当社管理のテラスハウスに申し込みが入ったので、昨日、家主さんのお宅にご報告に伺ったのだが、非常に腹立たしい話を聞いた。
隣の部屋に一人で住む30代半ばの女から、申し込みを入れる際には「猫が2匹いる」と聞いていたが、他社から問い合わせしてきた時には「3匹」との話だった。それで、「このお客さん、他社さんからも問い合わせを入れてきて、その時は3匹と言ってましたが、どちらが本当でしょうか?。この物件は原則的に犬か猫、どちらか一匹の飼育しか認めていません。家主さんに交渉すれば2匹までなら認めて頂けるかとは存じますが、3匹は無理だと思います」と言うと、
「基本的には2匹で、時折、友人が飼っている猫を預かることがあるので、その際に家主さんから咎められるといけないから、最初から3匹と言っておいたほうがいいかな、と思った」とのこと。
「それで間違いないか」念押しして、家主さんと相談して受けることにしたのだが、契約に来た時には話が食い違っていた。
「友人が飼っている猫を時折預かる」のではなく、「現在2匹飼っているが、先日捨て猫を見かけて、可哀想だから私が飼ってあげようと拾ってきた。このまま飼うことになりそうだから3匹です」と言う。それではまるで話が違うことになる。どう考えても怪しい。
今まさに契約しに来ていて、重要事項の説明も終わっていて契約書の読み合わせをして、ペット飼育の特約を説明している中での話である。その女、私が慌てているのを見て、「そうですか・・・、ではこの契約は無かったことになるのですね」と泣きそうな顔で言う。
泣きたいのはこっちのほうだ。仕方なく、家主さんに連絡して相談すると、「絶対にそれ以上増やさないなら」と渋々了承してくれた。
契約を終えて帰った後で家主さんに直ぐ電話をして、「物腰は柔らかですが、この人、相当シタタカです。当初約束していたペットの飼育による損傷の借主負担による補修も、後になればゴチャゴチャ言うようかも知れません。何かあったらご遠慮なくお声を掛けてください」、とお話しておいた。
で、ここまででも充分に腹立たしい話だが、まだ続きがあった。
昨日、家主さんが仰るには、
「こないだ、○○さんの猫が家の外に飛び出したとかで大変な騒ぎだったんですよ。幸い直ぐ見つかったんで、それはそれで良かったんですけど、今、どうも2匹しか飼っていないようなので、『猫ちゃんは3匹じゃないんですか?』と尋ねたんですよ。そうしたらね・・・」
その女は平然と、こう言ったという、
「
いえ、元々一匹は野良猫だったから、引っ越す時に向こうに置いてきたんですよ」
家主さんも憤慨していらっしゃったが、私も全く同じ思いである。
少なくとも「3匹では契約上問題が出てくる、とか、家主さんにご迷惑をお掛けすることになるから、とか、貸室で複数匹飼おうと思うのが間違いかも、と思い始めた」ワケではないだろう。
家主さんは「3匹飼育を認めてくれた」のだから、向こうに置いてくる(捨ててくる)必要などないではないか。
人間の都合で捨てられたり拾われたり、また捨てられたりしたんでは動物は堪らない。猫であっても「
この世に生を受けた(人間と)同じ生き物」である。ましてや、一度は
飼おうと思って自分が拾ってきた猫ではないか。不動産屋や家主さん相手に
汚い交渉までして3匹飼育を認めさせておきながら、今度は自分の都合で捨てるのか!
この女、とりあえず飼ってみて、それで自分や先住猫との相性などが悪そうなら捨ててしまうのではないだろうか。よく
そんなことが言える(出来る)ものだ。それではタヒチの
猫殺し作家と何ら変わりない。
だいいち
そんなこと言ってたら、「とても小さくて可愛い迷い猫をもらってきて育て始めたら、成長につれ元気いっぱい暴れまわって、今はすっかり飼い主のほうが子猫に振り回されている、という
この方はどうなる!!
私は今から心に決めている。
この女が退去する時には一切の手心を加えず、約定どおりきっちりペット飼育による損傷の補修代を請求して、そうすることで「この女に捨てられた猫(たち?)の敵をとってやろう」、と
posted by poohpapa at 06:39|
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嫌な客
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