2012年03月07日

いくらなんでも、それは無理

わりと小奇麗なご婦人が部屋探しで来店した。

「風呂は無くてもいいので、なるだけ安い部屋を・・・」とのこと。話を訊くと、子供がいるらしい。

「そのガラス窓に貼ってある3万の部屋はどんな部屋ですか」と訊かれたので内容を説明した。6畳一間の1Kだが家主さんは「子供さんがいても、うちはかまいませんよ」と仰って頂けるのは分かっている。

ところが・・・、である。子供は二人いたのだ。しかも、上は中学生の男の子で下が小学生の女の子。その親子が6畳一間で生活する、なんてことは「どだい無理」である。

もっとも私自身が子供の頃は「8畳一間」の風呂無しの1Kに親子8人で暮らしていたし、元妻の実家で二世帯住宅で暮らしていた時も、6畳の洋間と9畳のリビングの1LDKに中学生(後に高校生)を頭に3人の子供と5人で暮らしていたのだから経験上は「無理ではない」と言えるのだろうが・・・、時代も違う。

仮に申し込んでもらっても親子3人入居では審査は通らない。それでも「訊いてもらえないか」とのことなので家主さんに電話すると、「しばらく空いてたから知り合いに頼まれて建替えの間の荷物置場として短期で貸しているんだよ」とのこと。当社に連絡は無かったからオイオイではあるが、逆にホッとした。

お客さんにどんな事情があるかは解からない。小奇麗な雰囲気も「風呂無し3万」の部屋とは不釣合いであるし、「先に市役所の生活福祉課に相談してみたら如何でしょう。そうすれば2DKが借りられることになるかも知れません。子供さんの為にもそのほうがいいと思いますよ。宜しければ、それからまたお越しになってください」と言うと、諦めて出て行った。その様子からして、たぶん市には相談しないんだろう。

お客さんによっては「自分の事情を話そうとしない」(訊いても話してくれない)人がいる。いくら初対面ではあっても、ある程度はこちらを信用して頂けなければ「良い部屋探し」は出来ない。いくら頑張っても徒労に終わることが多い。いや、ほとんどそうなる。だいいち、不動産屋に失礼、というものだ。こちらは部屋探しに必要な情報だけ教えて頂ければよいのだが、それすら話さない人もいるのだ。


それにしても、見た目と希望条件がアンバランスなお客さん、であった。




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2012年03月02日

カネを取るか、女を取るか(*^^)v

帰宅して、その出来事をうちのに話したら「それはカネを取るか女を取るかの究極の選択だね」と笑われたお話。その通りなんだろうけど、私自身はそこまでは思っていないので「単なる冗談話」と捉えてほしい。


昨日の夕方、先日記事にした「自分が未成年の時に親が死んで受けた相続に関して訴訟を起こしたいので、協力してくれて勝訴したら半分あげます」という青年が来店した。その話はまだ生きているのだ。

どういう手順で訴訟まで持ち込むかを相談していると・・・、

そこに飛び切り美しい娘さんが「お部屋を探しているのですが・・・」と入って来たのだが、先客がいるのを見て、「あ、また来ます」と出て行こうとする。「あ、大丈夫ですよ」と言ったのだが、「いえ、また来ますので」と行ってしまった・・・。トホホであるふらふら

先日も凄く美しい女性が来店したのだが、さらに上を行くのは間違いない。おそらく、3月1日にして「今年一番キレイなお客さま」となるであろう。当社の管理物件に契約におみえになる(他社の紹介)ならイザ知らず、当社に飛込みでキレイな娘さんがおみえになるなんてことは滅多に無いこと。

青年の相談に乗ったなら上手くいけば1千万くらいにはなるが、かたや今年一番の美女・・・。

この場合、青年を即座に追い出して娘さんを引き留め、青年には改めて来てもらうのが一番だが、そんなに事は上手く運ばないのが世の常。きっと娘さんは二度と来店することはないだろう。いつもそうだから。

本音では「急ぎの相談じゃないんだから気を利かして直ぐ出て行きなよ」と言いたかったちっ(怒った顔)

自分は商談でない、と解かっている人ならそういう場合「また来ます」と言って、娘さんに入るよう勧めるもの。そうしないのは青年の社会経験不足、ということなんだろう。美人かどうかは置いといて、「自分がいることで見込み客を逃させてしまう」ことくらい誰にでも解かりそうなものなんだからパンチ爆弾

しばらくして青年が出て行って直ぐ、もしや・・・、と思って受話器を取った。電話に出た相手に「そっちに今、凄くキレイな娘さんが行ってるかなあ?」と訊くと、「いや、来てないよ」と言う。

電話の相手は向かいのDホームである。我ながら「そんなこと同業者に確認するかねえ・・・」と思うたらーっ(汗)

だがDホームに行ってないなら、また来て頂けるかも知れない。良かった、いや、本当に良かったわーい(嬉しい顔)

また会いたいから、じゃないよ、本当に違うってば。私はビジネスでお役に立ちたいだけなんだからあせあせ(飛び散る汗)


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2012年02月27日

「潰しの物件」で申し込みを頂くことになってしまった^_^;

23日に東十条まで案内に行き、当初の図面と違っていて思いのほか部屋が狭く空振りに終わった件で、昨日、再度、都営三田線の沿線で物件を探して案内させて頂いた。

ネットで検索すると11件ヒットし、そこから私の判断で数件を除外。11時にご来店頂き、残りを私と二人で更に絞って4件ご案内することになった。

最初の物件は「板橋区役所前」駅徒歩2分の新築で4.7畳と4.9畳の居室に6畳のDK、ACも2基付いていてオールフローリング。新築の香りがしてなかなかのものだったが居室と居室の間は壁になっていて引き戸にはなってないから広くして使うことができない。管理費込み13万7千円の家賃・・・、凄い。

次に見たのが「板橋本町」駅徒歩7分の築浅マンション。8畳の居室に4畳のベッドルームで使い勝手は良さそうで、ここもAC2基付き。問題は台所のシンクの小ささ。ラーメン丼を洗うのがやっと、というくらいでフライパンを洗うことはとても無理。毎日使うことになるので、その不便さは我慢できなくなるだろう。バルコニー側の窓を開けると、通っている大学の教授が経営している病院の壁がドーン!と迫ってくる。大学には近いが、建物に清潔感が無いように感じた。

3件目は同じく「板橋本町」駅徒歩4分の広めのワンルーム。2件目の物件とは駅から直角の方向。実は私の中では「潰しの物件」になるハズだった。そこを見せておいて「ね、ここと比べたら最初に見た物件のほうが遥かにいいでしょ」とお客さんに決断を迫るための「当て馬」になるハズだったのだが・・・、

ドアを開けて入った瞬間、お客さんが「うおー!」と声を上げた。部屋は14階建ての12階。バルコニーからの景色は、目の前に景観を遮る高層ビルが無く地平線の先まで見渡せる。遠くに山々が連なっているのがハッキリ見える。私も、あんなに眺めのいい部屋は見たことが無い。案内する前の「高層階はエレベーターを待つのがかったるいし、(2件目の4階の部屋を意識しての)3〜4階くらいが一番ですよ」という言葉も「寝室が別にあったほうが使い勝手がいいでしょう」という言葉も吹っ飛んでしまった。シンクも広めで申し分ない。ま、ここまでの3件は全てオートロックのマンション。風呂には乾燥機も暖房も付いているし当然に全自動で、どれに決めたとしても文句なしに及第点は付けられそうではあったのだが・・・、図面だけでは分からないとしても、プロが「潰しの物件」にするつもりの部屋がイチオシ物件になるとは・・・わーい(嬉しい顔)

いちおう、その物件の近くの戸建てタイプの2DKのアパートも見てもらうことにした。昨日は定休日だった管理会社さんが一昨日のうちに鍵箱をセッティングしておいてくださった。玄関のドアを開けて2階に昇る作りになっていて戸建て感覚、と言うか、2世帯住宅の2階で暮らしているような雰囲気。天井も高く、なかなかの部屋だったのだが、先の「潰しの物件」、いや「本命物件」を見た後だから霞んでしまうたらーっ(汗)

本命物件ではエレベーターに乗り込む際、住人と思しき娘さんが乗り込んでくるのを待って「この建物の防音とかはどうですか?」と訊いてみた。すると「ここはガラスが厚いので外の音はほとんど聞こえません」と愛想良く教えてくれた。そういうのは住人に訊くのが一番である。とても可愛らしい女性で、いいとこのお嬢さんなんだろう。8階で降りたから・・・、「そうか、8階に住んでるのか・・・」(危ない^_^;)

部屋そのものの良し悪しはもちろん大切だが、もしあの娘さんが「アンタたち、誰!?」というような感じの悪い対応をしていたなら別の物件になっていたかも知れない。23日は「これで決まり」という勢いで案内に出掛けてズッコケたが今回は4件とも及第点だったから、そういうことも起こり得たと思う。

もちろん、3件目の広めのワンルームで申し込みを頂くことに。

帰社したのが7時半。都内に出るのは気分転換にもなるし、実に楽しい案内で、心地よい疲れが残った。
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2012年02月24日

おでこにある老眼鏡を探すに等しい行為^_^;

昨日、私とはずいぶん長いお付き合いになる(現在は長崎にお住まいの)お客様からのご紹介で、甥っ子さんを北区の東十条までご案内させて頂いた。

某大学の医学部の学生さんで、実は以前、高幡不動駅のロータリーに近い高級マンションを紹介させて頂いていたのだが、学部の関係で北区に引っ越さなければならず、当初からご相談を受けていた。

先ず当社に来て頂き、条件を擦り合わせて7〜8件の物件を探し、さらに消去法で絞っていくと最有力候補と目される物件が残り、「たぶん、これなら一発で決まり」と喜んで先方に確認を取り、鍵の手配など済ませて雑談していたのだが、私とは面白いくらい価値観が似ている。高校時代の先生たちへの反発の仕方なんかもソックリで、私の体験談なんかを話すと「ふだん大学にいるとこういうお話は聞けないので有り難いです」と喜んでくださる。けっこうな時間を世間話で費やし、一緒にランチをとってからイザ出発。

長旅?になるので、私はウオークマンを持参していて電車の中で聴こうとしたら、どうもおかしい。右耳に聴こえてくる音量が小さい。外してみると、イヤホンの先のゴムが無い。ウオークマンのイヤホンではよくあることで、以前はポケットの中に落ちていたこともある。立ち上がって座席の下も探してみたが見つからない。その様子でお客さんも「どうかしましたか?」と心配してくださった。

きっとどこかで落としてしまったんだろう・・・、と諦めかかったが、耳の感触が何かおかしい。

手を当ててみると、イヤホンの先のゴムが耳に残っていたふらふら

たぶん、耳に差した時に先のゴムが外れて音量が小さくなり、イヤホンを外そうとしたらゴムだけが耳の中に残ってしまった、ということなんだろう。ほんと、SONYにはぜひ改良して欲しいものだ(弁解^_^;)

まるで自分で老眼鏡をおでこに上げておきながら、「おい、俺の老眼鏡知らないか?」と奥さんに訊いている年寄りみたいなものだ。「こんな人に部屋探しを頼んで大丈夫だろうか・・・」と思われるといけないから「耳に残ってました」とは言えず、知らん顔して黙っていたわーい(嬉しい顔)


で、肝心の物件は、というと、思っていたより狭くイマイチ。26日に仕切り直しになったが、この学生さんなら気持ち良く仕事させてもらえるので何日かかってもOK。ご紹介者とは退去して10年ほどになるのに今も交流させて頂いているし、春の引越しには手伝いで上京していらっしゃる。電話では時折りお話しているが、久しぶりに再会できそうで、それも楽しみるんるん

ここんとこ(利益になるならないは関係なく)ストレスにならない良いお客さんに恵まれていて凄く嬉しい。
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2012年02月23日

こんなお客さんばかりなら蔵が建つんだけど・・・

私の携帯に、「先日お世話になったHですけど・・・」と電話があった。呼び出し音もかろうじて聞こえるぐらいの喧騒の中で出たので相手の声はよく聞き取れない。それでも「何時ころ事務所に戻られますか?」と訊かれたので「5時ごろです」と答えて、ご来店を待った。

やってきたのは去年の暮れに娘さんの駐車場を紹介させて頂いたHさんであった。その駐車場は当社が管理しているものでなく他社で管理している。契約には管理会社まで同行したが、私がしたのはそれだけ。

その後も「もう一台必要になったので」とお電話を頂き、うちを通してくださった。そんな回り道をしなくても以前に借りたA社に直接行けば話が早いのだし、ほとんどのお客さんはそうするものだと思う。

駐車場の仲介料は折半ではあるが、たとえ5千円でも当社にとっては有り難い。軽自動車のガソリンを満タンにして「お釣り」がくる額だから馬鹿にできない。Hさんはご自分でも商売をしていらっしゃるからそういうことはよくご存知なのだ。元々は大阪のご出身で、お母様は不動産業を営んでおられるとか・・・。

ご自身はご主人と離婚後に「商売をするなら東京で」と、知り合いなど誰もいない東京に出て事業を興したのだが、お話を伺うと「いろんな協力者」を得ているのが分かる。不義理をしないから、なんだと思う。

「いろんな人がいたわよ」と私にしみじみ話してくれたうちの一つのエピソードが・・・、

「会社を潰しちゃった取引先の社長がいて、周りは誰も彼も離れていったみたいだけど、私は『あの社長は大事にお付き合いしたい』と考えて毎年お中元もお歳暮も送り続けたの。うちの社員は全員『無駄だから止めてもいいのでは』と言ってたけど、私が『いいからリストから外さないように』って言って毎年送ってたの。そしたら、その社長が別の事業を興して大成功してね、『私が苦しかった時に離れていかなかったのはあなただけだから、今度は私が協力する番。何かあったら遠慮なく言って欲しい』と言ってきてくれたのよ」、とのこと。なるほど、Hさんの周りにたくさんの協力者(ファン)がいるのが頷ける。

Hさんは「経営者」ではなく「商売人」なんだろう。ふだん私が同業者などの経営者を見ていて、「ああ、この人は経営者ではあるけど商売人ではないな」と思える人は大勢いる。いや、圧倒的に比率が高い。

経営者というのは「採算が合うかどうか、どれだけの利益が見込めるか」しか考えないが、商売人は「ここで損をしても後でどれだけの利益に繋がるか」を考えるもので、当然に不義理などしないしハートがある。社長が経営者である会社はよく潰れるが、社長が商売人である会社はなかなか潰れない。

Hさんはこうも仰る。「私は第一印象で全て決めてるの。第一印象が悪ければもう付き合わないの」と。

ということであるなら、私はHさんのお眼鏡に適ったことになるんだろうわーい(嬉しい顔)

既にいくつかの事業を展開しているHさんが今回来店されたのは、新しい事業の為の事務所探し、であったが、私はHさんに「いっそ不動産業に進出しませんか?」とお勧めした。賃貸向きではないと思うが、開発や分譲、地上げなどには頗る向いているように思うし、きっと成功するだろうから。

Hさんみたいなお客さんばかりなら当社も蔵が建つことだろう。少なくとも、住宅ローンなどアッと言う間に完済してしまうに違いない。あと10人くらいHさんみたいなお客さんがいて欲しい(強欲^_^;)

Hさんが大成功してくれたら当社とも別の付き合いが始まる。それはきっと大きな発展を見ると思う。

いや、そうなったら私は店を畳んでHさんの会社で雇ってもらおう・・・。今、ほとほと疲れているからたらーっ(汗)
posted by poohpapa at 07:27| Comment(0) | お客さん | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年12月19日

お年寄りを電話で苛めた話(*^^)v

生活保護を受けている「あるお年寄り」(女性)から電話があった。

「近いうちに伺いたいんだけど・・・」

「え?、なんで?、来なくていいよ」

「そんなこと言わないでよ、行きたいんだからさあ」

「俺、Tさんの顔、見たくねえし」

Tさん、と言っても、私が立川市の生活福祉課とやりあった時のTさんとは別人。向こうは男性だし。

「見たくなくても行くよ、いいだろ?」

「だから、来なくていいったら、目的は判ってんだから。商売の邪魔すんなよ」


Tさんが何の用で来るかはミエミエだった。どうせ私に菓子折りと商品券を届けに来るに違いない。先月、うちのの岩手の実家から新米30Kgを送った「お礼」をする為、である。

電話は先月中旬のこと。で、先日ついに押しかけてきた。やっぱり、虎屋の羊羹と商品券を持って・・・。

元気そうなのでホッとしたが、私はTさんの手をとって、手の甲をピシャンと叩いてやった。「こういうのやめなよ、ホント。気遣ってくれるのは凄く嬉しいけど、これじゃ何にもならないんだから」と叱ると、Tさんはウルウルきてた。

Tさんのことは何度かこのブログで書いているが、以前はうちの管理物件に入っていて3年前に退去している。入居した時は30歳の娘さんと一緒だったが、娘さんは脳腫瘍で入居2年後に亡くなっている。友だちや親族はいるが、ご主人も子供も全て見送ってしまっていた。それでも明るく前向きに生きている。

生活保護を受けることが決まり、市営住宅に移ることになって退去したのだが、Tさんは生活保護を受けるに当たって「福祉のお世話になるんだから」と、役所に通帳も箪笥預金も全部渡したそうだ。以前に聞いたところでは「月末になるといつも生活費が底をついて塩むすびだけでお腹を満たしている」とのこと。「それでも生活保護を受けてるんだから贅沢は言わないし、生かせてもらってるだけで充分」と笑っていた。

あまりに馬鹿正直なので、敷金の返還も家主さんと相談して現金で返した。「生活保護を受けてるといってもそれくらいのヘソクリは持ってたほうがいいから、絶対に役所に渡しちゃダメだよ」と言い聞かせて。

足を痛めたとかで、部屋の更新手続きに私のほうから高幡不動まで出向いた際には、後で店までやってきて「ほんとなら私のほうから出向かなくちゃいけないのにわざわざ来てもらったから・・・」と、その時も5千円分の商品券を置いていった。

もう退去したが、遠くでもないし足腰もしっかりしているのに更新時に決まって「そっちから来てくれ」という男性(家族入居)がいた。嫌とは言えないので毎回行っていたが、元「霞ヶ関の住人」である。

Tさんは、引越しの立会いに行った時にも商品券を用意していた。Tさんが退去した際、うちのと相談して、実家の新米を毎年送ることに決めていたのだが、これでは何にもならなくなる。私は「塩むすびを食べてもらえるよう米を送っているのでなく、米代が浮いた分でおかずを買ってもらいたいから送っている」のである。私に届け物をするために他を切り詰めさせることになるのは不本意で辛い。それが判っているからこそ意地悪く「来るな」と言っているのだが・・・、それではTさんの気が済まないんだろう。「私も商売してたから、買うといくらになるかくらいは分かってるから」と言う。そりゃそうなんだろうけど・・・。

Tさんに改めて電話して、「それじゃこうしようよ。うちはTさんが死ぬまで毎年新米を送るから、届いたらTさんは虎屋の羊羹の小さいのを届けてよ。大きいのは食べきらないからダメだよ、小さいのだよ」と言うと、「うん、分かった」と了解してくれた。それくらいで丁度良いのだし、互いの顔も立つ(*^^)v

Tさんに限らず、お年寄りはモノやカネより「人との触れ合い」を求めているんだろう。「誰かが気遣ってくれている、誰かがまだ必要としてくれている」と思えることが何より大切なんだと思う。私にとって、米は「その為の道具」でしかない。不正受給者は論外だが、生活保護者は社会のお荷物なんかではない。

私は不動産業者として自分が出来ることをしているだけのことである。ただし、全部の人には出来ないし、するつもりもない。正直、負担も掛かることだし、ちゃんとこちらの気持ちを解かってくれる人にだけしていることで、今のところはTさんだけであるが。

で、私が常に入居者を気遣っているのか、と言えば、そうでもない。私がとくに善人というのでもない。

鬼平犯科帳の長谷川平蔵の言葉にあるように「人というものは、良いことをしながら悪事も企む。悪事を働きながら善行も施す。そういうものよ」であって、私もその例外ではないたらーっ(汗)
posted by poohpapa at 06:24| Comment(6) | お客さん | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年11月29日

昨日、仙台から電話があって・・・

「12月20日まで待ってもらえないでしょうか?」(標準語に変換しているけど)とのこと。

私は、「はい、それで結構ですよ。数日なら遅れても大丈夫ですから」と即答した。いつ支払ってもらえるかが分かっていれば後は待っていればいいだけのこと。家主さんもそれで文句を言う人ではないし。

電話してきたのは連帯保証人のお姉さんだった。連帯保証人(弟)から直接の電話はない。たぶん、忙しくて掛けられない、のでなく、「なんで俺が払わなきゃいけないんだ。どうして俺が不動産屋から叱られなきゃならないんだ」と納得がいかなくて腹を立てているんだろう。気持ちは解からないではない。

昨日の私の電話の内容を親族間で話したようだ。お姉さんの話では、昨年、連帯保証人と一緒に上京してくれた(入居者本人の)伯父さんが、「去年私も会ってるけど不動産屋さんはいい人だったよ」と言ってくれて、それが「支払わなければならないか・・・」と思う決め手になったらしい。つまり、私にキツク叱られて「支払わされることに納得いかなくなっていた」んだけど伯父さんの助言で「あの人が言うんだから間違ってないんだろう」という流れになったのではないか。それでも判断の分かれ目は際どかったことだろう。


人を叱るのは難しい。下手をすると相手が態度を硬化させる可能性もある。人によっては、「こっちは払おうと思っていたんだけど、アンタがそんなうるさいこと言うからもう払う気にならなくなった」などと責任転嫁してくる輩もいる。そういう奴は「払わなくてよい」屁理屈などいくらでも見つけるものだし。

今回はそこまでいっていないが、どんなに厳しく叱っていても、相手に「この人は裏切れない。これ以上迷惑を掛けられない」と思ってもらえるかどうかが鍵であって、理屈で捻じ伏せるのでなく心に訴えかけるのがミソ。ただし相手に最低限の資質やハートが無ければ単なる口喧嘩で終わってしまうもの。さらに拗れるだけ、泥沼になる。一昨日の記事の老婆たちがまさにそういうレベル。

やはり、田舎の人たちなんだな、と思う。都会の人なら「知らねえよ、本人に言えよ」になる可能性が高い。

12月20日まで、というのは、年金とかが16日に入ってくるのと、これから親族から掻き集めるためだとか。実の子の不始末でも全く責任を取ろうとしない親もいる中で、凄く有り難く、また申し訳なく思う。

この件は、間違いなく年内に落着することと思う。よしんば年を越しても、その時は「本当に払いたくても払えない事情があった」と充分に解かるのだから、おカネの準備が整うまで待っていれば良いだけのこと。

自分でも、正直、ちょっとキツク言いすぎたかな、と反省している。なんとも因果な商売である。


なので、この記事のカテゴリーは昨日の「嫌な客」から「お客さん」に変わることになる。もっとも、「嫌な客」というのはあくまで「家賃を踏み倒して行方不明になっている入居者本人」について、なんだけどたらーっ(汗)
posted by poohpapa at 07:57| Comment(4) | お客さん | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年11月19日

猛烈な膝の痛みの中での部屋探し

4〜5日前から強烈な左膝の痛みに見舞われている。高尾や尾瀬で体験したのとは明らかに違う痛みだ。

当初は「もげた爪を庇って歩いてる所為か、膝に水でも溜まったのかな」と思っていたが、ネットで調べたら違うようだ。少なくとも「水」ではなさそうだ。どうやら「変形性膝関節症」というものらしい。

椅子から立ち上がって歩き始める時が最も痛くて、歩くと少し収まる。家の中でも移動が容易ではないから、うちのに「リモコンとって」とか「その本かして」とか頼んでいる、ま、「甘えている」とも言うたらーっ(汗)

さらに調べてみると効果的なストレッチがあるとのことで昨晩から試しているが、これが劇的に効く。

それが、こちら。ずっと下にスクロールしていってイラスト入りで解説している部分。

一瞬で痛みが消える、なんてことはないが、8割くらい軽減されている感じがする。それは有り難い。


昨日は膝が痛む中、お客さんの部屋探しで物件の下見の為に駅前の業者さんに鍵を借りに行って写真を撮ってきて、夕方に来店したお客さんにPCで写真を見てもらい、一緒に再度鍵を借りに行って案内をした。

ふだんは私が先に候補物件を下見して調査する、なんてことまではしていない。そのお客さん、絶対に他の店には行かないので、こちらも出来る限りのことをしようと思っているからだ。私が先に下見をして、ダメなものならハッキリ「ここが良くなかったからこの物件はパスしましょう」と進言する。それによってお客さんの無駄足が防げる。時に「同業者客付け不可」という物件もあるが、もしそれがお客さんの希望条件にピッタリ合っていれば「その物件で決めるよう」勧めることもある。過去に何度もあった。もちろん、手数料は入ってこないし経費分が持ち出しになることもあるが、長い目で見たら損はしていない。先に行って、友人を紹介してくれたりするからだ。うちは駅からも離れているから飛び込みのお客さんはほとんど来ない。新規の手数料収入の7割くらいは「過去のお客さんのご紹介によるもの」である。

そんなではボロ儲けは出来ないけど食べてはいける。それが「商い」というものだと思う。

で、昨日のお客さんも私が膝を痛めているのをご存知だから、よけいに感激してくれる。それを狙っているワケではないが、いちいち説明しなくても通じてくれると凄く嬉しい。

とくに頼まれていないが、家賃交渉の下準備もしておいた。お客さんの気持ちに先回りして出来る限りのことをして差し上げることで信頼関係も深まる。

昨晩、「部屋が決まって落ち着いたら、一緒に飲みにでも行きましょうね」とメールしたら、直ぐに「はい、宜しくお願いします」と返事が来た。

もちろん、若い娘さんである(おいわーい(嬉しい顔)



posted by poohpapa at 07:29| Comment(6) | お客さん | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年07月14日

退去した住人の隣人からの電話

一昨日の夜、その日に退去した入居者の隣人から私の携帯に電話があった。

「隣の人、引っ越していったみたいだけど、エアコン点けっ放しみたいだよ。電気のメーターがかなり早く回ってるから」とのこと。

実は、まだ引越しの立会いはしていない。本人からは一昨日の夕方、「今、全部荷物を出しましたけど、どうしましょうか?」と電話があった。元々は今月末の退去予定で、「退去の日時が決まったら早めに連絡ください」と伝えてあったし、急に言われても動けない。それで先方の休みの関係で「立会いは15日の金曜日」、つまり明日にしてもらったのだが、私は当然に鍵の返却を受けてないから消しに行くことはできない。うちは管理会社ではあるが特段の事情が無い限り原則的に合鍵は預からないことにしているし。

合鍵を持っていると、本来自己責任で解決すべき時も、時間帯や私の事情などお構いなしで「あてにされてしまう」し、盗難などの事件でもあれば疑われかねない。かつては真冬に、体調が悪くて早退して早めに休むべく風呂に入っているところに「合鍵を貸してくれ」と電話が入り、会社に取りに行かされたことがある。こちらの事情を話しても、入居者は鍵屋を呼ぼうとはしなかったから。

それ以来、会社に合鍵があっても「合鍵は無い」と言うことにした。ただし当然に「相手によりけり」ではある。遠くても「直ぐ届けますね」と言いたくなる人もいれば、すぐ近くでも「行きたくない」人もいる。金品などの損得ではなくハートの問題である。私にとって「この人に喜んでもらえたら嬉しい、と思える人かどうか」なのだ。私がそう思える人なら、深夜や早朝であっても全くかまわない。

中には、うちの階下のMさんみたいに、「うちの会社で合鍵を持っている」と知っていても「迷惑をかけるから」と鍵屋を呼んだ人もいる。当時は私が病気だったワケでも、とくに深夜でもなかったのだが。

仮に「管理会社が合鍵を持っている」場合であっても、営業時間外に会社まで鍵を取りに行くべきかどうか(そこまで入居者サービスをしなければならないかどうか)、は実に微妙だと思う。そういうところで「入居者が普段どういう態度で管理会社と接していたのか」の差が出てくるものなんだろう。些細なことで高圧的に文句を言ってくる入居者が何人かいるが、当然に「鍵屋さんを呼んでください」になるだろう。本人は「今、不動産屋をやり込められるかどうか」しか頭になくて先のことは考えないものだが。

対入居者だけでなく、うちと家主さんとの人間関係も影響してくる。「この家主さんには迷惑をかけないようにしなければ」と私が思えるかどうか、で、そう思える家主さん・・・、当社では9割、である。


で、一昨日のケースは、本当に当社に合鍵はない。本人も、移転先が近所なら直ぐ戻れるが、横浜に引っ越している。時間的に言っても既に横浜に到着しているだろうから、エアコンを消すだけのために戻って来るのも大変だ。このまま金曜日まで点けっ放しにしておいて、その分の電気代を負担するしかないだろう。鍵屋を呼ぶより遥かに安上がりだし。国民の皆が節電している時に無駄な浪費になるが仕方ない。


それにしても隣人さん、電気のメーターが回っていることによく気付いてくれたものだ。ふだんからアパートの草取りや枝落としなどもしてくださっていて、そういう方が入居していてくれると実に助かる。

稀に「こっちが管理料を支払わないといけないくらい」に思える入居者がいるわーい(嬉しい顔)
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2011年07月03日

私のことを実によく知っている入居者さん(*^^)v

私は全く気付かなかったのだが、ある入居者Hさん(某国立病院の婦長さん)が、最近二度、私とニアミスしていたようである。

場所は高島屋と伊勢丹で、いずれもエスカレータ付近。進行方向が逆だったので声は出さずに目立つように動いてくれていたそうだが、私は全く気が付かなかった。べつに避けていたワケではないがあせあせ(飛び散る汗)

後でメールを頂いて、それを読んで、私のことを実によくご存知でいらっしゃる、と感動した。ま、20年来の付き合いだからわーい(嬉しい顔)

何と書かれていたか、というと・・・、


「どっか展、やってたっけかー」と思いましたが
最近やってませんよね?


私が「物産展大好き」ということをよ〜くご存知なのだ。私の顔を見て直ぐにそう考えられてしまったのだから、ちと恥ずかしいがふらふら

そのHさんは大のオリーヴオイル好きで、しかも超高級なものしか食さない。品質が良ければ「そのまま飲んでしまう」ほどだとか。

以前に部屋の契約の件で大変なご配慮を頂いたので、ちょうど伊勢丹のイタリア展に出ていた超高級品(通常のエキストラ・バージン・オイルの10倍くらいの価格)をプレゼントさせて頂いたことがある。
またイタリア展で超高級品が出ていたら、一本プレゼントしようたらーっ(汗)

ちなみに、Hさん、大変な美人でもある。「斜め30°からの笑顔」は、そこいらの女優さん顔負け、と言ってもいいくらい。たぶん、ご本人は気づいてないと思う。それに、私がよく言っている「歳相応の分別や教養が内面から滲み出ている」女性でいらっしゃるし。



ところで、ここで地理の問題です。

Q.オリーヴオイルの生産国世界一は何処でしょう?


え?、なに、「当然にイタリアだろう」、ですって!?

ブッブー!


以前、旅行記の中でも触れてますが・・・、答えは・・・、
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2011年05月12日

何ともヒドイ家主と気の弱い入居者のお話

GWに、年配の女性のお客さんが相次いで飛び込みで来店した。

全く同じ時期に、別の物件に入居していて互いに知り合いでもないのだが、相談内容は全く同じものだった。そして結末も、であった。

ともに「5月中に入れる安い部屋を探して欲しい」とのことで、条件はかなり厳しく、そう簡単に見つかりそうもなかったのだが、話を詳しく伺うと、二人とも今の部屋から立ち退きを迫られていた。

家賃滞納とかで、でなく「アパートの取り壊し」が理由である。つまり「家主都合による退去」ということになる。でありながら、家主は立ち退き料は一銭も出すつもりはなく、期限を切られて一方的に立ち退きを迫られているのだ。6世帯のアパートで、既に2世帯は退去済み。もちろん、一銭も貰わずに、であった。家主に補償の話をしたら「えらい剣幕で怒鳴られた」とかで、怖くなって出て行ったのだとか。「だから自分も諦めている」と言う。不思議なことに、全く別のアパートで家主同士が親戚なんてこともないようだが、家主の態度はどちらも同じ「高圧的」なものだった。

お気の毒ではあるが、私が代理人になるワケにもいかない。それで「弁護士さんに相談したらどうでしょう。市の無料法律相談とかもあるし、福祉のお世話になるのも選択支かも知れません。当たり前の補償を受けられるよう相談してみることをお勧めします。今のお客様の状況だと貸してくださる家主さんも少ないでしょうし」と言うと、「考えてみます」と言って帰っていった。

しばらくして再びやってきて、「あの話はもういいです。弁護士さんにも役所にも相談しません。(立ち退き料は)諦めます」と言う。

「管理会社はどちらですか?、私が話してあげましょうか?」と言うと、「管理会社なんかなくて、大家さんと直接契約している」とのこと。「だったら契約書を見せてください。既存の契約書を使っているなら何か書いてあるかも知れませんよ」と言ったのだが、「病気の母親もいてすっかり体調を崩してしまったので、もうこれ以上もめたくないから、いいんです、諦めます・・・」と言う。


「もういい」と言われたら、「いいえ、私が何とか」とは言えない。

数日後に来店した年配の女性のケースも、状況や経緯が全く似たようなもの。そして、結果も同じ「諦めます」である。二人とも「大家さんから言われてるように今月中に出ます」と言う。

私が不思議なのは、二人とも引越しに必要な契約金や運送費など無いし、仕事はパートで、立ち退き料無しでどうやって引っ越すのか、ということ。何より、物件が見つかるのか、ということである。

ハッキリ言って、私は親身になって相談に乗っていたつもりで、うちに依頼しなければどこの業者が紹介してくれるのか、くらいの話である。正当な権利について解かりやすく優しく説明したつもりだが、本人が「もういい」と言うならまあ仕方ない。

ヒドイ家主もいるもんだが、気の弱い入居者もまた多い。

今月中に自力で引っ越せるものなのか、今も気になっている。
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2011年03月21日

よくぞ当社の管理物件に申し込みを

ある同業者から当社の入居者募集物件に問い合わせがあった。

「ご自宅が福島で、今回の地震で被災した方が直ぐ入居できる部屋を探しています。ライフライン(電気、ガス、水道)が復旧するまでの短期なんですが、そちらのサン◎イツBはお借りできますか?」とのこと。家は津波の被害こそ受けていないが家具は倒れ、食器やガラスなどが割れて飛び散っていて、とても手が付けられない。それで、兄が住む多摩郊外の町で物件を探していて、ライフライン復旧までの一時避難を決意なさったようだ。

家主さんに伺うと、思っていたとおり「そんな状況なら当然に協力して差し上げなくちゃならんでしょう」と快諾。だが、お客さんは小さなお子さん2人とご両親、という5人家族で、サン◎イツBは2DK。現在202と101が空室なのだが、その家族構成なら101のほうが良く、ご本人も101を希望しているが、101は空いたばかりでリフォーム業者が壁紙や床を剥がしている。

お客さんは「家具など何も無いし、入居してからの工事になってもかまいません。工事する間は兄の家に行ってますので」と仰るが、そういうワケにもいかない。数ヶ月の入居の間の一週間も他にいてもらうことになるのは大変だし。

202は既にリフォームは完了しているので、家主さんや仲介業者と相談し、とりあえず202に入ってもらい、101のリフォームが完了したら移動して頂くことでお客さんにも了解して頂いた。ややこしくなるので家財保険にも加入してもらわないことにした。

夕方、家主さんの娘さんから私に電話が入った。

「国難とも言える事態なので、うちは家賃だけでかまいませんから、出来る限りのことをして差し上げてください」と・・・。涙が出た。

通常、礼金1、敷金1の物件である。客付業者とは仲が良いが、それでも「オタクも仲介料を放棄しなさいよ」とは言えない。悩んでいたら、担当者から電話が入ったので「どうするか」訊いてみた。

すると、「本社からの指示もあって、現状では何か適当な電気製品を贈ることになると思います」とのこと。それで私も腹が決まった。

契約が完了したら家主さんから当社に家賃の1ヶ月分相当の広告代が頂けるから、当社はそれを辞退することにしよう、と。つまり、礼金0、敷金1で契約すればいいことになる。所属している都宅協にも提案しているが、まだ回答も結論も指示も出ていないから、それぞれの判断で協力することになる。なるだけなら、全国の全宅や全日の会員不動産会社が足並みを揃えて仲介料を放棄し、家主さんにもご協力を要請して礼金0、敷金0で入居して頂けると良いのだが、それぞれに事情もあるものだろうから強請はできない。何度も言うが「それぞれが出来る範囲で出来ることをする」ということに尽きる。

べつに「向こうも放棄するならこっちも」と同業者の出方を窺っていたワケではない。先走って善人ぶることになるのが不本意なのだ。

敷金も一旦1ヶ月分預かるが、全額返金することになるだろう。

正直、こんなに早く当社の管理物件に被災者から問い合わせが入るとは思っていなかったが、よくぞ当社の管理物件に問い合わせてくださったもの、と思う。これも何かのご縁だろう。

それにしても協会の動きは遅い。3日前の金曜日に「寄付金を集める」とのFAXが流れてきたのみだ。もう寄付は(とりあえず)済ませている。もちろん被災地にとって現金が一番有り難いものだろうが、寄付なら誰でも出来る。「業界としてどんな貢献が出来るか」が大切であって、そういう発想が出来ないなら今の執行部は無能である。


現状で被災者の方からそう何件も問い合わせが入るとは思わないが、当面は当社独自の判断で「被災者からの申込みについては手数料放棄、或いは広告代辞退」という方法で対応していこうと思う。
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2011年03月09日

ある留学生からの問い合わせ

当社で入居者を募集している「高幡不動」駅徒歩9分の2DKの物件に、留学生から問い合わせがあった。アットホームWEB(ネット広告媒体)経由で当社に反響のメールが送られてきて、そこに記してある「お客様の希望連絡方法」、今回は電話番号の記載がなくメール(フリーメールのアドレス)だったのでメールで返信をした。

おそらくは本人が書いた文章でなく、日本人の友人が書いたと思われる難しい言い回しの文章が書かれていて、「留学生でも入居可能ですか?」とある。他の部屋には留学生も住んでいるし、もちろん、原則的に留学生でもOKなのだが、国による。国籍の記入はなく、名前はカタカナで書かれていて、韓国人だか中国人だか台湾人だか、ひょっとするとシンガポールやマレーシアの可能性もあった。

家主さんに先にお伺いをすると、中国人以外ならOKとの結論に。この仕事をしていると、外国人を差別するワケでなく、もう中国人には貸したくない、と思わされる出来事によく当たる。中国人にも「良い人」はいるだろうが、確率は極めて低い。入れてみなければ解からないから、家主さんも管理会社も危ない橋は渡りたくない。

以前も書いたが「日本人にも悪い人はいる」「中国人にも良い人はいる」それくらいの確率(比率)なのだ。これを読んで、私の発言が「差別だ」と言う中国人がいたなら、「あなたがたの一人ひとりが、日本にいて『自分は中国を代表している』という意識を先ず持ちなさい。中国人の誰かが日本人に迷惑をかけ、中国人の何人かが同じように日本の慣習では有り得ない行動をとれば、『中国人は皆そう』と思われて、日本にいる同胞に迷惑が及ぶことになります。自分たちの生活態度から改めてください」としか言いようが無い。

で、まさかに、いきなり「国籍はどこですか?」とは訊けないし、入居中で中は見られないから、物件の間取り図と、外観と室内の写真6枚を添付ファイルで送り、詳しい説明も書き添えておいた。

すると、返信が来た。最初のメールと違って片言の日本語だった。

「洋室を通らないと和室には入れないですか」とある。

???、である。

物件は振り分けタイプ(居室が横に並んでいる造り)なんだし、一人で暮らすなら「一つの部屋を通過しないと別の部屋に行けない」造りでも問題ないハズである。今度のメールには名前が漢字で書かれていて、その字で中国人の可能性が高くなったので「はは〜ん、ルームシェアする気だな」と直ぐ解かった。中国人であれば何人で使うか分かったものではない。正直、怖くて貸せるものではない。

中が見られないのに「物件を見たい」とも書かれている。不親切だと言われても、外観だけしか見られないなら自分で見てきてほしいと思う。片道30分もかけて、「はい、ここですよ」と教える外観だけの案内には行けない。相手が地理不案内だとしても、そこまでは出来ない。だいいち、審査が通りそうもない客なんだから。

メールで「お一人で暮らすなら、洋室を通らないと和室には入れなくても大丈夫ではありませんか?」「この物件は外国人でもOKですが、中国の方は以前にトラブルを起こしているのでお貸しできません。中国の方でしょうか?」と訊くと、「友だちと住むつもりでした。私は中国人なのでダメですね。すみませんでした」との返信。

本人はさほど悪い人ではなかったのかも知れないが、「最初からルームシェアするつもりだった」ことを隠していたのも印象が悪い。

これで、その留学生の日本に対する印象が悪くなったとしても、日本における中国人の現実を解かってもらいたいと思う。「友好」だけで外交や国家間の付き合いが成り立つ、なんてのは幻想であろう。

私は、基本的には外国の方たちと仲良くしたい。困っている人が目の前にいたなら、それがどこの国の人でも手を差し伸べる。だが、部屋探しは私のビジネスだから、予測されるリスクは回避したい。
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2011年02月28日

「ネットでの反響」考察

最近は、ネットに広告を出していると、エンドユーザーからメールで直接に問い合わせが入ることがある。

「間取図や写真はありませんか?」
「お風呂は追い炊きできますか?」
「環境についてもっと知りたいのですが」
「いつから入居できますか?」
「中は見られますか?」
「他にもこれくらいの部屋はありますか?」

等々いろいろ質問内容が書かれている。ネットでの問い合わせは時にガセネタであることもあるが、先ずは「ちゃんとした問い合わせ」と判断して、なるだけ丁寧に早く返信するように心掛けている。

メールに質問として書かれてなくても、こんな情報もあったほうがいいかな、と思える事柄など先回りして詳しく書くし、添付ファイルで何枚も写真を送るのだが、圧倒的に返信が来ないほうが多い。

お礼の一言でもメールが来ればイタズラでないと分かるし、人柄も偲ばれて「何かと便宜を図ってあげたい」とも思うのだが・・・。

ネットで問い合わせをして不動産屋から返信が来たら「一往復」というのでなく、「資料届きました。有り難うございました」と返信するだけで、申し込みが入ったなら、頼まれなくても「条件交渉してあげよう」と不動産屋は(少なくとも私は)考えるものだが。

それと、そりゃあ不動産屋に個人情報など簡単に教えたくない、という気持ちは解からないでもないが、フリーメールのアドレスで問い合わせてきたりすると、なんだかテンションが下がる。自分が何かの被害に遭いたくない、ということだろうけど、こっちは商号も身元も割れている。ネット社会はそういうもの、かも知れないが、私個人はそういうお客さんはあまり相手にしたくない。

顔が見えないお客さんにメールで物件の説明を丁寧にして、添付ファイルで何枚も写真を送って「何の反応も無い」のは、実際に来店して頂いて何件も案内して決まらないのよりもっと疲れるものだ。

物件の問い合わせをしてきた時から(ある意味)審査は始まっているし、問い合わせの遣り取りの内容次第で有利な条件が得られることもある。ちょっとした心配りだけで年間数万も得することだってあるのだが、そういうことに全く気付かないお客さんは多い。

posted by poohpapa at 07:30| Comment(2) | お客さん | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年02月26日

昨日の疑問が解けた

昨日朝イチでA不動産に出向き、どんな経緯だったか聞いてきた。

もう4年も前の話だったので、伺っている時にはハッキリしたことは分からなかったのだが、お昼前に社長から電話があった。

「思い出したよ。そのお客さん、うちの裏にある古いアパート(S不動産の管理)を紹介して契約してもらったんだけど、犬を飼ってることを隠してて、他の住人からクレームが来て、S不動産からうちが叱られたんだよ。それでうちから注意したら『従兄弟に預かってもらうことになったから』とウソついてて、1ヶ月もしないうちにまた住人からクレームが来て発覚しちゃったんだよ。しょうがなくてうちが追い出しをやったんだけど、だからうちには来れないんだよ。今住んでるところはうちが紹介した部屋じゃないよ」と言う。

「そっちで何か紹介してやってよ」とも言うが、そういう経緯があったなら当社としても関わらないほうがいいだろう。目先の5万6万の手数料を得るために大事な信用を失ったなら合わない。本人も懲りているだろうけど、困ったらまた嘘をつくかも知れない。

社長に、「社長が元いた会社に行くよう勧めたから、そっちで何とか紹介してくれるんじゃないの」と言うと笑っていた。

べつに、ブラックリストなどと大層なものでなくても、業者間の横の繋がりの中で簡単に情報が回ってネタバレすることもある。不動産屋を、と言うか、世間や人を舐めないほうがいいと思う。




ところで・・・、

昨日は「自分に不利な情報は馬鹿正直に話さないほうが良い」と、言っていたのだが・・・、

「顧客のデータベース化はやはり必要」と改めて思った。家主さんや業者を護るだけでなく、善良な入居者を護るためにも、である。情報はどんなに厳重に管理していても必ずいつかは漏れるものだが、それをもって作成に反対する人の考えが解からない。

乱暴な言い方だが、どんなに交通規則を厳しくし、車の性能を向上させても、年間で6千人以上が交通事故で死亡する。個人情報の流出で死に至る人が何人いるだろうか。「それとこれは話が違う」と言う人もいるだろうけど矛盾している。車はあると便利だから事故のリスクには目を瞑るけど、データベース化は自分と関係ないしデメリットしかなさそう(大誤解)だから反対、というのではあまりに浅慮だ。

たしかに、自分が一年以内に死亡事故に遭う確率は0.0005%以下だが、個人情報が流出して何らかの被害や不快な思いをする確率は数百%はある、と言えるかも知れない。だが、昔から井戸端会議なんてものがあって、「向かいの旦那は女つくって出てったよ」とか「隣の娘、離婚して戻ってきてるね」なんて噂は数日で町内全域に流れていた。インターネットが普及して、PCで買い物が出来るようになったり銀行口座からおカネの移動が出来るようになって、個人の情報が広範に早く流出し被害額も大きくなった。車と同じで、皆「便利さは享受したいが事故には遭いたくない」と思うものだが、どちらも最後は「運転する人」「管理する人」次第である。

データベース化で助かる人も大勢いる。データベースに負の登録がされたくなければ、家賃をちゃんと払い、ルールやマナーを普通に守って生活していればよい、ただそれだけのことである。

「抜き打ち試験」を「汚ねえ」と騒ぐ奴は日常から勉強してない奴だ。
私は、そういうことで文句を言ったことは・・・、何度もあるわーい(嬉しい顔)


今の日本人は「平和ボケ」「人権ボケ」という痴呆症に蝕まれている。
posted by poohpapa at 07:25| Comment(14) | お客さん | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年02月25日

自分に不都合な話は馬鹿正直に言わないほうが良い

夕方、女性のお客様が来店した。せっかくのご来店だが条件は頗る厳しいものだった。当社にお越しになる前に何軒かの不動産屋に行ったが物件は見つからなかった、とのこと。それはよく分かる。

バスの始発前に家を出るご主人の仕事の関係でバス利用不可、なので立川から徒歩圏で、2DKで、予算は5万5千円から6万、しかもペットがいる。とても感じの良いお客様だったので何とかお役に立ちたかったが、少なくとも私が知る限り該当物件は無かった。

ま、だいたいが、その条件で部屋を探すのは、「家賃6万で六本木の高層マンションを紹介してくれ」というようなもので、もし運よく見つかったとしたなら「ワケあり」「事件モノ」であろう。こんなことを言ってはナンだが、よその業者に行ったなら、条件を言った途端に「ああ、無い無い」と素っ気なく扱われるであろう。

それでも、僅かな可能性にかけるべく当社の近隣で「ひょっとすると何か持ってるかも」と思われる業者を数社教えてあげて、(他社が間に入ると受けない可能性があるので)当社を介さずに直接行くことを勧めたのだが・・・、業者の名前を聞くと表情を曇らせてこう言う。

「その中のA不動産は今借りている部屋を紹介してもらった業者さんで、ちょっとワケがあって行きにくいんですけど・・・」、と。

それって、家賃滞納とか犬の鳴き声などで騒音トラブルを起こしたとか、そういうことではないだろうか。何より、A不動産と当社はとても仲が良い。私が電話したなら一発で「お客さんが行きにくい理由」が判明してしまうだろう。当社としては、後々何かのトラブルに巻き込まれたくはないので正直に話してくれること自体は有り難いのだが、聞いてしまったら紹介できなくなる可能性がある。

少なくとも「手数料だけ入れば後のことは知らない」という商売はしたことがない。お客さんが「ワケあり」の場合は相手の業者さんに正直に事情を話すことにしている。当社の信用問題だから。それで貸すかどうかは管理会社と家主さんが判断することである。

お客さんは「つい口が滑った」のだろうが、自分にとって不都合なことになるかも知れない情報は極力伝えないほうがいいものだ。私が聞いてなければそれまでの話だが、何か(良くない)事情がありそう、と知ってしまったなら「聞かなかったこと」には出来ない。

今日にでもA不動産に問い合わせしてみよう。その結果によっては当社での部屋探しは不可能になる。当社にとっては「当社が事情を知っていたかどうか」は後々重要な意味を持つし、信用問題というだけでなく、無駄と分かっている努力をさせられるのは辛いから。


posted by poohpapa at 06:44| Comment(2) | お客さん | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年02月21日

いつになく充実した一日

昨日は千葉からお客様がお見えになった。以前から私のブログをお読み頂いているNさんで、お嬢さんの部屋探しで、である。千葉を朝イチでお発ちになって、奥様とお嬢さんと3人でお越し頂いた。

私のブログの読み手さんは、「部屋探しをするなら絶対に『悪徳』に頼もう」とお考えになるか、「(読む立場だけなら笑っていられるが)良くも悪くも自分のことがブログで書かれるかも知れない不動産屋になんか行きたくない」とお考えになるか両極端で、後者のほうが圧倒的に多いであろう、と自分でもよく解かっている。

もちろん、「部屋探しは頼むけど、記事にはしないでね」と仰って頂ければ書いたりはしないし、私だって全てのお客様のことを書いているワケではない。よほど印象が良かったか悪かった時だけテーマになる。時として血祭りに上げることになる(*^^)v

べつに、記事にして鬱憤を晴らしているワケでもない。読んでいる方に「ああ、こういうことを言ったりしたりすると結局自分が損することになるのか」とか「不動産屋のこんな活用法もあるのか」とか「私もこんな素敵な人柄のお客さん(大家さん)みたいになりたい」とか、何かの参考にして頂けたら嬉しいのだが・・・、以前、コメントで「私だったら、ここのブログの管理人の店で部屋探しなんかしない」と書かれたことがあって相当に凹んだものだ。言われなくても解かっている。それが普通の感覚なんだろうし。それを「わざわざコメントしてくる」人がいることに落胆したのである。

だが、Nさんは気にせず果敢にチャレンジしてくださった。後で伺ったところでは、Nさんは周到に準備をなさっていたようだ。当サイトの「嫌な客」のカテゴリを読破してからお越しになったとか。何も、そこまで気を遣わなくても(爆)

で、事前に希望条件を伺っていて、私のほうで先に「ご希望の条件に合いそうな物件」を127件リストアップし、その中から私の今までの経験から判断して12件に絞り、いろんな角度から考慮して更に4件まで絞ってNさんのご家族の来店を待った。

ご予算は「6万から、う〜ん7万くらい・・・」と伺っていたが、そんなに良い部屋(家賃が高い部屋)でなくとも5万以下でも「そこそこ」の物件はある。女子大生だから、安全面を一番、次いで通学などの利便性、そして部屋の使い勝手、が優先順位になる。そこで、手狭だが、通学の便や安全性を考え、あるマンションの5階の部屋を第一候補としてお勧めするつもりだったが、ご来店頂いて最初に出されたご希望が「広い部屋」だったので一発でアウト。それでもいちおうイの一番で見て頂いたが、やはり広めの部屋をご所望ふらふら

2番目に見て頂いたのは家賃5万1千円(共益費3千円)の物件で2階の角部屋。7畳くらいの洋間でキッチンスペースも広め。バス・トイレ別だし収納もある。大学にも徒歩10分くらいの距離。2面採光で雨戸も付いているのも高ポイント。ただ、現地に行ってみると、ドアポストに大量のチラシが溢れていて、それだと管理が不充分では、と心配にはなった。自分のことは棚に上げ、よそ様の会社のことを言えないものかも知れないが・・・。

3件目は家賃5万8千円で外がタイル張りとコンクリート打ちっ放しの、いわゆるデザイナーズマンションふう。中の壁もコンクリート打ちっ放しになっていて、寒々とした印象。今の季節だとなおさら、である。間取り的にも使い勝手が悪そう。というか無駄が多い。図面を見ただけでは解からないものだし、着いて外観だけ見た時には「あ、コレで決まりかな」と思えるくらいのマンションだったが、何と言うか、住む人のことは考えてなくて見掛け倒しだった。

そして4件目、家賃5万3千円(共益費5千円:水道代込み)のオートロックのマンション。こちらはユニットバス。明るくて駅にも近いが、総合的に見たなら2番目の物件が優る。それは私の意見もご本人の意見も全く同じであった。ということは、お嬢さんは適正な判断力をお持ち、だと言えると思う。プロの不動産屋が「こういう理由でこの部屋は止めたほうがいいですよ」とアドバイスしているのに「や〜だ、こっちのほうがいいモン」とダダをこねないのだから。両親の負担も考えて「高い部屋を望まない」のも嬉しい。

ところで、お嬢さんに「上戸彩に似てる、って言われない?」と訊くと、「一度だけ言われたことがあります」とのこと。するとお母さんが「この子より、上のお姉ちゃんのほうが似てますよ」とのこと。へえ、ならば次回は是非ともお連れ頂きたい(*^^)v

一通り物件を見終えたところで遅めのランチをとることに。私が高島屋の日本食レストラン「てしまんま」にお連れした。ここは「卵かけご飯」がウリで、お代わり自由。好きなだけ何杯でも食べられる。

美味しそうに「卵かけご飯」を流し込むお嬢さんを見ていて、「うん、やはり、実に似ている」と思った。

気持ちいい食べっぷりが「ギャル曽根」にもソックリだるんるん

当然に支払いは私がするつもりだったのだが、奥様が「お手洗いに」と席を立たれた際に済ませてしまわれてて、正直焦ったし後悔した。こんなことなら伊勢丹の寿司店「魯山」にお連れすれば良かった、と・・・(ウソ、冗談、ホントだってば^_^;)

はるばる千葉からお越し頂いたのに食事までご馳走になってしまった。ご主人は「うちのにしては上出来」と謙遜なさっていたが、後でうちのに話したら「そういうことって、取ってくっ付けたようには出来ないもの」と言っていて、私も同感である。ふだんから訓練されていなければ「さりげなく、相手に悟られずに」など出来ない。

その後、国立駅前の(2件目の物件の)管理会社まで出向いて直接店頭で申込書を書いて頂いた。そうすることで(お顔を見てるので)後の手続きがスムーズに運ぶことになる。ご足労をお掛けするが、必要書類等の説明も間接的にならずに間違いも起きにくい。

朝の10時にご来店頂き、全て完了したのが夕方6時頃。私にとっては「まさに理想的な部屋探し」をさせて頂けた。実質的に見て頂いたのは4物件だけだが、それは数的にも理想的なものである。多すぎても少なくてもいけない。予め当方をご信用頂けて候補を絞らせてくださったのは実に有り難いこと。それでも、実際にお目にかかって更にご本人からも詳しく希望条件を伺い、(今回は必要なかったが)修正が必要なら摺り合わせもしなくてはならない。ゆっくり世間話もして、人間関係(信頼関係)も築くことが出来た。

ご主人から「お疲れになったでしょう」と労いの言葉をかけて頂いたが、当然に「心地よい疲れ」であるから疲れは感じない。これで「気に入った部屋が無かったからまた来ます」(たいていはもう来ない)なら翌日は間違いなく臨時休業になるし、この記事のカテゴリは「嫌な客」になる(爆)

お嬢さんに「生活費が足りなくなったら飯くらい奢るからいつでもおいで。友だちも誘っていいよ。『私の言うことなら何でもきく不動産屋がいるから』って言えばいいんだから」と言うと、脇からお父さんが「いやいや、それだと誤解されるから」と仰る。ご尤もたらーっ(汗)


素敵なご家族に出会えて、久しぶりに幸せな一日だったわーい(嬉しい顔)





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2011年01月31日

不動産屋として良き相談相手でありたい

先日、店番をしていたら、若い男性が来店した。

「家を買いたいので良い物件があれば紹介してください」と言う。

男性は、私と同じ商店街で或る店を開いていて、私もそういう名前の店があるのは知っていたが、利用したことは無かった。

予算を伺うと、総額2千万くらい、頭金は200万くらいで考えているらしい。できればお店に近いほうがいいようだが、この近辺では土地だけでも坪100万前後するから、戸建てが希望であれば、その予算では20坪の土地だけしか手に入らない。どんな中古でも上物付きにはならない。マンションでも考えているが駅からは遠く離れてしまう。将来的に売却するのは難しくなる。

男性に、「自己資金はどれくらいありますか?」と訊くと、「400万です」とのこと。そのうちから200万を頭金にしたなら、200万はまだ手元に・・・残らない。残っても100万だろう。

不動産を購入して、やっとコツコツ貯めた資金も下手するとほとんど使い切ってしまうことにもなりかねない。しかも、男性は子供が生まれたばかりである。私の持論であるが、「今の時代、現金で持っているのが(何にでも直ぐ対応できるので)一番強い」ので、男性には「今は不動産を購入しないほうが良い」とアドバイスした。

男性の店は商店街から入ったところにあって場所が悪く、不動産を買って貯金は無くなったわ、店も傾いたわ、では全てを失くしてしまう可能性だってある。買った家を店舗兼住宅にするプランも持っていたが、それだと今までの顧客が離れてしまい、新しい土地で一から出発することにもなる。潤沢な資金を持っているならいいが危険が多すぎるように思えた。あまりネガティブな考えばかり言うのもどうかと思うが、最悪の事態も想定しての備えや心積もりが出来ていなければ大変な後悔をすることになるだろう。

私は、家を購入するより店の場所を表通りに移動することを勧めた。近くの内科医院が「クリニックが集まるビルの4階から表通りの1階に移っただけで患者数が4割増えた」という実例もあげて、集客アップに努めて利益が向上してから不動産購入を考えても遅くはないのでは、と話すと男性は納得してくれ、こんなことを言う。

「実は、もう何軒かの不動産屋さんに行ってますが、私が条件を言うと、予算に合った物件の資料をいっぱい渡してくれました。こういうふうに(買わないほうが良いという話を)聞かせてもらったのは初めてです」と。私は、自分が賃貸専門だから売買を勧めないワケではない。とても家族思いでもある男性の言葉の端端から「男たるもの、早く家を買いたい。そろそろ買わないとローンの関係などで年齢的に間に合わなくなるかも」との焦りのようなものが感じられたので、それだと判断を誤るもの、と危惧しただけである。それが証拠に、貸店舗の資料もまだ一枚も渡してないし。

最後に「今日の私の話を家に持ち帰って、奥様ともよく相談してみてください。その上で、やはり不動産を先に購入したい、というのであれば、私も商売ですから、なるだけ条件の良い物件を探します。大切なのは、とにかく順番を間違えないこと、ですね。今34歳ですから40歳までを目途に考えれば良いでしょう」と話した。


男性は数日後に挨拶に寄ってくれた。家で奥様とよく相談し(私の)アドバイスのとおりにしよう、ということになったとか。男性はとても誠実な人柄なのでこれからも相談に乗らせて頂こうと思う。
posted by poohpapa at 07:16| Comment(4) | お客さん | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年12月15日

いくら「本人は普通の人」でもねえ・・・

しばらく空いている部屋の件で業者から問い合わせが入った。

「事務所可、ということですが、職種は相談に乗って頂けますか?」と言う。初めて問い合わせをしてきた業者さんで、言葉つきも丁寧で頗る感じいい。何とか相談に乗りたい、と思ったのだが・・・、

私が「職種は何でしょう?」と訊くと、消え入りそうな小声で、




「刺青の店で、店舗兼住まいとして使いたいそうです」と言う。最初はよく聞き取れなかったので改めて訊き直すと、やはり「刺青を入れる店」であった。今流行のピンポイントの装飾的なタトゥーではなく、本格的な、それこそ「唐獅子牡丹」「昇り竜」といった類の刺青を入れる店のようだ。

刺青師本人は普通の人、ということだが、出入りする客は「その筋」の人、ということになる。それだと他の入居者が怖がって退去してしまう可能性もある。駐車場だって我が物顔に使いかねない。「その車、移動して頂けませんか?」などと声を掛けるのも命懸けになる。

若い女性の担当者で、断られるのが分かっていても本人を前にして問い合わせせざるを得なかったんだろう、なんとも気の毒だった。職種的に言って、どだい普通のマンションで営業する(審査を下ろす)のは無理であって、雑居ビルならどうにかOK、くらいの話になる。

家主さんに一応「こちらの判断でお断りさせて頂きました」とご報告すると、「あ、そうして頂けて助かりました。うちで断ることになったら怖いモンがあるし」と喜んでいらっしゃったが、裏を返せば、断った私の身の安全は大丈夫だろうか、ということになる^_^;

この次、似たような問い合わせが入ったら、「私はかまいませんが、家主さんが了解しないと思いますので」、と言うことにしようわーい(嬉しい顔)

posted by poohpapa at 05:00| Comment(10) | お客さん | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年11月20日

笑ったら申し訳ないが、私にとっては笑うしかない話

以前記事にした夜逃げ同然に出て行った母子家庭の話の後日談。と言っても昨年1月の出来事だから2年近くも前の話の続編になる。


先ずは当時の回顧から、

何の解約予告も無く、突然に知らない男が鍵を返しに来て、滞納分である1ヶ月分の家賃を当社で、ゴミ処分代を家主さんが負担し、1年以上もかかって回収した一件で、当時、私は右の腎臓が悪化して具合が悪くなっていた時期であったが、家主さんから「ご近所から、残していったゴミが分別もされずに山積みになってる、とクレームが入ったから、オタクで片付けて近所に謝っておいてくれ」と言われ、雨の中、うちのとゴミを片付けに行ったりもした。

家主さんに、「滞納家賃もゴミ処分代も家主さんに『出してくれ』とお願いしたらそれは不承知でしょうから、家賃分は当社で弁償しますので、ゴミ処分代は家主さんが負担して頂けませんか?」と、私としてはかなり譲歩してお話ししたつもりだったが、家主さんからは「どうしてですか?、オタクが審査して入れたのだから、オタクの責任ではないのですか?」という返事が返ってきて、かなり落胆したものだった。本来それらは家主さんの責任であることを丁寧に説明してゴミ処分代は出して頂いたが、それを契機に管理は他社に移っている。


で、その時、私からの内容証明にも反応を示さず、「私も生活保護で、娘の子供を二人も養子縁組して育てているからねえ、払いたくても払えないんだよ」と逃げていた母親(連帯保証人)から1年ぶりに電話があった。向こうは真剣に悩んでいるようだが、私からすれば「抱腹絶倒もの」の話であった。

「誰か、民事に強い弁護士さん、知りませんかねえ・・・」、と言う。「どうしたの?」と訊くと、「娘が今になって、私に養子縁組させていた子供2人を返せと言ってきてるんだけど、私は返す気はないから断ったら、娘が裁判を起こすと言うもので・・・」とのこと。

何で、しかも今になって私に相談してくるかねえ、とは思ったが、話だけは聞くことにした。娘は、私が知ってる限り4人の子供を出産している。父親は全て別の男で、さほど色気があるワケでなく、どこが男のスケベ心を誘うのか、男がどこに魅力を感じるのか私からすればサッパリ解からない。その娘は交際相手が代わる度に妊娠出産している。私の知る限り4人、と思っていたら、母親は「子供は6人」と言う。今の男との間に3人、と言うことで、初めて同じ旦那の子供を続けて産んだんだ、と思っていたら、「あん時(夜逃げ同然に退去したその日)に生まれたのが3ツ子だったんだよ」だと!

こう言ってはナンだが、「犬畜生じゃあるまいし」、である。無責任に子供を増産出産して、施設に預けたり母親と養子縁組を重ねていながら、今になって「親権は私にあるから返せ」と主張する。

「お母さんね、娘さん、子供手当て狙いじゃないですか?」と言うと、「そうなんだよ」とのこと。それで実の母親の元に子供が帰っても、その子供が本当に幸せになるんだろうか。母親(子の祖母)もまた子供手当てが念頭にあるものだろうが、この場合、実の親の元に帰るより、まだ祖母の元にいたほうが幸せかも知れない。ちなみに、娘も母親も、生活保護(+母子家庭手当て)受給者である。

本来は、子供は実の親の元で暮らすほうが幸せなものだ。だが今の旦那は実の父親ではない。狙いがカネなら、その子供が幸せになれるハズがない。母親の話がどこまで本当かは解からないが、「娘の今の旦那は麻雀とパチンコが好き」とのこと。子供6人で12万、「子供手当て」は親の遊興費に回される可能性が高いだろう。バラ撒き行政の最たる「子供手当て」の弊害がこんな形で出ている。

実際に、子育てにはもっとカネが掛かるものだが、元から子供の養育のために遣う気がないなら、子供の頭数を増やして子供手当てをもらったほうが得、ということになる。当然に虐待も起こりうる。


焦る母親にこう話した。「お母さんは急ぐ必要はありません。向こうが『裁判を起こす』と言うなら訴状を見てから対応を考えればいいんですよ。裁判にならなければ今の状況は変わりません。ただ、お母さんの部屋の合鍵を娘さんが持っているなら、留守中に子供を連れて行ってしまって「実効支配」している「現実的にも私が親」と主張するかも知れません。子供だけ残して外出しないことですね。もし訴状が届いたらコピーを送ってください。その時一緒に考えましょう」とアドバイスした。鍵を交換すれば良さそうなものだが、弁護士の相談料の1万が払えるかどうかという経済状況らしいので勧めなかった。

どっちも私に不義理をした人間ではあるが、相談があれば無碍にも出来ない。この場合、子供に責任は無いのだし、子供の将来の幸せを先ず考えないといけないものだろうから。ま、本音では、「真に愛情から親権を争う」のでなく「子供手当て狙いで頭数を確保しようとする」この母娘に対して、笑っちゃう、と言うより、非常に腹が立っているのだが・・・。

母親が私に相談したと知れば、そのうち、娘からも相談の電話が入るだろう。私に迷惑をかけたことなどすっかり忘れて・・・。私が甘い顔をしたなら、下手すれば双方から「ちょっと当座のカネを貸してもらえないか」と言ってくる可能性もある。

何より、過去の経験上、どんな解決を見たとしても、私が「どちらか」から、或いは「双方」から逆恨みされるような気がする。

相談には乗るが「深入り」はしないのが賢明だろう。それが私の最大の欠点だと最近やっと気が付いたことだし(オイオイ^_^;)



posted by poohpapa at 06:12| Comment(6) | お客さん | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする