昨晩、このブログの読み手さん「よっこ☆」さんのお誘いで、
千疋屋「世界のフルーツ食べ放題」に行ってきた。なんでも、友人と一緒に行く予定だったのが、友人の都合が悪くなって、それで私がピンチヒッターで声が掛かった次第。だが、美味しいモノが食べられるなら経緯なんかどうでもよい。
以前も書いたが、千疋屋「世界のフルーツ食べ放題」はとにかく予約が取れないことで有名である。翌月分を前月の1日、ネットでは朝9時から、電話では10時から受付を開始するものの、フォームを用意して入力して9時と同時に送信しても繋がらない、電話も10時前から話し中だったり「ただ今、この回線は繋がりにくくなっおります」のアナウンスばかり。どなたかが書いておられるが、まさに「瞬殺」なのだ。
ネットは9時1分30秒にようやく送信できても既に全日程で予約満杯。1分30秒の間に何度もクリックを繰り返していても、たぶん、皆がそうしているからだろう。4200円という料金にも拘らず、である。私は貧乏症だから、4200円もしてて元が取れるのだろうか・・・、などとどうしても考えてしまう

大喰いだった若い頃ならともかく、この歳で、果物ばかりで、というのではかなりキツイ。アルコールも用意されているが別料金、立川でなら「飲み放題付き」でもそんなにはしないもの。
神田駅南口の改札でよっこ☆さんと待ち合わせ、少し早めに千疋屋に着く。時間を持て余すので1階の千疋屋のショップをぶらぶら・・・。伊勢丹でも見られないくらいの高級感あふれるフルーツが並んでいる。見ただけで上質感が伝わってくる。さらに、値段を見れば「どれほど上質か」が嫌でも分かることになる。
直径が15センチくらいの小ぶりなマスクメロンが21000円、刀根柿が1個1500円、リンゴも同様で、1リットルくらいの瓶入りのジュースは1本2600円、ジャムなども然りで、なかなか強気の商売だ。
本音では「こんなの誰が買うんだよ!?」と思う。それより、売れ残ったらどうするのかが気になった。よっこ☆さんは「ジャムとかに加工するのでは」とのこと。でも、それも売れ残ったら・・・、やめとこ

定員はわずか50名。席は予約時に決められているようで、座ると直ぐにオードブルが運ばれてくる。昨晩はサーモンのマリネ、私は苦手なのでよっこ☆さんに食べて頂いたが、うちのがいたら喜んだと思う。
カレーも3種類用意されているが8時には片付けられてしまうから食べたい人はそれまでに食べないといけない。フルーツメインで来ているが、せっかくだから味見した。カレー専門店より遥かに美味しかった。
フルーツは20種類以上用意されていて、普段は食べないものを中心に全種類チャレンジした。当たり前だが、どれも滅茶苦茶美味しい。先にショップで値段を見ているから尚のこと美味しく感じられる

携帯では写真を撮ったが、ここではアップできなくて残念。ご興味のある方は「千疋屋 世界のフルーツ食べ放題」で検索して頂くと、写真をたくさんアップしているブログが直ぐ出てくるのでご覧あれ。
量が少なくなってもどんどん追加されるし、私は4皿もお代わりして食べた。それにオレンジジュースと、お代わりは出来ないフルーツサンドとショートケーキ、である。
一番「量多く」食べたものはマスクメロン。それだけで1個の半分は食べたと思う。他にも、珍しいところでは
ランブータンとかレイシーとか
マンゴスチン・・・。ありふれたパイナップルでも味は全然違っていた。
メロンは、家で食べるなら皮のほうまで穿って食べるが、ここではそんなみみっちい食べ方はしない。中央の柔らかくて甘いところだけ食べて後はほとんど残す。何より「贅沢な幸せ」を感じられたのがそれ。
私がとくに嵌ったもの、それは・・・、
ドリアン、である。強烈な悪臭を放つことで「果物の王様」「悪魔の果物」と呼ばれるあのドリアンだ。
以前中国で、ドリアンを機内に持ち込もうとした女性が搭乗拒否に遭っている。だが、どんなに臭くても美味いものは美味い。いや、臭いからこそ、より美味しく感じるもの。日本の「
くさや」と同じであろう。
帰宅して、うちのに「ドリアンが気に入って、何度もお代わりしたよ」と言うと・・・、
「お父ちゃん、ベトナムでも食べてるよ」だと!?
覚えていない・・・。「その時、オレ、何て言ってた?」と訊くと、「こんなもんかなあ・・・」と言っていたとか。印象に残っていないのは、たぶん、今回のように事前に値段を見せられていなかったからであろう(オイ)
それやこれやでとても充実した楽しい時間を過ごさせて頂いたが、帰りが大変であった。来る時は神田駅から歩いていて、帰りは「東京駅まで出ようか。歩いても10分くらいだし」と言って二人で東京駅を目指したのだが・・・、それが間違いだった。降りしきる雨の中、行けども行けども東京駅に着かない。
見えてくる標識は「築地前」「水天宮」・・・、交差点で地図を見ても、どこにも「東京駅」とは書いてない。道行く人に訊いたりしたが分からず、途中で交番を発見したのでお巡りさんに訊いても「たぶん、あっち方面だと思うのですが・・・」と要領を得ない。近くであるなら「ああ、その交差点を右に曲がって、あとは真っ直ぐ行くと見えてきますよ」という感じで答えてくれるハズなのだが・・・。
だいたいが「水天宮」って何処だよ、と思って帰宅してから調べたら・・・、川を渡れば墨田区・・・、それからさらに新橋と浜松町の中間くらいまで彷徨っていたようだ。
私も不動産屋に有るまじき方向音痴だが、この警察官も同じくらい方向音痴で地理不案内。そんなことで国民の安全と生活を護れるのか、警察庁長官と警視総監に厳重に抗議したくなった(責任転嫁^_^;)
お巡りさんに「たぶんあっち」と教えられた方角に歩いて、途中、中年女性の二人組に尋ねたら丁寧に教えてくれて、歩き始めて1時間、ようやく東京駅に辿り着いた。
お巡りさんから「タクシーで行ったほうがいいかも」と言われたが、タクシーで行くには近すぎるし、よっこ☆さんに「地下鉄の駅があるから地下鉄で行く?」と訊いたが、「乗換えとか面倒だから歩きましょう」とのことで、結局、東京駅まで徒歩で付き合わせてしまった

まあ、いい思い出にはなったし、食べ過ぎた分を消化したと思えばいいものだろうけど、申し訳ないことをしてしまった。けっこう雨にも濡れたので、風邪でも引いてなければよいのだが・・・。
何はともあれ、機会があれば是非また行きたい。千疋屋の価格で考えれば元を取るどころか5倍くらいにはなるだろうが、伊勢丹の販売価格で考えたなら、まあ「トントン」といったところかな。
千疋屋の狙いは「安く提供して新規顧客の開拓になれば」ということなんだろうけど、見ていると、私も含めて、今後も「誰も千疋屋でフルーツを買うことなどない」ような客層ばかりだったような・・・(*^^)v
当分、フルーツは食べなくてもいいかな・・・。でもホント、また行きたい。今度はうちのを連れて