2007年06月27日

「悪徳」、詐欺師になる

ある若いご夫妻の引越し立会いに行ってきた。そのご夫妻とは最近とみに交流が生まれていて、互いのプライバシーなども包み隠さず話せたりする。その中で、奥様のお母様の話が出た。

奥様のお母様は本当に「お嬢様」のご出身で人を疑うことを知らず、困っている人がいると自分の損得は考えず「助けて差し上げよう」と考えてしまう人で、よって常に「お母様から援助を引き出したい人」が周りに溢れることになる。もちろん、資産家である。

このままでは、「いつか全財産が消えて無くなってしまう」とのことで、今回、娘さん夫妻がお母さんと同居することになった。

引越しの前にご挨拶に寄ってくださった際、私はこう持ちかけた。

「私も、これから独立するのでお金が要ります。引越し立会いの時にお母様もおみえになるなら、お母様を騙して300万円ほど援助を引き出したいので、一緒に協力して頂けませんか?」、と。

で、昨日、立会いに行くと、噂に聞いていたお母様もいらっしゃった。

一言で言えば、「物凄く可愛い女性」である。あれほど気品が漂っている女性を久しぶりに見た。悪意が全く感じられない「天使」のような人である。その「天使」を、これから騙そうというのである(*^^)v

一通り立会いのチェックを済ませた後、いよいよ詐欺の実行に移っていった。もちろん、ターゲット以外の3人全員が仕掛け人であるわーい(嬉しい顔)

私がさも具合が悪そうに「いえね、私もついに臓器の移植を受けないといけないんですよ。このままでは長く生きられないみたいで・・・」と言うと、何の疑いもなく心配そうに「それは大変ですわね」とお顔を曇らせる。「ええ、手術はアメリカで受けることになるので、渡航費用だけでも何やかやで300万はかかるんですが、自分ではその費用が捻出できないので、移植は諦めないといけないかな、と思っていまして・・・」、と私も更に暗い口調で続けると・・・、

前もって話してあったのに、娘さんご夫妻も真顔で「ああ、そうだったんですか・・・?」、と心配そうに私の顔を覗き込む。

「オイ、皆で騙そうと打ち合わせしていたのに、信じてどうする!」

との心の声を飲み込んで更に続けようと思ったが、娘さんご夫妻も私の話を信じてしまってるから、それでは最早冗談じゃなくなってしまうので、ここでタネ明かしすることに。4人で大笑いしたが、あれではどんなセールスが訪問しても全部お買い上げになるに違いない。


そのお母様、私の現状を娘さんから伺っていらっしゃったのであろうか、私に、「これ、お守りね」と仰って、高幡不動尊の「厄除け開運」ストラップをくださった。私は、その善意の塊のようなお母様を詐欺に引っ掛けて大金を騙し取ろうとしたのである(爆)

詐欺は未遂に終わったが、今は、そういう「ちょっとした心遣い」が何より嬉しい。頂いた「お守り」は常に身に着けていたい、と思う。
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2007年06月24日

人柄がいい、ということは得なもの

リサイクルショップを何店かハシゴして、店のお客さん用の椅子を探している最中に携帯が鳴った。このお嬢さんからだった。

「凄く言いにくいんですけど・・・、今、うちのアパートの角部屋が空いてますよね。そこに移らせてもらえますでしょうか?」と訊く。

「ルームクリーニングの費用を負担して頂けるならOKですよ。家主さんには私から話しておきますね」、とは言ったものの、ひとつだけ問題があった。それは・・・、

彼女の部屋の賃料は6万2千円。角部屋も当初は6万2千円だったが、長く空室になっていたので家主さんと相談して次回の広告から6万に値下げすることになっていた。だからと言って、彼女の家賃を値下げする訳にもいかない。真ん中の部屋から角部屋に移ったのに契約途中で値下げするのでは、家主さんからすれば納得いかない話だろう。一方、値下げした広告を見て申し込みを入れてきた別のお客さんは6万で入居することになって、それは何とも不公平で不合理だ。

そこで、彼女にその辺の事情を話して「値下げしない」ことの了解を求めると、快く「私の勝手な事情なので、かまいませんよ」と言う。
ちゃんと話が通じるのは有り難い。

なので、私も少しだけ譲歩することにした。

「契約書を結びなおす必要が有るけど、手数料無しでいいからね」

性格が良くて欲の無い人は、結局、得をする。皆が味方するからわーい(嬉しい顔)
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2007年04月29日

俄か家主

30代前半の男性が来店して、珍しい依頼をされた。

「私は旅行が好きで、仕事でも良く海外に出張するんですが、来月から3ヶ月留守にするので、その間誰かに貸せませんかね」と言う。

家具も適当に使ってもらって構わない、とも言うが、要は「又貸し」である。当然に契約書でも禁止されているハズだから断ると、「先月借りたばかりで、家賃が57000円もするから3ヶ月も空けてるのに家賃を払うのはバカらしいんで1ヶ月だけでも使ってくれたら有り難いんだけど・・・」と重ねて頼むが、ダメなものはダメだ。使っていないのに家賃を払うのはバカらしい、と思う気持ちは解からないでもないが、家を空けるのは自分の勝手であって家主さんのあずかり知らない話、である。

「そういう話なら管理会社に相談してみてください」と伝えて帰ってもらったが、もちろん、管理会社や家主さんには内緒であって契約違反であることも承知しているからこそ別の不動産屋に来ている、と分かってはいる。そんな話に迂闊に協力しようものならこっちが管理会社や家主さんから訴えられかねないし、信用にも傷が付く。

「何かあったら私が責任を持ちます」と言われても、トラブルが発生したなら、その客が全責任を負うことはないだろう。起こり得るトラブルの予測が出来てないから軽々しくそんなことが言えるのだ。

55年生きてきて、今までに「何かあったら私が全て責任を持つ」と言われて「本当に全責任を取ってくれたこと」はただの一度も無い。

だいいち「お客さんを紹介してくれ」とは頼むが「仲介料の話」は一切出ない。いや3ヶ月丸々借りてくれる人が見つかったとしても、その家賃の中から払えるワケがない。そんなに都合よく短期の客が見つかるものでもない。素人だから業界のルールを知らなかった、というのでなく、結局は目先の自分のことしか考えていない、と分かる。


その客が出て行った後、塩でも撒きたい気分だった。
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2004年03月03日

援助交際求む

posted by poohpapa at 13:32| Comment(0) | お客さん | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする