2010年12月15日

いくら「本人は普通の人」でもねえ・・・

しばらく空いている部屋の件で業者から問い合わせが入った。

「事務所可、ということですが、職種は相談に乗って頂けますか?」と言う。初めて問い合わせをしてきた業者さんで、言葉つきも丁寧で頗る感じいい。何とか相談に乗りたい、と思ったのだが・・・、

私が「職種は何でしょう?」と訊くと、消え入りそうな小声で、




「刺青の店で、店舗兼住まいとして使いたいそうです」と言う。最初はよく聞き取れなかったので改めて訊き直すと、やはり「刺青を入れる店」であった。今流行のピンポイントの装飾的なタトゥーではなく、本格的な、それこそ「唐獅子牡丹」「昇り竜」といった類の刺青を入れる店のようだ。

刺青師本人は普通の人、ということだが、出入りする客は「その筋」の人、ということになる。それだと他の入居者が怖がって退去してしまう可能性もある。駐車場だって我が物顔に使いかねない。「その車、移動して頂けませんか?」などと声を掛けるのも命懸けになる。

若い女性の担当者で、断られるのが分かっていても本人を前にして問い合わせせざるを得なかったんだろう、なんとも気の毒だった。職種的に言って、どだい普通のマンションで営業する(審査を下ろす)のは無理であって、雑居ビルならどうにかOK、くらいの話になる。

家主さんに一応「こちらの判断でお断りさせて頂きました」とご報告すると、「あ、そうして頂けて助かりました。うちで断ることになったら怖いモンがあるし」と喜んでいらっしゃったが、裏を返せば、断った私の身の安全は大丈夫だろうか、ということになる^_^;

この次、似たような問い合わせが入ったら、「私はかまいませんが、家主さんが了解しないと思いますので」、と言うことにしようわーい(嬉しい顔)

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2010年11月20日

笑ったら申し訳ないが、私にとっては笑うしかない話

以前記事にした夜逃げ同然に出て行った母子家庭の話の後日談。と言っても昨年1月の出来事だから2年近くも前の話の続編になる。


先ずは当時の回顧から、

何の解約予告も無く、突然に知らない男が鍵を返しに来て、滞納分である1ヶ月分の家賃を当社で、ゴミ処分代を家主さんが負担し、1年以上もかかって回収した一件で、当時、私は右の腎臓が悪化して具合が悪くなっていた時期であったが、家主さんから「ご近所から、残していったゴミが分別もされずに山積みになってる、とクレームが入ったから、オタクで片付けて近所に謝っておいてくれ」と言われ、雨の中、うちのとゴミを片付けに行ったりもした。

家主さんに、「滞納家賃もゴミ処分代も家主さんに『出してくれ』とお願いしたらそれは不承知でしょうから、家賃分は当社で弁償しますので、ゴミ処分代は家主さんが負担して頂けませんか?」と、私としてはかなり譲歩してお話ししたつもりだったが、家主さんからは「どうしてですか?、オタクが審査して入れたのだから、オタクの責任ではないのですか?」という返事が返ってきて、かなり落胆したものだった。本来それらは家主さんの責任であることを丁寧に説明してゴミ処分代は出して頂いたが、それを契機に管理は他社に移っている。


で、その時、私からの内容証明にも反応を示さず、「私も生活保護で、娘の子供を二人も養子縁組して育てているからねえ、払いたくても払えないんだよ」と逃げていた母親(連帯保証人)から1年ぶりに電話があった。向こうは真剣に悩んでいるようだが、私からすれば「抱腹絶倒もの」の話であった。

「誰か、民事に強い弁護士さん、知りませんかねえ・・・」、と言う。「どうしたの?」と訊くと、「娘が今になって、私に養子縁組させていた子供2人を返せと言ってきてるんだけど、私は返す気はないから断ったら、娘が裁判を起こすと言うもので・・・」とのこと。

何で、しかも今になって私に相談してくるかねえ、とは思ったが、話だけは聞くことにした。娘は、私が知ってる限り4人の子供を出産している。父親は全て別の男で、さほど色気があるワケでなく、どこが男のスケベ心を誘うのか、男がどこに魅力を感じるのか私からすればサッパリ解からない。その娘は交際相手が代わる度に妊娠出産している。私の知る限り4人、と思っていたら、母親は「子供は6人」と言う。今の男との間に3人、と言うことで、初めて同じ旦那の子供を続けて産んだんだ、と思っていたら、「あん時(夜逃げ同然に退去したその日)に生まれたのが3ツ子だったんだよ」だと!

こう言ってはナンだが、「犬畜生じゃあるまいし」、である。無責任に子供を増産出産して、施設に預けたり母親と養子縁組を重ねていながら、今になって「親権は私にあるから返せ」と主張する。

「お母さんね、娘さん、子供手当て狙いじゃないですか?」と言うと、「そうなんだよ」とのこと。それで実の母親の元に子供が帰っても、その子供が本当に幸せになるんだろうか。母親(子の祖母)もまた子供手当てが念頭にあるものだろうが、この場合、実の親の元に帰るより、まだ祖母の元にいたほうが幸せかも知れない。ちなみに、娘も母親も、生活保護(+母子家庭手当て)受給者である。

本来は、子供は実の親の元で暮らすほうが幸せなものだ。だが今の旦那は実の父親ではない。狙いがカネなら、その子供が幸せになれるハズがない。母親の話がどこまで本当かは解からないが、「娘の今の旦那は麻雀とパチンコが好き」とのこと。子供6人で12万、「子供手当て」は親の遊興費に回される可能性が高いだろう。バラ撒き行政の最たる「子供手当て」の弊害がこんな形で出ている。

実際に、子育てにはもっとカネが掛かるものだが、元から子供の養育のために遣う気がないなら、子供の頭数を増やして子供手当てをもらったほうが得、ということになる。当然に虐待も起こりうる。


焦る母親にこう話した。「お母さんは急ぐ必要はありません。向こうが『裁判を起こす』と言うなら訴状を見てから対応を考えればいいんですよ。裁判にならなければ今の状況は変わりません。ただ、お母さんの部屋の合鍵を娘さんが持っているなら、留守中に子供を連れて行ってしまって「実効支配」している「現実的にも私が親」と主張するかも知れません。子供だけ残して外出しないことですね。もし訴状が届いたらコピーを送ってください。その時一緒に考えましょう」とアドバイスした。鍵を交換すれば良さそうなものだが、弁護士の相談料の1万が払えるかどうかという経済状況らしいので勧めなかった。

どっちも私に不義理をした人間ではあるが、相談があれば無碍にも出来ない。この場合、子供に責任は無いのだし、子供の将来の幸せを先ず考えないといけないものだろうから。ま、本音では、「真に愛情から親権を争う」のでなく「子供手当て狙いで頭数を確保しようとする」この母娘に対して、笑っちゃう、と言うより、非常に腹が立っているのだが・・・。

母親が私に相談したと知れば、そのうち、娘からも相談の電話が入るだろう。私に迷惑をかけたことなどすっかり忘れて・・・。私が甘い顔をしたなら、下手すれば双方から「ちょっと当座のカネを貸してもらえないか」と言ってくる可能性もある。

何より、過去の経験上、どんな解決を見たとしても、私が「どちらか」から、或いは「双方」から逆恨みされるような気がする。

相談には乗るが「深入り」はしないのが賢明だろう。それが私の最大の欠点だと最近やっと気が付いたことだし(オイオイ^_^;)



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2010年11月19日

久しぶりに来店したSさん

昨日の記事(とりあえず今は非公開)の続編とコメントの返信はお待ち頂くとして^_^;



心身ともに障害をお持ちのSさんが久しぶりに来店した。

もう二度と当社には来ないだろうな、と思っていたから意外だった。

「今、一緒に暮らしている人と縁を切ったんで、今の部屋では広すぎるからワンルームに移りたいんだけど・・・」と言う。

Sさんのことは2度記事にしている。


1回目は、彼の生い立ちと、両親に対する思いに感動した話。
生まれつき障害があるSさんは、幼い時に親に捨てられ両親の顔も覚えていない。福祉のお世話になりながら、それでも明るく生きている。私に「私をこの世に生んでくれた親だから、ちっとも恨んでなんかいません」と言い切っていて、涙が出るくらい感動した。


そして2回目は、私が「テメエ、この野郎!」と憤慨した話。
車椅子仕様に改修した部屋を退去する際、家主さんから原状回復を要求されたのだが、福祉では、入る時の改修費用は出してくれるものの、原状回復費用は自己負担となる。Sさんにはそんな余裕など無いので分割で支払ってもらうよう話し、当社でその分は立て替えていたのだが、2回目の支払いの前に店にやってきて、「生活相談センターに訊いたら『そういう原状回復費用は払わなくていい』と言われたんだけど・・・」と言う。先ず市役所の生活福祉課に相談したら「そういうのは生活相談センターに行ってくれ」と言われ、何も事情を知らないセンターの職員からそうアドバイスを受けたようだ。それで、「払いたくない」と言ってきたのだ。

当然に、市の生活福祉課の担当者に厳重に抗議したが、担当者は「Sさんが納得してないから生活相談センターに行くよう勧めただけ」と開き直る。生活相談センターの職員からも詫びはなかった。

私が、「後になってそういうことを言うものではないよ。それだと他の同じように障害を持った人が部屋が借りられなくなったりするものだし、現状回復すると約束したんだから約束は守らないとダメでしょう」と説教して何とか払い終えてもらった経緯がある。

あの時はけっこう厳しく叱ったし、きっちり取り立てたから、もう当社を使ってくれることはないな、と思っていたのだが・・・、


Sさんは、「やっぱり、ここでないとダメだったね」と言う。「よそに行くと最初から(自分の事情を)説明しないといけないし、ここは解かってくれるから・・・」だと。ああ、それだけのことねたらーっ(汗)

実際に借りるのは来年の春、ということで「それなら4月に来なよ。その頃にはワンルームが一通り落ち着いて、たぶん1階の部屋がダブついてて、条件もきっと緩くなるから」とアドバイスした。


ところで、Sさんからはこんな話も出た。Sさんは新興宗教に入って熱心に(というか言われるままに)信仰していたのだが、最近やめたんだとか。その理由というのが、「友だちが離れていくから」ということと「やたらおカネを要求されるから」というもので、それでは続けられない、と思ったんだそうだ。けっこう聡明である。


ま、理由はともかく、「オタクが一番」と言ってくれたんだから、来年の春にはもう一肌脱がせて頂こう(^^ゞ
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2010年11月15日

年に何人もいないであろうお客さん

昨日、この2ヶ月ほど連絡が取れなくなっている家主さんのお宅を訪問した。当社からは徒歩で約30分。健康の為に歩いて向かっていると、携帯が鳴る。登録してない番号で、若い男性からだった。

「今、店の前にいるんですが部屋を見せてもらえますか?」と言う。「今、出先でして、戻るのは5時過ぎになりますが、如何いたしましょう?」と訊くと、「ではその頃また出直します」とのこと。

ちょうど5時に店に戻ると、また携帯に電話が入る。「5時とのことでしたが、6時半くらいになってしまいます。それでも大丈夫でしょうか?」とのこと。ちゃんと連絡をくださるお客さんは決まる可能性が高い。それでお待ちしていると、やってきたのは若い男性とそのお父さん。詳細は書かないが、お父さんは明日には北海道に帰ってしまうそうで、なるだけなら今日決めて帰りたいとのこと。

既に陽が落ちてからの案内は管理会社さんに嫌がられたりもするが、そういう事情だと益々決まる確立は高くなる。だいたいが、駅前に何社も大手の不動産業者があるのに、商店街の中ほどにある当社まで来てくださっているだけでもとても有り難いことだ。


電話の印象では何となく暗い感じがしたが、実際に合ってみるとなかなか好青年で、お父さんも頗る感じが良い。私より一回り以上も若いが、話(物ごとの価値観)が私とよく合う。

本人が「見せて欲しい」と言っていた2件のうち、1件はもう無く、1件だけで決めてもらうのは申し訳ないので、予算が若干オーバーするが、当社の募集物件も見て頂くことにした。

実は、他社の物件のほうが「若者受け」する部屋で、当然にそちらを気に入るもの、と思っていると、お父さんは当社の管理物件のほうを息子さんに勧める。一つには、若干の交渉事が必要であるのと、私と面識があることになったので、当社の物件に入らせたほうが離れていても安心、とお考え頂いたようだ。どちらも駅から離れていて寂しい場所にあるが、そういうのは気になさらない。

家主さんが了解してくださるのは解かっていたので、私が「礼金1になってますが、家主さんに相談して0にしてもらいましょうね」と言うと、「でしたら畳の交換はしなくていいですよ」とのこと。

「年に何人もいない」というのは、「不動産屋の立場にも充分な配慮をしてくださる」ということで、私が毎度書いている「何でもかんでも交渉して自分さえ得すれば家主さんに全リスクを負わせても後は知らない」という客とは真逆のお客さん、という意味である。

「今の息子にはこれで充分です」と言い、息子さんも「宜しくお願いします」と頭を下げる。今は自分の夢に向かって努力し、その為に辛抱する時期、と、ちゃんと解かっているのが嬉しい。

その物件、築年数は古いし駅からも遠いし、お世辞にもキレイとは言い難いが、どういうワケか、空くと直ぐ決まる。家主さんは普段から「私みたいな年寄りにはよく解からないので全部お任せしますので、いいようにやってください。こんな古いアパートを引き受けてくださるだけでも有り難く思っています」と仰っている。

そういう家主さんがいる一方で、中には「オタクに管理させてやってるんだから」と露骨には言わないまでも本音が見え隠れする人もいる。事あれば「全て不動産屋の責任」と考える人もいる。心から「お陰さまで」と言える家主さんが結局は得をするものなんだが・・・。


駅まで送る帰りの車中で、いつものように「もし食い詰めて、腹がへったらいつでも訪ねておいで。飯ぐらいだったらいつでも奢るから。その代わり、たった1回しか奢ってなくても、あなたが出世して有名になったら、私は周りに『アイツが若い時、俺はずいぶん面倒を見てやったもんだよ』と言わせてもらうからね」と言うと、お父さんは吹き出していた。自分自身の状況を知り、贅沢を求めず、一生懸命頑張る若者なら、こちらも何かと力になりたいと思う。

珍しく残業(?)をして帰宅したのは8時半。それでも、良いお客さんに出会えて、とても心地よい疲れが残った。商談内容が充実していたからか、不思議と空腹感もおぼえなかった。


ところで、冒頭の音信不通の家主さん、昨日もご不在で、この2ヶ月、朝も夜も平日も休日も、何度も電話しているがお出にならない。呼び出し音はしていて「現在使われておりません」ではないし、昨日玄関前から携帯で電話すると、たしかに家の中では呼び出し音が鳴っている。郵便受けに名刺を入れてきたので、ご覧になれば電話が入るかも知れない。郵便物は溜まってないのだが、外から見た限り生活感がないのが気になる。

進展があれば、またご報告したいと思う。
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2010年10月07日

気持ち良かった休日出勤

ここ数日、朝おきて、ベッドから数メートルのトイレに行くのにも足許がフラフラする状況だったが、昨日は休日出勤。インターネットで問い合わせを頂いたお客様のご案内だった。と言っても10日ほど前に一度案内をしていて、その時はご本人のみ。「娘にも見てもらってそれから返事をしたい」とのことで、娘さんのご都合がついた昨日(というか昨日しか都合がつかず)ご一緒に見て頂いた。

お客様はご高齢のお母様。と言っても、仕事もしていらっしゃるし至って元気なご様子である。当初、家主さんに相談した時にはさすがに心配していらっしゃったが、最初に案内した時の様子を詳しくお話ししてご了解を頂いた。実年齢よりずっと若いし、何より人柄が頗る良い。このお客様で審査を通すか、ではなく、是非ともこのお客様に借りて頂きたい、と私は最初から思っていた。

娘さんもお母様も、電話での問い合わせで話した時からとても感じが良く、入居後に家主さんに迷惑をかける、なんてことも、このお客様ならまず無いものと思えた。ま、人柄が一番の条件になる。

最初の案内から10日ほど待つことになるが、家主さんには「私が会って、『このお客様にこそ借りて頂きたい』と思えたくらいの方なので、お客様の都合に合わせてゆっくりご検討頂けたらと思っています。先方のご都合で次の案内は10日ほど先になってしまいますが私にお任せ頂けないでしょうか?」とお願いし、快く了解して頂いた。で、昨日の再案内、である。

お客様は一度案内を受けているので、現地対応になっている鍵の隠し場所をご存知であるが、まさかに「かまいませんので勝手に開けてご覧になってください」とは言えない。正直、体調面で辛かったので、一度は「お客様だけで見て頂こう」とも思ったが、結局、私も現地で落ち合うことにした。だいいち、質問があっても直ぐ対応できなければ「決まるものも決まらなくなる」可能性もある。自分の都合ばかり言ってはいられない。対応を間違えば、私を信用してくださった家主さんにも迷惑をお掛けする。

娘さんと一緒に見て頂くと、娘さんもとても気に入ってくださってお申し込みを頂けることになった。休日出勤して良かった(*^^)v

長く空いていたので、台所の引き出しを空けたらゴキブリ(?)の糞が出てきて、お母様から「こちらはもう一度お掃除が入るのでしょうか?」と訊かれたが、「前の入居者の退去時にお掃除は入っていますし、礼金ゼロ敷金ゼロの物件なので、ご自身でお掃除をお願いしたいのですが」と言うと、娘さんが「そうよ、そんなの自分ですればいいんだもの」と助け舟を出してくださった。

そういう話にも、顔を合わせていれば直ぐ対応できる。これが電話だと「不親切だ」と思われてしまうものだろう。

12月から入居ということだったが、即入居物件でもあり、日割りの発生も11月16日からということで双方に歩み寄って頂いた。

昨日は朝からいろいろあって気分が滅入っていたが、お客様のお陰で全て吹っ飛んだ。「この部屋は見送ります」と断りが入ったなら、今頃はベッドから起き上がれなかったかも知れない、ホント。


その物件を案内する前、同じアパートの店舗を借りてくださっている青年のところで時間を潰させて頂いたが、その青年から「ちょうど部屋を探している友だちがいるんで、ここの2階の部屋(募集中)を紹介しますよ」との話も出た。そうなれば空室が全部埋まるから、決まってくれたら嬉しい。そう調子よくは行かないものだろうけど、これも「ご縁」なので、何となく期待してしまう。

実はその青年も、その店舗を決める際、私が家主さんに「とても好青年なので、このお客さんにこそ借りて頂きたいと思っているので、お時間をください」とお願いして、その時は家主さんに1ヶ月もお待ち頂いた。家主さんは「オタクを信用してますからけっこうですよ」と仰ってくださって、申し込みして頂けたから良かったようなものの、もし流れていたら私の信用問題になるところだった。

これ、ハッキリ言うと、家主さんが「オタクを信用しています」と仰っても、本当に信じてくださっているか口先だけなのか、営業を40年もしていれば簡単に解かってしまう。信じてくださっている家主さんなら私も絶対に裏切らないし何とかお役に立たなければ、と思えるが、口先だけなら、こちらも適当な仕事をする。もちろん、家主さんだけではなくお客さんでも友だちでも同じである。人間だから

常に100%の力を出し切って仕事する、なんてことは無理だし、それだとかえって良い仕事は出来ない。手抜きも遊び心も時には必要だ。そういうのも理解して頂いた上で、それでも私を信用して頂けるかどうか、という話である。脱線するが、私は子供たちに「悪友も必要だよ」と話していて、生真面目な奴よりチョイ悪のほうがイザとなったら損得抜きで力になってくれたりする。これは家主さんに限らず、重箱の隅を突くように私に完璧な仕事を要求する人、私は好きではない。そういう人は「人間を解かっていない」のだから。


さて、昨日の夜は快方に向かっていたが、今朝はまた体調が悪い。何でもポジティブに考えて明るく受け留めて過ごすことにしよう。

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2010年09月24日

希望条件が確定してから部屋探しをしてくれ

先日の「ワケあり」のお母さんとご次男(30代半ば)の部屋探し、

案内した部屋をそれぞれがそこそこ気に入ってくれていたが、昨日お母さんから電話があり、「息子が2、3ヶ月バイトしてから借りたいと言っているので、それまで部屋探しを延期してもらえないか」と相談があった。もちろん、お客さんの意思を尊重して要望を受けたが、こちらは管理会社や家主さんに事情を話して了解をもらっていた。

ご次男からすれば、「無職では審査が通りにくくても、バイトしていれば審査が通りやすくなって選択肢が広がる。そうすれば多くの部屋から選べる」との思惑かも知れないが、たいして変わりはない。

二人には最初に「満点の部屋が見つかることなんてまず無いし、率直に言って、事情があっての部屋探しなので、ある程度の妥協はしなければなりませんよ」と話してあって、部屋もそこそこ気に入ってくれていたのだが、「もっといい部屋があるかも知れない」と思ってしまったのだろう。現に、商談中に「他にも何かないですか?」と何度も訊かれているし・・・。

このお母さんとご次男は、別々のアパートで決めることになっても決める時(時期)は一緒だから、ご次男だけでなくお母さんの部屋探しもセットで先送りになる。それも辛い。良く言えば「とても仲が良い母子」だが、互いに「親離れ」「子離れ」していないのだ。

こちらからすれば、今までのアドバイスも家主さんや管理会社に対する根回しも無駄になってしまうし、この二人に、と思っていた部屋が「その時まだ残っているかどうか」も分からない。

そんな条件のお客さんでも関係なく部屋を紹介して審査を通してしまう大手の業者もいるだろうが、そういう業者で決めて欲しくない。実はこのお母さん、再婚相手のご主人が持つ横浜のアパートをエ◎ブルに管理してもらっているので、そのあたりもよく解かっているのだが・・・、自分が部屋探しをするとなると話は別かも知れない。そのうちエ◎ブルあたりに行って、「なんだ、私みたいに高齢で無職でも問題なく審査が通るじゃない」と勘違いするかも。

私がこれ以上、現実を教えようとすると、この二人はもう当店には来なくなるかも知れない。話しても理解できるとは限らないから。

そういうのは日常茶飯事だし、商売なんてそんなもので、途中で考え方が変わることもあるだろうが、それにしても、部屋探しをするなら「条件や意思を先にしっかり(相談して)決めてから不動産屋を訪問してもらいたいもの」と思う。仮に3ヶ月後に再び部屋探しを依頼されても、その時には双方ともにハードルが高くなっていて益々部屋が決まらなくなることもありそうで、何とも気が重い。

私は、お客さんから「この人なら無理を言っても嫌な顔をしないだろう。キャンセルしても怒らないに違いない」くらいに思われているフシがあって、たしかにお客さんに対しては滅多に感情を顔に出すことはないのだが、それがために「舐められてしまう」ことも度々あって、それが自分の弱点だとよく解かっている。この人を怒らせたら怖いだろうな・・・、という雰囲気も、時には必要なのかも知れないふらふら

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2010年07月27日

携帯電話とペースメーカー

中年の女性が「ワンルームを紹介して欲しい」と来店した。

希望条件など伺っていたら、「実は私、(心臓に)ペースメーカーを入れていて、福祉のお世話になっています」とのこと。

それで慌てて「なら携帯の電源を切りましょうか?」と訊くと・・・、

「いえ、大丈夫ですよ。50センチ以内くらいまで近づかない限り影響はありませんので」と仰る。え?電車の中の優先席やその近くには「携帯の電源をお切りください」と表示されているし、しつこいくらいアナウンスも流れている。本当に大丈夫なの?、何かあっても知らないよ、くらいに思っていたら、私の表情を見て「大丈夫ですって。現に私も携帯を持っていて常にスイッチを入れてますもん」と笑う。

たしかに、それはそうなんだけど・・・。飛行機の中でも離着陸の際には電子機器の電源を切るように指示されるし、本当に影響ないんだろうか。もっとも、製造しているメーカーが言うのでなく、ペースメーカーを使っている本人が「大丈夫」と言っていて、なおかつ無事に生きているんだから、そのほうが信憑性は高いのだが・・・。

案内の途中、並んで歩いていても気になって仕方なかったのでいつもより離れて歩いて、何度も「大丈夫ですか?」と確認していた。

50センチ離れれば平気なら、シルバーシートの前に立った時に携帯の電源が入っていてもまず大丈夫、ということになる。最初から「50センチ以上離れてください」などと言っていると「もっと近づく」ことになるから仕方ないとは思うけど、「本当はどこからが危険なのか具体的で正確な情報を知りたい、と思った。


で、そのお客さん、当社では決まらなかった・・・。ちゃんちゃんふらふら


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2010年07月18日

重度の身障者のOさん

先日、駅前の交差点で、10年ほど前に部屋探しで来店したことがあるOさんにバッタリ会った。

Oさんは常に電動カートに乗っていて、たぶん小児マヒが原因であろうが、非常に重い身障者で、言葉も不自由で、一言ずつ、でなく、ほとんど一文字ずつしか発することができない。会話は相当に時間が掛かる。

例えば、「予算はいくらですか?」と訊くと、

「あぁ・・・ごぉ・・・ま・・・んーーー」と、語尾は唸り声のようになる。私も時間を掛けてゆっくり話しかけていたが、こちらの言っていることは普通の速さで話しても聞き取りできていたかも知れない。

と言うより、話していて、Oさんは障害さえ無ければ本来はとても聡明で快活な人、というのがよく解かった。不自由な言葉の中に、不動産業者に対する配慮が感じられたからで、自分の現状を受け入れて、そのうえで真剣に生きようとしているのが伝わってくるのだ。

Oさんと同じような障害をお持ちの方は街でよく見かけるが、車椅子でぶつかってきたり、信号待ちをしていると後ろからグイグイ押したり、なんてことはけっこうある。Oさんにはそれがない。街で見かけると、いつも一般の方の邪魔にならないようコース取りしている。

で、その時はOさんのような重度の身障者を受け入れてくれるアパートを見つけられなくて、当社では紹介することが出来なかった。

いつもはボランティアの付添い人が後ろについているが、先日は一人だけの様子で、ちょうど信号待ちになったので声を掛けた。

「Oさん、こんにちは」

Oさんは、ゆっくり私を見上げると、

「あ・・・、あぁ・・・???」と不思議そうな顔をする。おそらく、街で自分の名前を呼んで声を掛けられることなど無いのだろう。

私が、Oさんの顔の高さまで屈んで、「10年くらい前に、うちのお店に寄って頂いたことがあるんですよ。不動産屋です」と言うと、分かったようで、「あぁ、あぁ・・・、た・・・か・・・ま・・・つ・・・ちょ・・・う・・・のぉ・・・」と言って笑顔を返してくれた。

「今日はお一人ですか?」と訊くと、「しぃ・・・ごぉ・・・と・・・のぉ・・・かぁ・・・え・・・りぃ」とのこと。

驚いた。

収入が目的ではなく社会に参加することが目的、と解かってはいるが、五体満足な体を持ちながら働こうともせず、安易に生活保護に走る人が多い世の中で、Oさんは懸命に生きている・・・。Oさんも福祉のお世話にはなっているのだろうが、内容はまるで違う。

信号が青になったので、ひとまずそこでお別れした。

途中、Oさんの電動カートが私を追い越していく時、後ろを振り返るような感じで私に会釈してくれた。私にはそう思えたし、たぶん間違ってはいないと思う。

情けないことに、私は昨日契約したお客様の顔も名前も思い出せないことがよくあるが、Oさんの名前は10年経った今も忘れていない。

上から目線の言い方になってしまうが、社会の何処かに「自分の名前を覚えていてくれる人(自分という存在を知っている人)がいる」ということが、Oさんにとって何かの励みになってくれたなら嬉しい。
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2010年07月06日

超美人母娘さんとの会食で出た話

先日の土曜日、夕方近くになって或る奥様から電話があった。

「突然だけど、うちの娘と奥様と4人で今日夕食どう?」とのこと。

どうも何も、お母さんは超美人だし娘さんも母親の血を受け継いでるから可愛いし、願ってもないこと。いや、そういうことじゃなくたらーっ(汗)

早速うちのに電話すると、「私は夕食用に生ものを買ってきちゃったから、3人で行っといでよ」と言う。それで「うちのは行けないんで僕だけでもいい?」と訊くと、OKの返事。

それで以前も行ったことがある「千の庭」で飲み会をすることに。娘さんは来春大学を卒業するのだが、ある大手企業に就職が決まっている。応募者2千人以上で採用はたった5人、その中に選ばれたのだから相当なものである。もちろん英語はペラペラ、性格もいい。夕食会は急遽、娘さんの「就職祝い」の飲み会になった(*^^)v

実はお会いするのは初めてだが、私の携帯には娘さんの写真が入っている。先日お母さんが店にみえた時、「これがうちの娘」と見せてくれて、「可愛いじゃん」と言ったら赤外線送信してくれたのだ。

お会いしてみると、とても人懐っこくて感じが良く、「なるほど、この娘さんなら狭き門も突破できるわ」と思えた。

で、会食の時に出た話。

娘さんの古くからの友人の一人が、彼女と同じ会社の就職試験を受けていて、受からなかったのだが、それ以降、彼女が電話しても出ないしメールを送信しても返信が来なくなってしまった、とのこと。それでかなりショックを受けていたので、こう話した。

「たぶん、元々それだけの友人だった、ということじゃないかな。例えばね、あなたにとって悲しいことがあった時に一緒に泣いてくれるだけでは良い友達かどうかは分からなくて、あなたがとても幸せになった時に自分のことのように喜んでくれる友達が本当の友達だと思うんだよね」と話すと、母娘して納得してくれた。

辛い気持ちは解かるけど、真の友だちなら「おめでとう、良かったね。私の分まで頑張って活躍してね」と言うものだろう。後になって、「あの時はゴメン」と言ってきたとしても、もう元のような関係には戻らないと思う。寂しいが、人の幸せを喜べる人ばかりではないし。

私の同級生にも何人か「友達の幸せを喜べない奴」「自分より不幸な境遇にあれば付き合える奴」というのがいて、私は付き合っていない。社会人になってからも男女を問わず何人もいた。と言うより、そういう奴のほうが多い。もちろん、私も「誰の幸せでも喜べる」というワケではなく、「アイツには幸せになってほしくない」という奴がいる。ま、相手次第、ということではあるが^_^;

酒も進み、話も弾んで、娘さんが卒業後に就職先の近くで借りることになる部屋探しを依頼された。

張り切って探したいと思う。もち、下心抜きで・・・ハイわーい(嬉しい顔)



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2010年06月08日

義理堅いお年寄り

ある営業マンの訪問を受け歓談していると、ドアから中の様子を窺っている人影がある。先客がいるから、とドアを開けて入って良いものかどうか躊躇っているようだったので目を合わせると入ってきた。

見覚えのある顔だった。3〜4日前、一度来店しているお年寄りだ。その時は、「良い部屋があったら紹介して欲しい」とのことで、話を聞くと、生活保護ではないが「住宅手当緊急特別措置事業」で契約金と半年間の家賃は支給される対象者になっていて、目下、別の不動産業者で物件を紹介してもらい審査待ちの段階であるらしい。

それでいて他の部屋を探しているのには事情がある。高齢であることを理由に家主が「貸すのを渋っているから」であった。北海道から身寄りのいない東京に出てきて職探しと部屋探しから始めなければならないのは高齢の身にはキツイものがあるだろう。訊けば亡くなった奥さんの実家は岩手で、うちのの出身「藤沢町」の隣町であった。

「東京に来て、岩手と縁のある方に巡り会えるとは思わなかった」と喜んでくれたが、それと部屋探しは別である(^^ゞ

そのお年寄りが紹介された物件の図面を見せてもらったら、手狭ではあるが、かなり安くてキレイなワンルームだった。管理会社も知っているがなかなか良心的な業者である。その部屋で審査が降りるなら、うちで紹介することになる物件より良いのは間違いない。

それで・・・、

「これはとても良い物件ですよ。管理会社も審査を通してくれるよう大家さんに働きかけてくれているでしょうから、先ず審査の結果を待っては如何でしょう?。もしダメだったならもう一度来てください。その時は私が必ず探します。どこも貸してもらえない、なんてことはありませんので心配は無用ですよ」、と伝えると安心していた。

「先にオタクに伺えば良かった」とも言ってくれたが、向こうに先に行って大正解だったであろう。それが証拠に、再びの来店は・・・、

「お陰さまで審査が通りました」とのご報告であった。わざわざご挨拶に寄ってくれたのだ。そういうのは本当に嬉しい。

利益にこそならなかったが、知らない土地で難儀しているお年寄りの不安を和らげて差し上げたことで利益以上の感謝を頂いたわーい(嬉しい顔)
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2010年04月04日

良いお客様だからこそ他の業者さんをご紹介した

先日の夕方、とても感じの良いお客様が来店した。今年農工大に合格した息子さんの部屋探しだったが・・・、部屋探しの時期が遅い。訊けば後期の試験だったとかで、それで今になってしまったようだ。

顔立ちで直ぐ判ったのだが、沖縄の方であった。お母さんとお姉さんと本人との3人で、息子が東京の不動産屋に騙されないように、ということでもないのだろうが、連れ立っての部屋探しである。

それにしても、農工大、といえば府中である。それが何でうちの店に部屋探しに来たのか不思議だったのだが、試験の時は国分寺のホテルに宿泊していたとかで、今回は予約が取れず、いろいろ探して当社の直ぐ近くのビジネス旅館(ビジネスホテルではない)に泊まっていて、それで最初に入ったのが当社だったようだ。

「少しくらい遠くてもかまいません。予算は4〜5万くらいで」とのことだが、ここから遠くなるということは大学には更に遠くなる。バイトもするであろうから、できれば大学まで電車やバスを使わないで行けたほうがいい。府中市界隈は家賃が高めだが、徒歩か自転車で大学に通える範囲で数駅くらい、あるいは駅から離れれば安くなる。バスや電車を使わずに交通費が浮いた分は家賃にかけられる。そうすれば体も楽だし時間のロスも少なくて済む。払うことになるおカネは変わらないならそのほうが良い。そう説明すると納得してくれた。

それで府中方面の物件を紹介したのか、といえば・・・、しなかった。

当社で府中方面の物件も探せなくはない。ネットで検索して問い合わせて案内すればよいのだから。だが、できれば最低でも3件くらいは見て比較検討してもらいたいし、それらが別々の管理会社の物件だと当社の近所ではない分、手間も掛かる。いや、手間を惜しむのでなく、お客さんの負担にもなる。地元の不動産会社に直接当たってもらったほうが良い部屋に当たる可能性が高いし、うちがもし自分の利益に拘ったならお客さんの不利益にもなるだろう。

それで、府中で信用できる業者さんと、ここは行かないほうがいい業者を教えて差し上げることにした。けっこう年配のお母さんは丁寧にメモを取っておられて、私の言葉に真剣に耳を傾けてくださり、一緒に来たお姉さんも終始笑顔で頷いて聞いていてくださった。

最後に「うちで部屋を紹介したかどうかに関係なく、何かトラブルに巻き込まれたら遠慮なく電話してください。ただし、あなたが喜ぶような回答が出せるかどうかは分かりません。ですが、当社の管理物件でなくて直接の利害関係がない分、公正な見方ができるとは思います」と言って名刺を渡すと、とても喜んでくれた。


最近はお客さんの数も減り、お客さんは一人でも無駄にしたくはないのだが、まあ、これで良かったんだと思う。
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2010年03月15日

せっかくの申し込みも審査以前の問題で白紙に^_^;

先日、中年のとても感じ良い女性が、風呂なしの古い物件に申し込みを入れてくれた。部屋は一間幅の押入れが付いた和室6畳の1ルームで、小さな流し台と和式トイレ、というシンプルな造りで、本人は「これで充分です」と言う。審査も問題なく通ると思っていたのだが、

実は、審査以前の問題でその部屋を貸せない事情があった。家主さんが近所の人に頼まれて、建替え工事の間だけ荷物を置かせていたのである。空き部屋のハズだから「家主さんが一時的に荷物を置いていて、入居者が決まれば片付けてくれるもの」と思っていたのだが、「申し込みが入った」と連絡して初めて事実を聞かされた。

そういうのは管理会社に連絡しておいてくれないと非常に困る。うちだけの問題なら良いが他社に迷惑を掛けることにもなりかねない。

なので、最初は「ええ!?、それはヒドイや!」と思っていたのだが、こっちにも「空いてなくて良かった事情」が出てきた。

その女性、部屋探しは一人で来たが小学生の子供が2人いる。とてもじゃないが「1ルームの部屋で3人入居」は認められない。それも案内や申し込み時点では出ていなかった話で、後で聞かされたものである。本人は「自分の状況では借りられない」と解かっていたのだろう。お客さん自体は凄く感じの良い人だったので残念ではあった。


結局は双方の事情で部屋探しが振り出しに戻ってしまったが、家主さんには「3人で入居する予定だった」とは言わずに少し反省をして頂き、お客さんには「空いてなかった」とは言わずに、3人だから断られた、ということにしておいた。それで万事丸く収まるのだから(^^ゞ

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2010年02月05日

「閉店間際に来る客は」、・・・他の業種も同じだった

もう陽が落ちて、辺りは真っ暗になり、そろそろ店を閉めようか、という時間になって来店する「飛び込み客」がいる。

そういう客が成約になることはほとんどない。ここんとこ立て続けに年配の女性が部屋探しで来店したが、いわゆる「美味しくない」客であって、おそらくは他店でも対応に困ったのでは、という客である。

先ず、どういう物件を希望しているのか自身でも明確に決めてない。次いで、希望条件が高望みである。そして、予算も収入も乏しい。

その日一日「部屋探し」をしていて、たまたま「ここにも不動産屋があるから最後にもう一軒入って、何か資料でも貰って帰ろう」くらいの感覚なんだろうが、一日の最後にそういう客が来る日は、たいていは昼間は飛びっきり暇だった一日、である。暇なら暇で「そのまま終わってくれたら有り難い」のだが、そういう日に限って面倒な客が最後に来店したりする。内容の良いお客さんならかまわないし、時間が掛かっても成約に至らないのは我々の業界の常だからかまわないのだが、内容が悪かったりするとドッと疲れが出る。

我々の業種は接客に時間が掛からないからまだいい。行きつけの床屋さんに話を伺うと、いちおう閉店は7時になっていて、閉店直前に来店したお客さんの散髪をしていてもう直ぐ終わる、という8時頃になって「まだいいですか?」と入ってくる客がよくいるとのこと。

「まだいいか」と訊かれて「もうダメ」などと言えるものではない。

「明日伺いたいんですけど、仕事の関係で7時を少し回ってしまうかも知れないんですが、大丈夫でしょうか?」と事前に問い合わせでもしていてくれたなら店側も心積もり出来るものだろうけど。

店頭には営業時間が掲示されているし、我々の業種と違って「資料だけ渡してとりあえずお帰り頂く」ことも出来ない。店に入ってきたなら「冷やかし」ということはないから最低でも1時間は掛かる。そんなことくらいは客のほうでも分かりそうなものである。

普通の散髪ならまだしも、そんな時間に来店していながら「パーマお願いします」と言う客もいるんだとか。友達にはしたくないものだ。

「入り口の照明を落とすとか、『営業中』の札を裏返して『本日の営業は終了しました』とかに出来ないの?」と訊くと、「それやっちゃうと今やってるお客さんに気を使わせることにもなるし・・・」と言う。

たしかに、椅子に座って直ぐ別の従業員が外の看板なんかを仕舞い始めたら落ち着かないものだし、二度と来なくなるかも知れない。

田舎にいた高校生の頃、兄貴の行きつけの床屋に6時半に行って店に入った途端、オヤジから「すみませんね、今日はもう終わりなんで」と断られたことがある。「子供なんで馬鹿にされた。めんどくさいと思われた」ように感じて二度と行かなかったが、今思えば、そのオヤジの言ってることは間違いではなかったのかも知れない。

「本当は決められた時間(組合の規定)より長く営業しているとマズイんですけど、景気悪いから一人でも逃したくないし・・・」とも。

飲食店のように「ラストオーダー◎◎時」とはいかないようだ。

いずこも同じで、閉店時間ギリギリや、そのお客さんをやってる最中に客が入って来る日というのは昼間は全く暇だった日がほとんど、ということ。朝からずっと忙しくて「終わったのが9時半」というなら全然疲れないとのことで、その気持ちは実によく解かる。

話を聞いていて、「そっか、我々の業種はまだ幸せだったんだ・・・」と、申し訳ないが思ってしまった。
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2010年02月03日

ある相談事の報酬

あるお客さん(男性;以下Kさんとする)から、日ごろ相談を受けたり愚痴を聞いたりしていたのだが、昨日、面白い展開になった。

Kさんは現在「離婚」間近で、その最大の理由というのが「奥さんの浮気」であった。元々「離婚するつもり」でいたところに奥さんの浮気が発覚したのだから、Kさんからすれば「渡りに舟」であった。

浮気相手から慰謝料をもらって、それから離婚しようと考え、私にも何度か相談し、最終的には弁護士に依頼して、浮気相手から「150万支払います」との回答を引き出していたのだが・・・、

私に「もっと取れませんかねえ。妥当なトコですかねえ?」と訊く。

「あまり欲はかかないほうがいいと思うよ。相手の気が変わらないうちにサッサと受け取ってケリをつけたほうが落ち着くでしょ」と言うと、上積みに未練はあったようだが「じゃ、そうします」とのこと。

それで、Kさんとは10年来の付き合いで互いに気心は知れているから、こう言ってやった。

「さんざん相談に乗ったんだから、慰謝料が入ったら奢んなよ」と。

すると・・・、

「うん、分かったよ。なら





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2009年12月06日

好きなように料理してやってください

先日記事にした、ワケありのお客さんが紹介してくれた「もっとワケあり」のお客さん、先日、案内して申し込みをもらったのだが・・・、

「昨年の源泉徴収票(収入証明)が出せない」とか「年収は、不動産の仕事も含めての話で、そっちは収入証明が出せない」とか、先方の管理会社から「イマイチ内容が不透明なので本人に一度来店してもらってくれ」と言われて「そんなうるさいこと言うならもういい」とか言い始めて、さて、どうしたものか、と思っていると・・・、

管理会社の女社長から電話があった。以前は当社の並びに店が有ったので私は年中お茶を飲みに行っていて、その社長とは旧知の仲で何でも遠慮なく話せるから、裏ではこんな遣り取りをしていた。

「その人、こないだ見せた3DKでなくちゃダメなの?」
「べつに、かまわないと思うけど・・・」

「だったら西砂(立川市の中では僻地)にレンガタイル貼りの3DKがあって、そっちのほうが2万以上も安いんだけど、そこまで引っ込めないかなあ?」
「そんなことないと思うよ。安けりゃ安いほどいいんじゃないかな」

「なら、そっちにしてよ。うるさいこと言わないで審査通すからさ」
「審査を通してくれるならそっちでいいな、今度見せてやってよ」

で、数日前、その僻地の物件を案内したら一発で気に入って契約する事になった。実は最初に申し込んだ物件は広告を打てば直ぐ決まる物件で、後のは何度広告を打っても決まりそうにない物件である。それでも本人たちが気に入って申し込んだのだから問題は無いが。

だいいち更新をせず退去する期限までに10日ほどしかなかったのだから、あれが嫌だ、こうしてくれ、などと言えたものではないのだ。

まあ、管理会社からすれば、そっちで申し込んでくれるならワケありでも何でも審査を通すつもりだったろうし、私も「自分の置かれた立場や状況が解かってなくて贅沢ばかり言っている」のと「そんなの聞いてないよ!」という話を後になってぽろぽろ出してくる客にそろそろ愛想がつき始めていたので、女社長にこう言ってやった。

「かまわないから、好きなように料理してやってください」、と。

もし、物件が気に入らなくて、或いは管理会社から断りが入ったなら、日にちも無いことだし以前見せて気に入らなかった当社の貸家に決めるしかなくなるので、私としてはどちらに転んでも良かった。その時は調理人が代わるだけのことである。ま、そういう客だ(*^^)v

そのことを後でワケあり紹介者に話すと、腹を抱えて笑っていた。

2万以上安い物件にはなったが、それでも手数料は8万近く入る。それで、近く紹介者とその旦那さんにご馳走することになった。

客はいいように料理され、紹介で儲けた不動産屋は宴会をひらく。

めでたし、めでたし、であるわーい(嬉しい顔)

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2009年11月27日

間違えるか〜?ふつう!

76歳の高齢男性が来店した。年齢の割にはシャンとしてはいたが、とにかく強烈なニンニク臭で、少し話していただけで鼻から脳天に抜けるような頭痛がしてきたし、涙目にもなってきた。

生のニンニクでもかじったのだろうか、餃子なんかではあそこまでは臭わないと思うのだが、正直、商談どころではなかった。

私自身は、商売をしているので基本的に(翌日が定休日の)火曜の夜だけしかニンニク料理は食べない。それ以外はニンニクの入った料理は極力食べないようにしているのだが、たまに入ってしまっていることもあって焦ったりする。だから店にはモンダミンを常備している。ま、一口食べて「ニンニク入り」と気付いても平らげるが^_^;


そのお年寄り、月17万の年金が入るとかで「予算は5万まで 風呂は無くてもいいから安いほど良い」とのこと。身寄りは無いが生活保護は受けていない。

3万の風呂なし物件を紹介すると「ああ、これで充分」と言う。物件は現空だが、車で案内する距離ではない。と言っても、見かけは実年齢よりずっと若いが、歩くのは相当遅い。左右の足を5センチずつ小刻みに前後する歩き方なので徒歩での案内はキツイし、お年寄りを待たせて駐車場まで車を取りに行ってくるのには10分くらい掛かるし、それに、あのニンニク臭である。悩んでいると・・・、

「これ、場所わかるから、先ず自分で外側を見てくるよ」とのこと。

助かった!、である。

それでも、お年寄りが出て行った後、直ぐに家主さんに電話して、「こういう内容のお客さんなんですが、もし申し込みが入ったら受けて宜しいでしょうか?」と伺って、了解を取り付けていた。

翌日お年寄りから電話があった。室内を見たいと言う。

次の日に現地で3時に待ち合わせることにして、私は約束どおり3時にアパートの前で待っていたのだが・・・、待てど暮らせどお年寄りは現れない。携帯を持っていないので連絡はつかない。

ひょっとして、店で待ち合わせ、と勘違いしている可能性もあるので一旦店に戻ってみたが、店の前にもいない。自宅に電話してみたが出ない。ということは、やはり遅れてアパートに向かっているのか、と思ったのだが、アパートには現れなかったようだ。

どうして判ったか、というと、家主さんが大工さんで、今、アパートの改修工事をしていて一日中そのアパートにいたから、ということと、夜になって私がお年寄りに電話して訊いたから、なのだが・・・、

私が「アパートの前でずっと待っていたのですが・・・」と言うと、それまでと打って変わって話す速度がゆっくりになった。

「ああ、まちがえてほかのとこにいっちゃったみたいで・・・」だと。


有り得ない言い訳、である。そのお年寄りが物件の場所を間違えることはない。長年地元で暮らしていて土地勘もあるし、前日に下見してその物件の特徴を私に話していて実際と合致しているのだから。

「他の不動産屋に行っちゃったんですか?」と念押しして訊くと、

「あ・・あ・・、ああ、そうかもしれない・・・」とのこと。

「行っちゃった」と言うより、「逝っちゃった」のほうが適切か爆弾

ここまで読むと、「その年寄りは呆けが入っているのでは」と思われるだろうが、頭は普通に明晰で、縞々健忘症でもなさそうである。

要は、「何股もかけている」のである。私が「現地で待っていた」と話しても「申し訳ない」という雰囲気でもない。かと言って、呆け老人を装っているのでもない。一言で言えば、「不動産屋を何とも思っていない」というのが一番当たっていると思う。

「どうしますか?、明日ご覧になりますか?」と訊くと、「そうだね・・、みてもいいけど・・・」とのこと。なんか、嫌な言い方である。

「なら、現地で家主さんが工事しているから一声掛けて見せてもらってください」と言うと、「ああ、そうだね・・・」と気乗りしない返事。

そうは言ったものの、このお年寄りが回りまわってその物件に申し込みをしてきたとしても審査は通せない。いろんな意味で怖いから。
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2009年11月09日

ワケありの人が連れてきたワケありの客

当社で既に6回も部屋を契約してくれたTさんから、「ワケありの友だちを連れて行くから、部屋を紹介してあげて」と電話があった。

そういう本人もワケあり、である。入籍せずに13年も付き合っている旦那がいる。その旦那には女房がいる。だからワケあり、なのだが、私はその前から知っている。旦那と知り合ったのは私とより後だ。

あ・・・、私とはそういう関係ではないので誤解なきようふらふら

Tさんが当社でしか部屋探ししないのは、「他に行くと最初から説明をしないといけなくなるから」なのだが、私とは阿吽の呼吸で互いの心情や考えを解かり合える。それが何より嬉しい。

私は「ワケあり」のお客さんが好きだ。なぜなら、自分の置かれている状況が解かっているのでアドバイスを素直に受け入れてくれるから。時には我侭の凝り固まりのような人もいるが、わりと少ない。

で、連れて来たのは52歳の無職の女性。28歳になる娘がいて、来年2月に出産予定の、言わば出戻り娘。旦那はタクシー運転手で、奥さんとは別居1年半だが離婚は成立していない。二人は旦那が奥さんと別居した後に知り合っている。その顔ぶれで暮らそうというのだからややこしい。それでは他の不動産屋には行きたくないのも解かる。現に、他の不動産屋を当たってみたが不調に終わり、Tさんに相談して、「だったら、ワケありでも相談に乗ってくれる不動産屋を紹介してあげるよ」と連れてきたものだ。私は「ワケあり専門」ではないのだが、このご時勢、紹介そのものは非情に有り難い。

当初は、娘の話、しかも「ポンポコリン」のお腹のことは聞いていなかったから2DKの部屋を紹介するつもりだったが、3DK以上は必要になるので方針変更。2件案内したうちの1件を気に入ったので、まさに今日、旦那が見て気に入れば申し込みが入る・・・、たぶんたらーっ(汗)

私はその女性のことはよく解からない。だが、Tさんのことは今までの付き合いで全面的に信頼している。だからその友人も信用する。

ちょうどお昼頃になったので私の奢りで一緒にランチをする事になり、食べ終えてレジで支払いした後に、二人に向かってこう脅した。

「飯まで奢ったんだから、まさかこれで申し込まないとかキャンセルとかは無いよね。もしそんなことしたら後が怖いよ」、と。

100%決まる確信があるからそんな冗談も言えるが、酷い不動産屋があるもんだわーい(嬉しい顔)

でもって、申し込みが入ってからが私の本当の仕事になる。

物件は当社の管理物件ではないから、上手く元付(管理)会社に説明しなければならない。ふだん仲良くしている同業者だが、正直に内容を話して、その上で不審に思われずに審査を下ろして頂けるよう細心の注意を払い、契約時には付き添う必要もあるだろう。

まあ正直なところ、契約期間である2年間借りているかどうかは微妙であろう。そのあたりは同じワケあり(実情は不倫)であっても「どちらかが死ぬまで添い遂げる」であろうTさんとは基本的に違う。

それなりに難しい条件があるものの、最初から本音でボロクソ言い合って、とても気分良く仕事ができた。きっとTさんは友人に「心配しなくても大丈夫だよ。その不動産屋だって不倫から結婚してるから」くらいに話してあったんだろう^_^;


契約が無事に完了して仲介料が入ってきたなら、私より遥かにグルメなTさんに、今度は少し豪勢な食事でも奢ってあげようと思う。
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2009年11月08日

せっかく来店してくれたけど・・・

店番をしていたら、珍しく若いカップルが来店・・・したのだが、

二人ともジャージ姿で、彼氏のほうは見るからに水商売。どこで知り合ったか彼女のほうは素朴で可愛い女の子。スレてもいないふう。

彼氏の職業は、私でなくても、誰が見ても判る。ホスト、である。ただ、話していると感じもいいし、けっこう将来を見据えていて、自分はいつまでも現役でやる気はなく近々店を持つ予定、とのこと。

ジャージ姿・・・、さっきまでこの格好で家で寝てました、という雰囲気も良くないが、座る姿勢も良くない。足を大きく開いて少し斜めにもたれかかっていて私を正面から見ない。

私は、早々に「この二人の部屋探しはしない」と決めて、部屋探しで不動産屋を訪れる時の心構えだけ教えることにした。挨拶の仕方、最低限のマナーとも言える服装や言葉遣い、椅子に座る時の姿勢、そして何より、「ドアを開けて入ってきた時から審査が始まっていて、それは申し込みをするかどうかに関係なく、それ以前に、紹介してもらえるかどうかが懸かっている」、ということを丁寧に教えてあげた。

もちろん、言って聞かせても無駄、というような相手ならそんな無駄なことはしない。ちゃんと理解する謙虚さは持っている、と思えたからそうしただけである。もっとも、説教している私が営業中もジーンズ姿なんだから「お前が言うな」くらいの話ではあるのだがたらーっ(汗)

それでも二人は私の話を頷きながら聞いていて、店を出る時には丁寧にお礼を言って出て行った。根は気のいい青年なんだろうが、うちの物件を紹介するのも他社に紹介するのも躊躇われる。

おそらく、一度家に帰って出直して、どこか別の不動産屋に行って部屋を決めることになると思うが、私は全然それでかまわない。
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2009年10月19日

昨日は珍しく寝つきの良い日に

昨日は、珍しく多忙な一日になった。

先ず朝イチで、当店で一番のお得意様が「帰省土産」を届けに来てくださった。うちのと同郷の岩手ご出身で、女性ではあるが私とは遠慮なく下ネタも話せる間柄で、既に当社で6回も部屋を借りてくださっている。途中更新契約のお客様がご来店して中座したが、お昼ごろまでいろんな話で盛り上がっていた。ストレスがいっぺんに発散されるので非常に嬉しい。もちろん、お土産も・・・(^^ゞ

午後からは、以前うちの管理物件に入居していたFさんのご来店。以前どころか、つい数ヶ月前に退去したばかりで、一昨日、「以前◎◎ハイツをお借りしていたFですが」と電話があった際には、(そんなハズは無いのだが)敷金清算のクレームかな、と思えるくらいのタイミングでドキッとした。と言うか、以前Fさんが入居していた部屋はまだ入居者募集中である。それくらい退去から間が無かった。

一旦は郷里の青森に帰ったFさんだったが、一度東京で暮らした後は青森の暮らしには馴染めず、東京よりもっと職に就くのが困難ということもあって、逆Uターンすることになった。それで夜行バスで再上京し、部屋が決まったら直ぐ青森に戻って荷造りをするとか。

なので、現在は無職で、これから職を探すのだから本来はどの不動産会社に申し込みを入れても審査が通るかどうか微妙である。しかも、猫がいる。だが、以前うちの管理物件に入居していた6年間で滞納したことは無い。その実績は大きい。もちろん、それはうちだけに通用する信用で、他社にとっては信用基準たりえない。Fさんもそれが解かっていて再び当社を訪ねてくださったのだ。

以前の部屋もまだ有るが、「どうせなら心機一転を」、ということで以前より広めの1DKを紹介する事にした。バス・トイレ別でエアコン付きの2階の角部屋で、家賃は43000円。駅からはバス便だし築年数は古いが、買い物便は良く、環境も静かである。一発で気に入ってもらえて申し込みを頂いた。

家主さんに電話して、「ペットを飼育する場合、敷金は+1ヶ月ということになっていますが、こういう事情で初期費用を抑えたいので、そのまま敷金1ヶ月でお願いできますでしょうか?」とお伺いすると、「ああ、結構ですよ」と快諾してくださった。現在無職であることも話したが、過去の支払い実績のことも説明したので「(私を)信頼してますから大丈夫ですよ」と仰って頂けた。もちろん、当社の直のお客様なので家主さんの広告代負担が無いことも大きい。あ、これは業者にしか解からない話ではあるが・・・^_^;

家主さんにもFさんにも喜んで頂けたので私としても気持ち良い。

で、その後すぐ、別の更新契約のお客様。こちらももう14年入居して頂いているので気心は知れている。「たしか京都の裁判では・・・」などと更新料について疑問を投げかけられることもない。ご存知であっても口に出すような人でもないし。

まあ、同じ疲れでも、暇で疲れるより忙しくて疲れるほうがずっと楽である。しかも一日に4人と接して、全員が「互いに解かりあえて信頼関係が成り立っている」人で、こういう日は年間に何日も無い。

良いお客様のおかけで、昨晩はとても寝つきが良かった眠い(睡眠)
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2009年05月10日

「待っていた男性」の、その後

4月20日付けの記事「待っていた男性」の、その後(結果)です。

先日、改めて来店してくださって、こういう流れになりました。

裁判を起こしていて、裁判所の調停で「地主に対して新たに保証金として200万を支払う」ことで合意したものの、所謂「ケチが付いた」物件には住みたくない、ということで自分たちは住まず転売することにしたそうです。

私が、「200万支払ってでもその物件に住んだほうがいい」「売るなら、千葉の物件であれば地元の優良な業者に依頼したほうがいい」との理由で売却の依頼を受けなかったことで、「直ぐ売却できる」と言っている業者に依頼して、売れる目処は立っているとか・・・。

ただし、その業者は「正規の仲介料とは別に100万の手間賃を要求している」業者なので、私としてはあまりお薦めはできませんし、「直ぐにでも客が付く」という話も眉唾では、と思うのですが・・・。

それでも、自身の落札価格よりいくらか高く売れそう、ということでマイナスにはならないので依頼するようです。

で、改めて、「多摩地区で中古の一戸建てを探して欲しい」との依頼がありましたが、私は以下の理由で辞退しました。

一、しばらく、そう、半年くらいは冷却期間を置いたほうがいい
一、予算的にかなりキツイ(正直、碌な物件にしかならない)
一、中途半端な中古住宅を買えば後々の維持費が高くつく
一、その歳で不動産(中古住宅)を買わないほうがいい
一、老後のことを考えたら不動産でなく現金で持っているのが最善

わざわざピンポイントで千葉からお越しですし、「定年後、せめて家内を持家に住ませてやりたい」、と考えたとしても当然ですが、年齢的に住宅ローンが組めないので現金購入になります。伺うところでは、その男性の貯蓄のほとんどが住宅購入に消えていきます。

そのあたりは充分に説明したつもりですが、男性の意志は固く、直ぐにでも購入したい、とのことでした。もちろん、このまま賃貸だと「年老いて貸してくれる部屋があるのか」という不安もあるでしょうが見通しは明るいのです。近い将来、高齢者向けに賃貸市場は必ず整備されます。私の見込みでは3〜5年くらい、てトコでしょうか。

夫婦で共に手を携えて生きてきて、「最後は持家を」というお気持ちは痛いほど解かります。正直なところ、うちで紹介して決まれば購入予算からして60万くらいの手数料にはなりますから有り難いです。

ですが、気が進まないのです。綺麗事と言われようと、気が進まない仕事で利益を得たくありません。これがもし、半年後に訪ねてきて改めて依頼されたのならゴチャゴチャ言わずに受けるでしょうが。

これ、意見は申し上げましたが私の考え方を押し付けるつもりはありません。私は「こうしたほうがいいと思いますよ」と話しただけで、「こうしなさい」とは強要していません。決めるのはご本人ですし。

何年か後に、「あの人が言っていたのはこういうことだったのか」、と気付く時がくるでしょう。その時があればまたご相談に乗ります。


プライベートでもよくありますね。感情的にもつれて大きなトラブルになってしまうと何を言っても理解できないものですが、何年か経った時に、「あ、こういうことだったのか・・・」と気付いたりして。

ま、それでは遅いですし、気付かない人、気付こうとしない人、気付いても自説を曲げない人、いろいろいるでしょうけど・・・。

さて、誠実を絵に描いたようなこの男性と奥様、どうか幸せになって頂きたいもの、と心から思います。嫌味ではなく本当に、です。
posted by poohpapa at 07:23| Comment(2) | お客さん | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする