ふだん付き合いが無い隣町の同業者からFAXが流れてきた。
おそらくは、組合員名簿を基に近隣の全業者宛に送信したもの、と思われるが、下記のような内容であった。
「以下の者、既に当社を退職しており、当社とは一切関係が有りません。したがって、以後、この者と貴社との間でいかなるトラブルが発生したとしても、当社は一切の責任を負いかねます」というもので、一人ではなく2人、しかもご丁寧に顔写真付きである。
在職中に不正を働いた、とか、お客さんや会社に多大な損害を与えた、ということであって、会社は「刑事告訴も辞さない」くらいの考えでいることが判る。これが「僅かばかりの会社のカネを横領した」くらいの話なら、身内や会社の恥を晒してまでFAXはしないだろう。
実際にFAXを受け取った側からすれば、その時「へ〜」と思うくらいで、例え明日この者たちが面接に来たとしても気が付かないに違いない。ただ、そこまでしたくなる会社の気持ちはよく解かる。
私も時折FAXで回覧を廻すことがある。悪質な出入り業者とか客や入退去者の情報などで、そういう情報は業者間で互いに共有した方が良い、と思っているからで、悪質な人間の個人情報保護にまで配慮してなどいられない。我々にとってはまさに死活問題である。
だが、人のことばかり言ってもいられない。明日、うちの社長が私のことを「当社とは一切関係ない者であって・・・」と近隣業者にFAXを流していないとも限らないのだから(爆)
2006年01月25日
2005年11月04日
今時珍しくいい業者さんだなあ・・・(*^^)v
調布の築浅アパートに、地元の業者さんから申し込みが入った。
国立大学の大学院に通う男子学生2人組であった。部屋は2LDKで南に面してLDKと6畳の和室、北側に6畳の洋間、廊下もあって風呂は全自動、トイレはウォシュレット、TVドアホン、AC2台、下駄箱付き、収納もタップリあって、バルコニーは4間幅もある。
即入物件であるが、今住んでいるアパートの退去予告の関係で、1ヶ月先からの日割り発生にしてもらえないか、という交渉が入った。家主さんにお話すればOKして頂けるのは分かっていたので、「たぶん大丈夫ですよ」と答えて、しばらくして、家主さんの了解が取れたのでその旨電話すると、業者さんは意外な話をしてくれた。
実は、学生達からはもう一つ交渉事の依頼があったものの、業者さんが後で上手く断るつもりだった、と言うのだ。それは、「敷金2ヶ月を1ヶ月にしてもらいたい」というものだった。業者さんは私に、「日割りの発生を1ヶ月も先にしてもらって、その上に敷金までマケろ、と言ったのでは下りる審査も下りなくなりますよね。交渉事はどちらか一つに絞るべきだと思います。せっかく気に入った部屋も欲をかいたが為に借りられなくなったら詰まらない話です」、と言う。
それはふだん私が「お客様に話している内容」でもある。その業者さんは学生達に、「いちおう交渉してみますが、たぶん無理だと思うので期待しないでください」と伝えて帰ってもらったとか。もちろん、そのことは私には伝えないつもりだった、とのこと。話の弾みで打ち明けてはくれたが、余計なことを頼んで話を壊してしまったら元も子もないし、私には伝えず「話してはみたけどご容赦頂きたいとのことです」と話すつもりであったと言う。もちろん、その業者さんは不親切でそうしているのではない。客の為を思って、のことである。
他社の管理物件を横取りしようとする業者や、礼金を上乗せして自社だけ荒稼ぎしようとする業者は多く、辟易してもいるから、こういうマトモな業者さんとお付き合いが出来るのはとても気分が良い。
少しだけ、運気が上昇傾向になってきたような気がする。
国立大学の大学院に通う男子学生2人組であった。部屋は2LDKで南に面してLDKと6畳の和室、北側に6畳の洋間、廊下もあって風呂は全自動、トイレはウォシュレット、TVドアホン、AC2台、下駄箱付き、収納もタップリあって、バルコニーは4間幅もある。
即入物件であるが、今住んでいるアパートの退去予告の関係で、1ヶ月先からの日割り発生にしてもらえないか、という交渉が入った。家主さんにお話すればOKして頂けるのは分かっていたので、「たぶん大丈夫ですよ」と答えて、しばらくして、家主さんの了解が取れたのでその旨電話すると、業者さんは意外な話をしてくれた。
実は、学生達からはもう一つ交渉事の依頼があったものの、業者さんが後で上手く断るつもりだった、と言うのだ。それは、「敷金2ヶ月を1ヶ月にしてもらいたい」というものだった。業者さんは私に、「日割りの発生を1ヶ月も先にしてもらって、その上に敷金までマケろ、と言ったのでは下りる審査も下りなくなりますよね。交渉事はどちらか一つに絞るべきだと思います。せっかく気に入った部屋も欲をかいたが為に借りられなくなったら詰まらない話です」、と言う。
それはふだん私が「お客様に話している内容」でもある。その業者さんは学生達に、「いちおう交渉してみますが、たぶん無理だと思うので期待しないでください」と伝えて帰ってもらったとか。もちろん、そのことは私には伝えないつもりだった、とのこと。話の弾みで打ち明けてはくれたが、余計なことを頼んで話を壊してしまったら元も子もないし、私には伝えず「話してはみたけどご容赦頂きたいとのことです」と話すつもりであったと言う。もちろん、その業者さんは不親切でそうしているのではない。客の為を思って、のことである。
他社の管理物件を横取りしようとする業者や、礼金を上乗せして自社だけ荒稼ぎしようとする業者は多く、辟易してもいるから、こういうマトモな業者さんとお付き合いが出来るのはとても気分が良い。
少しだけ、運気が上昇傾向になってきたような気がする。
2005年10月29日
この会社も変わってしまったんだ・・・
この記事の下のほうに書いた一件で動きがあった。
昨夕、そろそろ帰ろうか、と思っていた時、仲良くしている業者から電話が掛かってきた。「メゾン○○○って、オタクで管理してましたよね。さっきTリバブルさんから図面がFAXされてきたんだけど、家賃が7万3千円になってるんですよ。オタクは7万て言ってたから、これじゃ混乱が起きるよね」というのである。
その家主からは「Tリバブルにも依頼した」という連絡を受けているから、他社に頼むこと自体は問題は無い。幸い、当社の方が安いから私は構わないし、そのままTリバブルが広告を出せばTリバブルが恥をかくことになる。かつては、同じ家主で私が逆の立場に置かれたことがあって、とても不快な思いをしたこともあるから、Tリバブルに電話をした。もちろんクレームなんかではない。率直な情報提供である。
私が仲良くしていた担当者は現在荻窪店に応援に行っていて不在であって、電話には若い女性担当者が出た。ハッキリ言って、以前のTリバブルとは全く別の会社になっていた。私の予想通り、家主が言うような「Tリバブルからどうしても、と頼まれたから」という話でないのは判ったが、「そんなの勝手でしょ!」という雰囲気である。
「そちらが7万で受けているなら、うちも家主さんに交渉して7万で広告出しますから」と言うが、こちらがフェアに仕事したいと願っているのに、Tリバブルの担当者には真意が伝わらないようだ。
「家賃7万3千円と共益費2千円のTリバブル」に問い合わせたお客さんと、「込み込み7万の当社」に問い合わせたお客さんで、5千円もの開きがあったのでは不合理であろう。そのことは、うちが家主に「向こうも7万にしてやってください、と申し出る話」でもない。
担当者に「オタクには専任で話がありましたか、一般ですか?」と訊くと、「そんなの関係有りませんでしょう。うちは依頼を受けた業務をこなすだけですから」とも言う。関係ないワケがない。その家主は二枚舌だから、Tリバブルに専任で依頼していながら私にも働かせようと考えていることも有り得る。そのことで何かトラブルが発生したなら「私はよく解からなかったもので」と逃げるであろう。
「とくに取り決めてないとしたら一般媒介ですね。広告代の負担はどうします?」と訊いてみると、「うちは一般でも広告代は全額当社負担で出しますよ」とのこと。大手さんは強い。一般でなら、広告を打っても他社で決まることも有り得る訳で、その場合、広告代が持ち出しとなって経営的には苦しい。何より、家主が家賃収入を得るための費用を不動産屋が全額負担しなければならないのは不合理である。ふだん私がしているように「一般の場合、広告代は、当社で決まれば全額当社負担、他社で決まった場合は家主さん負担」というくらいが妥当であろう。潤沢な資金力を持つ大手が「専任も一般も全部会社負担」で対応してきたら、弱小業者は太刀打ちできない。他の面で弱小の良い面があっても、たいていの家主は目先の利益に走るものである。社会経験が浅い、ということもあるのだろうが、所詮は会社のカネ、コスト意識も持ち合わせていないようだ。
担当者は「うちも一軒でも管理物件は欲しいですから」と言う。
