2007年09月27日

粘着質な男 PARTU

月初めに、比較的人気のある空室物件に問い合わせがあった。

物件は未だ入居中で月末にならないと空かない。広告を出して直ぐの反響で、そういうのは嬉しいのだが・・・、ちょっと不愉快だった。

同業者さんが案内すると、「気には入ったが中を見ないと決められないから、申し込みを入れて、結論は中を見てからにしてもらいたい」と言っている、とのこと。そんなのは受けられない。入居中の物件は外観と間取り図と環境だけで判断して頂くしかない。

それでは、3週間も物件を止めることになる。その間、他からの申し込みは受けられないし、問い合わせがあっても「案内して気に入って頂いても2番手になります」と言わねばならず、それでは案内してもらえない。仮止めしておきながら本人は他も探すハズである。律儀に「他の物件を当たらず待っている」、なんてことは有り得ない。

それでは、自分は安全地帯にいてリスクだけ業者や家主に負わせようとしていることになる。そういう「自分のことだけしか考えない客」は相手にしたくないので「仮止めはできない」と断ると・・・、

「なら、今の入居者に中を見せてくれるよう頼んでもらえないか」、と言ってきた。もちろん、そんなことは出来ないし、する気も無い。逆の立場になったら嫌なものだろう、と思う。自身が退去する時、「次のお客さんがどうしても中を見たいと言っているんで見せてやってもらえないか」と頼んだなら、快く受けてくれるとは到底思えない。
で、それも断ると・・・、

「室内の写真はないか?」、と訊いてきた。そんなものは無い。写真と実物ではまるで印象が違ってくることもあるので逆効果になったりもするし、後でトラブルも起こりかねないのだ。

海外旅行のパンフに載ってる現地の写真と、実際に行ってみた印象がまるで違う、なんてことは良くある話。だからと言って「カネ返せ」とは私は言わないが、帰国後に返金を要求する客もいるらしい。

その後も3日おきくらいに客付け業者さんを通じて「物件がまだ有るか」確認してきたが、業者さんにお願いして完全に断ってもらった。

管理会社としては、こんな粘着質な客には入居してもらいたくない。


なぜなら、私も「粘着質」だから(爆)
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2007年09月20日

アンタは人を見る目がない

うちの常習滞納者の連帯保証人が私に言ったセリフである。

入居者は実の娘で、言ったのは母親。再三にわたり催促の電話をする私に、根負けして少しずつ振り込んではくれるものの、とても追い付かず、慢性的に2〜3ヶ月分の立替が発生していた。

母親は「オタクは審査というものをしないのですか?」と言う。ちゃんと審査していたなら娘のようなモノを入れなかったハズで、入居させたのはオタクの審査が甘いからだ、と言いたいようだ。だが、それは「天に唾する」発言である。親が言うのは無責任であろう。

以前、別の人間からも同じことを言われた・・・。元妻である。
私が「信用しては裏切られ」を繰り返していた時に言われたのだが、
オイオイ、である。「そうだよな、だからオマエと結婚したんだもんな」と言いかけた言葉をグッと飲み込んだが、ストレートに言い放ったなら、離婚はもっと早かったかも知れない。

私は「人を見る目がない」のではなく「信じたらとことん信じ切りたい」だけである。結果が失敗であっても、疑って掛かって損しないより遥かに気分がいい。人には「先ず疑ってかかれ」とは言うが、自分は人を信じたいのである。必然的にカネは残らないが、そのほうが気分よく一生を終えられる。借りを作るより貸しを作る立場でありたいし、催促するかどうかは相手によりけりである。

ここ20年くらいは滞納家賃以外で人様に何がしか用立てても一度も催促したことは無い。貸す時は「帰ってこないもの」と思っているし、諦めのつく相手にしか貸さないから。

見る目が無くて結構、である。
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2007年06月17日

涼みに来るな!

いつもは店番しててもお客さんなど入ってきやしないのに、免許を取り上げられたら2人も来た^_^;

一人目は若くて可愛いくてグラマーな娘さん・・・、だが問題あり!
頭がちょっとおかしいのだ。


「あの〜、まだ決めないかも知れないですけど、いいですか?」
(ホントは困るんだよ、業法違反になるから案内とかはしないよ)


私が、壁にかかっている空っぽの額縁を指差して「実は、私は昨日突然解雇されて、あの通り、宅建免許が無いのですよ。この店は現在は管理業務しか出来ません。よって今は部屋探しの仲介は出来ません。資料を見てもらうだけならOKなんですけどね」と言ったのだが、そんなことにはお構いなく話を続ける。


「お風呂とトイレが別々で、中央線の沿線が良くて、自転車でもOKで、家賃は安いほど良くて、6万くらいまでで、・・・」
(そんなに条件が支離滅裂じゃ探せねえよ)

「あ、これ、オートロックですか?」
(それ古い木造アパート、オートロックなワケないだろ!?)

「ガスKって何ですか?」
(キッチンがガスということに決まってるじゃねえか!)

「町内会に入らないといけないんですか?」
(アパートの住民は、声かけられねえから心配すんなよ!)

「回覧板とか廻ってくるんですか?」
(知らねえよ、そんなこと!)

「押入れ、一間て、どれくらいの幅ですか?」
(図面見りゃあ見当つくだろ!)

「保険2万・・・、毎月管理費みたいに掛かるんですか?」
(毎月なワケないだろ!)

「これ、こっちが南ってことは・・・、こっちは何向きですか?」
(東西南北も解からねえのかよ!)




「私、今日、友達と6時に待ち合わせしてて、相手に電話したら通じなくて、何回か掛けてたら、さっきジョナサンの前でバッタリ会って、その友達が携帯持ってなくて、間違えてたかも知れないから、友達に電話してみたんだけど、まだ待ち合わせまで時間があるし、ず〜っと歩いてて暑かったから、不動産屋さんに入れて涼めて良かったです」
(テメエ、涼みに来たのかよ!)

訊くことのレベルが低いし、話の辻褄は合わないし、全く疲れるちっ(怒った顔)


いいかげん疲れてきて、ふと時計を見ると4時25分。で・・・、

「あ、ごめんね、私は4時半にココ出なくちゃいけないんで」とお帰り頂いた。こんな客に6時10分前まで付き合わされたら堪らない爆弾


やれやれ、と思っていたら、直ぐ入れ違いに中年女性が来店。

免許がある時には閑古鳥が鳴いてて、無くなったらお客さんが続く。

「あのお、年老いた母と2人暮らしなんですけど、私、学会なので、今まであちこちの業者さんから断られてしまってたんですけど・・・」


頼む、もうこれ以上オレを疲れさせないでくれ!


posted by poohpapa at 05:16| Comment(4) | 嫌な客 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年06月13日

目配せ、指差し、頷き合う・・・母子

飛び込みで、60歳近い母親と20歳を少し過ぎたくらいの息子が来店した。母親は、見るからに水商売ふう、息子は肥満児、であった。あえて訊きはしなかったが、どうも韓国籍のようにも感じられた。

「駅から徒歩圏でオール6畳の3DK、予算は最大11万まで」とのことで、普通なら難しい条件ではない。だが、現在うちの地域ではワンルームはダブついているもののファミリータイプは不足している。

話をしているうち、この母子は二人で既に相当に不動産屋廻りをしている、と判った。賃貸に関する地域の特性を熟知しているのだ。

私も手を尽くしたが「コレなら」という物件は一つしかなかった。その広告を渡して見せると、母親は「ああ、こんな感じになっちゃうのね」と言いながら、隣に座っている息子に目配せして、広告の下に記載されている元付業者名を指差し、互いに頷き合っている・・・。

駅員の指差し点検じゃあるまいし、である。

それは、「この業者は知ってるけど感じ良くなかったよね」とかの意味の合図ではない。そうなら、たいていは何か話してくれるからだ。

それは、うちを抜いて「この業者に直接当たろう」という合図なのだ。それが証拠に、母親はその広告をサッサと持って帰ろうとする。

不動産屋は他社で募集している物件広告をお客さんに渡す場合、下の「業者名の部分」は自社の名前と連絡先に差し替えてコピーする。でないと、せっかく紹介や案内をしても、お客さんが直接元付業者に問い合わせたり申し込みを入れてしまう可能性が高くなる。

で、この母子、どうも勘違いしているようだ。当社を抜けば仲介料がその分少なくなる、と思っているのではないか。そういう勘違いをする人は稀にいて、たいていは広告をそのまま持ち帰ろうとする。

「それは原本なのでコピーして差し上げます」と言ってコピーしたのを渡したが、顧客カードには何も書いてもらわずにお帰り頂いた。

本音では「もう来なくていいよ」と思っていたからである。
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2007年06月04日

粘着質な男

外出していた2時間の間に、会社の電話に同一人物の携帯から5回も着信があった。登録されている番号ではなかったがお客さんかも知れないのでこちらから掛けると、言葉がハッキリ聞き取れなくて、最初は日本人ではないように聞こえた。しかも、「今、都合が悪いので、10分したら(そっちから)掛けてください」、と言う。

「どちら様でしょうか?」と名前を訊くと、それには答えず「じゃあ、また掛けますから」と言って電話を切る。夕方また電話があり、

「スカイパーフェクTVは視られるか」と訊くので、「パラボラアンテナは設置されているので、後は個別に契約してください」と答えると、「入居してから視られなかったら嫌でしょ?、調べて返事くれる?」と横柄に言う。自分で契約すれば視られるようになると決まっている。

さらに「インターネットは接続可能なのか」「コンセントの正確な位置を知りたいから詳細の設計図面を送ってくれ」とも頼む。

管理会社といえどもコンセントの位置まで正確に把握していないし、その物件はまだ入居中であって、まさかに入居者に計測してもらうワケにもいかない。家主さんにお願いすれば建築時の図面は頂けるが、そうまでして要求に応えたくない、と思ってしまったので、「分かったら連絡します」と言ってそのまま放置しておいた。

というのも、家主さんも「そういう人は断っちゃってください」と仰っていたからである。ま、そのうち諦めて他の物件を探すだろう、と思っていたら・・・、地元のTハウジングから問い合わせがあった。

「こちらの物件はスカイパーフェクTVは視られますか?」

それで、「そのお客さん、○○さんて仰いませんか?」と訊くと、「ええ、そうです」と言う。業者を通して質問すれば答えるもの、と思ったのかも知れない。それで、業者に今までの経緯を説明して辞退しようとしたのだが、「当社には奥様がおみえになって、普通の感じでしたよ」とのこと。この「普通の人」というのがクセモノである。今まで、客付け業者のその言葉に何度騙されたことか。「普通の人」がモロ「ヤンキー」だったり「暴力団組員」だったこともある^_^;

「もう案内しちゃったし、何とか審査通してくださるよう家主さんにお願いして頂けませんか。来週には申込書を書きに来ますので」と粘られたので、「その時に考えましょう」と言っておいた。一週間経って何も言ってこないので、やっと諦めたか、と思っていたが・・・、

今度は別の業者から「スカイパーフェクTVは視られますか?」と訊いてきた。「○○さんてお客さんですよね」と訊くと、そうだと言う。また経緯を説明して丁重にお断りした。まったく疲れるちっ(怒った顔)

別の部屋を探せ!」である。

私が、なぜ「審査を通さない」よう家主さんに進言するか、というと、

○私の携帯番号も広告に書いてあるのに、2時間の不在中に5回も会社に電話をしてきていながら何のメッセージも残していないこと。

○名前を訊いても答えずに切ってしまったこと。

○次の電話で再度名前を訊いたら「○、○、○!」と無愛想に答えたこと。

○「業者を替えれば回答してもらえる」と考えてか、当社に直接電話をかけてきていながら同時に複数の業者に声を掛けていること。

「感じが悪い」という一語に尽きる。第一印象というのは大切なのだ。これで、この男に奥さんがいる、というのが何とも不思議だ。

私は自分でも相当「ネチッこい」性格のほうだと思っているが、この男は、その私をして「ネチッこくて気持ち悪い」と思わせるのだから、言わば「蝿捕り紙に鳥モチを塗った」くらいの性質なんだろう。

こういう奴を入居させると必ずトラブルが起きるし、余計な手間を掛けさせられることになる。「断って絶対に正解」だったであろう。


で、実は、先日の記事「普通では有り得ない展開になった部屋探し」のAさんが契約したのは、その部屋である。3室いっぺんに空いて、2室は直ぐ決まり、1室だけまだ決まっていなかったのだが、家主さんも「いい人に入ってもらいたいから、ゆっくりでいいですよ」と仰っていて、鳥モチ男を断ったこともあって残っていた次第である。

こいつ、今頃はまだ、片っ端から問い合わせてるんだろな・・・、

「この物件はスカイパーフェクTV、視られますか?」
posted by poohpapa at 04:52| Comment(10) | 嫌な客 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年05月24日

そんなこと知るか!

家賃が遅れている大学生の実家に電話を入れてみた。家賃はいつも親が振り込んでくれているから、である。

電話には、最初は母親が出て「先日、契約更新に伺った時に払ったのは4月分の賃料じゃないんですか?」と訊く。「あれは更新料なんですけど」と説明すると、父親に電話を代わり、また同じことを訊く。

父親が事情を飲み込めないでいるので、再度詳しく説明していると、(たまたま帰省中の)本人がいきなり電話を代わって、私に「今、納棺中なんです。折り返し、後で電話してください!」と怒る。

「そんなこと知るか!」、である。葬儀中というなら、最初に親が出た時に「今、取り込み中なので後ほど掛け直します」とか言ってくれれば良い。最初から普通に会話していたではないかちっ(怒った顔)

だいいち、こちらから掛けているのに「折り返し」は無いだろう。葬儀中というなら「こちらから掛ける」タイミングは計れないのだし。


更新契約は両親を伴ってやってきて、両親共に腰が低く感じが良いが娘は気性が激しそうに感じていた。「何か(部屋の設備で)具合の悪いところはありませんか?あれば家主さんに連絡して補修してもらいますよ」と言うと、前後の説明が無く、さも管理会社の私が悪いかのように「ドアの郵便受けが壊れているんですけど、そういうのって、私の責任ですか?」とだけ無愛想に訴える。

「ドアの郵便受けは単なるプラスティックですから、郵便などで厚いダイレクトメールを無理に入れられたら割れてしまうものです。入居者さんが頼んでいた郵便物の配達が原因であっても、構造上の問題だと言えます。家主さんに伝えて直ぐに交換してもらいます」とは伝えたが、リフォーム業者には「ゆっくりでいいよ」と言っておいた。

相手の気持ちには無頓着だから言葉も配慮も足りないし、状況判断が正しく出来ないし、であるから、「将来お嫁に行っても、この娘が夫の両親や家族から可愛がられることは無いだろうな」、と思った。間違っても「夫の親と同居する」ことになったなら互いが不幸である。

私は、その娘が目の前にいるだけでイライラしてしまって生理的に受け付けなかった。謙虚さも感謝も無いから可愛げも無く不快さだけが残る。余計なお世話だろうが、友だちも出来ないな、と感じた。

両親は善い人だが、子供の育て方は間違った(甘やかした)と思う。
posted by poohpapa at 06:09| Comment(4) | 嫌な客 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年04月10日

こんな客に「昼飯抜き」にされて堪るか!

お昼前、うちのに電話して「駅前でランチしない?」と言うと、「うん、いいよ。直ぐ支度して出るね」との返事。

そろそろ来る頃かと待っていたらドアが開く気配。無言だったので、うちのかと思っていたら若い女性客だった。

「中央線で、できればこの辺りで、風呂とトイレが別で、2階以上で6万までで探しているんですけど・・・」とのこと。希望条件は整理されているが、それでも希望地域の範囲は広くて探しにくい。

時期がズレてしまっていて、条件に合う物件はたったの2件しかなかった。しかも、どうもイマイチ魅力に欠ける物件だった。

当初は「駅から離れててバス便でもいい」と言っていたのに、自転車で10分くらいの物件でさえ「う〜ん、遠いなあ・・・」と言う。

条件は整理されているようでも、言ってることは変わる。何か有るな、と思って「今までに、どれくらい物件を見ましたか?」、と訊くと「もう一件押さえてキープしているんですよ。一旦帰省する(ために電車に乗る)までに2時間あるから、もっと他にイイものがないかな、と思って・・・」とのこと。ま、そんなモンでしょう。

お客さんの心理は解からんでもないが、そういうのに付き合わされるのは迷惑でしかない。「もっとイイのを探せれば決まる可能性が有るんだから、それでも一生懸命探そうと努力するのが不動産屋の仕事だろ!」というのは素人考えである。可能性は限りなく0に近い。

2時間(実質1時間)しかなくて、ここの駅でなくても良くて、既に「そこそこ気に入ってる物件をキープしてある」なら、2時間後に彼女が当社にいることはない。ただ暇つぶしの相手にされるだけだ。

そんなのは、自分という彼氏がいるのに、彼女が「合コンに出まくってるようなもの」だ。私なら、そんな自分勝手な女を繋ぎとめておこう、などとは全く思わない。「好きにすれば?」である。

実際、どんな物件をキープしているか訊いたら「90点くらいは付けられそうな物件」だった。私は早々に部屋探しを止め、彼女に「その管理会社に戻って申し込みをするよう」勧めた。

こんなんで「昼飯抜き」になったなら一日不愉快になるだけだから。
posted by poohpapa at 06:07| Comment(0) | 嫌な客 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年03月29日

「セコい、常識無い、頭悪い」、三拍子揃った男

仲良くしている同業者さん(女性)から一昨日聞いた呆れた話。

2月末に電話で「車庫証明が要るんですけど」と、契約者でない若い男性客から電話が入り、「いずれかの駐車場を契約しないと車庫証明だけの発行は出来ないんですよ」と断り、希望した駐車場の契約費用の説明をしてやったら、3月13日に再度その男から電話があって、「○○駐車場を契約したいけど、僕は20日が給料日で、18日には前借り出来そうなんで、その日に契約に行くから」と言ったとか。

賃料は6千円で、保証金と税込手数料を足しても18300円である。

「え?たかが駐車場の契約で給料の前借り??」と思ったものの、そこは商売、契約書を準備して待っていたのに結局来なくて、25日になって、常識では考えられない要求をしてきたんだとか。

「どうしても契約金が用意できないんで、契約金は賃料だけにしてもらって借りられませんかねえ?」

てことは、「仲介料は一切払わない」と言っていることになる。

男の言っていることは、

○レストランに行って「カネは無いけど食事させて」と頼む。
○会社から「給料は一銭も払えないけど働いてくれ」と言われる。
○風俗店で「サービス料なしでヤラせて」とソープ嬢に言う。

のと同じことになる。そんな例え話をするまでもなく、我が身に置き換えてちょっと考えれば「自分が如何に非常識な要求をしているか」くらい解かりそうなものである。だいいち、そんな義理は無い。


この仕事をしていると家主さんから、本来は家主さんが自分ですべきことや、当然に対価が発生するもの、経費や手間ヒマが掛かる仕事などを、当たり前のように「そんなの、おたくで(サービスで)やってよ」と押し付けられることが多々有るものだが、最近は客までがタダで不動産屋を使おうとしているようだ爆弾


相手が若いお姉さんだから「交渉次第で何とかなる」と舐められたのかも知れないが、こんな奴に貸したら月々の賃料も滞るであろう。

それにしても、セコイというかケチというか、情けない男である。
うちの店に来ていたならボロクソ言ってやるのだが・・・、残念ちっ(怒った顔)
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2007年03月04日

絶対に許せない女

当社管理のテラスハウスに申し込みが入ったので、昨日、家主さんのお宅にご報告に伺ったのだが、非常に腹立たしい話を聞いた。

隣の部屋に一人で住む30代半ばの女から、申し込みを入れる際には「猫が2匹いる」と聞いていたが、他社から問い合わせしてきた時には「3匹」との話だった。それで、「このお客さん、他社さんからも問い合わせを入れてきて、その時は3匹と言ってましたが、どちらが本当でしょうか?。この物件は原則的に犬か猫、どちらか一匹の飼育しか認めていません。家主さんに交渉すれば2匹までなら認めて頂けるかとは存じますが、3匹は無理だと思います」と言うと、

「基本的には2匹で、時折、友人が飼っている猫を預かることがあるので、その際に家主さんから咎められるといけないから、最初から3匹と言っておいたほうがいいかな、と思った」とのこと。

「それで間違いないか」念押しして、家主さんと相談して受けることにしたのだが、契約に来た時には話が食い違っていた。

「友人が飼っている猫を時折預かる」のではなく、「現在2匹飼っているが、先日捨て猫を見かけて、可哀想だから私が飼ってあげようと拾ってきた。このまま飼うことになりそうだから3匹です」と言う。それではまるで話が違うことになる。どう考えても怪しい。

今まさに契約しに来ていて、重要事項の説明も終わっていて契約書の読み合わせをして、ペット飼育の特約を説明している中での話である。その女、私が慌てているのを見て、「そうですか・・・、ではこの契約は無かったことになるのですね」と泣きそうな顔で言う。

泣きたいのはこっちのほうだ。仕方なく、家主さんに連絡して相談すると、「絶対にそれ以上増やさないなら」と渋々了承してくれた。

契約を終えて帰った後で家主さんに直ぐ電話をして、「物腰は柔らかですが、この人、相当シタタカです。当初約束していたペットの飼育による損傷の借主負担による補修も、後になればゴチャゴチャ言うようかも知れません。何かあったらご遠慮なくお声を掛けてください」、とお話しておいた。

で、ここまででも充分に腹立たしい話だが、まだ続きがあった。


昨日、家主さんが仰るには、

「こないだ、○○さんの猫が家の外に飛び出したとかで大変な騒ぎだったんですよ。幸い直ぐ見つかったんで、それはそれで良かったんですけど、今、どうも2匹しか飼っていないようなので、『猫ちゃんは3匹じゃないんですか?』と尋ねたんですよ。そうしたらね・・・」

その女は平然と、こう言ったという、


いえ、元々一匹は野良猫だったから、引っ越す時に向こうに置いてきたんですよ



家主さんも憤慨していらっしゃったが、私も全く同じ思いである。

少なくとも「3匹では契約上問題が出てくる、とか、家主さんにご迷惑をお掛けすることになるから、とか、貸室で複数匹飼おうと思うのが間違いかも、と思い始めた」ワケではないだろう。

家主さんは「3匹飼育を認めてくれた」のだから、向こうに置いてくる(捨ててくる)必要などないではないか。


人間の都合で捨てられたり拾われたり、また捨てられたりしたんでは動物は堪らない。猫であっても「この世に生を受けた(人間と)同じ生き物」である。ましてや、一度は飼おうと思って自分が拾ってきた猫ではないか。不動産屋や家主さん相手に汚い交渉までして3匹飼育を認めさせておきながら、今度は自分の都合で捨てるのか!

この女、とりあえず飼ってみて、それで自分や先住猫との相性などが悪そうなら捨ててしまうのではないだろうか。よくそんなことが言える(出来る)ものだ。それではタヒチの猫殺し作家と何ら変わりない。

だいいちそんなこと言ってたら、「とても小さくて可愛い迷い猫をもらってきて育て始めたら、成長につれ元気いっぱい暴れまわって、今はすっかり飼い主のほうが子猫に振り回されている、というこの方はどうなる!!


私は今から心に決めている。



この女が退去する時には一切の手心を加えず、約定どおりきっちりペット飼育による損傷の補修代を請求して、そうすることで「この女に捨てられた猫(たち?)の敵をとってやろう、とちっ(怒った顔)

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2007年03月01日

誰だか判らないけど、許せない奴

不動産屋はショーウインドウのガラスに内側から物件広告を何枚も貼っていて、部屋を探しているお客さんが通りがかりに見ていくものだが、数ヶ月に一度、凄く嫌なことがある。

ウィンドウ(の割合高い位置)に痰や唾が吐かれているのだ。

そういうのはその日に気付くことはない。店内からは影にもならないし、翌朝、掃除している時に発見されるから、見つけた時には乾いてこびり付いている。汚いし、落とすのにも骨が折れる。

他のお客さんが見たなら気持ち悪がって他所へ行ってしまうだろう。ちょっとした営業妨害でもある。だいたいが、吐いた本人はウインドウに飛んだのは分かっているハズなんだから、故意でないなら、どうして拭き取らないのだろう。ティッシュやハンカチを持ち合わせてないなら、どちらを向いて吐くかくらいは考えねばならない。というか、むやみに唾や痰を吐くなよ、と言いたいちっ(怒った顔)

で、私は、そういうことをして平気でいられる日本人は確率的に少なくて、大半は中国人ではないか、と疑っている。

いずれにしても、やった奴を特定できないが、見込み客だとしたら、そういう人間に部屋を貸したなら後々とんでもないトラブルに見舞われるだろうから、貸せるものではない。

そういうことがあった朝は、一日中不快になるのは言うを待たない。できれば一度、現行犯で押さえたい、と本気で思っている。
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2007年02月16日

だったら来ないでくれ!

もう店を閉めようとコートを着かかったところに客が入ってきた。

「まだいいですか?」と訊かれれば「ダメです」とは言えない。
見かけはごく普通の30代半ばの男性だが、一見して「この客とは生理的に合わないな」と直感した。なにか嫌な雰囲気が漂っている。

「駅から歩けて、2DKで、駐車場込みで7万5千円以内で探しているんですけど」とのこと。駐車場を除けば部屋に掛けられる予算は6万5千円ということになる。条件的にはかなり厳しい。おそらくは、駅前から順番に不動産屋を当たっていて、物件が無くて、うちに辿り着いたのが「その時間」、ということなんだろう。

当社の管理物件には無いんで、仲良くしている同業者に電話してみると、そこそこ良い物件を紹介してくれたのだが、その物件は一般媒介で、他の業者でも取り扱っている。

「資料が欲しい」とのことでコピーを渡し、顧客カードに記入してもらおうとすると・・・、

私は、そういうのは書かないことにしているんです。申し込みする気になったら、その時に書きますから」、と言う。

「この物件は、いろんな業者さんが扱っていますので、もし見て頂くとしたら、直前に有無を確認してご連絡します。でないと無駄足にさせてしまう可能性も有りますので、その為の連絡先をお伺いすることは出来ませんか?」、と訊くと、

無くなったら無くなったで構いませんから」と言う。

私の一番嫌いな言葉である。自分のことしか考えていない。「オマエは良くても、私は良くないんだよ」、と言いたくなる。人に依頼事をしていながら自分の情報は出そうとしない。不動産屋が信用できないなら依頼もしなければよい。こういう輩はたまにいるが不愉快だ。


お正月のイタリア旅行でも、こんなことがあった。

一つのテーブルに6人が着き、食事をしながら話は弾んでいたのだが、お仲間のHさんが、父娘(父親は既に定年退職していて、娘さんは20代後半)で参加している父親に、「お仕事は何を?」と訊くと、「いえ、それはちょっと・・・」、と答えない。

私には、世の中に「人に訊かれて答えられない職業」が幾つもある、とは思えない。話の中で、Hさんは自分の仕事のことを既に話している。大雑把に「製造業です」でも「公務員です」でもいいではないか。いっぺんに座がシラケたのは言うまでもない。


私が言うのもナンだが、今は、資料が欲しければネットで幾つでもタダで見ることが出来る時代なのだから、「自分の素性は何一つ明かしたくない」なら不動産屋に資料を貰いになど来なければよい。

と言うか、うちには二度と来なくていいパンチ爆弾ちっ(怒った顔)
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2006年12月16日

今の、何だったの??

電話で同業者と話している最中に、入り口のドアが開く気配がした。

見ると、ドアを半開きにして70歳近い女性が何か話しかけたそうな様子で立っている。仕方なく電話を切って「はい、ナンでしょう?」、と声を掛けたのだが、見るからにホームレスといった雰囲気。

こういう場合、たいていは「貼り紙の中で一番安い物件」を、「これ、まだありますか?」と訊かれるものである。正直、どの物件に申し込みを入れても断られてしまう客には違いない。

「部屋を見せてほしい」なんて言わないでくれよ、と思っていたら、




「あそこ(町内掲示板)の金子さんが亡くなった、って誰のこと?」

「すみません」でもなければ「ちょっとお尋ねします」でもない。

私が「金子さん・・・、ですか・・・?ちょっと存じませんねえ」、と言い終えないうちの「存じま」あたりでクルッと踵(きびす)を返して駅のほうに向かってサッサと歩き出した。訊いてきた時と同じく、「どうも」でもなければ「そうですか」でもない。もちろん、会釈一つしない。

年寄りのことではあるが、後姿に向かって「バカヤロー!」と怒鳴りつけたい思いで見やると、

メリーポピンズでもあるまいに、ビニール傘に大きな風呂敷包みを結んで背負って、老人とは思えないほど足早に遠ざかっていった。

電話を切った時点での通話時間の表示が9分4秒だったから、あのババアの所為で、たった4秒で10円払ったことになる。クソッ!爆弾

うちの街には、こういうおかしな人が実に多いちっ(怒った顔)
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2006年11月12日

なら、安い1階の部屋を借りなよ(怒)

2階と1階の2DKがそれぞれ空いている当社の管理物件が有る。

2階の賃料は74000円、1階は72000円で共益費は無し。
駐車料は11000円である。

多摩地区の或る大手業者から問い合わせがあって、最初は「1階の部屋を駐車場込みで借りるとして、8万にはなりませんか?」、と言っていたのだが、案内している最中に再度電話があり、「2階の部屋で8万ということではどうでしょう?」、と訊いてきた。

物件は長く空いている。その間に4段階で値下げしていて、家主さんからすれば、いくら「借り手市場で供給過多」といっても、値下げは限界であろう。相談すれば泣く泣くOKするのかも知れないが、家主さんに相談せずに私の判断で断ってしまった。

当社としても、空いたままでは広告代の負担も嵩むから、家主さんが了解してくれたなら値下げしてサッサと決めてしまいたい思いもある。だが、相場を大きく割り込んで下げると、同じアパートの先住者との家賃格差が許容誤差の範囲を超えるし、何かの家賃トラブルが起こらないとも限らない。だいいち、それなりの入居者が入ってしまって、徐々にアパートがスラム化してしまう。不動産業者としては家賃の値下げでなく、設備の充実や良好なメンテナンス等でアピールできたら嬉しいのだが、最初におカネが掛かる話だし難しいものがある。家主さんには家主さんの都合もある。

客は予算が厳しいのかも知れない。「かも」というのは、最近は高収入でも値切り倒してくる客もいるから、である。だが、もし本当に予算が厳しいなら、自分たちの収入に見合った物件を借りるべきである。それに、もし8万にしてもらうとしても、下の部屋を借りれば3千円の値引きで済むし、2階と比べて家主さんに迷惑をかける度合いも少なくなる。1階が空いてないワケじゃないのだから。

もしこれが、「当初は1階で8万なら、と言っていましたが、やはり2階がいいので、8万2千円で交渉してみてもらえませんか?」、と言うなら解かるが、客の要望はあくまで「2階でも8万」である。それでOKしてしまうと、時期を前後して1階に入居してくれた人と逆ザヤになってしまう可能性もある。そういうのは不合理で不本意だ。


こういう「自分が得しさえすれば人のことは知らない」という人間は私の周りにもいて、今現在私も大変に不愉快な思いをしているし、そういう人間に貸すと先々いろんなトラブルに巻き込まれるから、早く決めたいのはやまやまだが、ま、断って正解だったであろう。
posted by poohpapa at 04:26| 嫌な客 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年11月05日

待てない人々

夕方5時ごろ、更新のお客様がおみえになった。契約書を交わし終えると、「実は相談があるのですが・・・」とのこと。

なんでも、離婚して今は一人暮らしだが、元妻のところに置いてきた子供が反抗期で母親の手に負えなくなっているようで、いろいろ相談を受けていて、元妻とやり直すべきか迷っている、との話。

そういう深刻な話をしている時に、50歳くらいの男がいきなり入ってきて、挨拶もなしに「表の貼紙にある3万2千円の部屋を借りるのに保証人が要りますか?保証協会は使えますか?」と尋ねる。

見れば「商談中」と分かりそうなものだが、お構いなしである。私が「保証人はどんな物件でも必要です。当社の管理物件なら保証協会も使えます」と答えると、「親は歳いってるし年金暮らしだから保証人はダメですかね?」と続ける。「業者や家主さんによっては高齢でも構わない、と言ってくれるケースもありますが、物件によります」と答えると、一旦出て行って、また直ぐ戻ってきた。

「職場に連絡とかされるんでしょうか?」と、相変わらず先客には目もくれない。「ちょっと宜しいでしょうか?」とか「伺いたいことがありますのでお待ちしています」くらいは言うべきだろうし、せめて先客に会釈ぐらいして欲しいものだが、大抵は無頓着である。

「私の用件は直ぐ終わるから割り込んでもいいもの」と勝手に決め付けているのだろうが、質問一つで終わることはなく常に長引く。


買い物をしていて店員さんと話をしている時などもよくある。寄って来ていきなり割り込んでくる人の、ナンと多いことか。うちのに訊いたら、「よくあるよ。私も買うつもりで店員さんと話していて、割り込まれてしまって買うのやめたこと有るモン」、とのこと。

ちょっと様子を見て僅かな時間待つ、ということがどうして出来ないのだろう。世の中にそれくらいを待てないほど忙しい人が大勢いるとは思えない。逆の立場になってみれば「割り込まれることの不快さ」など容易に解かりそうなものである。

心の中で思った。うちの店にはもう来なくていいよ、と。
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2006年10月26日

「殺してやる!」のその後、PART2

俯きかげんで歩いていたら、前方のバス停標識に男が隠れたような気配がした。気付かないフリをして行きすぎて振り返ると、その男が急ぎ足で逃げていく。

後ろ姿と歩き方で、誰だか直ぐ判った。「この男」である。

友だちを頼って、いちど何処か別の地域に引っ越したようだったが、最近また私の街でちょいちょい見かけるようになった。

急いで引き返して後をつけると、なんと私の事務所の裏手あたりに入っていく。「殺人予告男」が近所に暮らしているとしたら枕を高くして寝られるものではない。それで、しっかりと住処を突き止めようと更に後をつけると、路地の曲がり角で、フッと姿が消えた。

「これは用心して隠れたな」、と察して、こちらも建物の陰に隠れて、じっとして路地の様子を窺っていると、直ぐに出てきた。

向こうは「まいたつもり」だったのだろうが性格は読んでいる。住処を突き止めるのは一旦諦めて、驚かせてやることにした。

距離を詰めて後ろから肩を叩いて大声で、

ヨッ!、久し振りだなあ」、と声を掛けると

振り向いて固まっていたが、それでも直ぐに、私には何も答えず前方に向き直って(いつもの前傾姿勢で)早足で逃げようとする。

そういえば、そんな昆虫、いたよね(爆)

この男にはまだ滞納家賃が10万以上残っている。だが、本人にも連帯保証人である父親にも今は支払い能力がないことは判っているから催促はしていない。ではあるが、「こっちは忘れてないぞ!」、という意思表示だけはしておく必要がある

「殺せるものなら殺してみろ!」、という威嚇の意味もあるパンチ爆弾わーい(嬉しい顔)
posted by poohpapa at 04:39| 嫌な客 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年10月16日

滞納看護婦の親との遣り取り

滞納看護婦が家賃を振り込んでこないので連帯保証人である親に「支払ってくれるよう」電話をしたら、こんなことを言われた。

「そんなにキャーキャー言わなくてもいいじゃないですか!」、と。

「ちゃんと払ってくれれば言いませんよ。少なくとも、遅れるなら遅れると連絡をくれれば待ちますよ。他の滞納者にはそうしています。頑張っているけどどうにもならない、という人には督促していませんから。オタクの娘さんは、私が立替払いしているのを知っていても何の連絡も寄こさないし、こちらから連絡すれば出来もしない支払いの約束をしてそれを破る、いつもそうだから私は怒るんです。2日以内に振り込んでください。宜しいですね」

私も情け容赦なく言い切る。そう、私は「血も涙も無い人」だから。

2日後、振込みが無いのを確認した上で、再度親に電話すると、「もう解約しますから」とのこと。

「お母さんね、そんなこと勝手には出来ませんよ」
「弁護士に訊いたら、『出来る』って言ってましたから」

「出来るワケないでしょ。お母さんがそんなこと決めたって本人が出ていく当てが無いんじゃ明け渡してもらえないんだから」
「私たちが荷物を放り出しますから。あの子のことで家庭がこれ以上滅茶苦茶にされるのはもうこりごり。妹も近々結婚するのに」

「いずれにしろ、お母さんからの解約の申し出は認めません。本人と話し合って本人から解約の通知をさせてください。でないと、こちらがトラブルに巻き込まれてしまいますから」
「私たちが荷物を処分しに行って娘を放り出すからいいでしょ!?」

「確実に何日に出ます、という本人からの連絡を受けて解約通知と認めて、そこから1ヶ月先までの家賃が発生しますから了解してくださいね。契約書にもちゃんとそう謳ってありますから」
「こっちは離島に住んでるんだから、私とお父さんで東京に行くんだって何だかんだで100万は掛かるんです。大変なんだから解かってくれてもいいでしょう!」

「いえ、ですから私は今月分の6万4千円をお支払い頂ければいいんです。だいいち、○子さんは、出て行くことは出来ませんよ」
「だから、放り出しますから」

「でしたら、とにかく本人と話し合って本人から解約の通知をさせてくださいね。宜しいですね」
「あの子に連絡してもいつも留守番電話になってて向こうから連絡くれないから話せないんですよ。オタクさんから連絡するように言ってやってくれませんか」

「私が電話してもいつも留守電ですから同じです。お母さんのほうで努力してください」
「私も努力するけどオタクさんも・・・」


ハッキリ言って・・・・・、よく解からん!



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2006年10月12日

馬鹿げた連絡をしてくるな!

先月の当社による賃料立て替え分はナンと110万以上にもなっていて、今月は65万であったのだが、例の滞納常習看護婦は、先月分は珍しく入金があって、今月分は未だ入金になっていない。

先々月の末のこと、滞納看護婦から明るい声で連絡が入った。

「来月分の家賃、今日振り込んでおいたから見といてくださいね」

「・・・・・」


家賃は払ってくれて当たり前なのである。誉められた話でもないし偉くもない。約定どおり入金した時は連絡してくる必要など全くなく、遅れる時のみ事前に必ず連絡を寄こすのが常識、というものだ。

もちろん、振り込めなかった先月末には連絡を寄こしていない。

滞納看護婦のしていることは、幼稚園児が、「ママ、今日オネショしてないよ!」と言っているのと同じである(超爆)



何を考えているんだか・・・ちっ(怒った顔)


私は、もし行き倒れになって救急病院に担ぎ込まれて、遠のいていく意識の中、かすかに目を開けて、ストレッチャーを押している看護婦の中にこの女の姿を見つけたなら、きっとこう叫ぶだろう。


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2006年10月03日

「殺してやる!」、のその後 PART1

当社は月末より(家主さんに家賃を振り込む)月初のほうが忙しい。

昨日も、いつもより早めに出社して家賃の精算の為の資料を作っていたのだが、そこに、3年ぶりに「この男」がやって来た。

最初、顔を見た時、私は全く誰だか判らなかった。3年前より10kgも太っていて血色も良く、何より殺気」が消えていた(*^^)v

「いやあ、何年も来ないと○○さんに忘れられてしまうと思って」、と笑うが、3年前に貸した1260円のこともある。向こうはすっかり忘れているが、こっちが忘れるワケがない(爆)

で、顔を見れば「カネを借りに来た」のでは無さそうである。3年前、うちのアパートを退去して郷里の山梨に帰った後、数少ない友人にも裏切られて憔悴し、今にも「自殺しそう」に思えた頃とはまるで違う。仕事も順調にいっているのだろう。ちょっと嬉しかった。

で、彼は、「たまたまこっち方面に用があって、待ち合わせの時間までまだ2時間あるから寄っていこうと思って・・・」と笑って言うが、月初めに、狭い空間で2時間も顔を付き合わせていられるほどの度胸は私には無い。「もうじき込み入った話で電話が入るから、そうしたら失礼させてもらうね(出て行ってくれよ)」と伝え、しばらくして電話が入った。込み入った用件でもナンでもなく、いかな暇な店でも朝は何本かは電話が入るものだが、それを巧妙に「込み入った用件」に聴かせるのである。まあ、高等テクニックではある(*^^)v

私は、昨日の記事の直後だから、創価学会員であるこの男が上からの指示で「私の店に探りを入れにきた可能性もあるかな」、とも考えたが、まあ、それは無さそうなのでホッとした。考え過ぎではあろうが用心するに越したことはない

話の途中、財布を出したので、「お、憶えてたんだ、1260円」と思っていると、中からメモを取り出して「携帯を替えたんでお知らせしときます」、と渡す。「要らねえよ、そんなモン」、であるちっ(怒った顔)

ま、新たな借金の依頼が無かっただけでヨシとしよう(*^^)v


実は、この男のことでは、こんな記事も書いている。

どこまでも迷惑な客ではあるが、私はこの男を嫌っていない。世の中には、さんざん迷惑を被っても「嫌いになれない人間」もいれば、とくに自分が何も言われたりされたりしていないのに「好きになれない人間」というものがいる。不思議なものだ。

それも、「人間社会の不条理」というものなんだろう。「生きている」ということは実に面白い
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2006年09月09日

音も無く俺の背後に立つな

経理事務に集中していて気付かなかったが、私の背後に人の気配がする。「え?」、と思って斜め後ろを振り返ると若い男が立っている。いつの間に入ってきたのか全く気が付かなかった。

客は声を掛けたけど「私が気付かなかった」ということはない。

ドアを開ければ、たいていは外の雑音で気が付くし、何より、普通は「すみませ〜ん」とか「ごめんください」とか声を掛けられるから「気付かない」ということは無い。黙って入ってきて背後まで迫られていたのだから気色悪いったらない。それでも客だから、私が「いらっしゃいませ」と声を掛けると・・・、

「こちらは西武線沿線の部屋探しも出来ますか?」とのこと。出来なくはないが、本当は先ず自分が探している地域の不動産屋に行ったほうが良い。それに条件が厳しかった。現在失業中で、1000ccの大型バイクが部屋の真ん前に置ける物件、しかも予算が厳しいし、「直ぐには借りられないから資料だけくれ」という絵に描いたような「美味しくない客」である。資料を何枚コピーして渡しても、この客が当社で決める、ということはまあ99%ないだろう。顔に書いてある。

1000ccの大型バイク、というなら自転車置き場には置けないから、他に駐車場を借りなければならない。

若いのだしPCくらい持っているだろうから、自分で検索したほうが楽に情報が手に入るもの・・・、と、これもふだん私が考えていることと逆の感想を持ってしまった。

いつも、「PCで簡単に物件が探せるようになって、皆、大手の業者のサイトで見つけて決めてしまうが、最後は不動産屋に足を運んで実際に物件を見て決めることになるのだから、いくら不動産屋になど行きたくないとしても、手間ヒマ惜しまずに不動産屋を訪れて相談したほうが良いのに・・・」、と思っているが、要は「客の内容によりけり」ということなんだろう。最初の印象が悪すぎた。


音も無く背後に立つ・・・、私がゴルゴ13なら、この男の首は即へし折られていたに違いない・・・、って俺、最近、疲れてるみたいふらふら
posted by poohpapa at 05:27| 嫌な客 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年07月29日

市役所からの訪問者

店番をしていたら、市役所職員(二人組)の訪問を受けた。

「オタクさんで管理しているアパートの敷地内に設置してあるカーブミラーが交通事故で倒されてしまったので、新たに設置させて頂きたい。ついては家主さんの了解は既に頂いているが、管理会社さんにも了解しておいて頂きたい」、と言うのだ。

私が、「どちらのアパートですか?」、と訊くと・・・、

出された図面は、コイツ()が入居するアパートだった。

「いえ、実は家主さんの了解だけでも良かったのですが、入居者の方と先日トラブルを起こしまして、それで管理会社さんにもお知らせしておいたほうが良いかと思いまして・・・」とのこと。

それで、「1階の奴でしょ?気にしなくていいですよ。私も最近モメましたから」、と言うと二人で顔を見合わせている。。

なんでも、折れたミラーを引き抜く作業をしていたら、旦那が出てきて「今の振動は震度4か5に相当する。作業をするなら震度計を持ってきて住人にどの程度の被害があるのか調べながらしろ。住人に迷惑を掛けていい、という法的な根拠は何か。説明できないなら謝れ!」、と言われたんだとか。私も経験済みだから様子は想像つく。

市役所の職員がどう説明しても納得しないので、ついには「いい加減にしろ!」と怒鳴りつけてしまったとか。「本当は市の職員としては良くない対応だと解かっているんですがねえ・・・」と申し訳なさそうに言うので、私の時の経緯を詳しく話すと、ようやく笑顔になってホッと胸を撫でおろしていた。お互いに、同じ思いをしている人間が他にもいた、と判っただけで心強いし妙な連帯感も生まれる


ところで先日、その入居者と狭い路地ですれ違った。20mほど手前で私も気付いたので、いちおう挨拶くらいはしようと間合いを計っていたが、相手は顔を背けたまま行ってしまった。

次にコイツと話をするのは、たぶん次回の更新の時であろうから、まだ20ヶ月くらい先のことだが、考えただけで今から憂鬱である。

それは2年に一度、胃の定期健診でバリウムを飲むようなものだふらふら
posted by poohpapa at 04:47| Comment(0) | 嫌な客 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする