立川を含む近隣4市をエリアにしているケーブルTVの営業マンから電話があった。
「御社の管理アパートに、以前ケーブルTVを導入するということで工事をさせて頂きましたが、このたび経年により部品交換する必要がありまして、その許可を頂きたいのですが」、とのこと。
部品交換は各部屋に入る必要は無く、建物側面に付いているBOXの蓋を開けて交換するだけである。なのに「管理会社の許可が欲しい」しかも「ハンコを頂きたい」と言う。
20分ほどで担当者がやってきて言うには、
「費用も掛からず、断りなく交換することも出来るのですが、大家さんや入居者の方から『不法侵入だ』と責められることがあって、必ず署名とハンコを頂くことになってしまったんですよ」、とのこと。
それが為に大変な手間になっている、と嘆いていた。「アパートの住人に事情を説明して家主さんの連絡先を訊いても、個人情報だから教えられない、って断られることもあるんですよ」、だとも。
ハンコを押すのは直ぐ終わったが、しばらく話し込んでいき、こんな有益な情報をもらった。
「地デジを見るためにはテレビを買い換えるかチューナーを買うかしないといけない、って言われてますが、本当は今使っている
地デジ対応じゃないテレビでも地デジ放送は観られるんですよ。専用のチューナーなんかも必要ないし、アンテナも買い換える必要ないんです。ただしアンテナの方向は変えてやらないといけませんが」
それは、普通に(音も出て)観るだけは観られる、ということではあるが、一般に誤解されているように「映らなくなる」というのではない。私も、何年も前から「2011年から全面的に地デジ放送に変わる」と言われていたので、今の今までそう思っていた。
チューナーも不要でTVも買い換える必要が無く「今までどおりに視聴できる」なら、やたら巷で流される「2011年からは・・・」なんて予告はナンだったのか!
お年寄りだけの世帯なら、地デジ放送の特性など不要だろうから買い替えなど必要ないが、私よりもっと「買い換えなければ」と思っているに違いない。現に「地デジ対策詐欺」の被害も出始めている。
テレビそのものを買い換えるより、電気屋さんにアンテナの方向を調整してもらうほうが遥かに安上がりなのに、その(してもいない)調整に「20万以上も払わされたお年寄りがいる」、と聞く。
だが、総務省は、こんなふうに言っている。
「地デジはアナログテレビでは受信ができず、利用者は地デジ対応テレビか、専用のチューナーを購入する必要がある」それだと、地デジ対応テレビか、専用のチューナーを購入しなければ「テレビを点けても全く映らない」、と受け取れるではないか。
いや、待てよ、デジタル電波をアナログチューナーで本当に受信できるのか、ということも逆に疑う必要があるかも知れないな・・・。
だがケーブルTVの営業は「絶対に必要ありません」と言い切る。
「
それは家電メーカーが、チューナーを買わせるんでなく、一斉にテレビそのものを買い換えさせようとしていて、総務省も判ってて消費者に誤解を与えるようなことを言っているんですよ」
事実ならヒドイ話であるが、真相は判らない。ケーブルTVの契約を獲得するためのセールストークかも知れないのだし。
営業マンの話では、ケーブルTV会社によって誤差があるものの、
○4部屋以上の集合住宅はケーブルTVの基本工事は無償
(スカパーなどオプションで個別に契約する分は有料)
○ケーブルTVの基本工事をすれば地デジ対策は不要
○ケーブルTVの会社の無償工事費用の総予算には枠がある
(それを使い切れば基本工事も有料になる)
とのこと。
総務省や家電業界の言っていることと、ケーブルTVの言っていること、どちらが本当なのかは判らないが、無償のうちに「該当するアパート」のケーブル基本工事だけはしてもらっておこう、と思った。
posted by poohpapa at 08:09|
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