以前はそんな会社ではなかったが、話していて、「もうTリバブルとは親しくは付き合えないな」と感じた。
昨日、仲間の業者2社から「7万なら明日案内するお客さんで決まると思いますよ」との連絡も入っている。最近の値下げした広告でなく、以前の7万6千円の広告での反響だから、「7万になる」なら可能性は高いだろう。もしそうなると、Tリバブルもこの家主に振り回されたことになる。それでも大手だから気にもしないだろうが、なりふり構わずで受けることは、業界全体の利益にはならない。ではあるが、私がTリバブルの社員教育をする義務もない。
で、この家主とは別の事件も起きていて、それも後日記事にしたい。
昨夕、そろそろ帰ろうか、と思っていた時、仲良くしている業者から電話が掛かってきた。「メゾン○○○って、オタクで管理してましたよね。さっきTリバブルさんから図面がFAXされてきたんだけど、家賃が7万3千円になってるんですよ。オタクは7万て言ってたから、これじゃ混乱が起きるよね」というのである。
その家主からは「Tリバブルにも依頼した」という連絡を受けているから、他社に頼むこと自体は問題は無い。幸い、当社の方が安いから私は構わないし、そのままTリバブルが広告を出せばTリバブルが恥をかくことになる。かつては、同じ家主で私が逆の立場に置かれたことがあって、とても不快な思いをしたこともあるから、Tリバブルに電話をした。もちろんクレームなんかではない。率直な情報提供である。
私が仲良くしていた担当者は現在荻窪店に応援に行っていて不在であって、電話には若い女性担当者が出た。ハッキリ言って、以前のTリバブルとは全く別の会社になっていた。私の予想通り、家主が言うような「Tリバブルからどうしても、と頼まれたから」という話でないのは判ったが、「そんなの勝手でしょ!」という雰囲気である。
「そちらが7万で受けているなら、うちも家主さんに交渉して7万で広告出しますから」と言うが、こちらがフェアに仕事したいと願っているのに、Tリバブルの担当者には真意が伝わらないようだ。
「家賃7万3千円と共益費2千円のTリバブル」に問い合わせたお客さんと、「込み込み7万の当社」に問い合わせたお客さんで、5千円もの開きがあったのでは不合理であろう。そのことは、うちが家主に「向こうも7万にしてやってください、と申し出る話」でもない。
担当者に「オタクには専任で話がありましたか、一般ですか?」と訊くと、「そんなの関係有りませんでしょう。うちは依頼を受けた業務をこなすだけですから」とも言う。関係ないワケがない。その家主は二枚舌だから、Tリバブルに専任で依頼していながら私にも働かせようと考えていることも有り得る。そのことで何かトラブルが発生したなら「私はよく解からなかったもので」と逃げるであろう。
「とくに取り決めてないとしたら一般媒介ですね。広告代の負担はどうします?」と訊いてみると、「うちは一般でも広告代は全額当社負担で出しますよ」とのこと。大手さんは強い。一般でなら、広告を打っても他社で決まることも有り得る訳で、その場合、広告代が持ち出しとなって経営的には苦しい。何より、家主が家賃収入を得るための費用を不動産屋が全額負担しなければならないのは不合理である。ふだん私がしているように「一般の場合、広告代は、当社で決まれば全額当社負担、他社で決まった場合は家主さん負担」というくらいが妥当であろう。潤沢な資金力を持つ大手が「専任も一般も全部会社負担」で対応してきたら、弱小業者は太刀打ちできない。他の面で弱小の良い面があっても、たいていの家主は目先の利益に走るものである。社会経験が浅い、ということもあるのだろうが、所詮は会社のカネ、コスト意識も持ち合わせていないようだ。
担当者は「うちも一軒でも管理物件は欲しいですから」と言う。
以前はそんな会社ではなかったが、話していて、「もうTリバブルとは親しくは付き合えないな」と感じた。
昨日、仲間の業者2社から「7万なら明日案内するお客さんで決まると思いますよ」との連絡も入っている。最近の値下げした広告でなく、以前の7万6千円の広告での反響だから、「7万になる」なら可能性は高いだろう。もしそうなると、Tリバブルもこの家主に振り回されたことになる。それでも大手だから気にもしないだろうが、なりふり構わずで受けることは、業界全体の利益にはならない。ではあるが、私がTリバブルの社員教育をする義務もない。
で、この家主とは別の事件も起きていて、それも後日記事にしたい。