2024年04月28日

稀に見る偶然の一致だったりして・・・

店の中にいて、ウインドーに貼ってある賃貸不動産広告を見ている男性に気付かず、店を一歩出て気付いたので「どんな物件をお探しですか?」と声を掛けると「2DKくらいの部屋なんですが・・・」とのこと。

いつもはそういう場合、気付いても出てはいかない。外から帰社した時に広告を見ている人がいたら「宜しければ資料を差し上げますよ」と声を掛けるけど、昨日は直接的に「どんな物件を・・・」と言ってみた。ま、離れた場所から広告を見ている人の雰囲気を見て、その人がいなくなるまで近寄らない時もあるが。

「直ぐに戻りますので、少々お待ち頂けますか?」と伝えて、裏の家主さんのお宅に、隣の珈琲ショップの家賃を届けに行った。実はその直前に珈琲ショップの店長から「大家さんに家賃を届けようとしてインターホンを押したのですが留守だったみたいで、渡しておいて頂けますか?」と頼まれ、電話をしたら在宅で「これから直ぐに伺いますね」と伝えてあったので、直ぐに伺わないと「どうしちゃったの」と心配かけそう。

家賃を渡して店に戻ると、男性はまだいてくれた。中に入ってもらい、冷たい(缶の)お茶を出して、ゆっくりお話をすることに。隣町で店を出しているとのことで、私は「60歳くらいかな」と思っていたが、顧客カードに記入しているのを見たら「昭和26年生まれ」・・・、てことは72歳。「ああ、私と同じ歳ですね、干支は兎ですよね。学生運動で東大の入試が中止になった翌年の高校卒業で・・・」と言うと、「ああ、そうですね」と笑う。だが、年齢が私と一致するくらいはたまにあることで、さほど珍しいことではないんだけどね。

「私は、家内と歳が離れていて、家内は55歳だったんですよ」と言う。17歳の差・・・、うちと一緒だ。その奥様は最近亡くなられたようで、それで引越しを考えているようだ。男の子が一人いて高校3年生。その話を先に聞いていたので「60歳くらいかな」と思った。54歳の時の子か・・・。白髪交じりだけど若い。

他にも「引っ越しを考える」理由があって、家主から「建て替えたいので明け渡してほしい」と言われているようだ。それで「立退料とかの話は具体的に出ていますか?、それは家主都合による立退きなんですから、世間の相場に見合った立退料は頂いていいと思いますね。今、もう部屋探しで動いていて自分から出て行きそう、と家主や管理会社が知ったら立退料をケチられたりします。行く当てがない、くらいに匂わせておいたほうがいいですよ。もちろん、立退料をぼったくれ、ということではありませんよ」、と伝えた。

夕方帰宅して、その話をうちのにしたら、「え?、私はもうじき死ぬの?」だと。そんなことは言ってない。

話の中で、「私は岩手の奥州市の出身です」とも言う。「ああ、私は愛知の出身ですが、うちのは岩手の一関市出身です。隣町ですよね」と話し、プチ盛り上がり。それにしても、年齢が私と同じで奥様と17才差、である人とは初めて会った。神様が引き会わせてくださったのかなあ、このご縁は大切にしよう(^^♪

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2023年12月18日

一昨日、久しぶりの飛び込みのお客さん

あれ、この二人の関係性は、親子かな、会社の上司と部下なのかな、と、パッと見て思っていたが・・・、

ご夫婦だった。奥様が「高校生に見られることもあります」と仰っていて、まさに「奇跡の40歳」であった。

店頭に貼ってある家賃が高いマンションを「これ、まだ有りますか?」との問い合わせ。あいにく管理会社はお休みで、確認が取れないので今日、電話してみて、有れば案内することになると思う。で、いつものように世間話。いろいろ話しているうちに中国や韓国の話題になって、私がボロクソに貶すのを笑って聞いていたのだが・・・、なんと、奥様は中国人。流暢な日本語を話すし、てっきり日本人かと思っていた。

「全然気にしていません、大丈夫です。私も今の中国は酷いと思っています」だと。ご主人も笑っていた。

予算は家賃14万円まで、管理費別でも大丈夫とのことで、当店にとっては久々の大型顧客案件 (^◇^)

何より、ご夫婦とも人柄がいいので、良い物件を見つけてあげよう。あ、保護猫一匹と一緒に暮らしているとかで、それがネックになるかもなあ。年内に決まるといいな、安心して正月を迎えられるだろうから。

さて、週末に連休を取っていた管理会社、今日は営業してるかな。早く結果を連絡してあげたいと思う。

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2023年10月18日

おや、そうでしたか (^◇^)

昨日の夕方、Hコーポレーションの営業マンがやってきて、用件は「土地の仕入れ」なので、うちは商談相手にはならないけど、お茶を出してあげて雑談をしていたところに、珍しく飛び込みのお客さんが来店。

まだ「部屋探しのお客さんかどうか」不明だったので、営業マンもいるまま話を聞くことに。そしたら、「来年の3月に引っ越したい」と言う。いかな(せっかちな)私でも、そんなに早くから部屋探しはしない。しかも、希望条件はかなり厳しい。今、適当な部屋が見つかったとしても直ぐには引っ越せない、とのことなので、「そんなに長く物件を押さえておくことはできないから、年が明けてから探したらいいよ」、と伝えた。

一人で暮らすのだけど事情があって2部屋欲しい、とのこと。「あなたの予算だとかなり厳しいから、うちだけに依頼しないで他の不動産業者にも声を掛けておくといい。親切に対応してくれる業者があるから、何社か紹介してあげる。この通り沿いだと、A社、B社、C社に依頼しておくといいと思う。A社だったらTさん、B社だったらMさんを指名して尋ねるといい。坂口から聞いた、と伝えて大丈夫だよ」と言うと、「実はさっき、そのA社に行って資料を貰ってきました。たぶん、その時の女性がTさんですね、きっと」と言う。

図面を見せてもらったら、条件には合いそう。ただし、今から申し込みは出来ない。なので、「来年の年明けに、この部屋のうちのどれかがもしまだ残っていればその部屋で決めていいし、決まっていても他の部屋が空くかも知れないから、時期を見て訪問すればいいと思うよ。うちも年が明けたら探し始めることにするね。もし他の不動産屋で決まったら必ず連絡をください」と言うと「分かりました」と笑顔が返ってきた。

「そうそう、何か飲みませんか?、缶コーヒーなら微糖かブラック。お茶なら『濃いお茶』か普通のお茶、コーラもありますよ」と勧めると、「では、濃いお茶で」とのこと。ここは喫茶店かよ!?、という話だけど (爆

「さっきお話に出ていたC不動産にこれから行くことになっています」とのことなので、「じゃあ、さっき坂口のところに寄ったらコチラが良心的だと勧めてくれました、と話してみてよ、大爆笑するから」、と伝えた。

「そうそう、顧客カードを記入しておいてもらえますか」と言うと、記入してくれたのだが、その名前が・・・、

「え?、もしかして・・・」
「韓国です」

そうか・・・、そうだったんだ・・・、店に入ってきた時からとても感じが良く、てっきり日本人かと思ってた。「私は生まれた時から日本で、日本で生まれて日本で(38年間)育ちました」とのこと。それで、「本音で言うと、私は韓国が大嫌いなんですよ。でも、どう見ても日本人だし、あなたは普通の日本人と変わりません。手数料になりそうだから、というのでなく、ちゃんと部屋探しをしますから大丈夫、心配しないでね」と言うと、「私も、韓国がしていることには疑問を持っています」とのこと。そういう韓国人もいるんだねえ。

私は、本音を隠して韓国人に対応するのは嫌だから、言わなくてもいいことを伝えたが、彼女は理解してくれそう。うちの利益にならなくてもいろんな形で「間違いのない部屋探し」をサポートして差し上げよう。



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2023年09月16日

またまた、「かもめの玉子 季節限定 栗」がドーン!と届いた

数年前に郷里の岩手に戻った(当社のお客様)たあさんが、またまた季節限定バージョンの「栗」をドーン!と送ってくださった。気候はまだまだ真夏のようだけど、「栗」。なんと、14箱も。それを季節ごとに。

バラ撒き癖のある私にとっては物凄く有り難いし助かる。でも、大変な負担になっているだろな。そこが心配で電話したんだけど、「大丈夫だよ、心配しなくていいよ」とのこと。帰郷直後に宝くじでも当たったか。

昨日届いて、その日のうちに8箱は「いつも楽しみにしていてくれる(私がお世話になっている)面々に届けた。で、今年の「栗」、食感が変わったような・・・。ウインナで言えば「あら挽き」みたいな感じで食感も楽しめる。以前のは栗の実をペースト状にしていて、私は今回のほうが好き。うちのと私は一箱ずつ頂くことにした。いつもそうしているんだけど、私の一箱の半分はバラで配る分に充てている。ま、仕方ない。

春になると、たあさんから「立川独活(うど)を送って」とリクエストが入るから、逆に、たあさんがバラ撒く分の数量を足して送ってあげよう。似た者同士と言うか・・・、こういう友人がいると人生が楽しくなるな♪

あ、季節限定の「かもめの玉子」は、販売地域限定でもある。岩手の大船渡市周辺でしか売っていない。たあさんが大量に購入するので届いた荷物の中にはいつもオマケが入っている。たあさん、そのことをご存じかなあ・・・。で、今回は「かもめの玉子」プレーンの大箱だった。それも有り難く頂くことにした (^^♪

私がバラ撒いている方々、みんないつも楽しみにしていてくれて、届けると凄く喜んでくれて笑顔が返ってくる。だから、バラ撒きはやめられない。たあさん、今回も有り難う。何か欲しいものがあったら言ってね。

たあさんが「今度はみかんだね」と言っていて、例年通りだと来年の1月かな。実は、季節限定の「ストロベリー」「ブルーベリー」「栗」「みかん」の中では、私もみんなも、みかんが一番好き。「みかんだけ頂戴」と言う人もいて、それまでは生きていられるだろな。あと4ヶ月・・・、何とか頑張って生きていなければ。

それにしても、たあさん、いつも本当に有り難う。でも無理はしないでね、うちの分だけでもいいんだよ。

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2023年07月11日

いいこともあったけど、なんか、気力が湧かなくて・・・

いっぺんに「いろんな事務仕事や雑用」が入っていて、少々パニック。早く、確実に完了させなければ。

そんな中で、昨日は1年で滅多にない幸せな一日。某住宅メーカーの(凄い美人で人柄も良い)営業さんが、ほぼ半日、私の仕事に付き合ってくれた。社用車が無い当社の為に、社用車でない自分の車で多摩地域を西から東に乗せていってくれて、懸案がほぼ解決。何も見返りを求めていないのだから凄い人格。

ガソリン代だって掛かっているのに、朝10時半から午後3時半まで付き合わせてしまったのでランチを奢らせてもらうことに。それすら「私が出しますよ」とのこと。もちろん、そういうワケにはいかないよね (^^♪

なるだけ早く新築や建替えの紹介を出してあげないと、と思う。ご厚意に対して不義理はしたくないから。

「上司に叱られない?」と訊くと、「うちはミーティングで一人一人ヒヤリングしたりしないので大丈夫ですよ。必要があればいつでも声を掛けてください。お付き合いさせて頂きます」とのこと。頭が下がる・・・。


ところで、一昨日、立川通りを歩いていたら、30年ほど前に新婚で部屋を紹介したNさんが車で通って「坂口さ〜ん」と手を振る。今は父親の仕事を継いで社長になっているが、知り合った当時は自動車整備会社の技術者。Nさんを通して車を購入したり車検をお願いしていた。弟さんやスタッフの部屋探しも依頼してくれて、長い付き合いになっている。それくらいだから互いに強請り(ゆすり)のネタは持っている(爆

店に戻って、Nさんの携帯に電話して「急ぎでなければ戻っておいでよ、美味しいお菓子をあげるから」と言うと戻ってきた。いろいろ詰め合わせたけど、うっかりキャラメルポップコーンを渡し忘れた。後で「明日も寄れないかなあ。メチャウマのポップコーンをあげるよ」と言うと、昨日も夕方うちの店まで来てくれた。

私より一回り以上若いけど、もう孫がいるとのことで、お菓子、お孫さんにも食べてもらえそう。私も幸せ。

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2023年04月11日

懐かしい訪問者

もう20年ほど前に一人で東欧ツアーに参加した。その時に、ご夫妻と娘さんと3人で参加していたご夫妻が、昨日、そのツアーには参加していない息子さんを伴って立川までお越しになった。奥様や娘さんとはお会いしていたが、ご主人は常に仕事(大企業の管理職)で、旅行以来お会いしていない。息子さんには初めてお目にかかったのだが、稀に見る好青年。まあ、育て方が良かったんだろな。で・・・、警察官。

「非番の時でも、刑事ものドラマで出てくるバッチを持ち歩いているんですか?」と訊いたら、「以前はそうでしたが最近は紛失や窃盗などの不祥事が起きていて悪用されたら問題なので署に置いて帰ります」だと。街で「こういう者ですが」と職務質問される際に出されたならマズイけど、本物を見たかったなあ (^^♪

初めは「3時から4時くらいに伺います」とのことだったが、「でしたらランチご一緒しましょう」と提案して、1時半に立川駅の改札で待ち合わせ、いつもの Jonathan's に行くことになった。めちゃくちゃ混雑していたが馴染みのスタッフが直ぐに席を用意してくれて助かった。食事やドリンクバーを愉しみながら本題の不動産に関する相談を受けた。かなり難しい内容で慎重さを求められるから、ゆっくり解決していこう。

そのご夫妻と娘さん、東欧旅行では、一人参加で(レストランで食事する際に)どこに座ろうか、と躊躇っている私をいつも手招きしてくださって助かった。3人と一人で4人だから、ちょうど良かったりしてね。私は追加料金を支払って往復の全行程ビジネスクラスだったが、帰路、台湾から成田まで娘さんにビジネスクラスを体験してもらった。そのまま最後までビジネスクラスだと次の旅行(エコノミー)が辛くなるから。

いつも海外旅行はビジネスクラスで参加しているご主人(内科医)と奥様(弁護士)のご夫妻から、「アンタ、余裕があるね」と言われたが、それは私にとって最高の誉め言葉。高校時代、卒業式の前日に同級生から「君は大したこと無いけど、いい友だちを持っているね」と言われたのと並んで記憶に残る言葉だ。

懐かしかったし将来的には商談に繋がる話。その時が来たらしっかりご相談に乗ろう、旅行の恩返しで。

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2023年03月28日

二日続きで不思議な現象・・・

駅前の銀行に行って店に戻ると、椅子に座る間もなく直ぐに飛び込みのお客さん。中年の女性だった。

「移転先を探しています。75000円くらいまでで、広めで犬が2匹いるんですが・・・」とのこと。この界隈の不動産屋は概ね訪問していて、うちの店が最後らしい。たかさんに言っとくけど、「潰れそうな店だから行くだけ無駄」と思って、じゃないよ。たまたま(と言うか、いつも)私が不在だったから、だかんね (^◇^)

「他の不動産屋さんでこんな物件を紹介してくれたのですが・・・」と、さっき内見したばかりの物件の広告を出す。見ると、私もよく知っている物件なので、その物件の長所と短所を正直に伝えた。「この辺りでその条件より良い部屋は無いと思いますね。私からすれば80点くらい付けられる及第点の物件です」とも。

すると、「物件の、良いところも悪いところもハッキリ指摘してくれる不動産屋さんは初めて。信用できます」と喜んでいた。私は当社管理の物件でも長所と短所は伝える。今は、どこの不動産屋でも「いいところだけ話して勧める」、なんて商売はしていないと思うけどな・・・。信用してくれるのは嬉しいことだけど。

私は、「部屋の真下がスナックだから、遅くまでカラオケの音なんかが聞こえてくる心配は無いかなあ。そのマンションの壁は厚いから隣から犬の鳴き声の苦情が来ることは無いとは思うけど」と言うと、「私もそこが気になりました」とのこと。「本当は、夜遅くに室内に入って確かめられるといいんだけど、管理会社が難色を示すでしょうね」と言うと、「夜、自分でスナックの前まで行って外から確認してきます」とのこと。

念のため、管理会社に物件の有無を確認するため電話すると、「今日だけで何件も内見して頂いているので、もう決まってしまうかも知れません」とのこと。そりゃそうでしょ、そのうちの一人が目の前にいるし。

今日の午前中には「昨晩、様子を見に行った結果」を知らせてくれるだろう。「いろいろ回って、最後に『いいオジサン』に出会えて良かったです」という言葉を残して出て行った。オ、オジサン・・・、まあいいや。

それはお互い様、私のほうこそ、二日続きで「気持ちの良い」お客様に出会えて幸せ。なんでも、店頭の貼り紙、広告ではなく「間違いない部屋探しをするためのアドバイス」なんかを見て、「この店には必ず来よう」と思っていたとか。見た貼紙が違っているからだろうけど、感じ方は人それぞれ、それは仕方ない。

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2023年02月04日

とても嬉しい訪問者、奄美大島から

うちのとバーミヤンでランチをしていたところにメールが入った。

「今日はお店にいらっしゃいますか?」とのこと。名前が出ていて、相手は、うちの店の隣、今は珈琲豆ショップ「小梅」さんになっている店舗で(私が今の店舗を借りる27年以上前から)スナック「アスカ」をやっていたママさんの孫娘。昨日はご主人とお母さんと一緒とか。「今外出中」と伝えると「夕方訪問します」とのこと。「ならば4時以降は外出しないようにしてますね」と送ったら、小梅さんで珈琲を飲んで時間を調整してピッタリ4時にご来店。まあ、店の中は様変わりしているが元々はスナック、懐かしいことだろう。

ママさんは数年前に亡くなっていて、最後のほうでは入院していたので店は開けておらず、店舗を借りたまま亡くなった。瑞穂町に妹がいたけど片付けや清算には逃げ腰。困っていたら、川崎に住む娘さんと、奄美大島に住むお孫さん夫婦が、全て綺麗に片付けて、清算もしてくれた。それはとても稀有なケース。

たいていは「もうず〜っと音信不通になっているし私には関係ない」と逃げる。川崎の娘さんもお孫さん夫妻も頗る人柄が良く、嫌な顔一つしないで、逆に家主さんや私に迷惑を掛けたと気に掛けてくれていた。娘さんや孫たちは連帯保証人ではないので、本来は責任は無い。連帯保証人になっていたのは瑞穂町の妹。36年の賃貸管理生活で、法的に責任のない人が片付けてくれるケースなど10年に1件もない。

そんな人たちだから大歓迎。いつものことだが飛び込み客も無く、2時間くらい話し込んでしまった (^^♪

奄美大島・・・、毎日、羽田に直行便が飛んでいるらしい。気候も温暖だし、いつか訪ねてみたいと思う。今回は用事があって2週間ほど川崎の実家に滞在しているとか。うん、来たる台湾有事の前に訪れよう。

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2023年02月02日

人を「見た目」で判断してはいけない、と言うけど・・・

「ベビーカーを押しながらコンビニに入ろうとした私。そこに金髪ピアスの若者が、アイス片手に近づいてきて...」(千葉県・50代女性)
Jタウンネット - 昨日 11:17

そういうことは往々にしてあること。私も時に、「意外といい奴じゃん、誤解してしまって悪かったなあ・・・」と思うことがある。まあ、上記のケースでは、この若者に限らず、誰もがドアを開けてくれるとは思うけど。単に、見た目とのギャップで、ずっと印象に残って忘れずにいたんだろうな。誤解されるほうも悪いけど。

それに、駅ビルのルミネでよく見かけるけど、自動ドアでないなら、ベビーカーで押してドアを開けて入ろうとしないで、先ずドアを開けて、ベビーカーを押して入り、入ったらドアを閉めればいいだけのこと、と思う。

でね、今でこそ飛び込みで部屋探しのお客さんがやって来ることは殆ど無くなったけど、その場合、ドアを開けて不動産屋に入ったところから「審査」が始まっている、と考えるべきで、金髪ピアスで穴あきジーンズ、イヤホンを外さない奴は、物件の有無以前の問題で、良い部屋には有りつけない。うちの管理物件に(希望条件に合う)手頃な部屋があったとしても紹介はしないし、他社の管理物件を紹介することも無い。

その昔、一橋大学の学生が部屋探しでやってきて、イヤホンで音楽を聴きながら「自分の言いたいこと」は言うけど、私の話は聞こえてなくて会話にならなかったことがある。超一流大学の学生でもそれじゃあね。何かのトラブルが発生しても、自己主張だけして相手の話は聞かないかも、と最初から懸念される。

以前にネットの記事(漫画)で読んだことがあるけど、「人は見た目が9割」で間違いない。どんなに性格が悪くても、イケメンや美女で、最低限のマナーを身に付けているなら、それだけで勝ち組。少なくともスタート地点が違う。100m競争で、イケメンや美女は20mくらい先にスタートラインがある。現実はそう。

50年以上も営業をしていた私からすると、男も女も、見た目、つまりファッションで判断することはなく、目だけを見る。それで「約束を守りそうな人間か」を判断していて、あまり外したことはない。とは言っても、他社からの紹介、申込だと、属性が良くて審査が通っても、契約締結の時点まで本人とは合わないから、会ってみて「おいおい」と思うことはある。他社の管理物件にこんな奴を紹介してくるかねえ・・・、と。

相手に自分はどう映るか、ということは常に意識していたほうが良いと思う。それで実害は減らせるから。

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2023年01月27日

私としたことが、見誤った

昨日、10時半に来店を約束していたお客様、お母様と娘さんの二人でおみえになったのだが・・・、

その娘さん、着ていた服の感じから、「中学生かな、いや、もしかして高校生かも・・・」と思っていたら、

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なんと、28歳だった。お母さんも若いし(若く見えるし)、小学生のお子さんもいらっしゃるとか。私は女性の歳を当てることには自信があったんだけどなあ、見事に外した、と言うか、外し過ぎ。ご本人は私に話を合わせて「高校3年です」と言っていたけど、さぞかし腹の中で笑っていたことだろう。ま、いいけど (^^♪

お部屋は「6月までに引越しできれば良い」とのことなので、ゆっくり探させて頂こう。いつものように、「先ず、10でも20でも、思いつくだけの希望条件を箇条書きにして、それに優先順位を付けて、5番目までの希望条件はどれが欠けても決めない。6番目以降の希望条件は『叶えられたら嬉しい』くらいに思うこと。あまり贅沢を言っていると5月頃になってハードルを下げることになるから気を付けて」とお伝えした。

予算的には余裕があるのでいい部屋が見つかると思う。あとは、私が忘れなければ、ではあるけど(おい

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2022年11月18日

昨日も、猛烈に疲れた一日

いろんな電話やメールが入っていたこともあるけど、何度同じ説明を(噛み砕いて)繰り返しても全く理解できないお客さんの相手をして、今日もまた来店するそうで、午前中に2件の更新契約の予定が入っていて、それ以外の仕事もあるので忙しいんだけど・・・、時間を食われるから一日の予定が狂ってしまう。何度も何度も案内してやっと「いい部屋」が見つかって申し込みして審査も通っているんだけど不安らしい。

人は悪くないから相手をしていて不快になることは無いし、「この人のお役に立とう」と思えるんだけどね。

「銀行で、今の部屋の家賃の自動振替を停止してもらう手続きをするだけでよくて、後は何の心配もいりません」と説明して、たった一つの作業をするだけで片付くのに、「この場合はどうなるの?」「もし、こうなったらどうなるの?」と無限に質問が出てくる。「だからあ、銀行の窓口で『自動振替を停止してください』とお願いするだけで解決するんです。そんな心配は無用です」と言っても、話が堂々巡りしてしまう・・・。

これねえ、他の不動産屋だったら相手にしてもらえないだろうな、と思う。見てもらった物件に断りが入る時も、「それなら最初に言ってよ」と言いたくなる理由だし。引っ越しを終えるまで、いや、終えても安心できないかも。とにかく、「人は悪くない」ってのが一番困る。悪けりゃ最初から相手にしなけりゃいいしね。

近所に住んでいるから、一日に何度もうちの店に来ているらしい。遠目に見て、店の前に立っているのが見えたら、駅方向に引き返したりしてね。こちらからすれば無駄な時間だけが過ぎていくから伊勢丹で遊んでいたほうが有意義。「何なら私が銀行の窓口に一緒に行きましょうか?」と言えば、「それじゃ申し訳ないから自分で行きますよ」と辞退。頼むから、そこは「じゃあお願いします」と言ってくれ!、と強く思う。

35年間この仕事をしているけど、こういうタイプのお客さんは初めて。今までも何人かはいたんだろうけど。とにかく、疲れた・・・。ここんとこ、そういう日が続いている。今日も夕方には来店するんだよな・・・。

約束しちゃったから店にいないワケにもいかないし。今日、銀行に行ってくれるかなあ・・・、それが心配。



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2022年10月01日

欲が無いと言うか、仕事する気が無いというか・・・、私のこと

昨日の午後、銀行に行こうとして店のドアを開けたら、30歳半ばと思しき男性がウンインドーの広告を見ていた。中から「気配がしなかった」のでドアを開けてしまったのだが、「あ、失礼をしました。宜しければ資料を差し上げますよ」と声を掛けると、「いえ、直ぐ、ではないのです、見ているだけで・・・」とのこと。

「かまいませんよ、どんな部屋をお探しなんですか?」と訊くと、「高松町か栄町で、モノレールの駅に近ければ砂川7番とか玉川上水の近くでもいいのですが、仕事の関係で引越ししたほうがいいかな、と思って。実は明日、一件見せてもらうことになっているのですが」と言う。それで部屋探しの秘訣を伝授した。「ちなみに、明日案内してくれる業者さんは何て会社?」と訊くと、「ケンタッキーの上の・・・」とのこと。

駅前の(下に)ケンタッキーが入っているビルの上にある業者はアエ〇スしかない。そこで、「その業者さんは信頼できる業者さんですよ。私も何度か取引してますが誠実な業者さんですから安心していいです。その物件が、パッと見て80点付けられるようならその物件で決めたほうがいいです」とアドバイスした。「その上で、ピン!と来なかったら、またいらっしゃってください」と伝え、明日の結果待ち、ということに。

うちのウインドーに貼ってある「〇町マンション」が気になっている、とも言っているが、私はあまりお勧めはしない。その理由を伝えて、「とにかく、明日の物件を見てからにしましょう。できればいくつかの物件を見て比べられるといいのですが、あまり多くの物件を見てしまうと迷いが生じて決めかねて、数日して『やはり最初に見た物件で』と思って連絡すると無くなってたりしてね。早めに判断してくださいね」と伝えた。

そして、「ここでお会いしたのも『ご縁』ですから、この先、何か不動産のことでトラブルに巻き込まれたら遠慮なく電話ください。非弁行為にならない範囲でご相談に乗りますから」と名刺を渡すと笑顔で帰っていった。なんか、明日(今日)の物件で決まりそうな気がしている。もちろん私はそれでかまわない (^^♪

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2021年11月22日

珍しく、昨日は朝イチでご案内

昨日、当社としては珍しく物件案内をした。お客さんは10年ほど前に当社で部屋を借りてくださった(今は)独身男性のМさん。従業員8千人の大企業に勤めていて、子会社には不動産会社もあるが、「どうせ手数料を払うならオタクに落としたい」と仰って頂いている義理堅いお客様。何人かそういうお客さんがいて有り難い。

自社を通せば手数料の割引とかありそうに思うし、「どの物件で決まってもADが付いていたらМさんに返しますよ」と言えば、「いいよ、要らない。大家さんに客が『要らない』と言ってるからと辞退しといて」と言う。男だねえ。

案内は現地集合。モノレールで移動して、物件は駅の真ん前だから徒歩1分とは掛からない。3DKで家賃は7万円、駐車場も6千円という破格の安さ。管理会社の担当者さんが鍵を持ってきてくださって、詳しく説明を受けた。破格の賃料は築年数の古さからとのこと。それにしても安い。

名刺を渡すと、「新聞(住宅新報)にコラムを書いていらっしゃいますよね」と仰る。12年半も連載しているが名刺交換でそう言われたのは二度目。前回は10年ほど前、住宅ローンの申請に伺った三井住友不動産ローン&ファイナンスで担当者のSさんから言われたのだが、「いつも読ませてもらっています。ご本人に会えるとは思いませんでした。でしたら何が何でもローンを通します」とまで仰って頂いて、無理な内容でもローンを実行して頂いた。

うん、もしかすると昨日の物件も、「でしたら手数料はそのままで家賃は半額になるよう社長に交渉してみます」と言ってくれたりして・・・、(それは無い ^-^;

それにしても担当者さん、頗る感じが良かった。そういうのも珍しいこと、いやホント。たいていは愛想が悪いから。

さて、昨晩は一昨日の疲れが抜けていないのか、8時過ぎに寝てしまい、起きたのは5時過ぎ。途中で一度トイレに行ったけど、9時間は寝ていたことになる。今日は雨だし、テンションもダダ下がりになるだろな。

憂鬱だなあ、何かいいことないかなあ・・・。

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2021年09月25日

昨日は埼玉県行田市と熊谷市まで出掛けた

うちの店のウインドーには、「当店は台湾とトルコのお客様から仲介料は頂きません」と、それぞれの母国語で貼り紙してある。トルコのお客様は度々おみえになるが、どういうワケか台湾のお客様はまだいらっしゃらない。で、昨日はトルコのお客様の案内。物件は行田市、片道2時間弱の距離。高崎線の吹上駅までお客様の車で迎えに来て頂き、イザ案内。なかなかの高級車だった (^^♪

仲介料は頂かないが交通費は往復で2500円ほど。それもお客様が気にして「申し訳ない」と仰るので、「イランイラク戦争の際、トルコが日本人救出のためイラクにトルコ航空機を飛ばして助けてくださったことを思えばどれほどのことでもありませんよ」と答えると安堵して喜んでくださった。日本人がタイムリミット1時間を残すのみのギリギリのタイミングで空路脱出する中、トルコ人は陸路帰国しようとして、途中で2人亡くなっている。あれからもう36年も経っている・・・。

これが逆だったなら国会は野党の非難で空転したと思われる。グローバルもヘッタクレもなく「自国民に死者を出しているのに他国民を助けるために民間機を救援で飛ばすなど言語道断」とか言いそう。私は、一日本国民としてトルコには感謝しかない。100年以上も前の和歌山県串本町沖のエルトゥールル号の乗員救助を教科書に載せて教えている国と、虚偽の内容を教科書に載せて反日を煽る国では大違い。

参考までに、この記事もご紹介したい。

物件は行田市だが管理会社は熊谷市。お客様の車で向かい、入居申込書を書いて頂いた。数日前、電話で「お客様はトルコの方で、日本国籍をお持ちですが、大丈夫でしょうか?」との問い合わせに、「外国人だからというのはお断りする理由にはなりません」と明確で誠実な対応。お店でも丁寧に対応してくださった。あとは無事に審査が通るのを待つのみ。いろいろ必要書類もあるし、どうかなあ・・・、と心配。

審査が通れば、契約は当社で交わすことになる、とのことで、契約時には逆に当社までお運び頂くことになる。それがなんだか申し訳ない気がする。ま、最後までしっかりお世話させて頂こう。

今も「昔の恩」を忘れずに感謝してくださっている国と、虚偽の話を積み重ねていつまでも反日を煽る国、長い目で見て「どちらが得か」などというのは言うまでもないことだと思うんだけどな。

私も、本音では言いたいもの。「外国人だからと言って断る理由にはなりません。ですがK国人だからというのは立派に断る理由になります」と。もちろん、差別はしないけど、本音では言いたい、てことね。

ところで、物件の内見の際には業者が同行して現地のキーボックスから鍵を取り出したりしなければならないのだが、いくらトルコのお客様でも、同行は今回の距離(隣県)がギリギリかな、とは思う。

それにしても、内見した物件、とてもキレイな2LDKで、家賃は49000円。駐車場も3300円。同じ物件が立川なら、家賃が12万、駐車場も1万円を超えるだろう。ああ、行田に住みたい・・・(^◇^)

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2021年08月04日

昨日あった嬉しい話

食事していたら携帯が鳴る・・・。登録していない番号だった。最近よくある(携帯から掛けてくる)「建売用地、マンション用地を探しています」という営業かな、と思っていたら違っていた。その方の名前は登録していたのだが、番号が代わっていたので名前が表示されなかった。

出ると、「10年ほど前にお世話になったМです。またお部屋を探してほしいので、これから伺っても宜しいですか?」とのこと。たまたま、当社としては珍しく3時から家主さんとの打ち合わせが入っていたので4時半にご来店頂くことに。店の前に立っていたら、こちらに向かって会釈する男性がいる。

Мさんだった。10年・・・、いや、そんなには経っていないと思うけど・・・、Мさんは同僚のSさんを紹介してくださっているし、忘れたりはしない。「10年前に今の部屋を紹介してもらって、その時に良心的な対応をしてくださったのでまたお願いしようかと」と仰る。Мさんは義理堅い。そういうのは凄く嬉しい。

急ぎではなく「10月中に引っ越せればよい」とのことなので、9月に入ったら本格的に探し始めて、その前に「よほどいい物件」が出たなら連絡する、ということで取りあえずお帰り頂いた。

条件も厳しくないので、きっと良い部屋が見つかることだろう。ほんと、助かる (^◇^)


そうそう、昨日記事にした「アサヒスーパードライ生ジョッキ缶」・・・、昨日が発売日だったが、ビックカメラでもドンキでも商品が到着しておらず、昨日は販売してなかった。今日も覗いてみよう (^^♪

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2021年07月21日

嬉しい訪問者

最初にお詫びします、コメントの返信、お時間ください。「明日の朝(今朝)、記事をアップしてから・・・」と思っていましたが、真夜中の2時20分に尿意で目が覚めてから、ついさっきまで、布団に横になっても考え事をしてしまってもう寝着くことができず、5時半に起きました。今日は昼寝します。コメントの返信は昼寝から起きたら、ということでご了承ください。この後、Jonathan's のモーニングですし。すみません。

膀胱の働きを抑える薬を飲んで寝たのですが、夕食でアサヒ生ジョッキ缶(二口ほど)と、水出し玉露(お茶)を飲んだのがいけなかったのかも。お茶の利尿作用は薬の効果を吹っ飛ばすほど強烈なんですね。


さて、本題、

昨日の夕方、駅前の銀行に通帳の記帳に行って戻ると、店の前に、自転車に乗ってきたであろう若い女性が何やらメモをしながら立っていた。隣の珈琲豆店の小梅さんは休みだから、うちに用がある人だと思われるが、「何か御用ですか?」と声を掛けるのもいやらしい。黙って鍵を開けて中に入ると、私の後に付いて店に入ってきた。キャップを被っているしマスクもしているが、目を見てようやく誰だか判った。

2ヶ月ほど前に、当社で部屋を紹介したアラフォーの女性Sさんである。しかも店頭に「当店は武蔵村山市と立川市の生活保護のお客様の部屋探しはしません」と貼り出してあるのに、それを読んでいながら、どういうワケか、「この店に部屋探しを頼もう」と決めた生活保護受給者の娘さん。

今は癌(と、他の病気)を患っているが、気持ちが前向きで、働くことが大好き、正社員の仕事を探して、なるだけ早く生活保護を打ち切ってもらおう、と頑張っている娘さん。だから応援しよう、と思った。

同業者さんの理解が得られて良い部屋が見つかったが、下の部屋に住む「引き籠り」の男が陰険で、いろんなトラブルに遭っているようだ。それらの件に関しては、当社の管理物件ではないので、私は話を聞くことしかできない。だが、「ようやく会えて良かったです、話を聞いてもらって楽になりました」と言う。

「ようやく会えて・・・」と言うけど、私は何度も電話している。その度に、「お掛けになった電話は電源が入っていないか電波の届かないところにあります」とのアナウンスが流れていて、電話に出ない。ま、「お掛けになった番号は、お客様の都合により・・・」でなくて良かったけど。

昨日わかったことだけど、携帯を替えた(番号が変わった)とのこと。なんだ、そういうことか。私が何度も電話した用件、それは、(同業者さんでの)契約時に「落ち着いたら一緒にランチでもしましょうか?」と話していて、そのお誘いだった。で、ランチはともかく、今朝もモーニングに行くので、「水曜日の朝はいつも高島屋の並びの Jonathan's にモーニングに行くんで、良かったらおいでよ」と伝えた。

「起きられたら行きます」と仰っていたが、果たして起きられるか・・・(^◇^)

無事で良かった。Sさんは壮絶な苦労をなさっているから、これからもいろんな形で応援したいと思う。

そうそう、もう一人、そのSさんと同年代の生活保護の優しい娘さんがいて、昨日、暑中見舞いのハガキが届いた。うちの入居者さんで、年賀状はともかく、暑中見舞いをくださるのはその娘さんだけ。やはり筆舌につくしがたいご苦労をなさって心を病んでしまったようだ。私が心から応援したい人、何人かいる。

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2021年06月29日

今日は辛い仕事が・・・

先日、孤独死したTさんのお姉さんから電話があり、今日、お店にいらっしゃるのだが・・・、

「親族で話し合った結果、相続放棄することになりました」とのこと。元々Tさんには遺産など無い。あるとしたら都民共済の保険金100万円くらいで、逆に、どこかから借金していた可能性もある。

今になって何故「相続放棄」なんて話になるか、と言えば、「Tさんが滞納していた家賃8ヶ月分と特殊清掃費用の支払いから免れることができるかも」ということではなかろうか。ただし、Tさんの連帯保証人はお姉さんのご主人だし、連帯保証人の義務と相続放棄は何の関係も無い。

都民共済以外に、アパートを借りる際に掛けていた日本共済からも30万円が支払われる。それは、家主、遺族、どちらが請求しても良い、いずれかに支払われる、とのことで、お姉さん及び連帯保証人が片付けまで責任を持ってしてくれるなら、と、(私の判断で)その30万はお姉さんに支払われるよう書類を渡してあったが、それも返す、と言う・・・。てことは、何か勘違いをしている可能性が高そうだ。

私は、本来なら請求できる滞納利息も計算していない。Tさんが亡くなっているのだし、誠実に対応して、元本を補償してくれるなら、滞納利息までは求めないつもりでいたが、「私たちは相続放棄したから関係ない」と主張するなら、滞納利息も計算して、今後の弁護士費用も乗せて請求することになる。

家主さんも今は大変な状況にあるが私に任せてくださっているから、その信頼には応えたい。

私としては「これ以上ない妥当な落としどころ」を提案していたつもりだが、横からおかしな知恵をつける奴がいたんだろうな。本来、お姉さんは「そういう人」ではないのだから。もしも拗れたら裁判になる。

私がいつも言っている「人は変わる、人は裏切る」ということかも。



 コメントの返信、明日までお待ちください。

今日は火曜日ですが、これから、Jonathan's のモーニングに行きます。いつもモーニングを担当していたOさんが、今日でお辞めになります。「最後の日には必ず伺いますね」と約束していて、先日撮らせて頂いた彼女の写真をA4に伸ばして印刷し、額縁に入れたのを持って行きます。今は通っていないガストのスタッフが辞める時もそうしていました。もっとも、自分の写真なんか飾りたくはないでしょうけど、ならばご実家のご両親にお渡し頂ければ、と思います。

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2021年05月31日

元ママさんのお通夜に参列させて頂いた

うちの店の隣で長くスナックをやってみえたSさんが今月28日にお亡くなりになり、昨日がお通夜。お孫さんから連絡を頂き、私も参列させて頂いた。このご時世で、こじんまりしたお通夜だったが、ご遺族の方の参列者に対するご配慮も行き届いていて、とても良いお通夜だった。故人のお人柄ゆえじゃないかな。あまり多くの方には連絡なさっていなかったのだろう、私以外は、ほぼご親族だったかも。

会場に着くと、先ずお線香をあげ、棺の顔の部分の小窓を開け、ママさんと対面させてくださった。死化粧を施されているせいか、スナックをやっていた3年前より若くて綺麗だった。まるで寝顔みたいで。

厳密に言うと、ママさんは当社のお客様ではない。私より早くから営業していたので、その店舗は他の業者さんで管理していて、私は酒を飲まないし、店の前や道端でお会いすると挨拶していただけのお付き合い。病に倒れて、店を開けずに長く放置していたことで家主さんから相談を受け、あちこち連絡をしていて娘さんやお孫さん、そして、当時ママさんと同居していた I さんと知り合うことになった。

連帯保証人は多摩地域に住む実の妹だが、「私は知らない、もう何年も連絡を取っていないくらいだし」と言っていて、「それはそちらの事情、だからと言って連帯保証人の責任からは逃れられるものではありませんよ」と言えば、「もう私も歳だし、自分たちが生きていくので精一杯」と逃げようとする。

無断で店を片付けるワケにもいかず、娘さんに連絡すると、遠く奄美大島から来てくれて、溜まっていた家賃を清算して私物も持ち出してくださった。法的には何ら責任が無いのに、しかも、そうお伝えしたのに、である。なので、家主さんとも相談して原状回復までは求めないことにして、溜まっていた家賃も全部はご負担頂かないことにした経緯がある。そういうのは「相手の出方次第」で、ま、世の中、結局は、人柄の良い人は得をするし、人柄の悪い奴は損をするようにできている。

連帯保証人だった実の妹、通夜と葬儀の連絡をしたが「行けないから」との返事で、通夜に来ておらず、今日の告別式にも参列しないことだろう。娘さんたちは奄美大島から来ている。実の妹は会場から電車で3駅、病で倒れているのでない限り、物理的には問題なく来られると思う。何かおカネを請求されるかも、と警戒してのことかも知れない。この後は完全に親戚付き合いは無くなることだろう。それだと、施設にでも入っていない限り、自分の最期は孤独死、ということになる可能性が高い。

この仕事をしていると、何かあって(ほとんどが滞納だが)連帯保証人に連絡しても「私に言われても知らない。もう長いこと連絡を取ってないから」と言われることは多い。いや、ほぼ100%そうである。目先の損得ばかり考えないで、不義理しないで生きたほうが良いものだが・・・。

なので、ママさんの娘さんのケースは極めてレアな話。誰だって、生活が懸かっているし、降って湧いたような話をいきなり切り出されたら逃げたくなるもの。資産家が亡くなって「あなたが唯一の相続人です」と言われるのでなく、「本人と音信不通になっていて家賃も溜まっているのですが・・・」と言われたのだから。そういう話で逃げずに誠実に対応してくださったのは、業界歴33年間でたった二人しかいない。

娘さんが、「(母親がやっていた元スナックは)今は珈琲豆屋さんですってね。今度ご挨拶がてら買いに行きます」と仰るが、隣町とか隣県ではない、奄美から、である。なので、「遠い遠い、でしたら私が豆をお送りしますよ」と約束した。豆を買うのが目的ではないのは承知しているが、母親がやっていたスナックの場所で売っている珈琲豆を早く味わって頂きたいから。この娘さんなら、もし上京される機会があれば本当に「小梅」に挨拶に訪れるかも。いや、きっと訪れることだろう、そういう人である。

通夜の最中、私は会場の中にいて全く気付かなかったが、帰り際、会場のスタッフから「さっきまで物凄い雨で、視界が真っ白でした」と言われた。雨も「強い思い」でママさんを見送ってくれたんだろうな。


ところで、3日前に孤独死しているのが発見されたTさんのご遺体、お姉さんが昨日小金井警察まで(葬儀屋さんと)引き取りに行ってくれたみたい。それも安堵した。

不動産の賃貸仲介管理業は人生の縮図、それも、人間の醜い(汚い)一面を見ることのほうが圧倒的に多い。素晴らしい出会いもあるが、そうでない出会いもある。この仕事は私の天職ではあると思うけれど、生まれ変わったら絶対に不動産屋にはならない。ついでに、生まれ変わっても私はうちのと夫婦でいたい。私にとっては最高の女房だから。うちのは「絶対に嫌だ(他の人と結婚する)」と言っているけどね 💧

posted by poohpapa at 06:38| Comment(10) | お客さん | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2021年03月08日

昨日は、案内で埼玉の朝霞まで出かけた

昨日は、今回で3度目の部屋探しになるお客様の内見のために、埼玉の朝霞まで出かけた。およそ40年ぶりで、以前は所沢の隣の入間市に住んでいたし、東武東上線沿線の不動産会社に勤めていたので懐かしかったが、さすがに40年前とは街並みがすっかり変わってしまっていて「浦島太郎」状態。

武蔵野線の東所沢駅までお客様の車で迎えに来て頂いて、そこから現地へ。今月末までには引っ越ししていなければならず、ご希望条件は厳しくて、いろいろ調べていて「これしか無い」という好条件の物件に問い合わせると既決。それで「その物件とのご縁が切れる」と思っていたら、管理会社から連絡を頂き、「315号室は決まってしまったのですが、同じマンションの空き予定が何件かありますのでFAXします」とのこと。すると、実に面白い部屋が・・・。

一番の売りが、ルーフバルコニー。このマンションに一部屋しかないという広いルーフバルコニーがあって、その広さ16畳分。バーベキューもできそう・・・。お客様に連絡すると、「ぜひ内見したい」とのことで昨日の案内に。普通は「あ、それ、決まりました」で終わってしまうところ、わざわざ連絡をくださった担当者さんに感謝。通常は3件くらい比べて「どれにするか」選んで頂くのだが、昨日は一発勝負。お客様は「とくに問題が無ければこの部屋で決めるつもりで行きます」とのこと。

行ってみると、2面バルコニーからの眺望が素晴らしく、どの部屋からも朝霞市の街並みが見られて、夜はもっと綺麗だろうな、と思えた。なんせ、視界に高層ビルだの高層マンションが無い。それぞれの窓に明かりが灯ったら、大袈裟な話でなく、アテネのリカベトスの丘からの眺望と似ていると思う。遠くまで見渡せる(見おろせる)から圧迫感がない。6階の角部屋の3SDKで家賃83000円、共益費と駐車場を入れても月額99000円・・・。立川でなら20万はするだろう。

家賃の半分は「あの眺望」、と言えるかもしれない。だいいち、その部屋だけにある広いルーフバルコニーはもの凄い魅力。休日の朝、小さな白いテーブルと椅子を出してコーヒーでも飲んだら美味しいだろな、と思う。そうだ、コーヒーがお好きかどうか訊いておこう (^◇^)

ご予算は15万までだったから余裕である。私も、昨日は他の予定を入れていなかったから、お客様が採寸したり家具を置く場所を奥様と相談している間、ゆっくり待たせて頂くことができた。「この際ですから疑問点があったら全部解消したほうがいいですよ」と伝え、現地から管理会社に電話して質問したりして、丁寧に答えてくれたので、物件から130mの管理会社に行ってお申込みすることに。

終わってみたら、お客様の希望からはだいぶ違っていたのだが、それでも許容誤差の範囲。前の入居者は2日前に退去していて月末の最後の日曜日に引っ越せるかどうかは微妙だったが、担当者さんが「何とかします」と力強く請け合ってくれたので安堵。こういう管理会社なら入居後のトラブルは少ないと思われる。その物件に辿り着く前に何件かの問い合わせをいろんな業者に入れているが、すでに退去しているのに「今月末の入居?、業者も忙しいから無理ですね」の一言でお終いだった。

何やかやで、お店に戻ったのは6時過ぎ、心地よい疲れだった。お客様と管理会社に感謝 m(__)m

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2020年09月15日

別件で緊急連絡先を頼まれて・・・、快く引き受けた

うちら夫婦と長男がいつも行っている理容院のお兄さんMさんからの依頼だから。居住用でなく店舗の契約。26年も経営していたマスターのKさんが引退することになり、そのまま店を引き継いでいて今回が最初の更新。その保証会社、当社も代理店になっていて、「緊急連絡先は親族に限る」と常々言っているから、私から先に電話を入れておくが私で通るかどうかは不明。ダメならお兄さんに頼むらしい。

連帯保証人でなく緊急連絡先というだけの話なんだから、最初からお兄さんに頼めば良さそうなものだが、そこは田舎の人、余計な心配を掛けたくないのと、いちいち説明しなければならず、「それが面倒」とのこと。その気持ちはよく解かる。だいいち、KさんとMさんには16年前に我々が婚姻届けを出す際に保証人になってもらっているし、長い付き合いの中で何かで迷惑を被ったことなど一度も無い。

ただ、心配していることもある。前マスターのKさんが店舗の賃貸借契約を個人の名前で結んでいるのか理容店の名前で結んでいるのか、ということ。理容店の名前で結んでいたなら「経営者が代わった」というだけのことで、保証会社を使うのだし特に問題は無いが、個人が借主になっていたなら、貸主から「改めて新経営者が契約を結び直してくれ」と要求されるかも知れない。26年も事故なく借りていてくれたのだし、このコロナ禍で「出て行かれても困る」だろうけど、貸主も最近代替わりしている・・・。

当社なら、家主さんと相談して承諾してもらい「新規に契約し直さなくても結構ですよ」と言うところだが。Kさんが引退する際、そのことも考えて「実質的には経営を退いて店の権利をMさんに譲渡するとしても、Kさんが健在である限り店舗契約書上はKさんが経営者ということにしておいたほうがいいかも」とアドバイスしている。幸い管理会社は実情を知っていて、「新たに契約締結し直すことなく借主名だけ替えて条件はそのまま」ということで了解しているから、「今回は黙って契約すれば良い」と伝えた。

管理会社は最近替わっていて、厳密に言えば、新規に契約し直すなら仲介料も発生するし保証金の清算も一度済ませなければならない。口約束ほど怖いものは無いし、そのままずっと、というワケにもいかないから、なるだけ早い機会に貸主の承諾をちゃんと取っておいたほうがいいとは思う。そのあたりは、全く無関係な人間に経営譲渡するワケではないから貸主も柔軟に対応してくれる、と思いたい。

もしかすると、貸主は管理会社から説明を受けて了解しているのかも。だといいのだが・・・。私の悪い癖で、良く言えば「阿吽の呼吸で進める」けど、悪く言えば「なあなあで済ませようとする」から、注意深く様子を見て、藪蛇にならないよう適切にアドバイスしよう。

本当は家賃の値下げ交渉もしたいところだが、それは既成事実を作って(次の更新まで)3年待ったほうがいいだろうな。契約者が代わっても「そのまま継続」させてくれるなら、そのほうが借主にとっては遥かに得だし面倒も少ない。Kさんは「経営を引き継ぐなら自分が預けている保証金を戻してくれ」とは言っていない。設備もそのまま置いていってくれて「造作譲渡」も無い。Mさんも不安があって悩んでいたが、こんな条件の良い独立話は無い。実のところ、私は双方から相談を受けていた。

KさんとMさんはどちらも沖縄の出身、同郷ということもあって互いの信頼関係は強い。マスターのKさんを指名するお客さんもいたから、Mさんが引き継いだ後、しばらくはKさんが店を手伝いに来ていたけど、今はもう来ないとか。うちのはとくに指名したワケではなかったが、ずっとKさんにやってもらっていて、これからはMさんにお願いすることになる。ま、中には、それで来なくなるお客さんもいるらしい。

「緊急連絡先に・・・」と言われて先日の一件を思い出してしまったけど、正直、Mさんなら連帯保証人でも引き受けられるほど。世の中に「信用」ほど尊くてイザという時に役立つものは無い、と思う。



posted by poohpapa at 05:07| Comment(8) | お客さん | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする