあまりに大きい。




posted by poohpapa at 06:35| Comment(2) | お客さん(入居者) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年10月07日

二人の中年女性

当社管理のアパートの隣り合わせに二人の中年女性が入居している。間取りは同じ2DKで、当然に環境等の条件は変わりが無いのだが・・・、

一つだけ、決定的に違うものがある。

それは・・・、






家賃である。


一方は7万円、一方は6万2千円。8千円も違うのだ。明らかに不公平不公正であるが、それには私なりの理由がある。

一方は先日記事にした(更新通知を出したら電話してきて)「もう10年も入っているんだからそっちから来なさいよ」と命令するかのように言ってきた女性。以前から、上から目線でモノを言い、相手の都合には全く合わせようとしない人物。

一方は新築当初から入って頂いている女性で、10年ほど前の更新の際には「お陰さまでとても気持ちよく暮らさせて頂いて感謝しています。もし家賃の値上げが必要なら遠慮なく仰ってくださいね」とのこと。もちろん、そう言われたからといって「ああそうですか」と値上げなどしないのだが、気持ちが嬉しい。それで逆に、更新の度に家主さんと相談して少しずつ家賃を下げてきた。

こちらも記事にしたことがあるが、数年前、勤めていた会社が倒産したとかで、その際、家主さんと相談して契約途中に5千円値下げしたりもしている。もちろん、退去されるよりいい、という判断であった。

現在でも8千円の差だから年間に9万6千円、次回の更新までに19万2千円、更新料の差額も加算すると20万の差になる。この10年間ではおよそ50万もの違いになる。

それだけではない。今回、更新に際して家主さんに「新築当初から入居して頂いているので、畳や襖も相当に傷んでいることでしょう。本来は入居中の家主さん負担での取替えはしないことになっていますが、途中で何回か入居者が入れ替わっていたなら家主さんの負担は大きかったと思われます。この先も長く入っていて頂くためにも、『ご希望であれば当方の負担で交換しますよ』と伝えてみたらいかがでしょう」と提案すると、家主さんは快く受けてくださった。

更新契約の際にそのことを伝えると、入居者の女性は凄く喜んでくれたのだが、「実は最近、襖を自分で交換しましたし、畳は家具もあって大変だから結構ですよ」とのこと。「ならば、次に張替えする時にはお声を掛けてくださいね」と言うと感激してくれた。

一方の女性は、この先も家賃を下げるつもりはない。金銭にも細かく、私も閉口するくらい性格的に物凄くキツイ人物であって、本人は知る由も無いが、それゆえに大きく損をしている(させられている)

ま、これくらいは許されていいだろう。不動産屋も人間なんだしわーい(嬉しい顔)
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2009年09月29日

再来店の理由

以前、当社の管理物件に入居していた男性Nさんが再び部屋探しで来店した。それ自体はとくに珍しいことではないが、再来店の理由はちょっと変わっていた。

前回は結婚を前提にして付き合っている彼女と、双方の親の承諾を得て入籍前に同居する為の部屋探しで、今回は一人、である。つまり、破局したのだ。いや、それもとくに珍しいことではない。

Nさんは「前回伺った時に二人の相性を見てもらったでしょう?。その時、『結婚までには至らないんじゃないかな。一度別れて、もう一度やり直そうとヨリを戻して、それでも結局は結婚しないと思うよ』と言われて、ズバリ当たってたんで、それでまた来ました」と言う。

二人で初来店した時に、雑談の中で信頼関係が築けたと判断できたので私も率直に感想を言わせてもらったんだと思う。幸せ絶頂の時に「将来的に結婚できない」とまで言われたのに、何の悪感情も持たれなかったし、そもそも個別に見れば彼も彼女も好人物なのだ。ただ、それと相性とは全く別の問題である。もちろん、立腹されそうならバカ正直には話さないものだが・・・。

話をしていて「いろんなズレがあって、これで上手くいったならどちらかが我慢を強いられていることになる」と危惧しただけのことだ。それでも好き同士なんで一緒になれるよう努力するものだろうから、「一度別れてやり直そうとして、それでも添い遂げられないもの」と、客観的な立場からは自然に予測がついたのである・・・が、まあ、私は「こういう予測」は今まで一度も外したことがない。少なくとも、壊れるカップルは100%当てる。

実は、私は当時自分が何を言ったかすっかり忘れていたのだが、話していくうちに少しずつ思い出していたたらーっ(汗)



希望条件を詳しく伺っていたので、先日、一件だけ案内して一発で申し込みを頂いた。具体的には書かないが、Nさんの厚意に応えるべくいろいろ便宜を図らせて頂いて、Nさんには少なくとも10万は得をして頂いた。怖い話だが、ある程度は不動産屋のサジ加減ひとつ、という事柄も幾つかあるものだし、ま、不動産屋には嫌われないほうが得、というものだわーい(嬉しい顔)

家主さんにも当社にも、そしてNさんにも、三者ともに大きなメリットが生まれる部屋探しになって、なんとなく幸せな気分である。

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2009年09月25日

ギネスブックに申請できるかも

先日、当社の空室募集物件に同業者から問い合わせがあった。

「猫を4匹飼っている、とのことですが、認めてもらえますか?」

ペット可、だとしても通常は複数匹は認めていない。せいぜい2匹までである。物件は2DKで、4匹とも室内で飼うという。家主さんに問い合わせる前に、「その方は敷金が4ヶ月でもOKですか?」と訊くと「大丈夫です」とのこと。

実は以前、ちょうどその部屋に住んでいた母子家庭が内緒で猫を飼っていて、退去時に原状回復をめぐって揉めたことがある。これ以上はない、という荒らし方だったが「敷金は全部返してください」と言い、大学教授である父親(連帯保証人)に連絡すると「娘にはそんな費用は払わなくていい、と言ってある」と取り合わなかった。結局は敷金の放棄だけで、不足分は家主さんに泣いて頂いた。今のように「個人情報がどうのこうの」ということもなかったし、私は学長と理事長あてに経緯を説明する手紙を送った。それくらいしてやらないと腹の虫が収まらなかったからである。

たまたま、その大学の学生課には当社の家主さんが勤めていて、その父親に愛人がいることを聞いていたから、よっぽど奥さんにチクってやろうかとも思ったが、それは思いとどまった^_^;

そういう経緯があるので家主さんに相談するのも躊躇されたが、長く空いていれば家主さんも当社も辛い。いちおう家主さんにお伺いすると、「けっこうですよ」と簡単に認めてくれた。「敷金も4ヶ月じゃなくても3ヶ月くらいでいいけど・・・」とも仰るが、それは私が4ヶ月で押し通してしまった。業者に伝えると早速案内してくれて申し込みが入った。ま、他を当たっても猫4匹では選択肢が限られるだろう。

で、「2DKに猫4匹だからギネスブックに申請」という嫌味ではない。契約を交わすのに要した時間が、である。

契約のために来店したのが午後4時、契約が完了したのが夜の11時だった。通常は丁寧に説明しても1時間程度で終わる。その間に当社でお出ししたのは缶入りサイダーのみ。晩飯も抜きである。

何故そんなことになってしまったか、と言うと、猫の飼育に関してトラブったからでなく、単に「雑談していたから」である。重要事項説明を開始するまで、何と4時間も雑談をしていたのだ。当方としても、今後何かのトラブルを引き起こす可能性がある人かどうかは見極めたい、と思っていたから先ず雑談から入って人柄を探るつもりであったが、そのまま話が弾んでしまったのだたらーっ(汗)

重要事項説明を開始して数分後、「実は父が都内で不動産会社を経営してました」という話が出て、そこからまた1時間脱線、契約の途中途中でまたまた脱線、という具合で、契約そのものが完了したのが10時頃。そこから別の話になって一緒に店を出たのが11時。

しっかり話をさせて頂いたので、「この人なら大丈夫」との確信も持てたが、それにしても互いに初対面の相手である。普通は4時間も話せるものではない。しかも・・・、

お客様は26歳の独身女性である。

顔立ちは上戸彩に似ていて、全体の雰囲気は茨城ゴールデンゴールズの片岡安祐美選手にソックリ、という感じ。

現在はフリーとのことだったので、「こういう男性がいますが、お会いしてみますか?」と、故ひなたちゃんの飼主Mさんの話をすると、すんなり「是非お願いします」とのこと。彼女の仕事が一段落する10月末に紹介することにした。Mさんには事後承諾だったが、もちろん断る理由は無い。昨日の記事の「書いちゃいます」はこのことだ(^^ゞ

「順番が前後しますが写真を撮らせてもらっていいですか?」と訊くと躊躇いもなくOKしてくれたので、携帯で何枚か撮らせて頂いた。

えっと、希望者には一枚千円で添付ファイルで送信します(嘘わーい(嬉しい顔)

それにしても、まだ若いのに芯が一本通っていて、踏み込んだ内容の質問でも隠さずに答えてくれる。私は元々「どうでもいいような事まで隠したがる秘密主義で閉鎖的な人」が嫌いだから実に好感が持てた。

ま、交際が始まるかどうかは本人たち次第。後は見守るしかない。


てことで、不動産屋が仲立ちをするのは猫だけではない(爆)

posted by poohpapa at 08:00| Comment(0) | お客さん(入居者) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする