2019年09月01日

ミサワホームのお粗末 <`ヘ´>  後編

京王プラザホテルの南館5階に早めに到着したのだが、受付は既にごったがえしていた。ミサワホーム本社主催の研修で、広い会場を借りているが席は予約で満席とか。顔馴染みの管理職の方が寄ってきて挨拶してくれたが、こういうのは多摩中央ミサワホーム時代には無かったこと。それは素直に嬉しい。

自分の名刺を入れたIDカードみたいなのを首から提げて会場に入ると、凄い違和感が・・・。

客席の最前列から4〜5列がテーブル席になっていて、その後ろは椅子だけの席。テーブル席と言ってもただの長机だとは思うけど、濃紺のテーブルクロスが掛けてあって、横には「予約席」の貼紙。制服や帽子からして京王プラザホテルのスタッフと思しき人たちがテーブル席の客にお冷を配っている。だが、座っている人たちはどう見ても我々と同じ不動産屋にしか見えない。私は、ビッシリ詰められた一般席(椅子だけの席)の最前列で、目の前の特別席が気になって、この差って何??、と訊きたくなった。

それで、一般席の一列目も全部埋まってない時に、うちの担当営業マンと支社長が挨拶に来たので、「この前の席は何ですか?」と訊くと、支社長が、「ちょっと表彰とかもありまして・・・」と言葉を濁す。それで、「俺はこういうの(差別待遇)好きじゃないから帰るわ」と言って、サッサと帰ってきた。

テーブル席は50人程度で一般椅子席は600人程度の席数だったと思う。後で「先着順で座って頂いた方たちもいます」との説明(弁解)があったが、同じ研修を受ける同じ不動産屋なのに、先着順で座れるテーブル席があるのが間違い。それも前から数列だけで、後から来た人たちは「あれ何?」と思うだろう。紹介を多く出してミサワの売り上げに貢献した業者を表彰するんだろうけど、テーブル席の全員が表彰されるワケではない。ちゃんと説明が無ければ誰が見ても特別席である。それは、特別席に座った人にも失礼である。3時間半もの研修の間、後ろから冷たい視線を浴び続けることになるのだから。

これがミサワホーム創立○○周年記念パーティーとかなら、特別席を設けようが表彰式をやろうが私は何とも思わない。だが、これは研修(講習会)のハズ。それで座席に差を付けたらマズイだろう。

我々が研修会に参加するのは、何か新しい知識やヒントをもらえるかも、と期待してのことで、企業側からすれば役立ち情報を提供してファン作りをするのが目的のハズ。これじゃ、いくらディナーを気張っても逆効果になるだろう。一般席に座った業者が「紹介を出して、いつかはああいう席に座れるようになろう」などと考えるワケが無い。なんで「こういうやり方で良し」と思ったのかミサワの見識を疑う。

開会の挨拶でミサワホームの社長が壇上に立ったなら、「この前の席は何なんですか?」と訊いて意見を言おうかとも思ったけど、それだとうちの担当営業マンにも迷惑が掛かるし研修がブチ壊しになるから、やめて帰ってきた。おそらくは、何も言わなくてもみんな私と同じ違和感を抱いていただろう。

で、30日(金曜日)に本社に電話した。本社のHPには電話番号が入っていないので先ずミサワーム多摩に電話して本社の電話番号を訊いたら、電話に出たW氏(若い営業マン)が用件を訊く。「月曜日に行われた京王プラザホテルでの研修について抗議しようと思っているのですよ」と言ったら、「今、確認できませんので折り返し・・・」と言う。上司に相談して「伝えて良いか」許可を求めようとしているのだろう。それで、「自分の勤めている会社の本社の電話番号が判らない、なんてことがあるワケないだろ!?」と言うと、さんざん待たされた挙句教えてくれた。あとでW氏から電話があって、「担当はOという部長です」と携帯の番号まで教えてくれたが、思うところあってO部長には直接かけずに代表電話にかけた。

電話に出たのは研修担当の部署のE課長。一通り意見を伝えると、謝りはするものの「それがどうしたんですか?、べつにかまわないじゃん!」と思っているであろう態度が透けて見えている。「じゃあ後で営業マンをお詫びに行かせます」と言うが、営業マンには一切の責任が無い。あの内容で企画したのは自分たちなのだから、謝罪に来るなら自分が来なければならない。そういうことで、本音では悪いと思っていないことが判る。クレーム処理には不向きだし、こんな上司の下では働けないかな。

ちなみに、「誰が発案して誰が承認したのか?」と訊くと「それはお答えできません」とのこと。もちろん、答えられないのを承知で訊いているんだけどね。いずれにしても部署ぐるみ「底なしのアホ」である。

私が「あなたは営業をしたことがあるか?」と訊くと、「ありますよ」とのこと。「だったら、営業マンが1本の契約を取るためにどれだけの思いをしているか解かるでしょう。あんたたちのやってることは営業マンの努力を一瞬でひっくり返しかねないことだよ」と言ったが、解かってないだろうな。

実際、営業マンが靴の底を擦り減らして何度も不動産会社を訪問して、コツコツと人間関係や信頼関係を築いても、あんな差別待遇を見せられたらいっぺんで冷めてしまうもの。ま、日頃から思いを寄せる凄く綺麗な女性のスッピンの本当の顔を偶然見てしまって興醒めするようなものだろう (違うか

「全部の席にテーブルを設けたかったのですが、会場が狭くて(実際は広いけど)前のほうだけしか置けなかったので・・・」と意味不明な言い訳もしていて、だったら尚のこと全部椅子席にすればいい。

私が腹を立てているのは「些細なこと」で、気にならない人からすれば「なんでそんなことで怒ってるの?」くらいの話だろうけど、こういう「ちょっとしたこと」に気配りが出来ているかどうかはとても重要。本来は営業マンの仕事をアシストすべき役割を担う非営業部署が営業マンの足を引っ張るのが赦せない。

私は思う。当たり前の感性を持ち合わせず、相手の立場になれば誰でも気付きそうなことにさえ気配りを欠いている住宅メーカーが「良い住宅」を建てられるものか、と。クレームがあった時こそチャンスだと思うのだが、木で鼻を括るような対応しかしないなら、そんな会社とは付き合えない。猛省を促したい。ミサワホームは、この研修で企業イメージを大きく毀損してしまった、と知るべしである。

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2019年08月31日

ミサワホームのお粗末 <`ヘ´>  前編

先日書いていた「今も怒りが収まらない」話の真相、


8月26日(月)にミサワホームが主催する研修会に行ってきた。うちに出入りしている営業マンから是非にと請われたのと、研修の内容に興味を持ったから、である。あとは・・・、意地汚い話だが、研修後に京王プラザホテルのディナービュッフェを頂ける、とのことだったから (おい

実は、ミサワホームとはずいぶん前に縁を切っていて、その理由は営業マンM氏にも伝えてあるのだが、嫌な顔もせず足繁く通ってくれる。話していて、「この営業マンは信頼できる」と思っているし、研修の参加者を一人でも多く集めることも営業マンの成績になるだろうからと参加を決めたもの。

私だけでなく、同業者でもあり、先日台湾にも一緒に行った横浜のTさんも誘っていたが、Tさんは帰国後に体調を崩してしまい、私一人で参加することになった。

当社の管理物件のほとんどは今は無くなっている多摩中央ミサワホームから委託されたもの。本来ならミサワに足を向けて寝られないのだが、その昔、私が何故ミサワと縁を切ったかというと・・・、

ある管理物件の家主さん宅を訪問したら、同じ敷地内のアパートは10年前(当時)にミサワで建てているのに母屋はセキスイハウスで建てていた。理由を尋ねたら、「アパートを建ててからミサワは一度も定期点検に来ていないのよ、それで母屋はセキスイさんにお願いすることにしたの」とのこと。

勿体ない話だし、それが本当なら由々しき問題。日頃お世話になっているミサワホームに伝えて、今からでも他の物件の定期点検がちゃんと為されているか確認して頂こう、と、私としては善意で「こういうことがありましたよ」と報告しに行ったのだが・・・、その話を伝えると、懇意にしていたミサワの社員は激怒してしまった。ミサワホームの点検部の落ち度に対してでなく、私に、である。意味が解からない。

普通なら、「よく知らせてくれました。全社的に確認してみます」になるものだろう。それが、「そんな馬鹿なことは無い。ミサワに限って点検に行ってないなんてことは無い。絶対に無い」と私に怒鳴って奥に引っ込んでしまったのだ。広いホールの真ん中で、「さあ、どうやって立ち上がろうか・・・」と悩んでいたら、戻ってきて、「ごめん、言い過ぎた」と言うのかと思ったら、また「ミサワに限って・・・」と怒鳴り続ける。受付のお姉さんも様子を見ているし、もう完全に立てなくなった。そこに、顔馴染みの別の営業マンが来たので事情を話して、ようやく立ち上がれた。そんなことがあって縁を切った。

少しだけミサワホームの擁護をしておくと、実は、前妻の義父母と暮らしていた2世帯住宅は、義父の意向でヘーベルハウスで建てているが、ヘーベルハウスも定期点検には一度も来なかった。それでいて紹介依頼の案内がしょっちゅう届くので、担当営業マンを叱りつけたことがある。いずこも同じかも。


ついでに言っておくと、過去ログでも書いているが、私は「この会社(多摩中央ミサワホーム)は潰れますよ」と役員の人に話したことがある。理由は二つあって、一つ目は、

ある日、私が車で多摩中央ミサワホーム本社を訪れると、駐車場はほぼ満車。どうにか隅っこに空いているスペースが2台分見えたので車を進めると、「社長専用」「専務専用」との立札が・・・。なるほど、これじゃ誰も停められない。私も停められなかった。だが、本社には不動産屋だけでなくお客様も建物の打ち合わせなどで車で来社することもあるだろう。であっても、そのスペースには停められなくなる。

それで、顔見知りの役員を捉まえて、「駐車場に看板を立てるなら、『社長専用』「専務専用』というものでなく、『駐車場が満車の際は受付までご遠慮なくお声を掛けてください。直ぐに社用車を移動いたします』としたほうがいいのでは」と進言した。役員は「なるほど、それはそうですね」と言っていたが、数ヶ月後にまた訪問したけど「社長専用」「専務専用」の立札はそのまま残っていた。

そんなのは社内的に「右側の奥から2台分は社長車と専務車専用だから社員は停めないように」と通達しておけばよい話。あえて札を立てるところに企業としての常識のなさが露呈している。それだと「この会社は客の都合より自社の都合を優先するのか。客のことは考えていないのか」と思われかねない。

で、それはどういう理由からか。その役員は私には「ごもっとも」と言っていながら本音ではそう思っていなかったか、社長に伝えたけど社長が拒否したか、あるいは、ワンマンの社長が怖くて言えなかったか、の、いずれかである。ま、忘れていた、ということもあるかもだけど。

私は、反論を許さない社長が怖くて言えなかったのではないか、と確信している。ということは、部下が社長に何か報告する際、本当の状況が伝わらない可能性が高い、ということ。社長の逆鱗に触れるのが怖くて、場合によっては虚偽の報告を上げることもあるだろう。社員が上司の顔色を窺うこと無く自由闊達に意見が言える環境でなかったり、正確な報告が上がらないような会社が存続できるワケがない。

もう一つ、多摩中央ミサワホームが潰れる、と思った理由が、

多摩中央ミサワホームでもホテルを借りて定期的に研修を開いていたが、社長は開会の挨拶をするだけで、受付に立つことが無い、ということ。研修に集まっているのは(売り上げの8割近い紹介を出してくれている)特約不動産会社である。ならば、社長自らが受付に立って、それぞれの営業マンから耳打ちを受けて、やってきた不動産会社の参加者(主に社長)に対して、「これはこれは〇〇不動産の〇〇社長、いつもうちの営業の〇〇がお世話になっております。何か至らないところがありましたらどうぞ遠慮なく叱ってやってください。今後とも宜しくお願いします」くらいに挨拶すべきである。

何度か顔を合わせているうちに営業マンから耳打ちされなくても名前が出るようになるだろう。こっちからすれば、「うちなんかの名前を社長が覚えてくれている」ということに感激してファンになるもの。それをしないどころか、売り上げの8割近くに貢献している不動産会社が集まっているのに、社長は開会の挨拶を専務に任して出席しないことも度々あった。いつの時代も、経営者が傲慢な会社はもたない。

ワンマン経営の全てが悪い、と言っているのではない。ワンマン経営の会社は全て一人の経営者の才覚や能力で運命が決まってしまうから、悪く転がったら従業員も、ヘタすれば特約店も巻き添えを喰らうこともあるだろう。社員の大半は素晴らしい人間性で、退職なさった何人かとは今も付き合っているが。

ま、その二つの理由から、私は「多摩中央ミサワホームは潰れる」と予測していて、数年後、ミサワホーム本体に吸収される形で多摩中央ミサワホームは消滅した。実際には「潰れたに等しい」と思う。

さて、本題、

京王プラザホテルでの研修で、私は席に案内されて直ぐに担当者と挨拶に来た支社長に「俺、こういうのは好きじゃないから帰るわ」と言って会場を後にした。誰も言わないだけで、参加者の多くは私と同じ思い、疑問を持っていたのでは、と私は思っている。昨日、本社にクレームの電話を入れたが、その対応で、益々怒りが込み上げてきた。ミサワホームの体質は昔と変わっていない。もうクソである。

          
                            つづく



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2019年06月21日

小樽三角市場の武田商店の気遣い

先日、恩師にお送りした毛ガニの分の請求書とコンビニ支払いの用紙が届いた。

のではあるが、普通に封書で届いたんじゃなく、なにやら厚みがある封筒・・・。

開けてみると、


DSC07152.JPG

「味付 帆立貝ひも」が同封されていた。そういえば前回もそうだったわ (^^♪

こういうのは、ほんと、気が利いている。ただ請求書と振込用紙が無機質に送られてくるより温かみがあって感じ良い。どこかに海産物を送る際にはまた武田商店を利用しよう、と思うもの。

我々も、申込みが入って精算書をお客様に送る際にはFAXでなく郵送にして、「味付 帆立貝ひも」を同封する・・・、なんてことはできないけど、お客様に「ああ、こういう気配りは嬉しいよね」と思って頂けるような工夫があってもいいような・・・。「安易なキャンセル」止めにも繋がるかも知れないし。

百均の商品券10枚を同封するとか、協会がダイソー等の百均と提携すればいい。不動産業界のイメージアップにも繋がるかも。それでもキャンセルになった場合は、返すかどうかは相手の良心に任せるしかないけど。いずれにしても、安い宣伝費で大きな効果が得られるように思うのだが・・・。



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2019年06月05日

よくよく考えたら怖いメール

先日、こんなメールが届いた。


本日、5月31日(金)12時頃に配信いたしました埼玉西武ライオンズからのメールマガジンにおいて、本来お送りすべきではないメールアドレスに、誤って配信していることが判明致しました。
誤配信の対象の方々は、埼玉西武ライオンズのメールマガジンを過去に一度ご登録いただき、その後、配信停止の登録をされた方々でございます。

このたびは、お客様にご迷惑およびご心配をおかけしましたことを深くお詫び申し上げます。
本日メールマガジンを誤って配信いたしましたが、お客様の配信停止の登録処理は完了しており、今後は同様のメールマガジンをお送りすることはございません。

誤配信の発生原因は、配信時の人為的な運用ミスによるものであります。なお、誤配信によるお客様の個人情報の漏洩などは一切ございません。

本件の事態を重く受け止め、今後このようなことがないよう、再発防止に努めてまいります。

本件につきまして、ご不明点がございましたら
大変お手数ではございますが、以下よりお問い合わせをお願いいたします。

===========
発行:埼玉西武ライオンズファンクラブ
電話によるお問合せ:
埼玉西武ライオンズファンクラブインフォメーションセンター
TEL:03-5697-3265(通常:10:00〜18:00)
※6月1日(土)・2日(日)はお休みを頂いております。
Webからのお問い合わせ:
https://www.seibulions.jp/expansion/inquiry.html
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私は西武ライオンズのファンクラブの会員ではない。なのに、どうして私のメールアドレスが西武ライオンズの会員名簿に登録されているのか。「本来お送りすべきではないメールアドレスに、誤って配信していることが判明致しました」とあるが、「本来お送りすべきでない」と言うより、ただ単に「会員登録されていないメールアドレスに」の誤りだし、どういう経緯で登録されているのか知りたいもの。

「誤配信の対象の方々は、埼玉西武ライオンズのメールマガジンを過去に一度ご登録いただき、その後、配信停止の登録をされた方々でございます」とのことだが、私は過去に埼玉西武ライオンズのメールマガジンを登録したことも、当然に配信停止にしたことも無い。言い訳からして間違っている。

「誤配信の発生原因は、配信時の人為的な運用ミス」と言うが、そうかも知れないけど、どうして会員登録していない私のアドレスが登録されているか、が問題。「誤配信によるお客様の個人情報の漏洩などは一切ございません」とも言うが、どこからか漏れてきて登録されているんだから説得力が無い話。そっちは漏らさないつもりでも易々と侵入されているのだから「絶対に情報は漏れない」という保証はない。

西武ライオンズ側としては、問い合わせや抗議の連絡があって初めて知ったんだろう。謝罪のメールは会員や会員とされている無関係な人に一斉に送られているもの。まさかに「会員でない人は名乗り出てください」とも書けないだろうけど、まあ、いろんな企業や組織に個人情報が漏れているんだろう。

この話、私は放っておくけど、やがてはクレジットカードの不正利用なんかにも繋がっていくんだろう。よくよく考えたら怖い話。そのうち、行ったことも無いキャバクラや使ったことも無いデリヘルから「いつもご利用頂きまして有り難うございます。当店のプラチナ会員様に特別割引クーポンをお送りします」とかの案内が届いたりして・・・。そういうのなら大歓迎なんだけどな (^◇^)


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2019年05月22日

5月20日(一昨日)に出会った二人の女性

先ず、宅建取引士の法定講習(5年毎の宅地建物取引士証更新で義務付けられている講習)の申し込みの為に新宿の(全宅)開業支援センターに行ったのだが、そこで出会った職員の女性。

書類の書き間違えがあったりして修正する際も、嫌な顔ひとつせず「大丈夫ですよ、横線を引いて後で修正印を頂ければけっこうですよ」と笑顔で仰る。何度か質問したがいつも笑顔。しかも美人、ほんと。

私はフリクションボールペン(文字が消せるペン)で書類に記入していたのだが、お嬢さん、書類を見て一瞬で「これは消せるタイプのペンで書かれていますね」と看破する。細字と太字を使い分けていたが、両方ともである。それで書き直すことになって時間が余計に掛かるのだが、それでも嫌な顔はしない。

私が「ご出身はどちらですか?」と訊くと、「岩手です」とのこと。

「岩手、来たあああああ!」である。「岩手のどちら?」と訊くと、「盛岡です」とのこと。それは残念・・・。盛岡は岩手の上のほうで、うちのの郷里の一関は宮城に近いほう。だが、そこは営業マン、盛岡について知ってる限りの知識を並べて話を何とか繋ごうとする。何しに行ってんだか (汗

「盛岡の自治会館にはよく行きましたよ。出張の際には材木町の伊藤仙旅館に泊まって、道又時計店とか松田眼鏡店とかありますよね。実は、うちのは一関出身なんです。私は岩手の人とは相性がいいみたい」・・・、だから何!?、という話ではあるが、とにかく感じがいいお嬢さん。「今の時代に、なんで電話やネットで申し込みできないんだよ」と最初は思っていたけど、いやあ、遠くても申し込みに来させるのは大正解である(こら

お名前は伺わず、「貴女は幸せになれますよ」とだけ言い残して帰ってきた。なんか、預言者みたい 😃


帰りに、駅の売店でお菓子を購入したのだが、その売店にいたのがもう一人の女性。こちらは太めで、美人ではなく、まあ世間一般の評価では逆かと思われるが、受け答えがハキハキしていて感じがいい。それで、商品を受け取る際に、「実に気持ち良く対応なさいますね、凄く感じいいですね」と褒めた。

そうしたら、その反応がおかしかった。見る見る顔一面に笑顔が広がって、「本当ですか?、嬉しいです、やる気が出てきました、よっし!」とガッツポーズ。こんなことを言ってはナンだけど、たぶん、普段お客さんから褒められることは無いだろうな、と思われる。だから、その反応だったんだろう。

私は、初めて会った人でも、何か長所を見つけて褒めることにしている。お世辞でなく、心から褒める。そのことで人は「もっと喜んで頂こう、感じ良く接しよう」と向上心が出て伸びるし、それが社会の利益に繋がる、と思っている。とくに、新人さんに対しては「褒めるのは何より効果的」だと思う。そういう言葉に加えて、たまに「いつも有り難う、これ、美味しいから食べてみて」とお菓子を内緒で差し上げたりして。

まあね、それが解かっていても、立川支部の役員なんかは褒めない。そんなことしたら間違ったメッセージを送ることになるだけだから。「褒める」のが通用するのは20代前半くらいまでかな・・・。いや、幾つになっても、人間、褒められれば嬉しいもの。カーネギー著の「人を動かす」には、「感嘆は心から出るが、お世辞は口から出る」とあって、私はお世辞は言わない。褒める時は心から褒めるし、褒め殺しはしない。ただし、女は「お世辞だと分かっていても褒められれば喜ぶもので、面と向かって褒められなければ褒められた気がしないもの」だが、男は逆。間接的に伝言で褒められたほうが嬉しいもの。

褒め方にはコツがあるけど、誰でも真似できるものではないからここでは書かない。一つだけ、ついでに言っておくと、普段その人を正当に評価して褒めるべきところで褒めていると、たまに小言を言ったりしてもちゃんと聞いてくれるもの。褒めることは叱ることとも繋がっているが、解かっていない人は多い。


ところで・・・、ノルンの具合が良くない。かと言って、いつもの動物病院に連れて行くには負担が大きすぎるから連れて行けない。近所の動物病院でさえ、連れて行ったら、注射なんかで一時的に苦痛を和らげることが出来たとしても、ますます悪化させてしまうだけだろう。

ノルウェージャンは元々が「あまり鳴かない猫種」と聞くが、ここんとこ、悲しそうな鳴き声を出すことがよくある。どこか痛かったり辛いんだろうな、と思う。体を摩ってやるしかできなくて我々も辛い。



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2019年05月16日

頂き物のクリアファイル

火曜日、店番をしていたら、第一興商の営業マンが久しぶりにやってきた。

店に入るなり、「これ、よかったら使ってください」と、私にクリアファイルを差し出す。

それがこちら、

DSC07103.JPG
安室奈美恵のファイナルツアーの写真のクリアファイルで、5枚も

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顔の部分のアップ

クリアファイルの収集は趣味でもあるし、これ、綺麗で嬉しい。テレカやトランプ、ゴルゴ13や希ちゃんグッズの収集も今は落ち着いていて休眠状態だが、クリアファイルだけは断捨離に逆らって続いている。何やかやで、もう300枚(種類)くらいは集めたかなあ・・・、困ったモンだ (^◇^)

自分で断捨離する踏ん切りがつかないので、私が死んだら、面倒だろうけどうちのにメルカリで出品してもらおう。コレクションの中にはレアな品物もあるから売り上げで一月くらいは生活できるかも。腕時計やカメラなどは売らずに誰かに使ってもらうつもり。私が死んだら喜ぶ人は多いだろな、そういう意味で。

うちのが「これなら欲しがる人もいるんじゃない?」と言う。まあ、イモトアヤコなら涎を垂らして欲しがることだろう。で、メルカリやヤフオクを覗いてみた。

メルカリでの出品はこちら。もう、けっこう出品されていた。

ヤフオクでは、こちら。こちらも出品数は多い。

このクリアファイル、あまりに気に入ったので、比較検討してメルカリで10枚850円(送料込み)で出品されていたのを購入した。せっかくだし、綺麗だから何枚かは自分で使おう。

同じくらいの値段でもメルカリのほうが(ほとんど)送料込みになっている分だけ安い。

私同様、ご興味のある方はどうぞ (^^♪



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2019年02月10日

この問題は当分収束しないだろうな・・・

レオパレス施工不良物件の実態 オーナーが 住人が...悲鳴  FNN.jpプライムオンライン

2019/02/09 18:27

記事の中に、「東京・立川市にあるレオパレス21の単身者向け賃貸アパートの一室」、とある。

どこだろ・・・??

これでもうレオパレスは新規の契約は取れないだろう。現在商談中の案件は頓挫すると思われる。

私は、以前にこんな記事を書いている。

そんなのはずっと以前から判っていたこと

詳しくはその記事をお読み頂きたいのだが、その時に私が相談に乗っていた相手、私は一生赦さない。今まだ生きていて私が「一生赦さない」と思っているのは、例の気違いと、この未亡人だけ。私は余程に酷いことをされても滅多にそこまでは思わない。ブログ仲間の Cyber (故人)は死んでも赦さないけど。

今の本音では「放っておけば良かったかな」と思う。そうすれば今頃は大変なことになっていたであろうから。契約も済ませて300万の手付金を打っていたのを、懇意にしている家主さんから「採算が取れないのは判っているから相談に乗ってあげて」と依頼されて、無償で引き受けて解約に持ち込み2,780,025円を回収したのだが、その後は道で会っても「プイッ」と顔をそむける・・・。

例えば「それだけ取り返したんだから少しは手間賃を貰えないか」と私が要求したとか、相手は未亡人だから「一晩付き合ってくれないか」と私が迫った、というなら解かる。まあ年齢的に言ってそれはないが。だから理由が全く解からない。何かあったなら「あの時あなたからこんなことを言われたけど、それは違うと思う」とか言ってくれれば済む話。少なくとも私は役に立ったのだから、黙って「プイッ」は無いもの。

だいいち私も危ない橋を渡っている。もう時効だろうけど、その一連の行為は報酬を受けていたかどうかに関わらず「非弁行為」(本来ならば弁護士しかやってはいけない仕事)なのだから。

綺麗事を言うつもりは無いけど、何かの相談に乗ったとしても、私は、報酬も物も、何も要らない。「有り難う、助かりました」という笑顔が返ってくればそれでいい。報酬を求めれば利益は逃げていくし、見返りなど求めなくても心から喜んで頂ければ報酬は後からついてくる。大儲けは出来ないが、食べていければ十分満足。

紹介してきた家主さん(奥様)のご主人からもその後に酷い仕打ちを受けた。奥様はとても優しくて周りの人のことを先に考えて自分のことは後回しにするような人なのだが、何が問題だったのか尋ねても教えてくれないし、ワケが判らないのが辛い。昨年、風の便りに「ご主人が亡くなった」と聞いた。正直、安堵した。そういう存在がこの世にいないというだけで、もう意識せずに済むのでストレスから解放される。

私は、生きている時に嫌いだった人間を、死んだからといって同情することは無いし赦したりもしない。

さて、レオパレス、立川だけでなく全社的に多くの社員が辞めるだろうし、入居者が移転先を探さなければならなくなることで、うちなんかの店にも少しは恩恵があるんだろうか。ま、無いだろうな・・・。

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2018年10月17日

三菱UFJ銀行 立川支店での出来事

一昨日の夕方、30年来のお客様と伊勢丹で待ち合わせして地下で一緒に買い物し、6時45分頃に別れて、私は三菱UFJ銀行の立川支店に向かった。店頭には20台近いATMが並んでいる。そのうちの1台で入金しようとして、ふと目の前を見ると婦人物のバッグがあった。先客の忘れ物であろう。

そのうち本人が気付いて取りに来るだろうし、面倒に巻き込まれるのは嫌だから、用を済ませて帰ろうとすると、次の客から「忘れ物ですよ」と呼び止められた。私は女もののバッグなど持ち歩かないし、私のものではないのは判りそうなものだけど、この後も「忘れ物ですよ」と声を掛けられるやり取りが続くだろうし、もしかすると誰かが持ち去ることも無いとは言えないから、行員に預けることにした。

駅前の交番に届ける選択肢もあるが、それだと持ち主が気付いて返ってきた時に悩むことだろう。行員が預かって、該当するATMに「こちらに〇日の〇時頃、婦人物のバッグをお忘れのお客様、当行でお預かりしていますので営業時間内に行員にお声を掛けてください」と貼紙をしておいてもらうのが最善だと思ったのだ。

当然に営業時間外だし、先ずATMの横にある受話器で行員を呼ぼうとしたのだが、自動音声ガイドになっていて行員には繋がらない。シャッター横のドアに付いているインターホンで中と連絡を取ろうとしたが何度ボタンを押しても誰も出ない。それで、最後の手段としてATMコーナーと店内を仕切るシャッターを(ノックをするように)叩いて行員が出てくるのを待ったのだが、一向に姿を見せない。

音は相当に響いているから中にいる行員に聞こえないワケがない。最初は小さく叩いていたが、だんだんと強めに叩いていて、それでも反応が無い。普通は、「何事か」と誰かが顔を出すものだろう。今回は忘れ物を届けようとしただけだが、ATMコーナーで高齢者が倒れた、なんてことも無いとは言えない。店内にはAEDも設置してあるのだから、そういう可能性も有り得る、と銀行でも認識していることになる。

どうにも中と連絡が付かないし誰も出てこないから、仕方なく駅前の交番に届けることにした。その、届ける間に他人様のバッグを持っている、というのは実に気分が良くないもの。ましてや婦人物のバッグである。他人からすれば「持ち去ろうとしている」ように見えなくもないだろう。

駅前の交番に届けて、後の処理を任せ、昨日11時頃、三菱UFJ銀行の立川支店に行ってきた。持ち主が「昨日の夕方ATMにバッグを忘れてしまったのですが、こちらで保管して頂いてますでしょうか?」と問い合わせてくることも考えられるので、「駅前の交番に届けられているようです」と伝えてもらいたいから、である。

もちろん、「いろんなケースが予想できるのに誰も出てこなかった」ことに対する苦情を言うため、でもある。私からすればそちらのほうが大きい。そもそも三菱UFJ銀行は客の利便より自分たちの都合を優先する体質の銀行で、それは他の銀行も同じだろうけど、三菱UFJ銀行はとくにハートが無い。

フロア係の女性行員に、かなりキツイ口調で「支店長を呼んでくれる」と伝えると、当然に何かのクレームだと判って、「どういうご用件でしょうか、お約束はしていらっしゃいますでしょうか?」と訊く。「約束なんかしてないけど、いいから呼びなさい」と言うと、「支店長は4階におりますので、今、(いるかどうか)確認してまいります」と出て行き、しばらくして戻ってきて「あいにく支店長は外出しておりまして3時まで戻りません」とのこと。3時・・・、銀行が閉まる時間じゃねえか。それで「いる」と確信した。もう一つ、「いる」と確信した理由がある。

奥から年配のサービス担当の女子行員が出てきて「私が支店長の代わりにお話を伺います」と言ったから、である。支店長が内線で「君が対応しなさい」と指示を出したから担当者がフロアに来たのであって、そうでなければ担当者が奥から出てくることは無いのだから。一度は「支店長と話をするから」と断ったが、改めて出てくるのも面倒だし、「私が担当」と言っているからその女子行員に話すことにした。

だが、その女子行員、トラブル解消を担当するのには全く不向きであった。先ず、表情。口では「申し訳ありませんでした」と言っていても、目は違っている。あくまで、クレーマーに接する際の目と表情。なので「自分が間違ってないと思っているなら簡単に謝らないほうがいい」と言ってやった。

私が「シャッターを叩けば中の行員には聞こえるよね、何事か、と思って誰か顔を出すものだと思うよ、どうして誰も出てこないの、おかしいでしょう」と言うと、「たまたまその時だけみんな出払っていて誰もいなかったのかも・・・」だと。それは有り得ない。店のシャッターは下ろしていても、6時前に、本来みんな残って仕事をしている1階の広い店舗から誰もいなくなる瞬間がある・・・。そういう言い訳(嘘)を平気で言う女がクレーム対応の担当者・・・。それでは火に油を注ぐことになるだけ。

私が支店長に伝えたかったのは、「3時の閉店後もATMコーナーではいろんなトラブルが起きる可能性があるのだから、異変を察知できるようにしておくことと、行員が店内にいるなら、いつでも客の要望に応えられるようにしておくべきではないか」ということ。もちろん、銀行の事情もあるだろうから、何でも「お客様第一」にはできないだろうけど、少なくとも、そういう方向転換は大切。それを直接伝えたかったのだ。

だが、(おそらくは店内にいたであろうに)処理を女子行員に任せて逃げるような支店長ではそんなことは考えないものだろう。また、任せられた担当の女子行員もその職務に不向き、というのではどうにもならない。見え透いた嘘をつく時点でアウト。どうやって繕うか、と考えてしまうところは我が立川支部の役員と同じ。

では、三菱UFJ銀行が「救いの無い銀行」なのか、と言えば・・・、そうでもなかった。

立川支店は「こりゃダメだ」と思ったので、後で本部の「クレーム担当」の部署に電話した際、電話に出られた年配の男性の対応は素晴らしかった。あくまで電話だが、物腰の柔らかさ、相手の話を聞く姿勢の良さ、言葉遣い、その後の処置に対する提言等々、文句の付けようがない対応をして頂いた。失礼ながら、本部と支店ではこんなにレベルが違うものか、と思った。

それにしても、久しぶりに「責任者を出せ!」をやったなあ (^◇^)

口座から数百万が消えた、なんて大事件でなく、行員を呼ぶ手段がなく誰も出てこなかった、という些細なことで私は怒っていて、それは些細なことで「相手のハートの無さ」が判ったからこその話。仮に「口座から数百万が消えた」のなら「支店長を呼べ」などとは言わない。女子行員は「なんでそれくらいのことで怒っているんだろ」と腹の中では馬鹿にしていることだろう。それが解からないようじゃ「いいお嫁さん」にはなれないけど。

これからは、ATMで忘れ物を見掛けても関わらないようにして放っておこう。少なくとも立川支店では。

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2018年07月18日

そこまで厳格に規則を守らなくても・・・(*´з`)

何年も定期的に自律神経失調症で通院していて、その度に加味逍遥散を処方してもらっていて、3連休前の金曜日も行ってきた。当初は2ヶ月に一度だったが、とくに病状が変化するワケでなし、先生に「通院間隔は最大どれくらいまで空けて頂くことが可能でしょう?」と訊いてみた。一回で最大で何日分の薬を出して頂くことが可能か、ということを伺ったのだが、「3ヶ月まで・・・、ですね」とのこと。

間隔を空けて頂ければ診察料も節約できるし手間も省ける。どうせ診察での会話は、

医「とくに変わったことはありませんか?」
患「今のところありません」
医「じゃ、いつものお薬(処方箋)を出しておきますね」
患「はい、お願いします」

の2往復で終わってしまうのだし。

まるで、年季を重ねた夫婦が、

夫「おい、あれ」
妻「ああ」
夫「うむ」
妻「・・・」

で会話が成り立つかのよう (^◇^)

で、金曜日、私の前の患者は診察に30分も掛かって、他に待っている患者はいなかったのにずっと待合室で待たされていて、その「待合室で待たされる時間」は長ければ長いほど「病気をもらう」可能性が高くなるのだから、よほど出直そうかと思ったほど。だが世の中、翌日から3連休で休み明けは混むだろうから待った。

私の診察時間は1分ほど・・・。ま、それは仕方ないと思うのだが、問題はその後、

いつもの薬局に処方箋を持って行こうとしたら、営業日は月曜日から木曜日まで。金曜日は定休日で月曜日が「海の日」で祝日だったので火曜日まで薬は貰えない。以前に通販で買った(同じくツムラで出している)加味逍遥散の在庫が3ヶ月分はあるから急いでいるワケではないので、火曜日にいつもの薬局に行くことに。

他の薬局でもかまわないのだが、最初に行った時、「今後もこのお薬を飲み続けることになりそうでしょうか?、それでしたら多めに仕入れておきますが・・・」と言われたので、別の薬局に行って同じことを訊かれたなら返答に困る。あちこち浮気して大量の在庫を抱えさせるワケにもいかないもの。それにしても、他に加味逍遥散を処方される患者っていないものかねえ・・・、と不思議には思った。加味逍遥散は、自律神経失調症の薬でもあるが、女性の更年期障害の薬でもあるし。

昨日、朝一番でいつもの薬局に行き処方箋を渡すと、しばらくして受付係が私のところに来て、「あの・・・、済みませんが、この処方箋は昨日で有効期限が切れておりまして、お薬を出すことが出来ません」と言う。たしかに、処方箋の上のほうに「この処方箋の有効期限は発行日を含めて4日」、とある・・・。

だが、金曜日から月曜日までの4日間、その薬局が休みだったのだから仕方ないだろう。「たいていは連休が入ったならそれを除いて有効期限とか支払期限を算出しますよね」と言ったら、「お薬はそういうワケにはいきませんので・・・」と困惑の表情。たかが加味逍遥散だし、初めて行ったのでもない。ややこしい病状だったり重篤な病気だったり、ということもない。「先生に連絡してみます」とのことで、しばらく待たされた。私の主治医・・・、たしか火曜日はお休みだったかと・・・。もし連絡が付かなければ誰が許可するのか、という話である。怒ったりはしなかったが、「患者の利便より、自分たちが何かで責任を問われたくない」のがミエミエ。

例え何かで責任を問われても、「3連休と当薬局の定休日が入って4連休になっていたので患者さんの事情を考えて薬を出しました」と説明すれば済む話だと思う。融通が利かないにも程がある。

しばらく待たされたが、他の医師が許可したんだろう、薬を受け取ることが出来た。これで「改めて処方箋を貰ってください」と言われたなら病院も薬局も替えていたと思う。


ところで、私の主治医、女医さんで、とても腰が低くて感じが良い。金曜日の私の診察自体は1分で終わったのだが・・・、診察室を出る前に、先生とこんな会話を交わした。

患「先生、少しお痩せになったように思うのですが・・・」
医「そうですか?、そんなことはないと思うんだけど・・・」(笑)
患「夏痩せ、という感じではないような・・・」
医「ああ・・・」
患「こんな陽気なので、どうぞお気を付けになってくださいね」
医「はい、有り難うございます」


これじゃ、どっちが医師でどっちが患者か分からない (^◇^)




posted by poohpapa at 04:58| Comment(2) | 出入りの業者、各種営業 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年06月27日

「ジャパネットたかた」さんから取材を受けました (^◇^)

私の本を通販で売ろうというもので、通販番組の商品説明で、あのイケメンのおにいさんが、

「定価1400円のところ、今回だけ特別に980円、いえいえ期間限定で更に300円引き。それだけでは終わりませんよ。今回お買い上げの方、分割手数料はジャパネットたかたが負担して、更に更にどんな本でも一冊のみ1000円で下取りします。本を買われた方、本がタダになって320円戻ってくる・・・、さあ、この機会に是非ご購入ください。番組終了後30分間、オペレーターを増員してアナタのお電話をお待ちしています」

なんて「やるワケない」でしょ!? (*^_^*)

実は、以前に購入した商品のアンケートに詳しく回答して、右上に「テレビ出演 可能・不可」とあったので、可能に〇を打っておいただけなんですけど・・・。ま、根がミーハーですからね 💧

事前に電話を頂いて、改めて「使用した印象」を回答しましたら・・・、

「メールの添付ファイルで顔写真をお送り頂けますか?」とのこと。そりゃそうでしょう、テレビ映りや人相が極端に悪ければ採用はされないのは当然かと・・・。なので、送る際に「商品とイメージが合わなければ、断って頂いてかまいませんよ、気にしないでくださいね」と伝えておきました。ですが1ヶ月経っても連絡が無く・・・、「アタシの人相って、そんなに悪いのか!?」と落ち込んでいたところにようやく電話・・・。

で、今回のインタビュー撮影と相成りました。撮影に我が家にいらっしゃったのが一昨日の25日で、放映が、なんと、今日か明日のいずれか、だそうです。地上波で、番組名も伺っていますが、それは言わないことに。たまたまチャンネルを合わせていたら「野郎、こんなところにも・・・」になるかもですね。全国ネットの番組ではないのですが、その番組を放送しない地方では通販番組の中で流されるようです。

それにしても驚きました。テレ朝のバラエティ番組では家庭用ビデオ器材で撮影していたのに、凄い機材を持ち込んでいらっしゃって、照明器材まで用意してました。撮影の間、ノルンは奥の和室に引き籠ってました。ノルンに悪いことしちゃったかなあ・・・。うちのもその間「家出」していましたし・・・。

歳をとってからもいろんな体験を重ねています。嫌なことも多いですけど、だからこそ人生は楽しいですね

posted by poohpapa at 05:10| Comment(6) | 出入りの業者、各種営業 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年06月12日

リクルート社 part 2

昨日はリクルート社についてキツい記事を書いたが、その続編。

ただし、文句を言い足りなくて、ではない。まあ、多少は文句も言うが・・・。

我々は「人を評価する時」に、どこを見て判断するんだろうか。その人の言動や人柄といったものは相性や思想などが絡んでくるので評価が分かれたりする。一方で、学歴や年収、就いているポストなんかは具体的な判断材料にはなるだろう。だが、もし、一度も会ったことや話したことが無く、プロフィールも紹介されていなければ判断しようがない。知人からの伝聞や巷の評判、ネットでの(信憑性に欠ける)情報で判断することが多いのではなかろうか。もちろん、当たっていたりもするけど。

私がこのブログで何度も書いているが、亡くなった伊丹十三さんの、「人間の本当の価値は、いかに苦労をして、その苦労が身に着いているかどうか。苦労が身に着いている、ということは、人の痛みが解かってあげられる、ということ」、その言葉で、進学校に進んだが為にコンプレックスを背負っていた私は救われている。

ただ、「人間は、学歴や年収、肩書だけでは価値が決まらない」と言っても、そして、たとえ性格が悪かったとしても、超一流大学に進んで大企業に勤めていたりキャリア官僚になっている人は、それなりに努力した結果であるのだから、その部分は正当に評価しなければならないと思う。問題は、学校で学んだことを社会でどう活かしていくか、そして、どう社会に貢献するか、ではあるけど、就職先の事情や方針もあるから難しい。

もし婚活パーティーなんかで男性陣のプロフィールを全て隠していたなら、女性陣は何を根拠にして相手を選ぶんだろうか・・・。そもそも、プロフィールを秘密にする婚活パーティーなど有り得ないが、もし有ったとしたならの話、やはり先ず「見た目」が一番の判断材料になるだろう。最後まで一切のプロフィールを伝えないルールになっていたら相手を選びようがないだろう。

これ、逆に、女性のプロフィールなんかは一切不要。女性は「見た目」が一番。性格が悪くても私が付き合っていく中で修正していくからかまわない。普段「歳相応の分別と教養が内面から滲み出ている女性が一番美しい」とは言っているが、最初からキレイであるに越したことはない。稀に、根本的に性格が悪い女もいて、どうにも直せないこともあるけど。顔は整形できても心は整形できないもんな・・・、ほんと。

それはともかく、私がもし女性であって、普通に婚活パーティーに参加したなら、一番優先する(相手に求める)のは経済力。単純に「年収が幾らか」ではなく、その経済力をどう築いてきたか、を訊き出して判断する。それでどういう人物か、どんな人柄かが判るから。次が家庭環境。将来的に巻き込まれることになるから。

では、企業が一流であるかどうか、は、どこで決まるのか。

上場企業かどうか、非上場でもテレビでCMを流しているか、資本金が幾らで売り上げがどれだけ、従業員数が何人、という資料は判断材料にはなるけど、事業を通して正当に社会に貢献しているかどうかが大切。その部分が、個人での「いかに苦労をして、その苦労がちゃんと身に着いているか。人の痛みが解かってあげられるか」と重なると思う。

さて、リクルート社、プロフィール無しの状態で「うちの会社を審査して判断した」ワケで、言わば「ルックスだけで相手を選んだ女性」みたいなもの。たまたま、その判断が的中することもあるだろうけど、本質は全く見ていない。30年前にリクルート社が主催する(ホテルで2泊3日にわたって開かれる)研修を受けて、今もその時に学んだことは生きているけど、26年前の仕打ちは赦してはいない。なので「お付き合いしたい」とは願っていなかったのだが、それにしても、向こうから声を掛けておいて落とす・・・、しかも、配達証明の文面は通り一遍で誠実さの欠片も無い空虚なもの・・・。どんなに会社が大きくても、やはりクズ企業だと思う。

昨日の記事へのたかさんのコメントにもあったが、リクルートもまた、私の審査は通らない。

うん、一晩おいたけど、やっぱり昨日と同じ結論になったわ (^◇^)


posted by poohpapa at 06:02| Comment(6) | 出入りの業者、各種営業 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年06月11日

リクルート社・・・、私からすればクズ企業 ( `ー´)ノ

リクルートという会社(以下、リ社と表記)との間で、こんなことがあった。私は相当に怒っている 👊

私の携帯に店からの転送で電話が入り、出るとリ社からだった。女性担当が「ただ今、SUUMO でキャンペーンを行っていまして、1件につき2千円で広告を出すことが出来ますが、御社さまはまだ SUUMO をお使いではありませんので、この機会にお試しになられて提携をご検討頂けないでしょうか?」とのこと。ワケあって、ずっと「リ社とは付き合いたくない」と思っていたのだが、長く空いている部屋もあって、家主さんからすれば一つでも多くの媒体で広告を打ってもらいたいと思うもの。それで、

「じゃ、案内を送ってください」と言ったら、「メールの添付ファイルでお送りします」とのこと。数日してメールは届いたが添付ファイルの数が半端ではない。それをいちいち開封して見なければならないのは気が遠くなる思い。数日後、同じ担当者から電話があったので、「半端ない添付ファイルの数で、全く目を通していませんよ」と言うと、「申し訳ありません」と平謝り。この女性の印象は悪くなかった。

で、しばらく放っておいたら今度はちょっと横柄な感じの男性から電話。「目下、審査をしていますので今しばらくお待ちください」と言う。審査ねえ・・・。「じゃ、私のほうからはまだ何もしなくていいですか?」と訊くと、「はい結構です」と言う。それから1週間ほどして私の外出中にリ社からの配達証明の不在票が郵便受けに入っていた。なんだか仰々しくて面倒だな・・・、と思いつつ、本局まで印鑑を持って取りに行ってきたのだが、

店に戻って封を開けると・・・、内容は・・・、



                平成30年6月5日

              株式会社リクルート住まいカンパニー
                     SUUMO 賃貸営業部

            ご通知

謹啓 貴社ますますご隆盛のこととお慶び申し上げます。

この度は、弊社サイト『SUUMO』への掲載のお申し出をいただきましたが、社内で慎重に検討いたしましたところ、残念ながら今回のお取引は見合わせていただくことになりました。

お問い合わせ時にお伝えさせていただきました通り、審査の内容、および審査結果の判定理由については一切お答えできませんこと、ご理解を賜りますようお願い申し上げます。

せっかくの申し出にお応えすることができず心苦しい限りですが、何とぞ宜しくお願い申し上げます。

                                     敬白


                        (原文のまま)



は??、である。「この度は、弊社サイト『SUUMO』への掲載のお申し出をいただきましたが」とあるが、私から「広告掲載」を依頼したワケではない。向こうから言ってきた話である。うちのが、「告ってもいないのにフラれた感じだね」と笑っていて、私もそう思う。だいたいが、うちからは何の書類も提出していない。だとすると、何を根拠にして審査したと言うのか。決算書も何も提出していないのに審査できるなら、「SUUMO を試してみませんか?」と電話してくる前に審査を済ませておけば良さそうなもの。ほとんど「嫌がらせ」ではないか。しかも配達証明で通知してきて、不在だったのはこちらの都合だとしても本局まで取りに行かせているし。

よくカード会社から「今お使いの(一般)カードをゴールドカードにしませんか?」と勧誘が来て、年会費も高くなるけど、この際だから思い切って替えるか・・・、と申し込んだら「せっかくのお申し込みですが今回はご要望に応えられません」と断りの連絡が来るのに似ている。これほどの失礼は無いもの。

私の場合は逆の経験をしている。ずっと JCB をメインで使っていたらザ・クラス( JCB 最上位カード)のインビテーションが届いて、憧れてはいたけど何かの間違いでは、と思って、「私は、年収も個人経営者としての年数も社会的な地位も、たぶん何一つ条件を満たしていないかと思います。ですが、インビテーションを頂いたので思い切って申し込ませて頂きます」とメモを付けて申し込んだら、しばらくしてカードが届いた・・・。以来、うちのや子供たちにも家族カードを持たせて、ずっと JCB をメインに使わせて頂いている。ザ・クラスというカードは私の持ち物でなく、JCB が私を信用して預託してくれているもの、と考えていて、そういう面からだと、私はとても謙虚だと言えるだろう、って、自分で言うな、という話だけど 💧

ま、JCB の「ザ・クラス」カードは招待制であるから、インビテーションが届いた時点で審査は終わっていて、申し込んだものの「今回は残念ながら・・・」なんてことは無いだろうけど。リ社だって「お試しで利用してみませんか」と誘っているのだから、たとえ正式には審査が通らない会社であっても試させれば良さそうなもの。

お問い合わせ時にお伝えさせていただきました通り」ともあるが、リ社から電話してきたのであって、お試しなんだから「審査がある」のが不思議で、当然に「審査結果の理由については答えない」などとも聞いていない。「せっかくの申し出にお応えすることができず心苦しい限りですが」とあるが、心にもないことを、である。

定型文ではあっても、当社のことを、ますますご隆盛のことと慶んでいるなら審査は通るだろう(^◇^)

もしかして、あの夥しい数の添付ファイルの中に「そういう断り書き」も含まれていたのかも知れないが、こちらから希望して送ってもらったものでない限り「ただの DM 」で、まだお試し段階の話であって、あんなものを逐一開封して目を通す、なんてことは誰もしないに違いない。読まないのを前提にしたメールだったか、と疑っている。ちゃんと読んでもらいたいならもっとシンプルな内容にするだろうから。


私がなぜリ社と付き合わないかと言えば、今から26年前、私が国立市の不動産会社に勤務していた時、親会社が不渡りを出して、その際、直ぐにリ社の担当者がやってきてテレックスの機器をサッサと撤去していったことがあって、私が「こちらは別会社であってリース料もちゃんと払っているし問題は無いハズ。取引中の案件もあるので待って頂けないか」と懇願し、抗議もしたが問答無用で回収していったからである。その時に(契約上そうなっているとしても)「ハートの無い会社だな・・・」と思った。

26年も経っているし、もう忘れてもいいかな、と思っていたのだが、「ハートが無い」のは何も変わっていない。たぶん、うちより小規模な店でも審査は通っているのではないかと思われるから、果たして理由が何だったのか気になるところ。もちろん、問い合わせても答えないだろうけど。

それにしても、失礼この上ない会社であるのは間違いない。これは負け惜しみでなく、クズ企業と付き合うことにならなくて良かった、と思うことにしよう。リ社は創業者が犯罪を犯しているが、規模はリ社とは比較にならないほど小さくても当社は犯罪を犯していないし健全である。リ社、四半世紀たってもクズはクズであった。ただし、江副浩正という人物は、商売人としてはとても尊敬している。

そっか・・・、後でこんな記事を書かれることが判っていたから審査が通らなかったのか (爆)



posted by poohpapa at 04:07| Comment(8) | 出入りの業者、各種営業 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年05月31日

そんなのはずっと以前から判っていたこと

レオパレス21の法令違反疑い発覚、テレ東「ガイアの夜明け」取材がきっかけだった ネットは「いい仕事した」と話題に 

このブログでも何度かレオパレスの建物に関しては粗悪品だと指摘している。隣室の音が丸聞こえ、なんて話は入居者からよく聞く。レオパレスだけではない。「30年一括借り上げ」を謳っている大〇建託なんかも同様。彼らに共通して言えることは、「自分たちで建てたマンションの管理で堅実に収益を上げよう」「施主さんの資産形成に役立とう」などとは考えておらず、ただただ建築で儲けるのが目的。その後に施主(家主)がどんなに困ろうと眼中にない、ということ。


以前はこんなことがあった。かつて記事にもしているが、

もともとは当社の入居者だった(現在はニューヨークにお住いの)家主さんから「友達(未亡人)がレオパレスと契約して、今住んでる家を取り壊してアパートを建てるんで、もう300万の頭金を入れてしまっていて、どう考えても採算が取れないからやめるよう言ってるんだけど、相談に乗ってあげて」と依頼されて、話を聞けば、老後の資金作りの為と言いながら、自分は長年住み慣れた土地を出てアパートを借りるプランになっていて、私からしても「なんじゃコレ!?」という中身。

すぐに親戚の叔父さんを装って担当者に彼女の家に来てもらい、三度話し合いをしてキャンセルに持ち込み、278万あまりを取り返すことに成功した。22万は経費として引かれていて、それは仕方ないし、ま、授業料だと言える。その際も、親の代から住み慣れた土地を、いくら老後の資金の為と言っても「離れなければならないプラン」を持ち込んでくるレオパレスの姿勢には驚いたものだ。その時に移転先の賃貸物件の広告を何枚か用意してきていて、その中に当社の募集物件も入っていたのが笑えた。

その未亡人とは、その後「お世話になったから」とイタリアンのフルコースにご招待いただき、私も中華のフルコースに招待したりして良好な関係でいたが、ある日突然、街ですれ違っても「ぷい」と横を向かれるようになった・・・。ワケが解からない。キツイ冗談は日常茶飯事だが、私が何か失礼をしたとは思えない。「やっぱり手間賃を頂戴」と要求したこともないし、未亡人だからと言って「一晩付き合ってくれ」などとも言ってない。ま、そんな歳ではない、ということもある。若ければ話は別かも(おい)

そういえば、こんなこともあった。「傑作な未亡人」、9年も前のことだけど・・・。

理由が全く解からないのだが、あからさまに私を嫌悪している様子。何か知っているであろうニューヨークの家主さんに問い合わせても「何もないと思いますよ」という気のない返事。私が何かしてしまっていたなら言ってくれればよいのに、いきなり「ぷい」では納得がいかないもの。ニューヨークの家主さんと未亡人は同じ宗教(真如苑)を信仰していて「宗教つながり」であり、私は宗教はやらないから「仲間じゃない」ということか。

本音で言えば、こんなことなら手伝ってあげなければ良かったかな、と思う。

ニューヨークの家主さんは本来はとても優しくて思いやりのある人で、ニューヨークで日本人男性と再婚してから私との関係がおかしくなった。何かにつけてアパート経営に旦那が口を出すようになった。依頼されて借金の取り立てなんかもして、旦那が日本にいた時に事故に遭って障碍者年金を受け取っていたのだが、その更新手続きを私が代行していた。それは本人ではないからたいへんな手間であったが、お役に立てば、と思って毎年つづけていた。だが、旦那の陰険な言い方は日に日に酷くなっていた。

うちのと入籍して、そのニューヨークの家主さんのマンションに入居していたが、「これではもうここには住めないな・・・」と考えるようになって、それで今の家を購入することになった次第。ま、結果オーライではある。

話がどんどん脱線するが、ニューヨークの家主さんからは別の依頼で「こちらの真如苑の友達が相続を受けることになった家があって、本人は見に行けないから見てきてほしい」という話があった。その家の持ち主は30代の単身男性で、真夏に家の中で自殺して、近所の人から「臭う」という通報があって発見されたとか。相続人と電話で話したら「すぐ近くに親戚がいて欲しがっているけど、その人には売りたくないから、儲からなくてもいいからオタクで他に売却してもらえないか」と言われて多摩の外れの箱根ヶ崎まで見に行ってきた。忘れもしない、秋葉原連続殺傷事件の日のこと。ちょうどその時間帯には私は自殺物件の家の中にいた。

後日、様子を報告して、「査定としてはこれくらい、ただし、事件モノになるので2割くらいは安く売り出すことになります」と言うと・・・、相続人から意外な言葉が返ってきた。「それじゃあ私の儲けが無いじゃない!?」だと・・・。降って湧いた相続話で、当初は「儲からなくていい」と言っていたのに「それじゃ私の儲けがない」と言う・・・。結局、私は切られて、「売りたくない」と言っていた親戚に売却したようだが、売値がいくらだったかは知らない。まあ、高く売れているワケがない。掛けた手間と経費は無駄になった。

どちらのケースも、私はタダでいいように使われただけ。未亡人のケースは、何かで私を嫌ったとしても、普通は「ぷい」はしないもの。あまりにあからさまである。そこまでするのは、ニューヨークから何らかの指示があったと思われる。私はその未亡人には何もしていないのだから。

以来、真如苑とは距離を置いている。他に、私が絶対に付き合わない宗教が立正佼成会。信仰している家主が3人いたが、3人とも「裏切りや嘘は当たり前」で、とんでもなく身勝手な人柄だったから。体も頭も一つしかないから、どの宗教にも対応すべく全部を信仰することなどできないし、私は親の遺言どおり「生涯信仰は持たない。ただし、どんな信仰の人とも付き合う」つもりではいたのだが・・・。

さて、レオパレス・・・、これから新規の契約が取れずに経営が傾くことになるだろう。


posted by poohpapa at 06:03| Comment(4) | 出入りの業者、各種営業 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年05月22日

「BOOKOFF」の誠実な対応に感謝

私のブログが本になってもう13年ちかく経つ。お声を掛けてくださった出版社「五月書房」さんは既に無く、私も自分の本を入手する術はヤフオクのアラート機能を利用するか、古本販売の大手「BOOKOFF」に登録して入荷の案内を待つしかない。ヤフオクで出品されているのも常に「BOOKOFF横浜」からで、先にBOOKOFFからのメールで案内が来るが、仮に私がメールに気付かなくてもヤフオクに出るから、ま、二重の安全策を取っているようなもの。で、久しぶりにBOOKOFFから入荷の連絡があった。

直ぐに購入の手続きをして、待つこと数日、手元に届いた本を見ると、何か変・・・。あちこちに(漢字に)フリガナがふってある。活字と同じ色の細字の万年筆で書きこまれているから検品した際に気付かなかったんだろう。それにしても、必ずしも「難しい読み方」の漢字にふってあるワケでなく、誰でも読めそうな漢字にふってあったり、「これにフリガナをふっているなら何でこの漢字にふらなかったんだろ??」という感じで統一性が無い。気になる、というほどのものではないが、誰かにあげたり貸したなら私の国語力を疑われそう (^◇^)

商品説明には「ところどころ書き込みがあります」とは無かったので、いちおうBOOKOFFにメールで連絡しておくことにした。「返品や返金を求めるものではありません。今後のことも有りますのでご報告だけさせて頂きます」と書いておいたのだが・・・、直ぐにカスタマーセンターから返信があった。


坂口 久夫 様
ご注文番号:201805181450・・・・

ブックオフオンラインをご利用いただきありがとうございます。
カスタマーセンターの〇〇でございます。

お届けいたしました商品につきまして、
ご不快な思いをおかけし、大変申し訳ございませんでした。

商品名:悪徳不動産屋の独り言街の不動産屋は日々こんなことを考えている

不備のありました上記商品につきまして、
坂口様よりご返金・ご返品は希望しないとのこと、承知いたしました。

弊社では、不備の商品をお送りしてしまい、
お客様よりお申し出をいただいた際、
在庫があれば「交換」、
なければ「ご返金」にて対応させていただいております。

その際、お手元の不備商品の弊社へのご返送は
不要とさせていただいております。

このたびは、坂口様にご不快な思いをおかけしてしまいましたので、
「返送不要のご返金」対応をさせていただくことも可能でございます。

ご返金をご希望の際は、お手数ですが、いま一度
弊社までご連絡いただけますと幸いです。

その他ご不明な点やご意見ご要望がございましたら、
お気軽にお問い合わせください。



この中で、「その際、お手元の不備商品の弊社へのご返送は不要とさせていただいております。」とあるのが凄いと思う。私が希望すれば、商品は貰ったままで返金に応じてくれる、つまり、結果的にタダで手に入れられるのだ。私が送ったメールの文面から「クレーマーではない」ということは伝わっているとは思うし、検品で書き込みを見落としたのはBOOKOFFサイドのミスではあろうが、「返送不要のご返金」という対応は凄い。もちろん、だからと言って「そうですか、ではカネ返して。本は貰っとくよ」というつもりは無い。それに、誰かが私の本を購入してくださって、フリガナをふりながら読んでくれた・・・、その跡が残っているのだから楽しい。なんか、その様子が伝わってくるようで幸せである。なので、BOOKOFFには返金無用の連絡をしておいた。

「古代遺跡の発掘」をさせてくれた以前の所有者と、BOOKOFFの誠実な対応に心から感謝している。



posted by poohpapa at 05:30| Comment(2) | 出入りの業者、各種営業 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年05月17日

LPガス業者の熾烈な戦い

8年ほど前に、飛び込みでLPガス納入業者のF氏がやって来た。

うちの管理物件でも「ガスがプロパン」という物件はいくつかある。当然に、それらを「当社に替えてもらえませんか」という話である。以前は大手のレ〇ンガスの営業がやって来て「当社に変更してくれたら一部屋ごとに、或いは一物件あたり〇十万の謝礼を差し上げます。その後、入居者の利用額の一割を御社にバックすることもできます」とのこと。実に魅力的な提案だが、管理会社と言えどもガス納入業者を決める権限は無いから断った。

だが、断った本当の理由は「権限の有無」ではない。そんなものを受け取っていたら、何かあって事が明るみに出た際に今まで20年もコツコツ積み上げてきた家主さんとの信頼関係がいっぺんで崩壊するから、である。つまりはリスクのほうが圧倒的に大きいのだ。それに、裏金を貰っていたら言いたいことも言えなくなる。

そのF氏も、「変更してくれたら紹介料を出します」と言っていたが、きっぱり断った。辞退したのでなく断ったのだ。すると、「今まで立川の不動産会社さんはほとんど廻らせてもらいましたが、紹介料をハッキリ断った業者さんは御社を含めて2社しかありませんでした」と言う。もう一社がどこか訊いたら「T不動産さんです」とのこと。露骨にカネを要求する業者もあれば、要求も辞退もしない業者もあるようで、ほとんどが後者。成り行きで、もらえるのならその時に考えよう、ということなんだろう。

うちの入居者からも「LPガス料金が高い」という苦情が何件か届いていたので、「バックは要らないから極限まで下げてもらえないか?」と提案すると、話を持ち帰って数日して回答があった。今の(他社の)料金より4割ほど値下げになる金額である。それで、家主さんに事情を説明して「もしかするとLPガス料金が高いということも理由の一つになって入居者が退去してしまう、ということもあるかも知れません。ガスの納入業者を変更なさっては如何でしょう」と勧めると、多くの家主さんが応じてくださった。

一方で、今の納入業者と裏で「一部屋に付き10年に一度給湯器の交換費用をガス会社が持つ」といった約束が結ばれていて、既に何台か交換してもらっていて、業者を替えたくても替えられない、なんてこともあった。その場合、ガス料金はガス会社の言いなりになる。ガス会社を替えるとなれば当然に「今まで負担していた給湯器の交換費用を支払ってくれ」という話になる。「そういう話になったら私がガス会社と交渉しますから、替えましょう」と伝え、実際、替えた後で3件は既存の業者と揉めた。揉めた、と言うより私が突っ撥ねた。20年も同じ業者を(言い値で)使っていたんだから、元は取っているハズなんだし。

ガス会社を替える際、F氏には、「最低でも3年間は値下げした料金を維持すること。たとえ天然ガスの相場が高騰しても値上げは認めない」という条件を飲んでもらった。そういうのも、うちが紹介料だのバックマージンを受け取っていないから言えること。F氏は約束をしっかり守ってくれたが、その後、ガス業界に再編の嵐が吹き荒れて、今は元の価格に戻っていたようだ。徐々に値上げしていたのと、ガス料金の請求書に基本料金や単価が書かれていないから入居者が気付かなかったみたい。

そこで、久しぶりにF氏がやってきて、ガス料金を値下げ時の水準近くまで戻させる相談をすることになった。バックマージンを貰わない代わりに「まったりキャット」を買いに行かせたりはしているが、まあ、それくらいは許容範囲だろう。ちなみに、私は「どんな場合でもバックマージンは断っているのか」と言えば、そんなことはない。貰っていい、と私が判断したものについてはしっかり頂いているし、時に(実際にはその分を負担している)家主さんにも内容を伝えている。打ち明けられたら気分は良くないだろうけど、それで「嫌だ」と言われたら付き合えない。不動産屋は「タダでさせられている仕事」が多いから、私としては、それで帳尻を合わせているのだ。陰でコソコソやるのは不本意だから、「正当に堂々と仕事の対価をもらいたい」というのが本音。

そういうのも立川支部に「不動産業者が知識と経験を生かしてプロの仕事をしたならちゃんと対価を貰えるようなシステムを構築すべき。そうすることで不明瞭なカネを受け取らないようにすべきでは」と他にも10項目ほど提案したが、「理事の総意で回答いたしません」との返答だった。いくら前支部長が私を嫌っていても、それは無い話。5年間で不動産仲介管理の売り上げが12600円という人物が(対立候補が出られない仕組みの)八百長選挙で支部長をやっていたんだから、まあそうなるもの。30人近く理事がいて、誰も「それはおかしい」と言わないのだから立川支部は腐っている、と私は思っている。当時の理事は今もほとんど残っていて、「理事のなり手がいないから我々は仕方なくボランティアでやっている」と言う役員もいるが、不動産屋が何の見返りもなくボランティアで働くワケがない。何かで旨味があるから続けている。当たり前である。

で、この続きは・・・、もしかすると住宅新報のほうのブログに書かせて頂くかも。





posted by poohpapa at 05:59| Comment(8) | 出入りの業者、各種営業 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年03月04日

俺に「マンション、買え」ってか!?

楽天からDMが届いた。楽天カードは持っているけど使ったことはほとんど無い。使ったのは・・・、

楽天カードでなく付帯している master card 。海外を旅する際、欧州や中南米ではJCBが使えない地域が多いし、どういうワケか三菱東京UFJカードに付帯しているVISAが使えないことが度々あって、仕方なく楽天カードを出していることはあるが。そんなワケで、楽天から送られてくるメールの利用明細は、毎月「0円」、である。カード利用をJCBに集中させている、ということもあるけど。

先日、楽天から案内が届いた。「サンシティ立川昭和記念公園」という文字が透けて見える。「ふ〜ん、新築マンションの売り込みか・・・」と思っていたら、隣に小さく「住宅型有料老人ホーム」、とある。

「ふざけんな、馬鹿野郎!」と思ったが、うちのは「お父ちゃんが寝たきりになったら介護しないからね」といつも言っていて、いつ私が女房に見捨てられて老人ホームのお世話になるか知れたものではない。怒るどころか、感謝しなければいけない話かも、である。今度、下見に行ってくるか・・・(滝汗

posted by poohpapa at 05:45| Comment(2) | 出入りの業者、各種営業 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年02月12日

先日の超豪華キャンペーンの保証会社、代理店契約を解除した

3ヶ月間の申し込み数1000件で豪華客船世界一周、というキャンペーンを張っている保証会社、代理店契約を解除した。私からすると「何を考えているのか」と言いたくなるような姿勢だから。

うちの会社が250年掛かっても届かないから、というのでなく、「繁忙期応援キャンペーン」と言いながら内容はそうなっていないから。これ、商品を購入して、貼ってある応募シールを集めて、枚数に応じて賞品が変わる、というなら何とも思わない。「申込件数によって差を付けるのと変わらないじゃないか」と考える人もいるだろうけど、保証契約の向こうにはお客様がいる。そこが商品の応募シールを集めて応募する懸賞なんかとは全く違うと思う。なんか、お客様を踏台にしているようで私の価値観には合わない。そんなキャンペーンを張る会社とは付き合いたくない。

担当者に電話して「こんなの1000件も申し込める会社なんかあるワケないじゃん」と言うと、「去年は達成した会社は無かったですけど、今年は達成できるかも、という会社があります」だと・・・。

ふ〜ん、ホントかね。人数も内容も何も書いてないけど、達成した会社が出たとして、もしお一人様とかペアだとすると、その会社では誰が行くんだろ。社長が行って1ヶ月も会社を空けたら社員は面白くないだろうし、全社員で抽選したなら、「そのキャンペーン期間に一件も申し込みをしてない社員」が当選したり、仕事に穴を空けることになったりして人間関係がギクシャクすることもあったりして・・・。それは達成した会社内の問題ではあるけど、キャンペーンを張る際にはそういうことにも配慮したほうが良い。

代理店である不動産屋の目の前に人参をぶら提げて、「おまえら、頑張ったらご褒美やるぞ、しっかり働け」と見下されているような気分になるキャンペーンである。いずれにしても、代理店を応援するキャンペーンではない。この保証会社、無神経で無造作、深く物事を考えない会社だと思う。そんな会社が契約者や代理店の思いとか事情にしっかり配慮してくれるとは思えない。うちの担当者は人柄も良かったけど、会社に対する信頼はすっかり消えてしまった。なので、まあ仕方ない。

以前の保証会社(最大手)も「あまりに杓子定規で少しのハートも感じられないから」と代理店契約を断っていて、はたしてマトモな保証会社なんてあるのかどうか覚束ないが、ま、他を当たろう。

経営者は弁護士とのことだが、この内容でOKを出しているのだから、ろくな弁護士ではないだろう。

posted by poohpapa at 06:40| Comment(2) | 出入りの業者、各種営業 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年02月05日

なモン、誰が行けるかい!? ( `ー´)ノ

最近になって付き合い始めた賃貸保証会社から案内が届いた。

        代理店様限定
2018年繁忙期応援キャンペーンのご案内

とある。

なんでも、2月1日〜4月30日の3ヶ月間、申込数に応じて豪華プレゼントが獲得できるようだ。

別紙の案内を見ると・・・、

10〜19件   JCBギフト券(1,000円×件数)
20〜49件   ディズニーペアチケット・高級ネイルサロン利用券(50,000円相当)


うちの隣りのネイルサロンだったりして (^◇^)

50〜99件   高級リラクゼーションサロン ギフト2回分(100,000円相当)

まあ、このへんくらいまでなら中堅の不動産会社なら届くかも。

100〜199件 高級汚職事件、じゃなかった高級お食事券(銀座久兵衛本店200,000円分)

銀座久兵衛本店、食事券だけもらっても予約を取るのが超困難。エヘン!、私は取れるけどさ。

200〜299件 ディナークルーズ貸切
300〜499件 温泉旅行


ここからは値段が書いてないし詳細が分からないのだけど、どちらも社員全員招待だとして、温泉旅行よりディナークルーズ貸切のほうが高いような気がするんだけど・・・。このくらいになってくると1店舗では無理。直営店全店の合計であっても届く会社は限られることだろう。3ヶ月間で達成しようと思ったら、管理物件数が5,000室以上で尚且つ「保証会社利用必須」にしていないと難しいと思う。

500〜999件 ハワイ旅行

えらい幅があるんだけど、人数も旅行内容も書いてない。ディナークルーズ貸切や温泉旅行の倍以上の申し込み件数が必要だから、航空機はファーストクラスでなければ下位の商品より劣るのだが・・・。そのへんは権利を獲得した会社と相談、てことになるんだろうか。

1,000件以上 豪華客船世界一周

これも招待人数が不明・・・。と言うか、どんな会社も届かないだろう。誰が行けるかい!?、である。「この会社は弁護士が立ち上げた」(代表は弁護士)ということだが、これ、上位の賞品は招待人数とか内容の詳細が明示されておらず、不当景品類及び不当表示防止法とかに抵触しないものかなあ・・・。

そもそも、豪華客船世界一周なんて、達成できる会社など無いのを見越したキャンペーンじゃないのか。うちなんかは「保証会社は極力使いたくない」と思っているし、保証会社を利用したとしても3ヶ月に1件くらいのもの。期間を無期限にしてもらっても、1,000件達成しようと思ったら250年掛かる。

再度言わせてもらう。誰が行けるかい、そんなモン!? ( `ー´)ノ

posted by poohpapa at 06:41| Comment(6) | 出入りの業者、各種営業 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年01月16日

そういう不義理はしたくない・・・

うちの管理物件の家主さんのお宅の前(南側)は永く駐車場になっていて、そのお陰で陽当たりも良く、家主さんご夫妻は快適に暮らしていたのだが・・・、駐車場の地主に相続が発生して開発業者に売られてしまい、2階建てのアパートが建ってしまった。家主さんは地主から(何年も前から)「何かで売却することになったらオタクに真っ先に声を掛けるから、良かったら買ってよ」と言われていたが、声は掛からず、知らない間に開発業者に売られてしまっていたのだ。そのせいで、家主さんのお宅は全く陽が当たらなくなってしまい、1階に家主さんが暮らす賃貸マンションの家賃を全室一律1万値下げしている。

家主さんからは「売る、という話をされたら買おうと思っているんだけど」との相談を受けていて、「目の前にマンションや建売住宅が建ったら今のマンションの資産価値も落ちてしまうので、買っておいたほうがいいでしょうね」と私も勧めていた。もちろん、私が仲介させて頂ける、なんてことは無い。

2階建てのアパート(ワンルームマンション)を建てた建設会社はよく存じ上げていて、完成間近に内覧会を開いていて、顔なじみの営業マンが現地当番をしていて、前を通りかかった時「ぜひ中を見てやってくださいよ」と言うので後学のため見せてもらうことに・・・。

さすがに最近の建物は賃貸向けであっても造りは素晴らしい。設備も内装の仕様も一昔前の建物とは雲泥の差である。営業マンが、「お客さんがいたら是非紹介してくださいよ」と言うので、こう答えた。

「さすがに素晴らしい造りだけど、お客さんがいても私は紹介できないよ。今、うちの家主さん、このアパートが建ったことで陽当たりが悪くなって、入居者の家賃も一律1万も下げていて辛い思いをしていて、それなのに、その原因になっているアパートに客付けして私が手数料を頂いて喜ぶワケにはいかないから」と言うと驚いていた。実は家主さんからは「そんなこと気にせず商売なんだからお客さんを紹介すればいいのに・・・」と仰って頂いているが、不義理はしたくない。黙っていれば分からないとしても。

綺麗事を言うようだけど、私にとっては「幾ら儲かったか」でなく「何で稼いだか」が重要なのだ。「カネに色はついていない」というけれど、寝覚めが悪くなるカネは持ちたくない。

内覧の帰りに営業マンが「これ、持って行って」と言って内覧土産のお菓子を持たせてくれた。「いいよ、お客さんを紹介しない、って言ってるんだし・・・」と辞退したが、「見てもらえるだけで有り難い」と言う。先々「新築する客」の紹介に繋がれば、ということなんだろう。有り難く頂いて帰った (おい)

今、そのアパートは完成して2ヶ月ほど経つが、まだ半分ほどの入居状況のようだ。新築で満室にならないのは辛いことだろう。私も、前を通る度に気にして見ている。

posted by poohpapa at 06:40| Comment(0) | 出入りの業者、各種営業 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年10月29日

不思議なことを言う会社・・・、+α

毎日、DMやFAXで、いろんな会社が資料を送りつけてくるのだが・・・、不思議な会社があった。

「アパートやマンションを建てたり一棟買いして将来に亘って安定的高収入を得ませんか」と勧めるもの。どれだけの利益率が見込めるか、どんな物件を買えば良いのか的確にアドバイスします、と言う・・・。アパート経営ほど安定高収入に繋がる事業は無い、とも言うのだが、どう考えてもおかしい。

「全国で空き家が820万戸という今のご時勢、オタクが言うようにアパート経営は安定高収入に繋がる事業なんかじゃないよ」と反論したいのではない。ポイントは別のところにある。

当然に、誰かにアパートを買わせれば、その会社には仲介手数料が入るワケだが、入るのは一時収入だけ。アパート事業が将来に亘って安定的高収入が望めるなら、人に勧めて買わせて仲介料を稼ぐより自分たちで購入したり建てたりして所有(経営)したほうが儲かるに決まっているではないか。しっかりした内容のある会社であって担保価値のある物件なら銀行も融資してくれるだろう。どうして「そんなに美味しい話を他人に勧めるのか」が解からない。株もFXも、絶対に儲かるなら自社で独占して取引してしまうもの。損することも多いから顧客にやらせて手数料を稼いでいるワケで、最後は自己責任で終わるもの。

当然に、送られてきた資料にはリスクのことは何も書かれていない。即、ゴミ箱直行となったのは言うまでもない。


実は、うちの家主さんで最近相続が発生した方がいらっしゃって、「アパートを一棟買いしたいから、いい物件があったら紹介してほしい」と依頼があった。私は、「ご承知のように、現在アパートは供給過剰で、古くなったアパートは大規模なリノベーションをしないと満室は望めません。今現在、そこそこの現金とご両親が遺してくださった家とアパートがあって年金も入るのですから、もう一棟アパートを購入するより今は動かないほうが良いと思いますよ」とアドバイスした。現金なら何にでも直ぐに使えるが不動産を現金に換えるのには時間も掛かる。お子さんはいるが奥様はいらっしゃらなくて、(私と同じ考え方で)お子さんには財産を遺す気は無いとのこと。ならば、死ぬまでに計画的に使い切ってしまったほうがいい。

家主さんは私より年長で、「年金と今のアパート収入にプラスして別の家賃が入ってくるようになったら世界中を船で旅したい」とお考えのようだが、今の資金でも十分に可能だし、この先よほどの大病を患ったとしても死ぬまでカネには困らないだろう。そもそもアパート経営の大変さをまだ理解していない。おカネが入ってくること(メリット)だけを期待して、出ていくこと(リスク)は想像していない。

中古のアパートを購入して大規模修繕費が掛かったり、空室が出たりすることの負担やストレスを考えたら、あまり他のことに色気を出さないほうがいいと思う。もちろん、最終的に判断なさるのはご本人だし、今は別の不動産会社にも問い合わせているみたい。私は言うだけのことは言ったから後は自己責任。

うちで物件を紹介すれば手数料にはなるし管理物件も一件増えることになるが、先が(良い結果にはならない)と判っていて物件を紹介する気にはなれない。

子供に財産は遺さない、と言っても、意に反して「家とアパートはお子さんに渡る」ことにはなるだろう。それが相続というもの。それくらいが(子供が一息つけるくらいを遺すのが)ちょうどいいし、放っておいてもそうなるもの。なので年金と現金は自分で悠々使い切ればいい。それでも私の月収より多いのだし。

失礼な言い方だが、私には、家主さんが(親の死に直面したからか)「生き急いでいる」ように思える。

posted by poohpapa at 06:41| Comment(6) | 出入りの業者、各種営業 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする